JP3549864B2 - トンネルボーリングマシン用セグメント及びトンネルボーリングマシン推進方法 - Google Patents

トンネルボーリングマシン用セグメント及びトンネルボーリングマシン推進方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルボーリングマシン(以下、TBMという)による地山の掘削において、TBMが推進する際の反力を取るためのTBM用セグメント及びTBM推進方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
山岳トンネル施工等の岩盤掘削を対象としたTBMは、通常グリッパシューと呼ばれる反力装置を掘削したトンネルの壁面に押し付け、壁面との摩擦力を推進反力としている。しかし、断層破砕帯等の軟弱地盤をTBMが通過する際には、トンネルの壁面に推進反力をとることができないため、シールド工法で用いられるようなセグメントによって壁面の支保が行われる。セグメントは、カッタヘッドの後部で組み立てられ、トンネルの壁面に沿ったリング状のセグメントの内面からTBMのグリッパシューが張られ、セグメントとの摩擦力を推進反力としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、セグメントは、一般的にセグメントの外部にかかる土圧や水圧に対して設計されるため、セグメント内面からの力に対しては強度が十分ではない。また、TBMのグリッパシューは、例えば、φ4.5m級のマシンにおいては1,600t(マシンが前進するためには最低500t程度)の力を必要とする。したがって、この力がグリッパシューからセグメントに直接かかると、セグメントは変形あるいは破損し、TBMが推進した後に再度組み直す必要がある。
また、セグメントの変形や破損を防ぐために、セグメント内面のグリッパシューが接触する箇所に木材を設置する場合があるが、木材は、ほとんど弾性変形せず、塑性変形もしくは一回の使用で破損してしまう。
一方、TBMでは、上記課題を解決する簡易な方法としてセグメントのグリッパシューが接触する箇所にコンクリートを吹き付けることも可能であるが、TBMの吹き付けコンクリートは高価である。また、この吹き付けたコンクリートは最終的にはつる必要があり、その際に早期に強度発現したコンクリートのはつりに多くの作業時間を必要としていた。
【0004】
そこで、本発明の課題は、グリッパシューからの押圧力による変形及び破損を防止するTBM用セグメント及びTBM推進方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜2、図5に示すように、トンネルボーリングマシン3により地山を掘削してトンネルを構築する際に軟弱地盤部分などで支保として用いられ、トンネルボーリングマシンが推進する際の反力を掘削されたトンネル内面から取るためのグリッパシュー36が押し付けられるトンネルボーリングマシン用セグメント11〜13であって、支保となるセグメント本体と、該セグメント本体の内面側のトンネルボーリングマシンのグリッパシューが対応する部分に設けられる緩衝ゴム2とを備えていることを特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、支保となるセグメント本体と、セグメント本体の内面側のトンネルボーリングマシンのグリッパシューが対応する部分に緩衝ゴムが設けられているため、緩衝ゴムがグリッパシューからセグメントにかかる押圧力を分散させることができ、セグメントの変形及び破損を防止することができる。これにより、トンネルボーリングマシン通過後のセグメントの組み直し作業を省くことができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、例えば、図1、図5に示すように、前記セグメント本体は、スキンプレート15、主桁16、継手板17、補強リブ18を備え、前記緩衝ゴムは、前記主桁、継手板、補強リブのうちの一つ以上に囲まれるセグメント本体内面に設置され、前記スキンプレートの内面から前記主桁、継手板、補強リブの長尺側の側縁までの距離より前記緩衝ゴムが厚く形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、スキンプレートの内面から主桁、継手板、補強リブの長尺側の側縁までの距離より緩衝ゴムが厚く形成されているため、グリッパシューがセグメント本体に接触することがない。したがって、セグメントの変形及び破損を防止することができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、例えば、図2に示すように、前記緩衝ゴムが複数層からなるとともに、前記セグメント本体の内面側に配置される主ゴム層21と、前記グリッパシューが接触する側に設けられる表面ゴム層22とを備え、前記表面ゴム層が主ゴム層より柔軟なゴムから形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、緩衝ゴムを複数層から形成することにより、グリッパシューからの押圧力を分散させる効果がさらに向上する。また、グリッパシューが緩衝ゴムに接触する部分には、主ゴム層より柔軟な表面ゴム層が設けられているため、グリッパシューの緩衝ゴムへのくい込みを確実なものとすることができる。また、劣化するのはグリッパシューに接触する表面ゴム層であり、緩衝ゴムのメンテナンスは表面ゴム層を交換するだけでよく、交換作業の容易化及びコストの低減を図ることができる。
【0011】
請求項4記載の発明は、例えば、図1〜2、図5に示すように、前記緩衝ゴムが脱着自在に前記セグメント本体に取り付けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明によれば、緩衝ゴムが脱着自在にセグメント本体に取り付けられているため、再利用が可能であり、作業工程及びコストの低減を図ることができる。
【0013】
請求項5記載の発明は、例えば、図1、図3に示すように、請求項1〜4のいずれか一つに記載のトンネルボーリングマシン用セグメントを用いたトンネルボーリングマシン推進方法であって、トンネルの既に構築された部分に設置されたセグメントの前記緩衝ゴムの部分にグリッパシューを押し付けて、セグメントからグリッパシューを介して反力を取り、トンネルボーリングマシンを推進することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明によれば、緩衝ゴムの部分にグリッパシューを押し付けて、セグメントからグリッパシューを介して反力を取り、トンネルボーリングマシンを推進する簡単な施工方法で請求項1〜4のいずれかと同様の効果を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態のTBM用セグメント及びTBM推進方法について詳細に説明する。
最初に、本実施の形態で用いるオープンタイプのTBM3による地山の掘削の概略について説明する。
図3に示すように、TBM3の前部には、カッタヘッドサポート31を介してカッタヘッド32が備えられ、該カッタヘッド32の最先端部は岩盤を掘削するためのトリコンカッタ及びディスクカッタ等のカッタ33,33…が複数備えられている。また、後部にはメインビーム34を介してスラストジャッキ35によりトンネルの軸方向の前後へ伸縮可能に設けられるグリッパシュー36が備えられている。
【0016】
グリッパジャッキ37,37の先端には、グリッパシュー36が備えられており、良好な地山の掘削のときにはグリッパシュー36,36をトンネルの壁面に押し付けて反力を取り、カッタヘッド32を回転させながらスラストジャッキ35を伸長させてTBM3本体を推進させて、所定の長さの掘削を完了した後、グリッパジャッキ37,37を収縮してトンネルの壁面への押し付けを解除するとともに、グリッパシュー36をスラストジャッキ35の収縮によりメインビーム34に対して前進させることを繰り返し行い、連続的にトンネルを構築する。また、カッタヘッド32内に取り込まれた掘削土はコンベア(図示しない)により後続設備38を経由しズリトロや連続コンベアにより坑外へ搬出される。
【0017】
なお、後続設備38には、ズリ出し設備のほか、TBM3操作のための油圧機器、電気機器等が搭載されている。また、掘削は、事前に先進ボーリングを行い軟弱地盤等の不良地盤の有無を確認しながら行い、不良地盤に遭遇した場合には通常、この種のTBM3の支保材としては、図示は省略するがメッシュの取着、吹付けコンクリート及びH型鋼の支保工で施工する。しかし、出水を伴う断層破砕帯の該不良地盤を掘削するには、カッタヘッドサポート31の後方にセグメントを組み立てて円筒状のセグメントリングを形成し、不良地盤を保護しながらカッタヘッド32を推進させ、不良地盤を通過する。
