JP3554663B2 - 複屈折材の光学的特性の生体内測定システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して、光学的診断システムに関し、特に生物学標本の光学的特性を測定するシステムに関する。本発明は、目の角膜および網膜の複屈折特性を測定するための偏光解析計として特に有用であるが、用途はそれに限定されない。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】
外科手術により目の角膜を矯正することにより、種々の視覚的欠陥および疾患を治療できることはよく知られている。通常、この矯正は、角膜を切開したり、角膜組織の一部を除去することにより行われる。例えば、近視は、半径方向への角膜切開、またはエキシマレーザによる光屈折角膜切開のような手術により治療に成功している。困ったことには、乱視のようなある種の疾患に対する手術は何時でも成功するわけではない。実際、角膜による乱視の外科的治療の成功率は非常に低い。その理由はいくつかあるが、最も重要な理由は角膜の屈折特性である。
【0003】
角膜の屈折特性に対する角膜切開の影響を予測するためには、いくつかの要因を考慮の対象にしなければならないことが分かっている。上記要因としては、1)角膜の厚さ、2)眼内圧、および3)角膜内の応力分布などがある。これらの要因の中、角膜の厚さおよび眼内圧は、両方ともどちらかといえば容易に測定できる。一方、角膜内の応力分布の手術前の生体内測定は今まで行うことができなかった。そのため、角膜内の応力分布について知ることができないので、限られた不完全な情報しか入手できなかった。それ故、角膜の屈折特性に対する角膜弛緩切開の実際の影響を知ることができなかった。
【0004】
角膜内の応力分布を特に研究した結果、上記応力分布が角膜の複屈折特性と相互に関連していることが分かった。従って、角膜の複屈折特性の測定値は、角膜内の応力分布を決定するために使用することができる。
本発明の場合、角膜の複屈折特性の測定は、光学的に行われ、これら複屈折特性は、角膜を通過する光の偏光状態を変化させるという事実に基づいている。上記変化は、ストークスのベクトル表示法および媒体のミュラー・マトリックスにより、数学的に表示することができる。
【0005】
ここでは、ストークスのベクトル(S)は、四つの成分からなる。すなわち、I、M、CおよびSである。一つ一つ説明すると、Iは光ビームの全輝度を示し、M、CおよびSは、それぞれ、その三つの一次独立偏光状態の輝度を示す。これら三つの独立偏光状態には、電界ベクトル、Ex 、Ey およびその位相シフトφが含まれている。M、CおよびSは下記式により表される。
【0006】
【数1】
光ビームの偏光部分Ip は、下記式により表される。
【0007】
【数2】
角膜を数学的に記述するストークスのベクトルが、位相シフトφについての情報を含んでいることを認識することが特に重要である。何故なら、ご理解いただけると思うが、位相シフトφが角膜の複屈折特性を決定する要因であり、またすでに説明したように、複屈折特性が角膜内の応力分布についての必要な情報を決定する要因であるからである。
【0008】
光が複屈折媒体を通過すると、媒体内に放射される光のストークスのベクトルSが変化する。より詳細に説明すると、光が媒体を通過すると、媒体内に入る光の状態を示すストークスのベクトルSは、媒体のミュラー・マトリックスに従って変化する。それ故、あるミュラー・マトリックス(M)を持つ媒体を通過した光の状態を表すのに使用することができるストークスのベクトルSは、下記式により表される。
S’=M* S
このミュラー・マトリックスMは、その傾斜角が試料の位相シフトφを直接決定する4x4回転マトリックスである。
【0009】
