JP3532189B2 - 液密タンク - Google Patents

液密タンク

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JP3532189B2
JP3532189B2 JP2003006617A JP2003006617A JP3532189B2 JP 3532189 B2 JP3532189 B2 JP 3532189B2 JP 2003006617 A JP2003006617 A JP 2003006617A JP 2003006617 A JP2003006617 A JP 2003006617A JP 3532189 B2 JP3532189 B2 JP 3532189B2
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    • B60P3/22Tank vehicles
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    • B60Y2200/10Road Vehicles
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設汚泥な
ど液体を多量に含む含液物であっても液密に陸上輸送手
段であるダンプカーに積載できる液密タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築現場で使用する土砂の現場へ
の搬入や、現場から排出される建設廃土等の搬出を行う
については、積載量の大きいダンプカーが利用されてい
る。しかしながら、ダンプカーの荷台は水分をほとんど
含まない固体状の土砂の運搬には適するが、水分を多量
に含んだトンネル掘削土や、海洋や河川の浚渫現場から
排出される浚渫土などの泥土を運搬すると、荷台の隙間
から泥土が流出して、意図せず道路を汚してしまってい
た。一方、通常のダンプカー以外にもガソリン運搬車や
タンクローリー車など、所定の積載物を運搬する専用車
両は存在するものの、種々の大きさの砂利や土とともに
多量の水分を含んだ泥土を運搬するために用いることは
できなかった。
【0003】ダンプカーの荷台に関して、液密構造とす
るための改良は種々なされているようであり、例えば、
通常のダンプカーでありながら液体を運搬可能とするた
め、荷台を構成する部材の接合部をパッキン処理して水
密とする発明(特許文献1)や、ヘドロ等の搭載物の落
下防止のため上方開口部を被う密封カバーとそのロック
機構を設けた発明(特許文献2)等が存在する。
【0004】
【特許文献1】特開平10−16634号公報
【特許文献2】実開平5−32113号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、積載物が水
や油などの液体であれば、扉を閉じた際に再び水密状態
に戻すことは簡単であるが、建設汚泥や浚渫土などの泥
土は、水とともに種々の大きさの土砂が混合しているだ
けでなく荷台に付着し易い。そのため、泥土排出の際な
どに後扉を開放すると、水密とするためのパッキン部分
に泥土が付着しやすく、一旦付着すると水密構造を維持
することが困難で、生じた僅かな隙間から泥土が流出し
てしまうという問題があった。
【0006】しかし、荷台から簡単に積載物を搬出する
ためには、ダンプカーの車体に対して油圧シリンダによ
って荷台を傾斜させて後扉の下側を開放する構造は取扱
い上大変便利である。そのため、この構造を維持しなが
ら僅かな力で簡単且つ強力に後扉を閉めて液密とする手
段が求められた。
【0007】そこで、本発明は、この課題を解決するた
めになされたものであり、ダンプカーの荷台を傾斜させ
て積載物を排出可能な構造を維持しつつ、泥土の搬入、
搬出を繰り返し行っても確実な液密状態を得ることがで
き、道路を汚すことなく汚泥を運搬することができる液
密タンクを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ダンプ
カーの前後方向に沿う左右側板、前側板、底板、および
左右側板と底板の後端開口部を閉塞する開閉扉を有し、
ダンプカーの荷台に対し着脱自在に搭載可能な液密タン
クについて、開閉扉が、後端開口部上方を支点として片
開き可能として取付けられる開閉部液密構造を備え、該
液密構造は、後端開口部に開閉扉を押圧係止させるフッ
ク片を有し、該フック片は、その後端部が車幅方向を軸
心方向とする回動支軸に取付けられ、その回動支軸の軸
心方向と直交して設けた駆動シャフトの軸心方向の動き
に連動して、その先端部が該回動支軸を中心に回動し、
後端開口部に開閉扉を押圧係止させるものであり、ダン
プカー荷台の左右側板に形成した上下方向に沿う板縁が
後方から突き当たるタンク係止突起を、ダンプカーの前
後方向における異なる位置で固定可能として、前記左右
側板に設けたことを特徴とする液密タンクを提供する。
【0009】本発明によれば、開閉扉が上方の支点を中
心に片開き回動し、下部でフック片による押圧係止がな
されるため、開閉扉を後端開口部に対して全体的に強力
に押接させることができる。そして、駆動シャフトを開
閉扉に形成したときはその上下動により、また駆動シャ
フトを底板に形成したときはその前後動により、フック
片の回動ができるため、簡単な装置構造で、確実な液密
性が得られる。また、フック片は、その後端部が車幅方
向を軸心方向とする回動支軸に取付けられ、その回動支
軸の軸心方向と直交して設けた駆動シャフトの軸心方向
の動きに連動して、その先端部が該回動支軸を中心に
(回動支軸と軸直に)回動するため、フック片による押
圧、解除操作を駆動シャフトの軸心方向の動作によって
行うことができる。そのため、その移動量に応じてフッ
ク片による押圧力を加減することができ、水分を道路に
漏らさない十分な液密タンクとすることができる。さら
に、駆動シャフトを開閉扉に形成した場合は、フック片
の動作が開閉扉の上下方向で移動する駆動シャフトに連
動するため、駆動シャフトを開閉扉の上部で操作するこ
とにより、開閉扉の下部にあるフック片を動かすことが
可能となる。そのため、泥土に触れることなく開閉扉の
開閉を行うことができる。
【0010】また、本発明によれば、タンク係止突起の
固定位置を調整することで、ダンプカーの前後方向で遊
び無く液密タンクを固定でき、荷台における積載安定性
・安全性が得られる。
【0011】本発明はまた、ダンプカーの前後方向に沿
う左右側板、前側板、底板、および左右側板と底板の後
端開口部を閉塞する開閉扉を有し、ダンプカーの荷台に
対し着脱自在に搭載可能な液密タンクについて、開閉扉
が、後端開口部上方を支点として片開き可能として取付
けられる開閉部液密構造を備え、該液密構造は、後端開
口部に開閉扉を押圧係止させるフック片を有し、該フッ
ク片は、その後端部が車幅方向を軸心方向とする回動支
軸に取付けられ、その回動支軸の軸心方向と直交して設
けた駆動シャフトの軸心方向の動きに連動して、その先
端部が該回動支軸を中心に回動し、後端開口部に開閉扉
を押圧係止させるものであり、底板の後端部側をダンプ
カーの前後方向に沿って斜め上方へ傾斜面として形成
し、底板の後端部側をダンプカーの荷台から浮かせて、
フック片の回動空隙を設けたことを特徴とする液密タン
クを提供する。
【0012】本発明によれば、開閉扉が上方の支点を中
心に片開き回動し、下部でフック片による押圧係止がな
されるため、開閉扉を後端開口部に対して全体的に強力
に押接させることができる。そして、駆動シャフトを開
閉扉に形成したときはその上下動により、また駆動シャ
フトを底板に形成したときはその前後動により、フック
片の回動ができるため、簡単な装置構造で、確実な液密
性が得られる。また、フック片は、その後端部が車幅方
向を軸心方向とする回動支軸に取付けられ、その回動支
軸の軸心方向と直交して設けた駆動シャフトの軸心方向
の動きに連動して、その先端部が該回動支軸を中心に
(回動支軸と軸直に)回動するため、フック片による押
圧、解除操作を駆動シャフトの軸心方向の動作によって
行うことができる。そのため、その移動量に応じてフッ
ク片による押圧力を加減することができ、水分を道路に
漏らさない十分な液密タンクとすることができる。さら
に、駆動シャフトを開閉扉に形成した場合は、フック片
の動作が開閉扉の上下方向で移動する駆動シャフトに連
動するため、駆動シャフトを開閉扉の上部で操作するこ
とにより、開閉扉の下部にあるフック片を動かすことが
可能となる。そのため、泥土に触れることなく開閉扉の
開閉を行うことができる。
【0013】開閉扉を閉塞するフック片は、駆動シャフ
トを開閉扉側に形成したときは、開閉扉側にフック片の
後端部が固定され、液密タンクの底板に対して下方から
回動するため、液密タンクの後部がダンプカーの荷台の
後端部からはみ出ていなければ、フック片が荷台の後端
部と干渉してしまい回動不能となる。しかしながら、本
発明では、液密タンクの底板の後端部側をダンプカーの
