JP3555282B2 - プリンタのインクリボンユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばビデオ等の記録画像をハードコピー、いわゆるカラー等の写真としてプリントするためのビデオプリンタに使用されるインクリボンユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のビデオプリンタに使用されるインクリボンユニットをカセット筐体内に収容したいわゆるインクリボンユニットの一例の平面図を図4に示す。
【0003】
インクリボンカセットのカセット筐体1はプラスチック製の上ケース2と下ケース3とから構成され、上ケース2に矩形状の開口部4を有する。このカセット筐体1内には、未使用のインクリボン5が巻かれているリボン供給側スプール6と、使用済みのインクリボン5を巻き取るリボン巻取り側スプール7が回転可能に収容されている。
【0004】
開口部4はこの両スプール6と7の間に形成されており、リボン供給側スプール6からリボン巻取り側スプール7に巻き取られる途中のインクリボン5がこの開口部4から露出する。
【0005】
両スプール6,7は、夫々駆動側軸部8,9と従動側軸部10,11を有し、駆動側軸部8,9はカセット筐体1の駆動側軸受部12a,13aに夫々支持され、従動側軸部10,11は従動側軸受部12b,13bに夫々支持されている。
【0006】
尚、従動側軸受部12b,13bは、夫々コイルばね14,15の力によって両スプール6,7を駆動側軸受部12a,13aの側へ押し付けてあり、これによって両スプール6,7のガタつきを防止している。
【0007】
図5〜図7はリボン供給側スプール6のユニットを示す。
リボン供給側スプール(以下単にスプールという)6は中空管状に形成されており、駆動側軸部8側にはスプール6に巻かれるインクリボン5のエッジ部を規制するためのフランジ16が設けられている。
【0008】
一方このスプール6の従動側軸部10側には、コードリング18が取り付けられている。
このコードリング18は従動側軸部10に回転自在に取り付けられており、その周面にはギヤ部19と、情報コード部20とを有する。情報コード部20は、スプール6に巻かれているインクリボン5の種類、感度、長さ等の情報をコード化したもので、ホットスタンプによってコードリング18の周面に印示してある。
【0009】
そしてカセット筐体1をプリンタ装置にセットした状態では、プリンタ装置側の駆動ギヤがコードリング18のギヤ部19と噛合し、この状態で駆動ギヤが回転駆動されることによってコードリング18がスプール6とは独立して回転され、このコードリング18の回転中にプリンタ装置側の読み取り部がコードリング18の情報コード部20のコードを読み取り、これに基いてプリンタ装置側では、インクリボン5の種類、感度、長さ等を検出してプリント動作が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スプール6には未使用のインクリボン5が巻かれているが、この未使用のインクリボン5をスプール6に巻く工程においては、ブロッキングや裏写り等を防ぐために、インクリボン5を強く(きつく)巻くことはできない。つまり、インクリボン5は、ある程度の緩さをもってスプール6に巻かれている。
【0011】
そのため、例えばインクリボンカセットをコードリング18を下にした状態で落下させたり、強い振動を加えたりした場合、スプール6に巻かれているインクリボン5が衝撃によって巻軸方向にずれて、コードリング18に接触する状態となることがある(図8参照)。
スプール6に巻かれるインクリボン5とコードリング18との間には、図7に示すように予め所定の隙間aが設けられているが、強大な衝撃が加わるとインクリボン5が隙間a以上に大きくずれてコードリング18に接触してしまう。
【0012】
このような状態となると、コードリング18の回転不良(回らない、回転が渋い)が発生し、最悪の場合、プリンタ装置側でコードリング18の情報コード20が読み取られず、プリント不能となるおそれもある。
【0013】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、コードリングの回転不良を効果的に防止することのできるインクリボンユニットを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本発明は、インクリボンが巻かれるスプールにコードリングが回転自在に取り付けられてなるプリンタのインクリボンユニットにおいて、スプールに、インクリボンがコードリングに接触することを防止するためのフランジを設け、ここでこのフランジは、コードリングと同径に形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
上述のように構成した本発明のインクリボンユニットは、スプールに巻かれているインクリボンが落下等の衝撃によってずれた場合でも、フランジがあることによってインクリボンがコードリングに接触することはないので、コードリングの回転不良が発生することはない。
そしてさらにこのインクリボンユニットでは、フランジをコードリングと同じ径に形成したことにより、仮にインクリボンがコードリングの径より大きく巻かれている場合であっても、インクリボンがコードリングに接触することを確実に防止することができると共に、フランジはコードリングの径より突出していないので、このフランジがプリンタ装置側のコードリング駆動機構や情報コードの読み取り部に対する邪魔となることはない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明によるインクリボンユニットの実施例について説明する。
【0017】
図1は本例のインクリボンユニットの縦断側面図、図2は同じく側面図であり、前述の従来例で説明したインクリボンユニットと対応する部分には同一符号を付してある。
【0018】
本例のインクリボンユニットのスプール6は中空管状に形成されており、その駆動側軸部8側にはスプール6に巻かれるインクリボン5のエッジ部を規制するためのフランジ16が設けられている。
【0019】
一方、このスプール6の従動側軸部10には、インクリボン5の種類等の検出に用いられるコードリング18が回転自在に取り付けられている。
【0020】
そして本例のインクリボンユニットのスプール6においては、このコードリング18にインクリボン5が接触することを防止するためのフランジ17が設けられている。
【0021】
このフランジ17は、スプール6におけるインクリボン5の巻回部とコードリング18の取り付け部との間に位置するようにスプール6に一体に形成されているもので、コードリング18とほぼ同径の円板形状を有している。
【0022】
尚、このフランジ17とスプール6に巻かれるインクリボン5との間には図2に示すように所定の隙間aがある。即ちインクリボン5は、フランジ17との間に隙間aをあけた状態でスプール6に巻かれている。これは、インクリボン5のエッジ部のダメージを防ぐためである。
【0023】
以上のように構成される本例のインクリボンユニットは、図4に示したようなインクリボンカセットに収容して使用されるものである。そしてこのインクリボンカセットをコードリング18を下にした状態で落下させた場合等には、図3に示す如くスプール6に巻かれているインクリボン5が衝撃によってコードリング18の方向にずれる状態となるが、本例のインクリボンユニットではフランジ17があることにより、インクリボン5のずれが規制されるので、インクリボン5がコードリング18に接触することはない。従ってコードリング18は回転不良が生じることなく、円滑な回転が保障される。
【0024】
ここで特に本例のインクリボンユニットでは、コードリング18とほぼ同じ径でフランジ17が形成されていることにより、仮にインクリボン5がコードリング18の径より大きく巻かれている場合であっても、インクリボン5がコードリング18に接触することを確実に防止することができる。また同時にフランジ17はコードリング18の径より突出していないので、このフランジ17がプリンタ装置側のコードリング駆動機構や情報コードの読み取り部に対する邪魔となることはない。
【0025】
さらに本例のインクリボンユニットにおいては、スプール6の両側にフランジ16及び17が設けられていることにより、インクリボン5をスプール6に巻く工程においてインクリボン5の位置決めがし易い。そして、このインクリボン5を巻く工程では、フランジ17との間に隙間aをあけた状態でインクリボン5をスプール6に巻くことにより、フランジ17を設けたことによるインクリボン5のエッジ部へのダメージを回避することができる。
【0026】
以下、本発明の実施例について説明したが、本発明はこの実施例の構成に限るものでないことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上に説明した如く本発明は、インクリボンが巻かれるスプールにコードリングが回転自在に取り付けられてなるインクリボンユニットにおいて、スプールに、インクリボンがコードリングに接触することを防止するためのフランジを設けたことにより、落下等の衝撃が加わってインクリボンがずれた場合でも、コードリングに回転不良が生じることはない。
これに加えてさらに本発明のインクリボンユニットでは、コードリングと同じ径でフランジが形成されていることにより、仮にインクリボンがコードリングの径より大きく巻かれている場合であっても、インクリボンがコードリングに接触することを確実に防止することができる。また同時にフランジはコードリングの径より突出していないので、このフランジがプリンタ装置側のコードリング駆動機構や情報コードの読み取り部に対する邪魔となることはない。
従って、プリンタ装置側ではコードリングの情報コードを確実に読み取ることができて円滑なプリント動作が行なわれるので、本発明はインクリボンユニットの信頼性の向上に大きく貢献できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のインクリボンユニットの縦断側面図である。
【図2】同、側面図である。
【図3】同、インクリボンがずれた状態の説明図である。
【図4】インクリボンユニットを収容したインクリボンカセットの一部切断した平面図である。
【図5】従来例のインクリボンユニットの斜視図である。
【図6】同、縦断側面図である。
【図7】同、側面図である。
【図8】同、インクリボンがずれた状態の説明図である。
【符号の説明】
5 インクリボン
6 スプール
17 フランジ
18 コードリング
Claims (2)
- インクリボンが巻かれるスプールにコードリングが回転自在に取り付けられてなるプリンタのインクリボンユニットにおいて、
上記スプールに、上記インクリボンが上記コードリングに接触することを防止するためのフランジを設け、
上記フランジは、上記コードリングと同径に形成されていることを特徴とするプリンタのインクリボンユニット。 - 上記インクリボンは、上記フランジとの間に隙間を有する状態で上記スプールに巻かれていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタのインクリボンユニット。
Priority Applications (1)
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JP28206095A JP3555282B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | プリンタのインクリボンユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH09123556A JPH09123556A (ja) | 1997-05-13 |
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ID=17647635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28206095A Expired - Fee Related JP3555282B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | プリンタのインクリボンユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3555282B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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US7594771B2 (en) * | 2004-12-22 | 2009-09-29 | Eastman Kodak Company | Spool adapter |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28206095A patent/JP3555282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09123556A (ja) | 1997-05-13 |
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