JP3552638B2 - ルート情報設定方法および装置 - Google Patents
ルート情報設定方法および装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3552638B2 JP3552638B2 JP2000083507A JP2000083507A JP3552638B2 JP 3552638 B2 JP3552638 B2 JP 3552638B2 JP 2000083507 A JP2000083507 A JP 2000083507A JP 2000083507 A JP2000083507 A JP 2000083507A JP 3552638 B2 JP3552638 B2 JP 3552638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- packet
- line
- setting
- mapping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ルート情報設定方法および装置に関し、特に、コネクション型のスイッチングシステムにおけるルート情報設定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コネクション型レイヤ2のスイッチングシステムにおけるルート情報設定装置が知られている。このルート情報設定装置は、スイッチ部、メインプロセッサ部、ルーティングプロセッサ部、及び回線部を有しており、回線部へのルート情報の設定は、全てメインプロセッサ部が行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ルート情報の設定を全てメインプロセッサ部が行うため、メインプロセッサ部に処理が集中してしまうことになり、レイヤ2のコネクション番号と、コネクション・レス型レイヤ3のL3宛先アドレスのルート情報設定を行う場合、処理速度が低下するのが避けられなかった。
【0004】
つまり、メインプロセッサ部は、ルート情報の取得のために、ルート情報を管理するルーティングプロセッサ部とプロセッサ間通信を行わなければならず、また、ルート情報を取得した後に、全ての回線部のL3−L2プロトコルマッピング部に対し、ルート情報の設定を行わなければならなかった。これは、メインプロセッサ部の能力低下を招き、結果的に、処理速度を低下させてしまうことになる。
【0005】
この発明の目的は、メインプロセッサ部に処理が集中するのを回避して、メインプロセッサ部の能力低下を招かず処理速度を低下させることがないルート情報設定方法および装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係るルート情報設定方法は、スイッチ部、メインプロセッサ部、ルーティングプロセッサ部、及び複数の回線部からなる回線部群を有する、コネクション型レイヤ2のスイッチングシステムにおけるルート情報設定方法において、ルーティングプロセッサ部において、ルーティング・プロトコルを処理した結果、新たなL3宛先アドレスと出力回線番号の組み合わせが発生したとき、ルーティングプロセッサ部が、情報識別番号及びマッピング設定用パスのスイッチング識別番号を付加し、レイヤ3のL3宛先アドレスと出力回線番号を組み合わせてマッピング設定用パケットを生成する処理と、マッピング設定用パケットが、スイッチ部において複製された後、スイッチ部から、スイッチング識別子に従い全ての回線部及びメインプロセッサ部に送り出され、回線部で受け取られたパケットは、L2終端部においてスイッチング識別子を除かれ、L3−L2プロトコルマッピング部に送り出される処理と、L3−L2マッピング部において、受け取ったマッピング設定用パケットの情報をもとにルート情報の設定を行い、ルーティングにおいての検索キーとして、L3アドレスを設定する処理と、出力回線番号をもとに、L3−L2プロトコルマッピング部において、データパケットのL3宛先アドレスによるルート検索後に、データパケットのL2コネクション番号として書き換えられる、回線部のL2終端部において設定されている該当出力回線へスイッチングするスイッチング識別子が付加された、L2コネクション番号を設定する処理と、該当する出力回線番号へのL2コネクション番号が設定されていないときは、NULL情報を設定しておき、メインプロセッサ部と情報を共有するためにマッピング設定用パケットの情報識別番号を検索キーとして持って、該当するL2コネクション番号が設定されるのを待つ処理と、メインプロセッサ部においてマッピング設定用パケットを受信したとき、マッピング設定用パケットの出力回線番号から、該当するコネクションが設定されているかどうかを判断し、該当するコネクションが設定されていない場合、回線部のL2終端部に対する新たなコネクションのスイッチング情報、及びL3−L2プロトコルマッピング部に対する情報識別番号に基づくL2終端部で終端されるL2コネクション番号をそれぞれ設定する処理とを有し、ルート情報を管理するルーティングプロセッサ部とメインプロセッサ部のプロセッサ間通信を行うことなく、ルート情報を設定することを特徴としている。
