JP3520827B2 - 携帯端末の文字入力方式及び文字入力制御プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
携帯端末の文字入力方式及び文字入力制御プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体Info
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- JP3520827B2 JP3520827B2 JP2000018025A JP2000018025A JP3520827B2 JP 3520827 B2 JP3520827 B2 JP 3520827B2 JP 2000018025 A JP2000018025 A JP 2000018025A JP 2000018025 A JP2000018025 A JP 2000018025A JP 3520827 B2 JP3520827 B2 JP 3520827B2
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Description
方式に関し、特に端末を傾けることで入力する文字の候
補が選択できる携帯端末の文字入力方式に関する。
Digital Assistant)などの携帯端末
は、持ち運びに便利なように小型化されているため、フ
ルキーボードは実装することができない。このため、少
ない数の操作ボタンで任意の文字が入力できるような文
字入力方式が一般に採用されている。例えば、携帯電話
の或る機種では、アルファベット26文字などの入力候
補文字群を幾つかのグループに分けて各グループ毎に1
つのボタンを割り当て、各ボタンを押す毎にそのボタン
に割り当てられたグループ中の文字が順番に1文字ずつ
文字入力領域に表示されるようにした文字入力方式が採
用されている。しかし、入力文字をボタン操作だけで選
択する方式では、ボタン操作回数が増え、文字入力を迅
速に行うことはできない。
して、端末の傾きによる入力方法が提案されている
(『携帯端末向け小画面表示/片手操作UIに関する考
察』、平成9年後期情報処理学会第55回全国大会4−
59〜60)。これは、加速度センサ等によって端末の
傾きを検出し、表示装置におけるメニュー項目の流れ表
示(フロースクリーン機構)の速度と方向を端末の傾き
によって操作できるようにしたものである。
ーボードが実装できない携帯端末の場合、ボタン操作だ
けで入力文字を選択する方式では、ボタン操作回数が増
え、迅速な文字入力が行えない。端末の傾きによる入力
方法を文字入力に応用し、例えば、端末の傾きに応じて
候補文字を順次に変化させ、或る候補文字が選択されて
いる状態で確定ボタンが押下されたときにその文字を入
力文字とする方式によれば、候補文字の選択をボタン操
作だけでなく端末の傾きによっても制御できるため、ボ
タン操作回数が減り、より迅速な文字入力が可能になる
と考えられる。
に選んで確定するには、端末の傾きを変えるための手首
の動きに熟練を要する。何故なら、一気に選択するため
に候補文字を素早く変化させると、所望する文字とは異
なる文字に変化した後に確定ボタンを押してしまって選
択し直すことが多くなり、また着実にゆっくり文字を変
化させると、所望する文字を選択するまでに長い時間を
要することになるからである。
文字を選択する場合に、熟練者でなくても素早く正確に
文字を選択入力できるようにすることにある。
成するために、表示手段に表示された入力候補文字群の
うち入力手段に設けられた複数の確定ボタンによって現
時点で確定可能な複数の文字を指示する確定可能文字群
指示表示を、携帯端末の傾き方向に応じて移動させ、前
記複数の確定ボタンの操作に応答して、操作された確定
ボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力
文字として確定する。より具体的には、1個の主確定ボ
タンとその周囲に配設された1個以上の副確定ボタンと
を有する入力手段と、入力候補文字を二次元配列状に並
べた入力候補文字群、および該入力候補文字群のうち前
記主確定ボタンと前記副確定ボタンとによって確定可能
な文字群を指示する確定可能文字群指示表示を表示する
表示手段と、携帯端末の傾きを検出する傾き検出手段
と、該傾き検出手段で検出される携帯端末の傾き方向に
応じて前記確定可能文字群指示表示を前記入力候補文字
群の1入力候補文字単位で移動させ、前記主確定ボタン
および前記副確定ボタンの操作に応答して、操作された
ボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力
文字として確定する制御手段とを備え、前記主確定ボタ
ンで確定可能な文字と前記副確定ボタンで確定可能な文
字との前記入力候補文字群上での位置関係が、前記入力
手段上での前記主確定ボタンと前記副確定ボタンとの位
置関係にほぼ一致するように構成され、且つ、前記確定
可能文字群指示表示の移動方向と前記主確定ボタンおよ
び少なくとも1個の前記副確定ボタンの並び方向とが平
行になるよう構成されている。
以外に1個以上の副確定ボタンがあり、これら複数のボ
タンによって現時点で確定可能な複数の文字が確定可能
文字群指示表示で指示されるため、携帯端末の傾きを調
整して所望する文字を選択する際、所望する文字が確定
可能文字群指示表示で指示された複数の文字の1つに入
っていれば良く、熟練者でなくても素早く正確に文字を
選択入力できるようになる。
いて図面を参照して詳細に説明する。
かかる携帯端末1は、文字入力に関連する構成として、
入力手段2と、表示手段3と、傾き検出手段4と、それ
らに接続された制御手段5とを有している。
と複数の副確定ボタン22〜25とから構成される複数
の確定ボタンが所定のレイアウトで配設されている。図
1では、主確定ボタン21を中心に、左側に副確定ボタ
ン22、右側に副確定ボタン23、上側に副確定ボタン
24、下側に副確定ボタン25を配置している。勿論、
主確定ボタン21の左横、斜め上に副確定ボタンを配置
する等、他の配置形状を採用しても良く、副確定ボタン
の数も4個に限定されず、少なくとも1個あれば良い。
示される。入力候補文字群31を構成する個々の文字3
2は、例えばフルキーボードにおける個々のキーで入力
可能な文字(アルファベット26文字など)である。各
文字32は、2列あるいは3列になるように2次元配列
状に並べられており、この入力候補文字群31の中から
利用者が次に入力する文字を選択する。また表示手段3
には、入力候補文字群31を構成する文字32の内、現
時点において主確定ボタン21および副確定ボタン22
〜25を押せば確定できる文字が何れの文字であるかを
利用者に指示する表示33が併せて表示される。この表
示33を、確定可能文字群指示表示と呼ぶ。図1では確
定可能文字群指示表示33は、確定可能な文字全体を囲
む太枠としているが、確定可能な文字それぞれを囲む太
枠や、確定可能な文字を白黒反転表示する形態や、カラ
ー表示可能な場合には確定可能な文字を他の文字と異な
る色で表示する形態など、任意の表示形態を採用して良
い。
ボタン21で確定できる文字に加えて、この例の場合に
は、その文字の左、右、上、下に入力候補文字が配列さ
れている場合にはそれらの文字も確定可能文字として指
示する。後述するように携帯端末1の傾きに応じて、主
確定ボタン21および副確定ボタン22〜25で確定で
きる文字が変化していき、それに応じて確定可能文字群
指示表示33も移動していく。
1の傾きを検出する。基準面としては例えば水平面を用
いる。図2(a)の平面図に示されるように携帯端末1
の左右方向をX軸、それに直交する上下方向をY軸とし
た場合、携帯端末1を右側が下になるよう傾けたときに
生じる図2(b)の側面図に示す角度ΔxがX軸の傾き
角、携帯端末1を上側が下になるよう傾けたときに生じ
る図2(c)の側面図に示す角度ΔyがY軸の傾き角と
なる。また、携帯端末1を左側が下になるよう傾けたと
