JPH05127972A - 複数データベース参照方式 - Google Patents

複数データベース参照方式

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JPH05127972A
JPH05127972A JP3289917A JP28991791A JPH05127972A JP H05127972 A JPH05127972 A JP H05127972A JP 3289917 A JP3289917 A JP 3289917A JP 28991791 A JP28991791 A JP 28991791A JP H05127972 A JPH05127972 A JP H05127972A
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JP
Japan
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class
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issues
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Application number
JP3289917A
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Hiroshi Ishikawa
博 石川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数データベース参照方式に関
し、データを参照するビューおよび実データを持つクラ
スを設け、ビューが定義などのコマンドを発行して自サ
イト、他サイトのクラスから自分の見方でデータの参照
を可能にすることを目的とする。 【構成】 ビュー31が定義メソッドを発行してこれを
受けた他サイトのクラス5が解析して実行形式のコマン
ドを作成し、ビュー31がインスタンスメソッドを発行
してこれを受けた他のサイトのクラス5が作成したコマ
ンドを実行して検索および演算処理し、ビュー31がセ
ンドメソッドを発行してこれを受けた他のサイトのクラ
ス5が検索・演算処理したインスタンスをビュー31に
転送するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のデータベースを
参照する複数データベース参照方式であって、自律分散
したデータベースにおけるオブジェクト変換を行うため
のビューの実現を行う複数データベース参照方式に関す
るものである。
【0002】設計などの応用に見られるようにな分散し
た環境では自律性が特徴となる。各サイトで独自にデー
タベースを作り、後にこれらの間の関係を決定する必要
がでてくる。自律分散した環境では各サイトで定義する
オブジェクト指向データベースのオブジェクトでは意味
的に同じ情報が、構文的に異なる形式で表現される。し
かしながら協調的に作業を行うにためには、ユーザは他
サイトのオブジェクトを自分の見方で見たい(例えば人
の誕生日を昭和でなく西暦で見たい)。このため、オブ
ジェクトの変換を可能にして各サイトの情報を参照する
ことが望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来、全サイトのローカルスキーマ(オ
ブジェクト)を1つに統合するようなグローバルスキー
マを考えるアプローチがある。これをグローバルスキー
マ(global schema)アプローチという。
しかし、このアプローチは、異なるモデルを1つに統合
できるという仮定があるが、それはデータベースの数が
多くなれば必ずしも成立するとは限らない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、サイト対サイ
ト間のスキーマ(オブジェクト)の変換が現実的であ
る。これを自律分散データベース(federated
database)アプローチという。リレーショナ
ルデータベースにおいては、このアプローチをとるもの
があるが、リレーショナル演算に限られ柔軟な変換はで
きないという問題がある。
【0005】スキーマ変換においては、意味的に同等な
データ間で属性の名前の相違、単位の相違、構造的な相
違、データの欠損などが問題となる。逆に意味的に異な
るデータが同一の名前を持つこともある。オブジェクト
指向データベースでは、更にメソッドについてこれらの
点が問題となる。このため、他のサイトのデータベース
