JP3526824B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP3526824B2
JP3526824B2 JP2000279264A JP2000279264A JP3526824B2 JP 3526824 B2 JP3526824 B2 JP 3526824B2 JP 2000279264 A JP2000279264 A JP 2000279264A JP 2000279264 A JP2000279264 A JP 2000279264A JP 3526824 B2 JP3526824 B2 JP 3526824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
game
case
control
back cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000279264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002085663A (ja
Inventor
邦夫 松元
Original Assignee
株式会社藤商事
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社藤商事 filed Critical 株式会社藤商事
Priority to JP2000279264A priority Critical patent/JP3526824B2/ja
Publication of JP2002085663A publication Critical patent/JP2002085663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3526824B2 publication Critical patent/JP3526824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に遊技制御のための制御用基板を収納した基板ケ
ースを、弾球遊技機の裏側に、複数の取付け位置に択一
的に取付けできるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、発射ハンドル操作による遊技球の発射制御、遊
技盤に設けた図柄始動手段や開閉式入賞手段(大入賞手
段)等の遊技役物の制御、入賞手段への入賞を検知する
検知制御、カラーの図柄表示用ディスプレイに設けられ
た図柄表示手段の複数の図柄表示部における図柄を変動
させる図柄表示制御、入賞手段への入賞に伴う遊技球の
払出し制御、入賞時や大当たり状態におけるサウンド制
御やランプ制御等、弾球遊技の為の種々の制御を司る制
御装置が設けられている。
【0003】この制御装置において、遊技盤側の遊技制
御を主として司る主制御部は、各図柄表示部に図柄変動
表示させる図柄表示制御の為の一連の制御信号(制御デ
ータ)を図柄制御部に直接出力し図柄表示を制御してい
る。また、主制御部は、普通入賞手段や開閉式入賞手段
への遊技球の入賞に際して、払出しモータ駆動の為の払
出し制御信号を払出し制御部に出力して賞球の払出しを
制御している。更に、主制御部は、図柄表示部における
変動後の停止図柄が大当たり図柄のとき、開閉式入賞手
段の開閉板駆動ソレノイドの為の開閉制御信号を特別遊
技制御部に出力し、開閉板を開閉制御している。
【0004】例えば、主制御部は図柄制御部に対して、
各動作毎の詳細な制御信号を逐一送信して図柄を変動制
御するため、例え1つの制御信号がノイズや静電気等に
より無効になっても、後続する制御信号に基づいて変動
制御を続行できる。主制御部は、図柄表示制御だけでな
く、これに連動する払出し制御、サウンド出力制御、ラ
ンプ点灯制御等の種々の制御を行なうため、制御負荷が
非常に大きく、これら遊技動作の制御に制御遅れが生じ
易い。
【0005】そこで、図柄制御部やサウンド制御部等の
各副制御部を、主制御部とは独立のマイクロコンピュー
タを備えた別個の制御基板上に構成し、主制御部から各
副制御部へ制御コマンドを一方向送信するコマンド送信
方式が採用されつつある。これにより、例えば、主制御
部は図柄変動に際して図柄制御部に、図柄変動開始コマ
ンド(変動パターン指定番号等を含む)と、各図柄表示
部の停止図柄を指定する図柄指定コマンドとを順次送信
するだけでよく、図柄変動制御を簡単化でき、主制御部
の負荷を格段に軽減することができ、サウンド制御やラ
ンプ制御、更には払出し制御を図柄変動に同期させて実
行できる。
【0006】この場合、これら複数の制御部の為の制御
用基板を、弾球遊技機の裏側にコンパクトに配置するよ
うにしている。即ち、図柄表示手段のための図柄表示用
ディスプレイは、遊技盤に形成した開口部を介して後方
から前側に臨むように配設されているため、図柄制御部
の制御用基板はその図柄表示用ディスプレイの直ぐ後側
の位置で遊技盤に取付けられている。遊技盤には、更
に、図柄始動手段(電動式チューリップ)、開閉式入賞
手段(大入賞手段)だけでなく、風車等の種々の遊技部
品や装飾用のランプが取付けられ、風車を照明するラン
プや装飾用のランプは遊技盤の後側から交換可能になっ
ている。
【0007】そして、図柄始動手段や開閉式入賞手段の
駆動部、図柄表示用ディスプレイ及び図柄制御用の基
板、複数の遊技部品等は、遊技盤の後側に設けた背面視
略矩形状の裏カバーで覆われて保護されている。ここ
で、主制御部用の基板は大型であるため、この主制御部
用基板を収納した主制御用基板ケースが裏カバーの後壁
部の略下半部分に着脱可能に取付けられ、裏カバーの後
壁部の略上半部分には、その右端部分に対応させてラン
プ制御部用の基板を収納したランプ用基板ケースが着脱
可能に取付けられるとともに、左端部分に対応させてサ
ウンド制御部用の基板を収納したサウンド用基板ケース
が着脱可能に取付けられている。
【0008】しかも、その裏カバーには、サービス用の
開口部が形成され、風車用ランプや装飾用ランプが切れ
た場合、ランプ用基板ケース又はサウンド用基板ケース
を裏カバーから取り外し、裏カバーの開口部に手を差し
込んでランプ交換作業を行なうようになっている。更
に、組み立てが完了したパチンコ機の動作試験を行なう
場合にも同様に、ランプ用基板ケース又はサウンド用基
板ケースを取り外してから、測定機から延びる接続コー
ドの先端の雄型コネクタを図柄制御用基板の雌型コネク
タに接続し、図柄制御を検査するようにしている。この
場合、取り外した基板ケースは、制御用基板に接続した
接続用コードで吊るされた状態、所謂宙づりの状態であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 このように、遊技中
に点灯しなくなった不良の風車用ランプや装飾用ランプ
を交換する場合、また動作試験時に図柄制御を検査する
場合には、パチンコ機への電力供給を絶つことができ
ず、しかも各制御用基板に接続した接続コネクタを不用
意に取り外すこができず、取り外した基板ケースはそ
の制御用基板に接続した接続用コードにより宙づりの状
態であるため、制御用基板の重量に応じて、制御用基板
に設けた接続用コネクタが接続不良となる可能性がある
こと、その接続用コネクタが変形したり破損し易いこ
と、等の問題がある。
【0010】本発明の目的は、遊技制御のための制御用
基板を収納した基板ケースを通常時の取付け位置と作業
時の取付け位置とに切換えて裏カバーに取付けできるよ
うにすること、基板ケースを作業時の取付け位置に取付
けたときに制御用基板に設けた接続用コネクタの変形や
破損を防止できるようにすること、等である。
【0011】
【課題を解決するための手段】 請求項1の弾球遊技機
は、遊技制御の制御内容に応じて夫々独立に構成された
複数の制御用基板と、これら複数の制御用基板に電力を
供給する電源基板と、基板を収納する基板ケースとを備
えた弾球遊技機において、遊技盤に設けられた複数の遊
技部品を遊技盤の裏側から覆う裏カバーと、基板ケース
をそのケース面の向きと遊技盤とが略平行になるように
取付け可能な第1取付け機構と、この第1取付け機構に
よる取付けを解除した後、裏カバーに設けた取付け穴と
基板ケースに設けた係合フック部とを含み基板ケースを
そのケース面が遊技盤と略直交するように取付け可能な
第2取付け機構とを設けたものである。
【0012】これら第1取付け機構と第2取付け機構と
を設けたので、第1取付け機構により、基板ケースのケ
ース面の向きと遊技盤とが略平行になるように、基板ケ
ースを着脱可能に取付けることができる。第1取付け機
構による取付けを解除した後に、第2取付け機構によ
り、裏カバーに設けた取付け穴と基板ケースに設けた係
合フック部とを介して、基板ケースのケース面が遊技盤
と略直交するように、つまり基板ケースを後方に突出さ
せた姿勢で基板ケースを着脱可能に取付けることができ
る。例えば、第1取付け機構により、遊技者が遊技する
ときに基板ケースを通常の取付け位置に取付けることが
でき、またメンテナンスするときには、第2取付け機構
により、基板ケースの係合フック部を裏カバーの取付け
穴に係合させるだけで、基板ケースを保守用の取付け位
置に取付けることができ、しかもその取付け姿勢を保持
することができる。
【0013】
【0014】ここで、遊技盤に設けられた複数の遊技部
品を遊技盤の裏側から覆う裏カバーを設け、複数の取付
け機構の各々が、基板ケースに設けた係合部と裏カバー
に設けた取付け部とを含む場合(請求項)には、取付
け機構を係合部と取付け部とで構成して簡単化できるだ
けでなく、複数の取付け機構の何れであっても、裏カバ
ーの取付け部に基板ケースの係合部を係合させるだけ
で、基板ケースを裏カバーに容易に取付けることができ
る。
【0015】また、前記裏カバーには少なくとも1つの
開口部を形成し、第1取付け機構により取付けた状態で
は開口部は基板ケースで塞がれるとともに、第2取付け
機構により取付けた状態では開口部が開放状態となる場
合(請求項)には、通常の遊技状態に際しては、第1
取付け機構により裏カバーの開口部を基板ケースで塞い
でおくことができる。しかし、第2取付け機構により、
裏カバーの開口部は基板ケースで塞がれることなく開放
状態となるため、遊技盤のランプを交換する等の保守作
業を容易に行なうことができる。しかも、この場合に
は、基板ケース内部の制御用基板に設けた接続用コネク
タに接続したコードが引っ張られることがなく、コネク
タの変形や破損を確実に防止することができる。
【0016】また、前記裏カバーの開口部が、手を挿通
可能な大きさを有する場合(請求項)には、その開口
部を介して手を裏カバー内部に差し込むことができ、遊
技盤の裏側に設けたランプの交換作業等の手作業を作業
者の手により容易に且つ確実に行なうことができる。
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0019】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と球受け皿8の前面板(図示略)とが夫々開閉自在
に枢着されている。その前面板には発射用の遊技球を貯
留する球受け皿8が装着され、前枠4の下部には、球受
け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿
9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられて
いる。
【0020】発射手段10は、回動操作可能な発射ハン
ドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた
打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モー
タ(図示略)などを備えている。球受け皿8の右部に
は、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パ
ネル14が設けられ、この操作パネル14には、カード
残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14a
と、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイ
ッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返
却スイッチ14cとが設けられている。
【0021】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。遊技盤5には、更に、複数色で発光する複
数の装飾用ランプ25が設けられている。
【0022】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示部2
2a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示(スク
ロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球の入賞
タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止
図柄パターンで停止する。
【0023】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が
検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間
だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選
された抽選用数値により決定される停止図柄を表示して
停止するようになっている。図柄始動手段17は、開閉
自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリ
ップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄
が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時
間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0024】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。
【0025】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるとき
に、遊技球が特定領域18bを通過していないときに特
別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば
最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が継続さ
れ、遊技者に有利な状態に制御される。
【0026】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し装置35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し装置35に接続さ
れた通路ユニット36が設けられている。払出し装置3
5から払出された遊技球は通路ユニット36の賞球払出
し通路(図示略)を経由して球受け皿8に払出される。
【0027】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37は、図
4〜図6に示すように、後方膨出状のカバーであり、図
柄表示手段22として機能する液晶ディスプレイ16、
この液晶ディスプレイ16の直ぐ後側に配設された図柄
制御基板49、図柄始動手段17や開閉式入賞手段18
の駆動部、複数の装飾用ランプ25等を裏側から覆って
いる。また、裏カバー37の後壁部には、図5、図6に
示すように、大型でサービス用の開口部37aが形成さ
れている。
【0028】裏カバー37の後壁部の略下半部分には、
主制御基板38を収納した主制御用基板ケース39が着
脱可能に取付けられ、裏カバー37の後壁部の略上半部
分には、その右端部分に対応させてランプ制御用基板4
0を収納したランプ用基板ケース45が着脱可能に取付
けられるとともに、左端部分に対応させてサウンド制御
用基板46を収納したサウンド用基板ケース47が着脱
可能に取付けられている。更に、裏カバー37の後壁部
の左右両基板ケース45,47の間には、基板を設けな
い単なる保護カバー48が着脱自在に取付けられてい
る。
【0029】次に、ランプ用基板ケース45を裏カバー
37に取付ける2つの取付け機構50,51について説
明する。図6に示すように、ランプ用基板ケース45の
上端壁には、左右方向向きの1対の枢支ピン45aの基
端部が夫々固定されている。裏カバー37の上端部の左
端近傍部には、これら1対の枢支ピン45aと係合可能
な左右方向向きの1対の枢支筒部37bが夫々固着され
ている。これら1対の枢支筒部37bと1対の枢支ピン
45a等から通常取付け機構(これが、第1取付け機構
に相当する)50が構成されている。それ故、各枢支ピ
ン45aを対応する枢支筒部37bに挿入させて、ラン
プ用基板ケース45を遊技盤5と平行な通常付け位置に
揺動可能に裏カバー37に取付けることができる。
【0030】ランプ用基板ケース45の左端壁の略中段
部には、下向きの係合フック部45bが形成されてい
る。裏カバー37の後端壁の上端部近傍の右端部には、
縦方向に長い矩形状の取付け穴37cが形成されてい
る。これら、取付け穴37cと係合フック部45b等か
ら保守・検査取付け機構(これが、第2取付け機構に相
当する)51が構成されている。それ故、係合フック部
45bを取付け穴37cに係合させて、ランプ用基板ケ
ース45を保守・検査取付け位置に裏カバー37に取付
けることができる。
【0031】ところで、ランプ制御基板40には、2つ
のコネクタ41,43が取付けられ、これらコネク4
1,43からの接続コード42,44が主制御基板3
8、前枠4に設けた種々のランプ(図示略)等に接続さ
れている。主制御用基板ケース39の下側で裏機構板3
0に装着された基板ケース53の内部には、電源基板5
4と払出し制御基板55が夫々設けられている。この電
源基板54からは、これら複数の制御用基板38,4
0,46,49,55に複数種類の直流を供給するよう
になっている。更に、発射手段10の後側に装着された
基板ケース56の内部には、発射制御基板57が設けら
れている。
【0032】これら制御基板38,40,46,49,
54〜55,57は夫々独立のプリント基板で構成され
ており、電源基板54と発射制御基板57とを除く制御
基板38,40,46,49,55には、CPUとRO
MやRAM等を有する1チップ集積回路からなるマイク
ロコンピュータ(図示略)が夫々設けられている。主制
御基板38とその他の制御基板40,46,49,55
とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続
され、主制御基板38から各制御基板40,46,4
9,55に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コ
マンドを一方向通信にて送信可能になっている。
【0033】制御コマンドの一方向通信を採用すること
で、図柄停止に関する不正を確実に防止できるととも
に、主制御手段の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御
を簡単化することができる。主制御基板38上には主制
御手段が構成され、遊技盤5に設けられた種々の遊技部
品や遊技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わ
る、所謂遊技盤5の遊技制御を主として司る。図柄制御
基板49上には図柄制御手段が構成され、主制御手段か
ら送信されてくる図柄制御コマンドに基づいて、液晶デ
ィスプレイ16に種々の動画や背景画を表示させる表示
制御を実行したり、各図柄表示部22a〜22cの図柄
を変動制御し、指示された停止図柄で変動を停止制御す
る。
【0034】ランプ制御基板40上にはランプ制御手段
が構成され、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプ
25を含むランプ群の点灯制御を司る。サウンド制御基
板55上にはサウンド制御手段が構成され、スピーカ
(図示略)に対する各種の音響効果音の為のサウンド出
力制御を司る。発射制御基板57上には発射制御手段が
構成され、発射モータを駆動して遊技球の発射制御を司
る。
【0035】次に、通常取付け機構50と保守・検査取
付け機構51の作用及び効果について説明する。前述し
たように、遊技者による弾球遊技中においては、図5〜
図7に示すように、通常取付け機構50により、各枢支
ピン45aを対応する枢支筒部37bに挿入させて、ラ
ンプ用基板ケース45を通常付け位置に揺動可能に裏カ
バー37に取付けられている。この場合、ランプ用基板
ケース45はその裏面であるケース面45の向きと遊
技盤5の盤面とが平行になるように取付けられている。
それ故、裏カバー37のサービス用開口部37aは、こ
れら基板ケース45,47及び保護カバー48で覆われ
ている。
【0036】ところで、弾球遊技中に、例えば、装飾用
ランプ25が切れたため、その不良のランプ25を交換
する場合、遊技中であることから主電源を断つことがで
きないため、ランプ制御基板40の2つのコネクタ4
1,43を取り外すことができない。そこで、ランプ用
基板ケース45を右方にスライドさせて各枢支ピン45
aの枢支筒部37bに対する枢支状態を解除して取り外
し、つまり第1取り付け機構による取り付けを解除した
後、保守・検査取付け機構51により、図8に示すよう
に、係合フック部45bを取付け穴37cを介して裏カ
バー37に係合させて、ランプ用基板ケース45を保守
・検査取付け位置で裏カバー37に取付ける。
【0037】この場合、ランプ用基板ケース45のケー
ス面45が遊技盤5に対して直交するように取付ける
ことができる。その結果、ランプ制御基板40に接続し
た2つのコネクタ41,43の位置を殆ど移動させるこ
とがないため、これらコネクタ41,43からの接続コ
ード42,44が無理に引っ張られることがなく、これ
らコネクタ41,43の変形や破損を確実に防止するこ
とができる。しかも、保守・検査取付け機構51による
取付けにより、ランプ用基板ケース45をその取付け位
置に保持することができる。
【0038】更に、この取付け状態においては、サービ
ス用開口部37aの右側開口部分が開放状態となるの
で、そのサービス用開口部37aを介して手60を裏カ
バー37内部に差し込むことができ、遊技盤5の裏側に
設けたランプ25を交換する交換作業等の手作業を作業
者の手60により容易に且つ確実に行なうことができ
る。ところで、組み立てが完了したパチンコ機2の動作
試験を行なう場合にも同様に、ランプ用基板ケース45
をこの状態に取付けることで、測定機から延びる接続コ
ードの先端の雄型コネクタ(図示略)をサービス用開口
部37aを介して図柄制御用基板49の雌型コネクタ
(図示略)に容易に接続でき、図柄制御内容を検査する
ことができる。
【0039】前記実施形態を部分的に変更した変更形態
について説明する。 1〕保守・検査取付け機構51は、裏カバー37に設け
た取付けフック部と、ランプ用基板ケース45に設けた
係合穴とで構成するようにしてもよい。 2〕ランプ用基板ケース45は、保守・検査取付け機構
51により、ケース面45を遊技盤5に対して直交し
且つケース面45を水平状に取付けるようにしてもよ
い。 3〕ランプ用基板ケース45以外の、主制御用基板ケー
ス39、サウンド用基板ケース47、電源基板54と払
出し制御基板55とを収納した基板ケース53等の各々
に複数の取付け機構を夫々設け、保守や検査に際して、
これらの基板ケース39,47,53の裏面であるケー
ス面を遊技盤5に対して直交するように取付けてもよ
い。
【0040】4〕通常取付け機構50を、保守・検査取
付け機構51と同様に、係合フック部と取付け穴とで構
成するようにしてもよい。この場合、取付け穴は矩形状
以外に、底辺が上辺よりも短い逆台形、略楕円形等、種
々の形状であってもよい。 5〕裏カバー37の後壁部に、ランプ用基板ケース45
の位置に対応させて、この基板ケース45の底面と略同
じ大きさの開口部を形成し、保守・検査取付け位置に取
付けたときに、この開口部の全体が表れるようにしても
せよい。 6〕本発明は、以上説明した実施形態や変更形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレン
ジボール機、雀球機等の種々の弾球遊技機に本発明を適
用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、遊技制御を
行なう複数の制御用基板と電源基板と基板を収納する
ケースとを備え、裏カバーと、第1取付け機構と、第
2取付け機構とを設けたので、第1取付け機構により、
基板ケースをそのケース面の向きと遊技盤とが略平行に
なるように、つまり基板ケースを後方に突出させること
なく、基板ケースを遊技盤と略平行な姿勢で取付けるこ
とができる。そして、第1取付け機構による取付けを解
除してから、第2取付け機構により、裏カバーに設けた
取付け穴と基板ケースに設けた係合フック部とを介し
て、基板ケースをそのケース面が遊技盤と略直交するよ
うに、つまり基板ケースを後方に突出させた姿勢で基板
ケースを着脱可能に取付けることができ、しかもその取
付け姿勢を保持することができる。
【0042】
【0043】請求項の発明によれば、遊技盤に設けら
れた複数の遊技部品を遊技盤の裏側から覆う裏カバーを
設け、複数の取付け機構の各々は、基板ケースに設けた
係合部と裏カバーに設けた取付け部とを含むので、取付
け機構を係合部と取付け部とで構成して簡単化でき、複
数の取付け機構の何れであっても、裏カバーの取付け部
に基板ケースの係合部を係合させるだけで、基板ケース
を裏カバーに容易に取付けることができる。その他請求
1と同様の効果を奏する。
【0044】請求項の発明によれば、前記裏カバーに
は少なくとも1つの開口部を形成し、第1取付け機構に
より取付けた状態では開口部は基板ケースで塞がれると
ともに、第2取付け機構により取付けた状態では開口部
が開放状態となるので、通常の遊技状態に際しては、第
1取付け機構により裏カバーの開口部を基板ケースで塞
いでおくことができる。しかし、第2取付け機構によ
り、裏カバーの開口部は基板ケースで塞がれることなく
開放状態となるため、遊技盤のランプを交換する等の保
守作業を容易に行なうことができる。しかも、この場合
には、基板ケース内部の制御用基板に設けた接続用コネ
クタに接続したコードが引っ張られることがなく、この
コードの変形や破損を確実に防止することができる。そ
の他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0045】請求項の発明によれば、前記裏カバーの
開口部は、手を挿通可能な大きさを有するので、その開
口部を介して手を裏カバー内部に差し込むことができ、
遊技盤の裏側に設けたランプの交換作業等の手作業を作
業者の手により容易に且つ確実に行なうことができる。
その他請求項と同様の効果を奏する。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】裏カバーの拡大図である。
【図6】ランプ用基板ケースと裏カバーの一部の斜視図
である。
【図7】ランプ用基板ケースを通常取付け位置に取付け
た裏カバーの部分切り欠き部分平面図である。
【図8】ランプ用基板ケースを保守・検査取付け位置に
取付けた図7相当図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 5 遊技盤 37 裏カバー 37a サービス用開口部 37b 枢支筒部 37c 取付け穴 40 ランプ制御基板 45 ランプ用基板ケース 45a 枢支ピン 45b 係合フック部45c ケース面 50 通常取付け機構 51 保守・検査取付け機構 54 電源基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A63F 7/02 A63F 7/02 326Z 334 334 (56)参考文献 特開2000−24263(JP,A) 特開 平9−187560(JP,A) 特開2000−107374(JP,A) 特開 平7−213720(JP,A) 特開2000−116915(JP,A) 特開 平3−170182(JP,A) 実開 昭58−160086(JP,U) 実開 昭60−86376(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 310 A63F 7/02 304 A63F 7/02 320 A63F 7/02 324 A63F 7/02 326 A63F 7/02 334

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技制御の制御内容に応じて夫々独立に
    構成された複数の制御用基板(38,40,46,49,55)と、これ
    ら複数の制御用基板(38,40,46,49,55)に電力を供給する
    電源基板(54)と、前記基板(40)を収納する基板ケース(4
    5)とを備えた弾球遊技機において、遊技盤(5) に設けられた複数の遊技部品を遊技盤(5) の
    裏側から覆う裏カバー(37)と、 前記基板ケース(45)をそのケース面(45c) の向きと遊技
    盤(5) とが略平行になるように取付け可能な第1取付け
    機構(50)と、 この第1取付け機構(50)による取付けを解除した後、裏
    カバー(37)に設けた取付け穴(37c) と基板ケース(45)に
    設けた係合フック部(45b) とを含み基板ケース(45)をそ
    のケース面(45c) が遊技盤と略直交するように取付け可
    能な第2取付け機構(51)と、 を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技盤(5) に設けられた複数の遊技部品
    を遊技盤(5) の裏側から覆う裏カバー(37)を設け、前記
    複数の取付け機構(50,51) の各々は、基板ケース(45)に
    設けた係合部(45a,45b) と裏カバー(37)に設けた取付け
    部(37b,37c)とを含むことを特徴とする請求項に記載
    の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記裏カバー(37)には少なくとも1つの
    開口部(37a)を形成し、第1取付け機構(50)により取付
    けた状態では前記開口部(37a)は基板ケース(45)で塞が
    れるとともに、第2取付け機構(51)により取付けた状態
    では前記開口部(37a)が開放状態となることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記裏カバー(37)の開口部(37a)は、手
    (60)を挿通可能な大きさを有することを特徴とする請求
    に記載の弾球遊技機。
JP2000279264A 2000-09-14 2000-09-14 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP3526824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000279264A JP3526824B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000279264A JP3526824B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002085663A JP2002085663A (ja) 2002-03-26
JP3526824B2 true JP3526824B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=18764291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000279264A Expired - Fee Related JP3526824B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3526824B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002085663A (ja) 2002-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4515299B2 (ja) 弾球遊技機の演出装置
JP2019134974A (ja) 遊技機
JP4544472B2 (ja) 弾球遊技機
JP4391764B2 (ja) 遊技機
JP2011136138A5 (ja)
JP3959231B2 (ja) 遊技機
JP3526824B2 (ja) 弾球遊技機
JP4883630B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5394828B2 (ja) 遊技機
JP2004057310A (ja) スロットマシン
JP2004057332A (ja) スロットマシン
JP5299738B2 (ja) 回胴式遊技機
JP2006095162A (ja) 遊技機
JP2014140574A (ja) 遊技台
JP4461494B2 (ja) 遊技機
JP7126848B2 (ja) 遊技機
JP4197331B2 (ja) 遊技機
JP4462376B2 (ja) 遊技機
JP2004016320A (ja) 遊技機
JP6603901B2 (ja) 遊技台
JP2008272180A (ja) 遊技機中継装置
JP5770871B2 (ja) 遊技台
JP2008272182A (ja) 遊技機中継装置
JP2016007219A (ja) 遊技機
JP6165606B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3526824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees