JP3543417B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、現像剤によって潜像担持体の潜像を可視化する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、現像剤を担持し搬送する現像剤担持体と、現像剤担持体上の現像剤によって潜像担持体の潜像を可視化する現像装置としては、トナー及びキャリアからなる2成分現像剤やトナーのみからなる1成分現像剤を用いる現像装置等、種々の現像装置が提案されている。現像剤担持体に現像剤を供給する方法についても種々の提案がなされており、特に磁気力を用いない1成分非磁性現像剤は現像剤を安定して供給することが難しく、近年数多くの提案がなされている。
【0003】
例えば、従来の現像装置としては、特開平2−191974号公報、米国特許第4990958号明細書、特開平3−48877号公報が挙げられる。
【0004】
特開平2−191974号公報は、現像剤担持体へ現像剤を供給する供給部材として発泡弾性体を用いることにより、また、米国特許第4990958号明細書は、現像剤担持体と供給部材が非接触に配設され、供給部材と現像剤担持体の間にバイアスを印加し現像剤を現像剤担持体に供給し、供給部材から現像剤を除去する手段を有することにより、さらに、特開平3−48877号公報は、現像剤担持体と所定間隔をもって対向する供給部材と、供給部材上の現像剤を掻き取る掻取部材と、掻き取られた現像剤を収容する収容部を設け、収容部の現像剤圧力が上昇することにより、均一な現像剤薄層が現像剤担持体上に形成することができるというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の特開平2−191974号公報に開示されるような現像装置では、現像剤担持体と供給部材が接触もしくは近接しているため、供給部材と現像剤担持体の接触圧の変化による供給むらや、供給部材に保持した現像剤量のむらがそのまま現像剤担持体に移行することによる供給むらにより、供給部材の回転周期に起因して画像にむらが生じるという問題点があった。
【0006】
また、前述の米国特許第4990958号明細書に開示されるような現像装置では、供給部材自身の加工精度もしくは配設の位置精度により供給部材と現像剤担持体の距離が回転により振れを生じ、供給部材と現像剤担持体間の電界がばらつくため、供給部材の回転周期に起因して画像にむらが生じるという問題点があった。
【0007】
さらに、前述の特開平3−48877号公報に開示されるような現像装置では、供給部材と現像剤担持体が非接触のため、一旦現像剤担持体に供給された現像剤は現像で消費される以外に現像剤担持体から剥離されず、現像剤担持体上の現像剤は規制部材等の帯電部材と接触することにより帯電量が上昇する。そのため、供給部材から現像剤担持体に供給された直後の現像剤と帯電量の差が生じ、印字で消費された部分とそうでない部分で画像濃度に差が生じるという問題点(以下、印字履歴による画像濃度差と呼ぶ)があった。また、供給部材を経由しない現像剤が現像剤担持体に供給されてしまう構造になっているので、供給部材から掻き取られた現像剤ばかりでなく、直接現像剤担持体に帯電していない現像剤が供給され、非画像部に現像剤が付着するという画像かぶりが発生するという問題点があった。
【0008】
本発明は上述した従来技術に鑑みてなされたものであり、帯電した現像剤を一旦貯留し、その現像剤のみを現像剤担持体に供給することにより、供給部材の回転にともなう濃度むらや、非画像部に現像剤が付着するという画像かぶりや、規制部材に現像剤が固着のための画像抜けのない均一な画像を形成することができる現像装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の現像装置は、現像剤を担持し搬送する現像剤担持体と現像剤担持体上の現像剤によって潜像担持体の潜像を可視化する現像装置において、現像剤担持体近傍に配設された搬送部材と搬送部材上の現像剤を帯電する帯電部材と搬送部材上の帯電された現像剤を掻き落とす掻取部材と現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する規制部材を有し、現像剤を帯電部材により帯電させた後、掻取部材により掻き落とした現像剤を貯留する現像剤貯留空間が、現像剤担持体と搬送部材と掻取部材と規制部材から構成されたことを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明の請求項2記載の現像装置は、現像剤担持体と搬送部材の間隙をd2としたとき、d2>0.5mmとすることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明の請求項3記載の現像装置は、少なくとも未使用の現像剤を収容する現像剤補給空間と、帯電部材により帯電させた現像剤を貯留する現像剤貯留空間と、現像剤貯留空間からあふれた現像剤を収容する現像剤回収空間を有する現像装置において、現像剤回収空間からあふれた現像剤を現像剤補給空間に戻すための連通孔と、連通孔に現像剤が搬送部材を経由せず現像剤貯留空間もしくは現像剤回収空間に供給されるのを防止するための逆流防止弁を有することを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明の請求項4記載の現像装置は、逆流防止弁の表面を形成する材質の帯電列が現像剤と略同一にあることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明の請求項5記載の現像装置は、現像剤回収空間に攪拌部材を有することを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明の請求項6記載の現像装置は、現像剤担持体と攪拌部材の回転軌跡の間隙をd1としたとき、d1≧1mmとすることを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明の請求項7記載の現像装置は、規制部材の現像剤担持体に対する押圧力をp1、帯電部材の搬送部材に対する押圧力をp2としたとき、p1>p2とすることを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明の請求項8記載の現像装置は、掻取部材の搬送部材に対する押圧力をp3としたとき、p2<p3とすることを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明の請求項9記載の現像装置は、掻取部材の先端部を搬送部材の現像剤搬送方向上流に向けて形成し、かつその先端部から搬送部材との接触部までの距離をd3、帯電部材の前記搬送部材との接触部から取付基端部までの距離をd4としたとき、d3<d4とすることを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明の請求項10記載の現像装置は、規制部材が、剛体からなる支持体と、この支持体の先端部に取り付けられた当接部材とからなり、当接部材が支持体と現像剤担持体との間に配設され、現像剤担持体に圧接されている現像装置において、支持体は回転中心を有し、回転中心に対して規制位置と反対側で支持体にモーメントを負荷する手段を有することを特徴とする。
【0019】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、現像剤貯留空間を現像剤担持体と搬送部材と掻取部材と規制部材から構成することにより、現像剤を搬送部材に担持し搬送し、掻取部材により現像剤担持体上に掻き落とし、帯電した現像剤を現像剤貯留空間に一旦貯留し現像剤担持体に供給することができるので、供給部材の回転周期に依存するような画像の濃度むらや、画像かぶりのない均一な画像を形成することができる。何故なら、供給部材が回転することにより生じる現像剤の流れが直接現像剤担持体に及ばないように帯電した現像剤を一旦貯留する現像剤貯留空間を配設することで、現像剤担持体への現像剤の圧力変化を緩和するからである。また、帯電が不十分な現像剤が現像剤担持体に供給されないように空間を区切り、帯電部材により帯電した現像剤のみを現像剤担持体に供給しているからである。
【0020】
また、請求項2記載の発明によれば、現像剤担持体と搬送部材の間隙をd2としたとき、d2>0.5mmとすることにより、搬送部材の回転周期に依存するような画像の濃度むらのない均一な画像を形成することができるとともに、現像剤貯留空間の圧力の上昇から現像剤担持体、搬送部材を圧迫し駆動を妨げることが原因で、駆動トルクが上昇することを防止できる。何故なら、搬送部材の回転や、搬送部材から掻取部材による現像剤の掻き落としにより生じる現像剤の流れが直接現像剤担持体に及ばないとともに、帯電した現像剤で現像剤貯留空間が満たされた際、あふれた現像剤が現像剤回収空間に移動するので、現像剤の貯留による現像剤貯留空間の圧力の上昇は防がれ、駆動トルクが上昇することもない。
【0021】
また、請求項3記載の発明によれば、図1を用いて説明するが、少なくとも未使用の現像剤を収容する現像剤補給空間61と、帯電部材により帯電した現像剤を貯留する現像剤貯留空間62と、現像剤貯留空間からあふれた現像剤を収容する現像剤回収空間63を有する現像装置において、連通孔に逆流防止弁を配設することにより、現像剤貯留空間及び現像剤回収空間の現像剤の貯留による圧力を常に一定にするとともに、帯電していない現像剤が現像剤貯留空間に供給されること防止する。逆流防止弁は、現像剤回収空間から現像剤補給空間側にのみ開く構造になっているので、現像剤回収空間から現像剤補給空間に対してのみ現像剤を移動させることができる。
【0022】
また、請求項4記載の発明によれば、逆流防止弁の表面を形成する材質の帯電列が現像剤と略同一にあることにより、一部の現像剤が過剰に帯電することにより現像装置内の現像剤の帯電量が不均一になることによる、逆流防止弁への現像剤の付着や、現像器内での現像剤の凝集、画像濃度むらが生じない。現像剤が現像剤回収空間から連通孔を通じ現像剤補給空間にあふれる際、逆流防止弁に現像剤は接触するが、逆流防止弁の表面の材質の帯電列が略同一なので、現像剤を過剰に摩擦帯電することや、現像剤を所望の極性と逆極性に帯電することが防止される。
【0023】
また、請求項5記載の発明によれば、現像剤回収空間に攪拌部材を有することにより、現像剤の流動性を確保することができる。現像剤回収空間からあふれた現像剤は現像剤補給空間に移動するが、長期間現像器が稼働することなく放置された場合や高温高湿の場合、現像剤の流動性が低下する。攪拌部材により現像剤回収空間の現像剤を攪拌することにより現像剤は常に流動性が良好な状態を保ち、現像剤が補給空間にもどることが困難になることを防止する。
【0024】
また、請求項6記載の発明によれば、現像剤担持体と攪拌部材の回転軌跡の間隙をd1としたとき、d1≧1mmとすることにより、攪拌部材の回転周期に依存するような画像の濃度むらのない均一な画像を形成することができる。何故なら、攪拌部材の回転により生じる現像剤の流れが直接現像剤担持体に及ばないとともに、現像時担持体上の現像剤を攪拌部材により引き剥がすことがないからである。
【0025】
また、請求項7記載の発明によれば、規制部材の現像剤担持体に対する押圧力p1を、帯電部材の搬送部材に対する押圧力p2よりも強くすることにより、搬送部材上の現像剤の量が現像剤担持体上の現像剤の量より多くなり、現像剤担持体上の現像剤が現像により消費されても、常に現像剤担持体に供給する現像剤を確保できるとともに、現像剤貯留空間に帯電した現像剤を貯留することができる。搬送部材や現像剤担持体のようにその表面に現像剤を担持し搬送する部材上の現像剤量は、前記部材に押圧された帯電部材や規制部材の前記部材に対する押圧力の大きさに依存する。押圧力が大きくなれば、前記部材がその表面に現像剤を担持し搬送する力に対する、規制部材等が前記部材に対し圧接している圧接位置を現像剤が通過するのを妨げる力の割合が大きくなり、搬送量は小さくなる関係にある。そのため、必要な現像量を確保できるような規制部材の現像剤担持体に対する押圧力p1設定し、p1より帯電部材の搬送部材に対する押圧力p2を小さくすることにより、常に現像剤担持体に供給する現像剤を確保できるとともに、現像剤貯留空間に帯電した現像剤を貯留することができる。
【0026】
また、請求項8記載の発明によれば、掻取部材の搬送部材に対する押圧力p3を、帯電部材の搬送部材に対する押圧力p2より強くすることにより、現像剤貯留空間に対する現像剤の供給を常に確保することができ、貯留することができる。搬送部材上の現像剤量は、搬送部材に押圧された帯電部材や掻取部材の搬送部材に対する押圧力の大きさに依存する。押圧力が大きくなれば、搬送部材がその表面に現像剤を担持し搬送する力に対する、帯電部材等が搬送部材に対し圧接している圧接位置を現像剤が通過するのを妨げる力の割合が大きくなり、搬送量は小さくなり、搬送部材から引き剥がされる現像剤量は多くなる関係にある。そのため、p3>p2とすることにより、搬送部材から確実に帯電した現像剤を掻き落とすことができ、現像剤貯留空間に現像剤を貯留することができる。
【0027】
また、請求項9記載の発明によれば、掻取部材の先端部を搬送部材の現像剤搬送方向上流に向けて形成し、かつその先端部から搬送部材との接触部までの距離をd3、帯電部材の搬送部材との接触部から取付基端部までの距離をd4としたとき、d3<d4とすることにより、現像剤貯留空間に対する現像剤の供給を常に確保することができ、貯留することができる。搬送部材上の現像剤量は、d3、d4に依存する。d3、d4が大きくなれば、搬送部材と押圧部材の圧接により形成される楔部分の現像剤を流れによる圧力を受けとめる部分の大きさが大きくなることになり、押圧部材の搬送部材に対する押圧力を減ずる方向に力が加わることなるので搬送部材上の現像剤の量を大きくなる関係にある。逆に突出長が小さくなれば、搬送部材上の現像量は小さくなる関係にあるので、d3<d4とすることにより、搬送部材から確実に帯電した現像剤を掻き落とすことができ、現像剤貯留空間に現像剤を貯留することができる。
【0028】
また、請求項10記載の発明によれば、図1〜3の断面図や図6の側面図や図7の正面図を用いて説明するが、規制部材30は、支持体31とこの支持体31の先端部に取り付けられた当接部材32からなり、当接部材32が現像剤担持体に圧接されている。支持体31は回転中心33を有し、回転中心33に対して規制位置と反対側で支持体31にモーメントを負荷する手段を有することにより、規制部材30のモーメントを負荷する手段を現像装置の外部ではなく現像装置側面内側に構成することで現像装置が小型になるとともに、モーメントを負荷する手段が規制の加圧方向の現像装置の厚み内に収容されることになるので、モーメントを負荷する手段のみに空間を用意する必要がなく薄型の現像装置を構成することができる。さらに、支持体31を、回転中心33を係止した、現像装置の側壁と略平行とすることで、現像装置が薄くなる。さらに、支持体31にモーメントを負荷する手段として圧縮コイルバネを図1に示すように現像装置の側壁に配設することで、現像装置が薄くなる。
【0029】
【実施例】
図1は本発明の実施例における現像装置の断面概観図である。
【0030】
本実施例におい現像装置11は、現像剤10であるトナーを搬送し潜像担持体1に形成された静電潜像を現像するものである。トナーを搬送する現像剤担持体20である現像ローラーは、シャフトの外周に導電性の弾性体を同心円状に配設したもので、潜像担持体1に所定の圧力で圧接し、必要に応じてバイアス印加手段26により潜像担持体1と現像剤担持体20の基材間に電位差を設ける。帯電部材45と搬送部材40が接触することにより形成される楔部分にトナーが導かれる。トナーは帯電部材45により搬送部材40に擦りつけられることにより帯電する。搬送部材40は、帯電したトナーを表面に静電的に保持し、回転駆動することにより、現像剤担持体20に近接もしくは接触して配設された規制部材30と現像剤担持体20と搬送部材40により囲まれた現像剤貯留空間62まで搬送する。掻取部材48は、搬送部材40上に保持されたトナーを掻き落とし現像剤貯留空間62にトナーを収容する。現像剤貯留空間62に貯留された帯電したトナーは現像剤持体11の回転にともない規制部材30近傍に滞留するようになる。規制部材30と現像剤担持体20の近接もしくは接触によって形成される楔部分に現像剤担持体20の回転にともないトナーが押し込まれることにより現像剤担持体20に帯電したトナーが静電的に付着する。現像剤担持体20上のトナーは規制部材30と現像剤担持体20が近接もしくは接触した規制位置において現像に適した搬送量に規制され、現像に供される。一方、規制部材30により現像剤担持体20から剥ぎ取られたトナーは、現像剤貯留空間62のトナーと再び混じり合い規制部材30の楔部分に再供給されたり、搬送部材40と現像剤担持体20と規制部材30により形成される現像剤貯留空間62をトナーで埋め尽くす。さらには、規制部材30と逆側の空間である現像剤回収空間63にもトナーが入り込み、ついには新規トナーの貯蔵空間である現像剤補給空間61にあふれ、再び搬送部材40と帯電部材45に供給される。この際、現像剤回収空間63と現像剤補給空間61の境界は、現像剤回収空間63から現像剤補給空間61へはトナーが流れ、現像剤補給空間61から現像剤回収空間63へは直接トナーが流入しないように逆流防止弁56が設けられている。また、規制部材と逆側の現像剤回収空間63に図3に示すような攪拌部材70を配設することにより、不要にトナーの凝集等が発生するのを防止することができ、規制部材と逆側の現像剤回収空間63から新規トナーの現像剤補給空間61にいたるトナーの流れが円滑に行われる。また、シール27は、現像剤担持体20が現像位置を通過し現像されなかったトナーを現像装置11内に収容するに際し、現像剤担持体20上と現像装置内のトナーを現像装置11外に漏洩することを防止する。シール27は、潜像担持体1と現像剤担持体20が対向する位置よりも現像剤担持体20の移動方向下流側にあって、搬送部材40と現像剤担持体20が対向する位置よりも現像剤担持体20の移動方向上流側に配設する。
【0031】
現像剤担持体20の外周の弾性体としては、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、エラストマーフォーム、ゴムフォーム等の軟質フォーム材料や、天然ゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ネオプレンゴム、NBR等のゴムや、スチロール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、メタクリル樹脂等を含むエラストマーを用いることができる。また、現像剤担持体の表層とシャフト間の抵抗は10乃至109Ωとした。抵抗は図8に示すように、導電板81に現像剤担持体20であるローラーを置き、シャフトの両端に各々500gの重りを加え、1μAの定電流をシャフトに印加した際のシャフトと導電板81の間の電位差を電圧計82で測定し算出した。
【0032】
現像剤担持体20として、シャフトの外周に導電性の弾性体を同心円状に配設する構造の他には、ベルトを用いることもできる。また、潜像担持体1として、ベルト等の弾性体もしくは弾性構造を用いた場合は、現像剤担持体20としては、金属、樹脂等の剛体ローラーを用いることも可能である。
【0033】
規制部材30は、支持体31とこの支持体31の先端部に取り付けられた当接部材32からなり、当接部材32が現像剤担持体20に圧接されている。また、支持体31は回転中心33を有し、支持体31にモーメントを負荷することにより、規制部材30を現像剤担持体20に圧接している。加圧方法としては、支持体31の当接部材32取り付け位置の反対側の端に圧縮コイルバネ35を設置する例を図1〜3に示したが、引っ張りコイルバネ、板バネ、ねじりバネ等で所定の接触圧を付与しても良い。当接部材32としては、軟弾性体の天然ゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ネオプレンゴム、NBR等の弾性材料を用いることができる。また、当接部材32としては、現像剤担持体20が弾性体もしくは弾性構造の場合は、金属、樹脂といった剛体を用いることもできる。さらに、規制部材は図5に示すようにステンレスや、りん青銅等の板バネや、図4に示すように天然ゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ネオプレンゴム、NBR等の弾性材料の板状部材を当接させる形をとっても差し支えない。
【0034】
搬送部材40は、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属ローラーもしくはその表面にニッケルメッキを施した物や、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、エラストマーフォーム、ゴムフォーム等の軟質フォーム材料や、天然ゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ネオプレンゴム、NBR等のゴムや、スチロール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、メタクリル樹脂等を含むエラストマーをシャフトの外周に同心円状に配設したものを用いることができる。
【0035】
掻取部材48、帯電部材45は、厚さ0.05乃至0.20mmのポリエステルフィルムやウレタンゴムやシリコンゴム等や、ステンレスやりん青銅等の板バネを用いた。
【0036】
なお、現像装置11は、図1に示すような現像剤担持体20が重力方向下向きに配設したときばかりでなく、図2に示すように現像剤担持体20が横向きに配設しても何等問題はない。その際、第2の攪拌部材75を現像剤補給空間に設け、トナーを搬送部材40に供給することにより、現像剤貯留空間の帯電したトナーの量は一層安定する。
【0037】
以下、実験例を示し詳細に説明する。
【0038】
(実験例1)
潜像担持体1としてベルトを、図1に示すような現像装置11の現像剤担持体20として金属ローラーを、搬送部材40としてアルミニウムローラーを、掻取部材48、帯電部材45としてポリエステルフィルムを用い画像形成を行った。
【0039】
現像装置11を駆動し、現像剤貯留空間62にトナーを貯留した後、画像形成を行ったところ、画像濃度むら、画像かぶり、印字履歴による画像濃度差のない均一な画像を形成することができた。
【0040】
(比較例1)
実験例1と同様の現像装置11を用い、現像剤貯留空間にトナーがない状態で画像形成を行ったところ、搬送部材の回転周期に起因する画像濃度むらが生じた。
【0041】
(実験例2)
実験例1と同様の現像装置11を用い、現像剤担持体20と搬送部材40の間隙d2を変更して画像形成を行った結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
Figure 0003543417
【0043】
なお、濃淡ピッチとは、搬送部材の回転周期に起因した画像濃度むらのことである。
【0044】
距離d2が0.6mm未満の時、搬送部材40から掻取部材48により現像剤貯留空間62に掻き落とされたトナーと、搬送部材40の回転によって生じるトナーの流れにより、直接現像剤担持体にトナーが供給され、搬送部材の回転周期に依存したトナー量のむらを現像剤担持体上に形成してしまい、画像に濃淡ピッチむらとして現れてしまった。
【0045】
距離d2が5mm以上の時は、現像剤貯留空間62にトナーを十分な量貯蔵するのに時間がかかり好ましくなかった。
【0046】
また、距離d2が0.6mm未満の時、5000枚連続して画像形成を行ったところ、現像剤貯留空間62から現像剤回収空間63へのトナーの移動が円滑に進まず、現像装置11の駆動トルクが上昇するとともに、搬送部材40と現像剤担持体20の表面にトナーの固着が生じ、画像かぶりや画像抜けやべた画像の後端が薄くなる供給遅れが発生してしまった。
【0047】
(実験例3)
実験例1と同様の現像装置11を用い、現像剤回収空間63と現像剤補給空間61とを結ぶ連通孔にABS樹脂製の逆流防止弁56を設け画像形成を行った。
【0048】
現像装置11を駆動し、現像剤貯留空間62にトナーを貯留した後、画像形成を行ったところ、画像濃度むら、画像かぶり、印字履歴による画像濃度差のない均一な画像を形成することができた。
【0049】
(比較例2)
逆流防止弁56を設けなかったことを除いては、実験例3と同様の現像装置を用い画像形成を行った。
【0050】
現像装置11を駆動し、現像剤貯留空間62にトナーを貯留した後、画像形成を行ったところ、現像剤補給空間61から現像剤回収空間63を通じ、搬送部材40を経由せず、帯電していないトナーが現像剤貯留空間62に供給されてしまい、画像かぶりが発生してしまった。
【0051】
(実験例4)
実験例1と同様の現像装置11を用い、逆流防止弁56をナイロン、ウレタン、ABS、テフロン樹脂でそれぞれ構成し、トナーとしてポリエステル系負帯電性トナーを用い画像形成を行った。
【0052】
現像装置11を駆動し、現像剤貯留空間62にトナーを貯留した後、画像形成を行ったところ、ABS樹脂で逆流防止弁56を構成した場合は、画像濃度むら、画像かぶり、印字履歴による画像濃度差のない均一な画像を形成することができた。
【0053】
しかし、逆流防止弁56をナイロン、ウレタン樹脂で構成した場合、逆流防止弁56と接触したトナーが過剰に負帯電してしまい、逆流防止弁56に静電気力で付着してしまい、トナーが現像剤回収空間63から現像剤補給空間61に円滑に戻るのを妨げてしまった。特に逆流防止弁56をナイロンで構成した場合、トナーの逆流防止弁56への付着量は多く、トナーが現像剤回収空間63から現像剤補給空間61に戻るのが困難になり、現像剤回収空間63と現像剤貯留空間62のトナーによる圧力が高くなり、現像剤担持体20や搬送部材40を圧迫し、現像装置11の駆動トルクが上昇してしまった。
【0054】
また、逆流防止弁56をテフロン樹脂で構成した場合、逆流防止弁56と接触したトナーが正帯電してしまい、現像剤補給空間61に戻った正帯電トナーが近接した負帯電トナーと静電気力で凝集してしまった。さらに、凝集したトナーが搬送部材40や現像剤担持体20や規制部材30に固着してしまい、搬送不良を引き起こし、画像抜けを生じてしまった。
【0055】
(実験例5)
図3に示すように現像装置11の現像剤回収空間63に攪拌部材70を設けて画像形成を行った。なお、攪拌部材70を設けたことを除いては実験例1と同様の構成とした。
【0056】
現像装置11を駆動し、現像剤貯留空間62にトナーを貯留した後、画像形成を行ったところ、画像濃度むら、画像かぶり、印字履歴による画像濃度差のない均一な画像を形成することができた。
【0057】
画像形成後、温度35℃湿度65%に10日間放置し、再び画像形成を行ったところ、放置前と同様の画像を形成することができた。
【0058】
また、室温で長期間放置した後、画像形成を行ったときも、放置前と同様の画像を形成することができた。
【0059】
(比較例3)
現像剤回収空間63に攪拌部材70を設けないことを除いては、実験例5と同様の現像装置11を用いて画像形成を行った。
【0060】
現像装置11を駆動し、現像剤貯留空間62にトナーを貯留した後、画像形成を行ったところ、画像濃度むら、画像かぶり、印字履歴による画像濃度差のない均一な画像を形成することができた。
【0061】
画像形成後、温度35℃湿度65%に10日間放置し、再び画像形成を行ったところ、現像剤回収空間63内のトナーによる圧力が上昇し、現像剤担持体20や搬送部材40を圧迫し、現像装置11の駆動トルクが上昇してしまった。
【0062】
(実験例6)
実験例5と同様の現像装置11を用い、現像剤担持体20と攪拌部材70の回転軌跡の間隙d1を変更して画像形成を行った。その結果を表2に示す。
【0063】
【表2】
Figure 0003543417
【0064】
距離d1が1.0mm未満の時、攪拌部材70の回転によって生じるトナーの流れにより圧力により現像剤担持体20にトナーが供給されたり、逆に現像剤担持体からトナーを引き剥したりして、攪拌部材70の回転周期に依存したトナー量のむらを現像剤担持体20上に形成してしまい、画像に濃淡ピッチむらとして現れてしまった。
【0065】
距離d1が10mm以上の時は、現像剤回収空間63で現像剤補給空間61に戻されない停滞トナーが生じてしまった。
【0066】
(実験例7)
実験例1と同様の現像装置11を用い、規制部材の現像剤担持体に対する押圧力p1と帯電部材の搬送部材に対する押圧力p2を変更して画像形成を行った。その結果を表3に示す。
【0067】
【表3】
Figure 0003543417
【0068】
p1=p2=0.35kg/cmの時は、50枚印字したところ問題なく画像を形成できたが、5000枚連続画像を形成したところ、現像剤貯留空間のトナーが不足し画像濃度の低下や濃度むらを発生した。
【0069】
その他、p1、p2を変更し種々の条件で画像形成を行ったが、いずれの場合も、p1>p2の時は良好な画像を形成でき、p1=p2の時は短期的には良好な画像を形成できたが長期間画像を形成し続けると、現像剤貯留空間のトナーが不足し画像濃度の低下や濃度むらを発生し、p1<p2の時は現像剤貯留空間にトナーを貯留することができず画像濃度むら、かぶり、印字履歴による画像濃度差が発生した。
【0070】
(実験例8)
実験例1と同様の現像装置11を用い、p2と掻取部材の搬送部材に対する押圧力p3を変更して画像形成を行った。その結果を表4に示す。
【0071】
【表4】
Figure 0003543417
【0072】
p2=p3=0.30kg/cmの時は、50枚印字したところ問題なく画像を形成できたが、5000枚連続画像を形成したところ、現像剤貯留空間のトナーが不足し画像濃度の低下や濃度むらを発生した。
【0073】
その他、p2、p3を変更し種々の条件で画像形成を行ったが、いずれの場合も、p3>p2の時は良好な画像を形成でき、p3=p2の時は短期的には良好な画像を形成できたが長期間画像を形成し続けると、現像剤貯留空間のトナーが不足し画像濃度の低下や濃度むらを発生し、p3<p2の時は現像剤貯留空間にトナーを貯留することができず画像濃度むら、かぶり、印字履歴による画像濃度差が発生した。
【0074】
(実験例9)
実験例1と同様の現像装置11を用い、掻取部材48の先端部から搬送部材40との接触部までの距離d3と、帯電部材45と搬送部材40との接触部から取付基端部までの距離d4を変更して画像形成を行った。その結果を表5に示す。
【0075】
【表5】
Figure 0003543417
【0076】
d3=d4=2.0mmの時は、50枚印字したところ問題なく画像を形成できたが、5000枚連続画像を形成したところ、現像剤貯留空間のトナーが不足し画像濃度の低下や濃度むらを発生した。
【0077】
その他、d3、d4を変更し種々の条件で画像形成を行ったが、d4>d3の時は良好な画像を形成できた。d3=d4の時は短期的には良好な画像を形成できたが長期間画像を形成し続けると、現像剤貯留空間のトナーが不足し画像濃度の低下や濃度むらを発生した。d4<d3の時は現像剤貯留空間にトナーを貯留することができず画像濃度むら、かぶり、印字履歴による画像濃度差が発生した。
【0078】
また、d3=0の時は掻取部材の端部を搬送部材に当接でき搬送部材上のトナーを低荷重の圧接力で良好に掻き落とすことができた。
【0079】
(実験例10)
実験例1と同様の現像装置11を駆動し、現像剤貯留空間62にトナーを貯留した後、5000枚画像形成を行ったところ、画像濃度むら、画像かぶり、印字履歴による画像濃度差のない均一な画像を形成することができた。
【0080】
(比較例4)
図9に示すように、規制部材として板バネを現像剤担持体のトナー搬送方向下流側に固定端を設けた現像装置を駆動し、現像剤貯留空間62にトナーを貯留した後、5000枚画像形成を行ったところ、規制部材に凝集トナーが固着し、現像剤担持体上のトナー搬送にむらを生じ、画像抜けを起こしてしまった。
【0081】
以上、実験例を用いて説明したが、本発明の現像装置は、帯電したトナーを現像剤貯留空間に貯留し、長期間放置した後、画像形成を行っても、トナーの帯電は保持され、画像かぶりや画像濃度むらのない均一な画像を形成することができた。
【0082】
また、本発明の現像装置は、現像剤担持体、搬送部材の構造、材質、駆動方向、駆動速度や、規制部材、掻取部材、帯電部材の構造、材質により限定されるものではなく、広く帯電した現像剤を貯留した後、現像剤担持体に供給する現像装置に応用可能なものである。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、現像剤貯留空間を現像剤担持体と搬送部材と掻取部材と規制部材から構成することにより、帯電した現像剤のみを掻取部材により現像剤担持体上に掻き落とし、現像剤貯留空間に一旦貯留し現像剤担持体に供給することができるので、供給部材の回転周期に依存するような画像の濃度むらのない均一な画像を形成することができるという効果を有する。さらに、帯電した現像剤を直接規制部近傍に貯留し、現像剤担持体に供給することができ、画像かぶりのない均一な画像を形成することができるという効果を有する。
【0084】
また、現像剤担持体と搬送部材の間隙をd2としたとき、d2>0.5mmとすることにより、搬送部材の回転周期に依存するような画像の濃度むらのない均一な画像を形成することができるとともに、現像剤貯留空間の圧力の上昇から現像剤担持体、搬送部材を圧迫し駆動を妨げることが原因で、駆動トルクが上昇することを防止できるという効果を有する。
【0085】
また、少なくとも未使用の現像剤を収容する現像剤補給空間と、帯電部材により帯電した現像剤を貯留する現像剤貯留空間と、現像剤貯留空間からあふれた現像剤を収容する現像剤回収空間を有する現像装置において、連通孔に逆流防止弁を配設することにより、現像剤貯留空間及び現像剤回収空間の現像剤の貯留による圧力を常に一定にするとともに、帯電していない現像剤が現像剤貯留空間に供給されること防止するという効果を有する。
【0086】
また、逆流防止弁の表面を形成する材質の帯電列が現像剤と略同一にあることにより、一部の現像剤が過剰に帯電することにより現像装置内の現像剤の帯電量が不均一になることによる、逆流防止弁への現像剤の付着や、現像器内での現像剤の凝集、画像濃度むらが生じないという効果を有する。
【0087】
また、現像剤回収空間に攪拌部材を有することにより、現像剤の流動性を確保することができるという効果を有する。
【0088】
また、現像剤担持体と攪拌部材の回転軌跡の間隙をd1としたとき、d1≧1mmとすることにより、攪拌部材の回転周期に依存するような画像の濃度むらのない均一な画像を形成することができるという効果を有する。
【0089】
また、規制部材の現像剤担持体に対する押圧力p1を、帯電部材の搬送部材に対する押圧力p2よりも強くすることにより、搬送部材上の現像剤の量が現像剤担持体上の現像剤の量より多くなり、現像剤担持体上の現像剤が現像により消費されても、常に現像剤担持体に供給する現像剤を確保できるとともに、現像剤貯留空間に帯電した現像剤を貯留することができるという効果を有する。
【0090】
また、掻取部材の搬送部材に対する押圧力p3を、帯電部材の搬送部材に対する押圧力p2より強くすることにより、現像剤貯留空間に対する現像剤の供給を常に確保することができ、貯留することができるという効果を有する。
【0091】
また、掻取部材の先端部を搬送部材の現像剤搬送方向上流に向けて形成し、かつその先端部から搬送部材との接触部までの距離をd3、帯電部材の搬送部材との接触部から取付基端部までの距離をd4としたとき、d3<d4とすることにより、現像剤貯留空間に対する現像剤の供給を常に確保することができ、貯留することができるという効果を有する。
【0092】
また、支持体は回転中心を有し、回転中心に対して規制位置と反対側で支持体にモーメントを負荷する手段を有し規制部材を現像剤担持体に圧接することにより、小型で薄型の現像装置を供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における現像装置の断面概観図である。
【図2】本発明の実施例における現像装置の断面概観図である。
【図3】本発明の実施例における現像装置の断面概観図である。
【図4】本発明の実施例における現像剤貯留空間の概観図である。
【図5】本発明の実施例における現像剤貯留空間の概観図である。
【図6】本発明の実施例における現像装置の側面概観図である。
【図7】本発明の実施例における現像装置の正面概観図である。
【図8】本発明の現像剤担持体の抵抗測定法の概観図である。
【図9】本発明の比較例における現像装置の断面概観図である。
【符号の説明】
1 潜像担持体
10 現像剤
11 現像装置
20 現像剤担持体
26 バイアス印加手段
27 シール
30 規制部材
31 支持体
32 当接部材
33 回転中心
35 圧縮コイルバネ
40 搬送部材
45 帯電部材
48 掻取部材
50 区画部材
56 逆流防止弁
61 現像剤補給空間
62 現像剤貯留空間
63 現像剤回収空間
70 攪拌部材
75 第2の攪拌部材
81 導電板
82 電圧計

Claims (10)

  1. 現像剤を担持し搬送する現像剤担持体と前記現像剤担持体上の現像剤によって潜像担持体の潜像を可視化する現像装置において、前記現像剤担持体近傍に配設された搬送部材と前記搬送部材上の現像剤を帯電する帯電部材と前記搬送部材上の帯電された現像剤を掻き落とす掻取部材と前記現像剤担持上の現像剤の層厚を規制する規制部材を有し、現像剤を前記帯電部材により帯電させた後、前記掻取部材により掻き落とした現像剤を貯留する現像剤貯留空間が、前記現像剤担持体と前記搬送部材と前記掻取部材と前記規制部材から構成されたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤担持体と前記搬送部材の間隙をd2としたとき、d2>0.5mmとすることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 少なくとも未使用の現像剤を収容する現像剤補給空間と、帯電部材により帯電させた現像剤を貯留する現像剤貯留空間と、前記現像剤貯留空間からあふれた現像剤を収容する現像剤回収空間を有する現像装置において、現像剤回収空間からあふれた現像剤を現像剤補給空間に戻すための連通孔と、前記連通孔に現像剤が搬送部材を経由せず現像剤貯留空間もしくは現像剤回収空間に供給されるのを防止するための逆流防止弁を有することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 前記逆流防止弁の表面を形成する材質の帯電列が現像剤と略同一にあることを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. 前記現像剤回収空間に攪拌部材を有することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  6. 前記現像剤担持体と前記攪拌部材の回転軌跡の間隙をd1としたとき、d1≧1mmとすることを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  7. 前記規制部材の前記現像剤担持体に対する押圧力をp1、前記帯電部材の前記搬送部材に対する押圧力をp2としたとき、p1>p2とすることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  8. 前記掻取部材の前記搬送部材に対する押圧力をp3としたとき、p2<p3とすることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  9. 前記掻取部材の先端部を前記搬送部材の現像剤搬送方向上流に向けて形成し、かつその先端部から前記搬送部材との接触部までの距離をd3、前記帯電部材の前記搬送部材との接触部から取付基端部までの距離をd4としたとき、d3<d4とすることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  10. 前記規制部材が、剛体からなる支持体と、この前記支持体の先端部に取り付けられた当接部材とからなり、前記当接部材が前記支持体と前記現像剤担持体との間に配設され、前記現像剤担持体に圧接されている現像装置において、前記支持体は回転中心を有し、回転中心に対して規制位置と反対側で支持体にモーメントを負荷する手段を有することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
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