JP3551800B2 - ディジタル画像記録再生装置及び方法 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルビデオカメラ、監視カメラ等のディジタル画像音声記録再生装置の利便性に関する技術である。
【０００２】
【従来の技術】
従来の画像音声記録再生装置では、グラフィック表示する毎に、ファイルの先頭画を伸長後、縮小画を生成し、その縮小画をグラフィックディスプレイに表示していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、グラフィック表示する毎に、ファイルの先頭画を伸長後、縮小画を生成するため、表示するまでに時間がかかっていた。
【０００４】
本発明の目的は、一回目の縮小画の表示を行うときに、ファイル内の特定領域あるいは縮小画ファイルに縮小画を生成することにより、二回目以降の表示時間を短縮し、ユーザの利便性を向上させることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、記録媒体に記録されているファイルの先頭画を当該ファイルの縮小画としてグラフィックディスプレイといった表示手段に表示させる際に、記録媒体に記録されている縮小画ファイルを検索するようにし、検索した結果ファイルの縮小画が存在しない場合には、ファイルの先頭画から前記ファイルの縮小画を生成し、生成されたファイルの縮小画を表示手段に表示させ、かつ、生成されたファイルの縮小画を縮小画ファイルとして記録媒体に記録するようにする。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【０００７】
図１は、本発明によるディジタル画像音声記録再生装置の一実施例を示す構成図である。同図において、１はカメラ、２はカメラ信号処理部、３はマイク、４はＡ／Ｄ変換部、５はＭＰＥＧ映像処理部６、ＭＰＥＧ音声処理部７、多重部８からなるＭＰＥＧ圧縮部、９は記録媒体、１０は分離部１１、ＭＰＥＧ映像伸長部１２、ＭＰＥＧ音声伸長部１３からなるＭＰＥＧ伸長部、１４はグラフィックディスプレイ、１５はＤ／Ａ変換部、１６はスピーカー、１７は操作ボタン、１８はボタン入力処理部１９、グラフィック制御部２０、記録媒体制御部２１からなる制御部、２２は縮小画検索部２３、縮小画表示部２４、縮小画生成部２５、縮小画記録部２６からなる縮小画処理部である。
【０００８】
本実施例では、縮小画検索部２３によって記録媒体９から得られる縮小画ファイルを検索し、この検索結果によって縮小画の表示、生成および記録を行うものである。
【０００９】
まず、記録処理の流れについて説明する。
【００１０】
カメラ１より得られた電気信号をカメラ信号処理部２によって映像信号に変換し、映像信号をＭＰＥＧ映像圧縮部６でＭＰＥＧ映像圧縮すると同時に、マイク３より得られた音声信号をＡ／Ｄ変換部４によりデジタル信号に変換し、ＭＰＥＧ音声圧縮部７でＭＰＥＧ音声圧縮する。ＭＰＥＧ映像信号とＭＰＥＧ音声信号は多重部８によってＭＰＥＧシステムストリームを生成し記録媒体９に出力する。
【００１１】
次に、再生処理の流れについて説明する。
【００１２】
記録媒体９からＭＰＥＧシステムストリームを読み出し、分離部１１によってＭＰＥＧ映像信号とＭＰＥＧ音声信号に分離する。分離したＭＰＥＧ映像信号はＭＰＥＧ映像信号伸長部１２により伸長し、グラフィックディスプレイ１４に出力する。分離したＭＰＥＧ音声信号はＭＰＥＧ音声信号伸長部１３により伸長し、Ｄ／Ａ変換部１５によりアナログ信号に変換し、スピーカー１６に出力する。
【００１３】
最後に縮小画処理の流れについて説明する。
【００１４】
縮小画検索部２３により、記録媒体９から記録された縮小画ファイルを検索する。縮小画があった場合には、縮小画表示部２４により縮小画を再生し、グラフィックディスプレイ１４に出力する。縮小画がなかった場合には、ＭＰＥＧ伸長部１０によりファイルの先頭画を伸長し、縮小画生成部２５で縮小画を生成し、縮小画記録部２６によりファイルの特定領域、あるいは縮小画ファイルに縮小画を記録し、記録媒体９に出力するとともに、縮小画表示部２４により縮小画を表示し、グラフィックディスプレイ１４に出力する。
【００１５】
図２は、縮小画処理の流れをフローチャートにしたものである。
【００１６】
以上、本発明の実施例について説明した。
【００１７】
ディジタル画像音声記録再生装置の具体例として、入力にはカメラ、マイク、出力にはグラフィックディスプレイ、スピーカーとしたが、これは特に限定されるものではなく、たとえば、ＶＴＲ等の映像、音声入出力に変更することも可能である。また、縮小画処理では、縮小画生成部２５によって生成された縮小画を、直接縮小画表示部２４に出力しているが、縮小画記録部２６、縮小画検索部２３を介して縮小画表示部２４に出力することも可能である。
【００１８】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば，一回目の縮小画の表示を行うときに縮小画ファイルに縮小画を生成することにより、二回目以降の縮小画を表示するときに縮小画を生成する必要がなくなり、表示時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すディジタル画像音声記録再生装置の構成図である。
【図２】縮小画処理の流れをフローチャートである。
【符号の説明】
１…カメラ、２…カメラ信号処理部、３…マイク、４…Ａ／Ｄ変換部、５…ＭＰＥＧ圧縮部、９…記録媒体、１０…ＭＰＥＧ伸長部、１４…グラフィックディスプレイ、１５…Ｄ／Ａ変換部、１６…スピーカー、１７…操作ボタン、１８…制御部、２２…縮小画処理部。

Claims (4)

1. 記録媒体に記録されているファイルの先頭画を当該ファイルの縮小画として表示手段に表示させるディジタル画像音声記録再生装置において、
   前記記録媒体に記録されている縮小画ファイルを検索する検索手段と、
   前記ファイルの先頭画から前記ファイルの縮小画を生成する縮小画生成手段とを備え、
   前記ファイルの縮小画を前記表示手段に表示させようとする際、前記検索手段が前記縮小画ファイルを検索し、前記ファイルの縮小画が存在しない場合には、前記縮小画生成手段により前記ファイルの縮小画を生成して前記ファイルの縮小画を前記表示手段に表示させ、生成された前記ファイルの縮小画を縮小画ファイルとして前記記録媒体に記録することを特徴とするディジタル画像記録再生装置。
2. 前記ファイルの縮小画が存在する場合には、前記検索手段が検索した前記縮小画ファイル内の縮小画を表示手段に表示させることを特徴とする請求項１記載のディジタル画像記録再生装置。
3. 記録媒体に記録されているファイルの先頭画を当該ファイルの縮小画として表示手段に表示させるディジタル画像記録再生方法であって、
   前記記録媒体に記録されている前記縮小画ファイルの縮小画を検索し、検索した結果前記ファイルの縮小画が存在しない場合には、前記ファイルの先頭画から前記ファイルの縮小画を生成し、生成された前記ファイルの縮小画を前記表示手段に表示させ、かつ、生成された前記ファイルの縮小画を縮小画ファイルとして前記記録媒体に記録することを特徴とするディジタル画像音声記録再生方法。
4. 前記ファイルの縮小画が存在する場合には、前記検索した前記縮小画ファイル内の縮小画を表示手段に表示させることを特徴とする請求項３記載のディジタル画像記録再生方法。

Images