JP3552832B2 - インクジェットプリンタおよびそのパージ方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェットプリンタ、さらに詳細には、インクジェットプリンタの気泡パージ機構および気泡パージ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のインクジェットプリンタのプリントヘッドの断面図である。
【0003】
電気機械変換素子(以下PZTという)54の変位がダイアフラム53を介してチャンバ52内のインクに作用し、ノズル51からインク粒子が飛び出す。その際、チャンバ52内のインクに気泡が混じっているとインク粒子が飛び出さない等の弊害がある。このためチャンバ52内はもちろん、インク供給路のマニホルド55内のインクには気泡が存在してはならない。
【0004】
そこで、インク中の気泡をノズル51から排出する加圧パージという方法が行われている。
【0005】
しかし、このような加圧パージの場合、インク中の気泡をノズル51のみから排出するだけでは非常に時間がかかり、加圧力にも限界がある。特に、複数のノズルを有する、いわゆるマルチノズルタイプのインクジェットの場合は、ノズル51からの排出のみでは気泡を除去しにくく、より高い圧力を長時間かける必要がある。
【0006】
この問題を解決する方法として、図7に示すように、ボール57とバネ58とから構成される逆止弁を設置する方法が提案されている。
【0007】
逆止弁を設置することにより、高い加圧力をかけた場合は逆止弁が作動して気泡の混じったインクが吐出口59から排出され、低い加圧力をかけた場合は逆止弁が作動せずノズル51のみから気泡が排出されるように動作する。
【0008】
従って、実際に気泡を排出する場合は、まずチャンバ52に気泡を一括して溜めた状態で高い圧力をかけて逆止弁を開き、気泡の殆どを吐出口59から排出し、次いでノズル51内に残存する気泡を低圧でノズル51から排出させる。
【0009】
そして、加圧の高低、加圧時間の長短や加圧回数等を工夫して外に出るインク量、すなわち廃棄インク量を少なくすべく、種々工夫がなされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記した従来の気泡パージ機構においても、依然として気泡排出のためのインクが全てプリンタの外に排出され、プリンタ外に出たインクは廃棄処分される。すなわち本来は印刷に使用されるインクが、インク流路に発生した気泡を排出するために全て廃棄処分されるという問題があった。
【0011】
本発明は、気泡を排出するために廃棄処分されるインク量を極小にして経済的であり、しかも気泡パージ機構の構成部品を極力少なくして製品コストの低減化を図ったインクジェットプリンタを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、ノズルからインクを噴射して印刷するインクジェットプリンタにおいて、プリントヘッド部には、インクを貯留するメインタンクと、パージインクを回収貯留するサブタンクと、サブタンク及びメインタンク間をつなぎ、前記ノズルにインクを供給するためのマニホルドとを配設し、前記メインタンクとサブタンクとを、加圧手段により交互に加圧して前記マニホルド及び前記ノズル内の気泡を排出する構成によって達成される。
【0013】
また、本発明は、前記構成に加えて、メインタンク側の加圧圧力を高圧で短時間、サブタンク側の加圧圧力を低圧で長時間かけることにより、サブタンク側へのインクの流入量とインクの流出量とがほぼ同一になるように加圧条件を設定する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
さらに、本発明は、前記構成に加えて、ノズルからサブタンクに至るマニホルドを途中まで仰角になるよう配設したことを特徴とするものである。
【0015】
またさらに、本発明は、上記したいずれかの構成に加えて、タンク加圧手段を、メインタンクとサブタンクとに共通する1個の加圧ポンプと、プリントヘッド部に設けた弁手段とによって構成し、前記加圧ポンプとメインタンク、サブタンクとの接続は、プリントヘッドの位置移動により行わしめるよう構成したことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1はプリンタの機構を説明するための斜視図である。
【0018】
図1に示すように、プリンタ1は、プリントヘッド2と、プリントヘッド2をシャフト7a、7bに沿って摺動するベルト8、ベルトを駆動するモータ10、プリントヘッド2の位置を知るためのエンコーダ6からなる。
【0019】
プリントヘッド2は、上蓋3と、上蓋3に取り付けられたインク供給口5、呼吸穴4a、4b、ノズル構成部品20、及びゴム等の弾性体で形成したエアー差入れ口9a、9bからなる。
【0020】
また、側壁11には、パージ用加圧空気を送るためのノズル口13a、13bが固定されており、ノズル口13a、13bと前記エアー差入れ口9a、9bにより加圧空気の弁を構成している。
【0021】
12a、12bはチューブ、15は加圧空気分岐管、14はチューブ、30は加圧ポンプ、31は制御回路である。
【0022】
プリントヘッド2は、モータ10の駆動力をベルト8に伝達することにより、シャフト7a、7bに摺動可能である。
【0023】
図2はプリントヘッド2をさらに詳しく説明するための分解斜視図である。
【0024】
図2において、20a〜20fはノズル・マニホルド構成プレート、19はノズル、21はPZT、16はサブタンク、17はメインタンク、23a、23bはインクセンサである。
【0025】
なお、サブタンク16およびメインタンク17には大気圧が作用している。
【0026】
また、メインタンク17及びサブタンク16にあるインク残量検知のためのセンサ23a、23bは、印字中にインク残量が減ってくるとセンサ23a、23bがほぼ同時に感知する。感知されると、インクは上蓋3に設けられたインク供給口5を解放して挿入される。
【0027】
図3は図2のインク回路を説明するためのインク回路概念図である。
【0028】
図3において、18a、18b、18c、18dは、メインタンク17とサブタンク16とをつなぐマニホルドである。
【0029】
本発明の気泡パージ動作の概念について、図3を併用して説明する。
【0030】
まず、メインタンク17の内部に加圧空気を圧送する。なお、メインタンク17にあけられた呼吸穴4bにより圧損が発生するが、その量は高々10%程度になるように呼吸穴4bの大きさを設定すればよい。一方、サブタンク16側は呼吸穴4aにより大気に解放しておく(第1のパージ動作)。
【0031】
これにより、メインタンク17内のインクは、マニホルド18aを経由してマニホルド18bに到達する。そして、一部のインクはノズル19より排出されるが、大部分のインクはマニホルド18cから18dを経由してサブタンク16に回収される。この時任意の位置に存在する気泡の一部はマニホルド18cに停留するが、大部分のインクはサブタンク16に排出される。インクの液レベルは、サブタンク16がメインタンク17より高くなっており、水頭差でインクの一部はサブタンク16からメインタンク17へと戻るが、その戻り量は、先の気泡加圧パージ時のインク送給量に比べて極めて少ない。そこで、サブタンク16に流入したインクをメインタンク17に戻す操作が必要となる。
【0032】
つまり、メインタンク17側を呼吸穴4bにより大気に解放し、サブタンク16側を加圧ポンプ30と連通させ、サブタンク16の内部に加圧空気を圧送して、サブタンク16内のインクをマニホルド18を経由してメインタンク17に戻すのである(第2のパージ動作)。
【0033】
なお、この動作の際にサブタンク16にあけられた呼吸穴4aによって圧損が発生するが、その量が10%程度になるように呼吸穴4aの大きさを設定しておけばよい。
【0034】
このように、第1のパージ動作と第2のパージ動作を行うことにより気泡パージが可能となるが、この際、図6(a)に示すように、メインタンク17を加圧する(第1のパージ動作)時の圧力Pを、サブタンク16を加圧する(第2のパージ動作)時の圧力Pよりも高くし、かつその加圧時間を、サブタンク16へのインク流入量とインク流出量とがほぼ同量となるよう、メインタンク17側でt、サブタンク16側でt(当然t<tとなる)に設定する。
【0035】