きX軸の傾き角は−Δx、下側が下になるよう傾けたと
きはY軸の傾き角は−Δyとなる。X軸、Y軸の何れの
傾き角を検出するか、或いはその双方を検出するかは、
表示手段3に表示される入力候補文字群31の配列状
態、入力手段2上の主確定ボタン21と副確定ボタン2
2〜25の配列状態、操作性を考慮して事前に決定され
る。
に、表示手段3上に入力候補文字群31および確定可能
文字群指示表示33を表示し、傾き検出手段4で検出さ
れる携帯端末1の傾きに応じて主確定ボタン21および
副確定ボタン22〜25で確定できる文字を傾き方向に
順次に変化させ、それに応じて確定可能文字群指示表示
33を移動させる。例えば携帯端末1の右側が下になる
よう傾くと、図1の確定可能文字群指示表示33を同図
の破線34で示す位置に移動させる。この場合、傾き角
が大きくなればなるほど確定可能文字群指示表示33を
移動させる速度を上げ、傾き角が0に近づくほど変化さ
せる速度を遅くする制御を実施する。
表示33が入力候補文字群31の或る場所に表示されて
いる状態で、利用者が入力手段2上の主確定ボタン21
または副確定ボタン22〜25の何れかのボタンを押下
すると、確定可能文字群指示表示33が指示する確定可
能文字群の内の押下されたボタンによって確定可能な入
力候補文字を入力文字として確定する。
図を示す図3を参照すると、携帯端末11の装置筐体1
2の上面上部にはLCD13が設けられ、その下部にボ
タン操作部14が設けられている。
ン141と、その左、右、上、下に配置された4個の副
確定ボタン142〜145との合計5個の確定ボタンが
ある。ボタン操作部14には、他に、文字入力の開始を
指示するための開始ボタン146と、漢字変換を指示す
るための変換ボタン147と、入力済文字の削除を指示
するためのクリアボタン148とが設けられている。
などを表示するモニタ画面131と文字選択画面132
とに分けられている。文字選択画面132には、本実施
例の場合、アルファベット26文字、ピリオド、カンマ
の合計28文字がJISキーボードと同じ配列形式で並
べられた入力候補文字群133と、入力候補文字群13
3のうち主確定ボタン141と副確定ボタン142〜1
45とによって確定可能な文字群を指示する確定可能文
字群指示表示134とが表示される。本実施例の場合、
確定可能文字群指示表示134は文字を囲む太枠として
いるが、文字の白黒反転表示など他の表示形態としても
良い。
的な構成例を示す図4を参照すると、装置筐体12の内
部には、プログラム制御によって動作するMPU121
があり、そのバス122にはMPU121で実行される
各種のプログラムや漢字変換辞書などを記憶するROM
123とワーク領域として使用されるRAM124とが
接続されている。また、MPU121からの指示に従っ
てLCD13の表示を制御するLCDコントローラ12
5、ボタン操作部14における各種ボタン141〜14
8のオン,オフ状態を検出して割り込み等によってMP
U121に通知するインタフェイス126、傾き検出セ
ンサ128用のインタフェイス127がバス122に接
続されている。更に、各部に動作電力を供給する1次電
池又は2次電池で構成された電源129が装置筐体12
に内蔵されている。
2で説明したX軸の傾き角±ΔxおよびY軸の傾き角±
Δyの双方を検出するセンサである。この種のセンサと
しては、例えばAnalog Devices,Inc
社の2軸加速度センサADXL202/ADXL210
などが利用できる。
る文字入力制御処理の一例を示すフローチャートであ
る。この処理はROM123に格納された文字入力制御
プログラムをMPU121が実行することによって実現
される。なお、本実施例では、ROM123に文字入力
制御プログラムを記録してあるが、図示しないフロッピ
ィディスク媒体や半導体メモリ等の他の種類の機械読み
取り可能な記録媒体に記録しておくことも可能である。
その場合、記録媒体に記録された文字入力制御プログラ
ムは携帯端末11のMPU121によって読み取られ、
