JP3546758B2 - 当選者判定システム及びその当選者判定方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

当選者判定システム及びその当選者判定方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は当選者判定システムに関し、特に競馬における勝ち馬、あるいはスポーツにおける勝者、あるいはルーレットの出目あるいはクイズの答え等を事前申告し、その申告値により当選者を判定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の事前申告方法としては、その申告値が記載されたカード類を申告者に発券したり、あるいは予め発券されたカード類に申告者が記載したり、または申告値が記載されたボード上において申告者が申告する申告値に相当する位置に申告したことを示す物体(例えば、コイン等)をおくことで、事前予想値を申告している。つまり、申告者がどのような事前予想値を出したかは公開されていることとなる。
【0003】
上記のような当選者判定方法では、アナログ的な方法に頼っており、この方法をディジタル的な方法、つまり電子化した方法を採ったとしても、申告値が到着した時点でどの申告者が何を申告したかを特に秘匿することはない。
【0004】
尚、上記の当選者判定方法とは直接的な関係はないが、特開平5−22437号公報には懸賞応募方式が、特開平9−44717号公報には抽選機能付家庭電化製品がそれぞれ開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の当選者判定方法では、全ての申告内容が明らかになってしまうため、当選者を容易に判定することができるが、当選者以外(つまり、落選者)がどのような申告をしたかという情報が判明してしまうという問題もある。その際、全ての申告内容を秘匿すれば、誰が正解の申告をした当選者なのかを判定することが困難となる。
【0006】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、全ての申告内容を秘匿することができ、当落のみを判定することができるとともに、その当落判定を第三者が検証することができる当選者判定システム及びその当選者判定方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による当選者判定システムは、有限個の事象の中から選択された事象を示す申告値を申告するための申告者サブシステムと、前記有限個の事象の中から決定された当選値を申告した申告者サブシステムを当選者として特定するための管理サブシステムとからなる当選者判定システムであって、
前記申告値に依存した暗号パラメータを取得する暗号パラメータ取得手段と、前記暗号パラメータ取得手段で取得した暗号パラメータに基づいて暗号処理を行って暗号申告データを生成する暗号処理手段と、前記暗号処理手段で生成された暗号申告データを送信する送信手段とを前記申告者サブシステムに備え、
前記送信手段からの暗号申告データを予め設定された所定受付時間まで受付ける受信手段と、前記当選値に対する復号パラメータを取得する復号パラメータ取得手段と、前記受信手段で受付けた暗号申告データを前記復号パラメータ取得手段で取得した復号パラメータを基づいて復号して前記当選値と同じ申告値が存在するか否かを検索する検索手段とを前記管理サブシステムに備えている。
【0008】
本発明による当選者判定方法は、有限個の事象の中から選択された事象を示す申告値を申告するための申告者サブシステムと、前記有限個の事象の中から決定された当選値を申告した申告者サブシステムを当選者として特定するための管理サブシステムとからなる当選者判定システムの当選者判定方法であって、
前記申告者サブシステムにおいて前記申告値に依存した暗号パラメータに基づいて暗号処理を行って生成された暗号申告データを前記管理サブシステムにおいて予め設定された所定受付時間まで受付けるステップと、前記有限個の事象の中から決定された当選値に対する復号パラメータを取得するステップと、受付けた暗号申告データを前記復号パラメータに基づいて復号して前記当選値と同じ申告値が存在するか否かを検索するステップとを備えている。
【0009】
本発明による当選者判定制御プログラムを記録した記録媒体は、有限個の事象の中から選択された事象を示す申告値を申告するための申告者サブシステムと、前記有限個の事象の中から決定された当選値を申告した申告者サブシステムを当選者として特定するための管理サブシステムとからなるシステムにおいて当選者判定を行わせるための当選者判定制御プログラムを記録した記録媒体であって、
前記当選者判定制御プログラムは、前記管理サブシステムを構成する各手段に、前記申告者サブシステムにおいて前記申告値に依存した暗号パラメータに基づいて暗号処理を行って生成された暗号申告データを前記管理サブシステムにおいて予め設定された所定受付時間まで受付けさせ、前記有限個の事象の中から決定された当選値に対する復号パラメータを取得させ、受付けた暗号申告データを前記復号パラメータに基づいて復号して前記当選値と同じ申告値が存在するか否かを検索させている。
【0010】
すなわち、本発明の当選者判定システムは、申告者サブシステムにおける暗号化機能の部分に申告値に依存した暗号パラメータを供給し、管理サブシステムにおいて当選者を決定するために当選値に依存した復号パラメータによる復号機能を設けている。この暗号パラメータ及び復号パラメータを導入することによって、申告値と当選値とが同一であることのみを判定することができるという作用を実現している。
【0011】
したがって、当選値と同じ申告をした申告者を当選者として決定することが可能であり、さらにその当選者以外がどのように申告したかを秘匿できるという効果が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の第1の実施例による当選者判定システムは申告者サブシステム1と管理サブシステム2とから構成されている。
【0013】
申告者サブシステム1は暗号パラメータ取得手段11と、暗号処理手段12と、送信手段13とから構成され、管理サブシステム2は受信手段21と、当選値入力手段22と、復号パラメータ取得手段23と、検索手段24とから構成されている。
【0014】
上記の申告者サブシステム1への入力はこの申告者サブシステム1の設定する申告値になる。この申告値は暗号パラメータ取得手段11に供給され、パラメータ取得手段11はその申告値に依存して暗号処理手段12に必要な暗号パラメータを取得し、暗号処理手段12に供給する。
【0015】
暗号処理手段12は供給された暗号パラメータに基づいて暗号演算を行い、暗号申告データを送信手段13に供給する。送信手段13は暗号申告データを管理サブシステム2に供給する。
【0016】
管理サブシステム2の受信手段21は各申告者サブシステム1から送付された暗号申告データを受信し、所定の受付時間終了後に検索手段24に供給する。当選値入力手段22では管理サブシステム2に入力された当選値を復号パラメータ取得手段23に供給する。
【0017】
復号パラメータ取得手段23はこの当選値に依存した復号パラメータを取得し、検索手段24に供給する。検索手段24はこの復号パラメータを用いて暗号申告データを復号化し、当選値と同じ申告値があるかどうかを検索する。検索手段24は当選値と同じ申告値があれば、その暗号申告データを送信した申告者サブシステム1すべてを当選者と決定する。検索手段24は当選値を申告値として作成した暗号申告データがなければ、当選者が不在であったと判断し、処理を終了する。
【0018】
図2は図1の検索手段24の構成を示すブロック図である。図2において、検索手段24は復号パラメータを用いて暗号申告データを復号化する復号手段24aと、復号手段24aの復号結果を基に当選値と同じ申告値があるかどうかを判定する判定手段24bとから構成されている。
【0019】
図3は図1の申告者サブシステム1の処理動作を示すフローチャートであり、図4は図1の管理サブシステム2の処理動作を示すフローチャートである。これら図1〜図4を参照して本発明の第1の実施例による当選者判定システムの動作について説明する。尚、図3及び図4に示す処理は申告者サブシステム1及び管理サブシステム2が図示せぬ制御メモリに記憶されたプログラムを実行することで実現され、制御メモリとしてはROM(リードオンリメモリ)やIC(集積回路)メモリ等が使用可能である。
【0020】
申告者サブシステム1のパラメータ取得手段11は申告値が入力されると(図3ステップS1)、その申告値に依存して暗号処理手段12に必要な暗号パラメータを取得し、暗号処理手段12に供給する(図3ステップS2)。
【0021】
暗号処理手段12は供給された暗号パラメータに基づいて暗号演算を行い、演算結果を送信手段13に供給する(図3ステップS3)。送信手段13はその演算結果を暗号申告データとして管理サブシステム2に供給する(図3ステップS4)。
【0022】
管理サブシステム2の当選値入力手段22では管理サブシステム2に入力された当選値を復号パラメータ取得手段23に供給する。復号パラメータ取得手段23は当選値が入力されると、当選値に依存した復号パラメータを取得し、検索手段24に供給する(図4ステップS11)。
【0023】
また、受信手段21は各申告者サブシステム1から送付された暗号申告データを受信すると(図4ステップS12)、所定の受付時間終了後に検索手段24に供給する(図4ステップS13)。検索手段24はこの復号パラメータを用いて暗号申告データを復号化し(図4ステップS14)、当選値と同じ申告値があるかどうかを検索する(図4ステップS15)。
【0024】
検索手段24は当選値と同じ申告値があれば、その暗号申告データを送信した申告者サブシステム1すべてを当選者と決定する(図4ステップS16)。検索手段24は当選値を申告値として作成した暗号申告データがなければ、当選者が不在であったと判断し(図4ステップS17,S18)、処理を終了する。
【0025】
ここで、本発明の第1の実施例による当選者判定システムに用いる暗号処理について述べる。具体例として暗号化関数にエルガマル暗号を用いた例について説明する。
【0026】
まず、管理サブシステム2は大きな素数pと生成元gとを生成する。また、各申告値vに対して、秘密鍵x(v),公開鍵y(v)と定数M(v)とを決定する。
【0027】
ここで、公開鍵y(v)と秘密鍵x(v)とには以下のような関係がある。生成元gをx(v)乗してpの剰余をとったものがy(v)である。M(v)は任意の値でよく、例えばM(v)としてvとそのハッシュ値とを連結したものでもよいし、またvに依存せずに定数であってもよい。
【0028】
暗号パラメータとしてはM(v),y(v)を、復号パラメータとしてはx(v)をそれぞれ採用する。その際、暗号パラメータは公開し、復号パラメータは管理システム内で厳重に管理する。
【0029】
