JP3527419B2 - 端子圧着機 - Google Patents

端子圧着機

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JP3527419B2 JP29521198A JP29521198A JP3527419B2 JP 3527419 B2 JP3527419 B2 JP 3527419B2 JP 29521198 A JP29521198 A JP 29521198A JP 29521198 A JP29521198 A JP 29521198A JP 3527419 B2 JP3527419 B2 JP 3527419B2
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Japan Automatic Machine Co Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Japan Automatic Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の圧着端子が
連鎖的に連なった端子連鎖体を所定の送りピッチで順次
搬送して端子圧着を行う端子圧着機に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】図7は、複数の圧着端子が連結されてな
る端子連鎖体の平面図である。この端子連鎖体1は、複
数のストレート型圧着端子3と、その複数の圧着端子3
を互いに並列状態で片持ち状に連結する帯状のキャリア
5とを備えて構成されている。各圧着端子3の一端側に
は、他の電気機器に接続される接続部3aが形成され、
他端側には所定の電線(自動車用高圧抵抗電線等)11
(図8参照)の電線端11aに圧着される断面略U字型
の圧着部3bが形成されている。圧着部3bには、2つ
のバレル部3c、3dが形成され、その開口部3eの縁
部には、キャリア5との切離し部7が設けられている。
圧着部3bは、キャリア5と垂直な方向に延びており、
電線11の電線端11aは、図8に示されるように、キ
ャリア5と垂直な方向(挿入方向)Aから開口部3eを
介して圧着部3b内に挿入されるようになっている。 【0003】このような端子連鎖体1の各圧着端子3の
電線11への圧着は、所定の端子圧着機によって行われ
るようになっている。その端子圧着機では、端子連鎖体
1を所定の端子搬送機構によって所定の送りピッチで搬
送しつつ、各圧着端子3をキャリア5から切り離すとと
もに、図8に示されるように皮剥ぎされ、露出した導体
11bが折り曲げられた状態で電線11の電線端11a
が挿入された各圧着端子3の圧着部3bを、図9に示さ
れるように圧着するようになっている。 【0004】図10および図11は、従来の端子圧着機
のアプリケータ周辺の構成を概略的に示す図である。ア
プリケータ21は、台盤23と、その台盤23に備えら
れるアンビル25と、台盤23に備えられ、各圧着端子
3の切離し部7を切断するための切断機構27と、台盤
23に立設されたスライドベース31と、そのスライド
ベース31に上下にスライド可能に保持されたシャンク
33と、シャンク33に備えられたクリンパ35、37
およびカットオフパンチ39とを備えて構成されてい
る。 【0005】このようなアプリケータ21は、圧着機本
体の所定の設置部に設置され、シャンク33の連結部が
圧着機本体のプレス機のプレスラム40に連結され、そ
のプレスラム40によってシャンク33がクリンパ3
5、37およびカットオフパンチ39と一体となって昇
降駆動されるようになっている。 【0006】切断機構27は、上下にスライド可能に備
えられた移動刃部41と、その移動刃部41を上昇位置
に向けてバネ付勢する図示しないバネ部材とを備えてい
る。移動刃部41には、端子連鎖体1のキャリア5およ
び切離し部7が嵌り込む溝41aが形成されており、溝
41aの上側開口部のエッジ部と、そのエッジ部に摺接
可能に備えられているアンビル25のエッジ部との間で
切離し部7を挟み込んで切断するようになっている。 【0007】アプリケータ21への端子連鎖体1の供給
は、端子搬送機構51によって行われる。端子搬送機構
51は、端子連鎖体1をガイドする端子ガイド部51a
と、端子連鎖体1を搬送する図示しない端子搬送部とを
備えて構成されている。端子ガイド部51aは、端子連
鎖体1の搬送方向に延設されており、端子搬送部が、ア
プリケータ21の圧着切断動作に連動して、端子連鎖体
1の各圧着端子3を所定の送りピッチで間欠的にアプリ