を自分の見方で参照できること、自サイトと他サイトの
データベースを同一に見られること、できるだけ多くの
他のサイトのデータベースを一度に参照できることが望
まれている。
【0006】本発明は、データを参照するビューおよび
実データを持つクラスを設け、ビューが定義、インスタ
ンス、キャッチ、センド、エスタブリッシュなどのメソ
ッドを発行して自サイト、他サイトのクラスから自分の
見方でデータの参照を可能にすることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図を示す。図1において、ビュー31は、インスタン
ス(データ)を参照するためのメソッドを発行するもの
である。
【0008】クラス5は、ビュー31から発行されたメ
ソッドについて、解析して実行形式のコマンドを作成し
たり、実行形式のコマンドを実行してデータベース6を
検索および演算処理したり、インスタンスを転送したり
する、実インスタンスを持つクラスである。
【0009】
【作用】本発明は、図1に示すように、ビュー31が定
義メソッドを発行してこれを受けた他サイトのクラス5
が解析して実行形式のコマンドを作成し、ビュー31が
インスタンスメソッドを発行してこれを受けた他のサイ
トのクラス5が作成したコマンドを実行して検索および
演算処理し、ビュー31がセンドメソッドを発行してこ
れを受けた他のサイトのクラス5が検索・演算処理した
インスタンスをビュー31に転送するようにしている。
【0010】また、ビュー31が定義メソッドを発行し
てこれを受けた自サイトのクラス5が解析して実行形式
のコマンドを作成し、ビュー31がインスタンスメソッ
ドを発行してこれを受けた自のサイトのクラス5が作成
したコマンドを実行して検索および演算処理し、ビュー
31がセンドメソッドを発行してこれを受けた自のサイ
トのクラス5が検索・演算処理したインスタンスをビュ
ー31に転送するようにしている。
【0011】また、ビュー31が複数の定義メソッドを
発行してこれらを受けた他サイトのクラス5が解析して
実行形式のコマンドをそれぞれ作成し、ビュー31が複
数のインスタンスメソッドを発行してこれらを受けた他
のサイトのクラス5が作成したコマンドを実行し、ビュ
ー3が複数のセンドメソッドを発行してこれらを受けた
他のサイトのクラス5が検索したインスタンスをビュー
31にそれぞれ転送し、これら転送されてきたビュー3
1のインスタンスについてリンクして統合するようにし
ている。
【0012】従って、インスタンス(データ)を参照す
るビュー31および実インスタンスを持つクラス5を設
け、ビュー31が定義、インスタンス、センド、エスタ
ブリッシュなどのメソッドを発行して自サイト、他サイ
トのクラス5から自分の見方にあったインスタンス(デ
ータ、例えば西暦で社員の年齢)の参照を行うことが可
能となる。
【0013】
【実施例】次に、図1から図7を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の原理構成図を示す。図1
において、サイト1、サイト2は、データベース6から
インスタンス(データ)を検索するものであって、ビュ
ー管理3、サイト管理7、オブジェクト指向データベー
ス管理システム4から構成されている。これらサイト
1、サイト2は、コンピュータネットワークで相互に接
続されている。
【0015】ビュー管理3は、ビュー31を管理するも
のである。ビュー31は、インスタンス(データ)を参
照したりなどするためのメソッド(define、in
stantiate、instantiateInSi
te、catch、send、establishLi
nk)を発行するものである(後述する)。
【0016】オブジェクト指向データベース管理システ
ム4は、オブジェクト指向のデータベース6の参照、更
新などを管理するものであって、ここではクラス5など
から構成されるものである。
【0017】クラス5は、ビュー31から発行されたメ
ソッドについて、解析して実行形式のコマンドを作成し
たり、実行形式のコマンドを実行してデータベース6を
検索および演算処理したり、インスタンスを転送したり
する、実インスタンスを持つクラスである。
【0018】データベース6は、オブジェクト指向のデ
ータベースであって、検索可能な状態で多量のデータを
格納したものである。サイト管理7は、ユーザ(クライ
アント)サイト(USER SITE)、データベース
(サーバ)サイト(DB SITE)、および分散管理
サイト(FEDERATION SITE)の3つから
