JP3547438B2 - 膨張可能な足クッション - Google Patents
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Description
発明の背景
本発明は、全体として、人間の身体を支持する膨張可能な器具の分野に関し、より具体的には、身体が仰向けのときに、足、特に、足の踵部分に加わる力が増幅するのを抑制する膨張可能な足クッションに関する。
仰向けの姿勢であるとき、足は、つま先から踵にかけて勾配が付いたV字形の形状となる。故に、典型的に楔に伴う増幅された力がこのV字形の足にも加わる。踵部分、特に、踵部分と身体が仰向けになる基部との接触点には、典型的な楔の作用縁部に加わる力と同様の増幅された力が加わる。更に、仰向けのとき、下肢は、てことして作用し、また、踵部分が支点として働き、足に加わる力を更に増幅する。
足、特に、足の踵部分に加わるこうした増幅された力は、例えば、床擦れによる潰瘍が出来る可能性を増すことで、足及び踵部分の柔軟な組織の危険度を大きくする。従来、踵部分に床擦れによる潰瘍が出来るのを防止する器具は、身体が仰向けのときに足に加わるこうした増幅された力に効果的に対抗し得なかった。仰向けのとき、パッド等によって足を持ち上げ、身体が仰向けになる基部よりも上方に踵部分を支えれば、増幅された力は、踵部分からパッドと踝又は下肢部分との接触領域まで簡単に伝達される。この新たな接触領域は、依然として、下肢のてこ状作用の支点となり、また、更に足のてこ作用の支点ともなる。これと代替的に、足及び下肢をパッドで包むだけでは、そのパッドを足及び下肢部分に固着する手段と該パッドとの周方向への接触箇所が下肢及び足への血流を制限する場合、同様に満足し得ない結果となる。
発明の概要
本発明の膨張可能な足クッションは、身体が仰向けのときに、下肢及び踵部分の力を増幅するてこ及び支点の相互作用を含んで、足及び下肢に加わる増幅された力に効果的に対抗する。互いに流体連通した略枕の形状の複数の流体静力学仕切り室を有する略ボート状の膨張可能な第一のクッションは、血流又は外気の流れを妨害することなく、足及び下肢を非周方向に支える。第一のクッションと共に着脱可能に相互に接続された、略枕の形状で膨張可能且つ分離可能な第二のクッションは、身体が仰向けのとき、足の適正な屈曲状態を保ち、また、足及び下肢が第一のクッションに支えられている間に、取り外して、歩くことを許容する。略枕の形状の膨張可能な第三のクッションは、第一のクッションの最下方の仕切室に枢動可能に取り付けられ、アキレス腱の踵部分の真下に、又は踵部分の真下に枢動可能に位置決めし、或いは、踵部分の前方にまくり上げて、踝、足及び踵部分が軽く圧縮されるようにすることが出来る。第一のクッションに取り付けられた一体のスプーン状部分は、足クッションがベッドの布を引き込むのを防止する。例えば、昏睡状態の患者の足の攣縮を防止するため、第一の膨張可能なクッションを所定位置に堅固に固定する堅固な基部が提供される。2本の指による挟み−開放動作にて解放される新規なコネクタは、第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に第一のクッションを固着する、調節が容易なストラップを提供する。
本発明の一つの実施例は、身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションであって、第一の端部及び第二の端部を有する略ボート状の膨張可能な第一のクッションと、相互に流体連通した略枕の形状の複数の仕切室とを備え、また、第一のクッションの第一の端部と最下方仕切室との間に形成された貫通スペースと、第一の端部と該貫通スペースとの間で第一のクッションの第一の端部に相互に着脱可能に接続された略枕の形状で膨張可能且つ分離可能な第二のクッションと、貫通スペースに最も近い位置にて第一のクッションの最下方仕切室に枢動可能に取り付けられた略枕の形状の膨張可能な第三のクッションとを備え、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が共に垂直に積み重ねた状態に位置決めされる第一の位置と、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が略整合状態に配置され、また、第三のクッションが貫通スペースを略覆う第二の位置と、第三のクッションが貫通スペース内にまくり上げられ、第二のクッションと第一のクッションの最下方仕切室との間に位置決めされる第三の位置との間で、該第三のクッションが枢動可能であり、第一、第二及び第三のクッションに設けられ、そのクッションの各々を所望の内部圧力まで膨張させることを許容する弁手段と、足の踵が貫通スペースの上方に位置する状態にて、第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段とを備える、膨張可能な足クッションである。
本発明のもう一つの実施例は、身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションであって、第一の端部及び第二の端部を有し、相互に流体連通した略枕の形状の複数の仕切室と、第一のクッションの第一の端部と第一のクッションの最下方仕切室との間に形成された貫通スペースとを含む略ボート状の形状の膨張可能な第一のクッションと、貫通スペースに最も近い位置で第一のクッションの最下方仕切室に枢動可能に取り付けられた略枕の形状で膨張可能な第三のクッションとを備え、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が共に垂直に積み重ねた状態に位置決めされる第一の位置と、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が略整合状態に配置され、また、第三のクッションが貫通スペースを略覆う第二の位置と、第三のクッションが貫通スペース内にまくり上げられ、第二のクッションの第一の端部と第一のクッションの最下方仕切室との間に位置決めされる第三の位置との間で、該第三のクッションが枢動可能であり、第一、第二及び第三のクッションに設けられ、そのクッションの各々を所望の内部圧力まで膨張させることを許容する弁手段と、足の踵が貫通スペースの上方に位置するとき、第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段とを備える、膨張可能な足クッションである。
本発明の更に別の実施例は、身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションであって、第一の端部及び第二の端部を有する略ボート状の形状の膨張可能な第一のクッションと、相互に流体連通した略枕の形状の複数の仕切室とを備え、また、第一のクッション第一の端部と最下方仕切室との間に形成された貫通スペースと、第一の端部と該貫通スペースとの間で第一のクッションの第一の端部に相互に着脱可能に接続された略枕の形状で膨張可能且つ分離可能な第二のクッションと、貫通スペースに最も近い位置にて第一のクッションの最下方仕切室に枢動可能に取り付けられた略枕の形状の膨張可能な第三のクッションとを備え、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が共に垂直に積み重ねた状態に位置決めされる第一の位置と、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が略整合状態に配置され、また、第三のクッションが貫通スペースを略覆う第二の位置と、第三のクッションが貫通スペース内にまくり上げられ、第二のクッションと第一のクッションの最下方仕切室との間に位置決めされる第三の位置との間で、該第三のクッションが枢動可能であり、第一、第二及び第三のクッションに設けられ、そのクッションの各々を所望の内部圧力まで膨張させることを許容する弁手段と、足の踵が貫通スペースの上方に位置する状態にて、第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段とを備える、膨張可能な足クッションである。
本発明の更に別の実施例は、コネクタであって、基部材上に支持された釦と、基部材に接続され且つ一対の掴みタブを有する閉塞部材と、掴みタブの間に配置された貫通穴手段とを備え、該貫通穴手段が、掴みタブが貫通穴手段と略平面状の関係にあるとき、釦を係止可能な関係にスナップ動作可能に受け入れ得る寸法とされ、また、親指と人差し指との間で掴みタブを挟んだとき、楕円形に変形して、貫通穴手段と非平面状の関係となり、これにより、上記閉鎖部材を釦との係止係合状態から解放されるようにしたコネクタである。
本発明の一つの目的は、身体が仰向けのとき、力増幅てこ及び下肢と踵のてこ相互作用を含む、足及び踵部分に加わる増幅された力を効果的に軽減するコンパクトで膨張可能な流体静力学による足クッションを提供することである。
本発明の別の目的は、身体が仰向けのとき、アキレス腱の踵部分に加わる増幅された力を効果的に軽減するコンパクトで膨張可能な流体静力学による足クッションを提供することである。
本発明の更に別の目的は、身体が仰向けのとき、足の適正な屈曲状態を保ち且つ足の落下を防止するコンパクトで膨張可能な流体静力学による足クッションを提供することである。
本発明の更に別の目的は、身体が仰向けのとき、昏睡状態の患者の足の攣縮を防止すべく着脱可能な堅固な基部により支持可能である、コンパクトで膨張可能な流体静力学による足クッションを提供することである。
本発明の更に別の目的は、2本の指による挟み−開放動作で解放される新たなコネクタを提供することである。
本発明の関連する目的及び利点は、以下の説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1aないし図1eは、本発明の構成要素の関係をより明確に示す、本発明の膨張可能な足クッションの好適な実施例による、収縮した第一、第二、第三のクッション、好適なストラップ手段及び好適なコネクタ手段の分解平面図、
図2は、第一、第二及び第三の膨張可能なクッションが膨張した状態にて組み立てた、図1の膨張可能な足クッションの斜視図、
図3は、仰向けのときの下肢及び足を点線で示す、図2の膨張可能な足クッションの右側面図、
図4は、図2の膨張可能な足クッションの平面図、
図5は、図2の膨張可能な足クッションの底面図、
図6は、本発明の堅固な支持手段の好適な実施例の斜視図、
図7は、本発明の好適なコネクタ手段の斜視図、
図8は、図7のコネクタ手段の平面図、
図9は、図7のコネクタ手段の右側面図、
図10は、図7のコネクタ手段の底面図、
図11は、操作者の手を点線で示す、挟み−開放形態にある図7のコネクタ手段の斜視図である。
好適な実施例の説明
本発明の原理の理解を促進する目的にて、次に、図面に示した実施例に関して、特別の語を使用して説明する。しかしながら、これは、本発明の範囲を何ら限定することを意図するものではなく、図面に示した装置の変更及び更なる応用例、及び本発明の更なる適用例は、本発明が関係する技術分野の当業者が通常、案出されるものであると理解する。
添付図面の図1aないし図1eを参照すると、その後の図面におけるこれらの構成要素の関係をより明確に示すべく、本発明の膨張可能な足クッション10の好適な実施例の収縮した構成要素の分解平面図が示してある。好適な実施例の膨張可能な足クッション10は、第一のクッション12と、第二のクッション14と、第三のクッション16という三つの膨張可能なクッションを備えている。これらのクッション12、14、16の各々は、加圧可能なチャンバを形成し得るように従来の手段により周方向に沿って相互に接続された柔軟な一対のプラスチックシートで形成されている。図1aないし図1eに示すように、好適な実施例において、クッション12、16は、同一の対のプラスチックシートで形成されている。クッション12、16は、共通の周境界部24を共有しており、この周境界にて対のプラスチックシートが従来の手段により共に融着されている。周境界部24は、その両端の各々に貫通穴28が形成されており、該境界部は、対のプラスチックシートの円形部分を切り、その対のプラスチックシートを貫通穴28の周縁に沿って相互に接続することにより形成される。クッション12を形成する対のプラスチックシートの周縁部は、クッション16を形成する周縁部26の真向いの対のプラスチックシートの周縁部27のような従来の手段によりクッション12の周縁部26に沿って同様に相互に接続されている。次に、クッション12の縁部26及びクッション16の縁部27に沿ったクッション12、16を形成する対のプラスチックシートの共通の接続部分を貫通穴28から縁部26、27に沿って第一のクッション12の第一の端部30まで切断し、これにより、クッション12、16の縁部26、27をそれぞれ分離させることにより、クッション12をクッション16から分離させる。
