JP3551232B2 - 自動車用窓硝子の水切り圧接縁材の製造法 - Google Patents

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トキワケミカル工業株式会社
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車等の車輌におけるドアーの窓硝子の昇降の軽快さと、水切りを軽快、円滑及び安定的に操作できることを特徴とする自動車用窓硝子の水切り圧接縁材の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の自動車等の車輌におけるドアー窓硝子は、通風換気等のために常時多数回の開閉操作を繰り返すものである。従って、その開閉条件として窓硝子が軽快に開閉昇降すること及び緊密性が必要とされる所である。
そこで、軽快に開閉するために従来の相対する水切り部分の圧接縁材は、相対する上下の圧接片の部分を軟質合成樹脂又は合成護膜等の略軟質性の構成材料を以って窓硝子の表裏より常時圧接摺動せしめるようになっている。然し、この圧接縁材のものでは、窓硝子に緊密に圧接し防水効果は著しく良好であるが、窓硝子の昇降開閉の時に圧着が強いため開閉操作が重く把手に大きな力が係り、窓硝子の操作が大変に不便で把手部分が破損する等の欠点がある。
更に、近年に亘り窓硝子に圧接する案内縁材の相対する上下の圧接片の表面にナイロン等の各繊維を植毛したものも種々散見されているが、このものは窓硝子との接触状態及び分離が大変に良好で、窓硝子の開閉を軽快とするが、植毛工程が大変に面倒であると共に、その植毛部に接着剤を塗着する等の手間が係る欠点と、窓硝子の開閉操作中に植毛部分が摩擦して所期の作用効果を達成できない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
自動車等の窓硝子に使用される相対する圧接縁材は、ドアーの窓硝子の開閉操作を著しく軽快に作動する事が大変に重要であると共に、長期間に亘って接合や分離が円滑に実施され、且つ水切りも充分に達成される事が望ましいものである。また、圧接縁材と窓硝子との接合面が、摺動抵抗が少なく軽い操作ができる窓硝子の水切り圧接縁材の製造法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の水切り圧接縁材の製造法においては、各種車輌の窓硝子に前後より対接する水切り圧接縁材は、長手方向に押出し成型されて、相対向して設置される一対の圧持条体を設ける。この一対を成すそれぞれの圧持条体は、軟質合成樹脂よりなる本体部分を有する。当該本体部分は、相手方圧持条体と相対向する側に、長手方向の上部に上部圧接片を、同じく下部に下部圧接片を備えると共に、前記相対向する側と反対側には、長手方向のドアーパネルに係止する係止鍔部を備え、且つ該上部圧接片と該下部圧接片の表面には、各々粗面接合層を形成する自動車用窓硝子の水切り圧接縁材の製造法である。
該粗面接合層は、その構成材料として摩擦抵抗が少ないナイロン、ウレタン及びポリオレフィン系樹脂等の第1の合成樹脂に、摩擦抵抗が少なく、該第1の合成樹脂より溶融点が高く、且つ第1の合成樹脂と相溶性を有するナイロン、ウレタン、フッ素系樹脂及びポリオレフィン系樹脂等の第2の合成樹脂からなる大小の粒子を混合した混合合成樹脂を用いる。
そして、それぞれの圧持条体を、当該圧持条体の本体部分を形成する軟質合成樹脂と、前記粗面接合層の構成材料である該混合合成樹脂とを同時の押出し成型によって形成させる。
該粗面接合層の表面に該混合合成樹脂で構成する第1の合成樹脂と第2の合成樹脂の溶融度合いの違いによって生ずる多数の膨出部及び凹部をそれぞれ形成するものである。
【0005】
【作用】
前記したように製造される自動車用窓硝子の水切り圧接縁材によれば、車輌等のドアーにおける開口部の窓硝子が昇降する位置のドアーパネルに前後より対接する圧接縁材の一対の各圧持条体を接着剤等の固定手段で取着する。そして、該窓硝子の相対向する接合面の粗面接合層の膨出部と凹部との凹凸表面によって摩擦係数が低減し、昇降の容易さと摺動抵抗の少ない接触によって安定して長期間に亘って使用できるものである。
【0006】
【実施例】
次に、本発明の実施例を説明すると、各種の車輌等のドアーにおける開口部の窓硝子に対して前後より圧接する長手方向に押出し形成される圧接縁材は、窓硝子を介して表面側と裏面側とに相対向して設置される圧持条体を設ける。一対を成すそれぞれの前記圧持条体は、軟質合成樹脂よりなる本体部分を有し、当該本体部分は、相手方の圧持条体と相対向する側に、長手方向上部に上部圧接片を、同じく下部に下部圧接片を形成してある。
更に該上部圧接片と下部圧接片には、窓硝子に圧接する表面に各々粗面接合層を重合形成してある。
また、相対向する該圧持条体には、軟質合成樹脂を以って長手方向にドアーパネルに係止する係止鍔部をそれぞれ形成してある。
【0007】
更に、相対向するそれぞれの該粗面接合層には、その構成材料として摩擦抵抗が少ないナイロン、ウレタン及びポリオレフィン系樹脂等の第1の合成樹脂に、摩擦抵抗が少なく、該第1の合成樹脂より溶融点の高い相溶性を有するナイロン、ウレタン、フッ素系樹脂及びポリオレフィン系樹脂等の第2の合成樹脂からなる大小の粒子を混合した混合合成樹脂を使用するものである。
【0008】
また、それぞれの前記圧持条体の本体部分を形成する軟質合成樹脂と、前記粗面接合層との構成材料である該混合合成樹脂とを同時の押出し成型によって一体的に成型し、それぞれの該粗面接合層の表面に該混合合成樹脂で構成する。第1の合成樹脂と第2の合成樹脂との溶融度合いの違いによって生ずる多数の膨出部及び凹部とを融合して容易に成型されて表面に平均した粗面部が形成されるものである。
【0009】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明で製造された窓硝子の水切り圧接縁材の製造法によれば、使用に対して従来の窓硝子の昇降開閉の時に圧着が強いために開閉操作が重く把手に大きな力が係り、窓硝子の操作が大変に不便で把手部分が破損する等の欠点がない。
そして、押出し成型された圧接縁材の相対向して設置される一対の圧持条片は、軟質合成樹脂を使用して本体部分を成型し、その本体部分は相手方の圧持条片と相対向する側に、長手方向の上部に上部圧接片と、同じく下部に下部圧接片とを一体的で強固に成型したものである。
また、該上部圧接片と該下部圧接片との表面には、各々粗面接合層を重合し、その粗面接合層の構成材料として、摩擦抵抗が少ないナイロン、ウレタン及びポリオレフィン系樹脂等の第1の合成樹脂に、摩擦抵抗が少なく、該第1の合成樹脂より溶融点の高い相溶性を有するナイロン、ウレタン、フッ素系樹脂及びポリオレフィン系樹脂等の第2の合成樹脂からなる大小の粒子を混合した混合合成樹脂の材料を使用し、前記第1の合成樹脂と第2の合成樹脂を同時に押出し成型によって一体的に全体を強固に成型したことで、相対向する該圧持条体のそれぞれの上部圧接片と下部圧接片とに該粗面接合層のそれぞれが強固に融合結合される安定した効果と、該粗面接合層には、該混合合成樹脂の溶融点の異なる大小の粒子による溶融度合いの違いによって生ずる膨出部と凹部とが確実に多数形成され、表面に窓硝子の開閉操作を軽快にする平均した粗面部を形成する効果がある。
また、該粗面接合層の表面に形成する粗面も大小の粒子の選択によって適宜自由に成型される便利さと同時に充分融合が確実となる効果がある。

