JP3537852B2 - 受動的な身体訓練、特に顔の美容のための筋肉電気刺激装置 - Google Patents

受動的な身体訓練、特に顔の美容のための筋肉電気刺激装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、受動的な身体訓練、特
に相互に或る角度で取付けられた電極を備えたワークヘ
ッドと握りとを具備する顔の美容のための筋肉の電気刺
激装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】顔の美容の分野で、顔の筋肉束を電気的
に刺激する幾つかの装置は公知であり、その装置は、皮
膚に接触して置かれ、適度にパルスにされ従って無害な
微小電流の発生器に連結される、一対の電極を使って、
顔の筋肉の調子の回復及び老化による顔の皺を和らげる
助けを使用者に提供することを目標とする顔の筋肉の無
意識な周期的な収縮（受動的な身体訓練）を促す。従来
の技術の装置に於て、金属の伝導性表面を有する電極は
ワーク・ヘッド上に配置され装置のケースから突出して
いる。更に、それらは、電気的刺激装置が適用される前
に使用者の皮膚上に塗られる導通ゲルを間に入れること
によって使用者の身体に電流を通す。
【０００３】電極は、ケースの握りの対称軸を通る面に
対して相互に横方向にアラインされて、前記面に関して
直角を形成する。
【０００４】従来の技術の電気刺激装置の根本的な欠点
は、ヘッド上の電極の配置のために、使用中に顔の筋肉
の刺激の効率が不十分なことである。
【０００５】確かに、装置の使用中に人間工学的握りを
提供するために装置の握りはヘッドに関して角度をつけ
られていて、上述の直交する状態のために、使用中に顔
に対してほぼ水平になって、顔の筋肉のほぼ垂直方向の
伸びの方向に全然対応せずに位置付けられる結果とな
る。
【０００６】従来の技術の電気刺激装置の別の欠点は、
機能させるために、それらは殆どの使用者の皮膚に不快
であり、同じく除去も不快な導通ゲルの使用を必要とす
ることである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、請求の範囲で特徴付けられるように、上述の欠点を
無くすことである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドそれ自
身に対して角度を付けられている握りを備えたワーク・
ヘッドのための支持ケースを具備し、装置の使用中に電
極のほぼ垂直方向の状態を確定する為に、電極の並んだ
線が握りの中心線の面に対して鋭角を形成するように整
列された電極を前記ヘッド上に有する、受動的な身体訓
練のための、特に顔の美容のための筋肉の電気刺激装置
を提供することでこの問題を解決する。
【０００９】更に装置のヘッド及び電極は、ヘッドそれ
自身の中に作られた対応する凹部内に入れられた伝導性
液体を前記電極が自己供給するように作動する。
【００１０】
【作用】本発明の根本的な長所は本質的に、電極の特別
な配置が、顔の筋肉へより効率的で合理的な刺激を可能
にすることである。
【００１１】 第２の長所は、導通性のゲルの使用を必
要とせずに単に液体をただ使用することにある。この液
体は使用者に不快でないことや装置の構成部品を汚さな
い事の外に使用者の個々の必要に正確に合わせられるこ
とができる。
【００１２】更に本発明の特徴及び長所は、ここで添付
の図面の非限定的な例の形態で単に示された、本発明の
実施例の詳細な説明からより良く明白になるであろう。
【００１３】
【実施例】図を参照すると、図１は、好ましくはプラス
チック材料製であり、相互に角度を付けられたワーク・
ヘッド３と握り４とを具備している受動的な身体訓練、
特に顔の美容のための筋肉の電気的刺激のための装置１
を示す。
【００１４】前記角度（図２参照）は、ワーク・ヘッド
３が使用中に皮膚に対して正しく位置付されることを可
能にし、同時に握り４を楽に掴むことができるようにす
る目的を有する。
【００１５】ワーク・ヘッド３は、ケース２から突出て
おり、丸屋根型即ちキューポラ型であり、従来の微小電
流のパルス発生器（図示されていない）に電気的に連結
された金属の伝導表面６を備えた一対の電極５を支持
し、ケース２の内側に収容され、適切な入−切及び時間
の値が装置１のケース２上に配置された視覚化装置８に
よって視覚化される処理時間選択ボタンによって起動可
能となる。
【００１６】電極５は、握り４の中心線の面10（図１参
照）と約６５．５゜の鋭角（α）を形成しているライン
９に沿って配置されるようにワーク・ヘッド３上に位置
付けられる。
【００１７】前記角度αの値は、握り４を掴む時、顔の
筋肉の発育に対応して、電極のほぼ垂直方向の配置を可
能にする。
【００１８】図４を参照すると、ワーク・ヘッド３は伝
導性液体21が入っている管状チャンバ11によって横切ら
れているのが分かる。
【００１９】前記チャンバ11は、一方では液体の再充填
のための取外し可能なキャップ14によって、他方では電
極の前記伝導表面６によって、向い合う端部即ち第一の
端部12及び第二の端部13で閉じられる。前記伝導表面６
は、伝導表面６の周囲の縁部18と正面で接触しているリ
ング・ナット19の突出部15と、管状チャンバ11のチャン
ネル17に結合されたばね16との間に介在させられる。
【００２０】伝導表面６は、装置１が停止状態の時にリ
ング・ナット19の突出部15に対して弾性で押し付けられ
て、突出部15と伝導表面６それ自身の周囲の縁部18との
間でチャンバ11の水密封止を実現するが；その代りに、
装置１が使用者の皮膚に押し付けられる時にはチャンバ
11から伝導性液体21の流出を推進する。
【００２１】好ましくは円い冠型を有し、チャンネル17
とばね16との間でチャンバ11と交差して配置される電導
体20は、電流が電極５の伝導表面６まで電流の伝導を確
実にする伝導性液体21に到達できるようにする。勿論、
装置１は伝導性液体21が無いときに正確に機能し、その
ような場合に電流の伝導は、伝導表面６と導体20それ自
身との間に介在しているばね16によってもたらされる。
【００２２】図３を参照すると、リング・ナット19は、
電極５を洗浄及び保守できるようにワーク・ヘッド３か
ら容易に取り外し出来る様になっているのが分かる。こ
のためにリング・ナット19はそれ自身の対称軸の周りで
の回転の後に、前記リング・ナットが安定してしかし取
外し可能なように、ワーク・ヘッド３の壁25上の対応す
る形状に切られた溝23に係合可能である横方向のフォー
クの枝状体22を具備する、突出るように取付けられた有
形付属物21０を備えている。
【００２３】図３も、電極５の伝導表面６は伝導性液体
21によって湿らされ、且つ装置１の使用中に伝導表面６
を継続的に湿らし続けるスポンジ材料の層27でカバーさ
れることが好ましいということを示す。
【００２４】本発明はここで考えられるように、本発明
のアイデアの領域内に入る全ての、数多くの変形例及び
変更例を受け入れることができる。更に、全ての詳細は
技術的に相当するものによって代替され得る。
【００２５】例えば、液体21は水であり得る；しかしこ
の伝導性液体21は、破ることのできる膜の開口部を持つ
型のカートリッジ29内に詰めらられ収容された化粧用製
品により上手く構成され得る。
【００２６】前記カートリッジ29は図５に示されるよう
にチャンバ11内に挿入されることができ、そのような場
合電極５の伝導表面６は、チャンバ11の内側を向いた尖
先の付属物30を意図するように作られることができ、そ
の結果前記膜がキャップ14によって伝導表面それ自身に
対して後方へ押される時、膜29の破損を促す。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の全体正面図。
【図２】本発明の全体側面図。
【図３】本発明の特定の構成部品の、夫々、平面図、透
視図、及び側面図。
【図４】本発明の電極の、横方向に切った全体図。
【図５】図４の電極の別の実施例の、横方向に切った全
体図。
【符号の説明】
１…装置、２…ケース、３…ワークヘッド、４…握り、
５…電極、６…伝導表面、７…時間選択ボタン、８…視
覚化装置、９…ライン、10…中心線の面、11…チャン
バ、 12,13…端部、14…キャップ、15…突出し部、16…
ばね、17…チャンネル、18…周囲の縁部、19…リング・
ナット、20…導体、21…伝導性液体、22…フォークの枝
状体、23…溝、25…壁、27…層、29…カートリッジ
（膜）、30…付属物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−288171（ＪＰ，Ａ) 国際公開91／007207（ＷＯ，Ａ１) 米国特許4062364（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61N 1/36

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ワーク・ヘッド（３）と握り（４）とを
    備えたケース（２）と、 前記ワーク・ヘッド（３）上でライン（９）に沿って配
    置され夫々が少なくとも一つの伝導表面（６）を有する
    少なくとも二つの電極（５）と、を具備する受動的な身
    体訓練、特に顔の美容のための筋肉電気刺激装置（１）
    であり、 夫々の電極（５）に対応する管状チャンバ（11）であ
    り、各管状チャンバ（11）はワーク・ヘッド（３）内に
    配置され取外し可能なキャップ（14）によって第一の端
    部（12）を閉鎖されている、前記管状チャンバ（11）
    と、 各管状チャンバ（11）に入れられた電気伝導性液体（2
    1）と、 各管状チャンバ（11）内に配置され、対応する伝導表面
    （６）をケース（２）から突き出させる様に管状チャン
    バ（11）の第一の端部（12）と反対側の第二の端部（1
    3）の対応する周辺に対して前記伝導表面（６）の周辺
    で力を掛けているばね（16）と、 を更に具備し、 皮膚表面上への前記装置（１）の圧力が伝導表面（６）
    を対応する移動をさせる事によりばね（16）を弾性圧縮
    し前記管状チャンバ（11）からの伝導性液体（21）の流
    出を確定する事と、 前記圧力の排除が伝導表面（６）による管状チャンバ
    （11）の第二の端部（13）の水密性封止を確定する事
    と、 を特徴とする前記装置。
  2. 【請求項２】 前記ライン（９）が前記握り（４）の中
    心線の面（10）と鋭角αを形成する事を特徴とする請求
    項１の装置。
  3. 【請求項３】 前記鋭角の角度αが６５．５゜であるこ
    とを特徴とする請求項２の装置。
  4. 【請求項４】 前記ワーク・ヘッド（３）と握り（４）
    とが相互に或る角度で配置されることを特徴とする請求
    項１の装置。
  5. 【請求項５】 電極（５）の伝導表面（６）の少なくと
    もケース（２）から突き出している部分がキューポラ型
    である事を特徴とする請求項１の装置。
  6. 【請求項６】 電極（５）の伝導表面（６）が、ワーク
    ・ヘッド（３）に取外し可能なように結合されたリング
    ・ナット（19）に属している正面当り突出し部（15）と
    前記管状チャンバ（11）のチャンネル（17）に結合した
    前記ばね（16）との間に介在していることとを特徴とす
    る請求項１の装置。
  7. 【請求項７】 前記電極（５）が、前記伝導表面（６）
    に常に湿り気を与え続ける伝導性液体（21）で湿らされ
    るようになっているスポンジ材料の層（27）で、前記伝
    導表面（６）の外側を被覆されていることを特徴とする
    請求項１の装置。
  8. 【請求項８】 前記伝導性液体（21）が水であることを
    特徴とする請求項１の装置。
  9. 【請求項９】 前記伝導性液体（21）が美容液であるこ
    とを特徴とする請求項１の装置。
  10. 【請求項１０】 前記管状チャンバ（11）の内側に前記
    伝導性液体（21）が入っているカートリッジ（29）を具
    備しており、前記伝導表面（６）が前記管状チャンバ
    （11）の内側へ向かって上向きにされ、且つ前記カート
    リッジ（29）が伝導表面（６）に対して押し付けられる
    時に前記カートリッジ（29）に穴を開ける事を目的とす
    る尖先の付属物（30）を備えていることを特徴とする請
    求項１又は６の装置。
  11. 【請求項１１】 前記チャンバ（11）が、前記伝導性液
    体（21）に漬けられており、ばね（16）と接触している
    電気導体（20）によって横切られていることを特徴とす
    る請求項１の装置。
  12. 【請求項１２】 前記チャンバ（11）が、前記伝導性液
    体（21）に漬けられており、前記チャンネル（17）と前
    記ばね（16）との間に介在させられる電気導体（20）に
    よって横切られていることを特徴とする請求項６の装
    置。
  13. 【請求項１３】 前記リング・ナット（19）が、それ自
    身の対称軸（26）の周りを回転した後に、前記リング・
    ナット（19）が安定してしかし取外し可能なように、ワ
    ーク・ヘッッド（３）の壁（25）上の対応する形状に切
    られた溝（23）に係合可能である横方向のフォークの枝
    状体（22）を具備する、突出るように取付けられた有形
    の付属物（21０）を備えていることを特徴とする請求項
    ６の装置。
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