本発明を使用する環境の場合には、いくつかの独立要因が全体のミュラー・マトリックスMに影響している。これらの要因としては、角膜ばかりでなく、目の水晶体および使用する偏光解析計等がある。さらに、偏光解析計を使用して行う測定の部位により、角膜以外の解剖学的構造物を考慮に入れる必要がでてくる場合もある。より詳細に説明すると、以下に本発明についてさらに詳細に説明するように、偏光解析計による測定は、1)角膜内の薄層、2)水晶体の前部表面、3)網膜の表面を走る血管、または4)網膜に焦点を合わせて行うことができる。網膜または網膜上の血管から反射した光を使用して測定を行う場合には、目の中の水晶体および水様体液も、ミュラー・マトリックスに対して、小さいが全体的に一様な影響を与えることを理解されたい。
【0010】
より詳細に説明すると、ミュラー・マトリックスは、成分M、CおよびSにより決まる軸を持つ座標系を形成する、三次元のポアンカレの球上のストークスのベクトルの回転を決定する。回転角は、複屈折対象物により生じた回転角と同じであり、ミュラー・マトリックスの固有ベクトルは、上記対象物の固定軸の三次元位置に関連する。
人間の角膜を測定する場合には、それ自身のミュラー・マトリックスを持ついくつかの複屈折成分を考慮する必要がある。実際、何時でもミュラー・マトリックスMall を持ち、Mcoで表される角膜の影響およびMscにより考慮の対象になる偏光解析計の影響を含む、完全なシステムが測定される。それ故、測定したストークスのベクトルSout は、下記式で表すことができる。
Mcoを計算するには、マトリックスMscを知らなければならない。
M2 co=Msc −1Mall Msc −1
測定は、邪魔になる表面反射を除去するために、共焦点検出の原理を使用して、水晶体面上に光線の焦点を結ばせることにより行われる。
【0011】
さらに、角膜の複屈折を測定するもう一つの方法を、網膜の血管からの鏡面反射光を使用して評価する。神経繊維上に血管が走っている部位においては、測定したマトリックスは、Mall =Msc M2 co Mscで表される。この式により、水晶体およびガラス質の反射が無視できる程度に小さいと仮定した場合、Mcoを式(2)により計算することができる。
ミュラー・マトリックスMの4x4という性質を使用する場合、本発明の場合には、行列式を評価するのに16回の測定が必要である。上記のように、評価を行うと、ミュラー・マトリックスMにより、位相シフトφについての情報が得られ、その結果、外科手術計画に使用することができる媒体の複屈折特性についての情報が得られる。
すでに説明したように、本発明の一つの目的は、屈折外科手術の計画の際に使用するための角膜内の機械的応力分布を決定するために、角膜の光学的特性の生体内測定用のシステムを提供することである。本発明のもう一つの目的は、測定時間が極めて短くてすむ、角膜の光学的特性の生体内測定用のシステムを提供することである。本発明のさらにもう一つの目的は、相対的に使用し易く、比較的コストが安い角膜の光学的特性の生体内測定用のシステムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の場合、目の角膜の光学的特性の生体内測定用の偏光解析計システムは、各一つの標本採取点に対して16回独立した測定を行うことができる構成部分を含む。上記構成部分は、予め選択した偏光状態を持つレーザ光線を発生するプロセッサ制御偏光ユニットと、予め選択した検出状態を使用して、反射光を受信するプロセッサ制御分析ユニットを含む。上記システムは、また角膜の光学的特性を計算するために、入手した信号を使用するコンピュータも含む。
偏光解析計の偏光ユニット、または、偏光装置は、レーザ光線を発生するためのレーザ・ダイオードを含む。偏光ユニットは、また発生した光線の偏光状態を確立するための二つのポッケルス・セルを含む。これら二つのポッケルス・セルの協調動作により、光線に対する四つの異なる照射(偏光)状態を発生するために、偏光ユニットにより、選択的に位相シフトを行うことができる。上記照射(偏光)状態は、(0、0)、(λ/4、0)、(0、λ/2)および(λ/4、λ/2)である。さらに、偏光解析計の分析ユニット、または、分析装置は、二つのポッケルス・セルを含む。