荷台から浮かせて回動空隙によりフック片の回動を許容
したので、液密タンクを荷台の後端部からはみ出さずに
収納可能な構造にできる。
【0014】また、2以上のフック片と、隣接する各フ
ック片における先端部と後端部の間の中間部に架設した
連結板と、を備え、この連結板に駆動シャフトを連結
し、駆動シャフトの軸心方向の動きに連動して連結板と
ともに2以上のフック片を前記回動支軸を中心に一括回
動可能とすることができる
【0015】以上のフック片と、隣接する各フック片
における先端部と後端部の間の中間部に架設した連結板
と、を備え、この連結板に駆動シャフトを連結し、駆動
シャフトの軸心方向の動きに連動して連結板とともに2
以上のフック片を前記回動支軸を中心に一括回動可能と
したため、駆動シャフトの軸心方向の動作に連動するこ
とで複数のフック片が一括回動し、個別にフック片の回
動機構を設ける必要がなく、部品点数を少なく構成でき
る。また、複数のフック片が同時に回動するため、後端
開口部に均等に押圧力がかかり強力な液密状態が得られ
るし、一の操作で液密状態を得ることができて操作が簡
単である。
【0016】らに、2以上のフック片の中間部に連結
板を架設し、この連結板に駆動シャフトを連結している
ため、フック片の中間部を動かすことにより、後端部を
回動支軸として、先端部が押圧係止する。したがって、
駆動シャフトの僅かな動きからフック片の先端部での大
きな回動が得られる。よって、駆動シャフトを僅かに動
かすことにより、片開きする開閉扉を後端開口部に対し
て強力に押接させることができ、後端開口部の確実な液
密性が得られる。
【0017】上記開閉部液密タンクについては、後端開
口部に開閉扉を押圧係止させる補助フック片を、フック
片と平行に連結板に固定して設けることが好ましい。
【0018】端開口部に開閉扉を押圧係止させる補助
フック片を、フック片と平行に連結板に固定して設けた
ため、補助フック片がフック片と相俟って後端開口部と
開閉扉とを押圧し、より確実な液密状態を得ることがで
きる。特に開閉扉下部の両端をフック片、中間部を補助
フック片によって押圧係止するため、開閉扉下部の何れ
の部分からも液洩れを生じることはない。
【0019】また、開閉扉または底板から突き出したフ
ック片の突出長さより、開閉扉または底板からの距離が
短い位置で、駆動シャフトが開閉扉または底板に支持さ
れ、フック片の先端部が駆動シャフトの軸心方向の動作
幅よりも大きく動作して後端開口部に開閉扉を押圧係止
させることができる
【0020】閉扉または底板から突き出したフック片
の突出長さより、開閉扉または底板からの距離が短い位
置で、駆動シャフトが開閉扉または底板に支持され、フ
ック片の先端部が駆動シャフトの軸心方向の動作幅より
も大きく動作するため、駆動シャフトの僅かな動きから
フック片の先端部での大きな回動が得られる。よって、
駆動シャフトを僅かに動かすことにより、片開きする開
閉扉を後端開口部に対して強力に押接させることがで
き、後端開口部の確実な液密性が得られる。
【0021】上記開閉部液密タンクについては、左右側
板の後端部を、その上端部がダンプカーの前後方向にお
ける前寄り位置で、その下端部が該方向における後寄り
位置となるように傾斜面として形成し、後端開口部を閉
止する開閉扉を該傾斜面にもたせかけるようにするのが
好ましい。
【0022】端開口部を閉止する開閉扉を該傾斜面に
もたせかけるようにしてあるため、開閉扉の傾斜面に対
する強い押接がその重量によっても得られる。よって、
後端開口部のより一層確実な液密性が得られる。
【0023】以上のような開閉部液密タンクは、例えば
ダンプカーの荷台に対して直接適用してもよいが、専用
車となるためダンプカーの利便性が悪くなる。そこで、
本発明は、一般的なダンプカーに搭載できる開閉部液密
構造を備える液密タンクを提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液密タンクについ
て図面に基づきさらに詳しく説明する。
【0025】第1実施形態: 泥土を積載して運搬する
ために貯留、保持できる液密タンク1がダンプカー荷台
2とともに傾斜し積載物を取り出す状態を図1に示し
た。この図1の実線で示した本発明の液密タンク1は、
ダンプカーとは別体に形成されたものであり、ダンプカ
ーを泥土運搬用以外に使用する場合には、この液密タン
ク1を取り外して使用することができる。
【0026】ダンプカー荷台2に載置される液密タンク
1を図2〜図4に示す。図2は液密タンク1の右側面
図、図3は後ろから見た液密タンク1の正面図、図4は
液密タンク1の平面図である。液密タンク1はダンプカ
ーの荷台2の形状に沿い、上板1a、前側板1b、左右
側板1c、後板(開閉扉)1d、底板1eの6面によっ
て形成される内部が空洞の容器状をしている。液密タン
ク1の上板1a、前側板1b、左右側板1c、底板1e
の接合部分は溶接等により液密に加工され開閉ができな
いように固定されている。なお、本実施形態では上板1
aを設ける構造としているが、液密タンク1の部材とし
て上板1aを形成しないことも可能である。
【0027】一方、液密タンク1の後板1dをなす開閉
扉3は、泥土運搬時には閉止されて泥土の流出を防止
し、泥土を排出する際には、荷台2の傾斜とともに開か
れて泥土の排出に機能する。開閉扉3の液密タンク1と
衝合する部分にはゴム等のパッキン3e(図8、図9参
照)が嵌めこまれており、液密タンク1が液密に保持さ
れるようになっている。図6には、液密タンク1の後端
部側の拡大右側面図を示すが、この図からも分かるよう
に、左右側板1cの後端部を、その上端部がダンプカー
の前後方向における前寄り位置で、その下端部が該方向
における後寄り位置となるように傾斜面3gとして形成
してある。そして、左右側板1cと底板1eの後端に傾
斜面3gとして形成された後端開口部に、開閉扉3をも
たせかけるようにしてある。また、開閉扉3の上部に
は、液密タンク1に対し開閉扉3が大きく片開きできる
よう、後端開口部の上方の上板1aの上部に車幅方向に
沿う回動支軸3fを取付け、この回動支軸3fで枢着さ
れる鉤形の上部連結部3aが開閉扉3から上方へ突設さ
れている。
【0028】また、開閉扉3には、液密タンク1を液密
状態に保持するロック機構が取り付けられている。ロッ
ク機構は、泥土の積載時には、ダンプカーの前後方向に
沿う左右側板1cおよび底板1eで形成される後端開口
部に対し、開閉扉3を押しつけて液密に閉塞する。ま
た、泥土の搬出時には、開閉扉3の後端開口部への押圧
を解く機能を有する。図6に示すように、ロック機構
は、操作部材である操作ハンドル4、駆動シャフト5、
フック片6cなどを有し、開閉扉3に設けられている。
操作部材であるハンドル4から、その操作がフック片6
cを動かすに至るまでに関連する一連の部材をロック機
構と呼ぶものとする。
【0029】フック片6cは、底板1eの後端部に対し
て下方から抱き込むように回動し押圧係止する機能を有
する。フック片6cは、車幅方向に2つ設けてあり、こ
れらのフック片6cは、その後端部6eが車幅方向を軸
心方向とする回動支軸8に取付けられている。また、こ
れらのフック片6cの中間部が連結板6aで架設されて
いる。そして、フック片6cの先端部は鉤状に曲がって
いることに加え、底板1eの後端部に形成されたフック
係止突起12と係合する部分が上方から下方に向かうに
従い車両後方へ傾斜する傾斜面となっている。
【0030】連結板6aは、開閉扉3の車幅方向に長さ
を有し、断面が文字「H」を90°回転させたような形
状をしている。この連結板6aには、フック片6cの他
に底板1eと係止される補助フック片6gがフック片6
cと平行に形成され、また、駆動シャフト5を保持する
駆動シャフト受け部6dが設けられている。車幅方向に
沿う連結板6aの両端に2本のフック片6cが、その中
間部に2本の補助フック片6gが形成されている。そし
てフック片6cの先端部と、補助フック片6gが、底板
1eの後端部に対して下方から抱き込むように回動し押
圧係止するようになっている。図8、図9に、図3のS
B−SB線断面図であって液密タンク1の後端部分の拡
大図を示すが、図7,図8、図9に示すように、駆動シ
ャフト受け部6dは、駆動シャフト5を保持するスラス
ト軸受6bを回動自在に連結し、駆動シャフト5に対し
連結板6aが回動できるように形成されている。なお、
連結板6aが駆動シャフト5によって押し下げられすぎ
ると、フック片6cがダンプカーの荷台2に当たってし
まうことがあるため、それを防止するピン留め部6fが
連結板6aの上部に設けられている(図3、図11参
照)。
【0031】フック片6cや連結板6a、補助フック片
6gによりフック体6を形成する。フック体6は一体と
なって作動する。
【0032】図7はロック機構の駆動シャフト5周辺の
拡大縦断面図である。駆動シャフト5は、その一端が操
作ハンドル4に結合し、操作ハンドル4の回転を伝達す
る。一方、その他端はスラスト軸受6bに軸支されてい
る。また、開閉扉3上部から車両後方へ突設した駆動シ
ャフト支持部3b内部にはめ込まれているナット3cと
螺合している。なお、駆動シャフト5が振動などによっ
て回転し上下動するのを防止するためのストッパーハン
ドル7が形成されている。
【0033】図4に示すように、液密タンク1の上面
は、ダンプカー運転時でも簡単に泥土が飛散しないよう
に、その中央部に泥土搬入用の開口(上面開口部)10
が設けられた上板1aによって塞がれている。上面開口
部10は、泥土をバックホー等の機器で簡単に搬入でき
るように広口に形成されている。上板1aの上面開口部
10を封鎖する蓋10aは、それぞれ板状であり、上面
開口部10上に並列して載置され、図5に示すアングル
機構10bによって固着される。蓋10aは、鉄板など
の金属板や、ベニヤなどの木材を主原料とした合板、プ
ラスチックなどを利用することができる。また、個々の
蓋10aを上面開口部10に載置する時に隙間が生じな
いように、また簡単に外れないように、蓋10aの縁に
は重ねしろが設けられていることが好ましい。
【0034】図1に示す液密タンク1の左右側板1c
は、ダンプカーのアオリと2箇所で固定して、液密タン
ク1のダンプカー荷台2からの脱落を防止している。ま
た、左右側板1cの後端部には、さらに固定力を補強す
るためにダンプカーの車幅方向に突出するタンク係止突
起11が形成され、ダンプカー荷台2の左右側板(アオ
リ)に形成した上下方向に沿う板縁に後方から突き当た
るように係止されている。したがって、このタンク係止
突起11により、泥土を搬出する際に荷台2を傾斜させ
ても液密タンク1が荷台2からずり落ちることはない。
なお、このタンク係止突起11はダンプカーの左右側板
の大きさによって取付位置が異なるため、ダンプカー前
後方向における異なる位置で着脱自在に形成されてお
り、適用するダンプカーに合わせて所定の位置に位置決
めしてビス13で止めれている。
【0035】左右側板1cの内側には、液密タンク1の
内側に10cm程度突き出した水平な突片(図示せず)
が車両前後方向に沿って適当な長さだけ形成されてい
る。この突片は、液密タンク1に搬入する泥土量の目安
となる容量計の役割を果たし、また、ダンプカーの横揺
れの際に左右側板1cを伝わって泥が跳ね上がるのを防
止する跳ね返しの役割も有する。
【0036】液密タンク1の底板1eは、その後端部側
をダンプカーの前後方向に沿って斜め上方へ傾斜面1f
として形成し、底板1eの後端部側をダンプカーの荷台
から浮かせて、フック片6cの回動空隙を設けてある。
液密タンク1の底板1eの後端部に形成されたフック係
止突起12にフック片6cが係止されるため、液密タン
ク1の底板1eよりも下方にフック片6cが入り込むた
めのスペースが必要だからである。このように、底板1
eに傾斜面1fを設けたため、荷台2上に上げ底で底板
1eを設ける必要がなく、荷台2のスペースを有効に活
用することができる。
【0037】次にこのダンプカーに用いられる開閉部液
密構造の作用について説明する。
【0038】泥土を搬入する際には、液密タンク1を液
密にする必要があるため、開閉扉3を閉じてフック片6
cを液密タンク1のフック係止突起12に対して係止さ
せる必要がある。まず、ダンプカーの荷台2を水平に
し、開閉扉3をその自重で閉まる状態に置く。フック片
6cの先端は液密タンク1の底板1eに形成されたフッ
ク係止突起12から外れている状態にある(図8参
照)。操作ハンドル4を手動で反時計回りに回転(左回
転)させると、駆動シャフト5が操作ハンドル4の回転
に伴って左回転する。図7に示すように、駆動シャフト
5は、開閉扉3から車両後方へ突設した駆動シャフト支
持部3bに内蔵されたナット3cと螺合されているた
め、開閉扉3に対して相対的に駆動シャフト5が上昇す
る。駆動シャフト5の他端にはスラスト軸受6bがあ
り、このスラスト軸受6bと回動自在に連結した駆動シ
ャフト受け部6dを有する連結板6aも上昇する。一
方、図10に示すように、フック片6cの後端部6e
は、開閉扉3から突設したフック体支持部3dに対し回
動支軸8で固定されているので、フック片6cの中間部
にある連結板6aはこの回動支軸8を中心に上方へ回動
し始めることとなる。この際、フック片6cの先端部
は、回動支軸8を中心として、連結板6aの外側に位置
するため、駆動シャフト5の上下変位よりフック片6c
の先端部の上下変位の方がより大きくなる。即ち、鉤状
に形成されているフック片6cの先端部が上方へ大き
