JP3548734B2 - 電気コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプリント基板に取付けて使用される電気コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気コネクタとしては、図5に示すように、互いに幅方向に複数配列される端子1と、各端子1を保持する絶縁体2と、絶縁体2の外面を覆うシェル3と、各端子1の配列方向に延びるグランド用の導電部品4とからなり、各端子1と導電部品4との間に相手側端子Aを挿入するようにしたものが知られている。また、導電部品4には各端子1にそれぞれ対応する複数の弾性片4aが設けられ、弾性片4aは導電部品4の一部を切り起こしたり、別部品によって形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電気コネクタでは、グランド用の導電部品4が専用の別部品によって形成されているため、部品点数が多くなり、コストが高くつくという問題点があった。また、前記電気コネクタでは、導電部品4に各弾性片4aを切り起こしたり、或いは弾性片を別部品によって形成しているため、加工が複雑になり、生産性を低下させるという問題点もあった。
【0004】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数を少なくすることができ、加工も容易に行うことのできる電気コネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、互いに幅方向に配列された複数の端子と、各端子を保持する絶縁体と、絶縁体の外面を覆うシェルと、各端子の配列方向に延びる導電性のグランド部とからなり、各端子とグランド部との間に相手側端子を挿入するようにした電気コネクタにおいて、前記シェルとグランド部とを一体に形成している。
【0006】
これにより、グランド部がシェルに一体に設けられることから、グランド用の導電部品を別途必要としない。
【0007】
また、請求項1では、前記構成において、前記各端子に相手側端子をグランド部側に押圧する弾性部を設けるとともに、グランド部には相手側端子と接触する複数の突部を各端子にそれぞれ対応するように設けている。
【0008】
これにより、前記作用に加え、相手側端子にグランド部の突部が接触することから、端子側の弾性力によってグランド部の突部が相手側端子に圧接し、相手側端子が確実にグランド部と導通する。
【0009】
また、請求項2では、請求項1記載の電気コネクタにおいて、前記突部をグランド部の一部を変形することによって形成している。
【0010】
これにより、請求項1の作用に加え、前記突部をプレス加工等により容易に加工が可能となる。また、グランド部の一部変形による突部の形成により、グランド部の剛性も高まる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1は電気コネクタの全体斜視図、図2はその分解斜視図、図3はその一部切断斜視図、図4はその側面断面図である。
【0012】
この電気コネクタは、互いに幅方向に配列された複数の導電性の端子10と、各端子10を保持する絶縁体20と、絶縁体20の外面を覆うシェル30とから構成されている。
【0013】
各端子10は導電性を有する金属板からなり、その一端側には相手側端子と接触する弾性片11が形成されている。
【0014】
絶縁体20は各端子10の配列方向(幅方向)に延びる合成樹脂の成形品からなり、その前後方向一端側には相手側端子が挿入される挿入孔21が設けられている。絶縁体20の前後方向他端側には各端子10がそれぞれ挿入される複数の挿入孔22が設けられ、各端子10は各挿入孔22に圧入されることにより絶縁体20に保持されている。また、絶縁体20の幅方向両端には前端側から後方に延びる第1の切り欠き23及び第2の切り欠き24がそれぞれ設けられている。
【0015】
シェル30は導電性を有する金属板からなり、所定形状に折り曲げられて成形されている。即ち、シェル30は、絶縁体20の上面側を覆う上面部31と、上面部31と対向するグランド部32とを一体に有し、グランド部32は上面部31と間隔をおいて平面状に形成されている。上面部31の幅方向両端には下方に屈曲する側面部31aがそれぞれ設けられ、各側面部31aは第1の切り欠き23に挿入されて絶縁体20に固定されるようになっている。グランド部32は幅方向両端にそれぞれ設けられた前面部33を介して上面部31側と一体に形成されており、その前端側は下方に折り返されている。また、グランド部32の上面側には各端子10にそれぞれ対応する多数の突部32aが設けられ、各突部32aはプレス加工等によりグランド部32の一部を変形することによって形成されている。更に、グランド部32の幅方向両端には後方に延びるグランド端子32bがそれぞれ設けられ、各グランド端子32bは絶縁体20の背面側から外部に突出している。また、シェル30の幅方向両側には基板取付用の取付部34がそれぞれ設けられ、各取付部35は第2の切り欠き23に挿入されて絶縁体20の側方に突出している。
【0016】
以上のように構成された電気コネクタにおいては、図4に示すように相手側端子Aを挿入すると、端子10の弾性片11の弾性力によって相手側端子Aがグランド部32側に押圧され、相手側端子Aが端子10とグランド部32との間に保持されて電気的に接続する。その際、相手側端子Aには、端子10側の弾性力によってグランド部32の突部32aが圧接することから、相手側端子Aが確実にグランド部32と導通する。
【0017】
このように、本実施形態の電気コネクタによれば、グランド部32をシェル30に一体に設けたので、グランド用の導電部品を別途必要とすることがなく、部品点数を少なくすることができる。
【0018】
また、グランド部32に相手側端子Aに圧接する突部32aを設けたので、相手側端子Aとグランド部32とを確実に導通させることができる。これにより、相手側端子Aに電気信号が流れた際、シェル30に発生する起電力の変動を小さくすることができ、グランド特性の安定化を図ることができる。その結果、信号伝送特性を向上させることができる。この場合、突部32aの個数を増やして一つの相手側端子Aに複数の突部32aが接触するようにすれば、グランド特性の向上に一層効果的である。また、各突部32aの幅方向の間隔を微小にすることができるので、多数の端子10を高密度に配列する場合に極めて有利である。
【0019】
更に、各突部32aをプレス加工等によりグランド部32の一部を変形させて形成するようにしたので、従来のように弾性片を切り起こす場合に比べ、加工を容易に行うことができる。また、グランド部32の一部変形による突部32aの形成により、グランド部32の剛性を高めることもできるので、耐久性の向上を図ることが可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の電気コネクタによれば、グランド用の導電部品を別途必要とすることがないので、部品点数を少なくすることができ、低コスト化を図ることができる。
【0021】
また、グランド部に設けた突部により相手側端子とグランド部とを確実に導通させることができるので、相手側端子に電気信号が流れた際、シェルに発生する起電力の変動を小さくすることができ、グランド特性の安定化を図ることができる。また、前記突部の幅方向の間隔を微小にすることができるので、多数の端子を高密度に配列する場合に極めて有利である。
【0022】
また、請求項2の電気コネクタによれば、請求項1の効果に加え、従来のように弾性片を切り起こす場合に比べ、加工を容易に行うことができ、生産性の向上を図ることができる。また、グランド部の剛性を高めることもできるので、耐久性の向上を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気コネクタの全体斜視図
【図2】電気コネクタの分解斜視図
【図3】電気コネクタの一部切断斜視図
【図4】電気コネクタの側面断面図
【図5】従来例を示す電気コネクタの側面断面図
【符号の説明】
10…端子、20…絶縁体、30…シェル、32…グランド部、32a…突部、A…相手側端子。
Claims (2)
- 互いに幅方向に配列された複数の端子と、各端子を保持する絶縁体と、絶縁体の外面を覆うシェルと、各端子の配列方向に延びる導電性のグランド部とからなり、各端子とグランド部との間に相手側端子を挿入するようにした電気コネクタにおいて、
前記シェルとグランド部とを一体に形成するとともに、
前記各端子に相手側端子をグランド部側に押圧する弾性部を設け、
グランド部には相手側端子と接触する複数の突部を各端子にそれぞれ対応するように設けた
ことを特徴とする電気コネクタ。 - 前記突部をグランド部の一部を変形することによって形成した
ことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
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