【0007】
上記構成を有することにより、スイッチ部、メインプロセッサ部、ルーティングプロセッサ部、及び複数の回線部からなる回線部群を有する、コネクション型レイヤ2のスイッチングシステムにおけるルート情報設定方法において、先ず、ルーティングプロセッサ部において、ルーティング・プロトコルを処理した結果、新たなL3宛先アドレスと出力回線番号の組み合わせが発生したとき、ルーティングプロセッサ部が、情報識別番号及びマッピング設定用パスのスイッチング識別番号を付加し、レイヤ3のL3宛先アドレスと出力回線番号を組み合わせてマッピング設定用パケットを生成する。次に、マッピング設定用パケットが、スイッチ部において複製された後、スイッチ部から、スイッチング識別子に従い全ての回線部及びメインプロセッサ部に送り出され、回線部で受け取られたパケットは、L2終端部においてスイッチング識別子を除かれ、L3−L2プロトコルマッピング部に送り出される。次に、L3−L2マッピング部において、受け取ったマッピング設定用パケットの情報をもとにルート情報の設定を行い、ルーティングにおいての検索キーとして、L3アドレスを設定する処理と、出力回線番号をもとに、L3−L2プロトコルマッピング部において、データパケットのL3宛先アドレスによるルート検索後に、データパケットのL2コネクション番号として書き換えられる、回線部のL2終端部において設定されている該当出力回線へスイッチングするスイッチング識別子が付加された、L2コネクション番号を設定する。次に、該当する出力回線番号へのL2コネクション番号が設定されていないときは、NULL情報を設定しておき、メインプロセッサ部と情報を共有するためにマッピング設定用パケットの情報識別番号を検索キーとして持って、該当するL2コネクション番号が設定されるのを待つ。次に、メインプロセッサ部においてマッピング設定用パケットを受信したとき、マッピング設定用パケットの出力回線番号から、該当するコネクションが設定されているかどうかを判断し、該当するコネクションが設定されていない場合、回線部のL2終端部に対する新たなコネクションのスイッチング情報、及びL3−L2プロトコルマッピング部に対する情報識別番号に基づくL2終端部で終端されるL2コネクション番号をそれぞれ設定する。その結果、ルート情報を管理するルーティングプロセッサ部とメインプロセッサ部のプロセッサ間通信を行うことなく、ルート情報が設定される。これにより、メインプロセッサ部に処理が集中するのを回避して、メインプロセッサ部の能力低下を招かず処理速度を低下させることがない。
【0008】
また、この発明に係るルート情報設定装置により、上記ルート情報設定方法を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、この発明の実施の形態に係るルート情報設定装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、コネクション型レイヤ2のスイッチングシステムのルート情報設定装置10は、スイッチ部11、メインプロセッサ部12、ルーティングプロセッサ部13、及び複数(1〜n)の回線部14からなる回線部群14aを有する。
【0011】
スイッチ部11は、各回線部14、ルーティングプロセッサ部13、メインプロセッサ部12から受け取ったパケットを、固定長のスイッチング識別子によりスイッチングを行い、回線部14、ルーティングプロセッサ部13、メインプロセッサ部12に振り分ける。メインプロセッサ部12は、プロセッサバス15から、回線部14、スイッチ部11とルーティングプロセッサ部13の状態設定を行い、また、レイヤ2のコネクション情報の管理/設定を行う。
【0012】
ルーティングプロセッサ部13は、レイヤ3のルート情報の管理を行い、また、レイヤ3の情報を載せたパケットを、スイッチ部11を経て、回線部14とメインプロセッサ部12に対し送信する。回線部14は、レイヤ2のパケットのL2コネクション番号から検索した固定長のスイッチング識別子を、パケットに付加する。このスイッチング識別子は、スイッチ部11でスイッチングするために用いられる。また、レイヤ3のL3宛先アドレスから、レイヤ2のL2コネクション番号を書き換える。
【0013】
図2は、図1の回線部の構成を示すブロック図である。図2に示すように、回線部14は、L2終端部16、L3−L2プロトコルマッピング部17、パケット終端部18、及び回線終端部19を有する。回線終端部19は、回線20に接続される。
【0014】
