JP3536635B2 - 融合dna及び該融合dnaを用いて梅毒トレポネマ抗原を発現する方法 - Google Patents
融合dna及び該融合dnaを用いて梅毒トレポネマ抗原を発現する方法Info
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Description
融合DNAを用いて梅毒トレポネマ抗原を発現する方法
に関する。
の付加した梅毒トレポネマの表面抗原をコードするDN
A断片及びSecA等の分泌関連酵素をコードするDN
A断片が融合されたものである。また、本発明の梅毒ト
レポネマ抗原を発現する方法は、前記した本は発明の融
合DNAを用いて発現を行うものであり、これにより脂
質の結合をした梅毒トレポネマの表面抗原であって、免
疫測定において反応性が高い抗原を大量かつ用意に取得
することができる。
パリダム Treponema pallidum 、以下Tpと称する。)
により引き起こされる感染症である。Tpはスピロヘー
タの一種で、Tp抗原としてその細胞表面上に数種の表
面抗原が存在することが確認されており、主なものとし
て分子量15kDa、17kDa、42kDa、47k
Da等の抗原が知られている(The Journal of Immunol
ogy, Vol.129, p.833-838, 1982; The Journal of Immu
nology, Vol.129, p.1287-1291, 1982; Journalof Clin
ical Microbiology, Vol.21, p.82-87, 1985; Journal
of Clinical Microbiology, Vol.30, p.115-122, 1992)
。
N15、TpN17、TpN44.5(a)、TpN4
7と命名されている(Microbiological. Reviews, Vol.
57,p.750-779 )(以下、TpN47を47K、TpN
17を17K、TpN15を15Kと称する。)。これ
らの表面抗原をコードする遺伝子は既にクローニングさ
れており、遺伝子工学的に抗原が生産されている。ま
た、これらのアミノ酸配列も決定されている(Molecula
r Microbiology, Vol.4, p.1371-1379, 1990; Infectio
n and Immunity, Vol.61, p.1202-1210, 1993; Journal
of Bacteriology, Vol.162, p.1227-1237, 1992; Infe
ction and Immunity, Vol.57, p.3708-3714, 1989)。
抗体が血液中に産生されるため、梅毒に感染しているか
否かは血液中の抗Tp抗体の有無を検査することによっ
て行われる。
と患者血液中の抗Tp抗体との抗原抗体反応を利用した
免疫測定方法を用いるのが一般的である。抗Tp抗体の
免疫測定を行うためには大量の抗Tp抗原が必要となる
が、近年、遺伝子工学技術の進歩により、Tp抗原をク
ローニングして人工的にTp抗原を取得すること及びT
p抗原の大量生産を行うことが可能となってきた(Scie
nce, Vol.216, p.522-523, 1982; Infection and Immun
ity, Vol.36, p.1238-1241, 1982; Infectionand Immun
ity, Vol.41, p.709-721, 1983;Infection and Immunit
y, Vol.42, p.435-445, 1983; Infection and Immunit
y, Vol.42, p.187-196, 1983; Journalof Bacteriolog
y, Vol.162, p.1227-1237, 1985; Infection and Immun
ity, Vol.54, p.500-506, 1986; Infection and Immuni
ty, Vol.56, p.71-78, 1988; Infection and Immunity,
Vol.57, p.2612-2623, 1989; Infection and Immunit
y,Vol.57, p.3708-3714, 1989;Molecular Microbiolog
y, Vol.4, p.1371-1379, 1990; Infection and Immunit
y, Vol.58, p.1697-1704, 1990; Infection and Immuni
ty, Vol.61, p.1202-1210, 1993; 特表平2−5004
03号)。
における通常の方法によって行うことができる。つま
り、まず目的とするDNA配列をクローニングし、得ら
れたTp抗原をコードするDNA配列をベクターに組み
込んだ後、該ベクターを宿主細胞に導入する。そして、
ベクターが導入された宿主細胞を培養し、発現を行うこ
とにより大量のTp抗原を得ていた。また、固有のシグ
ナルペプチドをN末端に有するTp抗原をコードするD
NA配列を使用すると、宿主細胞が持っている分泌関連
酵素の働きによって、前記Tp抗原とは異なり脂質が結
合しているTp抗原も少なからず生産されていた。
た大量に得られたTp抗原は菌体から得られた天然の抗
原と比べると反応性が低く、脂質が結合しているTp抗
原は反応性は高いが少量しか得られず、産業上利用する
には十分でなかった。また、現在、梅毒は抗生物質によ
り十分治療可能となっており、その感染を正確に診断
し、早期に治療を行うことが望まれている。そのため、
より高い感度と特異性をもって測定できる方法が求めら
れていた。従って、本発明の目的は、従来よりも高い感
度と特異性を示す脂質の結合したTp抗原を得るために
用いることができる融合DNA配列及び該DNA配列を
用いることによる脂質の結合したTp抗原を大量に発現
する方法を提供することである。
学技術を用いて、シグナルペプチドが付加した梅毒トレ
ポネマ抗原をコードするDNA断片及びSecA等の分
泌関連酵素をコードするDNA断片を組み合わせた融合
DNAを用いて発現を行い、それぞれの蛋白質を同時に
発現させることによって、脂質の結合した免疫的に反応
性の高いTp抗原を効率良く得る方法を見出し、本発明
を完成するに至った。
ち、本発明は前記したようにシグナルペプチドが付加し
たTp抗原をコードするDNA断片(以下、シグナル−
Tp抗原DNA断片と称する。)及びSecA等の分泌
関連酵素をコードするDNA断片(以下、分泌酵素DN
A断片と称する)。を融合した融合DNA (以下、Tp融合D
NA と称する場合もある。)である。
び分泌酵素DNA断片を融合したTp融合DNAにおい
て、シグナルペプチドをコードするDNA断片はTp抗
原をコードするDNA断片に結合していることが必須で
あるため、該Tp融合DNAを得るにあたっては、最初
にシグナル−Tp抗原DNA断片を得ることが好まし
い。該シグナル−Tp抗原DNA断片は発現する蛋白質
のN末端側からC末端側へシグナルペプチド、Tp抗原
の順に発現するように、それぞれをコードするDNA断
片が並んでいるものである。
法、リコンビナントPCR法、ライゲーション法、リン
カーライゲーション法を挙げることができる。
TpのDNA断片中のシグナル−Tp抗原DNA断片
を、プライマーを用いてシグナル−Tp抗原DNA断片
だけを増幅させることによってシグナル−Tp抗原DN
A断片を得ることができる。
合は、シグナルDNA断片及びTp抗原DNA断片をそ
れぞれ別に取得し、一方のDNA断片のうち、他方を結
合させたい側にその他方のDNA断片に相補的な配列を
合成し、両者を混ぜてPCR法を行うことでシグナル−
Tp抗原DNA断片を得ることができる。
とによりシグナル−Tp抗原DNA断片を得ることもで
きる。
断片と分泌酵素DNA断片とが融合したTp融合DNA
(この場合、分泌酵素をコードするDNA断片はシグナ
ル−Tp抗原DNA断片の5’末端側、3’末端側のど
ちらでもよく、また分泌酵素が複数である場合は両側に
結合されていてもよいものである。)を得る方法は、前
記したリコンビナントPCR法、ライゲーション法、リ
ンカーライゲーション法等を用いて同様の操作により行
うことができる。また、Tp融合DNAは前記した化学
的にDNAを合成することにより得ることもできる。
分泌酵素DNA断片とが融合したTp融合DNAを得る
別の方法としては、それぞれをコードするDNA断片を
制限酵素によりベクターに順次導入していき、任意の順
に並んだTp融合DNAを得ることもできる。
うに得られたTp融合DNAを通常用いられる方法によ
り行うことができる。例えば、前記融合DNAをライゲ
ーション法等によりベクターに組み込み、得られたベク
ターを宿主細胞へ導入し、次に宿主細胞を培養、発現を
誘導することで蛋白質を合成することができる。
チドが付加したTp抗原(以下、シグナル−Tp抗原と
称する。)及び分泌関連酵素(以下、分泌酵素と称す
る。)がリボソーム上で合成される。合成されたシグナ
ル−Tp抗原は、同時に合成された分泌酵素の働きによ
って効率良く膜上へ運ばれ、膜を通過する。その後宿主
細胞の膜上でTp抗原への脂質の付加及びシグナルペプ
チドの切断が行われ、脂質が結合したTp抗原を得るこ
とができる。
て、蛋白の細胞膜透過に必須のペプチドであって、15
〜30のアミノ酸残基からなる。そのN末端付近には塩
基性アミノ酸残基による正電荷が存在し、その正電荷数
が増加するほど膜透過の速度が上昇する(J. Biol. Che
m., Vol.265, 2873-2880, 1990; J. Biol. Chem., Vol.
267, 4882-4888, 1992; J. Biol. Chem., Vol.267, 123
75-12379, 1992)。また、シグナルペプチドの中央部に
は疎水性アミノ酸残基に富んだ広い疎水領域が存在し、
その疎水性度が増加すると、膜透過の効率が上昇する
(J. Bioenerg. Biomember., Vol.22, 233-169, 1991;
J. Biol. Chem., Vol.265, 4358-4363, 1990)。よっ
て、膜透過開始効率を上げるためには、N末端の正電荷
数及び疎水性度が重要な要因であり、正電荷数が多く疎
水性度が高いことが好ましい。
のC末端側の4個のアミノ酸はLeu−X−Y−Cys
の配列であることがその効率の点で好ましい(Microbia
l Pathogenesis, Vol.7, 175-188, 1989)。該アミノ酸
配列において、X及びYは同一のアミノ酸でもよいし、
異なっていてもよく、その種類も特に制限されない。T
p抗原からのシグナルペプチド切断の際には、前記アミ
ノ酸配列のYとCysとの結合が切断されるものであ
る。
が結合したTp抗原の前駆体であるシグナルペプチドが
付加したTp抗原を宿主細胞の膜上へ移動させる機能、
膜を通過させる機能等を発揮する個々の酵素である。
は、分泌の酵素はSecA、SecB、SecD、Se
cE、SecF、SecG、SecY等のSec酵素で
ある。この系においてTp抗原を分泌させる際には、S
ecA、SecE、SecYの酵素を存在させることが
好ましく、膜透過速度を上昇させ、さらに分泌を促進さ
せるためには、これらの酵素にさらにSecGを存在さ
せることがより好ましい。
るシグナルペプチド、Tp抗原及び分泌関連酵素をコー
ドするDNA断片は、本明細書の配列表に記載のDNA
又は公知のDNAの1又は数個のDNAが欠失、置換又
は付加されたものであっても、発現する蛋白の働きが実
質的に同一のものであれば本発明に用いられるDNA断
片に含まれる。
詳細に説明する。
m, Nicols strain )を継代培養したウサギ睾丸より菌
をパーコール密度遠心により精製(Sex. Transm. Dis.,
Vol.11, p.275-286, 1984)し、再度遠心分離してその
沈殿を50mM Tris−Cl(pH8.5)、5m
M EDTA、3 %OTG(n−octyl−β−D−
thioglucoside)に溶解し一晩梅毒抗原を
溶出した。遠心分離して、その上清をとり、スーパーデ
ックス200にかけ10mM リン酸(pH7.0)、
0.15M NaCl、0.5%OTGのバッファーを
流し分画した。47Kを含む画分をハイドロキシアパタ
イトにかけ、10mM リン酸(pH7.0)、0.3
%OTGのバッファーを流し分画した。パス画分を更に
20mM Tris−ClでpH9.7に調製しハイド
ロキシアパタイトにかけた。パス画分を回収し、濃縮後
以下の実験に使用した。また、DNA断片の5’末には
シャイン−ダルガーノの配列及びシグナル配列をコード
する遺伝子を含まない梅毒抗原47K(以下、47C2
と称する。)をコードするDNA断片を作製した。この
配列は参考例5で作製する47KをコードするDNA断
片とは前記の2つの配列を含まない点で異なるものであ
り、そのため脂質の付加が起こらずネイティブ型抗原n
−47Kは生じない。参考例3で作製する発現ベクター
pW6Aにこの遺伝子を挿入した。このベクターをpW
6A−47C2と命名する。pW6A−47C2を大腸
菌株BL21(DE3)に導入し菌体の培養を行った。
融合抗原1mM IPTG(Isopropyl−1−
thio−β−D−galactopyranosid
e)を添加して発現の誘導、菌体破砕、遠心操作後沈殿
として回収した。精製はNorgardらの方法で(I
INFECTION AND IMMUNITY,Ap
r. 1992, pp1568−1576)に準じて
調製しハイドロキシアパタイトで精製した。ネイティブ
47KとN末に脂質を持たない組み換え抗原47C2を
各0.2μgづつアプライして12.5%ポリアクリル
アミドゲルで還元SDS電気泳動した。次に500倍希
釈したヒトTPPA陽性血清を一次抗体として用いてウ
ェスタンブロットを行った。結果を図1に示す。11例
すべての血清で、ウサギ睾丸継代培養した梅毒菌から抽
出したネイティブ47Kのほうが組み換え抗原47C2
よりも反応性が良かった。
体、抗17Kモノクローナル抗体の作製 Tpの表面抗原として47K及び17KのN末端にGS
Tを融合したGST47K及びGST17Kのそれぞれ
を大腸菌により発現させ精製した。得られた組換え体抗
原を免疫したマウスから採取した脾臓細胞とマウスミエ
ローマ細胞とを細胞融合させ、ハイブリドーマを作製し
た。ハイブリドーマを培養し、上記の組換え体抗原を用
いたELISA及びネイティブ抗原を用いたウェスタン
ブロットにより、組換え体抗原と反応し、かつネイティ
ブ抗原にも反応するハイブリドーマをスクリーニングし
た。スクリーニングしたハイブリドーマをクローニング
してセルラインを確立した。確立したクローンをマウス
腹腔内に注入し腹水を調製した後、その腹水を採取して
精製することにより抗47Kモノクローナル抗体(以
下、47KMabと称する)、抗17Kモノクローナル
抗体(以下、17KMabと称する)を得た。
製 ファルマシア社製ベクターpGEX2Tよりtacプロ
モーターとGSTをコードする塩基配列を除去し、プロ
メガ社製pGEMEX−1のT7プロモーターからge
ne10、マルチクローニングサイト、T7トランスク
リプショナル・ターミネーターまでの塩基配列を挿入し
た。得られたベクターからgene10の塩基配列を除
去し、T7プロモーターの直後にDNA合成装置(アプ
ライドバイオシステム社製モデル381A)にて合成し
たlacオペレーターを挿入した。こうしてできた発現
ベクターをpW6Aと命名した。pW6Aの詳細図を図
2に示す。
ー作製のためのプライマーの作製 以下の実施例1及び3で作製する各融合抗原を発現させ
るベクターを作製するために、下記のようなプライマー
をDNA合成装置(アプライドバイオシステム社製モデ
ル381A)を用いて合成した。
及び大腸菌分泌関連酵素SecG、SecA、prlA
4(SecY mutant)、SecE遺伝子及びS
ecG−SecAカセット遺伝子の調製 a)梅毒菌(Treponema pallidum, Nicols strain )を
継代培養したウサギ睾丸より菌をパーコール密度遠心に
より精製(Sex. Transm. Dis., Vol.11, p.275-286, 19
84)し、SDS−プロテナーゼK/フェノール・クロロ
ホルム法によりジェノミックDNAを抽出した。
(PCR)法により、センスプライマーとして参考例4
で作製したプライマー3を、またアンチセンスプライマ
ーとして参考例4で作製したプライマー4を選択し梅毒
菌ジェノミックDNAを鋳型として、梅毒抗原17K(I
nfection and Immunity,Vol.61, p.1202-1210, 1993 )
をコードするDNA断片を作製した。このDNA断片の
5’末にはシャイン−ダルガーノの配列を含まない。塩
基配列を配列表1に示す。
で作製したプライマー1を、アンチセンスプライマーと
して参考例4で作製したプライマー2を選択し梅毒菌ジ
ェノミックDNAを鋳型として、梅毒抗原47K(Infec
tion and Immunity, Vol.60,p.1568-1576, 1992) をコ
ードするDNA断片を作製した。このDNA断片の5’
末にはシャイン−ダルガーノの配列を含まない。塩基配
列を配列表2に示す。
ニプレップ法(current protocols
in molecular biology unit
2.4 published by John Wil
ey & Sons)により、ジェノミックDNAを抽
出した。
(PCR)法により、センスプライマーとして参考例4
で作製したプライマー11を、アンチセンスプライマー
として参考例4で作製したプライマー12を選択し大腸
菌ジェノミックDNAを鋳型として、分泌関連酵素Se
cG(EMVO J., Vol.13, pp.3272-3277, 1994) をコード
するDNA断片を作製した。このDNA断片の5’末に
はシャイン−ダルガーノの配列を含む。塩基配列を配列
表3に示す。
で作製したプライマー5を、アンチセンスプライマーと
して参考例4で作製したプライマー6を選択し大腸菌ジ
ェノミックDNAを鋳型として、分泌関連酵素SecA
(JOURNAL OF BACTERIOLOGY,Vol.170, pp.3404-3414, 19
88) をコードするDNA断片を作製した。このDNA
断片の5’末にはシャイン−ダルガーノの配列を含む。
塩基配列を配列表4に示す。
で作製したプライマー7を、アンチセンスプライマーと
して参考例4で作製したプライマー8を選択し大腸菌ジ
ェノミックDNAを鋳型として、分泌関連酵素SecY
(Biomembr., Vol.22, pp.353-367, 1990) をコードする
DNA断片を作製した。このDNA断片の5’末にはシ
ャイン−ダルガーノの配列を含む。塩基配列は配列表5
に示す。
(PCR)法により、センスプライマーとして参考例4
で作製したプライマー7を、またアンチセンスプライマ
ーとして参考例4で作製したプライマー15を選択し、
参考例5で作製したSecYをコードする遺伝子を鋳型
として、prlA4(SecY mutant)(BIO/T
ECHNOLOGY, VOL.12, pp.178-140, 1994)作製用の材料と
なる遺伝子を増幅した。これをSecY−2遺伝子と命
名する。
として参考例4で作製したプライマー14を、またアン
チセンスプライマーとして参考例4で作製したプライマ
ー8を選択し、参考例5で作製したSecYをコードす
る遺伝子を鋳型として、prlA4(SecY mut
ant)作製用の材料となる遺伝子を増幅した。これを
SecY−3遺伝子と命名する。
ライマーとして参考例4で作製したプライマー7を、ま
たアンチセンスプライマーとして参考例4で作製したプ
ライマー8を選択し、参考例5で作製したSecY−
2、SecY−3をコードする遺伝子の両者を鋳型とし
て反応液中に添加し、リコンビナントPCRを行いこれ
らの遺伝子を結合した。これをprlA4(SecY
mutant)と命名する。このDNA断片の5’末に
はシャイン−ダルガーノの配列を含む。この塩基配列で
は1251番目のGがAに置換している。
で作製したプライマー9を、アンチセンスプライマーと
して参考例4で作製したプライマー10を選択し大腸菌
ジェノミックDNAを鋳型として、分泌関連酵素Sec
E(Genes Dev., Vol.3, p.1035-1044, 1989) をコード
するDNA断片を作製した。このDNA断片の5’末に
はシャイン−ダルガーノの配列を含む。塩基配列を配列
表6に示す。
(PCR)法により、センスプライマーとして参考例4
で作製したプライマー11を、又アンチセンスプライマ
ーとして参考例4で作製したプライマー12を選択し、
参考例5で作製したSecGをコードする遺伝子を鋳型
として、SecG−SecA遺伝子カセット作製用の材
料となる遺伝子を増幅した。これをSecG−2遺伝子
と命名する。同様にPCR法により、センスプライマー
として参考例4で作製したプライマー13を、又アンチ
センスプライマーとして参考例4で作製したプライマー
6を選択し、参考例5で作製したSecAをコードする
遺伝子を鋳型として、SecG−SecA遺伝子カセッ
ト作製用の材料となる遺伝子を増幅した。これをSec
A−2遺伝子と命名する。リコンビナントPCR法によ
り、センスプライマーとして参考例4で作製したプライ
マー11を、又アンチセンスプライマーとして参考例4
で作製したプライマー6を選択し、参考例5で作製した
SecG−2、SecA−2をコードする遺伝子の両者
を鋳型として反応液中に添加し、SecG−SecA遺
伝子カセット作製用の材料となる遺伝子を増幅した。次
に参考例4でのリコンビナントPCRを行いこれらの遺
伝子を結合した。これをSecG−SecA遺伝子カセ
ットと命名する。
SecA、SecG、prlA4(SecY muta
nt)、SecEをコードする遺伝子を、この順に遺伝
子をベクターに挿入した。これら5つの抗原と酵素を同
時に発現する系を以下17K:SecG:SecA:p
rlA4(SecY mutant):SecE発現系
と命名する。17K:SecG:SecA:prlA4
(SecY mutant):SecE発現系のための
べクターを作製するため、発現ベクターpW6Aと17
Kをコードする遺伝子を制限酵素NdeIとBamHI
で消化した後、ライゲートして17Kをコードする遺伝
子を発現ベクターpW6Aに挿入した。このベクターを
pW6A−17Kと命名する。続いてpW6A−17K
とSecAをコードする遺伝子をBamHIとXbaI
で消化した後、ライゲートしてSecAをコードする遺
伝子をベクターpW6A−17Kに挿入した。このベク
ターをpW6A−17K−SecAと命名する。続いて
pW6A−17K−SecAとprlA4(SecY
mutant)をコードする遺伝子を制限酵素XbaI
とNotIで消化した後、ライゲートしてprlA4
(SecY mutant)をコードする遺伝子をベク
ターpW6A−17K−SecAに挿入した。このベク
ターをpW6A−17K−SecA−prlA4(Se
cY mutant)と命名する。続いてpW6A−1
7K−SecA−prlA4(SecY mutan
t)とSecEをコードする遺伝子を制限酵素NotI
とEcoT22で消化した後、ライゲートしてSecE
をコードする遺伝子をベクターpW6A−17K−Se
cA−prlA4(SecY mutant)に挿入し
た。このベクターをpW6A−17K−SecA−pr
lA4(SecY mutant)−SecEと命名す
る。
rlA4(SecY mutant)−SecEを制限
酵素BamHIとXbaIで消化後、エチジウムブロマ
イドを含むゲルを用いてアガロース電気泳動し、現れた
pW6A−17K−prlA4(SecY mutan
t)−SecE(SecAが除去されている)のバンド
とSecAのバンドの内、pW6A−17K−prlA
4(SecY mutant)−SecE(SecAが
除去されている)のバンドのみを切り出しジーンクリー
ンII(フナコシ)にて精製した。次にSecG−Se
cA遺伝子カセットを制限酵素BamHIとXbaIで
消化した後、ライゲートしてSecG−SecA遺伝子
カセットをベクターpW6A−17K−prlA4(S
ecYmutant)−SecE(SecAが除去され
ている)に挿入した。このベクターをpW6A−17K
−SecG−SecA−prlA4(SecY mut
ant)−SecEと命名する。できたベクターの概略
図を図3(c)に示す。なお、遺伝子を挿入した各々の
ベクターは塩化カルシウム法により大腸菌DH5αに導
入され、アンピシリンを含むLB培地を用いた菌体の培
養後、アルカリSDS法により所望のベクターを取得し
た。
−17K−SecG−SecA−prlA4(SecY
mutant)−SecEとpW6A−17Kをそれ
ぞれ別々に異なる大腸菌株BL21(DE3)に導入し
アンピシリンを含むLB培地を用いて菌体の培養を行っ
た。融合抗原は1mM IPTGを添加して発現の誘導
を行い、菌体破砕、遠心操作後沈殿として回収した。1
7Kとウサギ睾丸で継代培養しパーコール密度遠心によ
り精製した梅毒菌を、15%ポリアクリルアミドゲルで
還元SDS電気泳動した。その後、参考例5で睾丸で梅
毒菌を培養したウサギの血清を一次抗体として用いてウ
ェスタンブロットを行ったところ、血清と反応する抗原
の発現が認められた。ここで17K発現系では二本のバ
ンドが認められるが、これらは上からそれぞれプレマチ
ュアー型と呼ばれるシグナル配列を持ち脂質が付加され
ていない17Kの抗原(以下、p−17Kと称する)と
ネイティブ型と呼ばれるシグナル配列が除去され脂質が
付加されている抗原(以下、n−17Kと称する)であ
る。n−17K抗原の泳動位置はウサギ睾丸抽出梅毒菌
ネイティブ17Kと一致した。次に17K発現系と17
K:SecG:SecA:prlA4(SecY mu
tant):SecE発現系の発現産物を15%ポリア
クリルアミドゲルで還元SDS電気泳動した。その後、
実施例1で睾丸で梅毒菌を培養したウサギの血清を一次
抗体として用いてウェスタンブロットを行った。結果を
図4に示す。17K:SecG:SecA:prlA4
(SecY mutant):SecE発現系では17
K発現系と比べてネイティブ型のn−17Kの発現量の
割合が大幅に増加した。また、同様なウェスタンブロッ
トにより、p−17K及びn−17Kが参考例2で作製
した抗17Kモノクローン抗体と反応することを確認し
た。
SecA、SecG、prlA4(SecY muta
nt)、SecEをコードする遺伝子を、この順にベク
ターに挿入した。これら5つの抗原と酵素を同時に発現
する系を以下47K:SecG:SecA:prlA4
(SecY mutant):SecE発現系と命名す
る。47K:SecG:SecA:prlA4(Sec
Y mutant):SecE発現系のためのべクター
を作製するため、ベクターpW6A−17K−SecG
−SecA−prlA4(SecY mutant)−
SecEを制限酵素NdeIとBamHIで消化後、エ
チジウムブロマイドを含むゲルを用いてアガロース電気
泳動し、現れたpW6A−SecG−SecA−prl
A4(SecY mutant)−SecE(17Kを
コードする遺伝子が除去されている)のバンドと17K
をコードする遺伝子のバンドの内、pW6A−SecG
−SecA−prlA4(SecY mutant)−
SecE(17Kをコードする遺伝子が除去されてい
る)のバンドのみを切り出しジーンクリーンII(フナ
コシ)にて精製した。47Kをコードする遺伝子を制限
酵素NdeIとBamHIで消化した後、ライゲートし
て47Kの遺伝子をベクターpW6A−SecG−Se
cA−prlA4(SecY mutant)−Sec
E(17Kが除去されている)に挿入した。このベクタ
ーをpW6A−47K−SecG−SecA−prlA
4(SecY mutant)−SecEと命名する。
できたベクターの概略図を図3(d)に示す。比較のた
めに47Kのみの発現系を作製した。発現ベクターpW
6Aと47Kをコードする遺伝子を制限酵素NdeIと
BamHIで消化した後、ライゲートして47Kをコー
ドする遺伝子を発現ベクターpW6Aに挿入した。この
ベクターをpW6A−47Kと命名する。できたベクタ
ーの概略図を図3(b)に示す。なお、遺伝子を挿入し
た各々のベクターは塩化カルシウム法により大腸菌DH
5αに導入され、アンピシリンを含むLB培地を用いた
菌体の培養後、アルカリSDS法により所望のベクター
を取得した。
−47K−SecG−SecA−prlA4(SecY
mutant)−SecEとpW6A−47Kをそれ
ぞれ別々に異なる大腸菌株BL21(DE3)に導入し
アンピシリンを含むLB培地を用いて菌体の培養を行っ
た。融合抗原は発現の誘導、菌体破砕、遠心操作後沈殿
として回収した。47Kとウサギ睾丸で継代培養しパー
コール密度遠心により精製した梅毒菌を、7.5%ポリ
アクリルアミドゲルで還元SDS電気泳動した。その後
参考例5で睾丸で梅毒菌を培養したウサギの血清を一次
抗体として用いてウェスタンブロットを行ったところ、
血清と反応する抗原の発現が認められた。ここで47K
発現系では二本のバンドが認められるが、これらは上か
らそれぞれプレマチュアー型と呼ばれるシグナル配列を
持ち脂質が付加されていない47Kの抗原(以下、p−
47Kと称する)とネイティブ型と呼ばれるシグナル配
列が除去され脂質が付加されている抗原(以下、n−4
7Kと称する)である。n−47K抗原の泳動位置はウ
サギ睾丸抽出梅毒菌のものと一致した。次に47K発現
系と47K:SecG:SecA:prlA4(Sec
Y mutant):SecE発現系の発現産物を7.
5%ポリアクリルアミドゲルで還元SDS電気泳動し
た。その後実施例1で睾丸で梅毒菌を培養したウサギの
血清を一次抗体として用いてウェスタンブロットを行っ
た。結果を同じ図5に示す。47K:SecG:Sec
A:prlA4(SecY mutant):SecE
発現系では47K発現系と比べてネイティブ型のn−4
7Kの発現量の割合が増加した。また、同様のウェスタ
ンブロットによりp−47K及びn−47Kが参考例2
で作製した抗47Kモノクローン抗体と反応することを
確認した。
高いTp抗原を大量に得ることができ、該抗原を免疫測
定試薬として用いた場合には、従来に較べ、より特異的
で感度の高い測定を行うことができる。また、遺伝子工
学技術を用いていることにより抗原の安定供給が確保さ
れる。
る。
である。 (b)発現ベクターpW6A−47Kの詳細図である。 (c)発現ベクターpW6A−17K−SecG−Se
cA−prlA4−SecEの詳細図である。 (d)発現ベクターpW6A−47K−SecG−Se
cA−prlA4−SecEの詳細図である。
を同時に発現した場合の効果を示す図である。
を同時に発現した場合の効果を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 梅毒トレポネマの表面抗原のN末端に脂
質を付加する機能を有するシグナルペプチドが付加した
前記梅毒トレポネマの表面抗原をコードするDNA断片
とSecAをコードするDNA断片とが融合された融合
DNA。 - 【請求項2】 SecAをコードするDNA断片の5’
末端側にSecGをコードするDNA断片を融合した請
求項1に記載の融合DNA 。 - 【請求項3】 SecY及びSecEをコードするDN
A断片がSecAをコードするDNA断片の3’末端側
に融合した請求項1又は2に記載の融合DNA。 - 【請求項4】 シグナルペプチドが付加した梅毒トレポ
ネマの表面抗原、SecG,SecA、SecY及びS
ecEのそれぞれをコードするDNAが、前記順番に融
合された融合DNA。 - 【請求項5】 梅毒トレポネマの表面抗原が分子量15
kDa、17kDa及び47kDaから選ばれた抗原で
ある請求項1又は4に記載の融合DNA。 - 【請求項6】 梅毒トレポネマの表面抗原が分子量17
kDaの抗原である請求項1又は4に記載の融合DN
A。 - 【請求項7】 梅毒トレポネマの表面抗原が分子量47
kDaの抗原である請求項1又は4に記載の融合DN
A。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の融合
DNAを用いて梅毒トレポネマ抗原を発現する方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36763897A JP3536635B2 (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 融合dna及び該融合dnaを用いて梅毒トレポネマ抗原を発現する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP36763897A JP3536635B2 (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 融合dna及び該融合dnaを用いて梅毒トレポネマ抗原を発現する方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11192089A JPH11192089A (ja) | 1999-07-21 |
JP3536635B2 true JP3536635B2 (ja) | 2004-06-14 |
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ID=18489821
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JP36763897A Expired - Fee Related JP3536635B2 (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 融合dna及び該融合dnaを用いて梅毒トレポネマ抗原を発現する方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3536635B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5348361B2 (ja) * | 2001-08-24 | 2013-11-20 | 株式会社シノテスト | タンパク質の担体への固定化方法、タンパク質を固定化した担体及びタンパク質を固定化した担体を用いた被検物質の測定試薬 |
JP7274680B2 (ja) | 2021-06-07 | 2023-05-17 | 株式会社セテカ | 梅毒トレポネーマ菌の表面抗原の混合物を用いる、抗梅毒トレポネーマ体液抗体の測定 |
-
1997
- 1997-12-29 JP JP36763897A patent/JP3536635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
Bio/Technology,Vol.12,No.2(1994)p.178−180 |
Infect.Immun.,Vol.60,No.4(1992)p.1568−1576 |
Infect.Immun.,Vol.61,No.4(1993)p.1202−1210 |
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---|---|
JPH11192089A (ja) | 1999-07-21 |
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