JP3546736B2 - 冷凍装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は住宅やビルの空調や、冷凍や冷蔵される食品の生産や加工に用いられる冷凍装置に関し、特に冷媒配管中の異物を取り除くためのフィルタを設けた冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、従来の一般的な冷凍装置(従来例1)を示す回路構成図であり、図において、1は圧縮機、2は凝縮器、3は減圧装置、4は蒸発器である。5は上記各構成機器を順次接続する冷媒配管、6は細かい網目状のメッシュを有するフィルタである。
【0003】
次に動作について説明する。圧縮機1から吐出される高温高圧の冷媒蒸気は凝縮器2に流入し、空気などと熱交換して凝縮し、高温高圧の冷媒液になる。冷媒液中の異物はフィルタ6を通過する時に除去され、冷媒液のみが減圧装置3に供給される。減圧装置3で低温低圧の気液二相状態まで減圧され、蒸発器4に流入する。低圧の気液二相冷媒は蒸発器4で空気などと熱交換して蒸発し、圧縮機1に戻る。
【0004】
以上のような冷凍装置において、圧縮機1や冷媒配管5に残留する水分や空気、あるいは構成機器を加工する際に混入する加工油や洗浄剤等により、圧縮機1摺動部の摩耗防止のために冷凍機油に添加されている添加剤や冷凍機油などが劣化する。この劣化物や、構成機器などを加工する際に発生した金属粉や酸化スケールが冷凍装置の構成機器や冷媒配管5に付着し、冷媒配管5の詰まりや構成機器の動作不良を引き起こす。
そのため、従来例1では冷媒配管5にフィルタ6を設けて、上記劣化物や金属粉や酸化スケール等の異物を捕獲し、冷凍装置の正常動作を維持している。
【0005】
また、フィルタ6の目詰まりにより冷媒配管が詰まるのを防止できる冷凍装置が検討されている。例えば、実開平1−56653号公報(従来例2)では、図14に示すように、一方をフィルタ6の上流側に接続し他方をフィルタ6の下流側に接続したバイパス配管10と、そのバイパス配管10に弁座11、弁体12とばね13で構成された逆止弁14を設けて、フィルタ6に目詰まりが生じた時にフィルタ6の上流側と下流側の圧力差を利用して、この差圧により弁体12を押して冷媒がバイパス配管10を流れるように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような冷凍装置に発生する劣化物や酸化スケールや金属粉等の異物の大きさは、数μm〜数mmの範囲に広く分布している。従来例1では100メッシュ程度の網目状のメッシュを備えたフィルタを利用して、数百μm〜数mmの範囲の比較的大きい異物を除去している。
ところで、最近まで作動媒体として用いていたハイドロクロロフルオロカーボン系の冷媒は塩素原子を分子構造中に持つため、数μm〜数百μm程度の粒径の小さい異物の大半を溶解し、さらに圧縮機1の潤滑に優れていることから、冷媒配管5や構成機器に付着する異物が少なく、さらに圧縮機1の摩耗防止のための添加剤を必要としなかった。しかし、環境保全の観点から塩素原子を含まないハイドロフルオロカーボン(HFC)系やハイドロカーボン(HC)系の冷媒への転換が急速に進んでおり、冷凍機油や添加剤の劣化物や酸化スケールなどが大量に冷媒配管5や構成機器に付着する現象が確認されている。
そのため、従来例1のような透過粒径(フィルタを通過できる最大の粒子径)の大きなフィルタを備えた冷凍装置では、以下のような問題があった。
・上記劣化物や酸化スケールの粒径は非常に小さく、比較的大きい異物の除去を目的とした従来のフィルタでは捕捉できない。
・粒径の小さい異物を除去するために、フィルタの透過粒径を小さくすれば上記異物を捕捉できるが、目詰まりを生じて冷凍装置の動作不良を生じる。
【0007】
また、フィルタ6の詰まりを防止するために、フィルタ6をバイパスするバイパス配管10を設け、さらにバイパス配管10に弁座11、弁体12およびばね13からなる逆止弁14を備えた従来例2による冷凍装置では、以下のような問題点があった。
・上記劣化物等の異物が弁体12と弁座11に付着して、フィルタ6の上流側と下流側の圧力差が所定以上に達した場合でも弁体12が移動しなくなり冷凍装置の動作不良を生じる。
・部品数が多く、故障や高コスト化につながる。
【0008】
本発明は、上記のような従来のものの課題を解消するためになされたものであり、特に冷媒としてHFC系冷媒やHC系冷媒を用いる場合のように粒径の小さな異物を除去したい場合にも、部品点数が少なく簡単な構成で粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる冷凍装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による冷凍装置は、圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに透過粒径の異なる複数のフィルタを用い、これらのフィルタを透過粒径の大きい順に上流側から直列に配置すると共に、少なくとも最下流に配置されたフィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けたものである。
【0010】
また、圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔に上記フィルタよりも目の粗いメッシュを充填したものである。
また、圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔の形状を上流側の方が開口面積が大きな円すい台形状としたものである。
【0011】
また、圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値を超えた時に、上記冷媒が上記フィルタをバイパスして流れるように上記フィルタを移動させ、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値以下となった時に上記フィルタの移動を元に戻す手段を備えたものである。
【0012】
さらに、冷媒の流れが逆転した場合に、冷媒がフィルタをバイパスして流れるように構成したものである。
【0013】
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに透過粒径の異なる複数のフィルタを用い、これらのフィルタを透過粒径の大きい順に上流側から直列に配置すると共に、少なくとも最下流に配置されたフィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けたものである。
【0014】
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔に上記フィルタよりも目の粗いメッシュを充填したものである。
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔の形状を上流側の方が開口面積が大きな円すい台形状としたものである。
【0015】
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値を超えた時に、上記冷媒が上記フィルタをバイパスして流れるように上記フィルタを移動させ、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値以下となった時に上記フィルタの移動を元に戻す手段を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1による冷凍装置を図について説明する。図1は本発明の実施の形態1による冷凍装置の要部を示す断面構成図であり、本実施の形態による冷凍装置の全体構成は図13で示した従来の装置と同じである。図1および13において、1は圧縮機、2は第1の熱交換器すなわち凝縮器、3は減圧装置、4は第2の熱交換器すなわち蒸発器である。5は上記各構成機器を順次接続する冷媒配管であり、その内径は例えば数cm〜十数cmである。61はフィルタであり、一例として、直径が冷媒配管5の内径と同等の数cm〜十数cmで、厚さが数mmの円板状のものが用いられる。またフィルタ61の最大透過粒子の大きさすなわち透過粒径は数μm〜数十μmとした。61aはフィルタ61に設けられた貫通孔であり、フィルタ61の最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する。一例として、直径が0.1mm〜数mmの円柱形状の貫通孔61aを数個設けた。7は冷媒配管5を流れる冷媒である。
【0017】
次に動作について説明する。圧縮機1から吐出される高温高圧の冷媒蒸気は凝縮器2に流入し、空気などと熱交換して凝縮し、高温高圧の冷媒液になる。冷媒液中の異物はフィルタ61を通過する時に除去され、冷媒液のみが減圧装置3に供給される。減圧装置3で低温低圧の気液二相状態まで減圧され、蒸発器4に流入する。低圧の気液二相冷媒は蒸発器4で空気などと熱交換して蒸発し、圧縮機1に戻る。
フィルタ61が目詰まりしていない時は、冷媒7は主にフィルタ61を通過し、異物が除去される。フィルタ61に目詰まりが発生し始めるとフィルタ61を通過する際の圧力損失が大きくなり、貫通孔61aを流れる冷媒7の量が相対的に多くなる。フィルタ61が完全に詰まると、冷媒7は貫通孔61aのみを通過する。
【0018】
このように、本実施の形態では、フィルタ61に、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔61aを形成するという、従来例2に比べて部品点数が少なくしかも簡単な構成で異物を除去することができ、フィルタ61が目詰まりした場合にも冷媒7が貫通孔61aを流れることから冷凍装置の動作不良を防止できる。また、従来例1では100メッシュ(透過粒径はおおよそ100μm)という目の粗いフィルタ6を用いていたのに対して本実施の形態では透過粒径が数μm〜数十μmという目の細かいフィルタ61を用いたので、冷媒としてHFC系冷媒やHC系冷媒を用いた場合に発生する粒径の小さな異物も除去することができる。
【0019】
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2による冷凍装置の要部を示す断面構成図であり、本実施の形態による冷凍装置の全体構成は図13で示した従来の装置と同じである。図2において、62は貫通孔62aを有するフィルタであり、一例として、冷媒配管5の内径が例えば数cm〜十数cmであるとすると、フィルタ62は、直径が冷媒配管5の内径と同等の数cm〜十数cmで、厚さが数十mmの円筒状のものが用いられる。またフィルタ62の最大透過粒子の大きさすなわち透過粒径は数μm〜数十μmとした。貫通孔62aはフィルタ62の最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する。一例として、直径が数mmの円柱形状の貫通孔62aを設けた。
なお、その他の構成については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0020】
次に動作について説明する。冷媒7の一部はフィルタ62に衝突し異物が除去される。残りは円柱形の貫通孔62aを流れ、貫通孔62a内でフィルタ62と接する部分に異物が付着する。フィルタ62に目詰まりが発生すると、冷媒7は貫通孔62aを流れる。
なお、その他の動作については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0021】
本実施の形態においても、上記実施の形態1の場合と同様に、部品点数が少なく簡単な構成で粒径の小さな異物も除去でき、しかも目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
【0022】
なお、実施の形態2では、円柱形の貫通孔62aを有する円筒形のフィルタ62を設けた冷凍装置について説明したが、貫通孔62aにフィルタ62よりも目の粗いメッシュを充填してもよく、この場合にはメッシュでも大きな異物を除去することができる。
【0023】
また、貫通孔62aに面するフィルタ62表面に凹凸をつけてもよく、冷媒7と接する表面積が大きくなるので異物がより付着しやすい。
【0024】
また、図3に示すように、貫通孔62aを上流側の方が開口面積が大きな円すい台形状にしてもよく、貫通孔62aに面するフィルタ62の表面積が大きくなり、さらに、貫通孔62aを流れる冷媒7の流れがフィルタ62にぶつかるので、異物がより付着しやすい。
【0025】
実施の形態3.
図4は本発明の実施の形態3による冷凍装置の要部を示す断面構成図であり、本実施の形態による冷凍装置の全体構成は図13で示した従来の装置と同じである。図4において、63は透過粒径が数百μm以上すなわちこの例では100μmの第1のフィルタ、64は透過粒径の範囲が数十ミクロンメートルから数百μmであるすなわちこの例では50μmの第2のフィルタ、65は透過粒径が数十μm以下すなわちこの例では10μmの第3のフィルタである。第3のフィルタ65には複数の数mm程度の貫通孔65aを有する。
なお、その他の構成については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0026】
次に動作について説明する。第1のフィルタ63で金属粉などの粒径の大きい異物が捕獲され、次に第2のフィルタ64で油や添加剤の劣化物や酸化スケールなどの中で比較的大きい異物が捕獲される。さらに、第3のフィルタ65の目詰まりが少ない時は、冷媒7は主に第3のフィルタ65を通過し、小さい異物が除去される。第3のフィルタ65の目詰まりが多くなると圧力損失が大きくなり、第3フィルタ65の貫通孔65aを流れる冷媒の量が相対的に多くなり、第3のフィルタ65の目が完全に詰まると、貫通孔65aのみを通過する。
なお、その他の動作については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0027】
以上のように、本実施の形態では、透過粒径の異なる複数のフィルタ63、64、65を透過粒径の大きい順に上流側から直列に配置したので、異物を粒径に応じてそれぞれのフィルタ63、64、65で捕獲でき、フィルタの長寿命化が図れる。さらに、最下流に配置されたフィルタ65に貫通孔65aを設けたので、このフィルタ65に目詰まりが生じても冷媒7は貫通孔65aを通るため、冷凍装置を長期にわたり正常に運転できる。
なお、フィルタの数は3個に限らないのは言うまでもない。
また、第2のフィルタ64にも貫通孔を設けてもよく、さらに第1のフィルタ63にも貫通孔を設けてもよい。。
【0028】
実施の形態4.
図5は本発明の実施の形態4による冷凍装置の要部を示す断面構成図であり、本実施の形態による冷凍装置の全体構成は図13で示した従来の装置と同じである。図5において、66は冷媒7の流れ方向に移動可能なフィルタであり、断面コの字状すなわち底付きの円筒形状を有している。5aはフィルタ66の上流側の冷媒配管5に複数個設けた貫通孔よりなる第1の開口部、5bはフィルタ66の下流側の冷媒配管5に複数個設けた貫通孔よりなる第2の開口部、81はフィルタ66を上流側に押圧するばね、82は第1の開口部5aと第2の開口部5bを囲むように冷媒配管5に気密に設置され、冷媒配管5の外径より大きな内径を有する円筒形の容器である。なお、冷媒配管5にはフィルタ66の端部が当接するストッパ51とばね81の端部が当接するストッパ52が設けられている。
なお、その他の構成については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0029】
次に動作について説明する。図6は実施の形態4による冷凍装置の要部を示し、フィルタに目詰まりが発生した後の様子を示す断面構成図である。フィルタ66が目詰まりしていない時は、図5に示すように、冷媒7はフィルタ66を通過し、異物が除去される。フィルタ66に目詰まりが発生した後は、図6に示すように、フィルタ66の上流側と下流側の圧力差によってばね81が縮んでフィルタ66が下流方向に移動し、冷媒7は第1の開口部5aから冷媒配管5の外壁と容器82の内壁からなる環状部に流入し、フィルタ66をバイパスして第2の開口部5bからフィルタ66よりも下流側に流出する。
なお、その他の動作については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0030】
以上のように、本実施の形態によれば、フィルタ66に目詰まりが生じた時はフィルタ66自身が移動してフィルタ66をバイパスして冷媒7を流せるので、従来例1に比べて構造が簡単でしかも部品点数が少なくてすむことから、信頼性が高く、細かい異物が発生する場合にも冷凍装置を長期にわたり正常に運転できる。
【0031】
なお、上記実施の形態4では、冷媒配管5に第1の開口部5aと第2の開口部5bを設け、フィルタ66に目詰まりが生じた時に冷媒をバイパスさせる冷凍装置について説明したが、冷媒配管5に第1の開口部5aと第2の開口部5bを設ける変わりに、第1の開口部5aから第2の開口部5bまでの間の部分をメッシュ状の円筒で構成した冷媒配管5を用いてもよい。
【0032】
また、上記実施の形態4では、冷媒配管5に第1の開口部5aと第2の開口部5bを設け、これらの開口部5a、5bを冷媒配管5の外径より大きい内径を有する容器82で包囲した冷凍装置について説明したが、図7に示すように、第1の開口部5aから第2の開口部5bまでの間の部分を、冷媒配管5の内径よりも大きな内径を有し両端部近傍に複数の貫通孔を形成して第1および第2の開口部83a、83bとした円筒形状の内容器83としてもよい。この場合は、フィルタ66のストッパ51が不要となる。
【0033】
また、上記実施の形態4ではばね81を設けた冷凍装置について説明したが、参考例として、図8に示すように、ばね81の代わりに例えば金属または非金属の板を屈曲させ、一端を冷媒配管5の内壁に固定した係止部84を設けて、フィルタ66の上流側と下流側の圧力差に応じてフィルタ66を移動させてもよい。
【0034】
また、フィルタ66として底付き円筒形状の中空のものを用いたが、円柱形状の中実のものを用いてもよい。
【0035】
実施の形態5.
図9は本発明の実施の形態5による冷凍装置の要部を示す断面構成図であり、本実施の形態による冷凍装置の全体構成は図13で示した従来の装置と同じである。図9において、67は上下方向に移動可能なフィルタであり、下部が円錐形で上部が円筒形状である。85は冷媒配管5に接続されフィルタ67を収納する容器、86は一方が容器85の上部に接続され他方がフィルタ67の下流側の冷媒配管5に接続されたバイパス配管である。
なお、その他の構成については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0036】
次に動作について説明する。図10は実施の形態5による冷凍装置の要部を示し、フィルタに目詰まりが発生した後の様子を示す断面構成図である。フィルタ67が目詰まりしていない時は、フィルタ67の上流側と下流側の圧力差が小さいため、図9に示すように、フィルタ67は容器85の下部に有り、冷媒7の殆どはフィルタ67を通過し、異物が除去される。冷媒7の一部は容器85とフィルタ67の隙間からバイパス配管86を通ってフィルタ67よりも下流側の冷媒配管5に流れる。フィルタ67に目詰まりが発生した後は、図10に示すように、フィルタ67の上流側と下流側に圧力差が生じこの差圧によってフィルタ67が上に移動し、冷媒7の殆どはフィルタ67を通過せずに容器85から流出する。冷媒7の一部は容器85とフィルタ67の隙間からバイパス配管86を通ってフィルタ67よりも下流側の冷媒配管5に流れる。
なお、その他の動作については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0037】
以上のように、本実施の形態によれば、上記実施の形態4の場合と同様に、フィルタ67に目詰まりが生じた時はフィルタ67自身が移動してフィルタ67をバイパスして冷媒7を流せるので、従来例1に比べて構造が簡単でしかも部品点数が少なくてすむことから、信頼性が高く、細かい異物が発生する場合にも冷凍装置を長期にわたり正常に運転できる。
なお、フィルタ67として中空のものを用いたが、中実のものを用いてもよい。
【0038】
実施の形態6.
本発明の実施の形態6による冷凍装置を図について説明する。図11は本発明の実施の形態6による冷凍装置の回路構成図である。図において、60は上記実施の形態1〜5で示したようなフィルタ部であり、実施の形態1〜3の場合はフィルタ61,62,63,64,65そのものを指し、実施の形態4および5の場合はフィルタ66,67と容器82,83,85やバイパス配管86等を含んでいる。90は4方弁、91は第1の熱交換器、92は第2の熱交換器、93はバイパス配管、94は第1の逆止弁、95は第2の逆止弁である。
なお、その他の構成については実施の形態1と同様につき説明を省略する。
【0039】
次に動作について説明する。4方弁90の切り替えにより、第1の熱交換器91で冷媒が凝縮し第2の熱交換器92で冷媒が蒸発する第1の運転モードと、第2の熱交換器92で冷媒が凝縮し第1の熱交換器91で冷媒が蒸発する第2の運転モードがある。
第1の運転モードでは、圧縮機1から吐出される高温高圧の冷媒蒸気は4方弁90を経由して第1の熱交換器91に流入し、空気などと熱交換して凝縮し、高温高圧の冷媒液になる。冷媒液はフィルタ部60、第1の逆止弁94を通り、異物がフィルタ部60で除去された後、減圧装置3に供給される。減圧装置3で低温低圧の気液二相状態まで減圧され、第2の熱交換器92に流入する。低圧の気液二相冷媒は第2の熱交換器92で空気などと熱交換して蒸発し、圧縮機1に戻る。
第2の運転モードでは、圧縮機1から吐出される高温高圧の冷媒蒸気は4方弁90を経由して第2の熱交換器92に流入し、空気などと熱交換して凝縮し、高温高圧の冷媒液になる。冷媒液は減圧装置3に供給されて低温低圧の気液二相状態まで減圧され、バイパス配管93、第2の逆止弁95を通り、第1の熱交換器91に流入する。低圧の気液二相冷媒は第1の熱交換器91で空気などと熱交換して蒸発し、圧縮機1に戻る。
【0040】
以上のように、本実施の形態によれば、第1と第2の運転モードがあって冷媒の流れ方向が逆転する冷凍装置において、第1の運転モードから第2の運転モードになって冷媒7の流れが逆転した場合に、冷媒7がフィルタ部60をバイパスして流れるので、フィルタで補足した異物が逆流によって押し流されて再び流出するのを防止することができ、長期にわたり安定した運転ができる。
【0041】
実施の形態7.
なお、上記各実施の形態では凝縮器2(または第1の熱交換器91)と減圧装置3の間にフィルタ部を設けた場合について説明したが、圧縮機1と凝縮器2(または第1の熱交換器91)の間に設け、圧縮機1から吐出される冷媒中の異物を除去してもよい。
【0042】
実施の形態8.
本発明の実施の形態8による冷凍装置を図について説明する。図12は本発明の実施の形態8による冷凍装置の回路構成図である。図において、8は油分離器、9は返油配管、600はフィルタである。
【0043】
本実施の形態による冷凍装置は、図12に示すように、圧縮機1と凝縮器2の間に、圧縮機1から吐出された冷媒蒸気から油を分離する油分離器8を備えると共に、一方を油分離器8に接続し他方を蒸発器4から圧縮器1に至る冷媒配管5に接続して油分離器8で分離した油を圧縮機1に戻す返油配管9を備え、返油配管9の途中に、上記油中の異物を除去するフィルタ600を備えたものであり、このフィルタ600を、実施の形態1で説明したのと同様の、フィルタの最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔61aを設けたフィルタ61とした。よって、部品点数が少なく簡単な構成で油中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
なお、フィルタ600を、実施の形態2で説明したのと同様の、フィルタの最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔62aを設けたフィルタ62としてもよく、この場合も部品点数が少なく簡単な構成で油中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
また、フィルタ600を、実施の形態3で説明したのと同様に、透過粒径の異なる複数のフィルタ63,64,65を透過粒径の大きい順に上流側から直列に配置すると共に、少なくとも最下流に配置されたフィルタ65に、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔65aを設けたフィルタ部としてもよく、この場合も部品点数が少なく簡単な構成で油中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。さらに、フィルタ600を、実施の形態4や5で説明したのと同様に、フィルタ66,67の上流側と下流側の圧力差が所定の値を超えた時に、油がフィルタ66,67をバイパスして流れるようにフィルタ66,67を移動させる手段(容器82,83,85やバイパス配管86等)を備えたフィルタ部としてもよく、この場合も部品点数が少なく簡単な構成で油中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに透過粒径の異なる複数のフィルタを用い、これらのフィルタを透過粒径の大きい順に上流側から直列に配置すると共に、少なくとも最下流に配置されたフィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けたので、部品点数が少なく簡単な構成で冷媒中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。さらに、異物を粒径に応じてそれぞれのフィルタで捕獲でき、フィルタの長寿命化が図れる。
【0045】
また、圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔に上記フィルタよりも目の粗いメッシュを充填したので、部品点数が少なく簡単な構成で冷媒中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
また、圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔の形状を上流側の方が開口面積が大きな円すい台形状としたので、部品点数が少なく簡単な構成で冷媒中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
【0046】
また、圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値を超えた時に、上記冷媒が上記フィルタをバイパスして流れるように上記フィルタを移動させ、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値以下となった時に上記フィルタの移動を元に戻す手段を備えたので、部品点数が少なく簡単な構成で冷媒中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
【0047】
さらに、冷媒の流れが逆転した場合に、冷媒がフィルタをバイパスして流れるように構成したので、フィルタで補足した異物が逆流によって押し流されて再び冷媒中へ流出するのを防止することができ、長期にわたり安定した運転ができる。
【0048】
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに透過粒径の異なる複数のフィルタを用い、これらのフィルタを透過粒径の大きい順に上流側から直列に配置すると共に、少なくとも最下流に配置されたフィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けたので、部品点数が少なく簡単な構成で油中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。さらに、異物を粒径に応じてそれぞれのフィルタで捕獲でき、フィルタの長寿命化が図れる。
【0049】
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔に上記フィルタよりも目の粗いメッシュを充填したので、部品点数が少なく簡単な構成で油中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔の形状を上流側の方が開口面積が大きな円すい台形状としたので、部品点数が少なく簡単な構成で油中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
【0050】
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値を超えた時に、上記冷媒が上記フィルタをバイパスして流れるように上記フィルタを移動させ、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値以下となった時に上記フィルタの移動を元に戻す手段を備えたので、部品点数が少なく簡単な構成で油中の粒径の小さな異物も除去でき、しかもフィルタの目詰まりによる冷凍装置の動作不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による冷凍装置の要部を示す断面構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2による冷凍装置の要部を示す断面構成図である。