L2終端部16は、レイヤ2のL2コネクション番号から検索した固定長のスイッチング識別子を、パケットに付加し、また、スイッチ部11から到着したパケットに付与されている固定長のスイッチング識別子を、削除する。また、回線部14から出力されるパケットに対し、固定長の識別子から検索した新しいL2コネクション番号に置き換える。
【0015】
L3−L2プロトコルマッピング部17は、レイヤ3のL3宛先アドレスから検索した、レイヤ2のL2コネクション番号を書き換える。また、マッピング設定用パケットにより、レイヤ2のL2コネクション番号を書き換えるための、レイヤ3のL3宛先アドレスとレイヤ2のL2コネクション番号の組み合わせを、設定する。
【0016】
パケット終端部18は、回線終端部19から受け取った連続したデータから区切りを見つけ出し、パケットに分割する。区切り出したパケットを、レイヤ2のL2コネクション番号によりスイッチング処理する場合は、L2終端部16にパケットを送り出す。レイヤ3のL3宛先アドレスによりルーティングを行う場合は、L3−L2プロトコルマッピング部17にパケットを送り出す。また、L2終端部16から受け取ったパケットを、パケットの区切りデータを挿入しながら、連続データとして回線終端部19に送り出す。
【0017】
回線終端部19は、物理的な信号の終端、即ち、光や電気の信号の論理的な信号への変換を行い、連続した論理データをパケット終端部18に送り出す。また、パケット終端部18から受け取った連続したデータを物理的な信号に変換して、回線20に送信する。
【0018】
図3は、ルーティング・プロトコル用パスの設定例を示す説明図である。図3に示すように、ルーティング・プロトコル用パスaは、回線部14において受信したルーティング・プロトコル用のパケットを、ルーティングプロセッサ部13に送るためのパスである。ルーティング・プロトコル用パスbは、ルーティングプロセッサ部13で生成されたルーティング・プロトコル用のパケットを、回線部14に送るためのパスである。
【0019】
コネクションレス型プロトコルであるレイヤ3のL3宛先アドレスをもとに、パケットのルーティングを行うためには、レイヤ3のL3宛先アドレスと出力回線番号を対応させたルート情報の管理が必要になる。そのため、ルーティングプロセッサ部13は、ルーティング・プロトコルを処理することにより、ルート情報を生成する。
【0020】
図4は、マッピング設定用パスの設定例を示す説明図であり、図5は、マッピング設定用パケットの例を示す説明図である。図4に示すように、回線部14のL3−L2プロトコルマッピング部17(図2参照)は、コネクションレス型レイヤ3のパケットのL3宛先アドレスから、該当パケットのルートを決定する。そのため、L3−L2プロトコルマッピング部17に対し、ルーティングプロセッサ部13で管理しているルート情報を通知する必要がある。
【0021】
マッピング設定用パスc,d,eは、ルーティングプロセッサ部13で管理しているルート情報を、スイッチ部11を経由して回線部14へ送り出すために設定される。このルート情報に、図5に示すマッピング設定用パケットP1が流れる。
【0022】
次に、回線20から入力されるデータパケットの流れを説明する。図6は、回線部に受信されたデータのパケットの例を示す説明図であり、図7は、L2終端部に到着したデータのパケットの例を示す説明図である。
【0023】
回線20から回線部14に受信されたデータは、回線終端部19を経たパケット終端部18において、図6に示す構造を有するパケットP2になる。このパケットP2が、パケット終端部18において、レイヤ2によりスイッチングするパケットであると判断された場合、L2終端部16に送り出され、レイヤ3によりルーティングされるパケットであると判断された場合、L3−L2プロトコルマッピング部17に送り出される。
【0024】
L3−L2プロトコルマッピング部17に到着したパケットP2は、パケットP2のL3宛先アドレスからレイヤ2のコネクションが検索され、L2コネクション番号に書き換えられる。その後、L3−L2プロトコルマッピング部17からL2終端部16に送り出され、L2終端部16に到着したパケットP2は、L2コネクション番号により検索されるスイッチング識別子が付加され、図7に示す構造のパケットP3になる。付加されるスイッチング識別子は、スイッチ部11でスイッチングするために用いられる。
【0025】
スイッチ部11では、入力したパケットP3(図7参照)に付加されたスイッチング識別子に基づきスイッチングを行い、該当する回線部14に送り出す。スイッチ部11から受け取ったパケットP3は、回線部14のL2終端部16において、パケットP2(図6参照)に置き換えられる。該当パケットは、L2終端部16からパケット終端部18を経て、回線終端部19からデータとして回線20に出力される。
【0026】
コネクション型のレイヤ2のプロトコルとしては、非同期転送モード(asynchronous transfer mode:ATM)やフレームリレーの技術が考えられる。ATMは、パケットが固定長のセルになっており、ハードスイッチングに適したプロトコルである。また、ATMでは、L2コネクション番号がVPI(virtual path identifier)/VCI(virtual channel identifier)により与えられる。
【0027】
コネクションレス型のレイヤ3のプロトコルとしては、IP(internet plotocol)が考えられる。IPには、RIP(routing information protocol)、OSPF(open shortest path first)、ISIS(intermediate system to intermediate system)、BGP(border gateway protocol)4等のルーティング・プロトコルが存在しており、ルート情報の管理に優れている。
【0028】
次に、上記構成を有するルート情報設定装置10の動作を説明する。先ず、ルーティングプロセッサ部13において、ルーティング・プロトコルを処理した結果、新たなL3宛先アドレスと出力回線番号の組み合わせが発生したとき、回線部14へルート情報を反映させる。
【0029】
ルーティングプロセッサ部13は、マッピング設定用パケットP1(図5参照)を生成する。このパケットP1は、レイヤ3のL3宛先アドレスと出力回線番号を組み合わせて形成される。マッピング設定用パケットP1と他のマッピング設定用パケットP1とを区別するため、情報識別番号を付加する。また、このパケットP1を複数の回線部14とメインプロセッサ部12に送り付けるため、スイッチ部11で、マッピング設定用パスのスイッチング識別番号をパケットP1に付加する。
【0030】
このパケットP1は、ルーティングプロセッサ部13に出力され、スイッチ部11において複製された後、スイッチ部11から、スイッチング識別子に従い全ての回線部14及びメインプロセッサ部12に送り出される。回線部14で受け取られたパケットP1は、L2終端部16においてスイッチング識別子を除かれ、L3−L2プロトコルマッピング部17に送り出される。
【0031】
送り出されたL3−L2マッピング部17において、受け取ったマッピング設定用パケットP1の情報をもとにルート情報の設定を行い、ルーティングにおいての検索キーとして、L3アドレスを設定する。この検索キーは、データパケットのルーティングにおいてL3宛先アドレスをもとに検索を行う場合、使用される。
【0032】
また、出力回線番号をもとにL2コネクション番号を設定する。このL2コネクション番号は、L3−L2プロトコルマッピング部17において、データパケットP2(図6参照)のL3宛先アドレスによるルート検索後に、データパケットP2のL2コネクション番号として書き換えられる。設定されたL2コネクション番号は、回線部14のL2終端部16において設定されている該当出力回線へスイッチングするスイッチング識別子を付加される、データパケットP2のL2コネクション番号を示している。L2コネクション番号と出力回線番号の対応情報については、メインプロセッサ部12が回線部14のL2終端部16に対しスイッチ部11でのスイッチング経路を設定する際、同時に、L3−L2プロトコルマッピング部17に設定する。
【0033】
また、該当する出力回線番号へのL2コネクション番号が設定されていないときは、NULL(空白)情報を設定しておき、該当するL2コネクション番号が設定されるのを待つ。このとき、メインプロセッサ部12と情報を共有するために、マッピング設定用パケットP1の情報識別番号を検索キーとして持つ。
【0034】
続いて、メインプロセッサ部12においてマッピング設定用パケットP1を受信したとき、メインプロセッサ部12においては、全てのコネクションのスイッチング情報は管理されているため、マッピング設定用パケットP1の出力回線番号から、該当するコネクションが設定されているかどうかを判断することができる。
【0035】
従って、該当するコネクションが設定されていないときには、回線部14のL2終端部16に対し、新たにコネクションのスイッチング情報を設定する。このとき、L3−L2プロトコルマッピング部17に対し、情報識別番号をもとにL2終端部16で終端されるL2コネクション番号を設定する。
【0036】
このように、この発明によれば、ルート情報は、統括してシステムを管理するメインプロセッサ部に12より設定されるのではなく、ルート情報を管理するルーティングプロセッサ部13から送信したパケットにより設定される。
【0037】
この結果、メインプロセッサ部12を介在することなく、ルート情報を更新することができるため、高速にルート情報を反映させることができる。また、メインプロセッサ部12とルーティングプロセッサ部13との間でプロセッサ間通信を行う必要がないため、メインプロセッサ部12とルーティングプロセッサ部13で行う処理を削減することができる。更に、新たにコネクションレス型レイヤ3のためのコネクション設定が発生しても、情報識別番号を使用するために処理を簡略化することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、スイッチ部、メインプロセッサ部、ルーティングプロセッサ部、及び複数の回線部からなる回線部群を有する、コネクション型レイヤ2のスイッチングシステムにおけるルート情報設定方法において、先ず、ルーティングプロセッサ部において、ルーティング・プロトコルを処理した結果、新たなL3宛先アドレスと出力回線番号の組み合わせが発生したとき、ルーティングプロセッサ部が、情報識別番号及びマッピング設定用パスのスイッチング識別番号を付加し、レイヤ3のL3宛先アドレスと出力回線番号を組み合わせてマッピング設定用パケットを生成する。次に、マッピング設定用パケットが、スイッチ部において複製された後、スイッチ部から、スイッチング識別子に従い全ての回線部及びメインプロセッサ部に送り出され、回線部で受け取られたパケットは、L2終端部においてスイッチング識別子を除かれ、L3−L2プロトコルマッピング部に送り出される。次に、L3−L2マッピング部において、受け取ったマッピング設定用パケットの情報をもとにルート情報の設定を行い、ルーティングにおいての検索キーとして、L3アドレスを設定する処理と、出力回線番号をもとに、L3−L2プロトコルマッピング部において、データパケットのL3宛先アドレスによるルート検索後に、データパケットのL2コネクション番号として書き換えられる、回線部のL2終端部において設定されている該当出力回線へスイッチングするスイッチング識別子が付加された、L2コネクション番号を設定する。次に、該当する出力回線番号へのL2コネクション番号が設定されていないときは、NULL情報を設定しておき、メインプロセッサ部と情報を共有するためにマッピング設定用パケットの情報識別番号を検索キーとして持って、該当するL2コネクション番号が設定されるのを待つ。次に、メインプロセッサ部においてマッピング設定用パケットを受信したとき、マッピング設定用パケットの出力回線番号から、該当するコネクションが設定されているかどうかを判断し、該当するコネクションが設定されていない場合、回線部のL2終端部に対する新たなコネクションのスイッチング情報、及びL3−L2プロトコルマッピング部に対する情報識別番号に基づくL2終端部で終端されるL2コネクション番号をそれぞれ設定するので、メインプロセッサ部に処理が集中するのを回避して、メインプロセッサ部の能力低下を招かず処理速度を低下させることがない。
【0039】
また、この発明に係るルート情報設定装置により、上記ルート情報設定方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るルート情報設定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の回線部の構成を示すブロック図である。
【図3】ルーティング・プロトコル用パスの設定例を示す説明図である。
【図4】マッピング設定用パスの設定例を示す説明図である。
【図5】マッピング設定用パケットの例を示す説明図である。
【図6】回線部に受信されたデータのパケットの例を示す説明図である。
【図7】L2終端部に到着したデータのパケットの例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ルート情報設定装置
11 スイッチ部
12 メインプロセッサ部
13 ルーティングプロセッサ部
14 回線部
14a 回線部群
15 プロセッサバス
16 L2終端部
17 L3−L2プロトコルマッピング部
18 パケット終端部
19 回線終端部
20 回線
a,b ルーティング・プロトコル用パス
c,d,e マッピング設定用パス
Claims (2)
- スイッチ部、メインプロセッサ部、ルーティングプロセッサ部、及び複数の回線部からなる回線部群を有する、コネクション型レイヤ2のスイッチングシステムにおけるルート情報設定方法において、
ルーティングプロセッサ部において、ルーティング・プロトコルを処理した結果、新たなL3宛先アドレスと出力回線番号の組み合わせが発生したとき、ルーティングプロセッサ部が、情報識別番号及びマッピング設定用パスのスイッチング識別番号を付加し、レイヤ3のL3宛先アドレスと出力回線番号を組み合わせてマッピング設定用パケットを生成する処理と、
マッピング設定用パケットが、スイッチ部において複製された後、スイッチ部から、スイッチング識別子に従い全ての回線部及びメインプロセッサ部に送り出され、回線部で受け取られたパケットは、L2終端部においてスイッチング識別子を除かれ、L3−L2プロトコルマッピング部に送り出される処理と、
L3−L2マッピング部において、受け取ったマッピング設定用パケットの情報をもとにルート情報の設定を行い、ルーティングにおいての検索キーとして、L3アドレスを設定する処理と、
出力回線番号をもとに、L3−L2プロトコルマッピング部において、データパケットのL3宛先アドレスによるルート検索後に、データパケットのL2コネクション番号として書き換えられる、回線部のL2終端部において設定されている該当出力回線へスイッチングするスイッチング識別子が付加された、L2コネクション番号を設定する処理と、
該当する出力回線番号へのL2コネクション番号が設定されていないときは、NULL情報を設定しておき、メインプロセッサ部と情報を共有するためにマッピング設定用パケットの情報識別番号を検索キーとして持って、該当するL2コネクション番号が設定されるのを待つ処理と、
メインプロセッサ部においてマッピング設定用パケットを受信したとき、マッピング設定用パケットの出力回線番号から、該当するコネクションが設定されているかどうかを判断し、該当するコネクションが設定されていない場合、回線部のL2終端部に対する新たなコネクションのスイッチング情報、及びL3−L2プロトコルマッピング部に対する情報識別番号に基づくL2終端部で終端されるL2コネクション番号をそれぞれ設定する処理とを有し、
ルート情報を管理するルーティングプロセッサ部とメインプロセッサ部のプロセッサ間通信を行うことなく、ルート情報を設定することを特徴とするルート情報設定方法。 - スイッチ部、メインプロセッサ部、ルーティングプロセッサ部、及び複数の回線部からなる回線部群を有する、コネクション型レイヤ2のスイッチングシステムにおけるルート情報設定装置において、
前記回線部は、
レイヤ2のL2コネクション番号から検索した固定長のスイッチング識別子を、パケットに付加し、また、スイッチ部から到着したパケットに付与されている固定長のスイッチング識別子を、削除し、回線部から出力されるパケットに対し、固定長の識別子から検索した新しいL2コネクション番号に置き換えるL2終端部と、
レイヤ3のL3宛先アドレスから検索した、レイヤ2のL2コネクション番号を書き換え、また、マッピング設定用パケットにより、レイヤ2のL2コネクション番号を書き換えるための、レイヤ3のL3宛先アドレスとレイヤ2のL2コネクション番号の組み合わせを設定するL3−L2プロトコルマッピング部と、
回線終端部から受け取った連続したデータから区切りを見つけ出して、パケットに分割し、区切り出したパケットを、レイヤ2のL2コネクション番号によりスイッチング処理する場合は、L2終端部にパケットを送り出し、レイヤ3のL3宛先アドレスによりルーティングを行う場合は、L3−L2プロトコルマッピング部にパケットを送り出し、また 、L2終端部から受け取ったパケットを、パケットの区切りデータを挿入しながら、連続データとして回線終端部に送り出すパケット終端部と、
物理的な信号の終端、即ち、光や電気の信号の論理的な信号への変換を行い、連続した論理データをパケット終端部に送り出し、また、パケット終端部から受け取った連続したデータを物理的な信号に変換して、回線に送信する回線終端部とを有し、
スイッチ部は、回線部、ルーティングプロセッサ部及びメインプロセッサ部から受け取ったパケットを、固定長のスイッチング識別子によるスイッチングを行って、回線部、ルーティングプロセッサ部及びメインプロセッサ部に振り分け、
メインプロセッサ部は、プロセッサバスから、回線部、スイッチ部とルーティングプロセッサ部の状態設定を行い、また、レイヤ2のコネクション情報の管理/設定を行い、
ルーティングプロセッサ部は、レイヤ3のルート情報の管理を行い、また、レイヤ3の情報を載せたパケットを、スイッチ部を経て、回線部とメインプロセッサ部に対し送信し、
ルーティングプロセッサ部とメインプロセッサ部のプロセッサ間通信を行うことなく、ルート情報を設定することを特徴とするルート情報設定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000083507A JP3552638B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | ルート情報設定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000083507A JP3552638B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | ルート情報設定方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001274825A JP2001274825A (ja) | 2001-10-05 |
