JP3547798B2 - ディスクプレーヤーのディスク装着装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ディスクをディスクプレーヤーを構成する筐体の内部に装着するディスクプレーヤーのディスク装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光学式ピックアップを用いてディスクに記録されている信号の読み取り動作を行うディスクプレーヤーが普及しているが、斯かるディスクプレーヤーにおいて、ディスクの収納部への装着動作は、動作位置と着脱位置との間を変位可能に設けられているトレーによって行われるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
トレーによってディスクの装着動作を行うように構成されたディスクプレーヤーは、該トレーにディスクを水平に載置させるように構成されている。しかしながら、最近ではCD−ROMプレーヤーと呼ばれるディスクプレーヤーが普及しており、斯かるプレーヤーの中には、ディスクを水平ではなく、縦方向に収納してディスクの再生動作を行うようにした装置が要望されている。
【0004】
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたものであり、ディスクを縦方向に収納させる場合に適したディスクプレーヤーのディスク装着装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るディスクプレーヤーのディスク装着装置は、ディスクに記録された信号の再生動作が行われる動作位置と、該ディスクの全体が筐体の外部に露出される着脱位置との間を変位可能に設けられた変位部材を備えるディスクプレーヤーのディスク装着装置において、前記ディスクを縦に装着する装着部材が前記変位部材に設けられ、該装着部材は、該変位部材に、着脱位置と動作位置との間を回動可能に設けられ、且つ、該装着部材は、スプリングによって着脱位置方向へ回動付勢され、該装着部材に傾斜部が設けられ、該変位部材が着脱位置から動作位置方向へ変位されるときに、前記筐体に設けられた当接部に該傾斜部が当接され、その当接によって受ける力により、該装着部材は、着脱位置から動作位置へ回動変位されることを特徴とする。
【0006】
【作用】
本発明は、動作位置と着脱位置との間を変位可能に設けられている変位部材にディスクを縦に装着する装着部材を設けたものである。
【0007】
【実施例】
図1は着脱位置にある状態を示す要部の平面図、図2は動作位置にある状態を示す要部の平面図、図3は着脱位置にある状態を示す正面一部破断面図、図4は動作位置にある状態を示す正面一部破断面図である。
【0008】
図において、1は光学式ピックアップ等の信号読み取り手段や電気回路等が収納されている筐体、2は前記筐体1内に設けられている駆動機構によって図1に示した着脱位置と図2に示した動作位置との間を変位可能に設けられている変位部材であり、前部に筐体1に形成されている装着穴部を被う蓋体3が設けられている。
【0009】
4は前記変位部材2に軸5によって図3に示した着脱位置と図4に示した動作位置との間を変位可能に取り付けられている装着部材であり、ディスクDが挿入される挿入部6が形成されているとともにスプリング(図示せず)によって着脱位置方向へ回動付勢されている。7は前記装着部材4に形成されている傾斜部であり、前記変位部材2が着脱位置より動作位置方向へ変位するとき筐体1に設けられている当接部8に当接し、その当接によって受ける力により該装着部材4を着脱位置より動作位置へ回動変位させるように構成されている。
【0010】
以上の如く本発明のディスク装着装置は構成されているが、次に斯かる構成の装着装置の動作について説明する。
ディスクプレーヤーに設けられているディスクの排出操作釦(図示せず)を操作すると、駆動機構が排出動作のための動作を行う。その結果、前記変位部材2が駆動機構の働きによって、図2に示した動作位置より図1に示した着脱位置に変位せしめられる。前記変位部材2は、駆動機構の働きによって着脱位置に変位せしめられるが、前記装着部材4は着脱位置方向へ回動付勢されているため、斯かる動作が行われると、該装着部材4は図1に示した着脱位置に回動変位せしめられることになる。そして、斯かる装着部材4の着脱位置への回動変位動作は、該装着部材4に形成されている傾斜部7が筐体1に設けられている当接部8に当接しながら行われるため、該装着部材4の着脱位置への回動変位動作は円滑に行われる。
【0011】
ディスクの排出操作をすると、前述したように変位部材2の着脱位置への変位動作及び装着部材4の着脱位置への回動変位動作は行われるが、斯かる状態でディスクDを前記装着部材4に形成されている挿入部6に挿入すると図1及び図3に示した状態になる。
【0012】
斯かる状態において、ディスクプレーヤーに設けられているディスクの装着操作釦(図示せず)を操作すると、駆動機構が装着動作のための動作を行う。その結果、前記変位部材2が駆動機構の働きによって、図1に示した着脱位置より図2に示した動作位置に変位せしめられる。前記変位部材2は、駆動機構の働きによって動作位置に変位せしめられるが、斯かる変位動作は前記装着部材4に形成されている傾斜部7が筐体1に設けられている当接部8に当接しながら行われるため、該装着部材4は、図3に示した着脱位置より図4に示した動作位置に回動変位せしめられる。
【0013】
前記変位部材2が、駆動機構の働きによって動作位置に変位せしめられると該変位部材2に設けられている装着部材4が着脱位置より動作位置に回動変位せしめられので、筐体1内に設けられているクランプ手段によってディスクDがターンテーブル上にクランプされることになる。その結果、ディスクDに記録されている信号の光学式ピックアップによる読み取り動作を行うことが出来る。
【0014】
このようにディスクDの動作位置への装着動作は行われるが、ディスクDの排出動作は、前述したディスクの排出操作釦を操作することによって行われる。斯かる排出操作釦を操作すると、前述したように変位部材2が着脱位置に変位するとともに該変位部材2に設けられている装着部材4が動作位置より図1及び図3に示す着脱位置に回動変位する。従って、ディスクDを前記装着部材4に形成されている挿入部6より容易に取り出すことが出来る。
【0015】
【発明の効果】
請求項1記載のディスクプレーヤーのディスク装着装置に係る発明によれば、動作位置と着脱位置との間を変位可能に設けられている変位部材にディスクを縦に装着する装着部材を設けたので、ディスクを縦にして使用するディスクプレーヤーに対応させることが出来る。
【0016】
また、ディスクが装着される装着部材を変位部材に着脱位置と動作位置との間を回動可能に設けたので、ディスクの装着部材への挿入動作及び装着部材からの取り出し動作を容易に行うことが出来るという利点を本発明は有している。そして、本発明は、装着部材の着脱位置から動作位置への回動動作を装着部材に形成されている傾斜部と筐体に設けられている当接部との当接によって行うようにしたので、変位部材が動作位置へ変位すると自動的に装着部材が動作位置に変位せしめられることになり、ディスクの装着動作を正確に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装着装置が着脱位置にある状態を示す要部の平面図である。
【図2】本発明の装着装置が動作位置にある状態を示す要部の平面図である。
【図3】本発明の装着装置が着脱位置にある状態を示す正面一部破断面図である。
【図4】本発明の装着装置が動作位置にある状態を示す正面一部破断面図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 変位部材
4 装着部材
7 傾斜部
8 当接部
D ディスク
【産業上の利用分野】
本発明は、ディスクをディスクプレーヤーを構成する筐体の内部に装着するディスクプレーヤーのディスク装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光学式ピックアップを用いてディスクに記録されている信号の読み取り動作を行うディスクプレーヤーが普及しているが、斯かるディスクプレーヤーにおいて、ディスクの収納部への装着動作は、動作位置と着脱位置との間を変位可能に設けられているトレーによって行われるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
トレーによってディスクの装着動作を行うように構成されたディスクプレーヤーは、該トレーにディスクを水平に載置させるように構成されている。しかしながら、最近ではCD−ROMプレーヤーと呼ばれるディスクプレーヤーが普及しており、斯かるプレーヤーの中には、ディスクを水平ではなく、縦方向に収納してディスクの再生動作を行うようにした装置が要望されている。
【0004】
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたものであり、ディスクを縦方向に収納させる場合に適したディスクプレーヤーのディスク装着装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るディスクプレーヤーのディスク装着装置は、ディスクに記録された信号の再生動作が行われる動作位置と、該ディスクの全体が筐体の外部に露出される着脱位置との間を変位可能に設けられた変位部材を備えるディスクプレーヤーのディスク装着装置において、前記ディスクを縦に装着する装着部材が前記変位部材に設けられ、該装着部材は、該変位部材に、着脱位置と動作位置との間を回動可能に設けられ、且つ、該装着部材は、スプリングによって着脱位置方向へ回動付勢され、該装着部材に傾斜部が設けられ、該変位部材が着脱位置から動作位置方向へ変位されるときに、前記筐体に設けられた当接部に該傾斜部が当接され、その当接によって受ける力により、該装着部材は、着脱位置から動作位置へ回動変位されることを特徴とする。
【0006】
【作用】
本発明は、動作位置と着脱位置との間を変位可能に設けられている変位部材にディスクを縦に装着する装着部材を設けたものである。
【0007】
【実施例】
図1は着脱位置にある状態を示す要部の平面図、図2は動作位置にある状態を示す要部の平面図、図3は着脱位置にある状態を示す正面一部破断面図、図4は動作位置にある状態を示す正面一部破断面図である。
【0008】
図において、1は光学式ピックアップ等の信号読み取り手段や電気回路等が収納されている筐体、2は前記筐体1内に設けられている駆動機構によって図1に示した着脱位置と図2に示した動作位置との間を変位可能に設けられている変位部材であり、前部に筐体1に形成されている装着穴部を被う蓋体3が設けられている。
【0009】
4は前記変位部材2に軸5によって図3に示した着脱位置と図4に示した動作位置との間を変位可能に取り付けられている装着部材であり、ディスクDが挿入される挿入部6が形成されているとともにスプリング(図示せず)によって着脱位置方向へ回動付勢されている。7は前記装着部材4に形成されている傾斜部であり、前記変位部材2が着脱位置より動作位置方向へ変位するとき筐体1に設けられている当接部8に当接し、その当接によって受ける力により該装着部材4を着脱位置より動作位置へ回動変位させるように構成されている。
【0010】
以上の如く本発明のディスク装着装置は構成されているが、次に斯かる構成の装着装置の動作について説明する。
ディスクプレーヤーに設けられているディスクの排出操作釦(図示せず)を操作すると、駆動機構が排出動作のための動作を行う。その結果、前記変位部材2が駆動機構の働きによって、図2に示した動作位置より図1に示した着脱位置に変位せしめられる。前記変位部材2は、駆動機構の働きによって着脱位置に変位せしめられるが、前記装着部材4は着脱位置方向へ回動付勢されているため、斯かる動作が行われると、該装着部材4は図1に示した着脱位置に回動変位せしめられることになる。そして、斯かる装着部材4の着脱位置への回動変位動作は、該装着部材4に形成されている傾斜部7が筐体1に設けられている当接部8に当接しながら行われるため、該装着部材4の着脱位置への回動変位動作は円滑に行われる。
【0011】
ディスクの排出操作をすると、前述したように変位部材2の着脱位置への変位動作及び装着部材4の着脱位置への回動変位動作は行われるが、斯かる状態でディスクDを前記装着部材4に形成されている挿入部6に挿入すると図1及び図3に示した状態になる。
【0012】