申告者サブシステム1は自分の希望する申告値vに対して、暗号パラメータM(v),y(v)を取得し、暗号パラメータM(v)を公開鍵y(v)でエルガマル暗号に基づいて暗号化する。エルガマル暗号は確率暗号と呼ばれる種類の暗号に属し、同じ暗号パラメータM(v)を暗号化しても異なる暗号文になることが知られている。申告者サブシステム1はこの暗号結果を暗号申告データC(v)として管理サブシステム2に送付する。
【0030】
管理サブシステム2は当選値v’に対して復号パラメータx(v’)を取得し、この復号パラメータを秘密鍵としてC(v)を復号する。この時、v=v’であれば、あきらかに復号結果はM(v’)=M(v)となる。
【0031】
一方、vとv’とが等しくない場合、復号結果がM(v’)となることはほとんどない。このようにして、申告値自身を求めずに、当選値と等しいかどうかを判定することができる。尚、エルガマル暗号は当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な説明については省略する。
【0032】
また、本発明の第1の実施例による当選者判定システムに用いる暗号処理の他の例について述べる。具体例として暗号化関数にRSA(Rivest Shamir Adleman)暗号を用いた例について説明する。
【0033】
この例においては暗号パラメータであるy(v)を表引きしなくても、申告値vから自動的に生成され、また暗号化される既定値M(v)は全申告者に対して既定値でなくてもよい例である。
【0034】
まず、管理サブシステム2は大きな素数pとqとを生成し、その積をnとする。申告者サブシステム1は自分の選んだ申告値vに対して、暗号パラメータM(v),y(v)を下記の様に生成する。この場合には乱数を生成し、暗号パラメータM(v)を、vとこの乱数及びこれらを連結したハッシュ値とを連結したものとする。
【0035】
次に、y(v)としてvのハッシュ値とする。そして、暗号パラメータM(v)を公開鍵y(v)で法nのRSA暗号に基づいて暗号化する。各申告者毎に異なる乱数を発生させているので、同じ暗号パラメータM(v)を暗号化しても異なる暗号文になる。申告者サブシステム1はこの暗号結果を暗号申告データC(v)として送付する。
【0036】
管理サブシステム2は当選値v’に対してy(v’)、すなわちそのハッシュ値を計算し、復号パラメータとして、法(p−1)(q−1)においてy(v’)の逆元となるx(v’)を計算する。
【0037】
この復号パラメータを秘密鍵として法nにおいてC(v)を復号する。この時、v=v’であれば、あきらかに復号結果はM(v’)のv’とある乱数による正しいフォーマットになっている。
【0038】
一方、vとv’とが等しくない場合、復号結果がそのようなフォーマットになる可能性はほとんどない。このようにして、申告値自身を求めずに、当選値と等しいかどうかを判定することができる。尚、RSA暗号は当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な説明については省略する。
【0039】
図5は本発明の第2の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。図5において、本発明の第2の実施例による当選者判定システムは管理サブシステム3内に公表手段31を設け、公表手段31を検証者サブシステム4に接続するようにした以外は図1及び図2に示す本発明の第1の実施例による当選者判定システムと同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様である。
【0040】
本発明の第2の実施例による当選者判定システムにおいては、その判定結果の正当性を検証者サブシステム4で検証可能にすることができる。検証者サブシステム4は検証手段41を備えている。
【0041】
本発明の第2の実施例による当選者判定システムでは当選者を決定した後、管理サブシステム3の公表手段31が受付けた暗号申告データのすべてと、当選値vに対応する復号パラメータの一部あるいは当該復号パラメータを用いた復号結果とを公開するようにしている。
【0042】
検証者サブシステム4は当選者の申告値が当選値vと等しいことと、当選値vを申告していたのは当選者以外にいないことを確認することができる。しかしながら、検証者サブシステム4に当選者以外の申告者サブシステム1がどのような申告をしていたかを知られることはない。
【0043】
また、管理サブシステム3に入力される暗号申告データが申告期間外のものを受付けていないことは所定受付時刻前に受理した暗号申告データを公開し、当選者の対象となるものはその公開したもののみと限定することで保証することができる。この点については本発明とは直接関係しないので、その詳細な説明については省略する。
【0044】
さらに、管理サブシステム3が不当に暗号申告データを復号しないことは秘密分散やグループ復号技術等を利用し、復号パラメータを複数のサブシステムで管理あるいは生成することによって保証することができる。この点についても本発明とは直接関係しないので、その詳細な説明については省略する。
【0045】
図6は図5の管理サブシステム3の処理動作を示すフローチャートである。これら図5及び図6を参照して本発明の第2の実施例による当選者判定システムの動作について説明する。尚、申告者サブシステム1の処理動作は本発明の第1の実施例と同様なので、その説明については省略する。また、図6に示す処理は管理サブシステム3が図示せぬ制御メモリに記憶されたプログラムを実行することで実現され、制御メモリとしてはROMやICメモリ等が使用可能である。
【0046】
管理サブシステム3の当選値入力手段22では管理サブシステム2に入力された当選値を復号パラメータ取得手段23に供給する。復号パラメータ取得手段23は当選値が入力されると、当選値に依存した復号パラメータを取得し、検索手段24に供給する(図6ステップS21)。
【0047】
また、受信手段21は各申告者サブシステム1から送付された暗号申告データを受信すると(図6ステップS22)、所定の受付時間終了後に検索手段24に供給する(図6ステップS23)。検索手段24はこの復号パラメータを用いて暗号申告データを復号化し(図6ステップS24)、当選値と同じ申告値があるかどうかを検索する(図6ステップS25)。
【0048】
検索手段24は当選値と同じ申告値があれば、その暗号申告データを送信した申告者サブシステム1すべてを当選者と決定する(図6ステップS26)。検索手段24は当選値を申告値として作成した暗号申告データがなければ、当選者が不在であったと判断する(図6ステップS27,S28)。
【0049】
この後、公表手段31は受付けた暗号申告データのすべてと、当選値に対応する復号パラメータの一部あるいは当該復号パラメータを用いた復号結果とを検証者サブシステム4の検証手段41に公開し(図6ステップS31)、管理サブシステム3は処理を終了する。検証者サブシステム4は当選者の申告値が当選値と等しいことと、当選値を申告していたのは当選者以外にいないことを確認する。尚、検証手段41に公開される内容はエルガマル暗号の場合に復号パラメータx(v’)であり、RSA暗号の場合に復号パラメータを用いた復号結果C(v)である。
【0050】
図7は本発明の第3の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。図7において、本発明の第3の実施例による当選者判定システムは申告者サブシステム5内に封印受信手段51を設け、管理サブシステム6内に封印手段61を設けた以外は図5に示す本発明の第2の実施例による当選者判定システムと同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第2の実施例と同様である。
【0051】
本発明の第3の実施例による当選者判定システムにおいては、当選値が勝ち馬番号やスポーツの勝者番号、あるいはルーレットの出目等のように、申告期間後の事象観測によって決定される以外の、例えば「箱の中に風船はいくつあるでしょう」というクイズのように正解が申告期間前に決定しているものに適用するシステムである。
【0052】
その場合、正解(当選値)が変化することがないよう、当選値を申告期間前に確定しておくことが望ましい。当選値を申告期間前に確定させるためには、申告値のコミットメント情報[コミットメント情報の定義については、例えば岡本・山本著の「現代暗号」(産業図書刊、1997)の143〜144頁にビットコミットメントとして掲載されている]を申告前に公開することが可能である。
【0053】
コミットメント情報としては、例えば当選値v’とランダムに発生させた乱数r’とを用い、当選値v’と乱数r’とこれらを連結したハッシュ値h(v’||r’)全てを連結させたハッシュ値、すなわちh(v’||r’||h(v’||r’))とを採用することができる。
【0054】
このコミットメント情報の正当性は当選値v’を公表する時に乱数r’を公開し、上記関係式が成立するかどうかを検証することによって、誰もが確認することができる。この場合、封印手段61においては当選値入力手段22から入力された当選値のコミットメント情報を生成し、これを申告者サブシステム5が申告を開始する前に公開する。
【0055】
本発明の第3の実施例による当選者判定システムを用い、当選者を決定した後、管理サブシステム6は当選値v’とそのコミットメント情報作成に利用した乱数r’とを公表手段31にて公表する。尚、申告者サブシステム5では封印受信手段51が封印手段61からのコミットメント情報を受信するまで、暗号パラメータ取得手段11が申告値を受付けないように構成されている。
【0056】
検証者サブシステム4は事前に公表されたコミットメント情報が、当選者決定後に公開された当選値と乱数とによって生成されたものであることを検証手段41にて確認する。尚、申告者サブシステム5が検証者サブシステム4を兼ねてもよい。また、封印手段61によって封印されるものは当選値自身ではなく、当選値の正当性を保証する保証情報であればなんでもよい。
【0057】
図8は図7の申告者サブシステム5の処理動作を示すフローチャートであり、図9は図7の管理サブシステム6の処理動作を示すフローチャートである。これら図7〜図9を参照して本発明の第3の実施例による当選者判定システムの動作について説明する。尚、図8及び図9に示す処理は申告者サブシステム5及び管理サブシステム6が図示せぬ制御メモリに記憶されたプログラムを実行することで実現され、制御メモリとしてはROMやICメモリ等が使用可能である。
【0058】
申告者サブシステム5のパラメータ取得手段11は封印受信手段51が封印手段61からのコミットメント情報を受信するまで申告値の入力を抑止する(図8ステップS31,S32)。
【0059】
パラメータ取得手段11は申告値が入力されると(図8ステップS33)、その申告値に依存して暗号処理手段12に必要な暗号パラメータを取得し、暗号処理手段12に供給する(図8ステップS34)。暗号処理手段12は供給された暗号パラメータに基づいて暗号演算を行い、演算結果を送信手段13に供給する(図8ステップS35)。送信手段13はその演算結果を暗号申告データとして管理サブシステム2に供給する(図8ステップS36)。
【0060】
管理サブシステム6の当選値入力手段22では入力された当選値を復号パラメータ取得手段23及び封印手段61に供給する。復号パラメータ取得手段23は当選値が入力されると、当選値に依存した復号パラメータを取得し、検索手段24に供給する(図9ステップS41)。
【0061】
封印手段61は当選値入力手段22から入力された当選値のコミットメント情報を生成し、これを申告者サブシステム5が申告を開始する前に公開する(図9ステップS42)。
【0062】
受信手段21は各申告者サブシステム5から送付された暗号申告データを受信すると(図9ステップS43)、所定の受付時間終了後に検索手段24に供給する(図9ステップS44)。検索手段24はこの復号パラメータを用いて暗号申告データを復号化し(図9ステップS45)、当選値と同じ申告値があるかどうかを検索する(図9ステップS46)。
【0063】
検索手段24は当選値と同じ申告値があれば、その暗号申告データを送信した申告者サブシステム1すべてを当選者と決定する(図9ステップS47)。検索手段24は当選値を申告値として作成した暗号申告データがなければ、当選者が不在であったと判断する(図9ステップS48,S49)。
【0064】
この後、公表手段31は当選値とそのコミットメント情報作成に利用した乱数r’とを公表し(図9ステップS50)、管理サブシステム6は処理を終了する。検証者サブシステム4は事前に公表されたコミットメント情報が、当選者決定後に公開された当選値と乱数とによって生成されたものであることを検証手段41にて確認する。
【0065】
図10は本発明の第4の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。図10において、本発明の第4の実施例による当選者判定システムは申告者サブシステム7内に申告券保持手段71と申告券送出手段72とを設け、管理サブシステム8内に発券手段81を設け、検索手段24の代りに判定手段82を設けた以外は図1に示す本発明の第1の実施例による当選者判定システムと同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様である。
【0066】
本発明の第4の実施例による当選者判定システムは、本発明をサッカーくじ発券システムに適用したシステムである。申告者サブシステム7は自分が予想する勝者チーム名を本発明を用いて暗号化して管理サブシステム8に申告する。管理サブシステム8は暗号申告データを受信した後、その暗号申告データに管理サブシステム8の署名を施したものを申告券(サッカーくじ)として発券し、申告者サブシステム7に返送する。
【0067】
サッカー試合が開催されて勝者チームが判明した後、勝者チーム名を申告していた申告券を保持する申告者サブシステム7は、その申告券を管理サブシステム8に示すと、管理サブシステム8は本発明を用いて、本申告券に申告された内容が勝利チーム名、すなわち当選値であるかどうかを判定する。当選値と同じであると判定できた場合、本申告券の保持者に配当金を支給する。
【0068】
上記の本発明の第4の実施例による当選者判定システムを用いることによって、申告券を見ても申告者がどのような申告をしたのかを秘匿することができるだけでなく、管理サブシステム8に対しても当選値でない申告内容を秘匿することができる。
【0069】
すなわち、申告者サブシステム7は自分が予想する勝者チーム名を本発明を用いて暗号化して送信手段13から管理サブシステム8に送信する。管理サブシステム8は受信手段21が暗号申告データを受信すると、発券手段81によってその暗号申告データに管理サブシステム8の署名を施したものを申告券(サッカーくじ)として発券し、申告者サブシステム7に返送する。
【0070】
サッカー試合が開催されて勝者チームが判明した後、勝者チーム名を申告していた申告券を申告券保持手段71に保持する申告者サブシステム7は、その申告券を申告券送出手段72から管理サブシステム8に送出する。管理サブシステム8の判定手段82は申告者サブシステム7から申告券によって申告された内容が勝利チーム名、すなわち当選値であるかどうかを判定する。
【0071】
図11は図10の申告者サブシステム7の処理動作を示すフローチャートであり、図12は図10の管理サブシステム8の処理動作を示すフローチャートである。これら図10〜図12を参照して本発明の第4の実施例による当選者判定システムの動作について説明する。尚、図11及び図12に示す処理は申告者サブシステム7及び管理サブシステム8が図示せぬ制御メモリに記憶されたプログラムを実行することで実現され、制御メモリとしてはROMやICメモリ等が使用可能である。
【0072】
申告者サブシステム7のパラメータ取得手段11は申告値が入力されると(図11ステップS51)、その申告値に依存して暗号処理手段12に必要な暗号パラメータを取得し、暗号処理手段12に供給する(図11ステップS52)。暗号処理手段12は供給された暗号パラメータに基づいて暗号演算を行い、演算結果を送信手段13に供給する(図11ステップS53)。送信手段13はその演算結果を暗号申告データとして管理サブシステム2に供給する(図11ステップS54)。
【0073】
管理サブシステム8の当選値入力手段22では管理サブシステム8に入力された当選値を復号パラメータ取得手段23に供給する。復号パラメータ取得手段23は当選値が入力されると、当選値に依存した復号パラメータを取得し、判定手段82に供給する(図12ステップS61)。
【0074】
また、受信手段21は各申告者サブシステム7から送付された暗号申告データを受信すると、その暗号申告データを発券手段81に供給する(図12ステップS63)。発券手段81はその暗号申告データに管理サブシステム8の署名を施したものを申告券データとして申告者サブシステム7に返送する(図12ステップS64)。
【0075】
申告者サブシステム7の申告券保持手段71は管理サブシステム8から署名が施された申告券データが送られてくると(図11ステップS55)、その申告券データを保持し、申告券データに基づいて申告券を発券する(図11ステップS56)。
【0076】
サッカー試合が開催されて勝者チームが判明した後、申告券送出手段72は管理サブシステム8の署名が施された申告券データを管理サブシステム8に送信する。
【0077】
管理サブシステム8において所定の受付時間終了後に(図12ステップS62)、判定手段82は申告者サブシステム7からの申告券データを受信すると(図12ステップS65)、復号パラメータを用いて申告券データを復号化し(図12ステップS66)、当選値と同じ申告値があるかどうかを判定する(図12ステップS67)。
【0078】
判定手段82は当選値と同じ申告値があれば、その申告券データを送信した申告者サブシステム7すべてを当選者と決定する(図12ステップS68)。判定手段82は当選値を申告値として作成した申告券データがなければ、当選者が不在であったと判断し(図12ステップS69,S70)、処理を終了する。
【0079】
図13は本発明の第5の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。図13において、本発明の第5の実施例による当選者判定システムは管理サブシステム9内に当落判定手段91を設け、当選値入力手段22が暗号申告データを保持するようにした以外は図10に示す本発明の第4の実施例による当選者判定システムと同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第4の実施例と同様である。
【0080】
本発明の第5の実施例による当選者判定システムは、当選者に支給する配当金が当選者の数に依存する場合に、管理サブシステム9の当選値入力手段22で申告者サブシステム7からの暗号申告データを保持しておき、それによって当選者数を把握することを可能としてシステムである。
【0081】
この場合、本発明の第5の実施例による当選者判定システムでは、本発明の第4の実施例と同様に、申告者サブシステム7が予想する勝者チーム名を暗号化して管理サブシステム9に申告すると、管理サブシステム9は暗号申告データを受信した後、その暗号申告データに管理サブシステム9の署名を施したものを申告券(サッカーくじ)として発券し、申告者サブシステム7に返送するとともに、申告者サブシステム7からの暗号申告データを当選値入力手段22に保持しておく。
【0082】
サッカー試合が開催されて勝者チームが判明した後、勝者チーム名を申告していた申告券を保持する申告者サブシステム7は、その申告券を管理サブシステム9に示すと、管理サブシステム9は本申告券に申告された内容が勝利チーム名、すなわち当選値であるかどうかを判定する。当選値と同じであると判定できた場合、本申告券の保持者に配当金を支給する。その際、当選値と同じ申告内容は当選値入力手段22に保持されているので、当選値と同じ申告内容の数、つまり当選者数を計数することで、当選者に支給する配当金を計算することが可能となる。
【0083】
上記の本発明の第5の実施例による当選者判定システムを用いることによって、申告券を見ても申告者がどのような申告をしたのかを秘匿することができるだけでなく、管理サブシステム9に対しても当選値でない申告内容を秘匿することができる。
【0084】
すなわち、申告者サブシステム7は自分が予想する勝者チーム名を本発明を用いて暗号化して送信手段13から管理サブシステム9に送信する。管理サブシステム9は受信手段21が暗号申告データを受信すると、発券手段81によってその暗号申告データに管理サブシステム9の署名を施したものを申告券として発券し、申告者サブシステム7に返送するとともに、申告者サブシステム7からの暗号申告データを当選値入力手段22に保持しておく。
【0085】
サッカー試合が開催されて勝者チームが判明した後、勝者チーム名を申告していた申告券を申告券保持手段71に保持する申告者サブシステム7は、その申告券を申告券送出手段72から管理サブシステム9に送出する。
【0086】
管理サブシステム9の判定手段82は申告者サブシステム7から申告券によって申告された内容が勝利チーム名、すなわち当選値であるかどうかを判定し、判定結果と当選値入力手段22の保持内容とを当落判定手段91に供給する。当落判定手段91は当選値入力手段22の保持内容から当選者に支給する配当金を計算し、当選者には当選通知と配当金額とを、落選者には落選通知を当落結果として出力する。
【0087】
図14は図13の管理サブシステム9の処理動作を示すフローチャートである。これら図13及び図14を参照して本発明の第5の実施例による当選者判定システムの動作について説明する。尚、申告者サブシステム7の処理動作は本発明の第4の実施例と同様なので、その説明については省略する。また、図14に示す処理は管理サブシステム9が図示せぬ制御メモリに記憶されたプログラムを実行することで実現され、制御メモリとしてはROMやICメモリ等が使用可能である。
【0088】
管理サブシステム9の当選値入力手段22では管理サブシステム9に入力された当選値を復号パラメータ取得手段23に供給する。復号パラメータ取得手段23は当選値が入力されると、当選値に依存した復号パラメータを取得し、判定手段82に供給する(図14ステップS71)。
【0089】
また、受信手段21は各申告者サブシステム7から送付された暗号申告データを受信すると、その暗号申告データを当選値入力手段22及び発券手段81に供給する(図14ステップS73)。当選値入力手段22はその暗号申告データを保持し(図14ステップS74)、発券手段81はその暗号申告データに管理サブシステム9の署名を施したものを申告券データとして申告者サブシステム7に返送する(図14ステップS75)。
【0090】
管理サブシステム9では所定の受付時間終了後に(図14ステップS72)、判定手段82は申告者サブシステム7からの申告券データを受信すると(図14ステップS76)、復号パラメータを用いて申告券データを復号化し(図14ステップS77)、当選値と同じ申告値があるかどうかを判定する(図14ステップS78)。
【0091】
判定手段82は当選値と同じ申告値があれば、その申告券データを送信した申告者サブシステム7すべてを当選者と決定する(図14ステップS79)。判定手段82は当選値を申告値として作成した申告券データがなければ、当選者が不在であったと判断し(図14ステップS80,S81)、処理を終了する。この後、当落判定手段91は当選値入力手段22の保持内容から当選者に支給する配当金を計算し(図14ステップS82)、当選者には当選通知と配当金額とを、落選者には落選通知を当落結果として出力する。
【0092】
このように、申告者サブシステム1,5,7が申告値に依存した暗号パラメータによって暗号化し、管理サブシステム2,3,6,8,9が当選値に依存した復号パラメータによって復号するという基本構成に基づき、当選値と等しい申告者を当選者と選出することができ、かつ当選者以外の申告者の申告データを秘匿することができるとともに、第三者が当落判定を検証することができる。
【0093】
尚、本発明は上記の第1〜第5の実施例に記載の内容に限定されることはなく、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例が適宜変更され得ることは明らかである。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、有限個の事象の中から選択された事象を示す申告値を申告するための申告者サブシステムと、有限個の事象の中から決定された当選値申告した申告者サブシステムを当選者として特定するための管理サブシステムとからなる当選者判定システムにおいて、申告者サブシステムが、申告値に依存した暗号パラメータを取得し、その取得した暗号パラメータに基づいて暗号処理を行って暗号申告データを生成し、生成した暗号申告データを送信するとともに、管理サブシステムが、申告者サブシステムから送られてきた暗号申告データを予め設定された所定受付時間まで受付け、当選値に対する復号パラメータを取得し、受付けた暗号申告データを復号パラメータに基づいて復号して当選値と同じ申告値が存在するか否かを検索することによって、全ての申告内容を秘匿することができ、当落のみを判定することができるとともに、その当落判定を第三者が検証することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。
【図2】
図1の検索手段の構成を示すブロック図である。
【図3】
図1の申告者サブシステムの処理動作を示すフローチャートである。
【図4】
図1の管理サブシステムの処理動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。
【図6】図5の管理サブシステムの処理動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。
【図8】図7の申告者サブシステムの処理動作を示すフローチャートである。
【図9】図7の管理サブシステムの処理動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。
【図11】図10の申告者サブシステムの処理動作を示すフローチャートである。
【図12】図10の管理サブシステムの処理動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第5の実施例による当選者判定システムの構成を示すブロック図である。
【図14】図13の管理サブシステムの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,5,7 申告者サブシステム
2,3,6,8,9 管理サブシステム
4 検証者サブシステム
11 暗号パラメータ取得手段
12 暗号処理手段
13 送信手段
21 受信手段
22 当選値入力手段
23 復号パラメータ取得手段
24 検索手段
31 公表手段
41 検証手段
51 封印受信手段
61 封印手段
71 申告券保持手段
72 申告券送出手段
81 発券手段
82 判定手段
91 当落判定手段

Claims (11)

  1. 有限個の事象の中から選択された事象を示す申告値を申告するための申告者サブシステムと、前記有限個の事象の中から決定された当選値を申告した申告者サブシステムを当選者として特定するための管理サブシステムとからなる当選者判定システムであって、