偏光ユニットのポッケルス・セルの動作に類似している動作を行う際に、分析ユニットのポッケルス・セルは、反射光線に対して四つの異なる検出状態を確立するために、位相シフトを行う。上記検出状態は、(0、0)、(λ/4、0)、(0、λ/2)および(λ/4、λ/2)である。それ故、各照射(偏光)状態に対して四つの検出状態がある。その結果、ある標本採取点からの反射により、16の異なる輝度状態を区別することができる。各標本採取点から受信した16の異なる輝度状態を分析するために、コンピュータが使用される。より詳細に説明すると、入手した信号は、数学的に16の式を作るために使用され、これらの式により、ミュラー・マトリックス(M)の16の係数が計算される。すでに説明したように、分析ユニット(S’)により受信したストークスのベクトルは、偏光ユニット(S)が発生したストークスのベクトルとの関係から決定される。すなわち、
S’=M* S
【0013】
本発明の偏光解析計システムの動作中、偏光解析計の焦点は、一つの標本採取点上に結ばれる。照射(偏光)状態は、その後、偏光ユニットに対して選択され、レーザ光線が発生する。その後、この光線の反射は、分析ユニットの予め選択した検出状態に従って、分析ユニットにより検出される。その結果、信号の入手が行われる。偏光ユニットに対する照射状態は同じであるが、検出状態が異なる状態を使用して、もう一つの信号の入手が同様に行われる。この信号の入手は、一つの照射状態および四つの異なる検出状態を使用して、四つの異なる信号の入手が行われるまで継続して行われる。その後、偏光ユニットは、異なる照射状態を持つレーザ光線を発生するために切り替えられ、さらに四つの信号を入手するまでこのプロセスは反復して行われる。一つの標本採取点から全部で16の信号を入手すると、コンピュータはレーザ光線が通過した媒体のミュラー・マトリックスを計算する。上記測定は数回行うことができ、本発明の場合には、媒体内の複屈折の不等質の領域を識別するために、測定値の比較が行われる。
特に目の場合には、本発明の偏光解析計システムは、数種のタイプの測定に役に立つ。特に重要なことは、一つのタイプの測定が角膜に関するものであり、他のタイプの測定が水晶体に関するものであり、さらにもう一つのタイプの測定が網膜に関するものであることである。それぞれの場合、偏光解析計システムの動作は、焦点が違うだけで、本質的には同じである。角膜の場合、光線の焦点を水晶体の前部表面に結ばせることができる。角膜または水晶体の場合、光線の焦点を網膜上を走る血管に結ぶことができる。網膜の場合には、レーザ光線の焦点を神経網膜上に直接結ばせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
最初に、図1について説明すると、この図は本発明の偏光解析計であり、その全体が参照番号10で表示されている。図に示す通り、偏光解析計10は、偏光ユニット12および分析ユニット14両方を含む。先ず偏光ユニット12について説明すると、このユニット12は、レーザ・ダイオード16のようなレーザ光源を含む。本発明の場合には、レーザ・ダイオード16は、関連技術で周知のどのタイプのものでもよいが、好適には、レーザ・ダイオード16は、785nmの波長を持つレーザ光線を照射するものであることが好ましい。
【0015】
偏光ユニット12内には、レーザ・ダイオード16から照射されたレーザ光線が、光の経路18に沿って偏光装置20の方向に送られる。重要なことは、偏光装置20を、偏光ユニット12内に、特定の基準の向きの方向に装着することである。後でさらに詳細に説明するように、この基準の向きは、偏光解析計内の他の構成部分の装着方法を決定する。図1の場合には、基準の向きを、ほぼ垂直な偏光装置20上のラインにより示している。いずれの場合でも、偏光装置20を通る光は、光の経路18に沿って、同様に光の経路18上に設置されている電気光学スイッチ22の方向に送られる。このスイッチ22は、好適には、関連業界ではポッケルス・セルと呼ばれているタイプのものであることが好ましい。本明細書内では、電気光学スイッチおよびポッケルス・セルという用語は、同じ意味で使用されている。
【0016】
ポッケルス・セル22は、偏光ユニット12内に装着されるが、その場合いわゆる固定軸は、偏光装置20の基準の向きに対してある角度24を持っている。より詳細に説明すると、上記角度は45度である。また、図1の場合、偏光ユニット12は、ポッケルス・セル26を含むが、そのいわゆる固定軸は偏光装置20の基準の向きに対してある角度28を持っている。この角度28は22.5度である。ポッケルス・セル22、26に対する上記の特定の相対的な向きが重要なのは、このように向いていると、ポッケルス・セルが、容易に取り扱うことができるストークスのベクトルにより表示されている、偏光装置20から照射された光線に対して、照射(偏光)状態を発生することができるからである。
【0017】
本発明の意図に従って、ポッケルス・セル22および26を作動させると、偏光光線をそれぞれ位相シフトして、その位相をλ/4およびλ/2に等しくする。従って、ポッケルス・セル22および26の協調作動により、光線が直線的に偏光する照射状態(0、0)の他に、偏光ユニット12は、三つの他の照射(偏光)状態を持つ光線を発生することができる。これらの追加照射状態は、(λ/4、0)、(0,λ/2)および(λ/4、λ/2)である。図2は、(λ/4、0)(0、λ/2)および(λ/4、λ/2)に対する、それぞれのストークスのベクトルの結果としての回転、およびそのそれぞれのミュラー・マトリックスを示す。この結果は、偏光解析計10から照射されるレーザ光線の偏光の四つの別々の独立の状態が生じる。図1に示す通り、この照射された光線は、スキャナ30によって焦点を結び、目32の方向に向けられる。
【0018】
さらに図1について説明すると、当業者なら偏光解析計10の偏光ユニット12から照射される光線が、光の経路18に沿って反射し、さらにミラー34によって反射されるのを理解できるだろう。それにより、光線はミラー34により分析ユニット14に送られる。分析ユニット14内においては、反射光線はさらに光の経路38に沿って送られ、そこで順次ポッケルス・セル40、ポッケルス・セル42および偏光装置44を通る。図1の偏光装置44上のラインにより示すように、分析ユニット14内の偏光装置44は、偏光ユニット12内の偏光装置20に光学的に平行になるような方向を向いている。さらに、ポッケルス・セル40の固定軸は、偏光装置44に対して角度46を持ち、ポッケルス・セル42の固定軸は、偏光装置44に対して角度48を持つ。角度46は22.5度であり、角度48は45度である。
【0019】
ポッケルス・セル22および26のところですでに説明したのと類似の方法で、また、本発明の目的に従って、ポッケルス・セル40および42が作動すると、光の経路38上の偏光光線内に、λ/4およびλ/2に等しい位相シフトが起こる。従って、分析ユニット14は、四つの異なるそして別々の検出状態を確立することができる。より詳細に説明すると、これらの状態は、ポッケルス・セル40および42が受動状態、すなわち、作動していない状態であり、光の経路38上の反射光線が偏光装置44により直線的にだけ偏光する検出状態(0、0)を含む。さらに、ポッケルス・セル40および42の協調動作により、分析ユニット14は、三つの他の検出(偏光)状態、すなわち、(λ/4、0)、(0、λ/2)および(λ/4、λ/2)を確立することができる。
分析ユニット14内で検出状態になった後で、反射レーザ光線は、レンズ50により焦点を結び、直径100ミクロンのピンホール52を通ってから、検出装置54により受信される。好適には、検出装置54は当業者にとっては周知であるタイプのアバランシェ・ホトダイオード検出装置であることが好ましい。
【0020】