【図3】本発明の実施の形態2による冷凍装置の別の例の要部を示す断面構成図である。
【図4】本発明の実施の形態3による冷凍装置の要部を示す断面構成図である。
【図5】本発明の実施の形態4による冷凍装置の要部を示す断面構成図である。
【図6】本発明の実施の形態4による冷凍装置の要部を示し、フィルタに目詰まりが発生した後の様子を示す断面構成図である。
【図7】本発明の実施の形態4による冷凍装置の別の例の要部を示す断面構成図である。
【図8】本発明の実施の形態4による冷凍装置のさらに別の例の要部を示す断面構成図である。
【図9】本発明の実施の形態5による冷凍装置の要部を示す断面構成図である。
【図10】本発明の実施の形態5による冷凍装置の要部を示し、フィルタに目詰まりが発生した後の様子を示す断面構成図である。
【図11】本発明の実施の形態6による冷凍装置を示す回路構成図である。
【図12】本発明の実施の形態8による冷凍装置を示す回路構成図である。
【図13】従来例1による冷凍装置を示す回路構成図である。
【図14】従来例2による冷凍装置を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、 2 凝縮器(第1の熱交換器)、 3 減圧装置、 4 蒸発器(第2の熱交換器)、 5 冷媒配管、 5a 第1の開口部、 5b 第2の開口部、 51、52 ストッパ、 6、61〜67、600 フィルタ、 61a、62a、65a 貫通孔、 60 フィルタ部、 7 冷媒、 8 油分離器、 9 返油配管、 10、86、93 バイパス配管、 11 弁座、12 弁体、 13、81 ばね、 14 逆止弁、 82、83、85 容器、 90 4方弁、 91 第1の熱交換器、 92 第2の熱交換器、 94 第1の逆止弁、 95 第2の逆止弁。
Claims (9)
- 圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに透過粒径の異なる複数のフィルタを用い、これらのフィルタを透過粒径の大きい順に上流側から直列に配置すると共に、少なくとも最下流に配置されたフィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けたことを特徴とする冷凍装置。
- 圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔に上記フィルタよりも目の粗いメッシュを充填したことを特徴とする冷凍装置。
- 圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔の形状を上流側の方が開口面積が大きな円すい台形状としたことを特徴とする冷凍装置。
- 圧縮機、第1の熱交換器、減圧装置、第2の熱交換器、およびこれらを接続する冷媒配管、並びに上記冷媒配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記第1の熱交換器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記第2の熱交換器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記フィルタで冷媒中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値を超えた時に、上記冷媒が上記フィルタをバイパスして流れるように上記フィルタを移動させ、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値以下となった時に上記フィルタの移動を元に戻す手段を備えたことを特徴とする冷凍装置。
- 上記請求項1ないし4の何れかに記載された冷凍装置において、冷媒の流れが逆転した場合に、冷媒がフィルタをバイパスして流れるように構成したことを特徴とする冷凍装置。
- 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに透過粒径の異なる複数のフィルタを用い、これらのフィルタを透過粒径の大きい順に上流側から直列に配置すると共に、少なくとも最下流に配置されたフィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けたことを特徴とする冷凍装置。
- 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔に上記フィルタよりも目の粗いメッシュを充填したことを特徴とする冷凍装置。
- 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタに、その最大透過粒子の断面積よりも大きい断面積を有する貫通孔を設けると共に、上記貫通孔の形状を上流側の方が開口面積が大きな円すい台形状としたことを特徴とする冷凍装置。
- 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器、上記圧縮機と凝縮器の間に設けられた油分離器、これらを接続する冷媒配管、一方を上記油分離器に接続され他方を上記蒸発器から圧縮機に至る冷媒配管に接続された返油配管、および上記返油配管に設置されたフィルタを備え、上記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒蒸気を上記凝縮器で凝縮して高温高圧の冷媒液として上記減圧装置に供給し、低温低圧の気液二相状態まで減圧して上記蒸発器に供給し、蒸発させて上記圧縮機に戻すと共に、上記油分離器で上記圧縮機から吐出された冷媒蒸気から油を分離して返油配管を通って上記油を上記圧縮機に戻し、上記フィルタで上記油中の異物を除去する冷凍装置において、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値を超えた時に、上記油が上記フィルタをバイパスして流れるように上記フィルタを移動させ、上記フィルタの上流側と下流側の圧力差が所定の値以下となった時に上記フィルタの移動を元に戻す手段を備えたことを特徴とする冷凍装置。
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