JP3550098B2 - 回転式空気圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両等に用いられる回転式空気圧縮機に係り、詳しくは、空気を吸い込む空気吸入路と、油を取入れる油取入路と、空気吸入路から吸込まれた空気を、油取入路から取入れた油を伴って圧縮する回転体を有する圧縮部と、圧縮部に吸込まれる方向の空気の流れを許容し、かつ、圧縮部から押出される方向の空気の流れを阻止する状態で空気吸入路に設けられた逆流防止弁とを備えた回転式空気圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転式空気圧縮機は、図4に示すような構成であった。即ち、油を伴って空気を圧縮する圧縮部(圧縮機本体)1、カップリング2を介して圧縮部1を駆動する電動モータ3、空気圧縮機本体1から排出される圧縮空気と油との混合物から油を回収する油回収器4、圧縮空気から油を分離する油分離器5、油の除去された圧縮空気を保圧逆止弁6を介してから冷却するアフタークーラー7、圧縮空気を排気可能な電磁排気弁8、油温調整弁9、オイルクーラー10、油クリーナー11、吸入用のエアクリーナー12、逆流防止弁(吸込弁)13、及び油温スイッチ14等から回転式空気圧縮機が構成されていた。
【0003】
エアクリーナー12と圧縮部1との間に配備される逆流防止弁13は、圧縮部1によって生じた高圧の空気が空気吸入路、即ち、エアクリーナ12へ逆流しないようにするための弁であり、負圧により円滑に動作して、圧縮部1への空気の流れ込みのみを許容する機能を有している。即ち、先端に弁が形成されたロッドを有するピストンと、シリンダ筒と、これら両者間に配置された戻しバネとによるピストン構造とすることにより、正確に作動し、かつ、耐久性に優れたものとなるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この逆流防止弁は、圧縮部で生じる負圧により、戻しバネに抗して弁が開いて空気を吸い込み、負圧が無くなると戻しバネによって弁が閉じるものであり、この弁の開動作は圧縮部が動いている間は保持される。ところが、経年の繰り返し動作により、ピストンとシリンダ間の摺動抵抗が低下することなどにより、圧縮部の駆動周期(例えば、一対のスクリューの回転周期)と、逆流防止弁の戻しバネの固有振動数とが同期し、戻しバネのサージングが発生してピストンに伝達され、弁のハンチングを誘発することがあった。特に、鉄道車両用の回転式空気圧縮機は床面の下に取り付けられるため、鉄道車両の停車時などにハンチングが生じると車内まで騒音が伝わる。
【0005】
本発明の目的は、逆流防止弁の構造工夫により、騒音や故障の原因になるハンチング現象を解消し、耐久性があって円滑に作動する回転式空気圧縮機を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の構成は、空気を吸い込む空気吸入路と、油を取入れる油取入路と、空気吸入路から吸込まれた空気を、油取入路から取入れた油を伴って圧縮する回転体を有する圧縮部と、圧縮部に吸込まれる方向の空気の流れを許容し、かつ、圧縮部から押出される方向の空気の流れを阻止する状態で空気吸入路に設けられた逆流防止弁とを備えてなる回転式空気圧縮機において、
逆流防止弁を、空気吸入路を遮断自在な弁体と、この弁体を支持する弁棒と、この弁棒の一端に取付けられたピストンと、このピストンをスライド自在に支持するシリンダ筒と、このシリンダ筒内の一端とピストンとの間に介装されたバネとを備えて構成し、
シリンダ筒に、ピストンのスライド移動に伴う空気の流入及び流出を許容するための一対の空気逃がし路を形成するとともに、これら両逃がし路のうちの少なくとも一方に空気の流れを制限する絞りを設けてあることを特徴とする。
【0007】
請求項1の構成によれば、シリンダ筒に形成された一対の空気逃がし路により、ピストンが突出方向及び退入方向のいずれに移動しても、シリンダ内における断熱圧縮作用が生じないようになり、不要な抵抗や発熱無く円滑で軽快にピストンが往復スライド移動できる。そして、一方の空気逃がし路に絞りを設けたので、その絞りの設けられたシリンダ室への空気の流入及び流出が制限されるので、逆流防止弁としての良好な動きを阻害しないようにしながら、ピストンのスライド移動に抵抗を付与できるようになる。
【0008】
