JP3531264B2 - 噴霧型整髪剤 - Google Patents
噴霧型整髪剤Info
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Description
更に詳しくは、本発明はセット力が高くかつセット後の
毛髪の感触が良好で、ごわつきやフレーキングを生じな
い噴霧型整髪剤に関する。本発明の噴霧型整髪剤は、噴
射剤と組み合わせたエアゾールタイプの整髪剤および噴
射剤を用いないミストタイプの噴霧型整髪剤として用い
られる。
する毛髪用スプレイ(以下、噴霧型整髪剤という)が広く
知られている。特に近年、セット力に優れた噴霧型整髪
剤が好まれる傾向にあり、このため毛髪固定用高分子化
合物(セット剤)の配合量が増加している。しかしなが
ら、セット剤を多量に配合した整髪剤では、乾燥後、セ
ット剤による毛髪のゴワつき感が強くなり、毛髪の感触
を損ねたり、あるいは毛髪に白い粉状の小片が付着する
フレーキングなどの問題を生ずることがある。
ため、例えば、アニオン性ポリマーと特定のポリエーテ
ル変性シリコーンとの組合せによりセット後の毛髪に良
好な感触を付与する毛髪化粧料(特開平6−10041
8号公報)、あるいは毛髪固定用高分子と分岐鎖脂肪酸
エステル及びカチオン界面活性剤の組合せによりセット
後の毛髪の感触を改良した毛髪化粧料(特公平6−96
504号公報)などが提案されているが、未だ充分に前
記の問題を解決するには至っていない。
つ、毛髪上に形成される被膜が平滑で、毛髪のごわつき
がなく、しかもフレーキングのない噴霧型整髪剤を提供
することにある。
来の毛髪スプレーの欠点を解消すべく研究を重ねた結
果、毛髪固定用高分子化合物、ジグリセリンポリオキシ
プロピレン付加物、ラノリン脂肪酸エステルを組み合わ
せることにより、セット力が高く、かつセット後の毛髪
への感触が良好で、ごわつきやフレーキングを生じない
噴霧型整髪剤およびエアゾール整髪剤が得られることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
合物、(b)ジグリセリンポリオキシプロピレン付加物、
(c)ラノリン脂肪酸エステルおよび(d)噴射剤を含有
してなるエアゾールタイプの噴霧型整髪剤を提供するも
のである。さらに、本発明は、前記の整髪剤成分のう
ち、噴霧剤成分を含まないミストタイプの噴霧型整髪剤
をも提供するものである。
する。
合物としては、両性、アニオン性、カチオン性、ノニオ
ン性等のいずれの毛髪固定用高分子化合物であってもよ
い。具体的な毛髪固定用高分子化合物としては、以下に
示すものなどが挙げられる。 (1)ポリビニルピロリドン系高分子化合物 ルビスコールK12、ルビスコールK30(BASF社
製)、PVP K15、PVP K30(ISP社製)
などとして商業的に入手できるポリビニルピロリドン、
ルビスコールVA28、ルビスコールVA73(BAS
F社製)、PVP/VA E−735、S−630(I
SP社製)などのビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合
体、ルビスコール VAP343(BASF社製)など
のビニルピロリドン/酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル
共重合体、ルビフレックス(BASF社製)、コポリマ
ー845、コポリマー937、コポリマー958、ガフ
カット755N(ISP社製)などのビニルピロリドン
/アルキルアミノアクリレート共重合体、ルビフレック
スVBM35(BASF社製)などのビニルピロリドン
/アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体、コポリ
マーVC−713(ISP社製)などのビニルピロリド
ン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタ
ム共重合体等のポリビニルピロリドン系高分子化合物。
5(ISP社製)などとして商業的に入手できるメチル
ビニルエーテル/無水マレイン酸アルキルハーフエステ
ル共重合体等の酸性ビニルエーテル系高分子化合物。
66(BASF社製)などとして商業的に入手できる酢
酸ビニル/クロトン酸共重合体、レジン28−2930
(NSC社製)などの酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデ
カン酸ビニル共重合体などの酸性ポリ酢酸ビニル系高分
子化合物。
油化社製)などとして商業的に入手できる(メタ)アク
リル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ウルト
ラホールド8、ウルトラホールドストロング、ルビマー
100P(BASF社製)、アンフォマーV−42(N
SC社製)などのアクリル酸/アクリル酸アルキルエス
テル/アルキルアクリルアミド共重合体等の酸性アクリ
ル系高分子化合物。
して商業的に入手できるN−メタクリロイルエチル−
N,N−ジメチルアンモニウム α−N−メチルカルボキ
シベタイン/メタクリル酸アルキル共重合体、アンフォ
マー28−4910、LV71、LV47(NSC社
製)などのアクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル
酸ブチルアミノエチル/アクリル酸オクチルアミド共重
合体等の両性アクリル系高分子化合物。
で、あるいは2種以上を混合して用いてもよく、特に酸
性アクリル系高分子化合物および両性アクリル系高分子
化合物は強いセット力を示し好ましい。
分として組成物全量に対して1.0〜7.0重量%であ
り、特に1.5〜6.0重量%であるのが好ましい。これ
らの配合量が1.0重量%未満であると十分なセット力
が得られず、一方7.0重量%を超えるとごわつき、フ
レーキング等の問題を生じる。
定用高分子化合物を用いる場合には、必要に応じて、そ
の官能基の一部又は全部を2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノール、トリエタノールアミン等の有機アミン
類、水酸化カリウム等のアルカリ剤で中和して用いても
よい。
ジグリセリンポリオキシプロピレン付加物は、グリセリ
ンの2量体にプロピレンオキサイドを付加させたもので
ある。かかる配合成分としては、ポリオキシプロピレン
(9)ジグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1
4)ジグリセリルエーテルが例示できる。これらはSY
−DP9、SP−DP14(阪本薬品工業社製)などとし
て商業的に入手できる。プロピレンオキサイドの付加モ
ル数は限定されるものではないが、通常2〜30モルの
付加物が用いられ、特に5〜25モルの付加物が好まし
い。
の配合量は、組成物全量に対して0.01〜0.5重量%
であり、0.05〜0.3重量%であるのが特に好まし
い。この配合量が0.01重量%未満であると、毛髪へ
の良好な感触が得られず、一方、配合量が0.5重量%
を超えると高いセット力が得られない。
ラノリン脂肪酸エステルは、ラノリン脂肪酸と、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
ブタノール、オクタノール、ラウリルアルコール、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリル
アルコール、オレイルアルコール、2−オクチルドデカ
ノール、プリピレングリコール、グリセリンなど、1価
又は多価アルコールとのエステルである。このようなエ
ステルは、商業的にはYOFCO IPR、FE−1S
S、YOFCO FE−102、ラノスターLPA(以
上、吉川製油社製)、Isopylate、Crodamol ODL(以上、C
RODA社製)などの商品名で市販されている。
で、あるいは2種以上混合して用いてもよく、中でもラ
ノリン脂肪酸イソステアリル、ラノリン脂肪酸イソプロ
ピル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシルが好ましい。ラ
ノリン脂肪酸エステルの配合量は、組成物全量に対して
0.1〜1.0重量%であり、0.2〜0.5重量%が特に
好ましい。配合量が0.1重量%未満では、フレーキン
グを生じたり、樹脂被膜の平滑性が得られず、配合量が
1.0重量%を超えるとべたつき感が強くなったり、高
いセット力が得られない。
分をエタノール、エタノール/水混合物などの溶媒に混
合溶解した混合液(原液)を調製し、これを噴霧容器に充
填する。本発明の噴霧型整髪剤は、通常、噴射剤と共に
噴霧容器に充填される。かかる噴射剤としては、プロパ
ン、ブタン、ペンタン、ジメチルエーテルなどの液化ガ
ス、窒素、圧縮空気などの圧縮ガス等、エアゾールの分
野に公知の噴射剤がいずれも用いられてよい。これら噴
射剤の配合量は整髪剤の全量に対して液化ガスでは10
〜50重量%、圧縮ガスでは0.1〜5重量%である。
これら液化ガス、圧縮ガスは単独で用いてもよく、併用
してもよい。また、噴射剤を用いずにミストの形態とす
るなど、従来公知の種々の方法により整髪剤を霧状にし
てよい。これらのうち、特に噴射剤を用いたエアゾール
が好ましい。 本発明の噴霧型整髪剤には、さらに界面
活性剤、防腐剤、香料、油成分、殺菌剤などの薬効剤、
色素などの公知の成分を発明の効果を損なわない範囲で
適宜配合することができる。
するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定される
ものではない。また、実施例及び比較例中の[%]は特
に断わらない限り[重量%]を示す。
表1に示す配合組成により、噴射剤以外の各成分を常法
にしたがって処理して原液を調製した。この原液70g
を噴射剤30gと共にエアゾール用耐圧容器に充填して
エアゾール整髪剤を製造した。得られた整髪剤のセット
力、被膜の平滑性、ごわつき、フレーキングを下記の方
法により評価した。結果を表1に示す。
る。この毛束に実施例、比較例にて得られた整髪剤各サ
ンプル3gを噴霧した後、毛束の全長を計測する(試験
開始時の長さ)。ついで、この毛束を相対湿度90%以
上の雰囲気中に3時間吊り下げたあと、毛束の全長を計
測し(3時間後の長さ)、下式にてセット保持率(%)を
算出し、判定基準に基づいて評価した。セット保持率は
大きいほどセット力が強いことを意味する。
/{175−(試験開始時の長さ)}×100 判定基準 ○:80%以上 △:60%以上80%未満 ×:60%未満
し、3分間乾燥させた後、専門パネラーが官能評価し、
下記の判定基準により評価した。
噴霧し、乾燥後の毛束の感触を専門パネラーが、下記の
判定基準に基づいて官能評価した。
噴霧し、乾燥後、フレーキングの状態を専門パネラー
が、下記の判定基準に基づいて官能評価した。
示す。
を用いた。 表1から明らかなように、本発明の整髪剤は、比較例の
ものに比べて、強いセット力を有し、且つ被膜の平滑
性、使用感に優れている。
を有し、毛髪上に形成される被膜が平滑で毛髪のごわつ
きがなく、しかもフレーキングを生じない。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)毛髪固定用高分子化合物、(b)ジグ
リセリンポリオキシプロピレン付加物、(c)ラノリン脂
肪酸エステルおよび(d)噴射剤を含有してなるエアゾ
ールタイプの噴霧型整髪剤。 - 【請求項2】 (a)毛髪固定用高分子化合物、(b)ジグ
リセリンポリオキシプロピレン付加物および(c)ラノリ
ン脂肪酸エステルを含有してなるミストタイプの噴霧型
整髪剤。 - 【請求項3】 毛髪固定用高分子化合物の配合量が1.
0〜7.0重量%、ジグリセリンポリオキシプロピレン
付加物の配合量が0.01〜0.5重量%、かつラノリン
脂肪酸エステルの配合量が0.1〜1.0重量%である請
求項1又は2の噴霧型整髪剤。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05364695A JP3531264B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 噴霧型整髪剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05364695A JP3531264B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 噴霧型整髪剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08217649A JPH08217649A (ja) | 1996-08-27 |
JP3531264B2 true JP3531264B2 (ja) | 2004-05-24 |
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ID=12948665
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05364695A Expired - Fee Related JP3531264B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 噴霧型整髪剤 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3531264B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP05364695A patent/JP3531264B2/ja not_active Expired - Fee Related
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