く、かつ回動支軸8を中心に回動して移動する。フック
片6cの先端部は鉤状に曲がっていることに加え、フッ
ク係止突起12と係合する部分が上方から下方に向かっ
て車両後方へ傾斜する傾斜面となっているため、駆動シ
ャフト5を引き上げる程、フック片6cの先端部は液密
タンク1に形成されたフック係止突起12を強く押圧係
止し、開閉扉3は液密に後端開口部に締め付けられるこ
とになる(図10B参照)。その後、バックホー等によ
り上面開口部10から泥土を搬入するが、液密タンク1
は液密に保持される。
【0039】次に、貯留・保持されている泥土を搬出す
る際の作用について説明する。
【0040】泥土を搬出する際は、フック片6cを閉め
る際の作用とは逆に働く。即ち、操作ハンドル4を時計
回りに回転(右回転)すると、駆動シャフト5が下降
し、駆動シャフト5に押されたフック片6cは回動支軸
8を中心に下方に回動し、連結板6aが押下されるより
もフック片6cの先端部が大きく下方に回動する。それ
により、フック片6cと液密タンク1の係止が解かれ
る。なお、フック片6cの先端部が過剰に押し下げられ
ると、連結板6aの車両後側に設けたピン留め部6f
が、連結板6aと連動して回動支軸8を中心に回動し、
開閉扉3に当接する。そのため、連結板6aの回動が停
止し、それ以上フック片6cは下降しない。次に、この
状態でダンプカーの後端部を中心にその前端部を持ち上
げるようにして荷台2を傾斜させると、荷台2に載置さ
れている液密タンク1は、荷台2とともに傾き、また、
開閉扉3は後端開口部の上方の回動支軸3fを中心に揺
動し自重で垂下して開くようになる。そして、液密タン
ク1に貯留されていた泥土が排出される(図1参照)。
【0041】本発明では、一本の駆動シャフト5を操作
することで複数の位置で液密タンク1と係止可能なフッ
ク片6cと補助フック片6gが同時に作動するため、液
密性の悪い箇所が生じにくく、確実に液密状態を得るこ
とができる。また、駆動シャフト5を僅かに上下させる
操作で、フック片6cの大きな動作を得ることができる
と共に、フック片6cや補助フック片6gの先端部のう
ちフック係止突起12と係合する部分が上方から下方に
向かって車両後方へ傾斜する傾斜面となっているため、
駆動シャフト5の上方への動作が開閉扉3を車両前方向
へ押圧することになり、開閉扉3を液密タンク1に圧着
する強力な押圧力を得ることができる。また、開閉扉3
にロック機構が形成されているので、底板1eの後端部
側を傾斜面1fとする程度で液密とすることができ、ロ
ック機構を設けることによるタンク容量の減少がほとん
どなく、また手動でも操作し易い点で優れている。
【0042】第2実施形態: 第1実施形態では 駆動
シャフト5がネジ送り機構により手動で作動するもので
あったが、ダンプカーに備えられている油圧機構を用い
て自動で作動するように構成することができる。ネジ送
り機構を用いた場合と同様の構成は説明を省略する。
【0043】図12は、第1実施形態における図9に相
当し、油圧を用いたロック機構を示す開閉扉周辺の拡大
縦断面図である。油圧シリンダー21は、油圧によって
シリンダー内のピストンを動かしロッド21aに動力を
伝達するものである。油圧シリンダー21の一端は開閉
扉3から後方へ突設した駆動シャフト支持部3bと結合
され、もう一端はフック片6cの連結板6aと固定され
る。この油圧シリンダー21はダンプカーの電気系統に
電気的に接続され運転席内のボタン操作により油圧シリ
ンダー21のロッド21aが押し出されるとフック片6
cが押下し係止が解かれる。一方、ロッド21aが引き
戻されるとフック片6cが押し上げられ液密タンク1と
押圧係止される。
【0044】第3実施形態: 図13〜図16には、ロ
ック機構を液密タンク1の底板1eに配置し、開閉扉3
に対して後方から抱き込むように回動し押圧係止するフ
ック片を底板1eに設けた実施形態を示す。第1実施形
態と同一の部分については説明を省略し異なる部分につ
いて言及する。
【0045】図16に示すように、油圧シリンダー31
は、その軸心方向が車両の前後方向になるように底板1
eの略中央部分に配置されている。一方、図13に示す
ように、底板1eの後端には車幅方向に沿って形成され
た回動支軸32が設けられている。油圧シリンダー31
の先端は、この回動支軸32から垂直に突出したシャフ
ト接続片33と回動自在に支軸34で枢着されている。
また、前記回動支軸32には、その両端部と中部にそれ
ぞれ2枚づつフック片35が固着されている。そして、
底板1eから突き出したフック片35の突出長さL1よ
り、底板1eからの距離が短い位置L2で、駆動シャフ
トである油圧シリンダー31が底板1eに支持されてい
る。
【0046】図13に示すように、油圧シリンダー31
のロッド31aが、シリンダーに内蔵された状態では、
フック片35のフック係止突起36に対する係合が解か
れている。電気的操作により、油圧シリンダー31のロ
ッド31aが押し出されると、図14に示すように、シ
ャフト接続片33が回動支軸32を中心に車両後方向に
回動する。これに伴い回動支軸も回転する。回動支軸3
2には、4枚のフック片35が固着されているので、回
動支軸32の回転に連動して各フック片35が回動支軸
32を中心に回動し、開閉扉3に形成されたフック係止
突起36に対し押圧係止される。底板1eから突き出し
たフック片35の突出長さL1よりも短いL2の位置に
油圧シリンダー31が配置しているため、ロッド31a
の動作長よりもフック片35の先端部の動作長が長くな
ることから、ロッド31aを少量動かすだけで強力にフ
ック片35をフック係止突起36に押圧係止することが
できる。フック片35の係止状態を解くには、油圧シリ
ンダー31のロッド31aを引き戻すようにすれば、フ
ック片35を押圧係止する場合と反対に動作して係止状
態が解かれる。第3実施形態の変形例として、回動支軸
34を車幅方向に沿うものとせず、フック片とシャフト
接続片を回動自在に枢着してリンクとし、1つ1つのフ
ック片ごとに駆動シャフトを設けて、電気的に複数の駆
動シャフトを同様に操作することも考えられる。
【0047】第1実施形態のようなフック片6cを開閉
扉3に設けた場合と、第3実施形態のようなフック片3
5を底板1eに設けた場合を比較すると、底板1eに設
けた方が、フック片の先端部が泥土搬出の際に泥土が付
着しづらい点や、駆動シャフト(油圧シリンダー31)
が外見上目立たない点で好ましい。
【0048】記実施形態で示した例は、本発明の一例
にすぎず、例えば実施形態1で示した手動によるロック
機構を底板1eに配置することもできるし、第3実施形
態で示したような、車幅方向に沿う回動支軸34に複数
のフック片35を固着するようなロック機構を開閉扉3
側に設けることもできる。すなわち、本明細書で示した
構造を適宜組み合わせることが可能である。
【0049】なお、液密タンク1をダンプカーの荷台2
と別体として形成せず、ダンプカーの荷台2自体を液
することができる。即ち、ダンプカーの後アオリに代
えて第1実施形態で示した開閉扉3やロック機構を形成
する。ダンプカー荷台2の左右側板、底板等の各板の接
触部分の液密性が保てない場合は、目止め材の充填や封
止材による補強等により液密性を保つようにすることが
できる。また、ダンプカーの上板がない場合は、第1実
施形態で示したような上板1aを取り付けるなどして、
ダンプカー運転時に汚泥が飛散しないようにすることが
できる。
【0050】
【発明の効果】本発明の液密タンクによれば、フック片
の押圧係止によって、片開きする開閉扉を後端開口部に
対して強力に押接させることができる。また、開閉扉を
後端開口部に対して全体的に強力に押接させることがで
きる。よって後端開口部の確実な液密性が得られる。そ
のため、水とともに種々の大きさの土砂が混合していて
荷台に付着し易い建設汚泥や浚渫土などの泥土を積載し
運搬しても流出や跳ね上がりが起きることがない。ま
た、開閉扉の傾斜面に対する押接がその重量によっても
得られるため、後端開口部のより一層確実な液密性が得
られる。
【0051】また、本発明の液密タンクによれば、簡単
な装置構造で、確実な液密性が得られる。また、フック
片の押圧係止による後端開口部に対する開閉扉の強力な
押接を車幅方向の全体で達成することができる。よって
後端開口部の確実な液密性が得られる。さらに、個別に
フック片の回動機構を設ける必要がなく、部品点数を少
なく構成できる。
【0052】本発明の液密タンクによれば、タンク係止
突起の固定位置を調整することで、ダンプカーの前後方
向で遊び無く液密タンクを固定でき、荷台における積載
安定性・安全性が得られる。また、液密タンクを荷台の
後端部からはみ出さずに収納可能な構造にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液密タンクを積載したダンプカーが荷
台を傾斜している状態を示す右側面図である。
【図2】図1の液密タンクの右側面図である。
【図3】図1の液密タンクの後方から見た正面図であ
る。
【図4】図1の液密タンクの平面図である。
【図5】液密タンク上板に備えた蓋を固定するアングル
機構の概略断面図であり、図4のSC−SC線断面図で
ある。
【図6】図1の液密タンクの後端部分の拡大右側面図で
ある。
【図7】図1の液密タンクに取り付けられたロック機構
部分の拡大図であり、図2のSA−SA線断面図であ
る。
【図8】図1の液密タンクの後端部分の拡大図であり、
図3のSB−SB線断面図である。
【図9】図8のフック片がフック係止突起に係止された
状態を示す図3のSB−SB線断面図である。
【図10】図1のフック片周辺の拡大右側面図である。
【図11】図1の液密タンクの付しろ端部分の拡大図で
あり、図3のSD−SD線断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態によるダンプカーに用
いる液密タンクの開閉部液密構造を表す縦断面図であ
る。
【図13】本発明の別の実施形態による液密タンクの右
側面図であり、フック片の係止が解かれた状態を示す。
【図14】図13の液密タンクの、フック片が開閉扉に
係止した状態を示す右側面図である。
【図15】図14の液密タンクの後方から見た正面図で
ある。
【図16】図14の液密タンクの下から見た平面図であ
る。
【符号の説明】
1 液密タンク 1a 上板 1b 前側板 1c 左右側板 1d 後板 1e 底板 1f 傾斜面 2 荷台 3 開閉扉 3a 上部連結部 3b 駆動シャフト支持部 3c ナット 3d フック体支持部 3e パッキン 3f 回動支軸 3g 傾斜面 4 操作ハンドル 5 駆動シャフト 6 フック体 6a 連結板 6b スラスト軸受 6c フック片 6d 駆動シャフト受け部 6e 後端部 6f ピン留め部 6g 補助フック片 7 ストッパーハンドル 8 回動支軸 10 上面開口部 10a 蓋 10b アングル機構 11 タンク係止突起 12 フック係止突起13 ビス 21 油圧シリンダー 21a ロッド 31 油圧シリンダー 31a ロッド 32 回動支軸 33 シャフト接続片 34 支軸 35 フック片 36 フック係止突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/273

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンプカーの前後方向に沿う左右側板、
    前側板、底板、および左右側板と底板の後端開口部を閉
    塞する開閉扉を有し、ダンプカーの荷台に対し着脱自在
    に搭載可能な液密タンクにおいて、 開閉扉が、後端開口部上方を支点として片開き可能とし
    て取付けられる開閉部液密構造を備え、 該液密構造は、後端開口部に開閉扉を押圧係止させるフ
    ック片を有し、該フック片は、その後端部が車幅方向を
    軸心方向とする回動支軸に取付けられ、その回動支軸の
    軸心方向と直交して設けた駆動シャフトの軸心方向の動
    きに連動して、その先端部が該回動支軸を中心に回動
    し、後端開口部に開閉扉を押圧係止させるものであり、 ダンプカー荷台の左右側板に形成した上下方向に沿う板
    縁が後方から突き当たるタンク係止突起を、ダンプカー
    の前後方向における異なる位置で固定可能として、前記
    左右側板に設けたことを特徴とする液密タンク。
  2. 【請求項2】 ダンプカーの前後方向に沿う左右側板、
    前側板、底板、および左右側板と底板の後端開口部を閉
    塞する開閉扉を有し、ダンプカーの荷台に対し着脱自在
    に搭載可能な液密タンクにおいて、 開閉扉が、後端開口部上方を支点として片開き可能とし
    て取付けられる開閉部液密構造を備え、 該液密構造は、後端開口部に開閉扉を押圧係止させるフ
    ック片を有し、該フック片は、その後端部が車幅方向を
    軸心方向とする回動支軸に取付けられ、その回動支軸の
    軸心方向と直交して設けた駆動シャフトの軸心方向の動
    きに連動して、その先端部が該回動支軸を中心に回動
    し、後端開口部に開閉扉を押圧係止させるものであり、 底板の後端部側をダンプカーの前後方向に沿って斜め上
    方へ傾斜面として形成し、底板の後端部側をダンプカー
    の荷台から浮かせて、フック片の回動空隙を設けたこと
    を特徴とする液密タンク。
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