つまり、戻しバネの固有振動数はその機能上から決まるものの、絞りにおける抵抗の付与により、前述のサージングが生じないように設定することができて、ハンチングが生じないようにすることが可能になる。
【0009】
請求項2の構成は、請求項1の構成において、絞りを、ピストンによって二分されたシリンダ筒内のシリンダ室のうち、弁棒が存在しないヘッド側のシリンダ室に連通される逃がし路に設けてあることを特徴とするものである。
【0010】
請求項2の構成によれば、絞りによる作用が効率良く発揮されるようになる。ピストンにより、シリンダ内空間は、弁棒が存在するスカート側シリンダ室と、弁棒が存在しないヘッド側シリンダ室とに区分されるので、一対の空気逃がし路はこれら両シリンダ室毎に1個所設けられるようになる。この場合、スカート側シリンダ室には弁棒をスライド自在に貫通させるブッシュやシール部が存在するに対して、ヘッド側シリンダ室にはこうしたシール部が存在しない。これにより、ヘッド側シリンダ室は、スカート側シリンダ室に比べて、前記逃がし路以外からの室内空気の漏れが少ない。したがって、前記絞りは、ヘッド側シリンダ室の逃がし路に設ける方が、より有効な絞り作用を得ることができる。
【0011】
請求項3の構成は、請求項1又は2の構成において、シリンダ筒の端壁のうち、ヘッド側の端壁に、逆流防止弁を圧縮部に螺装するための回し部となるボルトを端壁を貫通する状態で螺着するとともに、そのボルトに絞りを形成してあることを特徴とするものである。
【0012】
請求項3の構成によれば、次のような作用が得られる。一般に逆流防止弁は、予備組付けされた部品として圧縮部に組み込まれるようになるため、予備組付けされた部品の締付け操作用として、或いは逆流防止弁を圧縮部に螺装するための回し部としての操作ボルトを、シリンダ筒の頂部に装着自在とする構造が採られる。具体例としては、シリンダ筒上壁に貫通形成されたナット孔に操作ボルトを螺装することになる。(図2参照)。又、そのナット孔は、シリンダ筒内のメンテナンス用として使用されることもある。
【0013】
従って、前記理由によって本来的に装備されているボルトに小孔等の絞りを設けるようにすれば、逆流防止弁に新たな加工を行う必要が無くなるとともに、予めボルト自体を絞り付きの部品として作成することができるので、生産性や加工費の点で有利なものとすることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に鉄道車両用の回転式空気圧縮機Aが示されている。この回転式空気圧縮機Aの基本構造は公知のものであり、1は圧縮部、2はカップリング、3は電動モータ、4は油回収器、5は油分離器、6は保圧逆止弁、7はアフタークーラー、8は電磁排気弁、9は油温調整弁、10はオイルクーラー、11は油クリーナー、12はエアクリーナー、13は逆流防止弁、14は油温スイッチ、15は冷却ファン、16は安全弁、17はドレンダメである。尚、図4に示す回転式空気圧縮機と同じ符号が付されたものは、互いに同じ機能を有したものである。
【0015】
ここで、回転式空気圧縮機Aの概略作用を説明すると、エアクリーナー12から送られてくる空気を、油取入路18から送られてくる油を伴って、互いに咬合する一対の回転スクリュー(回転体の一例)1a,1bを備えた圧縮部1にて圧縮し、高圧空気(圧搾空気)を油回収器4に排出する。油回収器4にて回収された油は、油温調整弁9、又はこれとオイルクーラー10とを経て温度調整されてから、油クリーナー11で濾過されて油取入路18を通って圧縮部1に還元される。
【0016】
一方、油回収器4にて油分の除去された高圧空気は、油分離器5にて再度油分を取り除いてから保圧逆止弁6、及びアフタークーラー7を通って冷却された後、除湿装置等の然るべき装置に送られる。油分離器5には、ここで回収された油を圧縮部1に戻す油戻し路19や、空気圧縮機としての作動停止時のエア抜きを行うための電磁排気弁8等が接続されている。
【0017】
圧縮部1は、電動モータ3によって回転駆動される一対のスクリュー1a,1bにより、途中に逆流防止弁13を備えた空気吸入路20からの空気を、油取入路18や油戻し路19からの油を伴って圧縮するところである。一対のスクリュー1a,1bによる圧縮部1には機械的隙間が存在しており、油によるシール作用があって空気圧縮ができる。この圧縮部1の停止したときなどに、一対のスクリュー1a,1bを経て高圧空気が逆流する。この油入り空気の吹き上げを防止するため、逆流防止弁13を設けて空気吸入路20を逆方流れに対して遮断するようにしてある。次に、逆流防止弁13について詳述する。
【0018】
図2、図3に示すように、圧縮部1に吸込まれる方向の空気の流れを許容し、かつ、圧縮部1から押出される方向の空気の流れを阻止する状態で空気吸入路20に設けられた逆流防止弁13は、空気吸入路20を遮断自在な弁体21と、この弁体21を先端部にて支持する弁棒22と、この弁棒22の一端に取付けられたピストン23と、このピストン23をスライド自在に支持するシリンダ筒24と、このシリンダ筒24内の一端とピストン23との間に介装された戻しバネ25とを備えて構成されている。
【0019】
シリンダ筒24は、ピストン23を直接内嵌するヘッド側筒部24Aと、弁棒22を貫通支持するスカート側筒部24Bとを3本のボルト43で連結一体化して構成されるとともに、スカート側筒部24Bは、ヘッド側筒部24Aに内嵌されるシリンダケース部26と、弁体21によって開閉される吸入路27を形成する流路ケース部28とを有した鋳造一体品に構成されている。つまり、スカート側筒部24Bは、ヘッド側筒部24Aにボルト連結される3個所のナット部分43以外どうしの間は開放されており、それによって吸入路27としてある。
【0020】
弁体21は、弁棒22先端側に緩衝バネ22aを介して固定された弁本体29と、これを弁棒22に対してバネ受け30を介して固定するスナップリング34と、シール用の蓋部材31と、弁座32とを備えた複合部材に構成されている。弁座32は、流路ケース部28のリング状下端28aと弁本体29とのシール性を改善するべく弁本体29に陥没状態で嵌合装備されており、スナップリング33によって抜け止め処理がなされている。
【0021】
34は、バネ受け30の弁棒22に対する抜け止めを行うスナップリングであり、35は、蓋部材31の弁本体29に対する抜け止めを行うスナップリングである。44は蓋部材31の装脱を行うための流通孔、45はブッシュ、46は弁棒22とブッシュ45との間のグリースの溜まり部である。
【0022】
ピストン23は、弁棒22の上端にネジ止め連結されており、このピストン23の下面側とシリンダケース部26の上面側とに亘って弁棒22を囲繞する状態の戻しバネ25が装備されている。この戻しバネ25がシリンダケース部26に対してピストン23を上昇付勢させており、逆流防止弁13の単体状態では、弁体21によって流路ケース部の下端28aを閉じた吸入路27の断絶状態が維持されている。
【0023】
流路ケース部28の上下中間部分には、逆流防止弁13として圧縮部1に装着するためのネジ部28bが周設してあるとともに、ヘッド側筒部24Aの頂壁(ヘッド側の端壁)24aにおける弁中心Pに相当する位置に、操作ボルト37を螺着するための貫通ナット部36を形成してある。操作ボルト37は、ネジ部28bを用いてシリンダ筒24を圧縮部1の装着ケース部38に内嵌螺着するときの回し部として用いられるものであり、この操作ボルト37を外せば、シリンダ筒24の内部の清掃、点検等のメンテナンス用孔として貫通ナット部36を用いることもできる。
【0024】
図2、図3に示すように、操作ボルト37には、ヘッド側筒部24Aとピストン23とで囲まれたヘッド側シリンダ室40に対する空気逃がし路となる貫通孔39を形成してある。この貫通孔39の直径を小径として絞りSとなるようにしてあり、その径寸法は、圧縮部1の作動停止時において、ピストン23の戻り動作遅れが生じない程度の抵抗力を付加できるものに設定されている。そして、シリンダケース部26とピストン23とで囲まれたスカート側シリンダ室41に対する空気逃がし路42を、十分な直径を有した孔としてシリンダケース部26に横向きに形成してある。
【0025】
以上のように構成された逆流防止弁13は、図2に示す状態のASSY部品として予め組付けられており、圧縮部1へ組付けるには、操作ボルト37をレンチやスパナ等の工具を用いて回して、流路ケース部28の雄ネジ部28bを装着ケース部38の雌ネジ部38aに螺着することでなされる。
【0026】
図3に示すように、逆流防止弁13が圧縮部1に組み込まれた状態では、空気吸入路20と圧縮部1の空気入口1rとが吸入路27を介して接続されるようになっている。しかして、一対の回転スクリュー1a,1bが回転して空気入口1rに負圧が発生すると、それによって戻しバネ25の付勢力に抗してピストン23が突出移動して弁体21が下端28aから離れて弁が開通し、空気を取込むようになる。又、2個所の空気逃がし路39,42は、共に空気吸入路20に開放されるようになっている。
【0027】
2個所の空気逃がし路39,42の存在により、ピストン23が軽快に往復スライド移動できるとともに、ヘッド側シリンダ室40の空気逃がし路39を小径とすることで形成された絞りSの存在により、戻しバネ25の動きに対する抵抗が発生する。
【0028】
従って、電動モータ3の回転速度が変動する場合など系としての固有振動数が自由状態時の戻しバネ25の固有振動数が一致することがあっても、戻しバネ25はサージングを起こすことがなく、それに起因した振動や騒音、或いは故障等の不都合が生じないようになっている。
【0029】
〔別実施形態〕
ヘッド側シリンダ室40に対する空気逃がし路39を、操作ボルトではなく、頂壁24aに直接形成しても良い。スカート側シリンダ室41に対する空気逃がし路42を小径として絞りとする構造でも良い。
【0030】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1に記載の回転式空気圧縮機では、空気吸入路に設置されるシリンダ・ピストン構造の逆流防止弁を、一対の空気逃がし路を設けて軽快で円滑に作動するようにしながら、一方の空気逃がし路に形成した絞りにより、騒音や振動、故障等の不都合原因となるハンチングの生じない良好なものにできた。
【0031】
請求項2に記載の回転式空気圧縮機では、一対の空気逃がし路のうちのヘッド側シリンダ室に形成される逃がし路に絞りを設ける工夫により、請求項1の構成による前記効果をより有効に、かつ、効率良く発揮できる利点がある。
【0032】
請求項3に記載の回転式空気圧縮機では、逆流防止弁を圧縮部に装備するための部品である操作ボルトに絞りを設けることにより、加工費の節減や生産効率の向上を図りながら、請求項1又は2の構成による前記いずれかの効果を奏することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転式空気圧縮機の概略の全体構成を示す機能系統図である。
【図2】逆流防止弁の構造を示す断面図である。
【図3】逆流防止弁の圧縮部への組付け状態を示す一部切欠き側面図である。
【図4】従来の回転式空気圧縮機を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 圧縮部
1a,1b 回転体
13 逆流防止弁
18 油取入路
20 空気吸入路
21 弁体
22 弁棒
23 ピストン
24 シリンダ筒
24a ヘッド側の端壁
25 バネ
37 ボルト
39,42 空気逃がし路
40 ヘッド側のシリンダ室
S 絞り

Claims (3)

  1. 空気を吸い込む空気吸入路と、油を取入れる油取入路と、前記空気吸入路から吸込まれた空気を、前記油取入路から取入れた油を伴って圧縮する回転体を有する圧縮部と、前記圧縮部に吸込まれる方向の空気の流れを許容し、かつ、前記圧縮部から押出される方向の空気の流れを阻止する状態で前記空気吸入路に設けられた逆流防止弁とを備えてなる回転式空気圧縮機であって、
    前記逆流防止弁を、前記空気吸入路を遮断自在な弁体と、この弁体を支持する弁棒と、この弁棒の一端に取付けられたピストンと、このピストンをスライド自在に支持するシリンダ筒と、このシリンダ筒内の一端と前記ピストンとの間に介装されたバネとを備えて構成し、
    前記シリンダ筒に、前記ピストンのスライド移動に伴う空気の流入及び流出を許容するための一対の空気逃がし路を形成するとともに、これら両逃がし路のうちの少なくとも一方に空気の流れを制限する絞りを設けてある回転式空気圧縮機。
  2. 前記絞りを、前記ピストンによって二分された前記シリンダ筒内のシリンダ室のうち、前記弁棒が存在しないヘッド側のシリンダ室に連通される逃がし路に設けてある請求項1に記載の回転式空気圧縮機。
  3. 前記シリンダ筒の端壁のうち、前記ヘッド側の端壁に、前記逆流防止弁を前記圧縮部に螺装するための回し部となるボルトを前記端壁を貫通する状態で螺着するとともに、そのボルトに前記絞りを形成してある請求項1又は2に記載の回転式空気圧縮機。
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