【0018】
セグメントリング1は、図4〜図7に示すように、A型、B型、K型の円弧形状の鋼製セグメント11〜13が組み合わされて構成されている。
【0019】
A型セグメント11には、図5に示すように、スキンプレート15、主桁16、継手板17、補強リブ18等が備えられている。
【0020】
スキンプレート15は、長方形状の鋼板を円弧板状に湾曲したものであり、地山からの土圧及び水圧を直接受け止める部材である。
【0021】
主桁16は、隣接するセグメントリング1間(トンネルの軸方向)の継手となるものである。主桁16は、スキンプレート15と同程度に面方向に湾曲された鋼板から形成され、短尺側の側縁部の長さの略1/3となる位置には、隣接するセグメントリング1の主桁16と接合するための複数のボルト孔が長尺側の側縁部にほぼ平行に備えられている。
主桁16の長尺側となる一方の側縁部は、スキンプレート15の長尺側となる二つの側縁部に対応して配置され、二枚の主桁16のそれぞれ長尺側となる一方の側縁部が溶接によってスキンプレート15に接合されている。
なお、隣接するセグメントリング1同士は、主桁16に備えられたボルト孔を介してボルトにて接合されている。
【0022】
継手板17は、隣接するセグメントピース間(トンネルの周方向)の継手となるものである。継手板17は、長方形状の鋼板から形成され、短尺側の側縁部の長さの略1/3となる位置には、隣接するセグメントピースの継手板17と接合するための複数のボルト孔が長尺側の側縁部にほぼ平行に備えられている。
【0023】
継手板17の長尺側となる一方の側縁部は、スキンプレート15の短尺側となる二つの側縁部に対応して配置され、二枚の継手板17のそれぞれ長尺側となる一方の側縁部が溶接によってスキンプレート15に接合されている。
なお、隣接するセグメントピース同士は、継手板17に備えられたボルト孔を介してボルトにて接合されている。
【0024】
補強リブ18は、セグメントの補強を目的とするものであり、トンネルの軸方向に沿ってセグメント内に複数配置されている。補強リブ18は、アングルのように中央をほぼ直角に曲げられた鋼板から形成されている。また、補強リブ18の長尺側となる一方の側縁部は、スキンプレート15の短尺側の側縁部とほぼ平行になるよう、溶接にてスキンプレート15上に複数接合される。また、補強リブ18の短尺側となる両側縁部は、スキンプレート15の長尺側の側縁部に接合された二枚の主桁16にそれぞれ直角に当接され、溶接にて接合されている。
【0025】
また、スキンプレート15の短尺側方向のほぼ中央を通る位置には、裏込材を注入するための円筒形状の注入孔19がスキンプレート15の内周面から外周面に貫通するように備えられている。
【0026】
B型セグメント12は、A型セグメント11と同様の構成であるため、構成要素には同一符号を付して説明を省略する。なお、A型セグメント11との違いは、B型セグメント12の一方の継手板17が、K型セグメント13の継手板17と接合するために、スキンプレート15の内周面から見てセグメントリング1の径方向に対して内側へ少し傾いた状態とされていることである。
【0027】
K型セグメント13は、A型セグメント11と同様の構成であるため、構成要素には同一符号を付して説明を省略する。なお、A型セグメント11との違いは、K型セグメント13の両側の継手板17が、B型セグメント12の継手板17と接合するために、スキンプレート15の内周面から見てセグメントリング1の径方向に対して外側へ少し傾いた状態とされていることである。
【0028】
セグメントリング1は、図4に示すように、トンネルの底部及び側壁部にA型セグメント11が設置され、該A型セグメント11の端部にB型セグメント12が接続され、B型セグメント12の端部間にキーセグメントであるK型セグメント13がはめ込まれ、それぞれがボルトで接続されて完成する。
【0029】
次に、上述のセグメントの内面に設置される緩衝ゴム2について説明する。
緩衝ゴム2は、主ゴム21のどちらか一方の表面に表面ゴム22を接着したものである。主ゴム21は、例えば、天然ゴムから組成され、グリッパシューの接地圧16kgf/cmに対して変形率が4%で、厚さが100mm程度のものを使用した。また、表面ゴム22は、例えば、主ゴム21より柔軟なコンベアゴムを用い、厚さが9mm程度のものを使用した。
【0030】
なお、緩衝ゴム2は、主ゴム21だけから形成しても使用することはできるが、上述のように4%の変形率では100mm程度の厚さとなる主ゴム21は、4mm程度収縮するだけであり、グリッパシュー36のくい込みが浅くなるため、主ゴム22より柔軟な表面ゴム22を主ゴム21に接着することでグリッパシュー36のくい込み効果を向上させた。また、主ゴム21と表面ゴム22との接着には、例えば、ゴム用常温加硫等の方法を用いた。
また、緩衝ゴム2は、一つのセグメント内面側の主桁16、継手板17、補強リブ18のうちの一つ以上によって囲まれる範囲内の大きさに形成されており、使用するセグメントによって自由にサイズを変更することが可能である。
【0031】
緩衝ゴム2は、バインド線等でセグメントリング1間の継手ボルトに固定されている。その際、スキンプレート15の内面から主桁16、継手板17、補強リブ18の長尺側の側縁までの距離より緩衝ゴム2が厚く形成されているため、グリッパシュー36がセグメント本体に接触することがない。
【0032】
ここで、セグメントに緩衝ゴム2を設置した際の作用について説明する。
TBM3のグリッパシュー36の位置決めを行い、推進反力をとるためにグリッパシュー36が対応するセグメント内面側に緩衝ゴム2が設置される。グリッパジャッキ37を伸ばすと、グリッパシュー36が緩衝ゴム2に接触し、次第に緩衝ゴム2を押圧する。表面ゴム22にはグリッパシュー36が十分にくい込み、グリッパシュー36からの押圧力は、表面ゴム22から主ゴム21に伝わる。グリッパシュー36からの押圧力は、主ゴム21によって吸収、分散され、セグメントには、セグメントが変形または破損しない程度の押圧力がかかることとなる。
【0033】
TBM3が所定の距離の掘削作業を終えると、グリッパジャッキ37を収縮させ、グリッパシュー36の緩衝ゴム2への押圧が解除される。その後、スラストジャッキ35の収縮により、グリッパシュー36は掘削方向に移動し、新たな位置で推進反力を取ることになる。また、グリッパシュー36の移動中に、緩衝ゴム2はセグメントから取り外され、次にグリッパシュー36が反力を取るセグメントの内面に設置される。以下、この作業を繰り返し、トンネルを構築する。
【0034】
なお、TBM3の規模に合わせて緩衝ゴム2の材質、厚さ等を適宜変更することでセグメントの変形及び破損を防止することができる。また、緩衝ゴム2の設置前にセグメントの注入孔19から裏込め材を注入しておくことで、セグメントの内側からのグリッパシューの押圧力に対して高い耐久性を発揮することができる。
【0035】
したがって、本発明のオープンタイプのTBM3用セグメントによれば、緩衝ゴム2がグリッパシュー36からの押圧力を吸収及び分散することができるので、セグメントの変形及び破損を防止することができる。また、主ゴム21を二層に重ねることにより、緩衝ゴム2の効果がさらに向上する。
また、劣化するのは主に表面ゴム22であり、表面ゴム22を交換するだけでよく、交換作業の容易化及びコストの低減を図ることができる。また、表面ゴム22がグリッパシュー36の緩衝ゴム2へのくい込みを確実なものとすることができる。
また、緩衝ゴム2は、脱着可能であるため、再利用が可能であり、作業工程及びコストの低減を図ることができる。
【0036】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、緩衝ゴムの代わりに、ゴム状の樹脂等の押圧力を吸収するものであればその材質は問わない。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、緩衝ゴムがグリッパシューからセグメントにかかる押圧力を分散させることができ、セグメントの変形及び破損を防止することができる。これにより、トンネルボーリングマシン通過後のセグメントの組み直し作業を省くことができる。
【0038】
請求項2記載の発明によれば、スキンプレートの内面から主桁、継手板、補強リブの長尺側の側縁までの距離より緩衝ゴムが厚く形成されているため、グリッパシューがセグメント本体に接触することがない。したがって、セグメントの変形及び破損を防止することができる。
【0039】
請求項3記載の発明によれば、緩衝ゴムを複数層から形成することにより、グリッパシューからの押圧力を分散させる効果がさらに向上する。また、グリッパシューが緩衝ゴムに接触する部分には、主ゴム層より柔軟な表面ゴム層が設けられているため、グリッパシューの緩衝部材へのくい込みを確実なものとすることができる。また、劣化するのはグリッパシューに接触する表面ゴム層であり、緩衝ゴムのメンテナンスは表面ゴム層を交換するだけでよく、交換作業の容易化及びコストの低減を図ることができる。
【0040】
請求項4記載の発明によれば、再利用が可能であり、作業工程及びコストの低減を図ることができる。
【0041】
請求項5記載の発明によれば、緩衝ゴムの部分にグリッパシューを押し付けて、セグメントからグリッパシューを介して反力を取り、トンネルボーリングマシンを推進する簡単な施工方法で請求項1〜4のいずれか一つと同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の緩衝ゴムの配置を説明するためのトンネルの断面図である。
【図2】上記実施の形態における緩衝ゴムの構造を説明するための図である。
【図3】上記実施の形態におけるトンネルボーリングマシン(TBM)の構造を説明するための図である。
【図4】上記実施の形態におけるセグメントリングを説明するためのトンネルの断面図である。
【図5】上記実施の形態におけるセグメントリングのA型セグメントを説明するための図である。
【図6】上記実施の形態におけるセグメントリングのB型セグメントを説明するための図である。
【図7】上記実施の形態におけるセグメントリングのK型セグメントを説明するための図である。
【符号の説明】
1 セグメントリング
11,12,13 セグメント
15 スキンプレート
16 主桁
17 継手板
18 補強リブ
2 緩衝ゴム
21 主ゴム
22 表面ゴム
3 トンネルボーリングマシン
36 グリッパシュー

Claims (5)

  1. トンネルボーリングマシンにより地山を掘削してトンネルを構築する際に軟弱地盤部分などで支保として用いられ、トンネルボーリングマシンが推進する際の反力を掘削されたトンネル内面から取るためのグリッパシューが押し付けられるトンネルボーリングマシン用セグメントであって、
    支保となるセグメント本体と、
    該セグメント本体の内面側のトンネルボーリングマシンのグリッパシューが対応する部分に設けられる緩衝ゴムとを備えていることを特徴とするトンネルボーリングマシン用セグメント。
  2. 前記セグメント本体は、スキンプレート、主桁、継手板、補強リブを備え、
    前記緩衝ゴムは、前記主桁、継手板、補強リブのうちの一つ以上に囲まれるセグメント本体内面に設置され、
    前記スキンプレートの内面から前記主桁、継手板、補強リブの長尺側の側縁までの距離より前記緩衝ゴムが厚く形成されていることを特徴とする請求項1記載のトンネルボーリングマシン用セグメント。
  3. 前記緩衝ゴムが複数層からなるとともに、
    前記セグメント本体の内面側に配置される主ゴム層と、
    前記グリッパシューが接触する側に設けられる表面ゴム層とを備え、
    前記表面ゴム層が主ゴム層より柔軟なゴムから形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のトンネルボーリングマシン用セグメント。
  4. 前記緩衝ゴムが脱着自在に前記セグメント本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のトンネルボーリングマシン用セグメント。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載のトンネルボーリングマシン用セグメントを用いたトンネルボーリングマシン推進方法であって、
    トンネルの既に構築された部分に設置されたセグメントの前記緩衝ゴムの部分にグリッパシューを押し付けて、セグメントからグリッパシューを介して反力を取り、トンネルボーリングマシンを推進することを特徴とするトンネルボーリングマシンの推進方法。
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