構成されるものである。このサイト管理7は、サイト間
において、メール(MAIL)管理機能を用いて各種管
理を行うものである。ここで、メールの種類として、上
述したメソッドに対応して、検索要求の依頼や受理、検
索完了通知、検索結果の転送要求や転送、サイトの開
設、閉鎖に伴う要求や完了通知である。ユーザサイトの
クラスには検索要求の依頼や検索結果を受け取るための
メソッドがあり、データベースサイトのクラスには検索
の実行や検索結果の転送のメソッドがある。データベー
スサイトや分散管理サイトはメールの読み込み、メール
処理、メール転送からなるメインループを実行する。メ
ールボックスのクラスは、メールをメールボックスに投
函したり、メールボックスから読みだすためのメソッド
である。ビュー管理3は、これらのサイト管理7の機能
を使って実現する。例えばビューのインスタンスの生成
は、検索要求や検索結果転送などのメールに変換し、こ
れらを組み合わせて達成する。
【0019】図2は、本発明のビュー/クラス例を示
す。 (1) SITE2(サイト2)は、ビューの定義例を
示す。 TokyoCommuterView:ビュー名 OriginalSite SITE1:元サイトがS
ITE1である。
【0020】OriginalClass WORKE
R other:元クラスがWORKERであって、他
のサイトにある。 Propertly STRING Name STRING City:属性定義であって、属性名が
Name、Cityである。
【0021】Translation City=Co
mpany.Location:変換ルールはCity
(住所)とCompany.Location(会社の
住所)とが同一である。
【0022】Selection City!=“To
kyo” and Company.Location=“Tokyo” (条件は、City(住所)がTokyoでなく、かつ
Company.Location(会社の住所)がT
okyoである) (2) SITE2(サイト2)は、クラスの定義例を
示す。
【0023】WORKER:クラス名 Proterty STRING Name STRING City COMPANY Company:属性定義であって、
属性名がName、City、Companyである。
そして、実際のインスタンス(データ)は、これらNa
me、City、Companyに対応づけてデータベ
ース6にインスタンス(データ)として格納されてい
る。
【0024】次に、図3に示す順序に従い、他サイトの
ビューのインスタンスを生成する手順を具体的に説明す
る。これは、図2に示すように、サイト2にビュー、サ
イト1にクラスがある場合のものである。
【0025】図3において、S1は、サイト2のビュー
31がdefineメソッドとして図示のようなパラメ
タを持ったメソッドを、サイト1に発行する。ここで、
defineメソッドは、 ・ビュー名:TokyoCommuterView ・属性定義:STRING Name STRING City ・変換ルール:City=Company.Locat
ion ・条件:City!=“Tokyo” and Company.Location=“Tokyo” ・サイト名:SITE1 ・元クラス:WORKER other のパラメタを持つ。
【0026】S2は、S1のdefineメソッドを受
け取ったサイト2のクラス5がこのメソッドの解析、ク
ラスの意味、実行形式に変換(=問い合せコマンド作
成)する。
【0027】S3は、サイト2のビュー31がinst
atiateメソッドとして図示のようなパラメタを持
ったメソッドを、サイト1に発行する。ここで、ins
tatiateメソッドは、 instatiate TokyoCommuterV
iew である。
【0028】S4は、S3のinstatiateメソ
ッドを受け取ったサイト2のクラス5が、S2で作成し
た実行形式の問い合わせコマンドを実行し、データベー
ス6を検索(必要に応じて演算処理)する。
【0029】S5は、サイト2のビュー31がcatc
hメソッドとして図示のようなパラメタを持ったメソッ
ドを発行する。ここで、catchメソッドは、 catch TokyoCommuterView である。このcatchメソッドは、サイト2のクラス
5からビューのインスタンス生成完了通知を待ち合わ
せ、これを取り込む。
【0030】S6は、S5でサイト1のクラス5からの
ビューのインスタンス生成完了通知を待ち合わせ、通知
を受け取った後、sendメソッドをサイト1に発行す
る。S7は、S6のsendメソッドを受け取ったサイ
ト1のクラス5から、検索および演算処理したビューの
インスタンス(データ)の転送を受けとる。この受け取
ったインスタンスは、最下段に示すように、ここでは、
オブジェクトid、City、Name、元クラスid
などから構成されるものである。
【0031】以上によって、サイト2のビュー31が各
種メソッドをサイト1のクラス5などに発行し、サイト
1のクラス5のデータベース6から検索および演算処理
したインスタンスの転送をサイト2のビュー31が受け
る。これにより、複数のデータベース6から所望のイン
スタンス(データ)を検索することが可能となる。
【0032】次に、図4の示す順序に従い、自サイト内
のビューのインスタンスを生成する手順を具体的に説明
する。これは、図2で、サイト1に図示クラス5の他に
図示外のビュー31(図示サイト2のビュー31と同じ
もの)がある場合のものである。
【0033】図4において、S11は、サイト1のビュ
ー31がdefineメソッドとして図示のようなパラ
メタを持ったメソッドを、自サイト1のクラス5に発行
する。ここで、defineメソッドは、 ・ビュー名:TokyoCommuterView ・属性定義:STRING Name STRING City ・変換ルール:City=Company.Locat
ion ・条件:City!=“Tokyo” and Company.Location=“Tokyo” ・サイト名:SITE1 ・元クラス:WORKER own のパラメタを持つ。
【0034】S12は、S11のdefineメソッド
を受け取ったサイト1のクラス5がこのメソッドの解
析、クラスの意味、実行形式に変換(=問い合せコマン
ド作成)する。
【0035】S13は、サイト1のビュー31がins
tatiateInSiteメソッドとして図示のよう
なパラメタを持ったメソッドを、クラス5に発行する。
ここで、instatiateInSiteメソッド
は、 instatiateInSite TokyoCom
muterView である。このinstatiateInSiteメソッ
ドを受け取ったサイト1のクラス5が、S12で作成し
た実行形式の問い合わせコマンドを実行し、データベー
ス6を検索(必要に応じて演算処理)する。
【0036】S14は、サイト1のビュー31がcat
chメソッドとして図示のようなパラメタを持ったメソ
ッドを発行する。ここで、catchメソッドは、 catch TokyoCommuterView である。このcatchメソッドは、サイト1のクラス
5からビューのインスタンス生成完了通知を待ち合わ
せ、これを取り込む。
【0037】S15は、S14でサイト1のクラス5か
らのビューのインスタンス生成完了通知を待ち合わせ、
通知を受け取った後、sendメソッドをサイト1のク
ラス5に発行する。
【0038】S16は、S15のsendメソッドを受
け取ったサイト1のクラス5から、検索および演算処理
したビューのインスタンス(データ)の転送を受けと
る。この受け取ったインスタンスは、最下段に示すよう
に、ここでは、オブジェクトid、City、Nam
e、元クラスidなどから構成されるものである。
【0039】以上によって、サイト1のビュー31が各
種メソッドを自サイト内のクラス5などに発行し、自サ
イト内のクラス5のデータベース6から検索および演算
処理したインスタンスの転送をビュー31が受ける。こ
れにより、ビュー31は自サイト内のデータベース6か
ら所望のインスタンス(データ)を検索することが可能
となる。
【0040】次に、図5に示す順序に従い、他サイトの
複数のビューのインスタンスを生成およびこれらのリン
ク達成を行う手順を具体的に説明する。これは、図2に
示すように、サイト2にビュー31、サイト1にクラス
5がある場合のものである。
【0041】図5において、S21は、サイト2のビュ
ー31がdefineメソッドとして図示のようなパラ
メタを持ったメソッドを、サイト1に発行する。ここ
で、defineメソッドは、 ・ビュー名:TokyoCommuterView ・属性定義:STRING Company STRING Name STRING City ・変換ルール:City=Company.Locat
ion ・条件:City!=Company.Locatio
n and Company.Location=“Tokyo” ・サイト名:SITE1 ・元クラス:WORKER other のパラメタを持つ。
【0042】S22は、同様に、サイト2のビュー31
がdefineメソッドとして図示のようなパラメタを
持ったメソッドを、サイト1に発行する。ここで、de
fineメソッドは、 ・ビュー名:CompanyView ・属性定義:STRING Name STRING Location ・変換ルール:なし ・条件:なし ・サイト名:SITE1 ・元クラス:WORKER other のパラメタを持つ。
【0043】S23は、S21、S22のdefine
メソッドを受け取った他のサイト2のクラス5がこれら
のメソッドの解析、クラスの意味、実行形式に変換(=
問い合せコマンド作成)をそれぞれ行う。
【0044】S24は、サイト2のビュー31が2つの
instatiateメソッドとして図示のようなパラ
メタをそれぞれ持ったメソッドを、サイト1に発行す
る。ここで、instatiateメソッドは、 instatiate TokyoCommuterV
iew instatiate CompanyView である。
【0045】S25は、S24のinstatiate
メソッドを受け取ったサイト2のクラス5が、S23で
作成した実行形式の問い合わせコマンドをそれぞれ実行
し、データベース6を検索(必要に応じて演算処理)す
る。
【0046】S26は、サイト2のビュー31がcat
chメソッドとして図示のようなパラメタを持った2つ
のメソッドを発行する。ここで、catchメソッド
は、 catch TokyoCommuterView catch CompanyView である。これらのcatchメソッドは、サイト2のク
ラス5からビューのインスタンス生成完了通知を待ち合
わせ、これらを取り込む。
【0047】S27は、S26でサイト1のクラス5か
らのビューのインスタンス生成完了通知を待ち合わせ、
通知を受け取った後、sendメソッドをサイト1に発
行する。
【0048】S28は、S27のsendメソッドを受
け取ったサイト1のクラス5から、検索および演算処理
したビューのインスタンス(データ)の転送を受けと
る。この受け取ったインスタンスは、図6の右上の2つ
に示すように、ここでは、オブジェクトid、Cit
y、Name、Company、元クラスidなどオブ
ジェクトid、Location、Name、元クラス
idなどから構成されるものである。
【0049】S29は、サイト2のビュー31がリンク
達成メソッドとして図示のようなパラメタを持ったメソ
ッドを発行し、リンク達成する。ここでのリンク達成
は、図中にリンク達成と記載したように、オブジェクト
id“001”のレコードのCompanyからオブジ
ェクトid“100”にリンクするために、Compa
nyのオブジェクトidを“1000”から“100”
に変更してリンク達成する。
【0050】以上によって、サイト2のビュー31が各
種メソッドをサイト1のクラス5などに発行し、サイト
1のクラス5のデータベース6から検索および演算処理
したインスタンスの転送をサイト2のビュー31が受け
る。そして、転送を受けた複数のインスタンスについて
リンク達成を行いこれら複数のインスタンスの間を関係
づけておく。これにより、複数のデータベース6から所
望のインスタンス(データ)を複数検索した後、これら
複数のインスタンスの間でリンク達成を行って相互の関
連づけを行うことが可能となる。
【0051】図6は、図5のリンク達成の説明図を示
す。ビューインスタンス(1)、(2)は、図5の問い
合わせコマンドの実行によってクラス5によってデータ
ベース6から検索されたそれぞれの結果である。これら
ビューインスタンス(1)、(2)を受信したビュー3
1が、自サイト内で図示点線の矢印で示すようにリンク
をはる。これにより、両者のビューインスタンス
(1)、(2)を別々に他のサイトから検索して転送を
受け、自サイト内でリンク達成する。
【0052】図7は、本発明の他のビューの定義例を示
す。 SITE1:ビュー31およびクラス5から構成され
る。 SITE2:クラス5のみから構成される。
【0053】SITE3:クラス5のみから構成され
る。ここでは、SITE1のPersonViewのAge属性の変
換ルール中にあるmakeageメソッドは、SITE1、S
ITE2、SITE3でそれぞれ異なるメソッドの実現
として下記となる。
【0054】SITE1はそのまま(西暦)。SITE
2は本年−誕生日(ThisYear-self.BirthYear(西暦))と
いうメソッドを実行して西暦に変換する。
【0055】SITE32は本年−誕生日(ThisYear-se