図1の場合、偏光解析計10は、プロセッサ56およびコンピュータ58を含む。特別な理由で、プロセッサ56およびコンピュータ58両方の機能は結合され、単一のユニットにより制御されている。これら構成部分の物理的な接続がどうであろうと、プロセッサ56がスキャナ30、偏光ユニット12のポッケルス・セル22および26、レーザ・ダイオード16および分析ユニット14のポッケルス・セル40および42に電子的に接続していることに注目することが重要である。また、コンピュータ58が検出装置54に接続していることにも注意することが大切である。このような接続により、プロセッサ56は、偏光解析計10の動作を効果的に制御することができ、コンピュータ58は、偏光解析計の動作中に入手した情報を決定することができる。
【0021】
<動作>
動作を全体的に見ると、本発明の偏光解析計10は、最初偏光解析計10それ自身のミュラー・マトリックス(Msc)を決定することにより較正される。偏光解析計および検査対象の組織(例えば、角膜)両方を含む、全体のミュラー・マトリックス(Mall )が、その後で測定される。これらの測定値から、検査対象の組織のミュラー・マトリックスが、上記の式(2)により決定される。MscおよびMall 両方の測定は、本質的には同じ手順で行われる。これら二つの手順の間の違いは、偏光解析計10が実際に焦点を結ぶ位置の違いである。Mscを決定するために、偏光解析計10の焦点は、ミラー(図示せず)上に結ばれる。Mall を決定するために、測定対象の特定の目標の組織に従って、偏光解析計10の焦点が、目32の中の予め選択した反射面上に結ばれる。
【0022】
図3は、目32の全体的な解剖、および角膜60の複屈折特性を測定するための、偏光解析計10から放射されたレーザ光線が通る数本の光の経路18a−dである。より詳細に説明すると、光の経路18aは、レーザ光線が目32の角膜60を通り、水晶体66の前表面64上の焦点62に焦点を結ぶことができることを示す。また、光の経路18bは、レーザ光線が角膜60の内部の焦点68に焦点を結ぶことができ、さらに、光の経路18cは偏光解析計10からのレーザ光線が、網膜74の表面上の血管72上の焦点70に焦点を結ぶことができることを示す。それぞれの場合、光線は、特定の光の経路18に沿って伝わり、角膜60の少なくとも一部を通過した後、同じ光の経路18に沿って鏡面反射する。本発明の場合には、この反射光線が、光が通過した角膜60の特定の一部の複屈折特性を決定するのに使用される。これら光の経路に違いはあっても、偏光解析計は同じ方法で動作する。
【0023】
焦点62、68または70が選択されると、スキャナ30の光学的構成部分は、レーザ光線18を、選択した焦点上に焦点を結ばせるように設定される。その後、光の経路18に沿って目32の方向に伝わるレーザ光線に対する、偏光状態が偏光ユニット12内で確立される。この偏光状態の確立は、偏光ユニット12内のポッケルス・セル22、26の電圧状態を、協調的に変化させることによって行われる。すでに説明したように、四つの特定の偏光状態を別々に発生させることができる。これら偏光状態は、(0、0)、(λ/4、0)、(0、λ/2)および(λ/4、λ/2)である。同時に、分析ユニット14内のポッケルス・セル40、42の電圧状態を変更することによって、四つの特定の検出状態を偏光解析計10に対して、別々に確立することができる。これら検出状態は、(0、0)、(λ/4、0)、(0、λ/2)および(λ/4、λ/2)である。従って、偏光状態および検出状態の16の異なる組み合わせを確立することができる。
【0024】
検査対象の組織の複屈折特性を定めるミュラー・マトリックスの16の係数を計算するには、それぞれ一つの標本採取点について16の測定を行うことによって、16の式を作る必要がある。上記の説明のように、偏光ユニット12は、ポッケルス・セル22、26に対する電圧を切り替えることによって、四つの一次独立ストークスのベクトルSinを発生する。これらのベクトルは、複屈折媒体を通過し、新しい偏光状態をSout で表される。分析装置ユニット14は、他の組のポッケルス・セル40、42を使用して、四つの独立の方向を向いているこの光線を検出する。
Sout の計算は、ストークスのベクトルに、分析ユニットのマトリックスを乗じて行われる。
【0025】
【数3】
分析したストークスのベクトルは下記式により表される。
【数4】
インデックスはポッケルス・セルの電圧状態を指定する。
【0026】
例をあげて説明すると、上記手順を適用する場合、偏光解析計10はその焦点を血管72上に結び、測定は角膜60を通して、数本の異なる光の経路18cに沿って行われる。このようにして、角膜60の種々の領域の複屈折特性を検出し、検査し、非均質の他の領域と比較することができる。複屈折非均質のある範囲または領域が検出された場合には、さらに分析を行うことができる。より詳細に説明すると、その領域の複屈折特性のプロファイルを、その領域内の一連の測定値を計測することにより入手することができる。このプロファイルの入手は、その解剖を有利に使用して角膜内で行うことができる。
任意の目32の角膜60が、いくつかの異なるタイプの組織からなっていることは周知である。これらの組織の中で最も多いのは、ストロマである。さらに、ストロマが、図4に概略示すような方法で積み重なっている、薄い層76からなっていることも周知である。本発明の目的の場合には、偏光解析計10を、薄い層76の表面78上の焦点68上に焦点を結ばせるために使用することができる。ここでの重要な要因は、特定の反射光線を表面78から入手することである。図5に示す通り、上記反射光線を、いくつかの表面78から入手することができる。表面78a、78bおよび78cは例示としてのものである。
【0027】
複屈折の非均質のある領域を角膜60内に発見すると、偏光解析計10は、その領域内の連続している薄い層の表面78上に焦点を結ぶことができ、その各表面78において、16の異なるモードで動作することができる。このプロセスにより、偏光解析計10は、その特定の領域内の角膜60の複屈折特性をシーケンシャルに測定することができる。より詳細に説明すると、図5の距離「d」は角膜60の後表面80および前表面82の間の32の表面78から、同じ数の異なる複屈折測定値を入手するために、自由に変化させることができる。
【0028】
今説明した手順の一例として、偏光解析計10の焦点を、光の経路18bに沿って焦点68aに結んだ場合を考えてみよう。図5は、光線が焦点68aに結んだ場合の光の経路18bの境界を示す(この境界は誇張されている)。本発明の場合には、焦点68aは、高い開口数を持つ顕微鏡の対物レンズを使用することによって見ることができ、その直径は数ミクロンであり、スキャナ30によってカバーされる視野の大きさは、約250x250ミクロンである表面78a上の一つの領域であることを理解されたい。上記のように焦点を結んでいるので、偏光解析計10はその16の異なるモードの任意のどれかで動作することができ、角膜60の複屈折特性の測定を入手することができる。次に、偏光解析計10は、光の経路18b’に沿って層78bの焦点68b上に結ばれ、他の複屈折測定値が入手される。その後、角膜60の後表面80および前表面82の両方に、ほぼ垂直なラインに沿って位置している組織について、約32の異なる複屈折測定値が入手されるまで、上記プロセスが、光の経路18b”に沿って表面78c上の焦点68cで反復して行われ、その後シーケンシャルに反復される。当業者なら理解できるように、ストロマ60内に存在することが発見された多くの他の複屈折非均質の領域に対しても、同じ手順を再び行うことができる。さらに、すでに説明したように、非均質の領域は、水晶体66の前表面64または網膜74の上を走る血管72からの反射を使用して、決定することができる。後者の場合、ミュラー・マトリックスとしての水晶体66の影響を考慮する必要があるが、多くの場合上記の影響は無視することができる。
【0029】
類似の手順により、水晶体66の複屈折特性を決定することができることを理解されたい。上記手順の場合には、好適には、光の経路18cおよび網膜74上を走る血管72上の焦点70を使用することが好ましい。