斯かる状態において、ディスクプレーヤーに設けられているディスクの装着操作釦(図示せず)を操作すると、駆動機構が装着動作のための動作を行う。その結果、前記変位部材2が駆動機構の働きによって、図1に示した着脱位置より図2に示した動作位置に変位せしめられる。前記変位部材2は、駆動機構の働きによって動作位置に変位せしめられるが、斯かる変位動作は前記装着部材4に形成されている傾斜部7が筐体1に設けられている当接部8に当接しながら行われるため、該装着部材4は、図3に示した着脱位置より図4に示した動作位置に回動変位せしめられる。
【0013】
前記変位部材2が、駆動機構の働きによって動作位置に変位せしめられると該変位部材2に設けられている装着部材4が着脱位置より動作位置に回動変位せしめられので、筐体1内に設けられているクランプ手段によってディスクDがターンテーブル上にクランプされることになる。その結果、ディスクDに記録されている信号の光学式ピックアップによる読み取り動作を行うことが出来る。
【0014】
このようにディスクDの動作位置への装着動作は行われるが、ディスクDの排出動作は、前述したディスクの排出操作釦を操作することによって行われる。斯かる排出操作釦を操作すると、前述したように変位部材2が着脱位置に変位するとともに該変位部材2に設けられている装着部材4が動作位置より図1及び図3に示す着脱位置に回動変位する。従って、ディスクDを前記装着部材4に形成されている挿入部6より容易に取り出すことが出来る。
【0015】
【発明の効果】
請求項1記載のディスクプレーヤーのディスク装着装置に係る発明によれば、動作位置と着脱位置との間を変位可能に設けられている変位部材にディスクを縦に装着する装着部材を設けたので、ディスクを縦にして使用するディスクプレーヤーに対応させることが出来る。
【0016】
また、ディスクが装着される装着部材を変位部材に着脱位置と動作位置との間を回動可能に設けたので、ディスクの装着部材への挿入動作及び装着部材からの取り出し動作を容易に行うことが出来るという利点を本発明は有している。そして、本発明は、装着部材の着脱位置から動作位置への回動動作を装着部材に形成されている傾斜部と筐体に設けられている当接部との当接によって行うようにしたので、変位部材が動作位置へ変位すると自動的に装着部材が動作位置に変位せしめられることになり、ディスクの装着動作を正確に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装着装置が着脱位置にある状態を示す要部の平面図である。
【図2】本発明の装着装置が動作位置にある状態を示す要部の平面図である。
【図3】本発明の装着装置が着脱位置にある状態を示す正面一部破断面図である。
【図4】本発明の装着装置が動作位置にある状態を示す正面一部破断面図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 変位部材
4 装着部材
7 傾斜部
8 当接部
D ディスク
Claims (1)
- ディスクに記録された信号の再生動作が行われる動作位置と、該ディスクの全体が筐体の外部に露出される着脱位置との間を変位可能に設けられた変位部材を備えるディスクプレーヤーのディスク装着装置において、
前記ディスクを縦に装着する装着部材が前記変位部材に設けられ、
該装着部材は、該変位部材に、着脱位置と動作位置との間を回動可能に設けられ、且つ、該装着部材は、スプリングによって着脱位置方向へ回動付勢され、
該装着部材に傾斜部が設けられ、該変位部材が着脱位置から動作位置方向へ変位されるときに、前記筐体に設けられた当接部に該傾斜部が当接され、その当接によって受ける力により、該装着部材は、着脱位置から動作位置へ回動変位されることを特徴とするディスクプレーヤーのディスク装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15374094A JP3547798B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ディスクプレーヤーのディスク装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15374094A JP3547798B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ディスクプレーヤーのディスク装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0822662A JPH0822662A (ja) | 1996-01-23 |
JP3547798B2 true JP3547798B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=15569075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15374094A Expired - Fee Related JP3547798B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ディスクプレーヤーのディスク装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3547798B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP15374094A patent/JP3547798B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0822662A (ja) | 1996-01-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040113 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040227 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040330 |
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A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040415 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |