JP3524839B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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Description
ディスク等の磁気記録媒体に関し、特に磁性層の膜厚を
薄くすることによって、記録信号の再生時におけるノイ
ズの発生を抑制した磁気記録媒体に関する。
特開平8−227516号公報に記載されているような
磁気記録媒体が提案されている。この磁気記録媒体は、
基板上にCo−Pt系の2層の磁性層を設け、この2層
の磁性層の間にCrとMoを主成分とする非磁性層を介
在させた基本構成からなる。このように磁性層を非磁性
層で2層に分割することにより、個々の磁性層の膜厚は
トータル膜厚が等しい単層の磁性層の場合に比べて薄い
ので、記録信号の再生時のノイズを低減することができ
る。一方、ノイズを低減する目的として、米国特許第5
693426号明細書に記載されているようなB2構造
の金属間化合物を下層とする構造を採用する磁気記録媒
体が提案されている。このB2構造の金属間化合物は一
般にシード層と呼ばれるもので、特にCo系磁性層との
相性がよいCr系下地層のさらに下層として、微細なB
2構造のシード層を形成することによって下地層となる
Cr系の層をエピタキシャル成長させることができ、微
細なCr系下地層を形成することができる。しかも、同
時にその上層となる磁性層にも上記下地層の微細状態を
反映したエピタキシャル成長を起こさせることができ、
ノイズを低減させることができる。このようなタイプの
磁気記録媒体は、出力の大きさよりもノイズを抑えるこ
とが優先課題となるMR(磁気抵抗型)ヘッド対応用の磁
気記録媒体として好適に使用することができる。
磁気記録媒体は、非磁性層によって磁性層を分割してい
るので、確かに磁性層の膜厚が薄くなり結晶粒径が微細
化されるのでノイズを抑えることができる。また、シー
ド層による上層のエピタキシャル成長による磁性層の結
晶粒径の微細化でノイズを抑えることもできる。しかし
ながら、ノイズの低減のために、磁性層の結晶粒径を非
常に微細化すると、磁化が熱的に不安定となり、記録さ
れた信号が時間と共に減衰し、しまいには記録された信
号が消滅してしまうという問題が生じた。そこで、高密
度記録に望ましい媒体の微細構造としては、粒子を微細
化するとともに、粒径分布を均一にして、粒子サイス゛の分
散を小さくし、熱揺らぎの影響を受けやすい過度に微細
な粒子の生成を抑えることが重要である。
であり、高保磁力、高S/N比、低PW50値及び熱揺
らぎ耐性を満足する磁気記録媒体を提供することを目的
とする。
結果、S/N比、PW50値及び熱揺らぎ耐性が十分に
満足できない原因が、磁性層の結晶粒の粒径及び粒径分
布を制御する結晶粒径制御層の材質にもよることを見出
し、ある特定の合金だけが高S/N比、低PW50値及
び高い熱揺らぎ耐性を達成できることを解明した。特
に、2層以上の磁性層を有し、磁性層間の少なくとも1
つに非磁性層を有する磁気記録媒体にあっては、磁性層
を分割している非磁性層の膜材料の材質によるものであ
ることを見出し、磁性層をCo−Pt系を用いた場合、
ある特定の合金だけが高S/N比、低PW50値及び、
高い熱揺らぎ耐性を達成することができることを究明し
た。本発明はこのような背景のもとに案出されたもので
あり、以下の構成を採用することによりかかる課題を解
決するものである。
くとも磁性層を有する磁気記録媒体において、前記基板
と磁性層との間に、磁性層の結晶粒の粒径及び粒径分布
を制御する結晶粒径制御層を有し、この結晶粒径制御層
は、Cr(クロム)とC(炭素)とを含む合金であるこ
とを特徴とするものである。本発明において、結晶粒径
制御層は、Cr(クロム)とC(炭素)とを含む合金で
ある。Cr(クロム)へのC(炭素)の添加効果は、C
(炭素)がCr層を微細化するため、結晶粒径制御層上
に成長するCo粒子の微細化を促進させ、なおかつ粒径
分布をよくすることである。これにより、耐熱ゆらぎ特
性が過度に悪い微粒子が減少し、S/N比、PW50値
が改善されるとともに、耐熱揺らぎ特性も向上する。上
記結晶粒径制御層におけるC(炭素)の含有量は、0.
01at%〜0.5at%であることが好ましい。C
(炭素)の含有量が0.01at%より小さいと、結晶
粒径制御層を微細化させる効果が低減するので、その上
に形成する磁性層結晶粒径が大きくなり、高S/N比が
得られず、粒径分布の均一化がはかれないので耐熱揺ら
ぎ特性が悪くなり、好ましくない。また、C(炭素)の
含有量が0.5at%を超えると、高保磁力が得られな
いので、好ましくない。また、結晶粒径制御層には、M
n(マンガン)を添加するとよい。特に、結晶粒径制御
層上に直接磁性層が形成されている場合は、結晶粒径制
御層に含まれているMnが磁性層のCoとCrとの界面
に析出し、Cr合金層上に成長する初期のCo層のCr
相に選択的に析出し、Co粒間の磁気的相互作用を低減
させる。これによりS/N比がさらに改善される。よっ
て、これらの両元素を適度に添加することにより、PW
50値及びS/N比の双方の改善が可能になった。Mn
(マンガン)の含有量としては、0.5at%〜5at
%が好ましい。なぜなら、0.5at%未満では、磁性
層のCo界面へのMnの拡散効果が期待できず、S/N
比が改善されない。5at%を超えると、磁性層のCo
界面へのMnの拡散効果が大きく、Co粒間の磁気的相
互作用が極度に弱くなり、その結果、とりわけ信号減衰
が悪化するからである。さらに、上記結晶粒径制御層に
は、Mo(モリブデン)、V(バナジウム)、W(タン
グステン)、Zr(ジルコニウム)、Ti(チタン)、
Ta(タンタル)、Ni(ニッケル)、Nb(ニオ
ブ)、O(酸素)、N(窒素)から選ばれる少なくとも
1種の元素が含まれる構成にしてもよい。これは、以下
の理由による。高記録密度達成のため、近年の磁気ディ
スクは更なる高保磁力が要求されている。高保磁力を達
成するためには、磁性層のCo系合金に含まれるPt濃
度は増加する傾向にあり、これとともに、Co系合金の
格子定数が増大する。下地層と磁性層のエピタキシャル
成長を起こさせるには、下地層と磁性層の格子定数がマ
ッチングしていることが必要で、結晶粒径制御層におい
ても例外ではない。このため、上記元素のうちMo、
V、W、Zr、Ti、Ta、Ni、Nbなどは、結晶粒
径制御層に含まれるCrよりも原子半径の大きな元素で
あって、磁性層との格子定数をマッチングさせる働きを
有する。一方、酸素や窒素は、グレインの成長を抑制
し、結晶粒を微細化させる働きを有する。これらの2種
類の方法を効果的に使用することで、さらなる高保磁
力、高S/N比、低PW50値、熱揺らぎ耐性が良好な
磁気記録媒体となる。これらの元素の含有量の合計は、
2at%〜30at%であることが好ましい。なぜな
ら、2at%未満ではCr合金の格子定数が、磁性層の
Co系合金に比べて小さくなり、30at%を超える
と、逆に大きくなり過ぎる。いずれの場合においても、
磁性層のエピタキシャル成長が困難になり、保磁力の低
下、S/N比の低下を招くからである。
ば、ガラス基板、結晶化ガラス基板、アルミニウム合金
基板、セラミックス基板、カーボン基板、シリコン基板
等を使用することができる。
複数層でもよい。複数層の場合は、磁性層の上に直接他
の磁性層を積層してもよく、また、磁性層間に非磁性層
を介在させてもよい。本発明のおける請求項7〜10の
磁気記録媒体は磁性層を2層以上有する。磁性層の数
は、再生出力、重ね書き特性等を考慮して2層以上の3
層、4層、5層等とすることができる。但し、実用的な
観点から、通常は最大5層程度である。しかし、必要に
より6層以上の磁性層を設けることも勿論できる。
は、2層以上ある磁性層の間の少なくとも一つに非磁性
層を有する。非磁性層は、通常、磁性層と磁性層との間
に直接設けられる。但し、必要により、非磁性層と磁性
層との間に中間層を設けることもできる。また、磁性層
が3層以上ある場合、各磁性層の間に、それぞれ非磁性
層を設けることが好ましい。その場合、磁性層の層数を
nとするとn−1層の非磁性層を設けることになる。し
かし、磁性層が3層以上ある場合、場合によっては全て
の磁性層の間に非磁性層を設けず、磁性層の間の少なく
とも1つに非磁性層を設けることもできる。
ローム、好ましくは、80〜150オングストロームと
