JP3532083B2 - 情報管理装置及び情報検索方法 - Google Patents
情報管理装置及び情報検索方法Info
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Description
び情報検索方法に関し、特に、抽象レベルの柔軟なイン
デクスを用いることにより、データやアプリケーション
のビューの変更から独立して、部品レベルのデータアク
セスが容易かつ効率的に行え、データの共用性、再利用
性を向上させるための技術に関する。
ジェクト指向の技術を用いた情報管理が注目されてい
る。
比例してのアプリケーション、データ等のソフトウエア
資産の膨大化や、各アプリケーションの機能要求に対応
して、各々が重複した情報を保有していたという情報管
理の困難性という現状がある。
要求指向でソフトウエアを構築していた従来の理念に対
して、より安定的で静的なデータを中心にソフトウエア
を構築することで、情報の重複を排除し、その共用、再
利用を可能とするためのソフトウエア構成理念であると
いえる。そして、かかるオブジェクト指向でシステムを
構築することにより、外部に対しては、アプリケーショ
ンからデータに対する視点であるビューを提示すること
によって、アプリケーションからの独立性を高めている
のである。
るところであるデータの共用、再利用性をさらに高める
ために、保有するデータの内部データを細分化し、これ
を必要に応じたデータ部品として扱い、他のファイル等
のデータの一部として再利用、活用する技術に、Ope
nDoc(「OpenDoc genesis 〜ソフ
トウェア新時代の幕開け〜」、新居雅行著、ソフトバン
ク社発行、ISBN4-89052-823-7)や、OLE(Obje
ct Linking and Embedding、
「Understanding ActiveX an
d OLE」、デビッド・チャペル著、アスキー社発
行、ISBN 4-7561-1706-6)がある。
を用いた場合の、データ部品の再利用の具体的操作につ
き説明する。尚、かかる具体的操作の態様としては、以
下に示す部品オブジェクトの他のオブジェクトへの貼り
付けの他、埋め込み、リンク等、すべてのデータ加工を
含む。
トを、他のファイル等のオブジェクトの一部として貼り
付けを行う際には、はじめに、オブジェクト定義から必
要となる所定の属性を持つデータの中の、特定の属性値
を有するデータ部品にまずアクセスしていた。
のアクセスにおいては、さらにインデクスを用いること
により、アクセスの効率化、最適化が図られていた。即
ち、頻繁に行われてコストのかかるアクセスであるにも
拘わらず、特定の属性値を持つオブジェクト(インスタ
ンス)が少ないために、アクセスの的中率が低い場合に
は、該当するデータ部品へたどり着くまでのパス記述で
あるインデクスを構築し、アクセスの改善を図っていた
のである。つまり、あるクラスに属するオブジェクト
(インスタンス)に包含される特定の属性について、所
望する属性値を直接指し示すインデクスを、限定要素と
して定義しておくことにより、クラス内の全オブジェク
ト(インスタンス)への無駄なアクセスをすることな
く、直ちに特定の属性値を有するオブジェクト、即ちデ
ータ部品のみにアクセスすることを可能としていた。
の際には、外部アプリケーションが、オブジェクトの属
性、または属性値までを直接用いるか、もしくは、上述
の特定のデータ部品を直接指し示すインデクスを用いて
データアクセスを行っていたのである。
品の操作に関しても、そのデータ部品毎にユーザーが貼
り付け処理を直接指示することを要していた。従って、
例えば、複数のデータ部品の間に一定の関連を有し、フ
ァイル間での貼り付けの定型化が求められる場合であっ
ても、個々のデータ部品毎の貼り付け操作が必要であっ
た。
された場合には、特定データ部品を指し示すインデクス
におけるパス記述も変更となるため、該当データをポイ
ントするインデクスをサーチし、関連するインデクスの
再定義を行っていた。
更された場合には、該当するオブジェクト(インスタン
ス)の再定義を行っていた。
OLE等の従来の部品データ管理および処理技術には、
以下の問題点があった。即ち、第一に、従来における、
データアクセスのためのインデクスは、あくまで、イン
スタンスレベルで、特定属性に対して付与された直接
的、一次的なインデクスであったため、インスタンスの
内容が変更された場合には、インデクスを定義し直さな
ければ、アクセスすることができず、外部アプリケーシ
ョンやユーザーからのオブジェクトの変更への対応が困
難であった。
まで、インスタンスの一つの属性をポイントするもので
あった。このため、従来よりオブジェクト間の関係とい
う概念はあったにも拘わらず、複数のオブジェクト間の
関係情報をインデクス中に持たなかったため、データア
クセスにおいては、個々のデータ部品ごとに行わなけれ
ばならず、複数のデータ部品のデータ操作に定型性があ
る場合などに対応することができなかった。
ェクトが発行されると、システム側が、OID(Obj
ect ID)として識別子を付与するが、かかる識別
子は特に他のアプリケーションやユーザーがデータアク
セスのために認識、使用するのは困難であり、アプリケ
ーションのビューにこれを対応させるのは容易ではな
く、データ部品の再利用を困難なものとしていた。
る、該当データまたはデータ部品をインスタンスレベル
で直接指し示すインデクスについての情報を、別個独立
に管理していたために、オブジェクトの変更やアプリケ
ーションのビューの変更があった場合に、その対応が困
難であり、また、外部から該当データをアクセスする場
合にも、必要データ部品ごとに、直接アクセスを行わな
ければならずに、データアクセスが非効率的であり、さ
らに、他のアプリケーション等から柔軟なデータアクセ
スを行うのが困難であったという問題点を解決するため
になされたものである。
ベルの柔軟なインデクスを用いることにより、データや
アプリケーションのビューの変更から独立して、部品レ
ベルのデータアクセスが容易かつ効率的に行え、データ
の共用性、再利用性を向上させることを可能とする情報
管理装置及び情報検索方法を提供することにある。
ェクトに属するデータ部品を関連づけたりまとめて演算
を行ったりすることのできるインデクスを用いることに
より、関連するデータ部品の一括したアクセス、処理を
行って、データの操作時における効率の向上を図り、他
のアプリケーションからのアクセスも容易にすることに
ある。
く組み込まれたクラスとの間の対応関係を保持すること
により、新たなクラスが新設された場合にも、既存のオ
ブジェクト体系の内容を変換して利用し、データの利用
度の向上を図ることにある。
からのビューが変更、新設されて既存のオブジェクト体
系との間で、不整合がある場合でも、これらの間のギャ
ップを埋め合わせることにより、新たなアプリケーショ
ンの組み込みを容易にすることにある。
ンデクスを用いることにより、データやアプリケーショ
ンのビューの変更から独立して、部品レベルのデータア
クセスが容易かつ効率的に行え、データの共用性、再利
用性を向上させることを可能とする情報検索プログラム
を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供
することにある。
ンデクスを用いることにより、データやアプリケーショ
ンのビューの変更から独立して、部品レベルのデータア
クセスが容易かつ効率的に行え、データの共用性、再利
用性を向上させることを可能とする情報管理データを格
納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことにある。
(請求項1)は、格納データに対応するオブジェクトを
登録し、前記格納データの内部情報を、前記オブジェク
トの属性を用いて任意の格納単位に分割したデータ部品
の情報の管理を行う情報管理装置であって、前記オブジ
ェクトの1または複数の前記属性の情報を含むクラス情
報と、該クラスに属するインスタンス情報の管理を行う
オブジェクト管理部と、前記データ部品にアクセスする
ためのパスを記述するインデクスの情報の管理を行うイ
ンデクス管理部と、前記データ部品についてのデータ格
納場所情報に基づいて、前記格納データ中の前記データ
部品へのアクセスを行うデータアクセス部とを有し、前
記インデクス管理部は、さらに、前記インデクスに対し
て、複次的に付与したメタインデクスと、該メタインデ
クスの基礎となるインデクスとの対応関係を保持するメ
タインデクス管理手段を有し、与えられた前記メタイン
デクスに基づいて、前記対応関係により示される前記オ
ブジェクトの属性を用いて、前記データ部品へのアクセ
スを行うことを特徴とするものである。
ューにより近く、分かりやすく曖昧なインデクスを使用
したデータアクセスが可能となる。つまり、データやア
プリケーションのビューの変更から独立して、柔軟にデ
ータアクセスが行えることにより、部品レベルのデータ
アクセスを容易かつ効率的に行うことが可能となるので
ある。
より区別される情報記録の単位である。ユーザーは、デ
ータベース等にあるデータに対応するオブジェクトを登
録することにより、このオブジェクトをメタデータとし
て、本物のデータや、その一部分であるデータ部品にア
クセスを行う。
ブジェクトのテンプレートであり、オブジェクト(イン
スタンス)が管理する属性情報のデフォルトの定義を有
している。また、クラス定義においては、クラス間に、
親クラスおよびサブクラスという形態で、階層構造を持
った定義を行うことが可能である。また、上位と下位の
階層の間では、階層関係に基づいて、親クラスとサブク
ラス間で属性を共有する、いわゆる承継が可能である。
尚、ここで、オブジェクト、クラス、インスタンス等の
言葉の意味内容は、オブジェクト指向技術において一般
的に用いられているものと同義である。
ブジェクト管理部は、さらに、複数のオブジェクト間に
成立する関係の情報の管理を行う関係管理手段を有し、
前記インデクス管理部は、さらに、1のオブジェクト内
の他の属性、又は前記関係を介する他のオブジェクトの
属性から、間接的に指し示された前記データ部品を用い
た間接データインデクスの情報の管理を行う間接データ
インデクス管理手段を有し、与えられた前記間接データ
インデクスより示されるオブジェクト属性を用いて、前
記データ部品へのアクセスを行い、得られた前記データ
部品から、さらに、前記間接データインデクスの記述に
従い、新たなデータ部品を生成することにより、他の属
性や他のオブジェクトに属するデータ部品を関連づけた
りまとめて演算を行ったりすることとなり、関連するデ
ータ部品の一括したアクセス、処理を行うことができ
る。
報管理装置は、さらに、新たなクラス情報の定義及び管
理を行う新クラス管理手段と、前記新たなクラスと、既
存のクラスとの間の関連付けを記述したオブジェクト変
換ルールを保持し、前記オブジェクト管理部での、既存
のクラス内の前記インスタンス生成に応じて、前記変換
ルールに基づき、前記新たなクラス内に対応するインス
タンス生成を行うクラス間情報変換手段とを少なくとも
有するクラス間情報管理部を有することにより、既存の
クラスと、新しく組み込まれたクラスとの間の対応関係
を保持することとなり、新たなクラスが新設された場合
にも、既存のオブジェクト体系の内容を変換して利用す
ることが可能となる。つまり、新たなクラスが生じた場
合でもメンテナンスを容易にすることができる。
報管理装置は、さらに、外部アプリケーションのビュー
と、既存のオブジェクト体系との対応に基づいて予め定
義された、前記メタインデクスの情報および/又は前記
クラス間情報管理部の新たなクラス定義と前記変換ルー
ルを用いて、前記外部アプリケーションから与えられた
前記インデクスの示すオブジェクト属性と、既存のオブ
ジェクトに登録されたオブジェクト属性との間の変換を
動的に行うプラグイン部を有することにより、外部アプ
リケーションからのビューが変更、新設されて既存のオ
ブジェクト体系との間で、不整合がある場合でも、これ
らの間のギャップを埋め合わせることにより、新たなア
プリケーションの組み込みを容易にすることができる。
応するオブジェクトを登録し、前記格納データの内部情
報を、前記オブジェクトの属性を用いて任意の格納単位
に分割したデータ部品の情報の管理を行う情報管理装置
であって、前記オブジェクトの1又は複数の前記属性情
報を記録する属性定義テーブルを少なくとも用いて、前
記オブジェクトのクラス情報の登録及び管理を行うクラ
ス管理手段、前記属性情報に対応する属性値を、対応す
るデータ部品の格納場所指定とともに記録する属性値記
録テーブルを少なくとも用いて、該クラスに属するイン
スタンス情報の登録及び管理を行うインスタンス管理手
段、および、複数の前記オブジェクト間に成立する関係
の情報を記録する関係定義テーブルを少なくとも用い
て、前記関係情報の登録及び管理を行う関係管理手段を
少なくとも有するオブジェクト管理部と、オブジェクト
属性に対応した、前記データ部品の登録を行うデータ登
録部と、前記データ部品にアクセスするためのパスを記
述するインデクスと、該インデクスに複次的に付与した
メタインデクスとの対応関係を記録したメタインデクス
テーブルを少なくとも用いて、与えられたインデクス記
述から、必要に応じて一次レベルのインデクスへの展開
を行うメタインデクス管理手段、前記属性と、前記デー
タ部品の格納場所指定との対応付けを記録する格納場所
管理テーブルを少なくとも用いて、メタインデクス管理
手段から与えられたインデクス記述から、前記データ部
品の格納場所指定により、前記データ部品に対応する前
記属性値記録テーブルの属性値にアクセスするインデク
ス管理手段、1のオブジェクト内の他の属性、または前
記関係を介する他のオブジェクトの属性から間接的に指
し示された前記データ部品を用いた間接データインデッ
クスから示されるオブジェクト属性を用いて前記データ
部品へのアクセスを行い、得られた前記データ部品か
ら、さらに、前記属性定義テーブルの前記間接データイ
ンデクスの記述に従い、仮想的なデータ部品の内容の計
算を行う間接データインデクス管理手段、および与えら
れた前記オブジェクト属性が、書き込み可能な場合に
は、書き込むべき属性値を算出する上書き手段を少なく
とも有するインデクス管理部と、前記データ部品につい
ての格納場所指定に基づいて、前記格納データ中の前記
データ部品へのアクセスを行うデータアクセス部と、前
記データ部品に対する変更を監視し、該変更の検知を行
う変更検知手段、前記変更の検知が通知された際には、
変更反映先オブジェクトへの変更内容の通知を行う変更
通知手段、前記通知の内容に従い、変更反映先オブジェ
クトの属性値の変更を行う変更反映手段を少なくとも有
する変更管理部と、新たなクラス情報の定義及び管理を
行う新クラス管理手段、および前記新たなクラスと既存
のクラスとの間の関連づけを記述したオブジェクト変換
ルールを記録するクラス間情報変換ルールテーブルを少
なくとも用いて、前記既存のクラス内の前記インスタン
ス生成に応じて、前記変換ルールに基づき、前記新たな
クラス内に対応する新たなインスタンス生成を行うクラ
ス間情報変換手段を少なくとも有するクラス間情報管理
部と、前記メタインデクス情報および/または前記クラ
ス間情報変換ルール情報に基づき、外部アプリケーショ
ンから与えられたインデクスの示すオブジェクト属性
と、既存のオブジェクトに登録されたオブジェクト属性
との間の変換を動的に行うプラグイン部と、前記オブジ
ェクトの内容の外部からのアクセスを行う入出力手段、
および前記オブジェクトの内容表示を行う表示手段を少
なくとも有する入出力部とを少なくとも有することを特
徴とするものである。
ューにより近く、分かりやすく曖昧なインデクスを使用
したデータアクセスが可能となる。つまり、データやア
プリケーションのビューの変更から独立して、柔軟にデ
ータアクセスが行えることにより、部品レベルのデータ
アクセスを容易かつ効率的に行うことが可能となるので
ある。
ータに対応するオブジェクトを登録し、前記格納データ
の内部情報を、前記オブジェクトの属性を用いて任意の
格納単位に分割したデータ部品の情報の管理を行う情報
管理装置を用いた情報検索方法であって、前記データ部
品にアクセスするためのパスを記述する、与えられたイ
ンデクスに従い、オブジェクト属性情報およびデータ格
納場所情報を用いて、前記データ部品の検索を行うイン
デクス検索ステップと、与えられた記述から、前記オブ
ジェクトの1または複数の前記属性の情報を含むクラス
情報と、該クラスに属するインスタンス情報を用いて、
対応する属性情報を出力するオブジェクト検索ステップ
と、前記データ部品についてのデータ格納場所情報に基
づいて、前記格納データ中の前記データ部品へのアクセ
スを行うデータアクセスステップとを含み、前記インデ
クス検索ステップは、さらに、前記インデクスに対し
て、複次的に付与したメタインデクスと、該メタインデ
クスの基礎となるインデクスとの対応関係を用いて、与
えられた前記インデクス記述から、必要に応じて一次レ
ベルのインデクスへの展開を行うメタインデクス検索ス
テップを含み、与えられた前記メタインデクスに基づい
て、前記対応関係により示される前記オブジェクトの属
性を用いて、前記データ部品へのアクセスを行うことを
特徴とするものである。
ューにより近く、分かりやすく曖昧なインデクスを使用
したデータアクセスが可能となる。つまり、データやア
プリケーションのビューの変更から独立して、柔軟にデ
ータアクセスが行えることにより、部品レベルのデータ
アクセスを容易かつ効率的に行うことが可能となるので
ある。
は、格納データに対応して登録されたオブジェクトの属
性を用いて、前記格納データの内部情報を、任意の格納
単位に分割したデータ部品に対して、該データ部品にア
クセスするためのパスを記述する、与えられたインデク
スに従い、オブジェクト属性情報およびデータ格納場所
情報を用いて、前記データ部品の検索を行うインデクス
検索ステップと、与えられた記述から、前記オブジェク
トの1または複数の前記属性の情報を含むクラス情報
と、該クラスに属するインスタンス情報を用いて、対応
する属性情報を出力するオブジェクト検索ステップと、
前記データ部品についてのデータ格納場所情報に基づい
て、前記格納データ中の前記データ部品へのアクセスを
行うデータアクセスステップとを含み、これらの処理を
コンピュータに実行させることを特徴とするものであ
る。かかる記憶媒体によれば、アプリケーションのビュ
ーにより近く、分かりやすく曖昧なインデクスを使用し
たデータアクセスが可能となる。つまり、データやアプ
リケーションのビューの変更から独立して、柔軟にデー
タアクセスが行えることにより、部品レベルのデータア
クセスを容易かつ効率的に行うことが可能となるのであ
る。
は、情報管理データを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、前記情報管理データは、少なく
とも、前記記録媒体に形成される、格納データに対応し
て登録されたオブジェクトの、クラス毎に定義された1
または複数の属性情報を格納する属性定義テーブルと、
前記属性名に対応して、前記格納データの内部情報を、
任意の格納単位に分割したデータ部品の格納場所情報を
格納する格納場所管理テーブルと、前記格納場所情報に
対応して、前記属性の属性値を格納する属性値記録テー
ブルと、前記データ部品にアクセスするためのパスを記
述するインデクスと、該インデクスに対して、さらに複
次的に付与したメタインデクスとの対応関係を格納する
メタインデクステーブルとに記録され、前記属性の情報
は、少なくとも、前記オブジェクトの属性名、属性型、
及び属性値型を含み、さらに、前記属性値型には、少な
くとも、前記インデクスを示す値を含み、前記インデク
スの記述には、前記属性名の文字列を含み、かかる情報
管理データを用いて、コンピュータに処理を行わせるこ
とを特徴とするものである。かかる記憶媒体によれば、
アプリケーションのビューにより近く、分かりやすく曖
昧なインデクスを使用したデータアクセスが可能とな
る。つまり、データやアプリケーションのビューの変更
から独立して、柔軟にデータアクセスが行えることによ
り、部品レベルのデータアクセスを容易かつ効率的に行
うことが可能となるのである。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
管理装置は、オブジェクトに関連する情報の定義、生
成、管理を行うオブジェクト管理部100と、オブジェ
クトに属するデータの登録を行うデータ登録部200
と、データベース等に保有される実際のデータ(以下、
実データという。)へのアクセスを行うデータアクセス
部300と、オブジェクト属性に対する各種インデクス
の定義、管理を行うインデクス管理部400と、オブジ
ェクトにおける変更を関連する他のオブジェクトに反映
させる変更管理部500と、新しく組み込まれたクラス
と既存のクラス間の対応付けを行うクラス間情報管理部
600と、外部アプリケーションと既存オブジェクト間
のインターフェースをとるプラグイン部700と、オブ
ジェクトの内容の参照や更新を行う入出力部800とを
備えている。
て、詳細に説明する。
として、クラス定義や関係定義を行い、これらの定義に
基づいてインスタンスを生成し、オブジェクト間の関係
の挿入を行う。そして、さらに下位構成として、クラス
に関する定義、管理を行うクラス管理手段110、実体
となったオブジェクト、即ちインスタンスの生成、管理
を行うインスタンス管理手段120、複数のオブジェク
ト間に成立する関係に関する定義および実体の管理を行
う関係管理手段130とを備えている。
るテーブルに関して説明する。尚、ここにいうテーブル
とは、各構成要素が管理する種々の情報や、その対応付
けを示すために用いる実体の名称であって、いわゆるテ
ーブルロードモジュールに限定されるものではなく、そ
の論理編成は問わず、またその格納場所も、メモリ、デ
ィスクなど、アクセスの頻度や大きさに応じて任意に決
定される。
段110が管理し、当該クラスに含まれる個々のオブジ
ェクトの属性定義が記録されている。