すなわち、第1のパージ動作は気泡の除去を目的としているので、プリントヘッド2内に停溜している気泡に作用する表面張力よりも高い圧力(気泡の表面張力に打ち勝つインク流速)をインクに付与して、気泡をサブタンク16へ移動させる。逆に、第2のパージ動作はインクの移動のみを目的としているので、気泡に作用する表面張力よりも低い圧力をインクに付与し、気泡を逆流させずにインクのみをサブタンク16からメインタンク17へ移動させる。この一連の動作によって、メインタンク17の加圧時には積極的にマニホルド18内の気泡を移動させることができ、サブタンク16加圧時にはインクだけを移動させることができる。また一方のインクタンクだけにインクが充満するすることがなくなり、気泡排出を短時間のうちに達成することができる。
【0036】
なお、ノズル19内に残存する気泡をより効果的に排出させるために、第3のパージ動作として、メインタンク17とサブタンク16とに同一圧をかけてパージをするとよい。
【0037】
すなわち、図6(b)に示すように、内圧P、パージ時間tでメインタンク17、サブタンク16を同時に加圧することにより、効果的にノズル19内の気泡を排出することができる。当然のことながら、この時にかけられる圧力は気泡に作用する表面張力よりも高い圧力でなければならない。
【0038】
一方、図3に示したインク回路概念図において、気泡パージ効果を上げるためには、メインタンク17からノズル19に連通するマニホルド18a、18bの断面積を小さくすればよい。これにより、インク加圧時のマニホルド内のインクの流速が速くなり、気泡が動き易くなる。
【0039】
しかし、実際には、印刷時のインク供給を円滑にするため、マニホルド18a、18bの断面積を大きくしておくことが求められる。
【0040】
そこで、本発明においては、メインタンク17側からサブタンク16側に向けて加圧する第1パージ動作で気泡を移動させることにしているので、予めノズル19からサブタンク16に連通するマニホルド18cを仰角θになるよう配設し、サブタンク16へ気泡が移動し易くなるような構成となっている。この構成により、気泡はパージ動作が行われない状態であっても、マニホルド18cの右端部に移動する傾向を示す。
【0041】
また、第1パージ動作時には、一気に高圧でインクと気泡とをサブタンク16側に排出することができる。
【0042】
更に、第2パージ動作時、気泡はマニホルド18を下に移動しなければならず、かつパージ圧が低いため、マニホルド18cの上部に停留し、次に行われる第1パージ動作時に排出されることとなる。
【0043】
なお、本発明の第1パージ動作および第2パージ動作可能な構成は、インク補給時にも有益である。
【0044】
通常、インク供給口5にインクが投入されてからメインタンク17の液レベルとサブタンク16の液レベルとが釣り合うまでには数分、場合によっては数十分を要する。殊に、熱溶融インクの場合には、固形インクを挿入してから溶解するまでに時間がかかるので、インクを補給してから印字動作に入るまでには非常に長い時間を要する。
【0045】
これに対し、本構成では補給されたインクのほぼ半分の量のインクを、メインタンク17のみの加圧操作(第1パージ動作)を用いて積極的にサブタンク16側に移動させておくことができるという付随的効果を得ることができる。
【0046】
次に、第1〜第3パージ動作を行うための具体的構成について説明する。
【0047】
パージ動作のためには、図1においてプリントヘッド2を左方向(側壁11側)に移動させ、ノズル口13a、13bをそれぞれ差入れ口9a、9bに挿入される位置に対向させ、所要の弁開閉状態を選んで加圧ポンプ30を駆動すれば、気泡パージが可能である。
【0048】
図4はプリントヘッド2の弁構造の開閉状態を示す横断面図である。
【0049】
弁は2つの弁構成からなり、一方の弁はサブタンク16に連通し、他方の弁はメインタンク17に連通している。31a、31bは空気穴、33a、33bはピン、34a、34bはボール、35a、35bはスプリング、36は栓である。なお、ピン33aはピン33bよりも若干短くなっている。
【0050】
図4(a)は第1パージ動作を示している。
サブタンク16側の弁はボール34aが空気通路を閉ざしているため、「弁:閉」となっており、メインタンク17側の弁はピン33bがボール34bを左に押し込んだ状態で、「弁:開放」となっている。
【0051】
図4(b)は第3パージ動作を示している。
図4(a)の状態からプリントヘッド2を左に移動させて図4(b)の状態にすると、サブタンク16側の弁ではピン33aがボール34aを押し込むようになるので、「弁:開放」となる。この時、メインタンク側の弁も開放状態である。
【0052】
図4(c)は第2パージ動作を示している。
図4(b)の状態から更にプリントヘッド2を左に移動させて図4(c)の状態にすると、メインタンク17の弁ではノズル口13bの先端が栓36に当接して空気通路を閉塞するため、「弁:閉」となる。一方、サブタンク16側は「弁:開放」である。
【0053】
従って、図6の(a)に示すパージ手順、すなわちマニホルド18内の気泡の除去は、第1のパージ動作である図4(a)と第2のパージ動作である図4(c)を交互に実施することで達成される。また、図6の(b)に示すパージ手順、すなわちノズル19内の気泡の除去は、第3のパージ動作である図4(b)の状態とすることで達成される。
【0054】
これらの動作をまとめて示したのが、図5のフローチャートである。
【0055】
パージ操作の指令が制御手段31から出されると、プリントヘッド2は第1パージ動作位置(図4(a))まで移動し、制御手段31により設定されたパージ圧P、パージ時間tで第1のパージ動作を行う。
【0056】
次に、プリントヘッド2は第2パージ動作位置(図4(c))まで移動し、制御手段31により設定されたパージ圧P、パージ時間tで第2のパージ動作を行う。
【0057】
そして、この一連の動作を所定回数、好ましくは3〜5回繰り返す。
【0058】
更に、プリントヘッド2を第3パージ動作位置(図4(b))に移動させ、制御手段31により設定されたパージ圧P、パージ時間tで第3のパージ動作を行う。
【0059】
この一連の動作を所定回数、好ましくは3〜5回繰り返し、パージ動作を終了する。
【0060】
このように、1個の加圧ポンプとプリントヘッド部に設けた弁、及びプリントヘッドの位置移動により、複雑な気泡パージ動作を極めて少ない構成部品で安価に達成することができる。そして、プリントヘッド2の位置移動だけでメインタンク17のみの加圧、サブタンク16のみの加圧、及びメインタンク17、サブタンク16の同時加圧を選択することができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、メインタンクとサブタンクとを交互に加圧してマニホルド及びノズル内の気泡を排出することにより、従来のように、気泡排出のためプリンタ外に排出されたインクを全て廃棄することなく、廃棄処分するインク量を極力少なくして、マニホルド及びノズル内の気泡を排出することができる。
【0062】
また、メインタンクとサブタンクとを同時に加圧してノズルから気泡を排出することにより、ノズル内の気泡を効果的に排出することができる。
【0063】
さらに、メインタンクとサブタンクとの交互加圧時、メインタンク側の加圧圧力を高圧で短時間、サブタンク側の加圧圧力を低圧で長時間かけ、サブタンク側へのインクの流入量とインクの流出量とがほぼ同一になるように加圧条件を設定することにより、メインタンク17の加圧時には積極的にマニホルド18内の気泡を移動させることができ、他方、サブタンク16加圧時には、マニホルド18内の流速があまり高くならないため、インクだけを移動させることができ、また一方のインクタンクだけにインクが充満することがないためメインタンク17とサブタンク16を繰り返し交互に加圧できるので、気泡排出を短時間のうちに達成することができる。
【0064】
またさらに、タンク加圧手段を、メインタンクとサブタンクとに共通する1個の加圧ポンプと、プリントヘッド部に設けた弁手段とによって構成し、前記加圧ポンプとメインタンク、サブタンクとの接続は、プリントヘッドの位置移動により行わしめるよう構成したことにより、気泡パージ機構の構成部品を極力少なくして製品コストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるインクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】図1に符号2で示すプリントヘッドの分解斜視図である。
【図3】同プリントヘッド2のインク流路概念図である。
【図4】同プリントヘッド2の弁の開閉を説明するための断面図である。
【図5】同プリントヘッド2の気泡パージ動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】同プリントヘッド2の気泡パージ圧と時間との関係を示す説明図である。
【図7】従来形インクジェットプリンタのプリントヘッドの断面図である。
【符号の説明】
2…プリントヘッド、9…エアー差入れ口、13…ノズル口、20…マニホルドを構成するノズル構成部品、30…加圧ポンプ、33…ピン、34…ボール、35…スプリング、36…栓。

Claims (6)

  1. ノズルからインクを噴射して印刷するインクジェットプリンタにおいて、
    プリントヘッド部には、インクを貯留するメインタンクと、パージインクを回収貯留するサブタンクと、サブタンク及びメインタンク間をつなぎ、前記ノズルにインクを供給するためのマニホルドとを配設し、前記メインタンクとサブタンクとを、加圧手段により交互に加圧して前記マニホルド及び前記ノズル内の気泡を排出する構成とし、メインタンクとサブタンクとの交互加圧時、メインタンク側の加圧圧力を高圧で短時間、サブタンク側の加圧圧力を低圧で長時間かけることにより、サブタンク側へのインクの流入量とインクの流出量とがほぼ同一になるように加圧条件を設定する制御手段を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. ノズルからインクを噴射して印刷するインクジェットプリンタにおいて、
    プリントヘッド部には、インクを貯留するメインタンクと、パージインクを回収貯留するサブタンクと、サブタンク及びメインタンク間をつなぎ、前記ノズルにインクを供給するためのマニホルドとを配設し、前記メインタンクとサブタンクとを、加圧手段により同時に加圧してノズルから気泡を排出し、かつメインタンクとサブタンクとを交互に加圧して前記マニホルド及び前記ノズル内の気泡を排出する構成とし、メインタンクとサブタンクとの交互加圧時、メインタンク側の加圧圧力を高圧で短時間、サブタンク側の加圧圧力を低圧で長時間かけることにより、サブタンク側へのインクの流入量とインクの流出量とがほぼ同一になるように加圧条件を設定する制御手段を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 請求項1、2のいずれか1項において、ノズルからサブタンクに至るマニホルドを途中まで仰角になるよう配設したことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、タンク加圧手段を、メインタンクとサブタンクとに共通する1個の加圧ポンプと、プリントヘッド部に設けた弁手段とによって構成し、前記加圧ポンプとメインタンク、サブタンクとの接続は、プリントヘッドの位置移動により行わしめるよう構成したことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. インクを貯留するメインタンクと、パージインクを回収貯留するサブタンクと、サブタンク及びメインタンク間をつなぎ、前記ノズルにインクを供給するためのマニホルドが配設されたプリントヘッド部内のノズルからインクを噴射して印刷するインクジェットプリンタの気泡パージ方法であって、
    マニホルド内に残存する気泡の表面張力よりも大きい加圧力をメインタンク側にかけて、インク及び気泡をメインタンクからサブタンクに移動させる第1のパージ動作と、前記気泡の表面張力よりも小さい加圧力をサブタンク側にかけて、インクのみをサブタンクからメインタンクに移動させる第2のパージ動作を交互に実施することを特徴とするインクジェットプリンタのパージ方法。
  6. 請求項5記載のパージ方法において、
    更にマニホルド内に残存する気泡の表面張力よりも大きい加圧力をメインタンク及びサブタンクにかけて、インク及び気泡をノズルから排出させる第3のパージ動作を実施することを特徴とするインクジェットプリンタのパージ方法。
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