貫通穴28を形成する方法と同一の方法にて追加の貫通穴44を選択的に提供し、また、貫通穴44から線46、48に沿ってクッション12の第二の端部50までクッション12を形成する対のプラスチックシートを融着することにより、クッション12は、略枕の形状の複数の仕切室32、34、36、38、40、42に更に仕切られる。更に、貫通穴44と同一の方法にてクッション12に貫通穴52が形成され、クッション12を形成する対のプラスチックシートは、貫通穴52の直径の幅に略等しく、貫通穴52からクッション12の第二の端部50まで伸長する領域54に沿って相互に融着される。
また、クッション12、16と同一の方法で形成されたスプーン状フラップ51が、クッション12の第二の端部50に配置されている。スプーン状フラップ51は、クッション12の第二の端部に配置され、典型的なベッド布地で覆われた基部の表面に仰向けの人間の下方で上述の方法にて足及び下肢部分の周りにクッション12を固着したとき、クッション12の第二の端部がベッドの布地を引き込むのを防止する。
クッション12の周縁には、複数のスリット56が形成されており、これらのスリットは、ストラップ58、60が嵌まり得る寸法とされた、接続し且つクッション12を形成する対のプラスチックシートに切り込んで形成されており、また、これらのストラップは、以下に更に詳細に説明するように足及び下肢の周りで膨張したクッション12を調節可能に固着する、好適な実施例における好適なストラップ手段である。同様に、同一の目的のため、領域54には、スリット56が形成されている。また、クッション16を形成する対のプラスチックシートを接続することで形成されたタブ63がクッション16に設けられており、該クッションには、スリット56と同一の方法で形成されたが、以下に説明するように、クッション14のタブ64、66が嵌まり得る寸法としたスリット62が設けられている。また、クッション12には、その第一の端部30の周縁部にスリット62が形成されており、このスリット62も以下に説明するようにクッション14のタブ64、66が嵌まり得る寸法とされている。
新規なコネクタ68(図7乃至図10も参照)は、ストラップ58、60に形成された貫通穴59、61に、及びクッション14のタブ64、66に形成された貫通穴65、67にきちっと嵌まる釦70を備えている。釦70は、基部材72に支持されており、該基部材は、一対の掴みタブ78を有し、その間に貫通穴76が形成された閉鎖部材74に接続されている。貫通穴76は、釦70がきちっと嵌まり得る寸法にある。コネクタ68は、比較的曲げ易いプラスチック材料で出来ており、貫通穴76は、掴みタブ78が貫通穴76と略平担であるとき、閉鎖部材74が釦70にスナップ嵌めするが、例えば、親指と人指し指との間で掴みタブ78を掴んだとき(図11参照)、貫通穴76が楕円形に変形して、これにより、閉鎖部材74が釦70との係合状態から解放されるような寸法とすることが出来る。コネクタ68は、せん断応力を受けたときにスナップ外れ動作に抵抗するが、片手の2本の指でタブ78を掴んで容易に解放出来るから、このコネクタは、好適な実施例の全ての着脱可能な接続部に好適なコネクタである。
現在の好適な実施例において、クッション12、14、16には、従来の空気弁18、22、20がそれぞれ設けられ(図2、図4、図5を参照)、これらクッション12、14、16の各々を空気で加圧し、その結果、そのクッションの各々を膨張させることを許容する。これと代替的に、その他の気体、又は液体、或は半固体によりクッション12、14、16の各々を加圧し、その結果、膨張させることを許容する適当な弁を設けることも可能である。
次に、図2乃至図5を参照すると、クッション12は、クッション12の第一の端部30の周縁部80、82を重ね合わせ(図1aないし図1e)、4つのプラスチック材料層を共に溶着し、次に、膨張可能なクッション12、14、16を空気で加圧して、所望の程度まで膨張させることにより、V字形の弧状部分を有する略ボート状の形状となる。次に、図1aないし図1eと図2乃至図5との適正な方向付けをするため符号83を付している。図2及び図4に示すように、仕切室34、36は、クッション12の最下方仕切室であり、また、図2乃至図5に示すように、仕切室32、38、40、42は、ストラップ58、60によりその相対的位置に保持された略ボート状の形状のクッション12の側部となる。図3に明確に示すように、クッション16は、その他の影響を何ら受けないとき、下方に落下し、貫通穴28の中心点(図1aないし図1e)の略中間に位置する軸線の周りで図3の矢印の方向に自由に枢動する。図3に示したこの位置に配置されたとき、クッション12の第一の端部と最下方仕切室34、46との間には、クッション12を貫通する貫通スペース84が形成される。
更に、図2乃至図5を参照すると、クッション12の第一の端部30に形成されたスリット62にクッション14のタブ64、66を通し、タブ64、66の貫通穴65、67を整合させ、また、コネクタ68を整合させた貫通穴65、67(図2)を通じて取り付けることにより、クッション12の第一の端部30が第一の端部30と貫通スペース84との間にある状態にて略枕の形状のクッション14が相互に接続される。
次に、図3を参照すると、本発明の膨張可能なクッションが足及び下肢の周りで非周方向に固着され、踵部分が貫通スペース84の上方の位置にあるときを想定した場合の足及び下肢の位置の外形が示してある。ストラップ58、60は、コネクタ68と協働して、血流を妨害しないようにストラップを足の上方の所定位置に調節可能に固着する。脚部及び足は、流体静力学的に緩衝され、また、クッション12の枕の形状の仕切室32、34、36、38、40、42によって、クッション12内で拘束されない状態で支持される。今日まで行ったMRT及びCATスキャンの試験の結果、クッション12により下肢及び足部分の血流又は柔軟な組織構造体が損なわれることがなく、また、貫通穴28、44、52は、その対応する周縁継手及び線、即ち、24、48、54、46で示す部分により膨張したクッション12に形成された樋状体(trough)86と協働して、足及び脚部の周りに大気流を循環させることが確認された。クッション14は、足の屈曲角度に望ましい約30゜の角度で足を快適に保持する。