することが適当である。なぜなら磁性層が50オングス
トローム未満では、再生出力の不足、保磁力の低下、熱
揺らぎ特性の悪化を招き、250オングストロームを超
えると、磁性層のグレインが膜厚の増加とともに増大
し、S/N比、PW50値の悪化(低下)を招くからで
ある。また、各非磁性層の厚みは5〜100オングスト
ローム、好ましくは10〜50オングストロームとする
ことが適当である。なぜなら非磁性層が5オングストロ
ーム未満では、非磁性層の上下に形成された磁性層の磁
気的な分断効果がなく、S/N比が改善しない。又、1
00オングストロームを超えると、非磁性層の上下に形
成された磁性層の磁気的な分断が過度に行われ、保磁力
の低下、熱揺らぎ特性の悪化が起こるからである。
示す磁性層−非磁性層−磁性層のほかに、例えば、磁性
層−非磁性層−磁性層−磁性層−非磁性層−磁性層とい
う具合に磁性層の膜数を更に増やしても良い。また、2
以上の磁性層における、各磁性層を構成する材料及び膜
厚は同一でも異なっていても良い。同様に2以上の非磁
性層における、各非磁性層を構成する材料及び膜厚は同
一でも異なっていても良い。
されない。磁性層の材料としては、例えば、CoとPt
とを主成分とする合金、CoとNiとを主成分とする合
金、CoとCrとを主成分とする合金などがある。具体
的には、CoPt、CoNi、CoCr、CoPtC
r、CoPtTa、CoPtNi、CoNiCr、Co
CrTa、CoCrPtTa、CoCrPtB、CoC
rPtTaNb、CoCrPtBNbなどの各合金があ
げられる。なお、磁気抵抗型ヘッド対応の磁気記録媒体
や、高い保磁力の磁気記録媒体の磁性層としては、Co
とPtとを主成分とする合金がよい。CoとPtとを主
成分とする合金は、十分な保磁力を得るという観点か
ら、CoとPtとの合計が70at%以上の合金である
ことが適当である。また、CoとPtとの比率には特に
制限はないが、保磁力、ノイズ及びコストを考慮する
と、Pt(at%)/Co(at%)は0.06以上
0.25以下の範囲であることが適当である。
いが、例えば、Cr、Ta、Ni、Si、B、O、N、
Nb、Mn、Mo、Zn、W、Pb、Re、V、Sm及
びZrの1種又は2種以上を適宜使用することができ
る。これらの元素の添加量は磁気特性等を考慮して適宜
決定され、通常30at%以下であることが適当であ
る。より具体的な磁性層の材料としては、例えば、Co
PtCr合金、CoPtTa合金、CoPtCrTa合
金、CoPtCrNi合金、CoPtCrB合金等を挙
げることができる。
tCr合金の場合、Co、Pt、Crの好ましい含有量
は、Co:62〜90at%、Pt:5〜20at%、
Cr:5〜18at%である。また、CoPtCrTa
合金の場合、Co、Pt、Cr、Taの好ましい含有量
は、Co:55〜89at%、Pt:5〜20at%、
Cr:5〜25at%、Ta:1〜7at%、CoPt
CrB合金の場合、Co、Pt、Cr、Bの好ましい含
有量は、Co:46〜89at%、Pt:5〜17at
%、Cr:5〜25at%、B:1〜12at%であ
る。
の飽和磁束密度Bsは媒体表面側の磁性層の飽和磁束密
度Bsより大きいことが好ましい。基板側の磁性層は主
に磁気記録媒体の保磁力を決定するものと考えられてお
り、飽和磁束密度Bsが高いことが要求される。又、媒
体表面側の磁性層は、主に磁気記録媒体のS/N比及び
耐コロージョン特性(耐食性)を決定するものと考えら
れており、飽和磁束密度Bsが小さいことが要求され
る。この場合、磁性層の好ましい組成の範囲は、磁性層
がCoPtCrTaの場合、基板側磁性層では、Co:
59〜81at%、Pt:5〜13at%、Cr:13
〜23at%、Ta:1〜5at%、媒体表面側磁性層
では、Co:57〜79at%、Pt:5〜13at
%、Cr:15〜25at%、Ta:1〜5at%とす
ることが好ましい。
含有する合金である。CrへのC添加効果は、CがCr
層を微細化するため、その後に成長するCo粒子の微細
化を促進させ、なお且つ粒径分布をよくする。これによ
り過度に耐熱揺らぎ特性が悪い微粒子が減少し、S/
N、PWが改善されるとともに、耐熱揺らぎ特性も向上
する。加えてMnはCo層とCr層の界面に析出し、C
r合金層上に成長する初期のCo層のCr相に選択的に
析出し、Co粒間の磁気的相互作用を低減させる。これ
によりS/Nが改善される。よってこれらの両元素を適
度に添加することによりPW、S/N双方の改善が可能
となった。
非磁性層以外に、例えば、シード層、下地層、保護層及
び潤滑層等を有することができる。これら、シード層、
下地層、中間層、保護層及び潤滑層は公知のものをその
まま使用することができる。
つ均一な結晶粒の材料で構成され、シード層上に形成さ
れる下地層、中間層、磁性層の結晶粒を微細に保ちなが
ら、結晶成長を良好にすることを目的として設けられ
る。シード層の代表的な材料としては、NiAl合金を
はじめとするB2型結晶構造の材料や、CrTi合金、
CrNi合金などが挙げられる。なお、結晶成長を良好
にするために、シード層を積層しても構わない。
料とすることが好ましい。下地層は、1層又は2層以上
から構成することができる。下地層としては、例えば、
CrMo合金、CrV合金、CrW合金等を使用するこ
とができる。このようにCr合金とすることで、磁性層
と下地層との格子面間隔のマッチングが良好になるの
で、磁性層の磁化容易軸が面内方向に向きやすくなる。
その結果、面内方向保磁力及び電磁変換特性が良好にな
る。また、下地層がCrの場合に比べて同じ保磁力であ
るならばCr合金の膜厚を薄くすることができるので、
Cr合金の膜厚増による過度の粒径サイズの増加を抑え
ることができ、結果としてPW,S/N比が改善され
る。
くは磁性層と接する位置に形成され、磁性層のC軸の配
向を良好にする目的で設けられる。中間層は非磁性材料
であって、その結晶系は、磁性層の結晶系に合わせるこ
とが望ましく、本発明のように磁性層がCoPt系の場
合、六方最密充填結晶構造を持つHCP結晶構造である
ので、中間層はHCP結晶構造とする。HCP結晶構造
を持つ中間層としては、CoCr、CoCrNb、Co
CrPt、CoCrPtTa合金等が挙げられる。保護
層は、磁性層をヘッドの接触摺動による破壊から防護す
る目的で磁性層の上(基板と反対側の面)に設けられ
る。保護層は、1層又は2層以上から構成することがで
きる。
炭素膜、ジルコニア膜、水素化カーボン膜、水素窒素化
カーボン膜、窒化カーボン膜、窒化珪素膜、SiC膜等
を挙げることができる。なお、保護層は、スパッタリン
グ法等などの公知の成膜方法で設けることができる。潤
滑層は、ヘッドとの接触摺動による抵抗を低減する目的
で設けられ、例えば、パーフルオロポリエーテル等が一
般には用いられる。なお、本発明の結晶粒径制御層は、
基板と磁性層との間であればどこに形成してもかまわな
い。例えば、基板とシード層との間、シード層が複数の
場合にはシード層間、シード層と下地層との間、シード
層と磁性層との間、基板と下地層との間、磁性層が複数
層の場合は磁性層間、等々である。具体的には、基板/
結晶粒径制御層/シード層、基板/シード層/結晶粒径
制御層/シード層、基板/シード層/結晶粒径制御層/
下地層、基板/シード層/結晶粒径制御層/磁性層、基
板/結晶粒径制御層/下地層/(中間層)/磁性層、磁
性層/結晶粒径制御層/磁性層、等々の層構成があげら
れる。
て実施例によりさらに具体的に説明する。 (実施例1)本実施例の磁気記録媒体は、図1に示す通
り、ガラス基板1上に、シード層2、下地層3、中間層
4、第1磁性層5、非磁性層6、第2磁性層7、保護層
8、潤滑層9を順次積層してなる磁気ディスクである。
シリケートガラスからなり、その表面粗さはRmax=
3.2nm、Ra=0.3nmに鏡面研磨されている。
シード層2は、NiAl薄膜(膜厚:700オングスト
ローム)からなる。なお、このNiAl薄膜はNi:5
0at%、Al:50at%の組成比で構成されてい
る。
オングストローム)で、磁性層の結晶構造を良好にする
ために設けられている。なお、このCrMo薄膜は、C
r:90at%、Mo:10at%の組成比で構成され
ている。また、前記中間層4は、CoCr薄膜(膜厚:
50オングストローム)で、磁性層のC軸の配向を良好
にするために設けられている。なお、このCoCr薄膜
は、Co:65at%、Cr:35at%でHCP結晶
構造の非磁性膜である。
じ膜材料であるCoPtCrTa合金からなり、膜厚も
ともに120オングストロームである。これら磁性層の
Co、Pt、Cr、Taの各含有量は次のとおりであ
る。すなわち、第1磁性層は、Co:72.5at%、
Pt:8at%、Cr:16at%、Ta:3.5at
%である。第2磁性層は、Co:71at%、Pt:8
at%、Cr:18at%、Ta:3at%である。
在する非磁性層4は、CrMnC薄膜(膜厚:30オン
グストローム)で、その組成比は、Cr:97.95a
t%、Mn:2.00at%、C:0.05at%であ
る。
によって劣化することを防止するためのものであり、磁
性層側から順に積層された、第1保護層8a、第2保護
層8bの2層によって構成される。第1保護層8aは、
膜厚50オングストロームのCr膜からなり、磁性層に
対して酸化による磁気特性の劣化を防止する化学的保護
層になっている。もう一方の第2保護層8bは、膜厚1
00オングストロームの水素化カーボン膜からなり耐摩
耗性が得られる。
液体潤滑剤からなり、この膜によって磁気ヘット゛との接触
を緩和している。なお、膜厚は8オングストロームであ
る。
製造方法について説明する。まず、イオン交換によって
化学強化したガラス基板1の主表面を精密研磨によって
鏡面(Rmax=3.2nm、Ra=0.3nm)にし
た。次に、このガラス基板1の主表面上にインライン方
式のスパッタリングによって、シード層2、下地層3、
中間層4、第1磁性層5、非磁性層6、第2磁性層7、
第1保護層8a、第2保護層8bを順次成膜した。(シ
ード層2、下地層3,中間層4、第1磁性層5、非磁性
層6、第2磁性層7、第1保護層8aは、Arガス雰囲
気で、第2保護層8bは、Ar+H2(H2:7%)の混
合ガス雰囲気でスパッタ成膜した。)
ポリエーテルからなる液体潤滑剤をディップ処理するこ
とによって潤滑層9を形成し磁気ディスクを得た。得ら
れた磁気ディスクの保磁力、S/N比、PW50をその
結果、保磁力は、2300Oeと良好で且つ、S/N比
は29.5dB、PW50も22.8nsecと良好で
あった。また、信号減衰は、100kfci、60℃で-0.080dB/
decade、Ku・V/kT=90であった。
以下の測定方法により測定した。保磁力の測定は、製造
した磁気ディスクから8mmφの試料を切り出して、膜
面方向に磁場を印加し、振動試料型磁力計により最大外
部印加磁場10kOeで測定した。さらに、記録再生出
力の測定は次のようにして行った。磁気ヘッド浮上量が
0.025μmのMRヘッドを用いて、MRヘッドと磁
気ディスクの相対速度を10m/secとして線記録密
度346kfcl(1インチあたり346000ビット
の線記録密度)における記録再生出力を測定した。ま
た、キャリア周波数67.6MHzで、測定帯域を7
6.3MHzとしてスペクトラムアナライザにより、信
号記録再生時のノイズスペクトラムを測定した。本測定
に用いたMRヘッドは、書き込み/読み取り側にそれぞ
れトラック幅1.2/0.9μm、磁気ヘッドギャップ
長は0.27/0.15μmである。
の測定は次のようにして行った。PW50測定用のMR
ヘッドを搭載した電磁変換特性測定機(GUZIK)で
孤立再生信号を抽出し、グランド(0)に対する出力信
号のピーク値の50%における孤立波形の幅をPW50
とした。なお、このPW50は高記録密度のためには、
小さければ小さいほど良い。これは、パルス幅が狭いと
同一面積上により多くのパルス(信号)を書き込めるこ
とになるからである。一方、PW50が大きいと、隣り
合うパルス(信号)同士が干渉しあい、信号を読み出す
ときにエラーとなって現れる。この波形干渉がエラーレ
ートを悪くする。これらから、PW50は23.5ns
ec以下にする必要がある。
して行った。まず、活性化体積(v)と磁化反転最小単
位の飽和磁化(Isb)の積である活性化磁気モーメン
ト(vIsb)はWaiting Time法により求
めたHf(熱ゆらぎ場)により計算した。
定する。残留磁化曲線測定において磁場の保持時間(W
aiting Time)を順次変えてHr(t)を測
定する。φ8mmに切出した試料をVSM(試料信号型
磁力計)へセットし、十分に大きな正磁界を試料に印加
する。次に微少な負磁界H1を印加し磁界を取去る。残
留する磁化M1を測定する。次に、正磁界を再度印加し
H1より大きな磁界H2を印加し、磁界を取去った後の
残留磁化M2を測定する。同様の操作をMiが残留磁化
Mrとなるまで測定を繰返す。得られた(Hi,Mi)
をフ゜ロットし、残留磁化曲線を得る。M=0における
磁界H値をHr(レマネンス保磁力)と定義する。
し、負磁界H1をWaiting Time15秒間
印加したあと磁界を取去り、残留磁化M1(15)を測
定する。さらに正磁界を試料に印加し、負磁界H2を1
5秒印加したあと磁界を取去り、残留磁化M2(15)
を測定する。この操作をMi(15)が残留磁化Mrに
等しくなるまで測定を繰返す。得られた(Hi,Mi
(15))をフ゜ロットし、Waiting Time
15秒の残留磁化曲線を得る。M=0におけるH値を
Hr(15)と定義する。
Time) 15秒,30秒,60秒,120秒,24
0秒,480秒(=8分)で繰り返し、各保持時間にお
ける磁場Hr(15),Hr(30),Hr(60),
Hr(120),Hr(240),Hr(480)を得
る。このHr(t)を時間の対数(ln t)に対して
プロットすると、Hr(t)は直線的に減少し、この傾
きdHr(t)/d(ln t)により熱揺らぎ場Hf
を求める。こうして得られたHfから次式により、vI
sbを計算する。 vIsb=kT/Hf ここでkはホ゛ルツマン定数(1.38×10 −16 e
rg/k),Tは測定中の絶対温度(K)である。活性
化体積vは磁性層の磁化反転の最小単位の体積とされ、
これに飽和磁化(Isb)をかけたvIsbは磁化反転
の最小単位の磁気モーメント量である。
を測定する必要があるが、Ku=(Hk・Isb)/2
の関係があり、さらにHco=Hk/2と仮定して以下
の式で計算する。 v・ku=v・Hk・Isb/2=vIsb・Hk/2
=vIsb・Hco ここでHcoは熱揺らぎによるHc(保磁力)低下が起
る前のHc(保磁力)であり、10ー9sの測定時間で
得られるHc(保磁力)である。またHkは磁化反転の
最小単位が持つ異方性磁界、vIsbは活性化磁気モー
メントである。
前のHc(保磁力)であるHcoは実質的に測定ができ
ないので、シャーロックの式を使用してHcとvIsb
からHcoを計算する。シャーロックの式は、マイクロ
マグネティクスシミュレーションの結果得られたHcの
測定時間依存の近似式で以下の様に表される。 Hc/Hco=1−{(kT/vKu)ln(fo・
t)^0.735}
ると、次式に変形される。 Hc/Hco=1−{(kT/vIsb・Hco)ln
(fo・t)^0.735} ここでkはホ゛ルツマン定数(1.38×10ー16er
g/k、Tは測定絶対温度、foは振動因子(10^9
Hz)、tは測定時間(600sec)、vIsbは活
性化磁気モーメント(emu)である。上式では、Hc
o以外が既知となるため、Hcoを数値解析計算するこ
とにより、Hcoを求める事が可能になる。以下の実施
例及び比較例の保磁力、S/N比、PW50、信号減
衰、Ku・V/kTは上述の測定方法に基づき測定す
る。
る非磁性層6をCrMo薄膜(Cr:94at%、M
o:6at%)(比較例1)にした以外は、実施例1と
同様に磁気ディスクを作製した。これらの磁気ディスク
の保磁力、S/N比、PW50を測定したところ、保磁
力は、2300Oe、S/N比は29.5dB、PW5
0は23.8nsecとなり、PW50は良好な結果が
得られなかった。また、エラーレートも実施例1と比較
して高い値を示した。また、信号減衰は、100kfc
i、60℃で−0.095dB/decade、Ku・
V/kTが80であった。ここで、熱揺らぎ特性の点で
は、保磁力の値は大きいほどよい。S/N比の値は大き
いほどノイズが小さいので好ましい。又、PW50(孤
立再生信号の半価巾)値は、小さいほど好ましく、1.
0nsec程度違うと、約1.3Gb/inch2の差
があるといわれている。信号減衰は小さいほど熱揺らぎ
耐性が向上するので好ましい。具体的にはKu・V/k
T≧85とするのがよい。
のCrMnCからなる非磁性層6の膜厚を5オングスト
ローム(実施例2)、10オングストローム(実施例
3)、50オングストローム(実施例4)、100オン
グストローム(実施例5)、3オングストローム(比較
例2)、120オングストローム(比較例3)にした以
外は、実施例1と同様に磁気ディスクを作製した。これ
らの磁気ディスクの保磁力、S/N比、PW50、信号
減衰(dB/decade)、Ku・V/kTは、図2
の表1に掲げた通りであった。
Cの非磁性層の膜厚は、5〜100オングストロームが
保磁力、S/N比、PW50の磁気特性、及び信号減
衰、Ku・V/kTの熱揺らぎの点から好ましいことが
わかる。
1のCrMn2C0.05(Cr:97.95at%、M
n:2at%、C:0.05at%)の非磁性層6の組
成をCrMn0.5C0.01(Cr:99.49at%、M
n:0.5at%、C:0.01at%)(実施例
6)、CrMn 5C0.01(Cr:94.99at%、M
n:5at%、C:0.01at%)(実施例7)、C
rMn2C0.1(Cr:97.9at%、Mn:2at
%、C:0.1at%)(実施例8)、CrMn2C0.5
(Cr:97.5at%、Mn:2at%、C:0.5
at%)(実施例9)、CrC0.2(Cr:99.8a
t%、C:0.2at%)(実施例10)、CrMn2
(Cr:98at%、Mn:2at%)(比較例4)、
CrMn2C0.55(Cr:97.45at%、Mn:2
at%、C:0.55at%)(比較例5)、CrMn
0.4C0.01(Cr:99.59at%、Mn:0.4a
t%、C:0.01at%)(比較例6)、CrMn6
C0.01(Cr:93.99at%、Mn:6at%、
C:0.01at%)(比較例7)にした以外は、実施
例1と同様に磁気ディスクを作製した。これらの磁気デ
ィスクの保磁力、S/N比、PW50は、図3の表2に
掲げた通りであった。
は少なくともCrとCとを含む合金であり、好ましく
は、CrとCとMnを含む合金であって、Cの含有量が
0.01〜0.5at%、Mnの含有量が0.5〜5a
t%であることが望ましいことがわかる。
りにCrX(X:Mo,W,Ta,V,Ti)合金を用
いてもよい。この場合には、CrCXとなる。Xの含有
量は2〜30at%とする。また、上述の実施例では、
CrとCとを含む合金からなる非磁性層(結晶粒径制御
層)を、磁性層間に介在させた例を挙げたが、基板側磁
性層の下に本発明の非磁性層(結晶粒径制御層)を設け
ることも有効である。以下、実施例11〜13として、
それらの例を掲げる。
かかる磁気記録媒体の構成を示す図である。図4に示さ
れるように、実施例11の磁気記録媒体は、実施例1の
磁気記録媒体において、ガラス基板1とシード層2との
間に、さらに、CrMnCNからなる非磁性層(結晶粒
径制御層)61(膜厚:500オングストローム)を設
けた例である。尚、CrMnCNからなる非磁性層は、
Ar+N2(N2:20at%)の混合ガス雰囲気でスパ
ッタして成膜した。そのほかの構成は実施例1と同じで
ある。
構成を示す図である。図5に示されるように、実施例1
2の磁気記録媒体は、実施例1の磁気記録媒体におい
て、シード層2を2層に分けて、第1シード層21及び
第2シード層22とし、これらシード層の間にCrMn
Cからなる非磁性層(結晶粒径制御層)62(膜厚:1
5オングストローム)を設けた例である。そのほかの構
成は実施例1と同じである。
は、実施例1のCrMnCからなる非磁性層(結晶粒径
制御層)にMoを15at%添加した材料(Mn:2a
t%、C:0.05at%、Mo:15at%、Cr:
残部)にした例である。そのほかの構成は実施例1と同
じである。
の下にさらにCrMnC層をもうけることで、磁性層
(Co)の結晶配向性が良くなるので、実施例1と比
べ、S/N比、PW50値は同等で、保磁力が+70
[Oe]向上した。実施例12の磁気記録媒体では、シ
ード層を2層にすることにより、シード層(NiAl)
のグレイン成長をおさえ、且つCrMnCの非磁性層に
より第2シード層より上層膜が微細化されるので、実施
例1と比べ、保磁力、S/N比は同等で、PW50値
が、0.3〜0.5nsec小さくなり改善できた。実
施例13の磁気記録媒体では、磁性層とのマッチングが
良くなるので、実施例1と比べ、PW50値は同等で、
保磁力は+50[Oe]、S/N比は+0.3dB向上
した。上述のとおり、実施例1と比べ、磁気特性におい
てさらに良好な結果が得られ、熱揺らぎ耐性を十分満足
するものであった。
に、少なくとも磁性層を有する磁気記録媒体において、
前記基板と磁性層との間に、磁性層の結晶粒の粒径及び
粒径分布を制御する結晶粒径制御層を有し、この結晶粒
径制御層は、Cr(クロム)とC(炭素)とを含む合金
であることを特徴とするものであり、これにより、高保
磁力、高S/N比、低PW50値及び熱揺らぎ耐性を満
足する磁気記録媒体を得ているものである。
断面図である。
表を示す図である。
表を示す図である。
分断面図である。
分断面図である。
層、4…中間層、5…第1磁性層、6,61,62…非
磁性層(結晶粒径制御層)、7…第2磁性層、8…保護
層、9…潤滑層。
Claims (8)
- 【請求項1】 基板上に、少なくとも磁性層を有する磁
気記録媒体において、前記基板と磁性層との間に、下地
層及び/又はシード層と、磁性層の結晶粒の粒径及び粒
径分布を制御する結晶粒径制御層とを有し、この結晶粒
径制御層は、Cr(クロム)とC(炭素)とを含む合金
であるとともに、この結晶粒径制御層は、C(炭素)が
0.01at%〜0.5at%含まれていることを特徴
とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 前記結晶粒径制御層は、さらにMn(マ
ンガン)を含む合金であることを特徴とする請求項1記
載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 前記結晶粒径制御層は、Mn(マンガ
ン)が0.5at%〜5at%含まれていることを特徴
とする請求項2記載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 前記結晶粒径制御層は、Mo(モリブデ
ン)及びN(窒素)から選ばれる少なくとも1種の元素
が含まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいず
れかに記載の磁気記録媒体。 - 【請求項5】 前記元素の合計が2at%〜30at%
であることを特徴とする請求項4記載の磁気記録媒体。 - 【請求項6】 基板上に2層以上の磁性層を有し、前記
磁性層間の少なくとも1つに非磁性層を有する磁気記録
媒体において、前記非磁性層が請求項1乃至5のいずれ
かに記載の結晶粒径制御層であることを特徴とする磁気
記録媒体。 - 【請求項7】 前記非磁性層の膜厚は5〜100オング
ストロームであることを特徴とする請求項6記載の磁気
記録媒体。 - 【請求項8】 前記磁性層は、基板側磁性層の飽和磁束
密度Bsが媒体表面側磁性層の飽和磁束密度Bsより大
きいことを特徴とする請求項6又は7記載の磁気記録媒
体。
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JP11-93905 | 1999-03-31 | ||
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- 2000-03-30 JP JP2000093824A patent/JP3524839B2/ja not_active Expired - Fee Related
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