JP3547650B2 - 空気圧縮機静翼抜き取り装置、空気圧縮機静翼抜き取り方法および空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置 - Google Patents

空気圧縮機静翼抜き取り装置、空気圧縮機静翼抜き取り方法および空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気圧縮機の静翼交換時、円滑にして効率的な作業が行い、かつ交換作業後の保管が容易な空気圧縮機静翼抜き取り装置、空気圧縮機静翼抜き取り方法および空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の火力発電プラントでは、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントおよび排熱回収ボイラを組み合せたコンバインドサイクル発電プラントが主流を占めるようになってきている。
【0003】
このコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラントから排出される排ガス(排熱)を排熱回収ボイラに供給し、ここで発生した蒸気を蒸気タービンプラントに供給するもので、排ガスの熱の有効利用を図る点でガスタービンプラント単機あるいは蒸気タービンプラント単機のコンベンショナル発電プラントに較べてプラント熱効率が高くなっている。
【0004】
このように、プラント熱効率の高いコンバインドサイクル発電プラントは、今後、ますます実機適用への台数の増加が見込まれており、これに伴ってガスタービン入口燃焼ガス温度を現在の1100℃から1300℃を経て1500℃以上に増加させて高出力化を図る研究が進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンバインドサイクル発電プラントは、燃料輸送の利便性を考慮して臨界地帯に設置することが多く、環境の悪い条件下で運転が行われている。このため、ガスタービンプラントに組み込まれた空気圧縮機は、海水の塩分を含んだ大気を吸い込んで高圧化する関係上、腐食を受け易く、腐食を受けた場合、例えば空気圧縮機静翼、具体的には静翼の一つの段落における全翼数の交換作業を行っている。
【0006】
従来、静翼の交換作業は、空気圧縮機ケーシングに固設された静翼の翼有効部をグラインダ等の切断機でカットし、翼植込み部に空気圧縮機ケーシングの周方向に沿って切込みを入れる切削加工を行い、最後にハンマ等の叩打装置で叩打させ、翼植込み部を空気圧縮機ケーシングから抜き取っていた。
【0007】
これら一連の抜き取り装置は、専ら現地組立て作業者の労力に依存しており、作業者の安全性および労力の軽減、周辺部材への損傷防止、効率的な作業の運用等を考慮すると、何らかの新たな改善策が求められていた。
【0008】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、空気圧縮機ケーシングからの空気圧縮機静翼の交換作業にあたり、安全かつ効率的な作業の運用ができ、かつ交換作業の保管が容易な空気圧縮機静翼抜き取り装置、空気圧縮機静翼抜き取り方法および空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置は、上記目的を達成するために、請求項1に記載したように、空気圧縮機ケーシングにおける下部ケーシングの水平結合部に載置されるフレームと、このフレームの下方に設けられると共に、空気圧縮機ケーシングの軸線方向に移動可能に設けられたハウジングと、このハウジングに設けられ、上記下部ケーシングの内周面に沿って先端部を移動させる切削部駆動操作部と、この切削部駆動操作部の先端部に設けられ、上記下部ケーシングの内周面に固設された静翼の翼植込み部に切り込み部を形成する切削部とから成るものである。
【0010】
また、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置は、上記目的を達成するために、請求項2に記載したように、切削部は、スピンドルヘッドに設けられたチップソーと、このチップソーを回転駆動する切削部駆動モータとを備えたものである。
【0011】
また、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置は、上記目的を達成するために、請求項3に記載したように、切削部駆動操作部は、スライドベースに形成する摺動溝内を移動させて切削部を空気圧縮機静翼に対し進退させるスライドテーブルと、上記スライドベースから延びた回転アームに接続されるシャフトと、このシャフトにギヤを介して回転力を与え、上記切削部を空気圧縮機ケーシングの周方向に沿って移動させ、かつハウジングに組み込まれたモータとを備えたものである。
【0012】
また、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置は、上記目的を達成するために、請求項4に記載したように、摺動溝は、鳩尾状に形成したものである。
【0013】
また、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置は、上記目的を達成するために、請求項5に記載したように、空気圧縮機ケーシングにおける下部ケーシングの水平結合部に載置されるフレームと、このフレームの下方に設けられると共に、空気圧縮機ケーシングの軸線方向に移動可能に設けられたハウジングと、このハウジングに設けられ、上記下部ケーシングの内周面に沿って先端部を移動させる切削部駆動操作部と、この切削部駆動操作部の先端部に設けられ、上記下部ケーシングの内周面に固設された静翼のよく植込み部に切り込み部を形成する切削部と、上記ハウジングを操作するハウジング操作部とから成るものである。
【0014】
また、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置は、上記目的を達成するために、請求項6に記載したように、ハウジング操作部は、ハウジングをフレーム部の横断方向に進退させ、ナット部に螺合させたネジ軸と、上記ハウジングを適正位置に移動させたときにロックするロック手段とを備えたものである。
【0015】
また、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り方法は、上記目的を達成するために、請求項7に記載したように、空気圧縮機ケーシングに列状に配置した空気圧縮機静翼に切削加工を行った後、上記空気圧縮機ケーシングの水平継手部に設置され、フレーム部に組み込まれた切削部駆動操作部の駆動力により切削部を上記空気圧縮機ケーシング周方向に沿って移動させ上記空気圧縮機静翼および翼植込み部に切込み部を成形加工し、切込み部を成形加工した上記空気圧縮機静翼および翼植込み部のうち、一方を他方に寄せて上記空気圧縮機ケーシングの嵌合部から離して抜き出す方法である。
【0016】
また、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り方法は、上記目的を達成するために、請求項8に記載したように、切削部および切削部駆動操作部を組み込んだフレーム部を支持する架台と、この架台を構成する枠材を補強する補強枠に設けたテスト材とを備えた方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置、空気圧縮機静翼抜き取り方法および空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
【0018】
図1〜図4は、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置の実施形態を示す図であり、図1は、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置を空気圧縮機ケーシングに設置した正面図、図2は、図1のA−A矢視方向から見た側面図、図3は、図1のB−B矢視方向から見た平面図、図4は、図2のC部部分拡大図をそれぞれ示している。
【0019】
本実施形態に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置は、空気圧縮機上・下半ケーシング1,2のうち、空気圧縮機下半ケーシング2の水平継手部3に設けた締結部(図示せず)を利用して接続させたフレーム部4と、フレーム部4に組み込まれ、切削部5を湾曲状の空気圧縮機下半ケーシング2の周方向に沿って移動させる切削部駆動操作部6とを備えて構成される。
【0020】
フレーム部4は、型鋼等で門形に作製され、頂部側に揚重機にワイヤ等を介して接続させる吊り耳7を備える。そして、このフレーム部4の底部側には、切削部駆動操作部6のハウジング8を摺動ガイド9a,9bを介して摺動自在に設けるとともに、このハウジング8をロックさせるハウジング操作部10を設けている。
【0021】
このハウジング操作部10は、図3に示すように、軸受11a,11bで軸支されたネジ軸12の両端にハンドル13a,13bを設け、中間部分にハウジング8に固設するナット部14を設け、作業員によるハンドル13a,13bの回転力でナット部14を介してネジ軸12を進退させ、ハウジング8を適正位置に移動させるようになっている。
【0022】
また、ハウジング操作部10は、ハンドル13a,13bの回転力でハウジング8が適正位置にセットされたときにロックするロックボルト15をハウジング8に設けている。
【0023】
一方、切削部駆動操作部6は、図1に示すように、ハウジング8に組み込まれ、切削部5を空気圧縮機下半ケーシング2に沿って移動させるモータ16と、このモータ16に駆動ギヤ17、中間ギヤ18、シャフトギヤ19を介して接続させるシャフト20を備えている。