MPU121の動作を制御することにより、図5に示さ
れる処理が実現される。
タン146がONされたことを検出すると(ステップA
1)、入力済みの文字があるか否かを判別し(ステップ
A2)、入力済みの文字があればステップA8へ、なけ
ればステップA3へそれぞれ処理を進める。
でNO)、MPU121はLCDコントローラ125を
通じてLCD13の文字選択画面132に表示した入力
候補文字群133に確定可能文字群指示表示134を表
示すると共に、モニタ画面131には主確定ボタン14
1で確定可能な文字(主候補文字と称す)を反転表示す
る(ステップA3)。ここで、主候補文字としては、最
初は予め定められた文字、例えばgが割り当てられる。
従って、LCD13の表示内容は当初は図6のようにな
り、モニタ画面131にgが反転表示され、文字選択画
面132では、確定可能文字群指示表示134によっ
て、gと、その左のfと、その右のhと、その上のt
と、その下のbとの合計5文字が確定可能な文字群とし
て指示される。
られているか否か、主確定ボタン141または副確定ボ
タン142〜145がオンされたか否かをチェックする
(ステップA4、A6)。携帯端末11が傾けられてい
るか否かは、インタフェイス127を通じて傾き検出セ
ンサ128で検出されている傾き角±Δx、±Δyを入
力し、例えば|Δx|>Xtかつ|Δy|>Ytの場
合、傾き有り、それ以外は傾き無しとする。ここで、X
t、Ytは事前に設定した閾値である。Xt、Ytが0
度に近い値ほど感度は良くなるが、携帯端末11を把持
する手の震え等によっても確定可能文字群が変化してし
まい、他方、大きな値にすると携帯端末11を大きく傾
けなければ確定可能文字群が変化しないので、事前の実
験等によって適切な閾値が設定される。なお、Xt、Y
tは同じ値にする必要は必ずしもない。
合、主候補文字を傾き角に応じた速度で傾き方向に変更
し(ステップA5)、モニタ画面131に新たな主候補
文字を反転表示すると共に、新たな主候補文字と、入力
候補文字群133上でその新たな主候補文字の左、右、
上、下に候補文字があればそれらの候補文字とを、確定
可能文字とする確定可能文字群指示表示134を表示す
る(ステップA3)。ここで、傾き角に応じた速度で変
更する具体的な方法としては、例えばXt<|Δx|≦
X1のときは毎秒1文字、X1>|Δx|≦X2のとき
は毎秒2文字というように、傾き角を幾つかの段階に分
け、各段階毎に変化速度を事前に設定しておく方法など
が採用できる。なお、端末がある方向に傾けられて主候
補文字が入力候補文字群133の端の文字に到達した場
合、同じ方向に端末を傾けても主候補文字は変化しな
い。
側が下になるよう傾けると、LCD13の表示は図6の
状態から図7(a)、(b)、(c)、(d)のように
順に変化していき、その変化は傾き角が大きくなるほど
速くなる。なお、図7(d)では、主確定ボタン141
で確定可能な文字lの右側に候補文字がないので、副確
定ボタン143で確定できる文字はない。このとき副確
定ボタン143を押下しても無効となる。同様に利用者
が携帯端末11を左側が下になるよう傾けると、LCD
13の表示は図6の状態から図8(a)、(b)、
(c)、(d)のように順に変化していき、その変化は
傾き角が大きくなるほど速くなる。なお、図8(d)で
は、主確定ボタン141で確定可能な文字aの左側に候
補文字がないので、副確定ボタン142を押下しても無
効となる。
なるよう傾けると、LCD13の表示は図6の状態から
図9のように変化し、下側が下になるよう傾けると図1
0のように変化する。なお、図9では、主確定ボタン1
41で確定可能な文字tの上側に候補文字がないので、
副確定ボタン144の押下は無効であり、図10では、
主確定ボタン141で確定可能な文字bの下側に候補文
字がないので、副確定ボタン145の押下は無効であ
る。
より、利用者は主候補文字および確定可能文字群指示表
示134を任意の位置に移動させることができる。そし
て、所望の文字が確定可能文字群指示表示134で指示
されている状態で利用者が主確定ボタン141または副
確定ボタン142〜145を押せば、MPU121がそ
れを検出し(ステップA6)、該当する文字を入力済み
の文字として確定し(ステップA7)、ステップA2に
戻る。例えばkを入力したければ、図7(c)の状態で
主確定ボタン141を押せば良い。素早く変化させ過ぎ
て図7(d)の状態になってしまっていたなら副確定ボ
タン142を押せば同じくkを確定できる。図7(c)
の一つ前の状態である図7(b)の状態でも副確定ボタ
ン143を押せば、同じくkを入力することができる。
121は、LCDコントローラ125を通じてLCD1
3のモニタ画面に入力済みの文字を表示すると共に、ス
テップA3と同様に入力候補文字群133に確定可能文
字群指示表示134を、またモニタ画面131の入力済
み文字の直後に主確定ボタン141で確定可能な主候補
文字を反転表示する(ステップA8)。ここで、入力済
みの文字には、漢字変換前の入力文字と変換後の文字と
の2種類あり、変換前の入力文字は例えばアンダーライ
ン表示されて変換後の文字と区別される。
て、既に「日本」という文字が入力及び変換済みで、
「太郎」を入力しようとして「tarou」をローマ字
入力の「ta」まで入力して現在の主候補文字が「f」
の場合、図11に示すような内容がLCD13に表示さ
れる。変換前の入力文字「ta」はアンダーライン表示
され、主候補文字「f」が反転表示されている。目的と
する「r」でなく「f」が主候補文字となっているが、
副確定ボタン144を押下すれば「r」が選択確定され
て入力となる。因みに、主確定ボタン141が押下され
れば「f」が、副確定ボタン142が押下されれば
「d」が、副確定ボタン143が押下されれば「g」
が、副確定ボタン145が押下されれば「v」がそれぞ
れ選択確定となり入力される。
入力した後に利用者が変換ボタン147を押すと、それ
がMPU121で検出され(ステップA11)、未変換
文字「tarou」をROM123中の辞書を参照して
第1候補の漢字に変換し、変換した漢字でモニタ画面1
31中の未変換文字「tarou」を置き換える(ステ
ップA12)。利用者は表示された漢字で良ければ主確
定ボタン141を押し、他の候補漢字に再変換したけれ
ば変換ボタン147を再び押せば良い。MPU121は
変換ボタン147が押される毎に漢字変換を繰り返し
(ステップA13、A12)、主確定ボタン141が押
された時点で変換内容を確定し(ステップA14)、ス
テップA1へ戻る。従って、「太郎」と入力したけれ
ば、「太郎」と変換された時点で主確定ボタン141を
押せば良い。そのときの状態を図12に示す。
テップA2)、MPU121は、クリアボタン148が
押されると、入力済み文字列の末尾の1文字を削除する
(ステップA9、A10)。例えば、図11の状態でク
リアボタン148が押されると、「a」が削除される。
また、図12の状態で再び文字入力を開始した直後にク
リアボタン148が押されると、「郎」が削除される。
選択するために携帯端末11を傾けて確定可能文字群指
示表示134を移動させた際、主確定ボタン141で確
定可能な主候補文字が所望の文字でない場合でも、上下
左右の文字が所望の文字であれば、その文字を確定する
副確定ボタンを押下することで所望の文字を選択確定で
きる。これによって、端末を傾ける際の微妙な手首の動
きに習熟していない者であっても、素早く正確に文字を
選択入力することが可能となる。
きをX軸、Y軸の2軸について検出したが、本実施例で
はX軸の傾きだけ、つまり携帯端末11の左右方向の傾
きのみを検出し、主確定ボタン141で確定可能な主候
補文字を入力候補文字群133の中段に並べられた文字
だけに限定する。従って、確定可能文字群指示表示13
4は図6、図7(a)〜(d)、図8(a)〜(d)に
示される場所にのみ移動でき、図9、図10のような場
所には移動できない。
候補文字群133の中段だけに制限すると、主確定ボタ
ン141の上下左右に副確定ボタン142〜145を持
つボタン配列では上段および下段の候補文字数が中段の
候補文字数より多い場合、上段および下段に確定可能文
字に指定できない文字が生じる。このため、中段より上
段および下段の候補文字数が多くならないように入力候
補文字群133が配列される。例えば、図3のように並
べた入力候補文字群133では、上段の右端にあるpが
確定可能文字として指示できなくなるため、例えば図1
3の平面図に示すように、文字pを中段に移動する。
例は基本的に実施例1と同じであるが、傾き検出センサ
128はX軸方向の傾きだけを検出できれば良く、1軸
加速度センサで済むので安価に構成できる。また、本実
施例の携帯端末で実行される文字入力制御処理の一例は
図14に示すものとなる。図5に示した実施例1と相違
する箇所はステップB4、B5であり、他は基本的に同
じである。ステップB4では、MPU121は、インタ
フェイス127を通じて傾き検出センサ128で検出さ
れている傾き角±Δxを入力し、例えば|Δx|>Xt
の場合、傾き有り、それ以外は傾き無しとする。また、
ステップB5では、MPU121は、主候補文字を傾き
角に応じた速度で左右の傾き方向にのみ変更する。
確定可能な文字が入力文字候補群133の中段に並べら
れた文字だけに限定されるため、主確定ボタン141の
上下左右に副確定ボタン142〜145を持つボタン配
列では入力文字候補群133が3段の表示に限定され、
また上段の文字および下段の文字を選択入力するには、
所望の文字が副確定ボタン144または副確定ボタン1
45で確定できる位置に正確に位置合わせする必要があ
るといった不利な面もあるが、携帯端末の傾け方向が左
右方向1軸になるため操作が簡単になり、また傾き検出
センサ128も安価なもので済むという利点がある。勿
論、入力候補文字群133の中段の文字を選択する場合
には、実施例1と同様に迅速かつ正確な入力が可能であ
る。
字、ピリオド、カンマの合計28文字を入力候補文字群
としたが、平仮名すべてを入力候補文字群としたり、所
定の絵文字の集合を入力候補文字群とする如く、入力候
補文字群は入力する文字種に応じて適宜変更可能であ
る。
帯端末を傾けて入力文字を選択する場合に、熟練者でな
くても素早く正確に文字を選択入力できる。その理由
は、携帯端末の傾きを調整して所望する文字を選択する
際、所望する文字が確定可能文字群指示表示で指示され
た複数の文字の1つに入っていさえすれば、主確定ボタ
ン或いは副確定ボタンによって選択確定できるためであ
る。
を示すブロック図である。
ある。
構成例を示すブロック図である。
入力制御処理の一例を示すフローチャートである。
れる内容の一例を示す図である。
CDの表示内容の変化を示す図である。
CDの表示内容の変化を示す図である。
CDの表示内容の変化を示す図である。
LCDの表示内容の変化を示す図である。
の一例を示す図である。
の別の例を示す図である。
図である。
文字入力制御処理の一例を示すフローチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 1個の主確定ボタンとその周囲に配設さ
れた1個以上の副確定ボタンとを有する入力手段と、 入力候補文字を二次元配列状に並べた入力候補文字群、
および該入力候補文字群のうち前記主確定ボタンと前記
副確定ボタンとによって確定可能な文字群を指示する確
定可能文字群指示表示を表示する表示手段と、 携帯端末の傾きを検出する傾き検出手段と、 該傾き検出手段で検出される携帯端末の傾き方向に応じ
て前記確定可能文字群指示表示を前記入力候補文字群の
1入力候補文字単位で移動させ、前記主確定ボタンおよ
び前記副確定ボタンの操作に応答して、操作されたボタ
ンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力文字
として確定する制御手段とを備え、 前記主確定ボタンで確定可能な文字と前記副確定ボタン
で確定可能な文字との前記入力候補文字群上での位置関
係が、前記入力手段上での前記主確定ボタンと前記副確
定ボタンとの位置関係にほぼ一致するように構成され、
且つ、前記確定可能文字群指示表示の移動方向と前記主
確定ボタンおよび少なくとも1個の前記副確定ボタンの
並び方向とが平行になるよう構成されている 携帯端末の
文字入力方式。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記確定可能文字群指
示表示を携帯端末の傾き角が大きくなるほど速い速度で
移動させるようにした請求項1記載の携帯端末の文字入
力方式。 - 【請求項3】 前記入力手段に前記主確定ボタンを中心
にその上下左右に4個の前記副確定ボタンが配置されて
おり、且つ、前記制御手段は、携帯端末の傾き方向に応
じて前記主確定ボタンによって確定可能な文字である主
候補文字を前記入力候補文字群上で移動させ、前記主候
補文字と、前記入力候補文字群上における前記主候補文
字の左、右、上、下に候補文字があればそれらの候補文
字とを、前記確定可能文字群指示表示によって確定可能
文字として指示するようにした請求項1記載の携帯端末
の文字入力方式。 - 【請求項4】 携帯端末の左右方向の傾き及び上下方向
の傾きを検出する傾き検出手段を備えた請求項1、2ま
たは3記載の携帯端末の文字入力方式。 - 【請求項5】 携帯端末の左右方向の傾きを検出する傾
き検出手段を備えた請求項1、2または3記載の携帯端
末の文字入力方式。 - 【請求項6】 1個の主確定ボタンとその周囲に配設さ
れた1個以上の副確定ボタンとを有する入力手段と、入
力候補文字を二次元配列状に並べた入力候補文字群、お
よび該入力候補文字群のうち前記主確定ボタンと前記副
確定ボタンとによって確定可能な文字群を指示する確定
可能文字群指示表示を表示する表示手段と、携帯端末の
傾きを検出する傾き検出手段と、前記入力手段、前記表
示手段および前記傾き検出手段に接続された制御手段と
を備え、前記主確定ボタンで確定可能な文字と前記副確
定ボタンで確定可能な文字との前記入力候補文字群上で
の位置関係が、前記入力手段上での前記主確定ボタンと
前記副確定ボタンとの位置関係にほぼ一致するように構
成され、且つ、前記確定可能文字群指示表示の移動方向
と前記主確定ボタンおよび少なくとも1個の前記副確定
ボタンの並び方向とが平行になるよう構成されている携
帯端末における前記制御手段を構成するコンピュータ
に、前記 入力候補文字群、および前記確定可能文字群指示表
示を前記表示手段に表示するステップと、 前記傾き検出手段で検出された携帯端末の傾き情報を入
力するステップと、 携帯端末の傾き方向に応じて前記確定可能文字群指示表
示を前記入力候補文字群の1入力候補文字単位で移動さ
せるステップと、 前記主確定ボタンおよび前記副確定ボタンの操作に応答
して、操作されたボタンによって現時点で確定可能な入
力候補文字を入力文字として確定するステップとを実行
させる文字入力制御プログラムを記録した機械読み取り
可能な記録媒体。 - 【請求項7】 前記入力手段に前記主確定ボタンを中心
にその上下左右に4個の前記副確定ボタンが配置されて
おり、且つ、前記制御手段は、携帯端末の傾き方向に応
じて前記主確定ボタンによって確定可能な文字である主
候補文字を前記入力候補文字群上で移動させ、前記主候
補文字と、前記入力候補文字群上における前記主候補文
字の左、右、上、下に候補文字があればそれらの候補文
字とを、前記確定可能文字群指示表示によって確定可能
文字として指示するようにした請求項6記載の文字入力
制御プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒
体。 - 【請求項8】 携帯端末の左右方向の傾き及び上下方向
の傾きを検出する傾き検出手段を備えた請求項6または
7記載の文字入力制御プログラムを記録した機械読み取
り可能な記録媒体。
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