    前記申告値に依存した暗号パラメータを取得する暗号パラメータ取得手段と、前記暗号パラメータ取得手段で取得した暗号パラメータに基づいて暗号処理を行って暗号申告データを生成する暗号処理手段と、前記暗号処理手段で生成された暗号申告データを送信する送信手段とを前記申告者サブシステムに有し、
    前記送信手段からの暗号申告データを予め設定された所定受付時間まで受付ける受信手段と、前記当選値に対する復号パラメータを取得する復号パラメータ取得手段と、前記受信手段で受付けた暗号申告データを前記復号パラメータ取得手段で取得した復号パラメータを基づいて復号して前記当選値と同じ申告値が存在するか否かを検索する検索手段とを前記管理サブシステムに有することを特徴とする当選者判定システム。
  2. 前記暗号処理手段は、前記暗号パラメータ取得手段で取得した前記申告値に対応する暗号パラメータを用いて既定値を暗号化し、
    前記検索手段は、前記復号パラメータ取得手段で取得した復号パラメータに基づいて前記受信手段が受信した暗号申告データに対して順次復号処理を行う復号処理手段と、前記復号処理手段の処理結果が前記規定値になった時にその申告値が前記当選値と同一であると判断する判断手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の当選者判定システム。
  3. 前記暗号処理手段は、前記申告値に対応した公開鍵で前記既定値を暗号化する処理を含み、
    前記復号処理手段は、前記当選値に対応した公開鍵に対応する秘密鍵で前記暗号申告データを復号する処理を含むことを特徴とする請求項2記載の当選者判定システム。
  4. 前記申告値に対応する復号パラメータの一部分及び復号結果を公表する公表手段を前記管理サブシステムに含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の当選者判定システム。
  5. 前記当選値の正当性を保証する保証情報を申告前に公表する第二の公表手段を前記管理サブシステムに含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の当選者判定システム。
  6. 有限個の事象の中から選択された事象を示す申告値を申告するための申告者サブシステムと、前記有限個の事象の中から決定された当選値を申告した申告者サブシステムを当選者として特定するための管理サブシステムとからなる当選者判定システムの当選者判定方法であって、
    前記申告者サブシステムにおいて前記申告値に依存した暗号パラメータに基づいて暗号処理を行って生成された暗号申告データを前記管理サブシステムにおいて予め設定された所定受付時間まで受付けるステップと、前記有限個の事象の中から決定された当選値に対する復号パラメータを取得するステップと、受付けた暗号申告データを前記復号パラメータに基づいて復号して前記当選値と同じ申告値が存在するか否かを検索するステップとを有することを特徴とする当選者判定方法。
  7. 前記暗号申告データは、前記申告値に対応する暗号パラメータを用いて既定値を暗号化して生成され、
    前記当選値と同じ申告値が存在するか否かを検索するステップは、前記復号パラメータに基づいて前記暗号申告データに対して順次復号処理を行うステップと、その復号処理結果が前記規定値になった時にその申告値が前記当選値と同一であると判断するステップとを含むことを特徴とする請求項6記載の当選者判定方法。
  8. 前記暗号申告データは、前記申告値に対応した公開鍵で前記既定値を暗号化して生成され、
    前記暗号申告データに対して順次復号処理を行うステップは、前記当選値に対応した公開鍵に対応する秘密鍵で前記暗号申告データを復号する処理を含むことを特徴とする請求項7記載の当選者判定方法。
  9. 前記申告値に対応する復号パラメータの一部分及び復号結果を公表するステップを含むことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか記載の当選者判定方法。
  10. 前記当選値の正当性を保証する保証情報を申告前に公表するステップを含むことを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか記載の当選者判定方法。
  11. 有限個の事象の中から選択された事象を示す申告値を申告するための申告者サブシステムと、前記有限個の事象の中から決定された当選値を申告した申告者サブシステムを当選者として特定するための管理サブシステムとからなるシステムにおいて当選者判定を行わせるための当選者判定制御プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記当選者判定制御プログラムは、前記管理サブシステムを構成する各手段に、前記申告者サブシステムにおいて前記申告値に依存した暗号パラメータに基づいて暗号処理を行って生成された暗号申告データを前記管理サブシステムにおいて予め設定された所定受付時間まで受付けさせ、前記有限個の事象の中から決定された当選値に対する復号パラメータを取得させ、受付けた暗号申告データを前記復号パラメータに基づいて復号して前記当選値と同じ申告値が存在するか否かを検索させることを特徴とする当選者判定制御プログラムを記録した記録媒体。
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