偏光解析計10を使用する本質的には上記と同じ方法により、他の手順を使用して網膜74を検査することができる。より詳細に説明すると、図3に示す通り、偏光解析計10を光の経路18dに沿った方向に向け、網膜74上の焦点84に直接結ぶことができる。網膜74上の隣接するいくつかの点から行った類似の測定と比較した場合、上記の点からの測定を行うと、例えば、神経単位の網膜のようなもっと深い網膜層の複屈折特性に関する情報を得ることができる。上記の測定を行うことにより、網膜74上の神経繊維層の厚さの形状を推定することができる。神経繊維層の退化は緑内障疾患の初期の兆候だと信じられているので、上記の推定は役に立つ。
【0030】
本明細書に図示し、詳細に説明してきた特殊な偏光解析計は、いくつかの対象を完全に入手することができ、上記の利点を持っているが、本発明の上記の好適ないくつかの実施形態は、単に例示としてのものにすぎないこと、また本明細書に記載した詳細な構造および設計は、添付の特許請求の範囲の内容によってのみ制限されることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
本明細書の説明を読み、添付の図面を見れば、その構造およびその動作両方に関する本発明の新規な特徴および本発明自身を理解することができる。図面中、類似の部品には、類似の番号がつけてある。
【図1】本発明の偏光解析計の略図である。
【図2】本発明の偏光解析計が発生したストークスのベクトルを視覚的に表示したものである。
【図3】目の断面図である。
【図4】目の角膜のストロマの薄層である。
【図5】ストロマ内の積み重なった薄層上に焦点を結んでいる光線である。
【符号の説明】
10 偏光解析計
12 偏光ユニット
14 分析ユニット
16 レーザダイオード
20 偏光装置
22 ポケルス・セル
26 ポケルス・セル
40 ポケルス・セル
42 ポケルス・セル
50 プロセッサ
54 検出装置
58 コンピュータ
60 角膜
Claims (3)
- 複屈折材料の光学的特性の生体内測定用システムであって、
予め選択された偏光状態を持つ四つの光線を順次生じるために位相シフトを発生する第一の電気光学セル(22)および位相シフトを発生する第二の電気光学セル(26)を有すると共に、各光線が(0、0)、(λ/4、0)、(0、λ/2)または(λ/4、λ/2)の偏光状態を持つ偏光ユニット(12)と、
上記の各光線の反射光を受信するために位相シフトを発生する第一の電気光学セル(40)および位相シフトを発生する第二の電気光学セル(42)を有すると共に、上記の各光線の四つの状態を測定するために(0、0)、(λ/4、0)、(0、λ/2)または(λ/4、λ/2)の予め選択された検出状態を使用する、分析ユニット(14)と、
複屈折材料内の複屈折の不等(非均)質の領域を識別するために、上記の測定された輝度状態を使用するためのコンピュータ手段(58)とを含むシステム。 - 上記光線が光の経路(18)に沿って導かれ、上記偏光ユニット(12)が、上記光線を発生するための光源(16)と、
上記光の経路(18)に沿って、上記光源(16)から平面偏光光線を通過させるために、上記光の経路(18)上に装着されている第一の偏光装置(20)と、
第一の位相シフトにより、上記平面偏光光線の上記の偏光状態を選択的に変更するための上記第一の電気光学セル(22)と、
第二の位相シフトにより、上記平面偏光光線の上記の偏光状態を選択的に変更するための上記第二の電気光学セル(26)とからなる請求項1に記載のシステム。 - 上記分析ユニット(14)が、
第一の位相シフトにより、上記反射光線の上記の偏光状態を選択的に変更するための上記第一の電気光学セル(40)と、
第二の位相シフトにより、上記反射光線の上記の偏光状態を選択的に変更するための上記第二の電気光学セル(42)と、
上記光の経路(38)に沿って、上記第二の電気光学セル(42)からの上記反射光線を通過させるための、上記光の経路(38)上に装着された第二の偏光装置(44)と、
上記光線の上記光輝度状態を検出するために、上記第二の偏光装置(44)から上記光線を受信するための検出装置(54)とを含む請求項2に記載のシステム。
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