lf.BirthYear(昭和西暦)−25)というメソッドを実行
して西暦に変換する。次に、ビュー31、クラス5など
について個別に詳細に説明する。
【0056】(1) ユーザがビュー31を定義するク
ラスをビュー(ビュークラス)と呼ぶ。ビューは、元ク
ラス(original class)の指定、サイト名の指定、属性定
義の指定、データ変換ルールの指定、データ選択条件の
指定、およびメソッド定義からなる。複数のサイトを同
時に指定することができる。
【0057】(2) 元クラスの指定では、クラス名の
他にそのクラスが存在するサイト種別の指定を行う。即
ちサイト種別は自サイト(own)が他サイト(other)、ある
いは空でその両方を同時に指定する。
【0058】(3) 属性定義の指定は、通常のクラス
の定義に準ずる。 (4) サイト名としては、複数のサイトを同時に指定
できる。極端な場合として、元クラスの全属性を継承す
るときには特別な指定法(property*)に従う。この場合
には、複数のクラスが対象になると、一般に構造の異な
るクラスを扱う必要が出てくるので、ユーザはただ1つ
のクラス構造を特定できるように元クラス名とサイト名
とを指定する。
【0059】(5) データ変換ルールでは、元クラス
の属性に対して算出演算を施してビューの属性を定義す
る。その際は、元クラスのメソッドを指定することがで
きる。
【0060】(6) データ選択条件の指定は、オブジ
ェクト指向データベースの問い合わせ言語の条件部の指
定に準ずる。 (7) ビューのメソット定義は、通常のクラスのメソ
ッドの定義の方法に準ずる。具体例で説明すると、図2
の例では、ビューTokyoCommuteViewは選択条件によって
元クラスWORKERのサブセットを作っている。しか
しサブセットとは異なり、属性の単純な継承(Name)だけ
でなく、属性の削除(Commpany)や導出(City)を行える。
【0061】(8) ビューの属性は、変換ルールが指
定してあれば、その変換ルールに従って変換される。変
換ルールがなければ、元クラスの属性をそのまま移す。
元クラスを複数指定し、かつ変換ルールにメソッドが指
定されている場合、メソッド名は同じでも実行される関
数(プログラム)はサイト毎に異なる。具体例で説明す
ると、図7の例では、SITE1のPersonViewのAge属
性の変換ルール中にあるmake-ageメソッドは、SITE
1、SITE2、SITE3でそれぞれ異なるメソッド
の実現を持つが、同一なインタフェースを持ち、同時に
起動されて、PersonViewのAge属性に統合される。更
に、このビューは、3つのクラスのスーパーセットを作
っている。選択条件を追加すれば、これらのサブセット
を定義することになる。
【0062】(9) サイト種別指定とサイト名指定
は、元クラス指定のサイト種別指定が空の場合、サイト
名指定に従って元クラスを決定する。そのとき、サイト
名指定が空の場合には、全てのサイトが対象となる。サ
イト名の指定がある場合には、それに従う。サイト種別
がownの場合には自サイトのみを指定する。サイト種別
がotherの場合には他サイトのみを指定する。
【0063】(10) ビューの定義とビューのインス
タンス生成とは異なる。ビューの定義はそのビューを利
用するサイトで行う。インスタンス生成は、元クラスが
存在するサイトで行う。その後に、ビューを定義するサ
イトへ転送する。元クラスが自サイトの場合には、ビュ
ーを定義して生成する情報は全て自サイトにあるため、
データ転送はしない。
【0064】(11) ビューの属性として元クラスの
属性の即値属性(値を含む属性)のみを指定した場合と
参照属性(オブジェクト識別子を含む属性)を指定した
場合ではシステムの処理が異なる。
【0065】 即値属性のみの場合:ユーザは自サイ
トでビューを定義し、コンパイルする。システムはビュ
ーの型(属性、メソッド)を定義し、変換ルールと選択
条件を生成する。そのビューを自サイトに登録する。更
にユーザがビューのインスタンスの生成を要求すると、
システムはビューを元クラスのあるサイトに転送して、
ビューの情報をそこで完成させ、それに従ってインスタ
ンス生成を行い、その結果を自サイトに転送する。
【0066】 参照属性を含む場合:元クラスのサイ
トのインスタンス間に存在する関係を自サイトでも設定
する必要がある。ビューの参照属性であるクラスのビュ
ーを加えて定義する必要がある。ユーザは2つのビュー
についてインスタス生成を行い。更にそれらの間にリン
ク達成の要求を行うと、システムがリンクをはる(図
5、図6参照)。
【0067】これらの機能はクラスのサブクラスである
ビュー(VIEWクラス)として実現される。ビュー3
1は、ビュー定義、自サイトへのビューインスタンス生
成の要求、インスタンス生成完了通知の受信、自サイト
へのビューのインスタンスの転送、自サイトでのビュー
のインスタンスの生成、リンク達成のためのメソッドが
ある。ビューのインスタンスでは、そのオブジェクト識
別子の他に元クラスにおけるインスタンス識別子を保存
しておく。システム全体での一意性を保証するため、そ
れにサイト名(サイト番号)をマスクしておく。参照属
性を持つビューのインスタンスの場合、その参照属性値
としてオブジェクト識別子も同様にマスクしておく。新
しいオブジェクト識別子は、自サイトへビューインスタ
ンスを転送した後に完成する。オブジェクト識別子が決
定されると、参照するインスタンスの属性値であるマス
クされたオブジェクト識別子と参照されるインスタンス
のマスクされたオブジェクト識別子で結合を行い、新し
いオブジェクト識別子で参照属性値を変更する。
【0068】(12) 上記のビューでは、異なる元ク
ラスから結合演算によってビューインスタンスを生成す
ることを許していないが、1つのサイト内でのインスタ
ンスの結合によってビューインスタンスの生成が行える
場合は、容易に拡張できる。一方、結合すべきインスタ
ンスが異なるサイトに存在する場合は、それぞれを作業
用ビューとして生成し、自サイトへ転送した後、結合す
るという方法で解決できる。一般にビュー生成にはメソ
ッドが含まれるので、元クラスのあるサイトで処理する
必要があるからである。
【0069】(13) ビューインスタンスは、元クラ
スのあるサイトから自サイトへ転送する。そのための基
本的レイヤをサイト管理7という。サイト管理7は、ユ
ーザ(クライアント)サイト、データベース(サーバ)
サイト、および分散管理サイトという3種類のプロセス
からなる。プロセス間の通信は、メール管理機能を用い
て実現する。メールの種類には、検索要求の依頼や受
理、検索の完了通知、検索結果の転送要求は転送、サイ
トの開設、閉鎖に伴う要求や完了通知がある。3つのプ
ロセスとメールに対しては、それぞれクラスが対応して
いる。そのメソッドの組み合わせによって機能を実現す
る(図1のサイト管理7を参照)。例えばユーザサイト
(USER SITE)クラスには検索要求の依頼や検
索結果を受け取るためのメソッドがある。データベース
サイト(DB SITE)クラスには検索の実行や検索
結果の転送メソッドがある。データベースサイトや分散
管理サイト(REDERATION SITE)にはメ
ール読み込み、メール処理、メール転送からなるメイン
ループを実行する。メルーボックスクラスにはメールを
メールボックスに投函したり、メールボックスから読み
だすためのメソッドがある。
【0070】ビュー31は、これらのサイト管理7の機
能を使って実現している。例えばビューインスタンスの
生成は、検索要求や検索結果転送などのメールに変換
し、これらの組み合わせで達成している。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インスタンス(データ)を参照するビュー31および実
インスタンスを持つクラス5を設け、ビュー31が定
義、インスタンス、センド、エスタブリッシュなどのメ
ソッドを発行して自サイト、他サイトのクラス5から自
分の見方にあったインスタンスの参照を行ったり、更に
複数の検索したインスタンスを関連づけるリンク達成を
行ったりする構成を採用しているため、第1に、他のサ
イトのデータベースを自分の見方で参照できる。
【0072】第2に、自サイトと他サイトのデータベー
スを同一に見られる。第3に、多くの他のサイトのデー
タベースを一度に参照すると共に、リンク達成して相互
の間の関連づけを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明のビュー/クラス例である。
【図3】本発明の他サイトのビューのインスタンス生成
フローチャートである。
【図4】本発明の自サイト内のビューのインスタンス生
成フローチャートである。
【図5】本発明の他サイトのビューのインスタンス生成
およびリンク達成フローチャートである。
【図6】図5のリンク達成の説明図である。
【図7】本発明の他のビューの定義例である。
【符号の説明】
1、2:サイト 3:ビュー管理 31:ビュー(ビュークラス) 4:オブジェクト指向データベース管理システム 5:クラス 6:データベース 7:サイト管理

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータベースを参照する複数デー
    タベース参照方式において、 インスタンスを参照するためのメソッドを発行するビュ
    ー(31)と、 このビュー(31)から発行されたメソッドに対応し
    て、解析して実行形式のコマンドを作成したり、実行形
    式のコマンドを実行してデータベース(6)を検索およ
    び演算処理したり、インスタンスを転送したりする、実
    インスタンスを持つクラス(5)とを備え、 上記ビュー(31)が定義メソッドを発行してこれを受
    けた他サイトのクラス(5)が解析して実行形式のコマ
    ンドを作成し、ビュー(31)がインスタンスメソッド
    を発行してこれを受けた他のサイトのクラス(5)が作
    成したコマンドを実行して検索および演算処理し、ビュ
    ー(31)がセンドメソッドを発行してこれを受けた他
    のサイトのクラス(5)が検索・演算処理したインスタ
    ンスをビュー(31)に転送するように構成したことを
    特徴とする複数データベース参照方式。
  2. 【請求項2】 複数のデータベースを参照する複数デー
    タベース参照方式において、 インスタンスを参照するためのメソッドを発行するビュ
    ー(31)と、 このビュー(31)から発行されたメソッドに対応し
    て、解析して実行形式のコマンドを作成したり、実行形
    式のコマンドを実行してデータベース(6)を検索およ
    び演算処理したり、インスタンスを転送する、実インス
    タンスを持つクラス(5)を同一サイト内に設け、 上記ビュー(31)が定義メソッドを発行してこれを受
    けた自サイトのクラス(5)が解析して実行形式のコマ
    ンドを作成し、ビュー(31)がインスタンスメソッド
    を発行してこれを受けた自サイトのクラス(5)が作成
    したコマンドを実行して検索および演算処理し、ビュー
    (31)がセンドメソッドを発行してこれを受けた自サ
    イトのクラス(5)が検索・演算処理したインスタンス
    をビュー(31)に転送するように構成したことを特徴
    とする複数データベース参照方式。
  3. 【請求項3】 複数のデータベースを参照する複数デー
    タベース参照方式において、 インスタンスを参照するためのメソッドを発行するビュ
    ー(31)と、 このビュー(31)から発行されたメソッドに対応し
    て、解析して実行形式のコマンドを作成したり、実行形
    式のコマンドを実行してデータベース(6)を検索およ
    び演算処理したり、インスタンスを転送する、実インス
    タンスを持つクラス(5)とを備え、 上記ビュー(31)が複数の定義メソッドを発行してこ
    れらを受けた他サイトのクラス(5)が解析して実行形
    式のコマンドをそれぞれ作成し、ビュー(31)が複数
    のインスタンスメソッドを発行してこれらを受けた他の
    サイトのクラス(5)が作成したコマンドを実行して検
    索および演算処理し、ビュー(31)が複数のセンドメ
    ソッドを発行してこれらを受けた他のサイトのクラス
    (5)が検索したインスタンスをビュー(31)にそれ
    ぞれ転送し、これら転送されてきたビューのインスタン
    スについてリンクして統合するように構成したことを特
    徴とする複数データベース参照方式。
JP3289917A 1991-11-06 1991-11-06 複数データベース参照方式 Pending JPH05127972A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11503539A (ja) * 1995-01-26 1999-03-26 ソーセン,ハンス,バーナー データにアクセスするための方法及びシステム
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JP2007179300A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nomura Research Institute Ltd 分散システム、分散処理プログラム、および分散処理方法

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