JP3544689B2 - Start-up controller for variable-pressure once-through boiler - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ボイラ点火からタービン通気に至るまでの昇温・昇圧時間を目標スケジュール通りに制御するための変圧貫流ボイラの起動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、火力発電所で稼働する変圧貫流ボイラは、消費電力量が低下する夜間は停止され、翌朝消費電力量が増加する時刻にあわせて起動される。変圧貫流ボイラの起動は、ボイラ点火時から主蒸気温度及び圧力をタービン起動に必要な値まで上昇するに要する時間を考慮し、電力の併入が要求される時刻よりもこの時間だけ早い時刻に行なわれる。したがって、ボイラの昇温・昇圧は、電力の併入が要求される時刻に間にあわせるべく、当初予定されたスケジュール通りに行なわれることが特に要求される。また、ボイラの昇温・昇圧に要する時間は、燃料消費量を低減するため、なるべく短時間で所定値に達することが好ましい。
【0003】
図4に、従来より知られている変圧貫流ボイラとその起動制御装置を示す。この図に示すように、変圧貫流ボイラ100は、給水ポンプ1と、給水ポンプ1からの給水を加熱する高圧給水加熱器2と、煙道ガスの余熱を利用して給水を予熱する節炭器3と、節炭器3からの給水が導入される水壁構造を有するボイラ4と、ボイラ4にて発生した蒸気を気水分離する気水分離器5と、分離されたボイラ水を貯水する貯水タンク6と、貯水タンク6内の水を節炭器3へ送るボイラ再循環ポンプ7と、気水分離器5で分離された飽和蒸気を過熱して過熱蒸気とする過熱器8と、過熱器8からの過熱蒸気を駆動源として回転する高圧タービン9と、過熱器8と復水器とを連通する過熱器バイパス管路に設置された過熱器バイパス弁10と、過熱器8の出口管と復水器とを連通するタービンバイパス管路に設置されたタービンバイパス弁11とを備えている。
【0004】
一方、起動制御装置200は、前記ボイラ100の主蒸気圧力を検出する主蒸気圧力検出器15と、該主蒸気圧力検出器15の出力信号に応じた弁開度プログラム信号を出力する関数発生器16と、該関数発生器16から出力された弁開度プログラム信号から弁開度の変化率を設定する変化率制限器17と、該変化率制限器17の出力信号をそれに応じた弁駆動信号に変換する信号切替器19とから構成されている。この起動制御装置200によれば、主蒸気圧力を指標とする弁開度プログラムによって過熱器バイパス弁10及びタービンバイパス弁11の開度がプログラム制御され、高圧タービン9を起動する主蒸気の昇温・昇圧が行なわれる。
【0005】
なお、図中の符号300は、タービン通気開始後の過熱器バイパス弁10及びタービンバイパス弁11の制御装置であって、発電量指令信号を発生する信号発生器12と、発電量指令信号をそれに対応する主蒸気目標圧力に変換する関数発生器13と、該関数発生器13の出力信号と前記主蒸気圧力検出器15の出力信号との差分データを求める減算器14と、減算器14から出力される差分データを弁開度制御信号に変換する比例・積分器18と、該比例・積分器18の出力信号をそれに応じた弁駆動信号に変換する信号切替器19とから構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の起動制御装置200は、高圧タービン9を起動させるための蒸気条件作成に際しての昇温・昇圧制御を、主蒸気圧力を指標とする弁開度プログラムによって行なうので、弁開度プログラムとボイラ4への燃料投入量とによって、主蒸気圧力の昇温・昇圧時間が一義的に定まる。このため、例えばボイラ点火時においてボイラがホットモードにあるかコールドモードにあるかに拘らず、常に一定の弁開度プログラムにしたがって主蒸気圧力の昇温・昇圧が制御されるので、予定時間通りにタービンを起動することが難しいという不都合がある。また、ボイラ点火からタービン通気に至るまでのスケジュールを変更するためには、関数発生器16に記憶された弁開度プログラムを書き替えなくてはならず、スケジュールを必要に応じて適宜変更することができないという不都合がある。
【0007】
かかる不都合を回避し、常に主蒸気をスケジュール通り昇温・昇圧にするためには、プログラム制御によらない新たな起動制御装置の開発が不可欠である。
【0008】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであって、その目的は、主蒸気を常にスケジュール通り昇温・昇圧できる変圧貫流ボイラの起動制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、ボイラ点火からタービン通気に至るまでの間、変圧貫流ボイラの過熱部に設置された過熱器バイパス弁及び/又は過熱部の出口以降に設置されたタービンバイパス弁の開度を制御することで、主蒸気温度及び圧力を目標値まで目標スケジュール通りに昇温・昇圧する変圧貫流ボイラの起動制御装置において、信号発生器から入力される発電量指令値を昇圧完了目標温度に変換し、この昇圧完了目標温度とボイラ点火時における前記水壁出口のボイラ水温度との差分から目標スケジュール通りにボイラ水温度を昇温させるための昇温率を設定し、この昇温率から求められる各時間ごとの目標圧力値とその時の主蒸気圧力との差分から制御信号を得て前記過熱器バイパス弁及び/又はタービンバイパス弁の開度を制御するようにした。
【0010】
また他の手段として、前記と同様の変圧貫流ボイラの起動制御装置において、信号発生器から入力される発電量指令値を昇圧完了目標圧力に変換し、この昇圧完了目標圧力とボイラ点火時における前記主蒸気圧力との差分から目標スケジュール通りに主蒸気圧力を昇圧させるための昇圧率を設定し、この昇圧率から求められる各時間ごとの目標圧力値とその時の主蒸気圧力との差分から制御信号を得、ボイラ点火時のボイラがホットモードにあるときには、前記過熱器バイパス弁の開度を制御することによって前記主蒸気の昇圧制御を行い、ボイラ点火時のボイラがコールドモードにあるときには、前記タービンバイパス弁の開度を制御することによって前記主蒸気の昇圧制御を行なうようにした。
【0011】
前記第1の課題解決手段においても、主蒸気の昇温・昇圧制御を過熱器バイパス弁の開度を制御することで行なうか、タービンバイパス弁の開度を制御することで行なうかは、任意に選択できるが、過熱器のメタル保有熱の放出を極力少なくし、かつ起動時におけるボイラ出口の蒸気温度を高温に保てることから、ボイラ点火時においてボイラがホットモードにあるときには、過熱器バイパス弁の開度を制御することによって主蒸気の昇圧制御を行い、ボイラ点火時においてボイラがコールドモードにあるときには、タービンバイパス弁の開度を制御することによって主蒸気の昇圧制御を行なうことが特に好ましい。
【0012】
【作用】
前記手段によると、発電量指令値から得られる昇圧完了目標温度とボイラ点火時における水壁出口のボイラ水温度との差分から目標スケジュール通りにボイラ水温度を昇温させるための昇温率を設定するので、ボイラ点火時においてボイラがホットモードになっているかコールドモードになっているかに関係なく、常に目標スケジュール通りの主蒸気の昇温・昇圧制御が可能になる。また、前記他の手段もこれと同様であって、発電量指令値から得られる昇圧完了目標圧力とボイラ点火時における主蒸気圧力との差分から目標スケジュール通りに主蒸気圧力を昇圧させるための昇圧率を設定するので、ボイラ点火時においてボイラがホットモードになっているかコールドモードになっているかに関係なく、常に目標スケジュール通りの主蒸気の昇温・昇圧制御が可能になる。
【0013】
【実施例】
図1に、第1実施例に係る変圧貫流ボイラ及びその起動制御装置を示す。本実施例においても、変圧貫流ボイラについては従来技術と同一構成のものが用いられるので、重複を避けるため、対応する各装置に図4と同一の符号を付して説明を省略する。
【0014】
本実施例の起動制御装置201は、図1に示すように、発電量指令信号aを発生する信号発生器20と、発電量指令信号aを昇圧完了目標温度に変換する信号切替器21と、ボイラ水壁出口のボイラ水温度を検出する温度検出器22と、前記昇圧完了目標温度とボイラ点火時における前記水壁出口のボイラ水温度との差分信号bから目標スケジュール通りにボイラ水温度を昇温させるための昇温率を設定する昇温率制限器23と、前記差分信号bに対するそれに好適な昇温率のテーブルが予め記憶された昇温率設定器24と、昇温率制限器23の出力信号cをその温度に相当する飽和蒸気圧力信号dに変換する関数発生器25と、高圧タービン9入口の主蒸気圧力を検出する主蒸気圧力検出器26と、前記飽和蒸気圧力信号dと主蒸気圧力検出器26から出力される主蒸気圧力信号eとの差を求める減算器27と、減算器27から出力される差分信号fをそれに応じた弁開度信号gに変換する比例・積分器28と、弁開度信号gを過熱器バイパス弁10の駆動信号h及び/又はタービンバイパス弁11の駆動信号iに変換する信号切替器29とから構成されている。
【0015】
図2に、ボイラ点火、タービン通気、電力併入のタイミングと過熱器バイパス弁10及び/又はタービンバイパス弁11の開度との関係、それに前記タイミングと主蒸気圧力及び負荷の大きさとの関係を示す。この図から明らかなように、ボイラ点火がなされると、初期の段階では過熱器バイパス弁10及び/又はタービンバイパス弁11の開度が一定の変化率で大きくなり、主蒸気圧力が徐々に上昇する。主蒸気圧力が所定値に達すると、当該主蒸気圧力値を保持するように過熱器バイパス弁10及び/又はタービンバイパス弁11の開度が差分信号fの大きさ及び符号に応じて繰返し微調整され、主蒸気温度の上昇が図られる。そして、主蒸気温度及び圧力が所定の値に達した段階でタービン通気が実行され、その後の高圧タービン9の出力が安定した段階で併入が行なわれる。主蒸気温度及び圧力の上昇と共に、過熱器バイパス弁10及び/又はタービンバイパス弁11の開度は徐々に低下し、やがて全閉される。その後、変圧貫流ボイラが循環運転から貫流運転に切り替わり、主蒸気圧力が上昇する。併入後、高圧タービン9の負荷が徐々に高められ、発電量指令信号aに応じた発電が行なわれる。
【0016】
本例の起動制御装置201は、ボイラ点火ごとに、その時点におけるボイラ水温度を参照してそれに好適な昇温率を設定し、過熱器バイパス弁10及び/又はタービンバイパス弁11の開度を制御するので、ボイラ点火時においてボイラ4がホットモードになっているかコールドモードになっているかに関係なく、常に目標スケジュール通りに主蒸気を昇温・昇圧制御できる。
【0017】
なお、主蒸気の昇温・昇圧制御を過熱器バイパス弁10の開度制御で行なうかタービンバイパス弁11の開度制御で行なうかは、任意に選択できるが、過熱器のメタル保有熱の放出を極力少なくし、かつ起動時におけるボイラ出口の蒸気温度を高温に保てることから、ボイラ点火時においてボイラ4がホットモードにあるときには、過熱器バイパス弁10の開度を制御することによって行ない、ボイラ点火時においてボイラ4がコールドモードにあるときには、タービンバイパス弁11の開度を制御することによって行なうことが特に好ましい。
【0018】
図3に、第2実施例に係る変圧貫流ボイラ及びその起動制御装置を示す。図3において、符号31は信号切替器、符号32は昇圧率制限器、符号33は昇圧率設定器を示し、その他前出の図1と対応する各装置には、それと同一の符号が表示されている。
【0019】
本実施例の起動制御装置202は、図3に示すように、発電量指令信号aを発生する信号発生器20と、発電量指令信号aを昇圧完了目標圧力に変換する信号切替器31と、高圧タービン9入口の主蒸気圧力を検出する主蒸気圧力検出器26と、前記昇圧完了目標圧力とボイラ点火時における前記主蒸気圧力との差分信号jから目標スケジュール通りに主蒸気圧力を昇圧させるための昇圧率を設定する昇圧率制限器32と、前記差分信号jに対するそれに好適な昇圧率のテーブルが予め記憶された昇圧率設定器33と、昇温率制限器32の出力信号kと主蒸気圧力検出器26から出力される主蒸気圧力信号lとの差を求める減算器27と、減算器27から出力される差分信号mをそれに応じた弁開度信号gに変換する比例・積分器28と、弁開度信号gを過熱器バイパス弁10の駆動信号h及び/又はタービンバイパス弁11の駆動信号iに変換する信号切替器29とから構成されている。
【0020】
本例の起動制御装置は、発電量指令値aから得られる昇圧完了目標圧力とボイラ点火時における主蒸気圧力との差分から目標スケジュール通りに主蒸気圧力を昇圧させるための昇圧率を設定するので、ボイラ点火時においてボイラがホットモードになっているかコールドモードになっているかに関係なく、常に目標スケジュール通りの主蒸気の昇温・昇圧制御が可能になる。本実施例の場合にも、主蒸気の昇温・昇圧制御を過熱器バイパス弁10の開度制御で行なうかタービンバイパス弁11の開度制御で行なうかは任意に選択できるが、過熱器8のメタル保有熱の放出を極力少なくし、かつ起動時におけるボイラ4出口の蒸気温度を高温に保てることから、ボイラ点火時においてボイラ4がホットモードにあるときには、過熱器バイパス弁10の開度を制御することによって行ない、ボイラ点火時においてボイラ4がコールドモードにあるときには、タービンバイパス弁11の開度を制御することによって行なうことが特に好ましい。
【0021】
本例の起動制御装置は、前記第1実施例と同様の効果を奏するほか、発電量指令値aから昇圧完了目標圧力を得て、直接ボイラ点火時における主蒸気圧力と比較するようにしたので、回路構成を簡略化できるという効果がある。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ボイラ点火時においてボイラがホットモードになっているかコールドモードになっているかに関係なく、常に目標スケジュール通りの主蒸気の昇温・昇圧制御が可能になるので、電力の併入遅れを防止できる。また、昇温率設定器又は昇圧率設定器のデータを書き替えるだけでボイラ点火からタービン通気に至るまでのスケジュールを適宜変更できるので、気候等にあわせて決め細かいスケジュール調整を行なうことができ、燃料の無駄を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る変圧貫流ボイラ及びその起動制御装置を示す説明図である。
【図2】第1実施例に係る変圧貫流ボイラの動作説明図である。
【図3】第2実施例に係る変圧貫流ボイラ及びその起動制御装置を示す説明図である。
【図4】従来例に係る変圧貫流ボイラ及びその起動制御装置を示す説明図である。
【符号の説明】
100 変圧貫流ボイラ
201,202 起動制御装置
4 ボイラ
8 過熱器
9 高圧タービン
10 過熱器バイパス弁
11 タービンバイパス弁
20 信号発生器
21 信号切替器
22 温度検出器
23 昇温率制限器
24 昇温率設定器
25 関数発生器
26 主蒸気圧力検出器
27 減算器
28 比例・積分器
29 信号切替器
31 信号切替器
32 昇圧率制限器
33 昇圧率設定器[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a variable-pressure once-through boiler start-up control device for controlling a temperature rising / boosting time from boiler ignition to turbine ventilation according to a target schedule.
[0002]
[Prior art]
In general, a once-through boiler operated in a thermal power plant is stopped at night when the power consumption decreases, and is started at the time when the power consumption increases the next morning. The startup of the variable-pressure once-through boiler takes into account the time required to raise the main steam temperature and pressure to the values required for turbine startup from the time of boiler ignition, and consider this time earlier than the time when power supply is required. Done. Therefore, it is particularly required that the temperature rise and pressure rise of the boiler be performed according to the originally scheduled schedule in order to meet the time at which the power supply is required. In addition, it is preferable that the time required to raise and lower the temperature of the boiler reaches a predetermined value in a short time as much as possible in order to reduce fuel consumption.
[0003]
FIG. 4 shows a conventionally known variable-pressure once-through boiler and its startup control device. As shown in this figure, the variable-pressure once-through
[0004]
On the other hand, the
[0005]
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventional start-
[0007]
In order to avoid such inconveniences and to always raise and raise the temperature of the main steam as scheduled, it is essential to develop a new start-up control device that does not rely on program control.
[0008]
The present invention has been made to solve such a problem, and an object of the present invention is to provide a start-up control device for a variable-pressure once-through boiler that can always raise and raise the temperature of main steam as scheduled.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides a superheater bypass valve installed in a superheated section of a variable-pressure once-through boiler and / or a turbine bypass installed after an outlet of the superheated section from boiler ignition to turbine ventilation. By controlling the opening of the valve, in the start-up control device of the variable-pressure once-through boiler, which raises and raises the main steam temperature and pressure to target values according to the target schedule, the power generation command value input from the signal generator is boosted. The target temperature is converted to the completion target temperature, and the temperature rise rate for raising the boiler water temperature according to the target schedule is set from the difference between the boosting completion target temperature and the boiler water temperature at the water wall outlet at the time of boiler ignition. A control signal is obtained from the difference between the target pressure value for each time obtained from the temperature increase rate and the main steam pressure at that time to open the superheater bypass valve and / or the turbine bypass valve. It was to control the.
[0010]
As another means, in the start-up control device for a variable-pressure once-through boiler similar to the above, the power generation amount command value input from the signal generator is converted into a boost completion target pressure, and the boost completion target pressure and the boiler ignition From the difference with the main steam pressure, a pressure increase rate for setting the main steam pressure to be increased according to the target schedule is set, and the control signal is obtained from the difference between the target pressure value for each hour obtained from the pressure increase rate and the main steam pressure at that time. When the boiler at the time of boiler ignition is in the hot mode, the booster control of the main steam is performed by controlling the opening of the superheater bypass valve, and when the boiler at the time of the boiler ignition is in the cold mode, The control of the pressure of the main steam is performed by controlling the opening of the turbine bypass valve .
[0011]
Also in the first means for solving the problems , it is optional whether the temperature rise / pressure control of the main steam is performed by controlling the opening of the superheater bypass valve or by controlling the opening of the turbine bypass valve. However, since the release of the metal possessed heat of the superheater is reduced as much as possible and the steam temperature at the boiler outlet at the time of startup can be kept high, when the boiler is in the hot mode at the time of boiler ignition, the superheater bypass valve It is particularly preferable to control the pressure of the main steam by controlling the opening of the main steam, and to control the pressure of the main steam by controlling the opening of the turbine bypass valve when the boiler is in the cold mode at the time of boiler ignition. .
[0012]
[Action]
According to the above-mentioned means, a heating rate for raising the boiler water temperature according to the target schedule is set from the difference between the boosting completion target temperature obtained from the power generation amount command value and the boiler water temperature at the water wall outlet at the time of boiler ignition. Therefore, regardless of whether the boiler is in the hot mode or the cold mode when the boiler is ignited, it is possible to always control the temperature rise and pressure of the main steam according to the target schedule. Further, the other means is the same as the above, and the booster for raising the main steam pressure according to the target schedule is obtained from the difference between the boost completion target pressure obtained from the power generation amount command value and the main steam pressure at the time of boiler ignition. Since the rate is set, the temperature rise / pressure control of the main steam can always be performed according to the target schedule, regardless of whether the boiler is in the hot mode or the cold mode at the time of boiler ignition.
[0013]
【Example】
FIG. 1 shows a variable-pressure once-through boiler according to a first embodiment and a startup control device thereof. Also in this embodiment, since the same configuration as that of the prior art is used for the variable-pressure once-through boiler, corresponding devices are denoted by the same reference numerals as in FIG.
[0014]
As shown in FIG. 1, the
[0015]
FIG. 2 shows the relationship between the timing of boiler ignition, turbine ventilation, and power supply and the degree of opening of the
[0016]
The
[0017]
It should be noted that it is possible to arbitrarily select whether the control of the temperature rise and pressure increase of the main steam is performed by controlling the opening of the
[0018]
FIG. 3 shows a variable-pressure once-through boiler and a start-up control device thereof according to a second embodiment. In FIG. 3,
[0019]
As shown in FIG. 3, the start control device 202 of the present embodiment includes a
[0020]
The startup control device of the present embodiment sets the boost rate for increasing the main steam pressure according to the target schedule from the difference between the boost completion target pressure obtained from the power generation amount command value a and the main steam pressure at the time of boiler ignition. In addition, regardless of whether the boiler is in the hot mode or the cold mode at the time of boiler ignition, it is possible to always control the temperature rise and pressure of the main steam according to the target schedule. Also in the case of the present embodiment, it is possible to arbitrarily select whether the temperature rise / pressure control of the main steam is performed by controlling the opening of the
[0021]
The startup control device of the present embodiment has the same effects as the first embodiment, and also obtains the boosting completion target pressure from the power generation amount command value a and compares it with the main steam pressure at the time of direct boiler ignition. This has the effect of simplifying the circuit configuration.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to always control the temperature and pressure of the main steam according to the target schedule, regardless of whether the boiler is in the hot mode or the cold mode at the time of boiler ignition. Therefore, it is possible to prevent the delay of power supply. In addition, since the schedule from boiler ignition to turbine ventilation can be changed as appropriate simply by rewriting the data of the heating rate setting device or the boosting rate setting device, it is possible to make a detailed schedule adjustment according to the climate etc. Fuel waste can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a variable-pressure once-through boiler and a startup control device thereof according to a first embodiment.
FIG. 2 is an operation explanatory diagram of the variable-pressure once-through boiler according to the first embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a variable-pressure once-through boiler and a startup control device thereof according to a second embodiment.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a variable-pressure once-through boiler and a startup control device thereof according to a conventional example.
[Explanation of symbols]
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103776016A (en) * | 2012-10-23 | 2014-05-07 | 中国核动力研究设计院 | Startup and shutdown system applicable to reactor comprising once-through steam generator |
CN103778984A (en) * | 2012-10-23 | 2014-05-07 | 中国核动力研究设计院 | Water supply system adopting once-through steam generator reactor |
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1993
- 1993-08-06 JP JP19632393A patent/JP3544689B2/en not_active Expired - Fee Related
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CN103776016A (en) * | 2012-10-23 | 2014-05-07 | 中国核动力研究设计院 | Startup and shutdown system applicable to reactor comprising once-through steam generator |
CN103778984A (en) * | 2012-10-23 | 2014-05-07 | 中国核动力研究设计院 | Water supply system adopting once-through steam generator reactor |
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JPH0755103A (en) | 1995-03-03 |
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