ス管理手段120が管理し、オブジェクトの属性値に関
する情報が記録されている。
手段110が管理し、クラスに関する属性の構成情報が
記録されている。即ち、各クラスごとに、当該クラスの
有する属性情報である属性名、属性型、属性値型、初期
値、アクセス権などが定義されている。かかる具体的定
義内容についての詳細は後述する。
スタンス管理手段120が管理し、実体であるインスタ
ンスに関する情報が定義されている。
130が管理し、オブジェクト間の関係定義情報が記録
されている。
立する関係を示す。ここで、オブジェクトAとオブジェ
クトBとの関係Rは、以下のように表現される。
てロールと呼ぶ。この場合、r1は、オブジェクトAか
ら見た関係Rのロール名、r2は、オブジェクトBから
見た関係Rのロール名であり、これらロール名を用いる
ことによって、関係を有する相手先のオブジェクトをポ
イントすることが可能となる。また本来、関係自体には
方向性はないが、以下の説明においては、識別のため、
上記の例におけるAを元クラス、Bを先クラス、r1を
元ロール、r2を先ロールと称する。即ち、関係定義と
は、かかるロールや先クラス、元クラスの組み合わせを
定義するものである。
の一例を示す。
間に、編集作業という関係が成り立つとすると、元クラ
スに属する東京太郎にとって、”編集対象”は東京新聞
であり、また、先クラスに属する東京新聞にとって、”
編集者”は東京太郎となる。ここで、図3中の属性間制
約とは、該当オブジェクトの属性間の制約条件であり、
関係がオブジェクト間に挿入されるときに、同時に挿入
される。
ト管理部100により生成されたオブジェクトに対して
データの登録を行う。
れたオブジェクトの属性に対して、データ登録部200
により登録されたデータの参照や書き込みなどの処理を
行う。データアクセス手順格納テーブルT90は、デー
タアクセス部300が管理し、オブジェクトに対する属
性値の取得手段が記録されている。
アクセス部300が管理し、データにアクセスするため
の関数が、アクセス対象別に記録されている。
部分を成す構成であり、所望するデータにアクセスする
ためのパスの記述である各種インデクスの定義、及び指
定されたインデクスに対するデータ格納場所の対応付け
の情報を管理する。インデクス管理部400は、下位構
成として、インデクス管理手段410、間接データイン
デクス管理手段420、上書き手段430、メタインデ
クス管理手段440とを有している。
インデクスと、オブジェクト、属性情報、および、デー
タ格納場所との対応付けを管理し、各種インデクスを使
用したデータアクセスの種類に応じ、必要な各テーブル
を参照しつつ、アクセスのために必要な処理を行う。
尚、以下の説明中において、[]中の記載はクラス名を
示し、「」中の記載はインスタンス名を示すものとす
る。
ス管理手段410がかかる管理に用いるテーブルであ
り、各オブジェクト毎に属性に対応する1の格納場所情
報を記録したテーブルである。
に対して実際にデータが格納されている場所を一意に指
定する文字列である。属性名と関係ロール名を用いて左
から区切り文字“#”を用いて記述する。格納場所につ
いて、値が複数ある場合は許されないので、かかる場合
には、直接番号指定をする。
所定義に対するアクセス関数を定義する方法等により、
アクセスする手順を容易に生成することが可能である。
0は、オブジェクトにおける、間接データインデクスの
定義、およびかかる間接データインデクスが示すデータ
への参照、書き込み等のアクセスを行う。尚、間接デー
タインデクスの定義については、後述する。
が書き込み可能かどうかについての情報を記録し、該当
属性が書き込み可能な場合には、書き込むべき属性値の
計算を行う。
ェクトに対する一次レベルのインデクスに対して、更に
複次的に付与したインデクス情報であるメタインデクス
の管理を行い、与えられたメタインデクスを用いた記述
に対し、オブジェクト管理部100に管理されているオ
ブジェクトから、該当するインデクスを持つものの検索
を行う。尚、ここでメタインデクスとは、いわば、外部
アプリケーションのビューに対応した、抽象レベルのイ
ンデクスであり、その基礎とするインデクスは、一次レ
ベルのインデクスの他、メタインデクスに対して更に複
次的にメタインデクスを付与することも可能である。ま
た、ここで、一次レベルのインデクスとは、データ部品
を直接又は間接に指し示す、データインデクスまたは間
接データインデクス自体とは異なり、かかるインデクス
が付されて格納されたオブジェクトに対して、アクセス
を行うためのインデクス記述をいう。
ンデクス管理手段440が管理を行い、かかるメタイン
デクスと、一次レベルのインデクス記述との対応関係が
記録されている。
る属性情報の詳細について、図5を用いて以下に説明す
る。図5に示すように、クラス定義における属性情報に
は、具体的には、属性名と属性型と属性値型がある。
構造を示し、例えば図5に示すように単値、リスト、テ
ーブルといった型がある。ここで単値(Singlevalue)
は属性値が1つのみ格納される型、リスト(List)とは
複数の属性値が記録される属性型で一つ自然数により唯
一の属性値が参照できる型、テーブル(Table)とは複
数の属性値が記録される属性値で二つの自然数の組み合
わせに対して唯一の属性値が参照できる型である。尚、
クラス定義においては、更に、当該属性の属性値に対し
て許される読み込み、書き込み等のアクセスの種別がア
クセス権として付与されている。
るものと、オブジェクトが直接管理する範囲外のデータ
やオブジェクトへの参照情報や定義情報を値とするもの
がある。前者の属性値型には例えば、文字列(STRIN
G)、数字(NUM)があり、後者にはデータインデクス、
オブジェクトリファレンス、データリファレンス、間接
データインデックス情報がある。
ジェクトの記録場所情報であり、関係定義等で他のオブ
ジェクトを参照する場合に用いられる。オブジェクト間
に関係付けが成立するとき、属性名=ロール名が用意さ
れ、この属性の属性値として、関係先のオブジェクトリ
ファレンスが記録される。オブジェクトとある関係を持
つオブジェクトは、一般的に複数なので属性名=ロール
名の属性型はリストになる。データリファレンスとは、
オブジェクトが管理するデータの記録場所を示す情報で
ある。
トの属性値として用いられ、データアクセスのために活
用される、各インデクスの概念、記述方法、定義内容に
つき、更に以下に説明する。
管理するデータを細分化部品化して識別子をつけて管理
するための指標である。
トが管理する実際のデータにアクセスするために必要な
データの記録場所とアクセス方法に関する情報とが、属
性値として記録される。データインデクスの場合の属性
値の内容は、以下に示すとおりである。
数、引数}ここで、データタイプはデータの種類を示
し、アクセス型は関数が書き込みか読み込みかを示し、
アクセス関数はアクセスするための関数名が記述され
る。引数には、この属性に書き込みを行う場合に必要な
情報を書き込む。
タの内容や、その一部すなわちデータ部品を、あたかも
管理オブジェクトの属性値であるかのように参照や書き
込みができる。
ンデクスを含む演算式により定義され、間接的に、同一
オブジェクト内または関係を有する他のオブジェクト内
の、他の属性の属性値を参照し、これを加工して値とす
るインデクスデータである。尚、ここで、演算式とは、
相対的なインデクス記述で他の値を参照する式をいう。
ス記述と演算子の組み合わせで記述される。例えば“SU
M(子文章.行数)”といった場合、関連文章の行数を
総和演算することを示している。
ェクトの特定の属性を指示する記述で、本実施形態で
は、属性名や関係ロール名の文字列と記号=“.”を用
いて、以下に示すように、インデクス記述を行う。
****.属性名 この表記は、左から“.”を識別子として、1または複
数の属性や関係ロール名をたどって、所望する属性にた
どり着くことを示している。例えば、 “「報告書」.子文章.作成者.年齢” は “オブジェクト「報告書」の子文章の作成者の年齢” を指し示している。
クス記述においては、自分自身をデフォルトのオブジェ
クトとするため、その記述中には、オブジェクトを含ま
ない、相対的なインデックス記述となる。
用いた場合には、一般的に1つの関係ロールには複数の
オブジェクトが関連するため、1つのインデクス記述の
指示する属性は複数になる。
数ある場合には、 属性=“「報告書」.子文章.作成者.年齢” は複数の作成者の年齢の集合を示すことになる。
インデクス記述に複数の値が対応する場合に、その中の
特定の属性を指示する記述方法を有している。具体的に
は、以下の3つの記述方法を用いる。
る。
齢” は“「報告書」.子文章”の2番目の[文章]のオブジ
ェクトを特定指示している。
である。
章}.作成者.年齢” は名前が第3章である関連文書を特定している。
である。
いる場合(この場合は名前)にはキー属性値を用いて以
下のような指定ができる。
年齢” これらのインデクス情報の関連付けは、格納場所管理テ
ーブルT30に記録され、インデクスを解釈する際に活
用される。
管理上のアクセスの許可に関する情報や実際の書き込
み、読み込み可能性に関する情報などを示し、属性毎に
所持者が異なってもよい。また、さらに、その属性値の
所持者に関する情報等を含んで、アクセス情報として定
義してもよい。
ス管理テーブルT60の内容を示す。
であり、属性として“名前”と、管理するテーブルのリ
ファレンスである“データ”をもつ。全てのクラスは
[万物]のサブクラスであり、[万物]の属性である
“名前”と“データ”とを継承する。図6では、便宜の
ため継承される属性定義については省略している。
ラスであり、属性=“タイトル”は、間接データインデ
クス属性定義がされており。その値は属性=“名前”を
参照することを示している。属性=“作成者”は、関係
ロール名であり、その値は関係のある他のオブジェクト
リファレンスとなっている。
ラスであり、属性=“内容”はデータインデクス属性定
義で、属性値として、 “{doc, read, GetNaiyo, null},{doc, write, Put
Naiyo, value}” を持つ。これは、読み込み用には、 “タイプ=doc,アクセス関数=GetNaiyo, 引数=な
し” の関数が指定されており、書き込み用には、“タイプ=
doc,アクセス関数=PutNaiyo, 引数=あり”が指定
されていることを示している。
タに対するインデクスとして定義されている。
ス定義がなされており、属性=“作成者”から参照され
るオブジェクトの属性=“名前”を参照している。属性
=“親文章”は、関係ロール名である。
の属性型が使用されている。
データインデクスで、その属性型はテーブルである。
<{名前=key,行数}>” この間接データインデクス値の意味は、属性=“関連文
章”が示す複数のオブジェクトに対してテーブル行を展
開し、さらにそれぞれの行に対して、<名前,行数>と
いう属性の順番で列展開を行い、テーブルを構成するこ
とを示している。
中の番号を利用してインデクスを記述することとする
と、属性=”進捗”の値としては、関連文章が3つある
とすれば、図7に示すテーブルに展開されることとな
る。尚、属性値にあるkeyとは、“名前”が関連文章を
区別するためのキー属性であることを示している。
て、関係管理手段130によって定義された関係定義テ
ーブルT80の内容を示す。
更が生じた場合に、対応するオブジェクトの属性値を更
新すると同時に、更に、間接データインデクスにより間
接的に参照している他の属性も併せて更新し、変更に関
する管理を行う。変更管理部500は、下位構成とし
て、更に、データの変更の監視を行う変更検知手段51
0、データ変更が生じた場合に関連する属性に対する変
更値を計算し、これを通知する変更通知手段520、関
連するオブジェクトの属性値の更新を行う変更反映手段
530とを有している。
段510が管理を行い、監視対象オブジェクトおよびイ
ンデクス、変更通知手段モジュール名が記録されている
(図28(a))。
段520が管理を行い、変更通知元、変更反映モジュー
ル名、データ変更の反映に必要となる計算用参照データ
および計算式が記録されている(図28(b))。
段530が管理を行い、反映対象オブジェクト及びイン
デクス、変更通知手段モジュール名が記録されている
(図28(c))。
アプリケーションの用いる新しいビューに対応する新し
いクラスの定義情報、及びこれと既存のクラス定義との
間の変換ルールの管理を行う。クラス間情報管理部60
0は、下位構成として、更に、新しいクラスの定義及び
定義情報の管理を行う新クラス管理手段620と、新し
いクラス定義と、既存のクラス定義との間の変換ルール
を管理し、かかるルールに基づいて、オブジェクト管理
部100を監視して、既存クラスのインスタンスに対応
する新クラスの仮想インスタンスを漸次生成するクラス
間情報変換手段610とを有している。
は、クラス間情報変換手段610が管理を行い、かかる
クラス間における変換ルールの定義情報が記録されてい
る。
部アプリケーションとのインターフェース部分である。
そして、本実施形態に係る情報管理装置の保有する実デ
ータを利用する外部アプリケーションに対して、そのア
プリケーションが新たなビューを用いてアクセスする場
合、即ち、そのアプリケーションが想定するデータの用
語等が、オブジェクト管理部100の管理する属性等の
用語と整合しない場合や、外部アプリケーションが想定
するクラス体系やデータ構造が、オブジェクト管理部1
00の管理するクラス体系や属性構造と異なる場合に
も、実データの利用を可能とする。即ち、用語が相違す
る場合には、メタインデクス管理手段440に対してか
かる用語の相違をメタインデクスとして登録を行い、ま
た、クラス体系や属性構造が相違する場合には、アプリ
ケーションが想定するクラス体系を、新クラス管理手段
620に定義し、さらに新クラスと既存のクラスの間の
変換ルールを、クラス間情報変換手段610に登録する
ことで、アプリケーション組み込みにおける整合性を維
持するのである。
管理装置の有するオブジェクトの各種情報を、要求に応
じて表示する。
て、オブジェクトの内容の参照、書き込みなどのアクセ
スを行う入出力手段810と、実際のオブジェクトの内
容の表示を、定義したレイアウトに従い表示する表示手
段820とを有している。レイアウト定義テーブルT1
40は、表示手段820が管理を行い、表示用レイアウ
トの定義情報が記録されている。
ジェクトデータベースに代表されるオブジェクトを取り
扱えるデータベースでも実現可能であり、従来の関係デ
ータベースに必要な機能を付与することによりを実現す
ることもできる。また、本実施形態における実データと
は、データベースに格納されているファイルや表データ
に代表されるコンピュータ上の資源としての実体を指
し、何らかの指示情報(固有の名前等)により、ソフト
ウェアから容易に参照できるものとする。即ち、その編
成は任意であり、構造化されたデータでも、構造化され
ないフラットなデータの状態でもよい。また、実データ
が保存されるデータベースは、関係データベースでもよ
いし、ファイル保存でもよい。さらに、オブジェクトや
データを保存するデータベースの所在は、集中的に、単
一のコンピュータで管理されていてもよいし、ネットワ
ークによって互いに接続する複数のコンピュータ上に分
散して管理されていてもよい。すなわち、例えばオフィ
ス環境にて個人個人の専用コンピュータ上の特定のデー
タに対してオブジェクトを生成し、これをネットワーク
を通じて他の利用者と交換するといった運用をすること
もできる。この場合、オブジェクトの分散管理に関して
は、既存技術である分散オブジェクト技術を利用する。
ドウエア構成は、各種処理を行うためのCPUと、キー
ボード、マウス、各種リーダー等の入力装置と、メモリ
装置やディスク装置等の外部記憶装置と、ディスプレー
装置、プリンタ装置等の出力装置とを備えた通常のコン
ピュータシステムの他、オブジェクト処理に適した専用
ハードウエアを用いても実現することができる。尚、前
記CPUは、各種処理を行う演算部と、前記処理の命令
及びデータを記憶する主記憶部とを具備する。
り、以下、本実施形態に係る情報検索方法を用いて、保
有するデータのデータ部品毎のアクセス、再利用を行う
場合の処理内容について、図面に基づき説明する。具体
的には、データ部品のアクセスを行うための初期登録内
容、間接データインデクスを用いたデータアクセス、メ
タインデクスを用いたデータアクセス、実データが変更
された場合の関連オブジェクトへの反映、外部アプリケ
ーションが追加・変更された場合の新しいアプリケーシ
ョンからのデータアクセス、および管理されているオブ
ジェクトの内容表示等につき、順に以下に説明する。
クセスするためのオブジェクト環境を設定する。即ち、
まずオブジェクト管理部100において、オブジェクト
の初期化を行なう。
関数列を記録した、オブジェクト初期化ファイルを参照
してオブジェクトを生成する。オブジェクト管理部10
0には、予め初期化用の関数が用意される。図8に、オ
ブジェクト初期化ファイルの一例を示す。本実施形態に
おいては、 オブジェクト作成用関数:objectCreate(クラス名,イ
ンスタンス名) オブジェクト関係挿入用関数:relationAssert(オブジ
ェクト名1,オブジェクト名2,関係ロール名) という2種類の関数を用いる。これらの関数を初期化フ
ァイルの上から下に読み込んで、オブジェクトの作成と
オブジェクト間の関係付けとを順次実行する。
性=”名前”としてインスタンス名が記録される。
は、前述したように、必要なデータインデクス、及び間
接データインデクスが、すでにそれぞれの属性値型によ
り、定義がなされている。
テーブルT10が生成され、クラス定義から属性情報が
コピーされることにより、個々のインスタンスの属性定
義が記録保存される。
データ登録部200により、データを登録する。本実施
形態では、以下の登録用の関数を用いて、文章ファイル
を登録する。
ェクト) かかる登録処理は、初期化ファイルに関数を記述するこ
とによりバッチ的に行ってもよいし、ユーザーが、入出
力手段810を通じて、任意のタイミングで指示しても
よい。図9に、データ登録内容の一例を示す。
ブルT20にオブジェクトの属性値が記録される。図1
3に、データ登録後の、属性値記録テーブルT20の内
容の一例を示す。属性値記録テーブルT20内では、承
継された属性も含めて記録されており、また、間接デー
タインデクスの属性値には、参照値を埋め込んだものを
記録している。かかる間接データインデクスの属性値を
参照するためには、インデクスや属性に関する定義情報
に基づいて、データアクセス部300を用いて、実デー
タにアクセスしてもよい。また、保有する元のデータの
変更時に、変更管理部500が、属性値記録テーブルT
20の内容を同期的に更新する構成とすれば、ユーザー
は属性値記録テーブルT20の内容のみを参照すること
で、高速に属性値にアクセスすることが可能となる。
テーブルT30に、定義したオブジェクトの属性毎に、
対応する格納場所の登録を行う。
アクセス手段をデータアクセス手順格納テーブルT90
に、アクセス関数をアクセス関数テーブルT100に、
それぞれ登録を行う。
を参照するために必要となる、関係の挿入を行う。図1
0に、本実施形態におけるオブジェクト間の関係を挿入
する処理手順を示す。以下このアルゴリズムに従って以
下の処理の動作を説明する。下記に示すのが、関係を挿
入するために用いられる関数である。
章」,親文書) まず関係定義テーブルT80に、図11(a)に示す関
係を登録する(S10)。 次に、元オブジェクトにお
ける属性=後ロール名に、図11(b)に示す先オブジ
ェクトのリファレンスを追加する(S20)。
ール名に、図11(c)に示す元オブジェクトのリファ
レンスを追加する(S30)。
名<={報告}.名前”を挿入する。
名”は報告の属性=“名前”を参照していることを示し
ている(S40)。
が取得できるように、格納場所情報を更新する(S5
0)。
場所管理テーブルT30の一部を示す。尚、同様に、関
係先の「第1章」についての格納場所管理テーブルT3
0のエントリーも更新される。
加や、変更に対応して任意に設けることのできるメタイ
ンデクスの登録を行う。かかる登録は、メタインデクス
テーブルT40に対して、メタインデクスと、その基礎
となるインデクスの対応関係のエントリーを追加するこ
とにより行う。例えば、“まとめ.要約”という属性に
対して“重要,要約,結論,文書”というメタインデク
スをつけることができる。図15に、かかる登録内容を
含むメタインデクステーブルT40の一部を示す。
れたメタインデクス記述に対し、メタインデクステーブ
ルT40から該当する一次レベルのインデクスを検索す
る。今、メタインデクス”文章かつ結論”を与えたとす
ると、以下の関数処理により、 searchIndex(“文章かつ結論”) 値として“まとめ.要約”が得られる。
んでおり、定義の仕方によっては、複数のインデクスを
集めて、目的に合うように合成する等も可能である。
る予定行数”というメタインデクス記述に対して該当す
る一次レベルのインデクスを検索すると、 進捗に関連する行数には、第1章.行数 進捗に関連する予定行数には、第1章.作成.目標行数 を得るので、これらを組み合わせて計算を行ない、以下
の結果を得ることができる。
に関する予定行数”)=第1章.行数/第1章作成.目
標行数 次に、初期登録処理の後に、間接データインデクスの追
加を行った場合の処理の一例につき、以下に説明する。
新たな属性=“責任者”を付与した場合、オブジェクト
=「報告書」に対応する属性定義テーブルT10の内容
が、図14(a)に示すエントリーが追加されて書き変
わると同時に、既に生成されているオブジェクトの属性
構造も変更される。
者”の属性値型は、間接データインデクスで、{作成
者}は、他の属性を示している。
に間接データインデクスを属性値に持つ、属性=“総行
数”を新たに追加するとすると、属性定義テーブルT1
0の内容が、図14(b)に示すエントリーが追加され
て書き変わる。
のは複数の[文章]のオブジェクトであり、“子文章.
行数”はリストとなる。SUMはリストに対する総和の演
算子である。これは属性=“子文章”で参照される全て
のオブジェクトに対して、属性=“行数”を参照しこれ
らの総和を計算して、属性=“総行数”の値とすること
を示している。
タまたはデータ部品へのアクセスについて、その処理内
容を説明する。
のデータアクセスについて説明する。
クセスのフローを示す。尚、以下の処理中において、途
中で複数のオブジェクトが得られる場合は格納場所をリ
ストとして保持し、複数のオブジェクトの対応する場合
が複数回発生する場合には入れ子構造を持つリストとし
て保持する。
=“責任者”の例で間接データインデクスのアクセスを
説明する。上述した間接データインデクスの追加におい
て、図14(a)に示したように、属性=“責任者”の
属性値型は、間接データインデクスであり、定義内で同
オブジェクトにおける、別の属性=“作成者”を参照し
ている。間接データインデクス管理手段420は、間接
データインデクス定義=”責任者は{作成者}です”か
ら、参照すべきインデクスとして、“報告書.作成者”
を得る(S100)。
し、“報告書.作成者”は「D氏」であることを得る
(S120)。尚、この際の処理をさらに具体的に詳述
すると、まず、インデクス記述を左から順にスキャン
し、最終的にデータを保存する属性を特定する(S11
1)。次に、格納場所管理テーブルT30を参照して、
対応する格納場所指定を得(S112)、かかる格納場
所指定にアクセスして対応する属性値を得るのである。
して“責任者はD氏です”を得る(S130)。
「報告書」に対する間接データインデクスの属性値を持
つ属性=”総行数”を参照する。
章.行数})” この場合は、「報告書」と子文章の関係にあるのは、複
数の[文章]のオブジェクトであり、従って、子文章.
行数はリストとなる。SUMはリストに対する総和の演算
子である。つまり、上記の計算式は、属性=”子文章”
で参照される全てののオブジェクトに対して、属性=”
行数”を参照し、これらの総和を計算して属性=”総行
数”の値とすることを示している。
の子文章.行数が参照されて(S120)、これらの和
が計算されたものが値として返される(S130)。
今、 第1章.行数=10, 第2章.行数=30, まとめ.行数=20, であるとすると、“報告書.総行数”=60になる。
法は、上述した手順によるものに限定されるものではな
い。他の方法としては例えば、変更通知手段520によ
り、同インデクスで示される属性に対し、変更値をデー
タ変更の度毎に反映させておいて、これを用いて、間接
データインデクス以外の、通常の属性値のアクセスと同
じ手順により値を得る方法も可能である。
セス権が、書き込み可能であった場合の、データの書き
込みの手順について、以下に説明する。
インデクスのアクセス権と演算の性質から、定義された
間接データインデクスのアクセス権を計算する。
セスでも、アクセス権が書き込み可能な場合には、これ
をおこなうことができる。かかる上書き操作は、上書き
手段430が、まず属性が書き込み可能か否かを、属性
定義の計算式の逆関数があるか否かにより判断を行い、
逆関数があれば書き込み可能なものとして書き込むべき
値を計算し、かかる値を、データアクセス部300が、
図16のステップS110により得られた格納場所指定
に対して、実際のデータベースに書き込みを行う。ま
た、後述する変更管理部500の中に、上書き用のモジ
ュールを追加することによっても、上記上書き処理は可
能となる。
オブジェクトが複数の場合、即ち、張り込み先の属性型
がテーブルである場合のデータアクセスの例を、以下に
説明する。
ラスのインスタンスで、属性=”進捗”は、図17に示
すように定義されている。
値はリストであり、それぞれのリスト要素を行として、
このリスト要素の属性=”名前”と、属性=”行数”の
属性値が列に張られている。
図18に示す内容が記録されている。
は、テーブルのkey属性を基にインデクスと格納場所と
の関連付けが、図19に示すように格納場所管理テーブ
ルT30に記録されている。
インデクスによるアクセスの実現方法は、アクセス時に
関連する情報をたどって値を得る方法と、変更管理部5
00によるデータ変更時の変更管理による方法がある。
て、オブジェクトの属性値、または実データにアクセス
する場合の処理内容につき、以下に説明する。
クトへのアクセス関数としては、 getValue(インデクス記述) putValue(インデクス記述、値) の2種類がある。
オブジェクトの属性値にアクセスした場合の処理のフロ
ーチャートを示す。尚、図20乃至図23に示すかかる
アクセスの処理は、入出力部800からの要求に限られ
ず、外部アプリケーションからプラグイン部700を経
由した場合でも、同様の処理が行われる。
を要求した場合につき、図20および図21を示して説
明する。
呼び出されると、 putValue(インデクス記述、値) まず、メタインデクス管理手段440に制御が渡り、図
20に示す処理が行われる。メタインデクス管理手段4
40は、最初に、与えられたインデクス記述が、メタイ
ンデクスであるか否かの判断を行う。即ち、メタインデ
クステーブルT40を参照して、入力されたインデクス
記述に対応するテーブルエントリーがあるか否かを検索
し、あった場合には、実際にアクセスする一次レベルの
インデクスを得る(S200)。この際、与えられたメ
タインデクスが、メタインデクスに対してさらに付与さ
れたものであった場合には、再帰的にテーブルエントリ
ーの検索を行うことで一次レベルのインデクスを得るこ
ととなる。次に、得られたインデクスから、インデクス
管理手段410を用いて、インデクスに対応する値を得
るのである(S210)。
0における、属性値取得のさらに詳細を示すフローチャ
ートである。
と、まず、与えられたインデクスから、オブジェクト管
理部100が保持する、属性定義テーブルT10及び必
要に応じて関係定義テーブルT80を参照して、関係を
手繰ることにより、インデックスに示される属性を直接
記録するオブジェクト名および属性名を取得する(S2
11)。さらに、得られたオブジェクト名及び属性名か
ら、格納場所管理テーブルT30を参照して、該当属性
の格納場所記述を取得する(S212)。
値型を判断して、それぞれに対応する処理を行う。即
ち、オブジェクト管理部100が保持する属性定義テー
ブルT10を参照して、与えられたインデクスが、デー
タインデクスか、間接データインデクスか、それ以外な
のか、の属性値型を得る(S214)。
る場合には、さらに上書き可能な属性であれば(S21
5)、格納場所記述からデータアクセス部300を介し
て、属性値の書き込みを行い(S219)、一方、上書
き不可である場合には、エラー値を返して終了する(S
216)。尚、かかる属性値の書き込みは、データベー
ス上の実データ及び属性値記録テーブルT20に対して
同時に行うことで、他からのアクセスに対してのデータ
の一貫性が維持されることとなる。
値型が間接データインデクスであった場合には、上書き
手段430に制御を渡し、上書き手段430は、属性定
義テーブルT10上の間接データインデクスの計算式か
ら、上書き可能と判断された場合は(S217)、さら
に計算式を用いて書き込む値の計算を行い(S21
8)、一方、上書き不可である場合には、エラー値を返
して終了する(S220)。書き込む値を戻されたイン
デクス管理手段410は、格納場所記述から、データイ
ンデクスの場合において説明したのと同様の属性値の書
き込みを行う(S219)。
値型が、データインデクスでも間接データインデクスで
もない場合には、上書き可能か否かの判断を、属性値記
録テーブルT20の該当エントリーの上書き可能か否か
を示すフラグを参照することにより行い(S215)、
上書き可能であれば、格納場所記述から、上記と同様の
属性値の書き込みを行い(S219)、上書き不可であ
る場合には、エラー値を返して終了する(S220)。
流れを説明する。いま、 putValue(「第1章」.コメント,“この章には大幅修
正が必要”)が入出力部800から与えられた場合、メ
タインデクス管理手段440は、”「第1章」.コメン
ト”に対応するメタインデクスが存在しないので(S2
00)、“「第1章」.コメント”を、一次レベルのイ
ンデクスとして、値のアクセスを行う。インデクス管理
手段410は、オブジェクト管理部100を介して、属
性=”コメント”を記録するオブジェクト=「第1章」
を得(S211)、また、格納場所管理テーブルT30
を参照することで、格納場所記述=”第1章#コメン
ト”を得る(S212)。また、さらに属性定義テーブ
ルT10を参照することにより、“第1章.コメント”
の属性型が単値で、属性値型がSTRINGであることを得る
(S214)。
スでも、データインデクスでもなく、上書き可能であれ
ば、属性値=“この章には大幅修正が必要”の書き込み
を、属性値記録テーブルT20およびデータアクセス部
300を介してデータベース上の実データに対して行う
(S219)。図24に、書き込み後の属性値記録テー
ブルT20の内容の一部を示す。
を要求した場合につき、図22および図23を示して、
書き込み処理と相違する部分のみ説明する。
呼び出されると、 getValue(インデクス記述) 書き込みの場合と同様に、メタインデクス管理手段44
0に制御が渡り、図22に示すメタインデクスの検索処
理が行われ、実際にアクセスする一次レベルのインデク
スを得る(S300)。
ス管理手段410を用いて、インデクスに対応する値を
得るのである(S310)。
0における、属性値取得のさらに詳細を示すフローチャ
ートである。
と、書き込みの場合と同様に、検索されたオブジェクト
名、属性名から、格納場所記述を取得し(S311、S
312)、属性値型の判断を行う(S314)。この場
合、属性値型が間接データインデクスであった場合に
は、更に、間接データインデクス管理手段420が、属
性定義テーブルT10の該当する計算式を参照して、属
性値の計算を行い、値を返す(S316、S317)。
以外の、データインデクスまたはその他であった場合に
は、格納場所記述を用いて、属性値の読み込みを行うの
である。かかる読み込みは属性値記録テーブルT20と
データベース上の実データとの同期が保持されているな
らば、いずれから読み取りを行っても任意であるが、属
性値記録テーブルT20からの読み込みを行った方が、
パフォーマンス上の観点からは望ましい。
られたとすると、 getValue(「第1章」.コメント) 上述の処理の流れ(S300〜S317)に従って、値
=“この章には大幅修正が必要”を得ることとなる。
に当っては、インデクス間の整合性を計算する機能が必
要であるが、これには、例えばパターンマッチング等の
技術を用いることができる。
あった場合のアクセスの詳細をさらに、説明する。
説明する。いま、入出力部800を通じ、以下の関数が
メタインデクス管理手段440に対して入力されたとす
る。
ブルT40に登録されていないため、与えられたインデ
クス記述をインデクス管理手段410に渡して、属性値
の参照が行われるが、「第1章」.要約に対応する属性
の属性値型がデータインデクスなので、データアクセス
部300に制御が渡って、以下のアクセス手順に従い、
アクセスが実行される。図32に、かかるアクセスの処
理手順を示す。
義情報を参照し、「第1章」の属性=”要約”のアクセ
ス関数の情報を得る(S500)。
対する読み込み型の関数であることから、属性=”要
約”の属性情報の中から読み込み型のアクセス情報を得
る(S510)。
そこでdccに対する読み込みに関するアクセス関数を、
図25に示すアクセス関数テーブルを参照して、結果と
して関数ポインタ*youyakuを得、以下の関数を合成する
(S520)。
c) データアクセス部300は、かかる関数処理を、データ
ベースに対して実行することにより、データsectionl.
doc内部にアクセスして、sectionl. docの内容のうちか
ら、要約のみを、データ部品として得る(S530)。
tionCallの関数値として得るので、この値をgetValueの
値として、入出力部800を通じてユーザーに対して表
示する(S540)。
説明する。
定義情報のうち、書き込みに関する属性定義が参照され
て実行される。例えば、入出力部800から以下の書き
込み要求が入力されると、 putValue(「第2章」.内容,“特許明細書における項
目の構成と...”) データ書き込みの場合に説明したのと同様のフローに従
い(S500〜S530)、以下の関数、 functionCall(*PutNaiyo, section2.doc,“特許特許明
細書における項目の構成と...”)が合成、実行され
て、属性値記録テーブルT20、及びデータベースにお
けるsection2.docの内容が更新されることとなる。
管理部500による、関連オブジェクトの自動更新の処
理の内容につき説明する。変更管理部500は、あるオ
ブジェクトの属性値に、書き込みによる変更が発生した
場合に、かかる変更を関連する別の属性に反映させる機
能を提供する。尚、ここでは実データへの変更として説
明を行うが、属性値定義テーブルT20上の属性値デー
タに対する変更も、実データへの変更と同期をとって行
われるため、実際の変更対象にはかかる実データも包含
されることとなる。図27は、かかる変更管理部500
の処理の流れを示すフローチャートである。
20に増えた場合につき、図27に基づき、具体的に説
明する。まず、変更検知手段510(pub_no1)
は、変更検知テーブルT110に登録されたオブジェク
トの内容の変更を監視しており(S400)、かかるデ
ータ変更が生じた場合(S410)、これを検知し、変
更された内容(20)を、変更通知手段520(med
_no1)に送信する(S420)。
必要となる他の参照データとして、変更通知元モジュー
ル名から変更通知テーブルT120を参照して他の参照
データとして、第2章(pub_no2)、まとめ(p
ub_mat)の行数を得て(S430、S440)、
これらを計算式に従い和計算して新しい値70を得る
(S450)。この得られた値を、変更反映手段530
(sub_no1)に通知すると(S460)、変更反
映手段530は、変更反映テーブルT130を参照し
て、反映対象である「報告書」の、属性=”総行数”の
属性値を更新する(S470)。
部100におけるインスタンス生成と連動して、関連す
るモジュールの生成と、オブジェクトへの組み込みが実
行される。
り、複数のオブジェクトが同一の属性値を参照している
場合には、変更検知手段510に相当するモジュールは
一つのまま、その通信先を複数、変更検知テーブルT1
10に登録するだけで、データ変更が生じた場合、同時
に複数の該当するオブジェクトに反映することが可能と
なり、効率の良い変更管理が実現されることとなる。
成、及び組み込みは、インスタンス生成時に行われ、後
の変更の検知、通知及び反映は、データの変更が生じた
場合に随時行われる。
ける、クラス間情報管理部600の処理の内容につき、
以下に説明する。まず、新しいクラスが必要となった場
合には、新クラス管理手段620において、新しいクラ
ス情報を追加定義、登録する。この場合に、オブジェク
ト管理部100に既に存在するクラス情報を利用して、
クラス定義を記述することができる。図29に、本実施
形態における新クラス定義の一例を示す。
用している途中において、既存のクラス定義の体系と異
なる、新たな新たなクラス定義の体系を用いる、新たな
アプリケーションのビューにより、情報管理装置の有す
るデータにアクセスするためには、以下の手順に従う。
フェースを用いて、新クラス定義手段620に新しいビ
ューに対応するクラス群の定義を行う。更に、クラス間
情報変換手段610の管理するクラス間情報変換ルール
テーブルT50に対して、新クラス体系と既存のクラス
体系との関連づけを記述したルールを登録する。
クト管理部100で生成されるインスタンスの監視を行
っており、クラス間情報変換ルールテーブルT50を参
照して、ルールに該当するインスタンスが新たに生成さ
れたときに、ルールに従って、新クラス体系における、
対応するインスタンスを生成する。
から、アプリケーションのビューに対応した仮想的な新
クラスを定義したときに、新たなクラスに対するインデ
クスが存在するかのように外部からアクセスできるよう
になる。
用して新クラスCを定義し、かつ今、クラスAのインス
タンスとして、a1,a2、クラスBのインスタンスと
してb1,b2が存在するとする。このときクラスcに
は仮想的なインスタンス c1=(a1,b1)から生成したもの c2=(a1,b2)から生成したもの c3=(a2,b1)から生成したもの c4=(a2,b2)から生成したもの が存在するものとみなせる。
及び[全体的管理作業]クラスに対し、図30のクラス
間情報変換ルールが定義されているとする。
は、オブジェクト管理部100を監視して、[文章]ク
ラスのインスタンスが生成されたとき、クラス間情報変
換ルールを参照する。そして、かかるルールに従い、そ
のインスタンスに対する[文章管理作業]のインスタン
スを新たに生成し、その属性値には、元のインスタンス
のオブジェクトリファレンスを書き込む。また、[全体
管理作業]のインスタンスを生成し、これに[文書管理
作業]のインスタンスを書き込む。この結果、「第1
章」、「第2章」、「まとめ」、「報告書」のそれぞれ
に対応する文章管理作業の新インスタンスと、1つの
[全体的管理作業]のインスタンスとが生成される。図
31にかかる仮想インスタンスの一部を示す。
スを定義した際に、その内容を一括変換する場合につき
説明したが、変換は随時動的に行なわれる。例えば、新
しい章=「第4章」のインスタンスが生成されると、そ
の進捗の情報が参照されて、新しく「第4章」に関する
文章管理作業のインスタンスが動的に生成される。
0を用いれば、例えば新クラス管理手段620で、新し
いクラスを定義した際の、新しい属性に対応する情報を
既存オブジェクトから抽出する場合に、既存オブジェク
トの属性に適切なものがあればこれを検索して、クラス
定義の間接データインデクス属性定義として組込むこと
ができる。
形態に係る情報管理装置の有するデータに、柔軟にアク
セスする場合の例として、プラグイン部700の処理内
容を以下に説明する。
ョンが想定するビュー、即ち、クラス名や属性名等の用
語や、クラス体系、データ構造等が、既存のオブジェク
トの用語やクラス体系、属性構造等と本来整合性がない
場合においても、メタインデクスや、クラス間情報管理
部600と連動して、かかる整合性を維持して、外部ア
プリケーションが、既存のデータに仮想的にアクセスす
ることのできる機能を提供するものである。
ンデクステーブルT40に、用語の違いの関連づけ、即
ち、アプリケーション側の用語と、オブジェクト側の用
語の対応を登録する。かかるメタインデクス定義によ
り、外部アプリケーションは、既存のデータの用語との
違いを意識することなく、データアクセスをすることが
できる。
クト側でいう属性構造)に違いがある場合には、新クラ
ス管理手段620に、新クラス体系を定義し、また、ク
ラス間情報変換ルールテーブルT50に、変換ルールを
定義する。かかる定義により、クラス間情報変換手段6
10が、新しいクラスと既存のクラスの属性間のデータ
の整合性を、逐次維持するので、外部アプリケーション
は、既存のデータベースの内部構造を知らなくても、容
易に既存データへのアクセスを行うことができる。
書き込みもできるので、単なる間接参照による擬似デー
タ構造への更新をするのではなく、実際にデータベース
の実データへの書き込みができる。
理について、以下に説明する。
するレイアウト定義テーブルT140には、オブジェク
トの内容が、具体的な値のかわりにインデクスにより記
述されている。ここで、表示を行う際には、かかるイン
デクスの値を、メタインデクス管理手段440に渡すこ
とにより、対応する属性値を取得し、インデクス表示を
かかる属性値で置き換えて最終的な表示内容の合成を行
う。
r Text Markup Language)言語で行ない、この中でイン
デクスを利用した文字列により、オブジェクトの情報を
組込んだフォーマットで定義される。
義中のインデクス文字列を、入出力手段810の関数 getValue(インデクス文字列) を利用することにより、実際の値へと展開する。ここ
で、戻り値の属性型が単値の場合には、そのままインデ
クス文字列を置き換え、またリストやテーブルの属性型
の値が得られた場合には、レイアウト言語に合わせたリ
ストやテーブルを生成し、これに対応した置き換え表示
を行う。
クスは、同一オブジェクト内の、ある特定の他属性や、
ある特定の他オブジェクトの属性を利用することによ
り、定義を行っている。これは、オブジェクト間での、
データ部品の貼り付けや、演算によるデータ部品の共有
の自動化技術に相当する。
おける発行と引用においては、ある特定のオブジェクト
や属性の部分データを直接引用して、複合文章を構成す
る仕組みとなっている。即ち、発行元、及び引用元は、
ともに固定されていたのである。
デクス間の対応付けを、複次的に付与することのできる
メタインデックスの機能を有している。このため、間接
データインデクスを、さらにメタインデクスにより随時
定義しておけば、メタインデクスの内容に従って、その
引用先を、他のオブジェクトの定義内容に修正を加える
ことなく、動的かつ柔軟に変更することができる。
時における発行相手や引用相手を予め特定しなくても、
後から動的に設定、変更できる仕組みが実現でき、柔軟
に運用することができるという効果を奏するのである。
かかる仕組みを、従来技術における発行/引用と区別す
るために、発信/受信と呼ぶ。
の効果が得られる。即ち、まず、データの参照時におい
ては、同一オブジェクト内の他の属性や、また、他のオ
ブジェクトから関係を介しての、間接的なインデクスを
用いることが可能となり、更に、かかるインデクスから
直接データ更新を行うことも可能となった。即ち、オブ
ジェクト間の関係もインデクス属性と同じように扱える
ので、これを用いれば、他のオブジェクトの属性情報を
あたかも自らの属性情報のごとくに活用が可能となる。
クスを付与することができるので、抽象的でアプリケー
ションのビューにより近く、インスタンスの変更に影響
されることのない、曖昧な、即ち柔軟なインデクスを用
いることが可能となった。更に、構造化されていないデ
ータに対しても、インデクスを付与して、データ部品と
してアクセスすることが可能となった。
オブジェクトに対し、変更情報を効率的に通知、反映
し、データと関連オブジェクトの一貫性を維持すること
が可能となった。
も、新たなクラス体系において、既存のオブジェクト体
系の内容を参照して仮想的なインスタンスを生成し、既
存のオブジェクト情報を変換して利用することが可能と
なった。
ューが、既存のオブジェクト情報と異なっても、アプリ
ケーションからはこれを意識せずにデータアクセスする
ことが可能となった。
以下に記載されるような効果を奏する。即ち、アプリケ
ーションのビューにより近い、クラスレベルの抽象的か
つ複次的で柔軟なインデクスの機能を提供するので、オ
ブジェクトの変更やアプリケーションのビューの変更に
影響されることなく、各アプリケーションに即して、柔
軟かつ効率的に、外部からの、データおよびデータ部品
へのアクセスが行えることとなる。また、これにより、
オブジェクトの内容が変更された場合にも、そのメンテ
ナンスを容易にし、外部アプリケーションから必要に応
じたビューによって、効率的にアクセスすることが可能
となる。
ベースデータなど、その構造化されているデータはもと
より、文章のように構造化されていないデータについて
も、対象データの性質を問わず、多岐にわたるアプリケ
ーションから容易にアクセスすることが可能となる。こ
れにより、外部からのアクセスに対するデータの独立性
を高め、データ部品の共用性、再利用性を向上させるこ
とができるという効果が得られる。
であり、その適用対象分野は特に限定されるものではな
いが、とりわけ、データの変更が頻繁に行われ、かつデ
ータ共有が強く要請される分野、即ち文書等を含むデー
タ編集や、設計業務などにおいて、顕著に生産性の向上
をもたらすものである。
からのビューが変更、新設されて既存のオブジェクト体
系との間で、不整合がある場合でも、これらの間のギャ
ップを埋め合わせることにより、新たなアプリケーショ
ンの組み込みを容易にすることにある。
他のオブジェクトから関係を介しての、間接的なインデ
クスの機能を提供するので、関連するデータ部品の一括
したアクセスやまとめた演算が行うことができる。この
ため、他のオブジェクトの属性情報も自らの属性情報と
して活用でき、データの操作時における効率の向上を図
り、柔軟なデータアクセスが可能となるという効果が得
られる。これにより、多岐にわたるアプリケーションか
らのデータのアクセスをさらに容易にし、データの共用
性、再利用性を高めることが可能となる。
れたクラスとの間の対応関係を管理する機能を有するの
で、新たなクラスが新設された場合にも、これに対応し
たオブジェクトを再定義することなく、既存のオブジェ
クト体系の内容を変換利用することが可能となるという
効果が得られる。これにより、部品データに関連するオ
ブジェクトのメンテナンスを容易にすることができる。
を、既存のオブジェクトの適切なインデクスに変換する
機能を有するので、外部からのビューの変更に容易に対
処し、新規アプリケーションの組み込みやアプリケーシ
ョンの変更への対応を図ることが可能となるという効果
が得られる。これにより、さらに、データの再利用性、
データの共有性を向上させることができる。
応するオブジェクトとともに、関連する他のオブジェク
トに、変更内容を随時反映する機能を有するので、デー
タおよびこれに関連するオブジェクト間の一貫性を維持
することが可能となるという効果が得られる。これによ
り、さらに、容易に保有する情報を管理、メンテナンス
することができる。
れたデータを、外部の種々のアプリケーション、ユーザ
ーから容易にアクセス、操作でき、また、保有するデー
タ、オブジェクト、外部アプリケーションが、変更、追
加された際にも、そのデータの利用性を損なうことがな
いというデータ環境を提供することとなる。従って、シ
ステムの柔軟性を確保し、情報資産、ソフトウエア資産
の十分かつ汎用的な活用を図ることができるのであり、
産業上その効果のきわめて大きい発明である。
能ブロック図である。
成を示す機能ブロック図である。
内容を示す図である。
す図である。
示す図である。
示すフローチャートである。
リーを示す図である。
る。
ある。
属性定義テーブルのエントリーを示す図である。
る。
の処理手順を示すフローチャートである。
を示す図である。
ある。
である。
クス記述を用いたデータ書き込みの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
の、インデクス管理手段内における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
クス記述を用いたデータ読み込みの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
の、インデクス管理手段内における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ある。
る。
ャートである。
示す図である。
を示す図である。
である。
処理手順を示すフローチャートである。
Claims (11)
- 【請求項1】格納データに対応するオブジェクトを登録
し、前記格納データの内部情報を、前記オブジェクトの
属性を用いて任意の格納単位に分割したデータ部品の情
報の管理を行う情報管理装置であって、 前記オブジェクトの1又は複数の前記属性情報を記録
し、前記属性の属性値型として他のオブジェクトへのア
クセス用のインデクスを記述可能に構成した属性定義テ
ーブルと、 前記データ部品にアクセスするためのパスを記述するイ
ンデクスと、該インデクスに複次的に付与したメタイン
デクスとの対応関係を記録したメタインデクステーブル
と、 前記属性と、前記データ部品の格納場所との対応付けを
記録する格納場所管理テーブルと、 前記属性定義テーブルを用いて、前記属性の情報を含む
クラス情報と、該クラスに属するインスタンス情報の管
理を行うオブジェクト管理部と、 前記属性定義テーブル及び前記格納場所管理テーブルを
参照して、与えられたインデクス記述から、前記データ
部品の格納場所指定により、前記データ部品に対応する
属性値にアクセスするインデクス管理部と、 前記データ部品についてのデータ格納場所情報に基づい
て、前記格納データ中の前記データ部品へのアクセスを
行うデータアクセス部とを有し、 前記インデクス管理部は、さらに、前記メタインデクス
テーブルを参照して、与えられたメタインデクス記述か
ら、一次レベルのインデクスへの展開を行うメタインデ
クス管理手段を有し、 与えられた前記メタインデクスに基づいて、前記対応関
係により示される前記オブジェクトの属性を用いて、前
記データ部品へのアクセスを行うことを特徴とする情報
管理装置。 - 【請求項2】前記オブジェクト管理部は、さらに、複数
のオブジェクト間に成立し、相互に相手先のオブジェク
トをポイントする関係の情報を記録する関係定義テーブ
ルを参照して、前記関係情報の管理を行う関係管理手段
を有し、 前記属性定義テーブルは、前記属性の属性値型として前
記関係を用いたインデクスを記述可能に構成し、 前記インデクス管理部は、さらに、1のオブジェクト内
の他の属性、又は前記関係を介する他のオブジェクトの
属性から、間接的に指し示された前記データ部品を用い
た間接データインデクスの情報の管理を行う間接データ
インデクス管理手段を有し、 与えられた前記間接データインデクスより示されるオブ
ジェクト属性を用いて、前記データ部品へのアクセスを
行い、得られた前記データ部品から、さらに、前記間接
データインデクスの記述に従い、新たなデータ部品を生
成することを特徴とする請求項1記載の情報管理装置。 - 【請求項3】上記情報管理装置は、さらに、新たなクラ
ス情報の定義及び管理を行う新クラス管理手段と、 前記新たなクラスと、既存のクラスとの間の関連付けを
記述したオブジェクト変換ルールを保持し、前記オブジ
ェクト管理部での、既存のクラス内の前記インスタンス
生成に応じて、前記変換ルールに基づき、前記新たなク
ラス内に対応するインスタンス生成を行うクラス間情報
変換手段とを少なくとも有するクラス間情報管理部を有
することを特徴とする請求項1または2のいずれか記載
の情報管理装置。 - 【請求項4】上記情報管理装置は、さらに、外部アプリ
ケーションのビューと、既存のオブジェクト体系との対
応に基づいて予め定義された、前記メタインデクスの情
報および/又は前記クラス間情報管理部の新たなクラス
定義と前記変換ルールを用いて、前記外部アプリケーシ
ョンから与えられた前記インデクスの示すオブジェクト
属性と、既存のオブジェクトに登録されたオブジェクト
属性との間の変換を動的に行うプラグイン部を有するこ
とを特徴とする請求項3記載の情報管理装置。 - 【請求項5】格納データに対応するオブジェクトを登録
し、前記格納データの内部情報を、前記オブジェクトの
属性を用いて任意の格納単位に分割したデータ部品の情
報の管理を行う情報管理装置であって、 前記オブジェクトの1又は複数の前記属性情報を記録す
る属性定義テーブルを少なくとも用いて、前記オブジェ
クトのクラス情報の登録及び管理を行うクラス管理手
段、 前記属性情報に対応する属性値を、対応するデータ部品
の格納場所指定とともに記録する属性値記録テーブルを
少なくとも用いて、該クラスに属するインスタンス情報
の登録及び管理を行うインスタンス管理手段、 および、複数の前記オブジェクト間に成立する関係の情
報を記録する関係定義テーブルを少なくとも用いて、前
記関係情報の登録及び管理を行う関係管理手段を少なく
とも有するオブジェクト管理部と、 オブジェクト属性に対応した、前記データ部品の登録を
行うデータ登録部と、前記データ部品にアクセスするた
めのパスを記述するインデクスと、該インデクスに複次
的に付与したメタインデクスとの対応関係を記録したメ
タインデクステーブルを少なくとも用いて、与えられた
インデクス記述から、必要に応じて一次レベルのインデ
クスへの展開を行うメタインデクス管理手段、 前記属性と、前記データ部品の格納場所指定との対応付
けを記録する格納場所管理テーブルを少なくとも用い
て、メタインデクス管理手段から与えられたインデクス
記述から、前記データ部品の格納場所指定により、前記
データ部品に対応する前記属性値記録テーブルの属性値
にアクセスするインデクス管理手段、 1のオブジェクト内の他の属性、または前記関係を介す
る他のオブジェクトの属性から間接的に指し示された前
記データ部品を用いた間接データインデックスから示さ
れるオブジェクト属性を用いて前記データ部品へのアク
セスを行い、得られた前記データ部品から、さらに、前
記属性定義テーブルの前記間接データインデクスの記述
に従い、仮想的なデータ部品の内容の計算を行う間接デ
ータインデクス管理手段、 および与えられた前記オブジェクト属性が、書き込み可
能な場合には、書き込むべき属性値を算出する上書き手
段を少なくとも有するインデクス管理部と、 前記データ部品についての格納場所指定に基づいて、前
記格納データ中の前記データ部品へのアクセスを行うデ
ータアクセス部と、 前記データ部品に対する変更を監視し、該変更の検知を
行う変更検知手段、 前記変更の検知が通知された際には、変更反映先オブジ
ェクトへの変更内容の通知を行う変更通知手段、 前記通知の内容に従い、変更反映先オブジェクトの属性
値の変更を行う変更反映手段を少なくとも有する変更管
理部と、 新たなクラス情報の定義及び管理を行う新クラス管理手
段、 および前記新たなクラスと既存のクラスとの間の関連づ
けを記述したオブジェクト変換ルールを記録するクラス
間情報変換ルールテーブルを少なくとも用いて、前記既
存のクラス内の前記インスタンス生成に応じて、前記変
換ルールに基づき、前記新たなクラス内に対応する新た
なインスタンス生成を行うクラス間情報変換手段を少な
くとも有するクラス間情報管理部と、 前記メタインデクス情報および/または前記クラス間情
報変換ルール情報に基づき、外部アプリケーションから
与えられたインデクスの示すオブジェクト属性と、既存
のオブジェクトに登録されたオブジェクト属性との間の
変換を動的に行うプラグイン部と、 前記オブジェクトの内容の外部からのアクセスを行う入
出力手段、 および前記オブジェクトの内容表示を行う表示手段を少
なくとも有する入出力部とを少なくとも有することを特
徴とする情報管理装置。 - 【請求項6】格納データに対応するオブジェクトを登録
し、前記格納データの内部情報を、前記オブジェクトの
属性を用いて任意の格納単位に分割したデータ部品の情
報の管理を行う情報管理装置を用いた情報検索方法であ
って、 前記オブジェクトの1又は複数の前記属性情報を記録
し、前記属性の属性値型として他のオブジェクトへのア
クセス用のインデクスを記述可能に構成した属性定義テ
ーブルを用いて、前記属性の情報を含むクラス情報と、
該クラスに属するインスタンス情報の管理を行うオブジ
ェクト管理ステップと、 前記属性と、前記データ部品の格納場所との対応付けを
記録する格納場所管理テーブルと、前記属性定義テーブ
ルとを参照して、与えられたインデクス記述から、前記
データ部品の格納場所指定により、前記データ部品に対
応する属性値にアクセスするインデクス検索ステップ
と、 前記データ部品についてのデータ格納場所情報に基づい
て、前記格納データ中の前記データ部品へのアクセスを
行うデータアクセスステップとを含み、 前記インデクス検索ステップは、さらに、前記データ部
品にアクセスするためのパスを記述するインデクスと、
該インデクスに複次的に付与したメタインデクスとの対
応関係を記録したメタインデクステーブルを参照して、
与えられた前記インデクス記述から、必要に応じて一次
レベルのインデクスへの展開を行うメタインデクス検索
ステップを含み、 与えられた前記メタインデクスに基づいて、前記対応関
係により示される前記オブジェクトの属性を用いて、前
記データ部品へのアクセスを行うことを特徴とする情報
検索方法。 - 【請求項7】前記インデクス検索ステップは、さらに、
複数のオブジェクト間に成立し、相互に相手先のオブジ
ェクトをポイントする関係の情報を記録する関係定義テ
ーブルを参照して、1のオブジェクト内の他の属性、又
は、複数のオブジェクト間に成立する前記関係を介する
他のオブジェクトの属性から、間接的に指し示された前
記データ部品を用いた間接データインデクスより示され
るオブジェクト属性を用いて、前記データ部品へのアク
セスを行い、得られた前記データ部品から、さらに、前
記間接データインデクスの記述に従い、新たなデータ部
品を生成する間接データインデクス検索ステップを含
み、 前記属性定義テーブルは、前記属性の属性値型として前
記関係を用いたインデクスを記述可能に構成されること
を特徴とする請求項6記載の情報検索方法。 - 【請求項8】上記情報検索方法は、さらに、新たなクラ
スが定義された際には、前記新たなクラスと、既存のク
ラスとの間の関連付けを予め記述したオブジェクト変換
ルールに基づいて、既存のクラス内の前記インスタンス
生成に応じて、前記新たなクラス内に対応するインスタ
ンス生成を行うクラス間情報変換ステップを含むことを
特徴とする請求項6または7のいずれか記載の情報検索
方法。 - 【請求項9】上記情報検索方法は、さらに、外部アプリ
ケーションからの検索情報の入力がなされた際には、 外部アプリケーションのビューと、既存のオブジェクト
体系との対応に基づいて予め定義された、前記メタイン
デクスの情報および/又は前記新たなクラス定義と前記
変換ルールを用いて、 前記外部アプリケーションから与えられた前記インデク
スの示すオブジェクト属性と、既存のオブジェクトに登
録されたオブジェクト属性との間の変換を動的に行うプ
ラグインステップを含むことを特徴とする請求項8記載
の情報検索方法。 - 【請求項10】格納データに対応するオブジェクトを登
録し、前記格納データの内部情報を、前記オブジェクト
の属性を用いて任意の格納単位に分割したデータ部品の
情報の管理を行う情報管理装置を用いた情報検索方法で
あって、 前記データ部品にアクセスするためのパスを記述する、
与えられたインデクスに従い、オブジェクト属性情報
と、前記データ部品の格納場所指定との対応付けを記録
する格納場所管理テーブルを少なくとも用いて、前記デ
ータ部品の検索を行うインデクス検索ステップと、 前記インデクスに対して、複次的に付与したメタインデ
クスと、該メタインデクスの基礎となるインデクスとの
対応関係を記録するメタインデクステーブルを少なくと
も用いて、与えられた前記インデクス記述から、必要に
応じて一次レベルのインデクスへの展開を行うメタイン
デクス検索ステップと、 1のオブジェクト内の他の属性、または前記関係を介す
る他のオブジェクトの属性から間接的に指し示された前
記データ部品を用いた間接データインデックスから示さ
れるオブジェクト属性を用いて前記データ部品へのアク
セスを行い、得られた前記データ部品から、さらに、前
記オブジェクトの1または複数の前記属性情報を記録す
る属性定義テーブルの前記間接データインデクスの記述
に従い、仮想的なデータ部品の内容の計算を行う間接デ
ータインデクス検索ステップと、 与えられた前記オブジェクト属性が、書き込み可能な場
合には、書き込むべき属性値を算出する上書きステップ
と、 与えられた記述から、少なくとも、前記属性定義テーブ
ルを少なくとも用いて、オブジェクトのクラス情報と、
該クラスに属するインスタンス情報から、対応する属性
情報を出力するオブジェクト検索ステップと、 オブジェクト属性に対応した、前記データ部品の登録を
行うデータ登録ステップと、 前記データ部品についてのデータ格納場所情報に基づい
て、前記格納データ中の前記データ部品へのアクセスを
行うデータアクセスステップと、 前記データ部品に対する変更を監視し、該変更の検知を
行う変更検知ステップと、 前記変更の検知が通知された際には、変更反映先オブジ
ェクトへの変更内容の通知を行う変更通知ステップと、 前記通知の内容に従い、変更反映先オブジェクトの属性
値の変更を行う変更反映ステップと、 および新たなクラスと既存のクラスとの間の関連づけを
記述したオブジェクト変換ルールを記録するクラス間情
報変換ルールテーブルを少なくとも用いて、前記既存の
クラス内の前記インスタンス生成に応じて、前記変換ル
ールに基づき、前記新たなクラス内に対応する新たなイ
ンスタンス生成を行うクラス間情報変換ステップと、 前記メタインデクス情報および/または前記クラス間情
報変換ルール情報に基づき、外部アプリケーションから
与えられたインデクスの示すオブジェクト属性と、既存
のオブジェクトに登録されたオブジェクト属性との間の
変換を動的に行うプラグインステップと、 前記オブジェクトの内容の外部からのアクセスを行う入
出力ステップと、 および前記オブジェクトの内容表示を行う表示ステップ
とを含むことを特徴とする情報検索方法。 - 【請求項11】情報検索処理をコンピュータに実行させ
るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、 前記プログラムは、 前記オブジェクトの1又は複数の前記属性情報を記録
し、前記属性の属性値方として他のオブジェクトへのア
クセス用のインデクスを記述可能に構成した属性定義テ
ーブルを用いて、前記属性の情報を含むクラス情報と、
該クラスに属するインスタンス情報の管理を行うオブジ
ェクト管理ステップと、 前記属性と、前記データ部品の格納場所との対応付けを
記録する格納場所管理テーブルと、前記属性定義テーブ
ルとを参照して、与えられたインデクス記述から、前記
データ部品の格納場所指定により、前記データ部品に対
応する属性値にアクセスするインデクス検索ステップ
と、 前記データ部品についてのデータ格納場所情報に基づい
て、前記格納データ中の前記データ部品へのアクセスを
行うデータアクセスステップとを含み、 前記インデクス検索ステップは、さらに、前記データ部
品にアクセスするためのパスを記述するインデクスと、
該インデクスに複次的に付与したメタインデクスとの対
応関係を記録したメタインデクステーブルを参照して、
与えられた前記インデクス記述から、必要に応じて一次
レベルのインデクスへの展開を行うメタインデクス検索
ステップを含み、 与えられた前記メタインデクスに基づいて、前記対応関
係により示される前記オブジェクトの属性を用いて、前
記データ部品へのアクセスを行うことを特徴とするプロ
グラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
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