【0024】
さらに、切削部駆動操作部6は、シャフト20に一体削り出しまたは溶接で接続させたスライドベース21に対して進退させるスライドテーブル22を備えるとともに、スライドテーブル22に接続し、空気圧縮機静翼28に切込み部を加える切削部5を備え、図示の二点鎖線で示すように、切削部5を回転させながら空気圧縮機下半ケーシング2の周方向に沿って移動させるようになっている。
【0025】
なお、切削部駆動操作部6および切削部5を図2および図3を用いて今少し詳しく説明する。
【0026】
切削部駆動操作部6は、図4に示すように、ハウジング8に組み込まれたモータ16の軸端に設けた駆動ギヤ17に、中間軸受23に軸支され、中間ギヤ18を備えた中間軸24およびシャフトギヤ19を介してシャフト20を接続させ、モータ16の駆動力を駆動ギヤ17、中間ギヤ18、シャフトギヤ19を介してシャフト20に伝え、シャフト20を回転させている。
【0027】
また、切削部駆動操作部6は、ベース25に載設する軸受26a,26bでシャフト20を軸支させる一方、このシャフト20にキー27を介してスライドベース21を接合させる。また、スライドベース21には、回転アーム29が設けられ、シャフト20の回転力により回転アーム29を図1に示した空気圧縮機下半ケーシング2の水平継手部3までスイングさせることができるようになっている。
【0028】
また、切削部駆動操作部6は、ブラケット30に接続させたスライドテーブル22を矢印Eの方向に進退させるタブテール(鳩尾)状の摺動溝32を設けるとともに、摺動溝32に設けた台形ネジ軸33にウォームホイール34を介してウォーム35を螺合させ、ウォーム35にインパクトレンチ(図示せず)からの回転力を与えてスライドテーブル22を進退させるようになっている。
【0029】
他方、切削部5は、図2に示すように、切削部駆動操作部6のブラケット30に接続させたフレームに載設する切削部駆動モータ36と、切削部駆動モータ36の軸端に設けたプーリ37から歯付ベルト38、歯付プーリ39を介して接続するスピンドルヘッド40と、スピンドルヘッド40の軸端に設けられ、カバー41で包囲された、例えば超硬具を備えたチップソー42とを備え、切削部駆動モータ36の回転力をチップソー42に伝えて空気圧縮機下半ケーシング2に固設した空気圧縮機静翼28に切込みを与えるようになっている。
【0030】
次に、このような構成を備えた空気圧縮機静翼抜き取り装置を用いた空気圧縮機静翼抜き取り方法を説明する。
【0031】
空気圧縮機静翼抜き取りにあたり、本実施形態では、まず図8に示すように、空気圧縮機下半ケーシング2に列状に固設させた空気圧縮機静翼28を翼ルート部(翼根元部)31から高さ約10mm程度残すようにしてグライダ等の切削機43で切削し、図9に示すように、切削した状態の空気圧縮機静翼28の翼植込み部44を空気圧縮機下半ケーシング2に固設させておく。
【0032】
列状に配置した空気圧縮機静翼28の切削作業が全て終了すると、本実施形態では、図1および図3に示すように、フレーム部4を空気圧縮機下半ケーシング2の水平継手部3に載置するとともに、ハウジング操作部10のハンドル13a,13bを駆動してハウジング8を摺動ガイド9a,9bを介して移動させ、空気圧縮機静翼28に対する切削部5の位置決めを行った後、ロックボルト15でハウジング8をロックし、さらに切削部駆動操作部6のモータ16を駆動し、その駆動力を駆動ギヤ17、中間ギヤ18、シャフトギヤ19を介してシャフト20に伝えて回転させ、空気圧縮機下半ケーシング2の水平継手部3まで切削部5をスイング移動させる。ここで、切削部駆動操作部6のウォーム35をインパクトレンチで駆動させ、空気圧縮機静翼28に対する切削部5の位置調整を行い、空気圧縮機静翼28に当接させる。
【0033】
空気圧縮機静翼28に対する切削部5の位置調整作業が終了すると、本実施形態では、切削部駆動操作部6を駆動させ、その駆動力をプーリ37、歯付ベルト38、歯付プーリ39、スピンドルヘッド40を介してチップソー42に伝え、図2,図10および図11に示すように、空気圧縮機静翼28および翼植込み部44に切込み部45を形成させる。
【0034】
このように、初段落の空気圧縮機静翼28および翼植込み部44への切込み部45の形成作業が終了すると、本実施形態では、図5に示すように、切削部駆動操作部6を揚重機で反転させ、2段落以後の空気圧縮機静翼28および翼植込み部44に切込み部45を次々に形成させる。
【0035】