続けて図3を参照すると、この図面から理解されるように、クッション16は、次の位置を含む、多数の異なる位置に枢動することが可能である。クッション16は、矢印Aの方向に枢動して第一の位置となり、この位置にて、クッション16、及びクッション12の最下方仕切室34、36は、相互に垂直に積み重ねた状態に配置される。クッション16は、クッション16のタブ63に形成されたスリット62にストラップ58を通すことにより、所定位置に固着することが出来る。この上述の第一の位置において、クッション12は、クッション16の上にしか着座しないから、踵部分は、持ち上がり、クッション16又はその他の何れの基部の面とも接触しなくなる。また、クッション16は、矢印Bの方向にも枢動して、第二の位置となり、この第二の位置にて、クッション16、及びクッション12の最下方仕切室34、36は、相互に略平面状に整合状態に配置され(図1aないし図1eにおけるように)、また、クッション16は、貫通スペース84を略覆う。上述の第二の位置にあるとき、踵部分は、クッション16上に着座し、また、アキレス腱は、クッション16に、又はその他の基部面に直接、接触しない。また、クッション16は、クッション14とクッション12の最下方仕切室34、36との間の貫通スペース84内にタブ63をまくり上げることにより、矢印Bの方向に更に遠くの位置に且つ上述の第二の位置よりも遠くの位置に枢動させることが出来る。上述の第三の位置において、踵は、まくり上げたクッション16に着座し、また、クッション16が上述の第三の位置にあるため、足の踵及び踝部分は軽く圧縮される。
次に、図6を参照すると、本発明の膨張可能な足クッション10用の好適な堅固な支持手段が示してある。該堅固な支持体88は、舌状体90を有し、この舌状体90は、図2に示したそのそれぞれの位置にあるとき、クッション14とそのタブ64、66との間に差し込むことが可能である。この位置にあるとき、アーム94、96は、それぞれ、クッション12の平行な仕切室42、32及び40、48となる。ストラップ58、60を固着可能に受け入れるため、アーム94、96には、貫通スロット92が形成されている。このように、堅固な支持体88は、第一のクッション12に取り付けて、クッション12内に固着された足の痙縮を防止する。
上記の説明から、当業者には、本発明の新規な膨張可能な足クッション10は、足を略ボート状の形状のクッション12の略V字形の弧状部分内で支持することにより、このV字形の足による楔状の作用を効果的に解消し、これにより、仰向けのとき、下肢及び足部分に加わる関連した力の増幅を軽減することが理解されよう。クッション16は、所望の内部圧力まで別々に膨張させることが出来、また、踵及びアキレス腱との複合体における必要条件の変化に効果的に対応し得る方法で位置決めすることの出来る略枕の形状のクッションを提供する。着脱可能なクッション14は、膨張可能なクッション10の使用者が、クッション14をクッション12との係合状態から解放して歩行することを可能にする。
本発明は、添付図面に示し且つ上記の説明に記載したが、これは一例であり、本発明の性質を限定するものではなく、好適な実施例のみを示し且つ記載したものであり、本発明の精神に属する全ての変更及び応用例は、保護の対象になることを理解すべきである。
本発明は、全体として、人間の身体を支持する膨張可能な器具の分野に関し、より具体的には、身体が仰向けのときに、足、特に、足の踵部分に加わる力が増幅するのを抑制する膨張可能な足クッションに関する。
仰向けの姿勢であるとき、足は、つま先から踵にかけて勾配が付いたV字形の形状となる。故に、典型的に楔に伴う増幅された力がこのV字形の足にも加わる。踵部分、特に、踵部分と身体が仰向けになる基部との接触点には、典型的な楔の作用縁部に加わる力と同様の増幅された力が加わる。更に、仰向けのとき、下肢は、てことして作用し、また、踵部分が支点として働き、足に加わる力を更に増幅する。
足、特に、足の踵部分に加わるこうした増幅された力は、例えば、床擦れによる潰瘍が出来る可能性を増すことで、足及び踵部分の柔軟な組織の危険度を大きくする。従来、踵部分に床擦れによる潰瘍が出来るのを防止する器具は、身体が仰向けのときに足に加わるこうした増幅された力に効果的に対抗し得なかった。仰向けのとき、パッド等によって足を持ち上げ、身体が仰向けになる基部よりも上方に踵部分を支えれば、増幅された力は、踵部分からパッドと踝又は下肢部分との接触領域まで簡単に伝達される。この新たな接触領域は、依然として、下肢のてこ状作用の支点となり、また、更に足のてこ作用の支点ともなる。これと代替的に、足及び下肢をパッドで包むだけでは、そのパッドを足及び下肢部分に固着する手段と該パッドとの周方向への接触箇所が下肢及び足への血流を制限する場合、同様に満足し得ない結果となる。
発明の概要
本発明の膨張可能な足クッションは、身体が仰向けのときに、下肢及び踵部分の力を増幅するてこ及び支点の相互作用を含んで、足及び下肢に加わる増幅された力に効果的に対抗する。互いに流体連通した略枕の形状の複数の流体静力学仕切り室を有する略ボート状の膨張可能な第一のクッションは、血流又は外気の流れを妨害することなく、足及び下肢を非周方向に支える。第一のクッションと共に着脱可能に相互に接続された、略枕の形状で膨張可能且つ分離可能な第二のクッションは、身体が仰向けのとき、足の適正な屈曲状態を保ち、また、足及び下肢が第一のクッションに支えられている間に、取り外して、歩くことを許容する。略枕の形状の膨張可能な第三のクッションは、第一のクッションの最下方の仕切室に枢動可能に取り付けられ、アキレス腱の踵部分の真下に、又は踵部分の真下に枢動可能に位置決めし、或いは、踵部分の前方にまくり上げて、踝、足及び踵部分が軽く圧縮されるようにすることが出来る。第一のクッションに取り付けられた一体のスプーン状部分は、足クッションがベッドの布を引き込むのを防止する。例えば、昏睡状態の患者の足の攣縮を防止するため、第一の膨張可能なクッションを所定位置に堅固に固定する堅固な基部が提供される。2本の指による挟み−開放動作にて解放される新規なコネクタは、第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に第一のクッションを固着する、調節が容易なストラップを提供する。
本発明の一つの実施例は、身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションであって、第一の端部及び第二の端部を有する略ボート状の膨張可能な第一のクッションと、相互に流体連通した略枕の形状の複数の仕切室とを備え、また、第一のクッションの第一の端部と最下方仕切室との間に形成された貫通スペースと、第一の端部と該貫通スペースとの間で第一のクッションの第一の端部に相互に着脱可能に接続された略枕の形状で膨張可能且つ分離可能な第二のクッションと、貫通スペースに最も近い位置にて第一のクッションの最下方仕切室に枢動可能に取り付けられた略枕の形状の膨張可能な第三のクッションとを備え、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が共に垂直に積み重ねた状態に位置決めされる第一の位置と、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が略整合状態に配置され、また、第三のクッションが貫通スペースを略覆う第二の位置と、第三のクッションが貫通スペース内にまくり上げられ、第二のクッションと第一のクッションの最下方仕切室との間に位置決めされる第三の位置との間で、該第三のクッションが枢動可能であり、第一、第二及び第三のクッションに設けられ、そのクッションの各々を所望の内部圧力まで膨張させることを許容する弁手段と、足の踵が貫通スペースの上方に位置する状態にて、第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段とを備える、膨張可能な足クッションである。
本発明のもう一つの実施例は、身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションであって、第一の端部及び第二の端部を有し、相互に流体連通した略枕の形状の複数の仕切室と、第一のクッションの第一の端部と第一のクッションの最下方仕切室との間に形成された貫通スペースとを含む略ボート状の形状の膨張可能な第一のクッションと、貫通スペースに最も近い位置で第一のクッションの最下方仕切室に枢動可能に取り付けられた略枕の形状で膨張可能な第三のクッションとを備え、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が共に垂直に積み重ねた状態に位置決めされる第一の位置と、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が略整合状態に配置され、また、第三のクッションが貫通スペースを略覆う第二の位置と、第三のクッションが貫通スペース内にまくり上げられ、第二のクッションの第一の端部と第一のクッションの最下方仕切室との間に位置決めされる第三の位置との間で、該第三のクッションが枢動可能であり、第一、第二及び第三のクッションに設けられ、そのクッションの各々を所望の内部圧力まで膨張させることを許容する弁手段と、足の踵が貫通スペースの上方に位置するとき、第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段とを備える、膨張可能な足クッションである。
本発明の更に別の実施例は、身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションであって、第一の端部及び第二の端部を有する略ボート状の形状の膨張可能な第一のクッションと、相互に流体連通した略枕の形状の複数の仕切室とを備え、また、第一のクッション第一の端部と最下方仕切室との間に形成された貫通スペースと、第一の端部と該貫通スペースとの間で第一のクッションの第一の端部に相互に着脱可能に接続された略枕の形状で膨張可能且つ分離可能な第二のクッションと、貫通スペースに最も近い位置にて第一のクッションの最下方仕切室に枢動可能に取り付けられた略枕の形状の膨張可能な第三のクッションとを備え、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が共に垂直に積み重ねた状態に位置決めされる第一の位置と、第三のクッション及び第一のクッションの最下方仕切室が略整合状態に配置され、また、第三のクッションが貫通スペースを略覆う第二の位置と、第三のクッションが貫通スペース内にまくり上げられ、第二のクッションと第一のクッションの最下方仕切室との間に位置決めされる第三の位置との間で、該第三のクッションが枢動可能であり、第一、第二及び第三のクッションに設けられ、そのクッションの各々を所望の内部圧力まで膨張させることを許容する弁手段と、足の踵が貫通スペースの上方に位置する状態にて、第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段とを備える、膨張可能な足クッションである。
本発明の更に別の実施例は、コネクタであって、基部材上に支持された釦と、基部材に接続され且つ一対の掴みタブを有する閉塞部材と、掴みタブの間に配置された貫通穴手段とを備え、該貫通穴手段が、掴みタブが貫通穴手段と略平面状の関係にあるとき、釦を係止可能な関係にスナップ動作可能に受け入れ得る寸法とされ、また、親指と人差し指との間で掴みタブを挟んだとき、楕円形に変形して、貫通穴手段と非平面状の関係となり、これにより、上記閉鎖部材を釦との係止係合状態から解放されるようにしたコネクタである。
本発明の一つの目的は、身体が仰向けのとき、力増幅てこ及び下肢と踵のてこ相互作用を含む、足及び踵部分に加わる増幅された力を効果的に軽減するコンパクトで膨張可能な流体静力学による足クッションを提供することである。
本発明の別の目的は、身体が仰向けのとき、アキレス腱の踵部分に加わる増幅された力を効果的に軽減するコンパクトで膨張可能な流体静力学による足クッションを提供することである。
本発明の更に別の目的は、身体が仰向けのとき、足の適正な屈曲状態を保ち且つ足の落下を防止するコンパクトで膨張可能な流体静力学による足クッションを提供することである。
本発明の更に別の目的は、身体が仰向けのとき、昏睡状態の患者の足の攣縮を防止すべく着脱可能な堅固な基部により支持可能である、コンパクトで膨張可能な流体静力学による足クッションを提供することである。
本発明の更に別の目的は、2本の指による挟み−開放動作で解放される新たなコネクタを提供することである。
本発明の関連する目的及び利点は、以下の説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1aないし図1eは、本発明の構成要素の関係をより明確に示す、本発明の膨張可能な足クッションの好適な実施例による、収縮した第一、第二、第三のクッション、好適なストラップ手段及び好適なコネクタ手段の分解平面図、
図2は、第一、第二及び第三の膨張可能なクッションが膨張した状態にて組み立てた、図1の膨張可能な足クッションの斜視図、
図3は、仰向けのときの下肢及び足を点線で示す、図2の膨張可能な足クッションの右側面図、
図4は、図2の膨張可能な足クッションの平面図、
図5は、図2の膨張可能な足クッションの底面図、
図6は、本発明の堅固な支持手段の好適な実施例の斜視図、
図7は、本発明の好適なコネクタ手段の斜視図、
図8は、図7のコネクタ手段の平面図、
図9は、図7のコネクタ手段の右側面図、
図10は、図7のコネクタ手段の底面図、
図11は、操作者の手を点線で示す、挟み−開放形態にある図7のコネクタ手段の斜視図である。
好適な実施例の説明
本発明の原理の理解を促進する目的にて、次に、図面に示した実施例に関して、特別の語を使用して説明する。しかしながら、これは、本発明の範囲を何ら限定することを意図するものではなく、図面に示した装置の変更及び更なる応用例、及び本発明の更なる適用例は、本発明が関係する技術分野の当業者が通常、案出されるものであると理解する。
添付図面の図1aないし図1eを参照すると、その後の図面におけるこれらの構成要素の関係をより明確に示すべく、本発明の膨張可能な足クッション10の好適な実施例の収縮した構成要素の分解平面図が示してある。好適な実施例の膨張可能な足クッション10は、第一のクッション12と、第二のクッション14と、第三のクッション16という三つの膨張可能なクッションを備えている。これらのクッション12、14、16の各々は、加圧可能なチャンバを形成し得るように従来の手段により周方向に沿って相互に接続された柔軟な一対のプラスチックシートで形成されている。図1aないし図1eに示すように、好適な実施例において、クッション12、16は、同一の対のプラスチックシートで形成されている。クッション12、16は、共通の周境界部24を共有しており、この周境界にて対のプラスチックシートが従来の手段により共に融着されている。周境界部24は、その両端の各々に貫通穴28が形成されており、該境界部は、対のプラスチックシートの円形部分を切り、その対のプラスチックシートを貫通穴28の周縁に沿って相互に接続することにより形成される。クッション12を形成する対のプラスチックシートの周縁部は、クッション16を形成する周縁部26の真向いの対のプラスチックシートの周縁部27のような従来の手段によりクッション12の周縁部26に沿って同様に相互に接続されている。次に、クッション12の縁部26及びクッション16の縁部27に沿ったクッション12、16を形成する対のプラスチックシートの共通の接続部分を貫通穴28から縁部26、27に沿って第一のクッション12の第一の端部30まで切断し、これにより、クッション12、16の縁部26、27をそれぞれ分離させることにより、クッション12をクッション16から分離させる。
貫通穴28を形成する方法と同一の方法にて追加の貫通穴44を選択的に提供し、また、貫通穴44から線46、48に沿ってクッション12の第二の端部50までクッション12を形成する対のプラスチックシートを融着することにより、クッション12は、略枕の形状の複数の仕切室32、34、36、38、40、42に更に仕切られる。更に、貫通穴44と同一の方法にてクッション12に貫通穴52が形成され、クッション12を形成する対のプラスチックシートは、貫通穴52の直径の幅に略等しく、貫通穴52からクッション12の第二の端部50まで伸長する領域54に沿って相互に融着される。
また、クッション12、16と同一の方法で形成されたスプーン状フラップ51が、クッション12の第二の端部50に配置されている。スプーン状フラップ51は、クッション12の第二の端部に配置され、典型的なベッド布地で覆われた基部の表面に仰向けの人間の下方で上述の方法にて足及び下肢部分の周りにクッション12を固着したとき、クッション12の第二の端部がベッドの布地を引き込むのを防止する。
クッション12の周縁には、複数のスリット56が形成されており、これらのスリットは、ストラップ58、60が嵌まり得る寸法とされた、接続し且つクッション12を形成する対のプラスチックシートに切り込んで形成されており、また、これらのストラップは、以下に更に詳細に説明するように足及び下肢の周りで膨張したクッション12を調節可能に固着する、好適な実施例における好適なストラップ手段である。同様に、同一の目的のため、領域54には、スリット56が形成されている。また、クッション16を形成する対のプラスチックシートを接続することで形成されたタブ63がクッション16に設けられており、該クッションには、スリット56と同一の方法で形成されたが、以下に説明するように、クッション14のタブ64、66が嵌まり得る寸法としたスリット62が設けられている。また、クッション12には、その第一の端部30の周縁部にスリット62が形成されており、このスリット62も以下に説明するようにクッション14のタブ64、66が嵌まり得る寸法とされている。
新規なコネクタ68(図7乃至図10も参照)は、ストラップ58、60に形成された貫通穴59、61に、及びクッション14のタブ64、66に形成された貫通穴65、67にきちっと嵌まる釦70を備えている。釦70は、基部材72に支持されており、該基部材は、一対の掴みタブ78を有し、その間に貫通穴76が形成された閉鎖部材74に接続されている。貫通穴76は、釦70がきちっと嵌まり得る寸法にある。コネクタ68は、比較的曲げ易いプラスチック材料で出来ており、貫通穴76は、掴みタブ78が貫通穴76と略平担であるとき、閉鎖部材74が釦70にスナップ嵌めするが、例えば、親指と人指し指との間で掴みタブ78を掴んだとき(図11参照)、貫通穴76が楕円形に変形して、これにより、閉鎖部材74が釦70との係合状態から解放されるような寸法とすることが出来る。コネクタ68は、せん断応力を受けたときにスナップ外れ動作に抵抗するが、片手の2本の指でタブ78を掴んで容易に解放出来るから、このコネクタは、好適な実施例の全ての着脱可能な接続部に好適なコネクタである。
現在の好適な実施例において、クッション12、14、16には、従来の空気弁18、22、20がそれぞれ設けられ(図2、図4、図5を参照)、これらクッション12、14、16の各々を空気で加圧し、その結果、そのクッションの各々を膨張させることを許容する。これと代替的に、その他の気体、又は液体、或は半固体によりクッション12、14、16の各々を加圧し、その結果、膨張させることを許容する適当な弁を設けることも可能である。
次に、図2乃至図5を参照すると、クッション12は、クッション12の第一の端部30の周縁部80、82を重ね合わせ(図1aないし図1e)、4つのプラスチック材料層を共に溶着し、次に、膨張可能なクッション12、14、16を空気で加圧して、所望の程度まで膨張させることにより、V字形の弧状部分を有する略ボート状の形状となる。次に、図1aないし図1eと図2乃至図5との適正な方向付けをするため符号83を付している。図2及び図4に示すように、仕切室34、36は、クッション12の最下方仕切室であり、また、図2乃至図5に示すように、仕切室32、38、40、42は、ストラップ58、60によりその相対的位置に保持された略ボート状の形状のクッション12の側部となる。図3に明確に示すように、クッション16は、その他の影響を何ら受けないとき、下方に落下し、貫通穴28の中心点(図1aないし図1e)の略中間に位置する軸線の周りで図3の矢印の方向に自由に枢動する。図3に示したこの位置に配置されたとき、クッション12の第一の端部と最下方仕切室34、46との間には、クッション12を貫通する貫通スペース84が形成される。
更に、図2乃至図5を参照すると、クッション12の第一の端部30に形成されたスリット62にクッション14のタブ64、66を通し、タブ64、66の貫通穴65、67を整合させ、また、コネクタ68を整合させた貫通穴65、67(図2)を通じて取り付けることにより、クッション12の第一の端部30が第一の端部30と貫通スペース84との間にある状態にて略枕の形状のクッション14が相互に接続される。
次に、図3を参照すると、本発明の膨張可能なクッションが足及び下肢の周りで非周方向に固着され、踵部分が貫通スペース84の上方の位置にあるときを想定した場合の足及び下肢の位置の外形が示してある。ストラップ58、60は、コネクタ68と協働して、血流を妨害しないようにストラップを足の上方の所定位置に調節可能に固着する。脚部及び足は、流体静力学的に緩衝され、また、クッション12の枕の形状の仕切室32、34、36、38、40、42によって、クッション12内で拘束されない状態で支持される。今日まで行ったMRT及びCATスキャンの試験の結果、クッション12により下肢及び足部分の血流又は柔軟な組織構造体が損なわれることがなく、また、貫通穴28、44、52は、その対応する周縁継手及び線、即ち、24、48、54、46で示す部分により膨張したクッション12に形成された樋状体(trough)86と協働して、足及び脚部の周りに大気流を循環させることが確認された。クッション14は、足の屈曲角度に望ましい約30゜の角度で足を快適に保持する。
続けて図3を参照すると、この図面から理解されるように、クッション16は、次の位置を含む、多数の異なる位置に枢動することが可能である。クッション16は、矢印Aの方向に枢動して第一の位置となり、この位置にて、クッション16、及びクッション12の最下方仕切室34、36は、相互に垂直に積み重ねた状態に配置される。クッション16は、クッション16のタブ63に形成されたスリット62にストラップ58を通すことにより、所定位置に固着することが出来る。この上述の第一の位置において、クッション12は、クッション16の上にしか着座しないから、踵部分は、持ち上がり、クッション16又はその他の何れの基部の面とも接触しなくなる。また、クッション16は、矢印Bの方向にも枢動して、第二の位置となり、この第二の位置にて、クッション16、及びクッション12の最下方仕切室34、36は、相互に略平面状に整合状態に配置され(図1aないし図1eにおけるように)、また、クッション16は、貫通スペース84を略覆う。上述の第二の位置にあるとき、踵部分は、クッション16上に着座し、また、アキレス腱は、クッション16に、又はその他の基部面に直接、接触しない。また、クッション16は、クッション14とクッション12の最下方仕切室34、36との間の貫通スペース84内にタブ63をまくり上げることにより、矢印Bの方向に更に遠くの位置に且つ上述の第二の位置よりも遠くの位置に枢動させることが出来る。上述の第三の位置において、踵は、まくり上げたクッション16に着座し、また、クッション16が上述の第三の位置にあるため、足の踵及び踝部分は軽く圧縮される。
次に、図6を参照すると、本発明の膨張可能な足クッション10用の好適な堅固な支持手段が示してある。該堅固な支持体88は、舌状体90を有し、この舌状体90は、図2に示したそのそれぞれの位置にあるとき、クッション14とそのタブ64、66との間に差し込むことが可能である。この位置にあるとき、アーム94、96は、それぞれ、クッション12の平行な仕切室42、32及び40、48となる。ストラップ58、60を固着可能に受け入れるため、アーム94、96には、貫通スロット92が形成されている。このように、堅固な支持体88は、第一のクッション12に取り付けて、クッション12内に固着された足の痙縮を防止する。
上記の説明から、当業者には、本発明の新規な膨張可能な足クッション10は、足を略ボート状の形状のクッション12の略V字形の弧状部分内で支持することにより、このV字形の足による楔状の作用を効果的に解消し、これにより、仰向けのとき、下肢及び足部分に加わる関連した力の増幅を軽減することが理解されよう。クッション16は、所望の内部圧力まで別々に膨張させることが出来、また、踵及びアキレス腱との複合体における必要条件の変化に効果的に対応し得る方法で位置決めすることの出来る略枕の形状のクッションを提供する。着脱可能なクッション14は、膨張可能なクッション10の使用者が、クッション14をクッション12との係合状態から解放して歩行することを可能にする。
本発明は、添付図面に示し且つ上記の説明に記載したが、これは一例であり、本発明の性質を限定するものではなく、好適な実施例のみを示し且つ記載したものであり、本発明の精神に属する全ての変更及び応用例は、保護の対象になることを理解すべきである。
Claims (12)
- 身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションにおいて、
第一の端部と、第二の端部とを備える略ボート状の膨張可能な第一のクッションであって、相互に流体連通して、前記第一のクッションの側部及び底部を形成する略枕の形状をした複数の仕切室を有し、前記第一のクッションの第一の端部と下方仕切室との間に貫通スペースを更に有する、前記第一のクッションと、
分離可能で且つ前記第一の端部と前記貫通スペースとの間で前記第一のクッションの第一の端部に相互に着脱可能に接続された、略枕の形状をした膨張可能な第二のクッションと、
前記貫通スペースに極く近接して、前記第一のクッションの下方仕切室に枢着可能に取り付けられた、略枕の形状をした膨張可能な第三のクッションであって、前記第三のクッション及び前記第一のクッションの下方仕切室が共に垂直方向に積み重ねた状態で配置される第一の位置と、前記第三のクッション及び前記第一のクッションの下方仕切室が略平坦な整合状態に配置され、前記第三のクッションが前記貫通スペースを略覆う第二の位置と、前記第三のクッションが前記貫通スペース内にまくり上げられ且つ前記第二のクッションと前記第一のクッションの下方仕切室との間に配置される第三の位置との間で枢動可能である、前記第三のクッションと、
前記第一、第二及び第三のクッションに設けられ、前記クッションの各々が所望の内部圧力まで膨張するのを許容する弁手段と、
足の踵が前記貫通スペースの上に配置されたとき、前記第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段と、
を備えることを特徴とする膨張可能な足クッション。 - 請求項1に記載の膨張可能な足クッションにおいて、前記第一のクッションの略枕の形状をした仕切室は、膨張した隣接する仕切室がその間に外部樋状体を形成し、外気が前記外部樋状体を通じて循環し得るような寸法及び配置順序とされることを特徴とする膨張可能な足クッション。
- 請求項2に記載の膨張可能な足クッションにおいて、複数の前記外部樋状体には、前記第一のクッションに形成された貫通穴が更に設けられ、外気が前記貫通穴を通じて循環し得るようにしたことを特徴とする膨張可能な足クッション。
- 請求項1に記載の膨張可能な足クッションにおいて、前記第一のクッションの第二の端部がベッドの布地を引き込むのを防止すべく、前記第一のクッションの第二の端部に配置されたスプーン状フラップ手段を更に備えることを特徴とする膨張可能な足クッション。
- 身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションにおいて、
第一の端部と、第二の端部とを備える略ボート状の膨張可能な第一のクッションであって、相互に流体連通して、前記第一のクッションの側部及び底部を形成する略枕の形状をした複数の仕切室を有し、前記第一のクッションの第一の端部と下方仕切室との間に貫通スペースを更に有する、前記第一のクッションと、
前記貫通スペースに極く近接して、前記第一のクッションの下方仕切室に枢着可能に取り付けられた、略枕の形状をした膨張可能な第三のクッションであって、前記第三のクッション及び前記第一のクッションの下方仕切室が共に垂直方向に積み重ねた状態で配置される第一の位置と、前記第三のクッション及び前記第一のクッションの下方仕切室が略平坦な整合状態に配置され、前記第三のクッションが前記貫通スペースを略覆う第二の位置と、前記第三のクッションが前記貫通スペース内にまくり上げられ且つ前記第一のクッションの前記第一の端部と前記第一のクッションの下方仕切室との間に配置される第三の位置との間で枢動可能である、前記第三のクッションと、
前記第一、第二及び第三のクッションに設けられ、前記クッションの各々が所望の内部圧力まで膨張するのを許容する弁手段と、
足の踵が前記貫通スペースの上に配置されたとき、前記第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段と、
を備えることを特徴とする膨張可能な足クッション。 - 請求項5に記載の膨張可能な足クッションにおいて、前記第一のクッションの略枕の形状をした仕切室は、膨張した隣接する仕切室がその間に外部樋状体を形成し、外気が前記外部樋状体を通じて循環し得るような寸法及び配置順序とされることを特徴とする膨張可能な足クッション。
- 請求項6に記載の膨張可能な足クッションにおいて、複数の前記外部樋状体には、前記第一のクッションに形成された貫通穴が更に設けられ、外気が前記貫通穴を通じて循環し得るようにしたことを特徴とする膨張可能な足クッション。
- 請求項5に記載の膨張可能な足クッションにおいて、前記第一のクッションの第二の端部がベッドの布地を引き込むのを防止すべく、前記第一のクッションの第二の端部に配置されたスプーン状フラップ手段を更に備えることを特徴とする膨張可能な足クッション。
- 身体が仰向けのとき、足に加わる力の増幅を軽減する膨張可能な足クッションにおいて、
第一の端部と、第二の端部とを備える略ボート状の膨張可能な第一のクッションであって、相互に流体連通して、前記第一のクッションの側部及び底部を形成する略枕の形状をした複数の仕切室を有し、前記第一のクッションの第一の端部と下方仕切室との間に貫通スペースを更に有する、前記第一のクッションと、
前記第一の端部と前記貫通スペースとの間で前記第一のクッションの第一の端部に相互に着脱可能に接続された、略枕の形状をした膨張可能で且つ分離可能な第二のクッションと、
前記貫通スペースに極く近接して、前記第一のクッションの下方仕切室に枢着可能に取り付けられた、略枕の形状をした膨張可能な第三のクッションであって、前記第三のクッション及び前記第一のクッションの下方仕切室が共に垂直方向に積み重ねた状態で配置される第一の位置と、前記第三のクッション及び前記第一のクッションの下方仕切室が略平坦な整合状態に配置され、前記第三のクッションが前記貫通スペースを略覆う第二の位置と、前記第三のクッションが前記貫通スペース内にまくり上げられ且つ前記第二のクッションと前記第一のクッションの下方仕切室との間に配置される第三の位置との間で枢動可能である、前記第三のクッションと、
前記第一、第二及び第三のクッションに設けられ、前記クッションの各々が所望の内部圧力まで膨張するのを許容する弁手段と、
足の踵が前記貫通スペースの上に配置された状態で、前記第一のクッションを足及び下肢の周りで非周方向に調節可能に固着するストラップ手段と、
前記第一のクッション内に固着された足の攣縮を防止するため、前記第一のクッションに着脱可能に取り付けられた堅固でかつ分離可能な支持手段と、
を備えることを特徴とする膨張可能な足クッション。 - 請求項9に記載の膨張可能な足クッションにおいて、前記第一のクッションの略枕の形状をした仕切室は、膨張した隣接する仕切室がその間に外部樋状体を形成し、外気が前記外部樋状体を通じて循環し得るような寸法及び配置順序とされることを特徴とする膨張可能な足クッション。
- 請求項10に記載の膨張可能な足クッションにおいて、複数の前記外部樋状体には、前記第一のクッションに形成された貫通穴が更に設けられ、外気が前記貫通穴を通じて循環し得るようにしたことを特徴とする膨張可能な足クッション。
- 請求項9に記載の膨張可能な足クッションにおいて、前記第一のクッションの第二の端部がベッドの布地を引き込むのを防止すべく、前記第一のクッションの第二の端部に配置されたスプーン状フラップ手段を更に備えることを特徴とする膨張可能な足クッション。
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