JP3528016B2 - 雌側コネクタ - Google Patents

雌側コネクタ

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JP3528016B2
JP3528016B2 JP26625895A JP26625895A JP3528016B2 JP 3528016 B2 JP3528016 B2 JP 3528016B2 JP 26625895 A JP26625895 A JP 26625895A JP 26625895 A JP26625895 A JP 26625895A JP 3528016 B2 JP3528016 B2 JP 3528016B2
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博之 岡
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、雌側コネクタに関
し、特に、端子金具の開口を広くした雌側コネクタに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の雌側コネクタとして、図
3及び図4に示す実開平2−117672号公報に開示
されたものが知られている。図において、金属製平板を
屈曲せしめた端子金具1は、前方に箱形の端子部2を有
するとともに後方に電線3を圧着接続するためのバレル
部4を有している。端子部2については翼状に広がる板
片を巻き込むようにして箱形に形成してあり、底壁と両
側壁は一重となっているが、天井壁については両側から
巻き込む板片を重ね合わせて二重となっている。ただ
し、内側に折り返される側については、図4に示すよう
に、開口端側の縁部を切り欠いてあり、開口端について
は天井壁が一重となるように形成している。また、底壁
側には前方へ延設された帯板片を端子部2内で折り返し
た舌片5を備えている。 【0003】一方、ハウジング6は、この端子金具1を
挿入可能な筒状の端子金具収容室7を備えており、同端
子金具収容室7の前端側には雄タブ状の雄側端子金具8
を挿入可能な挿通口9を形成してある。ハウジング6の
端子金具収容室7内に、その後方側から端子金具1を挿
入して収容せしめ、前方の挿通口9より雄側端子金具8
を挿入する。本来、同雄側端子金具8が端子金具1の軸
線方向に対して平行に挿入される場合には問題ない。し
かし、図4に示すように、コネクタ同士のコジリ嵌合に
よって雄側端子金具8が上向き方向の斜めに挿入される
場合がある。この場合、開口端については天井壁も一重
となっているので、比較的開口が広くなっており、雄側
端子金具8が端子金具1の開口端に突き当たるというこ
とがないようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の雌側コ
ネクタにおいては、開口端の天井壁を一重にしているも
のの、それでもまだ開口を広げたいという要望があっ
た。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、
より端子金具の開口を広くして挿入作業を効率よく行え
るようにすることが可能な雌側コネクタの提供を目的と
する。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、前方側に筒型とした端子
部を備えるとともに、同端子部における底面側には上方
へ突き出るバネ性を有する舌片を形成した端子金具と、
この端子金具を収容して挿入可能な筒型の端子金具収容
室を備えるとともに同端子金具収容室の前方側には相手
側端子金具の挿通口を形成したハウジングとを具備する
雌側コネクタにおいて、上記端子金具は、筒型とした上
記端子部の前方側における開口端の天井面部分を切り欠
くとともに、上記ハウジングは、上記端子金具収容室に
おける天井面部分から前記切り欠き部分を通過するよう
にして突出しかつ後方側に向かうほど突き出る誘導斜面
を備えることで、この誘導斜面の終端を前記端子部の開
口端より後方に位置させた構成としてある。 【0006】 【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、ハウジングの端子金具収容室に端子金具を挿
入して収容した後、同端子金具収容室の前方側の挿通口
より相手側端子金具を挿入するにあたり、相手側端子金
具が上向き側に斜めに挿入されることがある。しかる
に、端子金具の開口端においては天井面部分を切り欠い
てあるので天井面に当接することはなく、また、そのよ
うに斜めに挿入された場合においては、この切り欠き部
分内で端子金具収容室における天井面から突き出る誘導
斜面に突き当たる。しかし、この誘導斜面は後方側、す
なわち端子部の奥側に向かうにつれて内側に突き出てい
るため、相手側端子金具は徐々にその挿入方向を修正さ
れ、切り欠いた天井面の端部に突き当たることなく奥へ
と挿入される。 【0007】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、端子金具
の前端天井壁を切り欠いてハウジングに誘導斜面を形成
したため、端子金具の開口をより広くできるとともに、
誘導斜面によって端子金具の方向を矯正することがで
き、より挿入作業を向上させることが可能な雌側コネク
タを提供することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる雌側コネクタを断面図により示しており、図2はそ
の端子金具を斜視図により示している。 【0009】同図において、端子金具10は、金属製平
板を型抜きして所定の形状としつつ立体的に屈曲せしめ
て形成してあり、前方側に端子部20を備え、後方側に
バレル部30を備えている。端子部20は、型抜き時に
幅方向に広めに残しておいた板片を上方に屈曲して底壁
と両側壁とを形成しつつ、再度、側壁部分の上端を底壁
と対面するように折り重ねて筒状の箱形に形成してあ
る。また、型抜き時に底壁の前方側に帯板片を延設せし
めて形成しておき、同帯板片を端子部20内で折り返し
て舌片21を形成してあるとともに、折り返した天井壁
の側でも内側の壁面をビード状に形成してある。さら
に、後端側のバレル部30においては、断面U字形とし
たワイヤバレル31とインシュレーションバレル32と
を並べて形成してあり、先端を皮むきした電線40を載
置し、圧着することによって接続可能となっている。 【0010】一方、ハウジング50は、この端子金具1
0を挿入して収容可能な筒状の端子金具収容室51を備
えており、この端子金具収容室51における前方側の挿
通口52は相手側の雄側端子金具60を貫通可能な形状
に形成され、後方側の端子金具挿入口53は上記端子金
具10を挿入可能な大きめの開口に形成されている。ま
た、端子金具収容室51の底面は中央に凸条部54が形
成されて上記端子金具10をその上面に沿って挿入可能
としつつ、側方の溝状部分55にて端子金具10の端子
部20より側面下方に延設せしめたスタビライザ22が
入り込めるようにしてある。また、凸条部54と連続し
て端子金具収容室51内の前方側にはアーム状としたラ
ンス56を形成してあり、同ランス56の上面先端に形
成した突起56aにて端子金具10の端子部20下面に
形成した係止孔23と係止可能としてある。 【0011】本実施形態においては、概ね箱形とした端
子部20を有する端子金具10と、これに対応した端子
金具収容室51を備えるハウジング50を例としている
が、端子金具10が相手側の端子金具を挿入する筒部を
備えるとともに、同筒部の底面側に挿入される相手側端
子金具を天井面側に押し上げる舌片を備えるものであ
り、ハウジング50はこの端子金具10を挿入可能な筒
状の端子金具収容室を備えつつ、この端子金具収容室の
前面側に相手側端子金具を挿入できるようになっていれ
ばよい。従って、筒状部分が円筒状となっていたり、ハ
ウジング50に形成する端子金具収容室の配列を適宜所
望の配列としたりすることもできる。また、同様に端子
金具10のスタビライザ22や、係止孔23、及び端子
金具収容室51のランス56や凸条部54などについて
も、適宜、所望の構成とすることができる。むろん、端
子金具10が他の金具片の一部であったり、ハウジング
50が他のケーシングの一部を構成するなど、実質的に
端子金具10をハウジング50の端子金具収容室51内
に挿入するようなものであれば適用対象においても適宜
変更可能である。 【0012】端子部20における折り重ねた天井壁の前
端部分については、底壁と側壁に比べて後方側に下がる
ように切り欠き部24を形成してあり、また、ハウジン
グ50の端子金具収容室51の天井面前端には同切り欠
き部24を通過して端子部20内に突き出る誘導斜面5
7を形成してある。同誘導斜面57は前方側から後方側
に向かうにつれて徐々に突出しており、その表面はなだ
らかに形成してある。 【0013】本実施形態においては、端子部20の天井
壁を折り返して二重となっているが、必ずしも天井壁が
二重となっている必要はなく、一重であるものであって
も、相手側の端子金具の先端が同天井壁の前端に突き当
たらないように切り欠いてあればよい。天井壁か否かに
ついては、相対的なものであり、舌片21を形成した壁
面を底壁としたときに相対面する壁面を意味する。従っ
て、舌片21が右側壁に形成されていれば、左側壁を指
すことになる。 【0014】また、誘導斜面57については、本来、こ
の誘導斜面57がなければ斜めに挿入される雄側端子金
具60が切り欠き部24の縁部に当接してしまうのを防
止するべく、その進入角度を矯正できるような斜面とな
っていればよい。従って、切り欠き部24内で徐々に突
出するものであればよく、断面形状などについては特に
限定されるものではない。また、作用時に斜めになって
矯正するものでも良いから、斜めに突き出る板片状であ
っても構わない。 【0015】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。端子金具10のバレル部30に電線40を
圧着接続し、端子部20の側からハウジング50の端子
金具挿入口53より端子金具収容室51内に挿入する。
端子金具10は凸条部54上を滑りながら奥に向かって
挿入され、凸条部54の先端のランス56を乗り越える
と同ランス56の突起56aが係止孔23に入り込み、
係止して抜け止めする。 【0016】雄側端子金具60がハウジング50の軸線
方向と平行に挿通口52より挿入された場合、同雄側端
子金具60の先端は舌片21上に乗り上がり、この舌片
21と天井壁のビード状部分との間に押し込まれて接続
する。しかし、図1に示すように、雄側端子金具60が
斜めに挿入されると、その先端は誘導斜面57の表面に
突き当たり、さらに押し込まれるにつれて誘導斜面57
にて挿入方向を矯正されて端子部20内へと挿入されて
いく。従って、斜めに挿入されても突き当たり難くな
る。 【0017】このように、ハウジング50における筒状
の端子金具収容室51内に筒状の端子部20を有する端
子金具10を収容するにあたり、端子部20の前端の天
井壁には切り欠き部24を形成して開口端の開口径を大
きくするとともに、端子金具収容室51の天井面からは
同切り欠き部24を介して端子部20内に突出する誘導
斜面57を形成し、斜めに挿入されがちな雄側端子金具
60を当該切り欠き部24の縁部に当接することなく端
子部20内に誘導する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態にかかる雌側コネクタの断
面図である。 【図2】同雌側コネクタの端子金具の斜視図である。 【図3】従来の雌側コネクタの端子金具の斜視図であ
る。 【図4】同雌側コネクタの断面図である。 【符号の説明】 10…端子金具 20…端子部 21…舌片 24…切り欠き部 30…バレル部 40…電線 50…ハウジング 51…端子金具収容室 52…挿通口 57…誘導斜面 60…雄側端子金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−230844(JP,A) 実開 平2−117672(JP,U) 実開 昭56−79982(JP,U) 実開 平2−80975(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/11 H01R 13/631

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 前方側に筒型とした端子部を備えるとと
    もに、同端子部における底面側には上方へ突き出るバネ
    性を有する舌片を形成した端子金具と、この端子金具を
    収容して挿入可能な筒型の端子金具収容室を備えるとと
    もに同端子金具収容室の前方側には相手側端子金具の挿
    通口を形成したハウジングとを具備する雌側コネクタに
    おいて、 上記端子金具は、筒型とした上記端子部の前方側におけ
    る開口端の天井面部分を切り欠くとともに、上記ハウジ
    ングは、上記端子金具収容室における天井面部分から
    記切り欠き部分を通過するようにして突出しかつ後方側
    に向かうほど突き出る誘導斜面を備えることで、この誘
    導斜面の終端を前記端子部の開口端より後方に位置させ
    ことを特徴とする雌側コネクタ。
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