JP3540604B2 - 漏電遮断器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、交流電路の漏電または地絡時に、その交流電路を遮断する漏電遮断器に関し、特に、漏電遮断器に対する電源・負荷の接続方向を逆に接続した場合の電磁装置の焼損事故防止手段を備えた漏電遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の焼損防止スイツチ付漏電遮断器のブロック回路図である。図において、1は交流電路、2はこの交流電路1を開閉する開閉接点、3は交流電路1を1次巻線とする零相変流器、4は開閉接点2を引外し機構(図示せず)により開離して交流電路1の負荷を電源から遮断する電磁装置、5は電磁装置4と直列に接続されたスイッチング素子であり例えばサイリスタである。開閉接点2、電磁装置4及び引外し機構は遮断手段を構成している。6は零相変流器3に接続され交流電路1の漏電の有無を判別する漏電検出回路である。この漏電検出回路6は、零相変流器3の出力が所定のレベルを超えると共に、超えた時間が所定の時間幅に達した場合に出力信号を発し、スイッチング素子5を作動させ電磁装置4介して開閉接点2を開離する。11は電磁装置4または引外し機構に連動する焼損防止スイツチ、12は交流電路1の主回路電源、13は負荷である。
【0003】
この種の漏電遮断器は、通常、交流電路1の開閉接点2の側に電源が接続され、零相変流器3の側に負荷が接続されるが、不用意な接続あるいは回路構築上やむをえず電源側と負荷側を逆に接続して使用する場合がある。即ち、図9に示すように接続されることがある。このように、電源側と負荷側が逆接続の漏電遮断器では、漏電遮断時には開閉接点2が開離されても電源電圧が漏電検出回路6および電磁装置4に印加され続け、電磁装置4が焼損するおそれがある。従って、漏電検出回路6および電磁装置4を一括して断路するように焼損防止スイツチ11を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の漏電遮断器においては、電磁装置4または引外し機構に連動して焼損防止スイツチ11がオフ動作するように構成される。このために焼損防止スイツチ11を電磁装置4または引外し機構に近接して設置する必要があるが、漏電遮断器の小形化に伴い焼損防止スイツチ11のアクチェータ等を含めて漏電遮断器内部への設置場所の確保が困難になっている。また、交流電路1から焼損防止スイツチ11への配線、焼損防止スイツチ11から漏電検出回路6が搭載されているプリント回路基板への接続線の配線を要する。従って、この配線、及び、焼損防止スイツチ11は、漏電遮断器が適用される交流電路1の電圧(例えば80Vから480V)に耐える絶縁をしなければならない。
【0005】
そして、通常の使用においても電磁装置4を80Vで作動可能にすると、480Vでは動作電流が過剰となり、最小使用電圧時に比べて最高使用電圧時の電力は約36倍(480/80の2乗)にもなる。このため、低い電圧での動作を確保する為には大きな電流を流す必要があるものの、電磁装置4の発熱が大きく焼損しやすい状態となる。
【0006】
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、電磁装置4あるいは引外し機構などの位置に関係しない焼損防止スイツチにすることにより漏電遮断器の小形化をはかると共に、電源電圧の大きさに影響されずに電磁装置が作動し、逆接続になったとしても発熱による焼損の問題が生じない漏電遮断器を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る漏電遮断器は、交流電路の地絡電流を検出する零相変流器と、この零相変流器に接続され交流電路に発生した地絡電流が所定のレベルを超えたとき出力を発生する漏電検出回路と、この漏電検出回路の出力を所定時間幅の出力信号に変換する変換回路と、この変換回路の時間幅出力信号によりスイッチング素子を介して作動する電磁装置と、この電磁装置の作動により上記交流電路を遮断する遮断手段とを備え、変換回路は、出力時間幅の設定をコンデンサの充放電による積分回路と比較器とで行うワンショットマルチバイブレータで構成されると共に、インピーダンス素子を介して交流電路の電圧に対応した電荷を上記コンデンサへ入力させて、上記交流電路の電圧と上記ワンショットマルチバイブレータの出力時間幅との間に負の相関関係を持たせたものである。
【0008】
また、インピーダンス素子を非線形素子としたものである。
【0009】
そして、スイッチング素子をMOSFETのトランジスタとしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の漏電遮断器のブロック回路図、図2は実施の形態1の漏電遮断器の動作波形図である。図において、1は交流電路、2は開閉接点、3は零相変流器、4は引外し用の電磁装置、5はスイッチング素子、6は漏電検出回路、12は交流電路1の主回路電源、13は負荷である。これらは、前記従来装置の説明と同様のものである。
【0011】
上記の回路において、漏電検出回路6は以下のように構成されている。即ち、6aは零相変流器3の出力レベルを判別する第1の比較器、6bは第1の比較器6aの出力信号の出力時間幅を判別する信号幅判別器、6cは信号幅判別器6bに接続され、一定の電流で充放電させることにより時間幅の判別を行なうために設けられたコンデンサ、6dは信号幅判別器6bと接続され前記コンデンサ6cの電圧が所定の電圧に達した場合、つまり零相変流器3の出力レベルが所定のレベルを超えた時間が所定の時間幅に達した場合に出力信号を発する第2の比較器である。6eはこの第2の比較器6dの出力の回数をカウントするカウンターである。
【0012】
7はワンショットマルチバイブレータ(以下ワンショット回路という)であり以下のように構成されている。即ち、7aはコンデンサ、7bは定電流を発生する定電流源である。漏電検出回路6の出力信号は定電流源7bに送られ、定電流源7bは定電流を発生させ、コンデンサ7aを一定速度で充電する。7cはNOT回路であり、漏電検出回路6の出力信号を反転して、この反転信号は放電素子7dをオフさせる。7eは第3の比較器であり、コンデンサ7aの電圧が所定の電圧Vth3に達すると出力を反転させる。7fはAND回路であり、第3の比較器7eの出力と漏電検出回路6の元出力とのAND信号を出力する。また第3の比較器7eの出力は回路全体を初期状態に戻すリセット回路7gにも送られる。なお、漏電検出回路6の出力が無い時は、NOT回路7cを介して放電素子7dがオンされ、前記コンデンサ7aを放電させている。8は漏電検出回路6およびワンショット回路7の駆動電源回路である。ワンショット回路7および駆動電源回路8は漏電検出回路6と一緒にプリント基板に搭載されている。
【0013】
次に上記構成の漏電遮断器の動作を図2を参照して説明する。先ず、交流電路1に発生した地絡電流は零相変流器3により検出され、その出力は図2(a)の波形に示すようになる。零相変流器3の出力が絶対値で基準値+Vth1、基準値−Vth1を超えた場合、図2(b)に示すように第1の比較器6aが出力される。信号幅判別器6bは比較器6aの出力信号を受けると図2(c)に示すようにコンデンサ6cを定電流で充電させ、このコンデンサ6cの電圧は第2の比較器6dにより基準値Vth2を閾値として、基準値Vth2を超えた部分を図2(d)のごとき波形の出力を発生する。この第2の比較器6dの出力はカウンター6eによりカウントされ所定のカウント数(本図においては3カウント)に達した場合に出力信号が出力される。なお、カウンター6eの出力信号は通常ラッチされ、電源が消滅しない限り保持される。カウンター6eの出力信号は第3の比較器7eと共にAND回路7fに入力され、このAND回路7fの出力がスイッチング素子5のゲートに入力され、スイッチング素子5がオンし電磁装置4が駆動、開閉接点2が引外しされて交流電路1が断路される。
【0014】
上記構成において、漏電遮断器に電源と負荷が通常の方向に接続されている場合は、主回路電源12の電源電圧は地絡電流と共に、開閉接点2により遮断されるため、電磁装置4への印加電源は消滅し、電磁装置4の電流も遮断と同時に消滅される。しかし、図示のように、負荷と電源が漏電遮断器に逆接続されている場合は、開閉接点2が交流電路1を断路した後も主回路電源が接続されたままとなっているので、スイッチング素子5がオフされるまで電磁装置4に電流が流れる。この電磁装置4に流れる電流をワンショット回路7により一定時間後に通電を停止するようにしている。
【0015】
即ち、ワンショット回路7において、漏電検出回路6からの出力が存在している間は図2(g)に示すようにコンデンサ7aは逐次充電され、コンデンサ7aの電圧が所定の電圧Vth3に達した時点で、第3の比較器7eの出力は図2(h)に示すようにLレベルとなり、AND回路7fの出力がオフして、スイッチング素子5もオフされ電磁装置4への通電が停止する。つまり、電磁装置4に通電される時間は、コンデンサ7aの充電速度と所定の電圧Vth3で決定される一定時間(図中のTout)となり、これらを適切な値に設定することにより、電磁装置4の通電時間が制限され、結果的に電磁装置4の焼損を防止することが可能となる。
【0016】
このように、漏電検出回路6に従属させてワンショット回路7を用いて電子回路内の処理で電磁装置4の通電時間を制限するようにすることで、従来装置の焼損防止スイツチ11及びその配線が不要となり、交流電路1の主回路電源12に対する絶縁を考慮する必要がなくなり、また焼損防止スイツチ11の設置スペースが不要となる。
【0017】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2の漏電遮断器のブロック回路図、図4は実施の形態2の漏電遮断器の交流電路の電圧と動作時間の関係を示すグラフである。図において、1は交流電路、2は開閉接点、3は零相変流器、4は引外し用の電磁装置、5はスイッチング素子、6は漏電検出回路、7はワンショット回路、8は駆動電源回路、12は交流電路1の主回路電源、13は負荷である。これらは、上記実施の形態1の装置と同様のものである。9はインピーダンス素子である。インピーダンス素子9は電流を制限する抵抗9aと電流の逆流を防止するダイオード9bを直列に接続して、交流電路1の一線とワンショット回路7のコンデンサ7aの電流入力側の間へ挿入接続されている。
【0018】
インピーダンス素子9により、交流電路1の電圧に比例した電流がダイオード9bで整流されてコンデンサ7aへ供給される。しかし、漏電検出回路6の出力信号がないときは、放電素子7dがオンされており、コンデンサ7aは電荷の蓄積はされない。交流電路1の地絡電流発生により漏電検出回路6の出力信号がワンショット回路7へ入力されると、放電素子7dがオフとなり、定電流源7bはコンデンサ7aへ一定電流の供給を開始する。これにより、コンデンサ7aへは定電流源7bとインピーダンス素子9の双方からの電荷蓄積がなされる。インピーダンス素子9からの電荷は交流電路1の電圧に比例しているので、コンデンサ7aの電圧上昇時間は交流電路1の電圧に反比例して短くなる。従って、図4に示すようにワンショット回路7からスイッチング素子5を導通にする時間も交流電路1の電圧に反比例して短くなる。電源電圧に応じたワンショット回路7の出力時間幅は、コンデンサ7aの容量、抵抗9aの値を適宜に選択することで比較的自由に設定することが可能である。
【0019】
以上のように、交流電路1からインピーダンス素子9を介してワンショット回路7のコンデンサ7aに電流が流れ込むようにすることにより、交流電路1の電圧が高い時はToutを短く、逆に交流電路1の電圧が低い時はToutを長くすることができる。これにより電磁装置4の電力消費が大きく、焼損のおそれのある高電圧での使用時には、通電時間を短くして、逆に電圧が低く電磁装置4の動作が不安定になりやすい低電圧での使用時には電磁装置4の通電時間を長くして確実に動作させることが可能となる。
【0020】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3の漏電遮断器の回路ブロック図、図6は実施の形態3の漏電遮断器の交流電路の電圧と動作時間の関係を示すグラフである。図において、1は交流電路、2は開閉接点、3は零相変流器、4は引外し用の電磁装置、5はスイッチング素子、6は漏電検出回路、7はワンショット回路、8は駆動電源回路、12は交流電路1の主回路電源、13は負荷である。これらは、上記実施の形態2の装置と同様のものである。9はインピーダンス素子であり、実施の形態2におけるインピーダンス素子9に相当するものである。このインピーダンス素子9は、抵抗9aと電流の逆流を防止するするダイオード9bとツェナーダイオード9cと定電流素子9dとを全て直列に接続したものである。
【0021】
このように、インピーダンス素子9にツェナーダイオード9cを付加することで、ツェナー電圧と交流電路1の電圧の関係において、駆動電源回路8の抵抗および抵抗9a等により分圧された電圧がツェナーダイオード9cにかかる。この電圧がツェナーダイオード9cのツェナー電圧を下回る範囲は、ワンショット回路7のコンデンサ7aへの電流の流入は無くなり、交流電路の電圧と動作時間幅の関係は図6に示すように変位点Aを持つ非直線となる。この変位点はツェナーダイオード9cのツェナー電圧により自由に変更することができる。また、定電流素子9dはツェナーダイオード9cのツェナー電圧より高いところでコンデンサ7aへの流入電流を一定にして、図6に示す変位点Bを設けワンショット回路7の極端な動作時間幅の短縮をなくする。これは機械的に動作する電磁装置4の最低動作時間より通電時間が短くなると遮断動作不能となることを防止する。
【0022】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4の漏電遮断器の回路ブロック図、図8は実施の形態4の漏電遮断器の動作波形図である。図において、1は交流電路、2は開閉接点、3は零相変流器、4は引外し用の電磁装置、6は漏電検出回路、7はワンショット回路、8は駆動電源回路、9はインピーダンス素子、12は交流電路1の主回路電源、13は負荷である。これらは、上記実施の形態2の装置と同様のものである。15はスイッチング素子としてのMOS形電界効果トランジスタ(以下MOSFETという)である。従来から漏電遮断器内のスイッチング素子にはサイリスタが多く使用されていたが、サイリスタをスイッチング素子に使用した場合、直流または全波整流した電源から電磁装置4を駆動させると、一旦動作した後ラッチ状態となり、電源を消滅させない限りオフできないといった不具合が生じる。そのため、電源負荷の逆接続を前提とした漏電遮断器では、ゲート信号を停止させてサイリスタをオフできるように電磁装置4を半波整流の電源で駆動させていた。
【0023】
この実施の形態では、図7に示すようにスイッチング素子にMOSFETを用い電磁装置4を全波整流した電源で駆動させている。MOSFETをはじめとするトランジスタはゲート信号またはベース信号を停止した時点でオフすることができるため、全波整流の電源で電磁装置4を駆動させることが可能となる。このことは従来、サイリスタの場合半波整流で電磁装置4を駆動する場合、オン時の位相を考慮すると最低商用周波数の1周期以上の導通を確保する必要から、前述の出力時間Toutを極端に短くすることができなかったが、全波整流で駆動させた場合は商用周波数の半周期以上の導通を確保すればよく、電源電圧の大きさに応じて変化する出力時間Toutの変化幅を大きくすることが可能となり、漏電遮断器そのものの遮断動作時間を高速化させることが可能となる。
【0024】
なお、図7の例ではインピーダンス素子9の一端を全波整流後の正極側に接続しているが、電源電圧に連動した電圧が発生している箇所であれば必ずしも交流電路1に接続する必要はない。また図7の例では、コンデンサ7aの電荷が電源側に逆流することが無い、つまりコンデンサ7aの電位の方が全波整流後の正極側より低いので逆流防止用のダイオード9bは不要である。
【0025】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0026】
逆接続における引外し用電磁装置の焼損防止スイツチとして、プリント基板にワンショットマルチバイブレータを設置するように構成したので、焼損防止スイツチが電磁装置あるいは引外し装置に近接する問題、及び、焼損防止スイツチのための配線の問題が解消される。従って漏電遮断器の小形化も容易になる。
【0027】
ワンショットマルチバイブレータにインピーダンス素子を付加しているため、交流電路が高電圧のとき、電磁装置に対する通電時間を短くして焼損防止を的確にする。
【0028】
インピーダンス素子に非線形素子を付加しているため、交流電路の電圧が高くなったとしても、電磁装置に対する極端な通電時間の短縮を抑制し、遮断不能になることを抑止する。
【0029】
スイッチング素子にMOSFETを用いて電磁装置を全波整流で駆動させているため、電源電圧の大きさに応じて変化する出力時間の変化幅を大きくすることが可能となり、漏電遮断器そのものの遮断動作時間を高速化させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す漏電遮断器のブロック回路図である。
【図2】この発明の実施の形態1の漏電遮断器の動作波形図である。
【図3】この発明の実施の形態2を示す漏電遮断器の回路ブロック図である。
【図4】実施の形態2の漏電遮断器の交流電路の電圧と動作時間の関係をすグラフである。
【図5】この発明の実施の形態3を示す漏電遮断器の回路ブロック図である。
【図6】実施の形態3の漏電遮断器の交流電路の電圧と動作時間の関係を示すグラフである。
【図7】この発明の実施の形態4を示す漏電遮断器の回路ブロック図である。
【図8】実施の形態4の漏電遮断器の動作波形図である。
【図9】従来の漏電遮断器のブロック回路図である。
【符号の説明】
1 交流電路、2 開閉接点、3 零相変流器、4 電磁装置、
5 スイッチング素子、6 漏電検出回路、
7 ワンショットマルチバイブレータ、7a コンデンサ、7b 定電流源、
7c NOT回路、7d 放電素子、7e 第3の比較器、
7f AND回路、8 駆動電源回路、9 インピーダンス素子、
9a 抵抗、9b ダイオード、9c ツェナーダイオード、
9d 定電流素子、12 主回路電源、13 負荷、15 MOS形FET。
Claims (3)
- 交流電路の地絡電流を検出する零相変流器と、この零相変流器に接続され上記交流電路に発生した地絡電流が所定のレベルを超えたとき出力を発生する漏電検出回路と、この漏電検出回路の出力を所定時間幅の出力信号に変換する変換回路と、この変換回路の時間幅出力信号によりスイッチング素子を介して作動する電磁装置と、この電磁装置の作動により上記交流電路を遮断する遮断手段とを備え、上記変換回路は、出力時間幅の設定をコンデンサの充放電による積分回路と比較器とで行うワンショットマルチバイブレータで構成されると共に、インピーダンス素子を介して交流電路の電圧に対応した電荷を上記コンデンサへ入力させて、上記交流電路の電圧と上記ワンショットマルチバイブレータの出力時間幅との間に負の相関関係を持たせたことを特徴とする漏電遮断器。
- インピーダンス素子を非線形素子としたことを特徴とする請求項1記載の漏電遮断器。
- スイッチング素子がMOS形電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の漏電遮断器。
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JP14470498A JP3540604B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 漏電遮断器 |
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