そして、空気圧縮機静翼28および翼植込み部44への切込み部45の成形作業が終了すると、本実施形態では、図12に示すように、空気圧縮機静翼28および翼植込み部44の切込み加工翼部46a,46bのうち、一方の切込み加工翼部46aを他方の切込み加工翼部46bに寄せて空気圧縮機下半ケーシング2の嵌合部47から距離Lだけ離した後、図13に示すように、一方の切込み加工翼部46aを空気圧縮機下半ケーシング2から抜き取り、残りの切込み加工翼部46bも空気圧縮機下半ケーシング2から抜き取る。
【0036】
このように、本実施形態は、空気圧縮機静翼28を切削機43で切削した後、空気圧縮機下半ケーシング2の水平継手部3に切削部5と切削部駆動操作部6を組み込んだフレーム部4を設置し、切削部駆動操作部6のモータを駆動して切削部5を空気圧縮機下半ケーシング2の水平継手部3にスイング移動させ、ここから切削部5の切削部駆動モータ36でチップソー42を高速で回転駆動させて空気圧縮機静翼28および翼植込み部44に切込み部45を形成し、切込み部45を形成した空気圧縮機静翼28および翼植込み部44の一方を他方に寄せてから空気圧縮機静翼28および翼植込み部44を空気圧縮機下半ケーシング2から抜き取るので、空気圧縮機静翼28等を空気圧縮機下半ケーシング2から容易に引き抜くことができ、引抜き作業を安全かつ効率的に行うことができる。
【0037】
図6および図7は、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置の実施形態を説明する図である。なお、図6は本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置を示す正面図であり、図7は図6のD−D矢視方向から見た側面図である。
【0038】
本実施形態に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置は、図10および図11で示した空気圧縮機静翼28および翼植込み部44に切込み部45を成形加工した後の切削部5と切削部駆動操作部6とを組み込んだフレーム部4を保管するもので、フレーム部4をフランジ48a,48bで支持させる架台49を設けたものである。
【0039】
この架台49は、枠材50の外側をカバー51で包囲するとともに、枠材50を補強する補強枠52にテスト材53を設けたものである。テスト材53は、現地で空気圧縮機静翼28等に切込み部45を成形加工する際、切削部5の切込み深さ、回転数等の切込み加工に必要なデータを予めチェックしておくために設けたものである。なお、他の構成は、既に説明しているので、同一符号を付すにとどめてその説明を省略する。
【0040】
このように、本実施形態では、切削部5および切削部駆動操作部6を組み込んだフレーム部4を支持する架台49を設けるとともに、架台49の補強枠52にテスト材53を設け、空気圧縮機静翼28等の切込み加工に必要な情報を予めチェックしておくので、切込み加工作業を容易にして確実に行うことができ、併せて保管および現地への輸送もコンパクトに行うことができる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置および空気圧縮機静翼抜き取り方法は、空気圧縮機下半ケーシングに列状に固設した空気圧縮機静翼を短く切削し、短く切削した空気圧縮機静翼および翼植込み部に切削部駆動操作部の切削部による駆動力で切込み部を形成して空気圧縮機下半ケーシングから抜き取るので、空気圧縮機静翼および翼植込み部を空気圧縮機下半ケーシングから容易に引き抜くことができ、引抜き作業の時間を短かくし、かつ他の周辺部材に損傷を与えることなく空気圧縮機静翼等を確実に引き抜くことができる。
【0042】
また、本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置は、空気圧縮機静翼等に切込み成形加工を行った切削部および切削部駆動操作部を組み込んだフレーム部を支持する架台を設け、架台内にテスト材を設け、切削部の切込み深さ、回転数等切込みに必要な情報を事前にチェックできるようにしたので、コンパクトな保管および輸送と相俟って切込み加工作業を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置の実施形態を示す概略正面図。
【図2】図1のA−A矢視方向から見た概略側面図。
【図3】図1のB−B矢視方向から見た概略平面図。
【図4】図2のC部部分拡大図。
【図5】図1で示した空気圧縮機静翼抜き取り装置を反転させた空気圧縮機静翼に切込み加工作業を行うことを説明するために用いた図。
【図6】本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置の実施形態を示す概略正面図。
【図7】図6のD−D矢視方向から見た概略側面図。
【図8】空気圧縮機静翼を切削機で切削することを説明するために用いた本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り方法を示す図。
【図9】図8で切削機により切削された後の空気圧縮機静翼を示す斜視図。
【図10】図8で切削機により切削された後の翼植込み部を示す図。
【図11】図8で切削機により切削された後の空気圧縮機静翼および翼植込み部を示す斜視図。
【図12】空気圧縮機静翼および翼植込み部に切込み加工を行った一方を他方に寄せることを説明するために用いた本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り方法を示す図。
【図13】切込み加工を行った空気圧縮機静翼および翼植込み部を空気圧縮機下半ケーシングから抜き出すことを説明するために用いた本発明に係る空気圧縮機静翼抜き取り方法を示す図。
【符号の説明】
1 空気圧縮機上半ケーシング
2 空気圧縮機下半ケーシング
3 水平継手部
4 フレーム部
5 切削部
6 切削部駆動操作部
7 吊り耳
8 ハウジング
9a,9b 摺動ガイド
10 ハウジング操作部
11a,11b 軸受
12 ネジ軸
13a,13b ハンドル
14 ナット部
15 ロックボルト
16 モータ
17 駆動ギヤ
18 中間ギヤ
19 シャフトギヤ
20 シャフト
21 スライドベース
22 スライドテーブル
23 中間軸受
24 中間軸
25 ベース
26a,26b 軸受
27 キー
28 空気圧縮機静翼
29 回転アーム
30 ブラケット
31 翼ルート部
32 摺動溝
33 台形ネジ軸
34 ウォームホイール
35 ウォーム
36 切削部駆動モータ
37 プーリ
38 歯付ベルト
39 歯付プーリ
40 スピンドルヘッド
41 カバー
42 チップソー
43 切削機
44 翼植込み部
45 切込み部
46a,46b 切込み加工翼部
47 嵌合部
48a,48b フランジ
49 架台
50 枠材
51 カバー
52 補強枠
53 テスト材

Claims (8)

  1. 空気圧縮機ケーシングにおける下部ケーシングの水平結合部に載置されるフレームと、このフレームの下方に設けられると共に、空気圧縮機ケーシングの軸線方向に移動可能に設けられたハウジングと、このハウジングに設けられ、上記下部ケーシングの内周面に沿って先端部を移動させる切削部駆動操作部と、この切削部駆動操作部の先端部に設けられ、上記下部ケーシングの内周面に固設された静翼の翼植込み部に切り込み部を形成する切削部とから成ることを特徴とする空気圧縮機静翼抜き取り装置。
  2. 切削部は、スピンドルヘッドに設けられたチップソーと、このチップソーを回転駆動する切削部駆動モータとを備えたことを特徴とする請求項1記載の空気圧縮機静翼抜き取り装置。
  3. 切削部駆動操作部は、スライドベースに形成する摺動溝内を移動させて切削部を空気圧縮機静翼に対し進退させるスライドテーブルと、上記スライドベースから延びた回転アームに接続されるシャフトと、このシャフトにギヤを介して回転力を与え、上記切削部を空気圧縮機ケーシングの周方向に沿って移動させ、かつハウジングに組み込まれたモータとを備えたことを特徴とする請求項1記載の空気圧縮機静翼抜き取り装置。
  4. 摺動溝は、鳩尾状に形成したことを特徴とする請求項3記載の空気圧縮機静翼抜き取り装置。
  5. 空気圧縮機ケーシングにおける下部ケーシングの水平結合部に載置されるフレームと、このフレームの下方に設けられると共に、空気圧縮機ケーシングの軸線方向に移動可能に設けられたハウジングと、このハウジングに設けられ、上記下部ケーシングの内周面に沿って先端部を移動させる切削部駆動操作部と、この切削部駆動操作部の先端部に設けられ、上記下部ケーシングの内周面に固設された静翼のよく植込み部に切り込み部を形成する切削部と、上記ハウジングを操作するハウジング操作部とから成ることを特徴とする空気圧縮機静翼抜き取り装置。
  6. ハウジング操作部は、ハウジングをフレーム部の横断方向に進退させ、ナット部に螺合させたネジ軸と、上記ハウジングを適正位置に移動させたときにロックするロック手段とを備えたことを特徴とする請求項5記載の空気圧縮機静翼抜き取り装置。
  7. 空気圧縮機ケーシングに列状に配置した空気圧縮機静翼に切削加工を行った後、上記空気圧縮機ケーシングの水平継手部に設置され、フレーム部に組み込まれた切削部駆動操作部の駆動力により切削部を上記空気圧縮機ケーシング周方向に沿って移動させ上記空気圧縮機静翼および翼植込み部に切込み部を成形加工し、切込み部を成形加工した上記空気圧縮機静翼および翼植込み部のうち、一方を他方に寄せて上記空気圧縮機ケーシングの嵌合部から離して抜き出すことを特徴とする空気圧縮機静翼抜き取り方法。
  8. 切削部および切削部駆動操作部を組み込んだフレーム部を支持する架台と、この架台を構成する枠材を補強する補強枠に設けたテスト材とを備えたことを特徴とする空気圧縮機静翼抜き取り装置の保管装置。
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