ケータ21に順次送り込むようになっている。 【0008】そして、圧着時、圧着機本体のプレスラム
40によりシャンク33が押し下げられると、クリンパ
35、37に伴ってカットオフパンチ39が下降し、カ
ットオフパンチ39によって切断機構27の移動刃部4
1がバネ部材のバネ力に抗して押し下げられ、その時点
でアンビル25上に位置している端子連鎖体1の圧着端
子3の各切離し部7が切断機構27によって切断される
と同時に、その圧着端子3の圧着部3bがアンビル25
とクリンパ35、37との間でプレスされて電線端11
aに圧着されるようになっている。 【0009】この端子圧着機では、アプリケータ21に
送り込まれた圧着端子3への電線11の挿入、および端
子圧着機への圧着切断動作の指示は、この端子圧着機を
操作する作業者によって行われるようになっている。 【0010】アプリケータ21の圧着切断動作は、作業
者がその足元に配置されたペダルを踏み込むと、これに
応答して1回分の圧着切断動作が行われる。アプリケー
タ21の圧着切断動作が完了すると、これに連動して、
端子搬送機構51によって端子連鎖体1が1ピッチ分だ
けアプリケータ21に向けて搬送され、次の圧着対象と
なる圧着端子3がアプリケータ21に送り込まれる。 【0011】このような端子圧着機では、圧着端子3の
圧着部3bを規格に合わせて正確に圧着するためには、
アプリケータ21内における圧着端子3の位置決めが重
要な要素となっている。このため、このような端子圧着
機では、端子送り機構51の端子ガイド部51a内の図
示しない爪にてキャリア5を電線11の挿入方向Aと反
対方向に引き寄せて位置決めを行っている。 【0012】なお、切断機構29の移動刃部41の上端
面およびカットオフパンチ39の下端面には、互いに当
接した際電線11を押しつぶしてしまわないように、電
線11が嵌り込む凹溝が設けられている。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
端子圧着機では、端子ガイド部51aにて端子連鎖体1
のキャリア5を挿入方向Aと反対方向に引き寄せてアプ
リケータ21内における圧着端子3の位置決めを行って
いるが、図11に示されるように、その圧着対象の圧着
端子3に電線11が挿入された際に、作業者が電線11
を挿入した際の力によって圧着端子3が挿入方向Aに押
されると、この押圧力にキャリア5が負けて挿入方向A
に撓んでしまい、アプリケータ21内における圧着端子
3の位置が適正な位置(2点鎖線で示される位置)から
挿入方向Aにずれてしまうという問題がある。このよう
な圧着端子3の位置ずれは、圧着部3bの圧着不良の原
因となる。 【0014】なお、端子ガイド部51aは、アプリケー
タ21の金型(アンビル25およびクリンパ35、3
7)と干渉しないように、圧着対象の圧着端子3から1
ピッチ以上離れたキャリア5の部分(係止部)を爪で引
き寄せて位置決めを行っているため、係止部から圧着対
象の圧着端子3までの距離が大きく、電線11を挿入す
る際の押圧力によりこの区間のキャリア5が撓みやすく
なっている。ここで、1ピッチとは、端子連鎖体1の各
圧着端子3の配置間隔に対応している。 【0015】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、端子
圧着時の圧着端子の位置ずれを防止することができる端
子圧着機を提供することを目的とする。 【0016】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、接続部が一端側に設けられ、所定の挿
入方向から挿入された所定の電線の電線端に圧着される
圧着部が他端部に設けられた複数の圧着端子が、その圧
着部の前記挿入方向上流側端部の開口部から延設された
切離し部を介して前記挿入方向とほぼ垂直な方向に延び
る帯状のキャリアによって互いに連結されてなる端子連
鎖体の前記各圧着端子を所定の端子搬送機構により所定
のアプリケータ内に順次送り込み、前記各圧着端子の前
記圧着部を挿入された前記電線端に順次圧着するととも
に前記圧着端子の前記切離し部を順次切断する端子圧着
機であって、前記各圧着端子の前記電線端が挿入された
前記圧着部を前記電線端に順次圧着するとともに、前記
各圧着端子の前記切離し部を順次切断する前記アプリケ
ータと、前記アプリケータの圧着切断動作に連動し、前
記端子連鎖体を前記アプリケータに向けて所定の送りピ
ッチで間欠的に搬送する端子搬送機構と、前記アプリケ
ータ内に送り込まれた圧着対象の前記圧着端子の前記接
続部側の端部、または、その圧着対象の圧着端子とその
隣りの前記圧着端子との間の前記キャリアの部分に対し
て、前記挿入方向に沿って移動して前記挿入方向と反対
側から近接離反変位可能に備えられた押圧部材と、前記
端子搬送機構の搬送動作に連動して前記押圧部材を前記
挿入方向に沿って往復駆動し、前記端子搬送機構による
搬送動作が行われていないときは、前記押圧部材を前進
させ、その押圧部材により前記圧着端子の前記接続部側
の前記端部と、前記キャリアの前記部分とのいずれか一
方を前記挿入方向と反対方向に押圧することにより、圧
着対象の前記圧着端子を前記アプリケータ内の所定の受
け部に押し付けて固定する一方、前記搬送動作が行われ
るときには、前記押圧部材を後退させ、前記圧着端子の
前記接続部側の前記端部または前記キャリアの前記部分
から離反させる押圧部材駆動機構と、を備えることを特
徴とする。 【0017】 【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る端子圧着機の全体的な構成を示す正面図であり、図2
は図1の端子圧着機の要部の構成を概略的に示す側面図
であり、図3は図2の平面図であり、図4は図3の他の
動作状態を示す一部破断平面図である。この端子圧着機
は、後述する押圧部材67および押圧部材駆動機構69
を追加した点を除いて図10および図11に示す従来の
端子圧着機と同様であり、対応する部分には同一の参照
符号を付して説明を省略する。また、この端子圧着機で
の端子圧着に用いられる端子連鎖体1および電線11の
構成、およびその圧着方法は従来と同様であり、図7な
いし図9を参照しつつ本実施形態の説明を行うこととす
る。 【0018】この端子圧着機は、圧着機本体61のアプ
リケータ設置部61aに交換自在に設置されるアプリケ
ータ21と、アプリケータ21を駆動するプレス機63
と、端子連鎖体1をアプリケータ21に向けて搬送する
端子搬送機構51と、端子搬送機構51によって搬送さ
れる端子連鎖体1の各圧着端子3の圧着部3b内の所定
の接着剤塗布部にエポキシ接着剤を順次塗布する接着剤
塗布機構65と、アプリケータ21内における圧着端子
3の固定を行う押圧部材67と、押圧部材67を駆動す
る押圧部材駆動機構69と、操作入力用のタッチパネル
71と、圧着動作の指示を行うための図示しないペダル
と、図示しない制御部とを備えて構成されている。 【0019】押圧部材67は、図2ないし図4に示され
るように、軸部67aと、その軸部67aの先端部に設
けられた押圧部67bとを備えて構成されており、アプ
リケータ21のアンビル25の奥側(挿入方向A下流
側)にて挿入方向Aに沿って往復移動可能に備えられて
いる。すなわち、押圧部材67は、アンビル25上に送
り込まれた圧着対象の圧着端子3の接続部3aの先端部
に、挿入方向Aの反対側から近接離反可能に備えられて
いる。 【0020】その押圧部67bの圧着端子3に当接する
前面部67cは、図4に示されるように、すり鉢状の凹
面となっており、圧着端子3の接続部3aに押し付けら
れた際に、圧着端子3の接続部3aが前面部67cの中
央部に位置決め保持されるようになっている。 【0021】押圧部材駆動機構69は、制御部の制御に
より、端子搬送機構51の搬送動作に連動して、押圧部
材67の軸部67aを挿入方向Aに沿って往復駆動する
ようになっている。押圧部材67の軸部67aは、例え
ば、駆動機構69のエアシリンダのシリンダロッドに連
結され、エアシリンダによって往復駆動されるようにな
っている。 【0022】一方、アンビル25の挿入方向A上流側に
は、アンビル25上に位置する圧着端子3の圧着部3b
の先端部に対向する位置に、押圧部材67によって押圧
された圧着端子3の受け部として機能する移動刃部41
の溝41aの上側部41bが備えられている。 【0023】そして、端子搬送機構51による搬送動作
が行われていないときは、図4に示されるように、押圧
部材67が押圧部材駆動機構69により前進駆動され、
アンビル25上に位置する圧着対象の圧着端子3が、押
圧部材67により挿入方向Aと反対方向に押圧され、受
け部である移動刃部41の上側部41bに押し付けられ
て、アプリケータ21内の所定位置に位置決め固定され
る。また、端子搬送機構51による搬送動作が行われる
ときには、押圧部材67が、搬送される端子連鎖体1の
障害にならないように、図3に示されるように押圧部材
駆動機構69により後退駆動されて圧着端子3から離反
される。 【0024】接着剤塗布機構65は、図1に示されるよ
うに、接着剤が入れられ、接着剤を塗布するための塗布
容器81と、その塗布容器81を上下方向に駆動する駆
動部83と、塗布容器81に空気を供給すること等によ
り容器81内の接着剤を塗布容器81の先端のノズル部
81aから所定量だけ押し出す図示しない接着剤押出し
機構とを備えて構成されており、圧着機本体61におけ
るアプリケータ設置部61aの搬送方向上流側に設置さ
れている。ここで、圧着端子3の圧着部3b内に接着剤
を塗布するのは、圧着端子3と電線11との固定をより
強固にするためである。 【0025】このような接着剤塗布機構33では、端子
搬送機構51の搬送動作に連動して、制御部により駆動
部83および接着剤押出し機構が駆動制御されることに
より、塗布容器81が上下に昇降駆動され、間欠的に搬
送される各圧着端子3の圧着部3bの所定の接着剤塗布
部に接着剤が順次塗布されるようになっている。 【0026】タッチパネル71は、この端子圧着機に対
する各種の操作入力を行うためのものであり、制御部の
制御により動作するようにっている。ペダルは、この端
子圧着機により端子圧着を行う作業者の足元に配置さ
れ、この端子圧着機に1回分の圧着動作を行うべきこと
を指示するためのものである。 【0027】制御部は、この端子圧着機の圧着動作の制
御等を司るものである。制御部による圧着動作の制御
は、作業者のペダルの操作に基づいて行われる。圧着端
子3が、端子搬送機構51によりアプリケータ21内に
送り込まれてくると、これに伴って、押圧部材67が、
押圧部材駆動機構69によって図3に示す後退位置から
図4に示す前進位置に前進駆動され、押圧部材67によ
って圧着対象の圧着端子3が受け部である移動刃部41
の上側部41bに押し付けられて位置決め固定される。 【0028】続いて、図4および図10に示すように、
作業者により、電線11の電線端11aが圧着対象の圧
着端子3の圧着部3b内に挿入方向Aから挿入されてセ
ットされた状態で、ペダルが踏み込まれると、これに応
答して、制御部からの指令により、プレス機63によっ
てアプリケータ21のクリンパ35、37およびカット
オフパンチ39が下降駆動されて圧着対象の圧着端子3
の圧着およびその圧着端子3の切離し部7の切断が行わ
れるとともに、アプリケータ21の搬送方向上流側で
は、接着剤塗布機構65の塗布容器81が下降駆動され
て接着剤の塗布が行われた後、アプリケータ21のクリ
ンパ35、37およびカットオフパンチ39の上昇駆
動、および接着剤塗布機構65の塗布容器81の上昇駆
動が行われる。 【0029】そして、このアプリケータ21による圧着
および切断、および接着剤塗布機構65による接着剤の
塗布が完了するのに伴って、押圧部材67が、押圧部材
駆動機構69により前進位置から後退位置に後退されて
圧着端子3から離反された後、端子搬送機構51により
端子連鎖体1が1ピッチ分だけ搬送されて、新たな圧着
端子3がアプリケータ53内に送り込まれる。 【0030】このように新たな圧着端子3がアプリケー
タ23内に送り込まれると、押圧部材67が前進駆動さ
れて、押圧部材67によって新たな圧着端子3が位置決
め固定される。そして、作業者がその圧着端子3に新た
な電線11の電線端11aを挿入してペダルを踏み込む
ことにより、上述の圧着動作が制御部からの指令で順次
行われ、以下この動作が繰り返される。 【0031】すなわち、端子連鎖体1中の各圧着端子3
は、端子搬送機構51によって搬送方向上流側からアプ
リケータ21に向けて間欠的に搬送されてゆくにしたが
って、接着剤塗布機構65により接着剤が塗布された
後、アプリケータ21により圧着部3bの圧着および切
離し部7の切断が行われるようになっている。 【0032】以上のように、本実施形態によれば、アプ
リケータ21内に送り込まれた圧着対象の圧着端子3に
電線11を挿入する際、およびその圧着端子3の圧着切
断が行われる際には、圧着対象の圧着端子3が押圧部材
67によってアプリケータ21の移動刃部41の上側部
41bに押し付けられて位置決め固定されるようになっ
ているので、電線11が圧着対象の圧着端子3の圧着部
3bに挿入される際に作用する押圧力が圧着端子3に加
わっても、圧着端子3の位置ずれが生じることなく、各
圧着端子3の圧着切断を正確に安定して行うことができ
る。 【0033】また、端子連鎖体1の搬送が行われる際に
は、押圧部材67は所定の後退位置に後退され端子連鎖
体1から離反されるので、押圧部材67が端子連鎖体1
の搬送の邪魔になることはない。 【0034】図5は、本発明の第2実施形態に係る端子
圧着機の要部の構成を概略的に示す平面図である。本実
施形態に係る端子圧着機は、圧着対象の圧着端子83を
押圧固定する押圧部材91の構成が異なる点を除いて、
第1実施形態に係る端子圧着機とほぼ同様であり、対応
する部分には同様な参照符号を付し、説明を省略する。 【0035】この端子圧着機により圧着が行われる端子
連鎖体81は、複数のL字型の圧着端子83が帯状のキ
ャリア85に片持ち状に連鎖的に連結されたものであ
る。各圧着端子83は、所定の電気機器に接続される接
続部83aがその一端側に設けられ、電線11の電線端
11aに圧着される断面略U字型の圧着部83bがその
他端側に設けられ、圧着部83bにおける電線11の挿
入方向A下流側端部にて、直角に屈曲されている。圧着
部83bの挿入方向A上流側端部に位置する開口部83
cの縁部には、キャリア5との切離し部87が設けられ
ており、圧着部83bは、その切離し部87からキャリ
ア85と垂直な方向に延びている。圧着部83bにおけ
る電線11の挿入方向A下流側端部には、挿入された電
線端11aが当接する電線受け部83dが抜き起こし加
工により形成されている。 【0036】押圧部材91は、棒状の部材であり、アプ
リケータ21内に送り込まれた圧着対象の圧着端子83
と、その圧着端子83の隣りの圧着端子83との間のキ
ャリア85の部分に、挿入方向Aと反対側から対向する
位置で、挿入方向Aに沿って往復移動可能に備えられて
いる。ここでは、押圧部材91は、圧着対象の圧着端子
83と、その圧着端子83の1ピッチ分だけ搬送方向下
流側の圧着端子83との間のキャリア85の部分に対向
する位置で往復移動するようになっている。この押圧部
材91の駆動は、上述の押圧部材67と同様に、端子搬
送機構51の搬送動作に連動して押圧部材駆動機構69
によって行われる。 【0037】そして、端子搬送機構51による搬送動作
が行われている際には、図5に示すように押圧部材91
が、所定の後退位置に後退されキャリア85から離反さ
れており、端子搬送機構51による搬送動作が行われて
いないときには、図6に示すように、押圧部材91が図
5の後退位置から図6の前進位置まで前進されて、押圧
部材91の先端部が、対向するキャリア85の部分に挿
入方向Aと反対方向から押し付けられ、これによって、
圧着対象の圧着端子83が、受け部である移動刃部41
の上側部41bに押し付けられ、アプリケータ21内に
所定位置に位置決め固定されるようになっている。 【0038】本実施形態によれば、第1実施形態と同様
な効果が得られるとともに、圧着対象の圧着端子83の
近傍に位置するキャリア85の部分を、押圧部材91に
よって挿入方向Aと反対方向に押圧することにより、圧
着対象の圧着端子83を位置決め固定するようになって
いるので、本実施形態のように端子連鎖体81の圧着端
子83がストレート形状でなく、L字型に折れ曲がって
いる場合でも、圧着端子83の形状に関係なく、圧着対
象の圧着端子83の位置決め固定を確実に行うことがで
きる。 【0039】また、押圧部材91によって押圧されるキ
ャリア85の部分と、圧着対象の圧着端子83との距離
が小さいので、圧着部83bに電線11が挿入される際
に、圧着端子83が挿入方向Aに強く押圧されても、従
来のようにキャリア85が撓んで圧着端子83の位置ず
れが生じることはない。 【0040】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、端子搬
送機構による搬送動作が行われていないときは、押圧部
材が押圧部材駆動機構により前進され、押圧部材により
圧着対象の圧着端子の接続部側の端部と、その圧着対象
の圧着端子とその隣りの前記圧着端子との間のキャリア
の部分とのいずれか一方が、電線の圧着部への挿入方向
と反対方向に押圧されることにより、圧着対象の圧着端
子がアプリケータ内の所定の受け部に押し付けられて固
定されるようになっているので、電線が圧着対象の圧着
端子の圧着部に挿入される際に作用する押圧力が圧着端
子に加わっても、圧着端子の位置ずれが生じることな
く、各圧着端子の圧着切断を正確に安定して行うことが
できる。 【0041】また、押圧部材によりキャリアの部分を押
圧して圧着対象の圧着端子の固定を行う場合には、圧着
端子を直接押圧して固定する場合に比べて、圧着端子圧
着端子の形状に関係なく、圧着端子の位置決め固定を行
うことができるという利点がある。 【0042】さらに、押圧部材によりキャリアの部分を
押圧して圧着対象の圧着端子の固定を行う場合において
も、押圧部材によって押圧されるキャリアの部分と、圧
着対象の圧着端子との距離が小さいので、圧着部に電線
が挿入される際に、圧着端子が挿入方向に強く押圧され
ても、従来のようにキャリアが撓んで圧着端子の位置ず
れが生じることはないという利点がある。 【0043】また、端子連鎖体の搬送が行われる際に
は、押圧部材は所定の後退位置に後退され端子連鎖体か
ら離反されるので、押圧部材が端子連鎖体の搬送の邪魔
になることはない。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の第1実施形態に係る端子圧着機
の全体的な構成を示す正面図である。 【図2】図1の端子圧着機の要部の構成を概略的に示す
側面図である。 【図3】図2の平面図である。 【図4】図3の他の動作状態を示す一部破断平面図であ
る。 【図5】本発明の第2実施形態に係る端子圧着機の要部
の構成を概略的に示す平面図である。 【図6】図5の他の動作状態を示す平面図である。 【図7】図1の端子圧着機の端子圧着に用いられる端子
連鎖体の平面図である。 【図8】図7の端子連鎖体における各圧着端子の圧着部
に電線の電線端を挿入する際の様子を示す図である。 【図9】図8の圧着端子が電線端に圧着された状態を示
す図である。 【図10】従来の端子圧着機の要部の構成を概略的に示
す側面図である。 【図11】図10の平面図である。 【符号の説明】 1,81 端子連鎖体 3,83 圧着端子 3a,83a 接続部 3b,83b 圧着部 5,85 キャリア 7,87 切離し部 21 アプリケータ 41a 移動刃部の上側部(受け部) 51 端子搬送機構 67,91 押圧部材 69 押圧部材駆動機構 A 挿入方向
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−147287(JP,A) 特開 平8−264257(JP,A) 特開 平6−68946(JP,A) 実開 昭61−57484(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/048 H01R 43/01

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 接続部が一端側に設けられ、所定の挿入
    方向から挿入された所定の電線の電線端に圧着される圧
    着部が他端部に設けられた複数の圧着端子が、その圧着
    部の前記挿入方向上流側端部の開口部から延設された切
    離し部を介して前記挿入方向とほぼ垂直な方向に延びる
    帯状のキャリアによって互いに連結されてなる端子連鎖
    体の前記各圧着端子を所定の端子搬送機構により所定の
    アプリケータ内に順次送り込み、前記各圧着端子の前記
    圧着部を挿入された前記電線端に順次圧着するとともに
    前記圧着端子の前記切離し部を順次切断する端子圧着機
    であって、 前記各圧着端子の前記電線端が挿入された前記圧着部を
    前記電線端に順次圧着するとともに、前記各圧着端子の
    前記切離し部を順次切断する前記アプリケータと、 前記アプリケータの圧着切断動作に連動し、前記端子連
    鎖体を前記アプリケータに向けて所定の送りピッチで間
    欠的に搬送する端子搬送機構と、 前記アプリケータ内に送り込まれた圧着対象の前記圧着
    端子の前記接続部側の端部、または、その圧着対象の圧
    着端子とその隣りの前記圧着端子との間の前記キャリア
    の部分に対して、前記挿入方向に沿って移動して前記挿
    入方向と反対側から近接離反変位可能に備えられた押圧
    部材と、 前記端子搬送機構の搬送動作に連動して前記押圧部材を
    前記挿入方向に沿って往復駆動し、前記端子搬送機構に
    よる搬送動作が行われていないときは、前記押圧部材を
    前進させ、その押圧部材により前記圧着端子の前記接続
    部側の前記端部と、前記キャリアの前記部分とのいずれ
    か一方を前記挿入方向と反対方向に押圧することによ
    り、圧着対象の前記圧着端子を前記アプリケータ内の所
    定の受け部に押し付けて固定する一方、前記搬送動作が
    行われるときには、前記押圧部材を後退させ、前記圧着
    端子の前記接続部側の前記端部または前記キャリアの前
    記部分から離反させる押圧部材駆動機構と、を備えるこ
    とを特徴とする端子圧着機。
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