Claims (1)

  1. 各種車輌の窓ガラスを前後より対接する水切り圧接縁材であって、該圧接縁材は長手方向に押出し成型されて、相対向して設置される一対の圧持条体からなり、一対を成すそれぞれの圧持条体は軟質合成樹脂よりなる本体部分を有し、当該本体部分は相手方圧持条体と相対向する側に、長手方向上部に上部圧接片を、同じく下部に下部圧接片を備えると共に、前記相対向する側と反対側には、長手方向のドアーパネルに係止する係止鍔部を備え、且つ該上部圧接片と該下部圧接片の表面には、各々粗面接合層を形成する自動車用窓硝子の水切り圧接縁材の製造法において、
    該粗面接合層は、その構成材料として摩擦抵抗が少ないナイロン、ウレタン及びポリオレフィン系樹脂等の第1の合成樹脂に、摩擦抵抗が少なく、該第1の合成樹脂より溶融点が高く、且つ第1の合成樹脂と相溶性を有するナイロン、ウレタン、フッ素系樹脂及びポリオレフィン系樹脂等の第2の合成樹脂からなる大小の粒子を混合した混合合成樹脂を用い、
    それぞれの圧持条体を、当該圧持条体の本体部分を形成する軟質合成樹脂と、前記粗面接合層の構成材料である該混合合成樹脂とを同時の押出し成型によって形成し、該粗面接合層の表面に該混合合成樹脂で構成する第1の合成樹脂と第2の合成樹脂の溶融度合いの違いによって生ずる多数の膨出部及び凹部を形成する事を特徴とする自動車用窓硝子の水切り圧接縁材の製造法。
JP37800798A 1991-03-25 1998-12-09 自動車用窓硝子の水切り圧接縁材の製造法 Expired - Lifetime JP3551232B2 (ja)

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