JP3552638B2 true JP3552638B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=18600131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000083507A Expired - Fee Related JP3552638B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | ルート情報設定方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3552638B2 (ja) |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000083507A patent/JP3552638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001274825A (ja) | 2001-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1213881B1 (en) | System and a method for establishing a communication path on an ATM platform | |
US6683874B1 (en) | Router device and label switched path control method using upstream initiated aggregation | |
JP4481517B2 (ja) | インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法 | |
EP1475942A2 (en) | Address Resolution in IP Internetworking Layer 2 point-to-point connections | |
JP3688408B2 (ja) | パケット転送制御方法及びノード装置 | |
JPH10215263A (ja) | 通信ネットワークおよび通信確立方法 | |
JP2005210631A (ja) | パケット転送装置 | |
JP3113742B2 (ja) | インタネットワーク装置 | |
KR19980081049A (ko) | 패킷 교환 트래픽을 루팅하는 방법 | |
US8442053B2 (en) | Establishing connection across a connection-oriented telecommunications network in response to a connection request from a second telecommunications network | |
JP2003273911A (ja) | フレーム転送方法及びフレーム転送装置 | |
US7769902B2 (en) | Topology database synchronization | |
JPH10303965A (ja) | ルータ装置に於けるルーティング方式 | |
JP2001268113A (ja) | ラベル要求パケット伝送方法、パケット転送網および方法、パケット転送装置 | |
JPH09507735A (ja) | パケットモードデータ接続をリルーティングする方法 | |
JP3228249B2 (ja) | ルータ装置 | |
US6665305B1 (en) | System and method for detecting subscriber loops | |
JP3552638B2 (ja) | ルート情報設定方法および装置 | |
JP2004088658A (ja) | パケット転送装置及びパケット処理方法 | |
KR100317990B1 (ko) | 랜 에뮬레이션 클라이언트 다중 엔터티 처리장치 및 방법 | |
JP2001189753A (ja) | ラベル配布中継装置およびラベル配布中継方法 | |
JP2923921B1 (ja) | パケット転送方式 | |
JP3352073B2 (ja) | インタネットワーク装置 | |
KR100388066B1 (ko) | 다수의 인터넷 프로토콜 패킷 포워딩 엔진을 탑재한 멀티프로토콜 레이블 스위칭 시스템에서의 확장 레이블스위치드 경로 설정방법 | |
JPH10303904A (ja) | IPoverATMにおけるATMARPテーブル登録によるSVC接続方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040413 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040426 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |