JP3528848B1 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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Abstract
集塵性能を向上させ、かつ小型化を実現した電気掃除機
を提供することを目的とする。 【解決手段】 塵埃を含む吸引風を流入する流入口9を
有する第1塵埃分離部6と、前記第1塵埃分離部6内に
流入した吸引風を内部に流入する流入口10を有する第
2塵埃分離部7とを備え、前記第1塵埃分離部6と吸引
風を発する電動送風機とを連通させる連通口19を設け
たもので、第1塵埃分離部6での吸引面積が増えるた
め、第1塵埃分離部6に蓄積する塵埃をより多く蓄積で
きる。
Description
構造に関するものである。
て説明する。有底の集塵室31を設け、内部に吸気する
吸気口32を集塵室31の側壁に接線方向に向け設けて
いる。集塵室31の上端開口部33を覆うように蓋体3
4を設け、この蓋体34に排気口35を設ける。また集
塵室31の上端開口部33を覆うようにフィルター36
を取り付けている。電動送風機37が運転すると、塵埃
は吸込部38より吸引され、吸気口32より集塵室31
内に吸気され、集塵室31内で遠心分離され、排気はフ
ィルター36を通して排気口35より排出される(特許
文献1参照)。
の構成では、吸気口32より吸引した塵埃がフィルター
36に付着、目詰まりを起こし、集塵室31に塵埃が十
分吸引されないまま吸引力が低下するということがあっ
た。またこの目詰まり対策の為、フィルター36の面積
を大きくすることもあったが、集塵室31そのものが大
きくなり電気掃除機そのものが大型化してしまうという
課題があった。
力が急激に低下するのを防止することで集塵性能を向上
させ、かつ小型化を実現した電気掃除機を提供すること
を目的とする。
に本発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する電動
送風機室と、前記電動送風機室と着脱できる塵埃分離蓄
積部とを備え、前記塵埃分離蓄積部は、塵埃を含む吸引
風が流入する第1流入口を有する第1塵埃分離部、前記
第1塵埃分離部内に流入した吸引風を内部に流入させフ
ィルターを設けた第2流入口を有する第2塵埃分離部、
前記第2塵埃分離部と前記電動送風機とを連通させフィ
ルターを設けた集塵蓋、前記第1塵埃分離部と前記電動
送風機とを連通させた連通口からなり、前記連通口を設
けたことで、前記第2流入口に設けたフィルターの塵埃
による目詰まりを低減できるとともに、前記集塵蓋を前
記第2塵埃分離部と着脱自在に構成したもので、第1塵
埃分離部での吸引面積が増えるため、第1塵埃分離部に
蓄積する塵埃をより多く蓄積できる。
吸引風を発する電動送風機を内蔵する電動送風機室と、
前記電動送風機室と着脱できる塵埃分離蓄積部とを備
え、前記塵埃分離蓄積部は、塵埃を含む吸引風が流入す
る第1流入口を有する第1塵埃分離部、前記第1塵埃分
離部内に流入した吸引風を内部に流入させフィルターを
設けた第2流入口を有する第2塵埃分離部、前記第2塵
埃分離部と前記電動送風機とを連通させフィルターを設
けた集塵蓋、前記第1塵埃分離部と前記電動送風機とを
連通させた連通口からなり、前記連通口を設けたこと
で、前記第2流入口に設けたフィルターの塵埃による目
詰まりを低減できるとともに、前記集塵蓋を前記第2塵
埃分離部と着脱自在に構成したものである。
増えるため、第1塵埃分離部に蓄積する塵埃をより多く
蓄積できる。
着脱自在に構成したもので、第2塵埃分離部内部の清掃
等メンテナンスが容易に行える。
分離部内に流入した吸引風が、旋回するための案内部を
形成してなるもので、第1塵埃分離部の流入口に吸引さ
れた塵埃を含む吸引風は、この案内部によってスムース
に旋回を始めることができる。
12を用いて説明する。
吸い込み具1、上部に取っ手を有するハンドル部2、吸
引風を発する電動送風機を内蔵し、前記ハンドル部2に
固定して設けた電動送風機室3、この電動送風機室3の
下方に前記電動送風機室3と着脱できる塵埃分離蓄積部
4、この塵埃分離蓄積部4と前記吸い込み具1を連通す
る吸引通路を内方に有し、前記吸い込み具1とハンドル
部2を接続する延長管5から構成されている。また、ハ
ンドル部2には、前記吸い込み具1から吸引、延長管5
内部を通った塵埃を塵埃分離蓄積部4に排出する排出穴
(図示せず)が設けられている。
成する、第1塵埃分離部6、第2塵埃分離部7及び集塵
蓋8である。第1塵埃分離部6は、上部に水平方向に略
円筒形状の壁を有し、下部は略半球状の有底に形成す
る。また、第1塵埃分離部6の壁の一部で、前記ハンド
ル部2の排出穴に対向する位置に、略円形断面を有する
第1流入口9が設けられている。第2塵埃分離部7は、
前記第1塵埃分離部6の壁より小径の略円筒形状の壁を
有し、上端開口で有底に形成されている。集塵蓋8は、
エラストマーのような軟質材を外周に設けた有底の略円
筒形状に設け、その軟質材の外径は、前記第1塵埃分離
部6の壁面部13の内周に密着できる径に形成されてい
る。10は第2塵埃分離部7内方へ塵埃を誘導する流入
口で、前記第1流入口9と対向しない位置に設けられて
いる。
除機の第2塵埃分離部7の上面図、底面図、正面図及び
側面図である。10は第2塵埃分離部7内方へ塵埃を誘
導する流入口、14は第2塵埃分離部に設けた略円筒形
状の壁面部、11は第1塵埃分離部6の第1流入口9と
対向する位置に設け、前記壁面部14外周と接するゆる
やかな曲面を有した案内部、15は前記壁面部14の一
部を切り欠いた位置で、且つ第2塵埃分離部7底面に設
けた第1開口部、16は前記第1開口部15の外周にあ
って、前記第2流入口10より第2塵埃分離部7内に吸
引された風が前記壁面部14の内周に沿って旋回する旋
回流の下流側に、前記壁面部14と同一形状に設けたガ
イド部、17は前記集塵蓋8と係合するツメ部である。
また前記壁面部14の円中心と前記第1開口部15の中
心を結ぶ直線と、前記壁面部14の円中心と第2塵埃分
離部7に設けた第2流入口10中心を結ぶ直線とが形成
する角度θを直角以上の角度に設けてある。また、21
は第2塵埃分離部7の内部と前記第1開口部15を連通
する第2開口部である。
記電動送風機室3の吸引口と前記第2塵埃分離部7の内
部を連通する第1連通口、18は前記第2塵埃分離部7
のツメ部17の係合部、19は前記第1流入口9より第
1塵埃分離部6内に吸引された空気流が前記第2塵埃分
離部7の壁面部14の外周に沿って旋回する旋回流の下
流側に位置し、前記電動送風機室3と前記第1塵埃分離
部6の内部を連通する第2連通口である。
20は、前記第2塵埃分離部7の第1開口部15に対向
し、且つこの第1開口部15外周と当接する高さを有す
る塵埃蓄積部である。
集塵蓋のユニット部品の底面図及び正面図である。
部、第2塵埃分離部と集塵蓋のユニット部品の底面図及
び透視図である。第1塵埃分離部6の壁面部13は水平
方向に略円筒形状であるとともに、第2塵埃分離部7の
略円筒形状の壁面部14となす距離dは、第2塵埃分離
部7の略円筒形状の壁面部14の外周に沿って旋回する
旋回流の下流側になるにつれて小さくなるよう形成して
ある。
吸い込み具1より吸引した塵埃は、延長管部5内を通っ
た後、前記ハンドル部2の排出穴(図示せず)を経て、
前記第1流入口9より前記第1塵埃分離部6に吸引され
る。第1流入口9より第1塵埃分離部に吸引された塵埃
を含む吸引風は、ゆるやかな曲面の案内部11によって
前記第2塵埃分離部7の壁面部14の外周に沿って外周
をスムースに旋回し始める。
口10に至り、質量の大きい塵埃は旋回流の遠心力によ
ってさらに第1塵埃分離部6の奥に誘導され、質量の小
さい塵埃は、前記第2流入口10を経て第2塵埃分離部
7内方へ吸引され、第1段階の塵埃分離が行われる。こ
の第1段階の塵埃分離は、第1塵埃分離部6の壁面部と
第2塵埃分離部7の壁面部14とが形成する距離dが、
第2塵埃分離部7の壁面部14の外周に沿って旋回する
旋回流の下流側になるにつれて小さくして形成するた
め、旋回流の速度を極力落とさないことで、効率よく行
うことができる。尚、第1塵埃分離部6の奥に誘導され
た質量の大きい塵埃は、やがてその旋回流が弱まった時
点で第1塵埃分離部6の奥底へ蓄積されていく。
10よりその内方に吸引された質量の小さい塵埃は、前
記壁面部14内周を旋回し始め、この壁面部14が切り
欠かれた位置(第2開口部21)で前記第1開口部15
へ誘導され、連通した前記塵埃蓄積部20に蓄積され、
第2段階の塵埃分離が行われる。また、旋回流の勢いで
前記第1開口部15を通過しようとする塵埃も前記ガイ
ド部16にその進路を阻まれ、速度を失った後、前記前
記第1開口部15を経て前記塵埃蓄積部20に蓄積され
る。塵埃を取り除かれた吸引風は、第2塵埃分離部内を
旋回した後、前記第1連通口12を経て塵埃分離蓄積部
4より排出され、前記電動送風機室3内を通って、この
電動送風機室3に設けた排気口より機体外へ排出され
る。
を有するフィルターを設けて細塵の電動送風機侵入を防
ぐとともに、第2塵埃分離部7の第2流入口10にも通
気性を有するフィルターを設けて、第2塵埃分離部に吸
引する塵埃の大きさを制限し、前記第1連通口12のフ
ィルターの目の粗さを前記第2流入口10のフィルター
の目の粗さと同等もしくはそれより小さく設けること
で、前記第2流入口10のフィルターの圧損を前記第1
連通口12のフィルターの圧損と同等以下にでき、第2
塵埃分離部7への塵埃吸引をより確実に行うことができ
る。
塵埃分離部6の内部と前記電動送風機室3を連通する第
2連通口19を集塵蓋8に設けることで、第1塵埃分離
部6での吸引面積が増えるため、各連通口及び流入口で
の目詰まりをさらに低減し、その結果、第2塵埃分離部
7の第2流入口10部分で分離された後に第1塵埃分離
部7に蓄積する塵埃をより多くできる。さらに、この第
2連通口19にも通気性を有するフィルターを設け、こ
のフィルターの目の粗さを、第2塵埃分離部7の流入口
10に設けたフィルターの目の粗さと同等もしくはそれ
より大きくすることで、より多くの吸引風を第1塵埃分
離部6に誘導、第2塵埃分離部7の第2流入口10の目
詰まりをより低減することで、吸引塵埃量による風量低
下をより遅らせることができるとともに、第1塵埃分離
部6に吸引、蓄積する塵埃量をさらに多くできる。
7によって集塵蓋8の係合部18に係合、着脱自在に装
着できる。また集塵蓋8はその外周部が第1塵埃分離部
6の壁面部13の内周に密着することで着脱自在に装着
できる。したがって、第1塵埃分離部6に蓄積された粗
塵及びその内方に設けた塵埃蓄積部20に蓄積された細
塵は、集塵蓋8を第1塵埃分離部6より取り外すことに
よって同時に且つ容易に廃棄することができ、万が一塵
埃が第2流入口10に付着しても、その除去等メンテナ
ンスも容易に行える。
在であることから、第2塵埃分離部7内部の清掃や、万
が一塵埃が集塵蓋8の第1連通口12や第2連通口19
に付着しても、その除去等メンテナンスが容易に行え
る。
として説明を行っているが、形式や電源の形態を問わ
ず、一般の掃除機全般についても同様な構成を採用可能
である。
るのを防止することで集塵性能を向上させ、かつ小型化
を実現した電気掃除機を提供できる。
図
面図
正面図
のユニット部品の底面図
のユニット部品の透視図
Claims (2)
- 【請求項1】 吸引風を発する電動送風機を内蔵する電
動送風機室と、前記電動送風機室と着脱できる塵埃分離
蓄積部とを備え、前記塵埃分離蓄積部は、塵埃を含む吸
引風が流入する第1流入口を有する第1塵埃分離部、前
記第1塵埃分離部内に流入した吸引風を内部に流入させ
フィルターを設けた第2流入口を有する第2塵埃分離
部、前記第2塵埃分離部と前記電動送風機とを連通させ
フィルターを設けた集塵蓋、前記第1塵埃分離部と前記
電動送風機とを連通させた連通口からなり、前記連通口
を設けたことで、前記第2流入口に設けたフィルターの
塵埃による目詰まりを低減できるとともに、前記集塵蓋
を前記第2塵埃分離部と着脱自在に構成した電気掃除
機。 - 【請求項2】 第1塵埃分離部内に流入した吸引風が、
旋回するための案内部を形成してなる請求項1記載の電
気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003055539A JP3528848B1 (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003055539A JP3528848B1 (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 電気掃除機 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002326501A Division JP3743418B2 (ja) | 2002-10-23 | 2002-11-11 | 電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3528848B1 true JP3528848B1 (ja) | 2004-05-24 |
JP2004160151A JP2004160151A (ja) | 2004-06-10 |
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ID=32463704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003055539A Expired - Fee Related JP3528848B1 (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 電気掃除機 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3528848B1 (ja) |
-
2003
- 2003-03-03 JP JP2003055539A patent/JP3528848B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004160151A (ja) | 2004-06-10 |
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