JP3539784B2 - 選択呼出信号の受信方法及び受信装置 - Google Patents

選択呼出信号の受信方法及び受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
移動通信に用いる機器、特に、選択呼出信号方式など、送信側から予め送信コード方式を定め、それに従い複数の信号を連続的に繰り返し送信してくる信号の受信に使用する選択呼出信号用受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
選択呼出信号方式は、送信を知らせる第1コードとこれに続く複数個の予め形式の指定されたコード列の連結からなっている。予め形式の指定されたコード列は、受信装置と同期をとる第2コードと、アドレスコード、メッセージ情報、チェックコードなどを含む第3コードからなっている。
【0003】
図2のAはこの信号方式を示している。この典型的な例の一つは、POCSAG信号方式と呼ばれている。
この方式に用いる受信装置は、バッテリーセービングのために、間欠動作によって受信させており、その方策が種々工夫されている。
【0004】
図2は、第1コードを待ち受けている状態に続いてそれを検出した後の動作を示している。図2の従来例(a)及び(b)は、このような受信装置の動作についての2例を示したもので、それぞれ前記特開昭63−13432号公報で挙げられている従来技術(同公報第3図)及び実施例の一つ(同公報第5図)に相当し、本願発明の動作説明のために書き直したものである。また、図4は、(b)を動作させるための構成図で同公報の第2図を転記したものである。
【0005】
図2について詳述する。(a)の方法では、一定時間おきに受信回路をオンしプリアンブル(第1コード)の検出動作を行っている(1)。プリアンブルが検出される(▽)と同期コードSC(第2コード)の検出動作(2)に移り、これが検出される(○)とこれにより同期をとるようにしており、これを基に次の同期コードSCの検出(4)及び呼出コード(第3コード)の検出(3)動作に移る。ただ、同公報にも説明されているように、一連の信号群の送信が終わり、新たな一連の信号群が到来してきたときには、この方式では捕捉できない欠点がある。図2の(a)の信号断による終了については、同期コードSCを1回か又はそれ以上連続して検出できないときは、再び初めに説明したプリアンブルの検出のための間欠動作に移る(同公報第2頁右下欄上段、本願図3の(a)の×参照)が、(b)においては同期コードを受信する各タイミングにプリアンブルを捕捉する時間を設定している。
【0006】
(b)の方法では、同期コードSCの検出を省略して呼出コードの周期性を利用して同期状態を判別するもので、(a)よりも有効にバッテリセービングを行おうとするものである。さらに、相隣る2つの呼出コードの中間にプリアンブル用の検出動作を加えて新たなプリアンブルの到来を検出できる対策をとっている。
【0007】
この動作によりプリアンブルを検出(▽)し、続いて同期コードSCを検出(○)すると、この時点から呼出コードの検出動作(3)に移る。その後は呼出コードを同期コードとして次の呼出コードの検出動作(3’)を行う。
図4は(b)の動作をする上述の受信装置の構成図で、アンテナから入力した受信データを受信部21で復調してデコーダ22に送る。デコーダでは復調されたデータから第1〜3コードを図2の(b)の動作図に従い判定検出する。これらの検出結果をタイミングコントローラに送り、予め取り決めてあるタイマー値に従い、スイッチS1 、S2 を開閉して受信動作を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べた従来の方式(a)では、バッテリセービングの対策に主眼がおかれており、一連の信号群が終了した後の対策については特別に説明がない。(b)では、新たにプリアンブル検出を同期コード受信のタイミングで行うことが記載されており、受信装置に特別なオン時間を設けているが、バッテリセービングを重視し、その期間はプリアンブルを捕捉するのに最小でかつ十分な時間長に設定している。
【0009】
このように、従来技術は、何れも電池の消耗を極力抑える点に注意が向けられ、一連の信号群の送信途中に妨害状態が生じ信号断となったときには、一旦、受信操作を打ち切り、改めて、次に到来する第1コードを待って再度情報の読み直しをするか、プリアンブル信号を間欠的に捕捉する動作を挿入したものでも、その時間長を最小限に抑えてバッテリセービングの効率の低下を極力少なくしている。
【0010】
本願発明は、電池の消耗を抑える機能を維持しつつも、受信中に一時的な妨害状態が生じてこれが回復したときに、直ちに受信可能な状態に立ち直ることができるとともに、新たな一連のデータ群が到来したときにも直ちに受信するために、同期コードとプリアンブルの両方を同時に検出できるようにし、その手法を簡単で低廉な手段で実現することを目的とするものである。
【0011】
ここで、妨害状態とは、トンネル内や高層ビルの陰に入ったときや、強力なトランシーバの電波が近くで発信されたときなどが原因して受信不能の状態になったときをいう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、下記の受信方法及び構成を採用した。
(1)(i)受信部は、各コードの検出動作とは独立して、第2コードの繰り返し周期で間欠的に同期信号を出力する同期信号発生手段を備え、
(ii)前記同期信号発生手段の同期信号を受ける度に、一定の時間だけ前記受信部を動作させて、第1コードと第2コードとの検出動作に入らせ、
(iii)第1コードを検出した時は、前記同期信号発生手段をリセットして、前記(ii)の動作を継続し、
(iv)第2コードを検出した時は、検出した時から所定の時間だけ前記受信部を動作させて、第3コードの検出動作に入らせ、
(v)第2コードを検出できない時、又は、前記(iv)の動作の後は、前記(ii)〜(iv)の動作に戻り、
(vi)前記(iv)の検出動作により、所定の第3コードを検出した時は、その情報を表示することを特徴とする選択呼出信号の受信方法。
【0013】
(2)前記第1コードがプリアンブル、第2コードが同期信号、第3コードが呼出信号を含むことを特徴とする選択呼出信号の受信方法。
(3)前記送信信号のコード方式が、POCSAG信号方式であることを特徴とする選択呼出信号の受信方法。
【0014】
(4)前記(ii)の一定の時間が第2コードの時間間隔であり、前記(iv)の所定の時間が第3コードが割り当てられた時間位置に対応する時間間隔であることを特徴とする選択呼出信号の受信方法。
(5)前記送信信号を受信する受信手段2、前記受信手段2の出力を入力とする第1コード検出手段3、第2コード検出手段4、及び第3コード検出手段5、前記送信信号の第2コードと同じ周期の繰り返し信号を常時発生する同期信号発生手段6、前記同期信号発生手段の出力に同期して第2コード検出用の時間幅の信号を発生する第1タイミング発生手段7、前記第2コード検出手段4の出力指示信号を受けたとき、前記同期信号発生手段の出力に同期した第3コード検出用の時間幅の信号を発生する第2タイミング発生手段8、前記第1タイミング発生手段7及び第2タイミング発生手段8の信号発生期間に受信手段2の動作をオン制御するスイッチ手段9、前記第3コード検出手段5の出力を表示する表示手段11を備え、
前記第1コード検出手段3は第1コードを検出した時にリセット信号を前記同期信号発生手段6へ出力し、前記第2コード検出手段4は前記第1タイミング発生手段7の信号発生期間に第2コードの検出動作を行い、第2タイミング発生手段8に対して第2コードを検出した時は出力指示信号を送り、検出しない時は出力停止信号を送り、前記第3コード検出手段5は前記第2タイミング発生手段8の出力期間に第3コードの検出動作を行うことを特徴とする選択呼出信号の受信装置。
【0015】
(6)前記第1コードがプリアンブル、第2コードが同期信号、第3コードが呼出信号であることを特徴とする選択呼出信号の受信装置。
(7)前記送信信号のコード方式が、POCSAG信号方式であることを特徴とする選択呼出信号の受信装置。
【0016】
(8)前記第1タイミング発生手段7の発生する信号の時間幅が、第2コードの時間間隔であり、前記第2タイミング発生手段8の発生する信号の時間幅が、予め第3コードに割り当てられた第2コードからの時間位置に対応する時間間隔であることを特徴とする選択呼出信号の受信装置。
【0017】
【作用】
上述したように、本願発明は第2コードの繰り返し周期で発信する 同期信号発生器を内蔵し、この出力を同期信号として第1コード検出手段と第2コード手段とを動作させ、第1コード検出手段により第1コードを検出するとその度に前記同期信号発生器をリセットする構成としている。そのため簡単な構成で受信装置の同期状態を受信断の時にも維持することができるので、それが妨害によるものであれ、信号の終了によるものであれ、いずれにも対応できる。即ち、一時的な妨害の場合でも、それの回復とともに直ちに受信の立ち直りが可能であり、また、間欠動作を維持しているため、電池の消耗を従来例と比べてもそれほど遜色のない程度にはセービングできるものである。
【0018】
【実施例】
図1は、本願発明をPOCSAG信号方式に適用した実施例の構成図、図2は、受信中の従来例(a)、(b)、及び本願発明(c)の受信動作を対比説明する図、図3は、妨害状態が生じたときの従来例(a)、(b)、及び本願発明(c)の受信動作を対比説明する図で、本願発明の特徴は図3に現れている。
【0019】
以下、説明する。
既に述べたところであるが、POCSAG信号は、図2のAに示すように、先頭にプリアンブル(第1コード)と、これに続く1つ以上のバッチから構成される。バッチは同期コードSC(第2コード)と呼出コード(第3コード)とからなっており、この例では、1つのバッチは544ビット(同期コードの周期と同じ)からなり、同期コードSCは32ビット、これに続く呼出コードは同じく32ビットからなり、同期コードSCの終わった時から224〜287ビット目に割り当てられている。
【0020】
図1において、1はPOCSAG信号を受けるアンテナ、2は受信回路(受信手段)で、受信信号はプリアンブル検出回路(第1コード検出手段に相当する))3、同期コード検出回路(第2コード検出手段に相当する)4、及び呼出コード検出回路(第3コード検出手段に相当する)5へ送出される。
【0021】
3はプリアンブル検出回路で、受信信号よりプリアンブルを検出するもので検出した時に計数回路(同期信号発生手段)6へリセット信号を発する。
4は同期コード検出回路で、受信信号より同期コードSCの有無を検出するもので、検出した時には第2タイミング発生回路(手段)8へその出力の出力指示信号を、又、検出できなかった時は出力停止信号を発する。
【0022】
5は呼出コード検出回路で、第2タイミング発生回路8の出力を受けると受信信号より所望の呼出コード(第3コード)を検出する動作を行う。
6は計数回路(同期信号発生手段に相当する)で、第1タイミング発生回路(手段)7及び第2タイミング発生回路(手段)8へ計数値(同期信号)を送出する。計数値は、同期コードの周期と同じに設定されており、本例では544ビットでクロック数0〜543ビットをカウントする毎に出力する。計数回路6は、第1コード検出回路3がプリアンブルを検出した時に発するリセット信号によりリセットされる。
【0023】
7は第1タイミング発生回路で、第2コード検出回路の動作期間を定める役割を持ち、同期コードの持続する期間に相当する時間信号を発生する。この例では、同期コードの長さ32ビットであるので、計数回路6の出力を受けて0〜31ビットをカウントする期間(32ビット分)の信号を発生する。この出力はスイッチ回路9のオン信号になるとともに第2コード検出回路4へも送られる。
【0024】
8は第2タイミング発生回路(手段)で、呼出コード検出回路5の動作期間を定める役割を持ち、出力期間は同期コードを検出し終わった後から、割り当てられた呼出コードの位置を検出する動作を行う期間である。
本例では同期コードを検出し終わった時を起点にして、224〜287ビット目(64ビット分)の期間である。この出力は同期コード検出回路4からの出力指示信号を受けると、スイッチ回路9のオン信号になるとともに呼出コード検出回路5へ送られ、出力停止信号を受けると、出力をしない。したがって、スイッチ回路9にオン信号が送られず、受信回路2、呼出コード検出回路5も動作しない。9は第1タイミング発生回路7及び第2タイミング発生回路8の出力期間だけ受信回路2の動作用電源10をオンするスイッチ回路、11は呼出コード検出回路5が検出した情報を表示するアラート発生回路(表示手段)で、スピーカ、ブザー、液晶表示装置などからなる。
【0025】
以下、図2の動作図に基づいて、従来例と対比しつつ本願発明についてその動作を説明する。
(a)は特開昭63−13432号公報でいう従来例、(b)は特開昭63−13432号公報に示された実施例の一つに相当するもので、(c)は本願発明を示す。
【0026】
ここで、×印は、プリアンブル、又は同期コードが検出できなかった時点、○印は同期がとれた時点、▽印はプリアンブルを検出した時点を示す。また、(1)は受信回路を間欠的に働かせて、プリアンブルの検出動作を行う期間、(2)はプリアンブルを検出した後で受信回路の電源を投入したまま同期コードの検出動作を行う期間で、プリアンブル長と同期コード長よりやや長く設定されている。(3)は同期コードを検出した後呼出コードの検出動作を行う期間、(3’)は一つの呼出コードを見つけた後次の呼出コードの検出動作を行う期間を示している。(4)は1つの同期コードを見つけた後次の同期コードの検出動作を行う期間を示している。(4’)は(4)においてさらにプリアンブルの検出動作が伴っている期間を示している。
【0027】
POCSAG信号が送られていない状態では、(1)で示すように、従来例(a)、(b)、及び本願発明(c)も一定時間おきに受信回路をオンし、プリアンブルを待ち受ける動作を行っているという意味では同じである。ただ、(b)では、前述したように、同期コードSCの検出を省略して呼出コードの周期性を利用して同期状態を判別するもので、プリアンブルの検出は、相隣る2つの呼出コードの中間にプリアンブル用の検出動作を加えることにより行っている。したがって、(a)や(c)と異なり、プリアンブルを探している間も受信装置は同期状態検出動作を行っている。
【0028】
本願発明の動作を説明すると、計数回路6は前述したように、同期コードと同じ周期(544ビットの期間)で同期信号を出力するように設定された回路で、この出力を受ける度に、第1タイミング発生回路7が動作し、その出力(同期コードと同じ長さのパルス信号、0〜31ビットの期間)がスイッチ回路9に入りその期間受信回路2を動作させる。受信回路2からの出力は第1コード検出回路3に入り、プリアンブルの到来を待ち受ける。第1タイミング発生回路7の出力は、第2コード検出回路にも入力され、この回路は第1コード検出回路3と同じタイミングで動作し、同期コードの検出動作も同時に行う。
【0029】
第1コード検出回路3がプリアンブルを見つけると、計数回路6へリセット信号を送り、計数回路6をリセットする。以後、リセットされた計数回路6の出力により第1タイミング発生回路7が動作し、その出力に応じてスイッチ回路9、プリアンブル検出回路3、同期コード検出回路4が動作する。以後、同期コード検出回路4が同期コードを検出するまでこの動作が繰り返される(▽印)。
【0030】
同期コード検出回路4が同期コードを検出したとき(○印)は、出力指示信号が第2タイミング発生回路8に送られる。第2タイミング発生回路8は、前述したように、計数回路6の計数出力値と同期して、同期コードの検出が終った時から呼出コードを見つける時間までの期間(224〜287ビットの期間)の信号を発生するもので、同期コード検出回路4からの出力指示信号を受けると出力し、この出力信号はスイッチ回路9及び呼出検出回路5へ入力され、受信回路2及び呼出コード検出回路5を動作状態にする。これにより、受信回路2は送信信号を受けて受信信号を呼出コード検出回路5へ送出する。この期間内に呼出コード検出回路5が自分の呼出コードを見つけたときはアラート信号を発生し、アラート発生回路11を作動させる。なお、同期コードの検出が終った時から割り当てられた期間に行く前の期間(0〜223ビット)、及び呼出コード期間終了後は、第2タイミング発生回路8からの出力がないので受信回路2も動作を停止している。
【0031】
その後、次の同期コードの周期(554ビット)が来るので、計数回路6は同期信号を出力するので、再び、第1タイミング発生回路7が同期コードの持続時間に相当する期間出力する。以下、同期コードが検出されている間は前述の動作を繰り返す。
【0032】
一方、(a)では、同期コードを検出した時点毎に、これを基準に呼出コード(3)及び次の同期コード(4)の検出動作を続ける。又、(b)では、同期コードを検出し、さらに呼出コードを検出する(3)と、その時点から、同期コードの検出を取り止めて呼出コードのみの検出動作(3’)を続ける。この同期コードの検出動作を止めることにより、バッテリセービングを図っている。なお、2つの呼出コードの中間にプリアンブル検出動作が挿入されている。
【0033】
図3で、受信途中に妨害があり、一時的に信号断の状態が起こったときの動作について、(a)、(b)と本願発明(c)を対比して説明する。
通常、POCSAG信号では一連の信号が終了してもそれを伝えるコードを送出しないため、(a)に示すように、同期コードまたは呼出コードを検出中には、プリアンブルの検出を行わない(×)ため、送信が途絶えたときにそれが妨害による信号断か、一連の信号が終了したのか判らない。そのため、何時までも同期状態を維持すると、信号が終了のときに新たな信号の送信を受信できなくなる不都合が生じる。そこで、非同期状態に移行し、その直後から新たにプリアンブルの検出を開始する。(b)では、この不都合を解決するため、プリアンブル検出用の時間長を最小限に抑えて同期コードのタイミングで検出器を間欠動作させている。
【0034】
本願発明においては、受信中に第2コード検出回路4が同期コードを検出できないときは、同検出回路4は出力停止信号を第2タイミング発生回路8に送り、同回路8の出力を出さないようにする。したがって、受信回路2、呼出検出回路5は不動作状態となる。しかし、計数回路6の動作には影響がなく、今までの同期状態を維持して動作しているので、これの出力を受けている第1タイミング発生回路7は動作を続け、従って、受信回路2、プリアンブル検出回路3、同期コード検出回路4も動作し、今まで受信していた送信信号と同期状態を保ったままその後の妨害回復及び新たなプリアンブルの到来に即時に対応できる。
【0035】
(a)では、同期コードが検出できなかったとき(×)は、さらにもう一度検出動作に入りそれでも検出できなかったとき(次の×)は、一連の信号の終了とみなし、新たにプリアンブルの検出動作に入る。(b)では、呼出コードが検出できなかったとき(×)は、妨害状態が回復すれば再び受信状態に入ることができ、信号終了の時には、呼出コードの中間にプリアンブル用の検出動作が挿入されているので、直ちに新たにプリアンブルの検出動作に入ることができる。
【0036】
ただ、(b)では、バッテリセービングを重視しているため、同期信号を検出した後は、その検出を止め、呼出コードのタイミングを同期信号として利用している。そのため、受信装置は、プリアンブルの検出動作に入っているときにも、プリアンブル検出動作の他に、呼出コードをタイミングとする同期状態を維持する動作を行っている。したがって、プリアンブルを探しに行っているときには、(a)と同様なバッテリセービングの実が上がるとは言いがたい。
【0037】
これに対し、本願発明では、プリアンブル検出回路によりリセットされる計数回路(同期信号発生手段)6の出力を第1タイミング発生回路7及び第2タイミング発生回路8の基準時間信号として兼用しているので、機構が簡単かつ低廉であり、しかも妨害回復の同期状態にも、新たな送信信号の同期状態にも対応できる。また、プリアンブルを探しに行っているときには、(a)と同様なバッテリセービングが期待できる。
【0038】
最近は送信すべき情報数が多くなったため、プリアンブルに続くバッチ数を多くつけるようになり、そのため一連の信号の送信時間が長くなるとともに、妨害による信号断の頻度が多くなる傾向にあり、又、装置の低廉化が強く望まれる時代でもある。本願発明では、以上述べたように、バッテリセービングの機能を維持しつつも、一時的な妨害にも送信信号の終了のときでも直ちに対応できる方法及びそれを実現する装置を、簡単で低廉な手段で実現したものである。
【0039】
【発明の効果】
本願発明によれば、第2コード検出動作と第1コード検出動作とを同時に行う方式であり、第1コード検出の度にプリセットされる同期信号発生手段の出力を、第2コード検出動作と第3コード検出動作の基準時間信号に兼用させているので、バッテリセービングの機能を維持しつつも、機構が簡単であり、それに伴い低廉に構成でき、かつ、一時的な信号断による受信打ち切りが起こっても通常の受信動作に何ら影響を与えることがないので、通信状態が回復すれば直ちに受信を継続でき、妨害に有効に対応できるものである。さらに信号断が一連の信号の終了によるものであっても新たな一連の信号群が来れば、即時に対応できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の受信装置の構成例を示す図。
【図2】本願発明と従来例とを対比した受信動作中の説明図。
【図3】本願発明と従来例とを対比した受信動作に妨害があるときの説明図。
【図4】従来の受信装置の構成例を示す図。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 受信回路
3 プリアンブル検出回路
4 同期コード検出回路
5 呼出コード検出回路
6 計数回路
7 第1タイミング発生回路
8 第2タイミング発生回路
9 スイッチ回路
10電源
11アラート発生回路

Claims (8)

  1. 先頭の第1コードとこれに続けて複数個の予め形式の指定されたコード列とが周期的に連続して結合されたコード方式からなり、前記予め形式の指定されたコード列が、同期コードとなる第2コードと第3コードとから構成されている送信信号を、間欠的に受信部により受信し、前記送信信号から所定の第3コードを選択的に受信する選択呼出信号の受信方法において、
    (i)前記受信部は、各コードの検出動作とは独立して、第2コードの繰り返し周期で間欠的に同期信号を出力する同期信号発生手段を備え、
    (ii)前記同期信号発生手段の同期信号を受ける度に、一定の時間だけ前記受信部を動作させて、第1コードと第2コードとの検出動作に入らせ、
    (iii)第1コードを検出した時は、前記同期信号発生手段をリセットして、前記(ii)の動作を継続し、
    (iv)第2コードを検出した時は、検出した時から所定の時間だけ前記受信部を動作させて、第3コードの検出動作に入らせ、
    (v)第2コードを検出できない時、又は、前記(iv)の動作の後は、前記(ii)〜(iv)の動作に戻り、
    (vi)前記(iv)の検出動作により、所定の第3コードを検出した時は、その情報を表示することを特徴とする選択呼出信号の受信方法。
  2. 前記第1コードがプリアンブル、第2コードが同期信号、第3コードが呼出信号を含むことを特徴とする請求項1記載の選択呼出信号の受信方法。
  3. 前記送信信号のコード方式が、POCSAG信号方式であることを特徴とする請求項1、又は2記載の選択呼出信号の受信方法。
  4. 前記(ii)の一定の時間が第2コードの時間間隔であり、前記(iv)の所定の時間が第3コードが割り当てられた時間位置に対応する時間間隔であることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の選択呼出信号の受信方法。
  5. 先頭の第1コードとこれに続けて複数個の予め形式の指定されたコード列とが周期的に連続して結合されたコード方式からなり、前記予め形式の指定されたコード列が、同期コードとなる第2コードと第3コードとから構成されている送信信号を、間欠的に受信し、前記送信信号から所定の第3コードを選択的に受信する選択呼出受信装置において、
    前記送信信号を受信する受信手段2、前記受信手段2の出力を入力とする第1コード検出手段3、第2コード検出手段4、及び第3コード検出手段5、前記送信信号の第2コードと同じ周期の繰り返し信号を常時発生する同期信号発生手段6、前記同期信号発生手段の出力に同期して第2コード検出用の時間幅の信号を発生する第1タイミング発生手段7、前記第2コード検出手段4の出力指示信号を受けたとき、前記同期信号発生手段の出力に同期した第3コード検出用の時間幅の信号を発生する第2タイミング発生手段8、前記第1タイミング発生手段7及び第2タイミング発生手段8の信号発生期間に受信手段2の動作をオン制御するスイッチ手段9、前記第3コード検出手段5の出力を表示する表示手段11を備え、
    前記第1コード検出手段3は第1コードを検出した時にリセット信号を前記同期信号発生手段6へ出力し、前記第2コード検出手段4は前記第1タイミング発生手段7の信号発生期間に第2コードの検出動作を行い、第2タイミング発生手段8に対して第2コードを検出した時は出力指示信号を送り、検出しない時は出力停止信号を送り、前記第3コード検出手段5は前記第2タイミング発生手段8の出力期間に第3コードの検出動作を行うことを特徴とする選択呼出信号の受信装置。
  6. 前記第1コードがプリアンブル、第2コードが同期信号、第3コードが呼出信号であることを特徴とする請求項5記載の選択呼出信号の受信装置。
  7. 前記送信信号のコード方式が、POCSAG信号方式であることを特徴とする請求項5、又は6記載の選択呼出信号の受信装置。
  8. 前記第1タイミング発生手段7の発生する信号の時間幅が、第2コードの時間間隔であり、前記第2タイミング発生手段8の発生する信号の時間幅が、予め第3コードに割り当てられた第2コードからの時間位置に対応する時間間隔であることを特徴とする請求項5、6、又は7記載の選択呼出信号の受信装置。
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