JP3533150B2 - 複合多重化交換における主信号無瞬断切替方法及びその装置 - Google Patents

複合多重化交換における主信号無瞬断切替方法及びその装置

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JP3533150B2
JP3533150B2 JP2000177432A JP2000177432A JP3533150B2 JP 3533150 B2 JP3533150 B2 JP 3533150B2 JP 2000177432 A JP2000177432 A JP 2000177432A JP 2000177432 A JP2000177432 A JP 2000177432A JP 3533150 B2 JP3533150 B2 JP 3533150B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線や交換局など
を切り替えるクロスコネクトや多重交換(時分割多重切
り替え)を実施する複合型多重端局装置において、主信
号を無瞬断で切り替えるための複合多重化交換における
主信号無瞬断切替方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複合型多重端局装置では、監視制
御端末からの設定や警報収集による情報に基づいて、各
種の回線(物理的回線やタイムスロット(チャネル)の
論理的回線、適宜、タイムスロット回線と記載する)や
交換局などを切り替えるクロスコネクトや多重交換を実
施している。この種の回線や交換局としては、時分割交
換機(TDSW:Time Division Switching) 、Iインタ
ーフェース(ITU−T国際標準におけるISDNに関
する勧告)専用線、同期デジタルハイアラーキ(SD
H: Synchronous Digital Hierarchy) 装置、及び、離
島などとの回線接続用のマイクロ波装置等がある。
【0003】これら各種の回線や交換局が複合型多重端
局装置に収容されている。各種の回線や交換局が、この
複合型多重端局装置内の時分割スイッチ部(TSW: Ti
me Switch)にインターフェース部を通じて接続されて
いる。この時分割スイッチ部で主信号の時分割多重切り
替えを行っている。
【0004】このような複合型多重端局装置は、時分割
スイッチ部が、運用系や予備系(運用系、予備系)の二
重化構成となっている。すなわち、障害発生時に、例え
ば、運用系から予備系に切り替わって、その伝送の信頼
を高めるようにしている。二重化構成の複合型多重端局
装置では、二重化構成における運用系、予備系の装置交
換又は障害発生時に時分割による回線の強制切り替えを
行う必要がある。
【0005】前記した運用系、予備系の装置交換は、時
分割スイッチ部が運用系、予備系の別体の装置として二
重化構成で配置されており、かつ、運用系が運用中の場
合に、予備系(予備系)の装置を保守点検などのために
取り外すことである。この運用系、予備系の装置交換で
は、運用系が運用中の場合、障害発生時に予備系に自動
的に切り替わらないように、運用系の運用中を継続(強
制的な切り替え設定)する必要がある。
【0006】この場合、時分割スイッチ部での強制切り
替え時は、タイムスロットの領域にかかわらず即時に切
り替えを行うため、主信号が瞬断してしまい、運用回線
に悪影響を与えてしまう。この悪影響によって、例え
ば、現用中の回線(前記した物理的な回線や論理的な回
線)を制御系などが認識できなくなる。この結果、監視
制御端末などによる障害切り分けの制御(どの様な障害
発生かを認識し、その対応制御)が確実に実行できなく
なる。また、前記した運用系、予備系の装置交換も同様
の理由で出来なくなる。
【0007】このため、主信号の無瞬断切り替えに関す
る各種の提案が行われている。たとえば、無瞬断の切り
替えでは、回線の有効活用や網構成の変更時に、その回
線の割り当てを行う場合、主信号の瞬断が発生しないよ
うにしている(特開平1−226232号「ディジタル
多重化装置」公報例)。
【0008】このような例では、送信用時分割スイッチ
が回線割り当ての切り替え時に、切り替えフレームの直
前に切替情報を挿入して回線割り当てを変更し、回線イ
ンターフェース部から送出する。また、例えば、受信用
時分割スイッチが入力主信号から切替情報を抽出した後
に、回線割り当てを変更した主信号を出力するようにし
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
において、強制切り替え時は、タイムスロットの領域に
かかわらず即時に切り替えを行うため、主信号が瞬断し
てしまう。この結果、監視制御端末などによる障害切り
分けの制御が確実に実行できなくなる。また、二重化構
成における運用系、予備系の装置交換も一方の装置を取
り外すと他方の装置で障害切り分けの制御による主信号
の瞬断がタイムスロット領域で発生する。換言すれば、
運用系、予備系の装置交換が容易に出来なくなるという
欠点がある。
【0010】また、公報のような例では、送信用時分割
スイッチ及び受信用時分割スイッチを設けた構成として
あるため、その装置規模及び信号処理規模の増大化して
しまう。
【0011】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、装置規模及び信号処理規模
の増大化を抑えて、時分割スイッチ部での障害切り分け
などにおける強制切り替えや、時分割スイッチ部の二重
化構成における装置交換が無瞬断で出来るようになる複
合多重化交換における主信号無瞬断切替方法及びその装
置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の複合多重化交換における主信号無瞬断切替
方法は、少なくとも運用系と予備系からなる二重化構成
の時分割スイッチ部で主信号を無瞬断で切り替えるため
の複合多重化交換における主信号無瞬断切替方法におい
て、前記二重化構成の時分割スイッチ部を選択的に動作
させるための切替指示信号が入力されるステップと、入
力された主信号におけるタイムスロット列領域及びタイ
ムスロット未使用領域を判定するステップと、前記切替
指示信号が、タイムスロット使用領域以外の領域で入力
されている場合、タイムスロットが未使用の領域になる
のをまって前記二重化構成の時分割スイッチ部を選択的
に動作させて運用系から予備系に切り替えるステップと
を有することを特徴としている。
【0013】本発明の方法は、前記タイムスロットの回
線を入れ替えた後に、タイムスロット未使用の領域で二
重化構成の時分割スイッチ部を選択的に動作させて運用
系から予備系に切り替えることを特徴としている。
【0014】また、本発明の方法は、前記タイムスロッ
トの回線を入れ替えた後に、タイムスロットの主信号の
増幅を含む処理を実施して、タイムスロット未使用の領
域で二重化構成の時分割スイッチ部を選択的に動作させ
て運用系から予備系に切り替えることを特徴としてい
る。
【0015】さらに、本発明の方法は、前記タイムスロ
ット列領域の最初及び最後の少なくとも一つのタイムス
ロット分を加えた範囲を、タイムスロット列の領域とす
る判定結果を得ることを特徴としている。
【0016】本発明の複合多重化交換主信号無瞬断切替
装置は、少なくとも運用系と予備系からなる二重化構成
の時分割スイッチ部を無瞬断で切り替える複合多重化交
換主信号無瞬断切替装置において、主信号が分岐して入
力され、タイムスロット回線を入れ替える少なくとも二
つの回線設定手段と、前記分岐して入力されるそれぞれ
の主信号のタイムスロット列領域及びタイムスロット未
使用の領域を判定する少なくとも二つの領域判定手段
と、前記切替指示信号の入力のタイミングが、タイムス
ロット使用領域以外の領域である場合に、タイムスロッ
トが未使用の領域になるのをまって前記時分割スイッチ
部を運用系から予備系に切り替えるための少なくとも二
つの切替手段とを備える構成としてある。
【0017】本発明の複合多重化交換主信号無瞬断切替
装置は、少なくとも運用系と予備系からなる二重化構成
の時分割スイッチ部を無瞬断で切り替える複合多重化交
換主信号無瞬断切替装置において、主信号が分岐して入
力され、タイムスロット回線を入れ替える少なくとも二
つの回線設定手段と、前記分岐して入力されるそれぞれ
の主信号のタイムスロット列領域及びタイムスロット未
使用の領域を判定する少なくとも二つの領域判定手段
と、前記回線設定手段からの主信号の増幅を含む処理を
行う少なくとも二つの処理手段と、前記切替指示信号の
入力のタイミングが、タイムスロット使用領域以外の領
域である場合に、タイムスロットが未使用の領域になる
のをまって前記時分割スイッチ部を運用系から予備系に
切り替えるための少なくとも二つの切替手段とを備える
構成としてある。
【0018】このような構成の発明の方法及び装置で
は、タイムスロット未使用の領域で二重化構成の時分割
スイッチ部の動作を運用系から予備系に切り替えてい
る。
【0019】この結果、本発明の装置構成は、例えば、
送信用時分割スイッチ及び受信用時分割スイッチを設け
た構成に対して簡素であり、装置規模及び信号処理規模
が増大化しなくなる。
【0020】また、本発明では、時分割スイッチ部での
障害切り分けなどにおける強制切り替えが、タイムスロ
ット未使用の領域で行われるため、その主信号の瞬断が
生じなくなる。
【0021】さらに、本発明では、二重化構成における
運用系、予備系の装置交換において、一方の装置を取り
外した際に、運用中の他方の装置で障害切り分けの制御
による回線(物理的回線や論理的回線)の切り替えがタ
イムスロット未使用の領域で行われるため、主信号の瞬
断が生じなくなる。この結果、運用系、予備系の装置交
換が容易に実施できるようになる。
【0022】また、本発明では、入力される主信号に対
するタイムスロット回線を入れ替えた後に、この主信号
に対して増幅を含む処理を実施して、運用系から予備系
に切り替えている。
【0023】この結果、時分割スイッチ部での障害切り
分けなどにおける強制切り替えや、時分割スイッチ部の
二重化構成における装置交換が無瞬断で出来るととも
に、例えば、主信号が増幅され、その減衰を防止するな
どの多様なデータ処理が可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の複合多重化交換に
おける主信号無瞬断切替方法及びその装置の実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の複合
多重化交換における主信号無瞬断切替方法及びその装置
の実施形態における通信ネットワーク構成を示すブロッ
ク図である。図1の通信ネットワークの構成例では、設
定や警報収集による情報に基づいてクロスコネクトや多
重交換(時分割多重切り替え)を実行する複合型多重端
局装置1に、時分割交換機(TDSW:Time Division S
witching) 2、及びアナログ電話機4が収容されてい
る。また、時分割交換機2には電話端末3が接続されて
いる。
【0025】また、複合型多重端局装置1には、高速デ
ジタル交換機(SDSW:Super Digital Service Switc
hing) 5、データ端末装置(DTE:Digital Terminal
Equipment)8、宅内データ回線終端装置(DSU:Digit
al Service Unit)9、及びIインターフェース専用線1
1が収容されている。高速デジタル交換機(SDSW)
5には、電話端末6が接続され、また、宅内データ回線
終端装置(DSU)9には、データ端末装置(DTE)
10が接続されている。
【0026】また、複合型多重端局装置1には、非同期
転送モード(ATM:AsynchronousTransfer Mode)装置
15、同期デジタルハイアラーキ(SDH: Synchronou
s Digital Hierarchy) 装置16、及びマイクロ波装置
17が収容されている。
【0027】さらに、複合型多重端局装置1には、各種
の回線(物理的回線やタイムスロット(チャネル)の論
理的回線/タイムスロット回線)や交換局などを切り替
えるクロスコネクトや多重交換を実施するための設定や
警報収集を行う監視制御端末20が接続されている。
【0028】図1中の複合型多重端局装置1内には、ク
ロスコネクトや多重交換のために、入力伝送データ(請
求項における主信号に対応する)の時分割多重切り替え
を行う時分割スイッチ部(TSW)30aと、前記した
時分割交換機(TDSW)2、アナログ電話機4、高速
デジタル交換機(SDSW)5、データ端末装置(DT
E)8、宅内データ回線終端装置(DSU)9、及びI
インターフェース専用線11を、それぞれにインターフ
ェース接続するためのインターフェース(I/F)部3
1,32,33,34,35,36が設けられている。
【0029】複合型多重端局装置1内には、監視制御端
末20による設定、及び警報収集による情報に基づい
て、時分割スイッチ部30aが、各種の回線や交換局な
どを切り替えるクロスコネクトや多重交換を実行するた
めの制御を行う制御部30bが設けられている。
【0030】図2は本発明に対応した時分割スイッチ部
30aの要部構成を示すブロック図である。図2におい
て、この時分割スイッチ部30aは、TSW・0系40
とTSW・1系50とからなる。
【0031】TSW・0系40は、タイムスロット回線
の入れ替えを制御部30bの制御で実行する回線設定部
41が設けられ、かつ、TSW・0系40とTSW・1
系50とを選択的に動作させる3ステートバッファ4
2、カウンタ部43、切替制御部44、及びラッチ回路
45とから構成されている。なお、3ステートバッファ
42からラッチ回路45は請求項における切替手段に対
応し、また、カウンタ部43は切替手段とともに、領域
判定手段にも対応する。
【0032】TSW・1系50もTSW・0系40と同
様に動作する回線設定部51,3ステートバッファ5
2、カウンタ部53を備えている。さらに、TSW・1
系50には、制御部30bを通じた監視制御端末20か
らのTSW・1系50とTSW・0系40との一方を選
択するための0/1切替信号(請求項における切替指示
信号及び切り替えを指示する入力信号に対応)のデータ
を反転して出力するインバータ56が、切替制御部54
の他端に直列接続されている。
【0033】なお、図2に示すTSW・0系40とTS
W・1系50とは、送信系又は受信系となる一方のみを
図示したが、データ伝送方向が反対となり、かつ、その
動作(データ処理)が同一の送信系及び受信系の両方を
設ける構成が一般的である。
【0034】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図3は複合型多重端局装置1における時分割スイッ
チ部30aでのタイムスロット回線の入れ替えを説明す
るための図であり、図4はTSW・0系40又はTSW
・1系50の動作切り替え(運用系から予備系への切り
替え)を説明するための図である。また、図5は実施形
態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0035】まず、図1を参照して複合型多重端局装置
1の全体動作を説明する。複合型多重端局装置1におけ
る時分割スイッチ部30aは、制御部30bを通じた監
視制御端末20からの設定や警報収集による情報に基づ
いて、クロスコネクトや多重交換を実行する。このクロ
スコネクトや多重交換は、図1中の端末側(時分割交換
機2、アナログ電話機4、高速デジタル交換機5、デー
タ端末装置8、宅内データ回線終端装置9、及びIイン
ターフェース専用線11)と、ネットワーク装置側(非
同期転送モード装置15、同期デジタルハイアラーキ装
置16、及びマイクロ波装置17)との間で、そのクロ
スコネクトや多重交換を実行するものである。
【0036】次に、TSW・0系40とTSW・1系5
0の装置交換及び障害発生時の切り分けについて説明す
る。例えば、時分割スイッチ部30aのTSW・0系4
0が、インターフェース部31〜36とインターフェー
ス部37〜39との間で運用していたとする。このTS
W・0系40に障害が発生すると、この発生を取り込ん
だ制御部30bの制御で時分割スイッチ部30aが、T
SW・1系50に強制切り替え(TSW・1系50が動
作状態となるように切り替える)を実行する。すなわ
ち、運用系から予備系への切り替えが行われる。
【0037】ここでTSW・1系50への強制切り替え
によって、インターフェース部31〜36と、インター
フェース部37〜39との間で障害が復旧して、その運
用が正常に行われる。そして、障害発生のTSW・0系
40の装置を抜き取って別体のTSW・0系40に交換
(0系、1系の装置交換)すると、その障害が復旧す
る。なお、TSW・0系40やTSW・1系50は、例
えば、ラックなどに個々に装着されているものである。
【0038】次に、図1から図5を参照して、TSW・
0系40及びTSW・1系50の動作について詳細に説
明する。インターフェース部31〜36(このいずれ
か、以下、省略)からの入力伝送データは、分岐してT
SW・0系40及びTSW・1系50に入力される。こ
こでは、分岐を含む伝送路での遅延は極めて少なく、同
相でTSW・0系40及びTSW・1系50に入力され
るものとする。図2に示すTSW・0系40及びTSW
・1系50では、回線設定部41,51が入力伝送デー
タを制御部30bからの回線(タイムスロット/TS)
設定信号に基づいて、図3に示すようにタイムスロット
回線の入れ替えを行い、この入力伝送データを、それぞ
れ3ステートバッファ42,52に出力する。
【0039】なお、入力伝送データは、図5(c)に示
すように、タイムスロットTS1〜TS9…TSn(チ
ャネル)の後がデータ伝送用に使用しない未使用領域
(データ「1」)である。タイムスロットTS1〜TS
9…TSnは、例えば、1タイムスロットの8MHzデ
ータ(約120ns)が1024タイムスロットあり、
1024TS×約120nsの8kHzの周期で繰り返
している。
【0040】また、図2に示す時分割スイッチ部30a
のTSW・0系40及びTSW・1系50のカウンタ部
43,53には、それぞれ図5(a)(b)に示すよう
に、タイムスロットTS1〜TS9…TSn及び未使用
領域を判定するためのクロック信号が、例えば、制御部
30bから供給される。個々のタイムスロットTS1〜
TS9…TSnを判定するための、例えば、4kHzク
ロック信号と、一組のタイムスロットTS1〜TS9…
TSn及び未使用領域を判定するための8MHzクロッ
ク信号が供給される。
【0041】カウンタ部43は、この4kHz及び8M
Hzクロック信号をカウントし、図示しないフリップフ
ロップ(F/F)回路などから、ハイレベル又はロー
(L)レベルの切替INH信号(請求項における領域判
定結果に対応)を、それぞれの切替制御部44の一端に
出力する。同様にカウンタ部53は、この4kHz及び
8MHzクロック信号をカウントし、図示しないフリッ
プフロップ(F/F)回路などから、ハイレベル又はロ
ーレベルの切替INH信号を切替制御部54の一端に出
力する。
【0042】カウンタ部43,53は、それぞれの出力
である切替INH信号として、図5(a)(b)に示す
ように、タイムスロットTS1〜TS9…TSnの前後
の少なくとも1タイムスロット(TSマージン)を含め
たハイ(H)レベル信号を、切替制御部44,54のそ
れぞれの一端に出力する。なお、図5(a)(b)で
は、タイムスロットTS1〜TS9…TSnの前後に数
タイムスロット(TSマージン)を含めたハイ(H)レ
ベル信号を出力する例としてある。
【0043】このTSマージンは、TSW・0系40と
TSW・1系50との切り替え時に、分岐した入力伝送
データのタイムスロットTS1〜TS9…TSnに位相
差が生じた場合を考慮したものである。換言すれば、こ
の位相差によるTSW・0系40とTSW・1系50の
切り替え誤りを避けるためである。
【0044】次に、図5(g)に示すように、制御部3
0bから、前記した障害切り分けなどにおける強制切り
替え、又はTSW・0系40及びTSW・1系50の装
置交換のための0/1切替信号が、TSW・0系40の
切替制御部44の他端に入力される。また、0/1切替
信号がTSW・1系50にインバータ56で反転して切
替制御部54の他端に入力される。
【0045】このような動作状態において、TSW・0
系40は、切替制御部44の一端及び他端のハイレベル
によって、切替制御部44がラッチ回路45を通じて図
4の等価回路に示すように、ハイレベルの切替制御信号
を3ステートバッファ42の駆動端に出力する。この3
ステートバッファ42がオン(導通)する。すなわち、
TSW・0系40が運用系として動作する。
【0046】なお、切替制御部54は、一端がハイレベ
ル、かつ、他端がインバータ56で反転し、ラッチ回路
45を通じて図4の等価回路に示すように、ローレベル
の切替制御信号を3ステートバッファ52の駆動端に出
力する。3ステートバッファ52がオフ(導通)とな
る。すなわち、TSW・1系50は非動作(予備系)と
なる。このようにして切替制御部44,54の出力側で
回線設定部41,51からの入力伝送データが衝突しな
いようにしている。
【0047】TSW・0系40のラッチ回路45では、
切替制御部44からの切替制御信号をラッチして出力す
る。このラッチによって、0/1切替信号のハイレベル
からローレベルの切り替わりなどで生じる突出波形(通
称、ひげ)を吸収する(ラッチ(やり過ごす)して発生
しないようにする)。TSW・1系50のラッチ回路5
5も同様に動作する。
【0048】ここで、図5(g)に示すようにTSW・
0系40からTSW・1系50への切替えのための0/
1切替信号が、タイムスロットTS1〜TS9…TSn
の範囲で入力された場合、すなわち、この範囲でハイレ
ベルからローレベルに変化しても、図5(d)の切替I
NH信号がハイレベルであるため、切替制御部44は、
ラッチ回路45を通じたハイレベルの切替制御信号を3
ステートバッファ42に出力しない。したがって、TS
W・0系40が運用系として動作し、TSW・1系50
が非動作の予備系となる。
【0049】ここでタイムスロットTS1〜TS9…T
Snの範囲が時間軸上で終了し、未使用領域になると、
TSW・0系40及びTSW・1系50のカウンタ部4
3,53からそれぞれ、ローレベルの切替INH信号
を、切替制御部44,54のそれぞれの一端に出力す
る。この切替制御部44からのハイレベル信号の切替制
御信号がローレベルとなって3ステートバッファ42の
動作が停止する。すなわち、TSW・0系40が非動作
となり、予備系となる。同時に切替制御部54は、ハイ
レベル信号の切替制御信号を3ステートバッファ52に
出力してTSW・1系50が動作する。すなわち、TS
W・1系50は運用系となる。
【0050】このようにして、時分割スイッチ部30a
での障害切り分けなどにおける強制切り替えや、時分割
スイッチ部30aのTSW・0系40及びTSW・1系
50の装置交換が無瞬断で出来るようになる。
【0051】図6は他の実施形態の構成を示すブロック
図である。図6に示す他の実施形態では、時分割スイッ
チ部30Aとインターフェース部31〜36との間に拡
張部60が設けられている。時分割スイッチ部30A
は、図2に示す時分割スイッチ部30aとほぼ同様の構
成であるが、図2における時分割スイッチ部30a中の
回線設定部41,51に代えて信号処理部41A,51
Aが設けられている。
【0052】拡張部60には、0系拡張部70と1系拡
張部80とが設けられ、0系拡張部70には回線設定部
71が設けられるとともに、1系拡張部80には回線設
定部81が設けられている。
【0053】信号処理部41A,51Aでは、例えば、
制御部30bからの処理制御信号に基づいて、例えば、
入力伝送データを増幅してその減衰を防止する。この他
にも多様なデータ処理が行われる。
【0054】拡張部60において、0系拡張部70の回
線設定部71は、0系におけるタイムスロット回線の入
れ替えを制御部30bの制御で実行する。また、1系拡
張部80の回線設定部81は、1系におけるタイムスロ
ット回線の入れ替えを制御部30bの制御で実行する。
【0055】この結果、信号処理部41A,51Aの前
記した信号処理とともに、0系拡張部70の回線設定部
71、及び1系拡張部80の回線設定部81によるタイ
ムスロット回線の入れ替えが行われる。換言すれば、多
種の処理が出来るようになり、その処理が拡張される。
【0056】なお、この実施形態では、3ステートバッ
ファ42,52への切替制御信号を切替制御部44,5
4が、入力信号のハイレベル又はローレベルによって生
成しているが、切替制御部44,54を論理ゲートの組
み合わせによって構成しても良い。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の複合多重化交換における主信号無瞬断切替方法及びそ
の装置によれば、タイムスロット未使用の領域で二重化
構成の時分割スイッチ部の動作を運用系から予備系に切
り替えている。
【0058】この結果、比較的に装置規模及び信号処理
規模が増大化せずに、時分割スイッチ部での障害切り分
けなどにおける強制切り替えや、時分割スイッチ部の二
重化構成における装置交換が、主信号を瞬断させること
なく出来るという効果がある。
【0059】また、本発明の複合多重化交換における主
信号無瞬断切替方法及びその装置によれば、入力される
主信号に対するタイムスロット回線を入れ替えた後に、
この主信号に対して各種の処理を実施して運用系から予
備系に切り替えている。
【0060】この結果、主信号の切り替えが無瞬断で出
来るとともに、例えば、主信号を増幅して、その減衰を
防止するなどの多様なデータ処理が可能になるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合多重化交換における主信号無瞬断
切替方法及びその装置の実施形態における通信ネットワ
ーク構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に対応した時分割スイッチ部の要部構成
を示すブロック図である。
【図3】実施形態にあって複合型多重端局装置における
時分割スイッチ部でのタイムスロット回線の入れ替えを
説明するための図である。
【図4】実施形態にあってTSW・0系又はTSW・1
系の動作切り替えを説明するための図である。
【図5】実施形態の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図6】他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 複合型多重端局装置 2 時分割交換機 30a,30A 時分割スイッチ部 30b 制御部 40 TSW・0系 41,51,71,81 回線設定部 41A,51A 信号処理部 42,52 3ステートバッファ 43,53 カウンタ部 44,54 切替制御部 50 TSW・1系 60 拡張部 70 0系拡張部 80 1系拡張部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04M 3/22 H04L 11/20 C H04Q 11/04 H04Q 11/04 M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 H04B 1/74 H04L 1/22 H04L 12/28 H04L 12/64 H04M 3/22 H04Q 11/04 INSPEC(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも運用系と予備系からなる二重
    化構成の時分割スイッチ部で主信号を無瞬断で切り替え
    るための複合多重化交換における主信号無瞬断切替方法
    において、 前記二重化構成の時分割スイッチ部を選択的に動作させ
    るための切替指示信号が入力されるステップと、前記 主信号におけるタイムスロット列領域及びタイムス
    ロット未使用領域を判定するステップと、前記切替指示信号が、タイムスロット使用領域以外の領
    域で入力されている場合、タイムスロットが未使用の領
    域になるのをまって前記 二重化構成の時分割スイッチ部
    を選択的に動作させて運用系から予備系に切り替えるス
    テップと、 を有することを特徴とする複合多重化交換における主信
    号無瞬断切替方法。
  2. 【請求項2】 前記タイムスロットの回線を入れ替えた
    後に、タイムスロット未使用の領域で二重化構成の時分
    割スイッチ部を選択的に動作させて運用系から予備系に
    切り替えることを特徴とする請求項1に記載の複合多重
    化交換における主信号無瞬断切替方法。
  3. 【請求項3】 前記タイムスロットの回線を入れ替えた
    後に、タイムスロットの主信号の増幅を含む処理を実施
    して、タイムスロット未使用の領域で二重化構成の時分
    割スイッチ部を選択的に動作させて運用系から予備系に
    切り替えることを特徴とする請求項1に記載の複合多重
    化交換における主信号無瞬断切替方法。
  4. 【請求項4】 前記タイムスロット列領域の最初及び最
    後の少なくとも一つのタイムスロット分を加えた範囲
    を、タイムスロット列の領域とする判定結果を得ること
    を特徴とする請求項1に記載の複合多重化交換における
    主信号無瞬断切替方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも運用系と予備系からなる二重
    化構成の時分割スイッチ部を無瞬断で切り替える複合多
    重化交換主信号無瞬断切替装置において、 主信号が分岐して入力され、タイムスロット回線を入れ
    替える少なくとも二つの回線設定手段と、 前記分岐して入力されるそれぞれの主信号のタイムスロ
    ット列領域及びタイムスロット未使用の領域を判定する
    少なくとも二つの領域判定手段と、前記切替指示信号の入力のタイミングが、タイムスロッ
    ト使用領域以外の領域である場合に、タイムスロットが
    未使用の領域になるのをまって前記 時分割スイッチ部を
    運用系から予備系に切り替えるための少なくとも二つの
    切替手段と、 を備えることを特徴とする複合多重化交換主信号無瞬断
    切替装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも運用系と予備系からなる二重
    化構成の時分割スイッチ部を無瞬断で切り替える複合多
    重化交換主信号無瞬断切替装置において、 主信号が分岐して入力され、タイムスロット回線を入れ
    替える少なくとも二つの回線設定手段と、 前記分岐して入力されるそれぞれの主信号のタイムスロ
    ット列領域及びタイムスロット未使用の領域を判定する
    少なくとも二つの領域判定手段と、 前記回線設定手段からの主信号の増幅を含む処理を行う
    少なくとも二つの処理手段と、前記切替指示信号の入力のタイミングが、タイムスロッ
    ト使用領域以外の領域である場合に、タイムスロットが
    未使用の領域になるのをまって前記 時分割スイッチ部を
    運用系から予備系に切り替えるための少なくとも二つの
    切替手段と、 を備えることを特徴とする複合多重化交換主信号無瞬断
    切替装置。
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