JP3520016B2 - レーダ信号処理装置 - Google Patents

レーダ信号処理装置

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JP3520016B2
JP3520016B2 JP2000018586A JP2000018586A JP3520016B2 JP 3520016 B2 JP3520016 B2 JP 3520016B2 JP 2000018586 A JP2000018586 A JP 2000018586A JP 2000018586 A JP2000018586 A JP 2000018586A JP 3520016 B2 JP3520016 B2 JP 3520016B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーダ信号処理装置
に関わり、特に、パルスレーダの信号処理において、S
/N比を改善するとともに、クラッタを抑圧する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば特開平3−18079
2号公報に記載された、従来のレーダ信号処理装置(従
来例1)の機能ブロック図である、この図において、4
01はローパスフィルタ(LPF)、402aはクラッ
タマップ更新フィルタ、402bはクラッタマップメモ
リ、402cは0ドップラ信号ターゲット検出回路、4
21はスレッショルド平均化セル制御回路、403はM
TI(移動ターゲット指示)回路、404はドップラフ
ィルタ、420は定誤警報率(CFAR)回路、406
はターゲット検出判定回路である。
【0003】次に、この従来例1の動作について説明す
る。装置で受信されたレーダ信号は、ローパスフィルタ
401によって0ドップラ信号成分が取り出され、この
0ドップラ信号成分はクラッタマップ更新フィルタ40
2aにより或る一定時間の信号レベルが平均化され、ア
ジマス(方位)、レンジビン毎にクラッタマップメモリ
402bに格納される。この際、クラッタマップ更新フ
ィルタ402aでは一定期間経過すると内容が更新さ
れ、順次新しい平均値が求められる。クラッタマップメ
モリ402bからの出力は0ドップラ信号ターゲット検
出回路402cにおいて、予め設定されているスレッシ
ョルドより大きくなれば、ターゲット検出判定回路40
6に送られ、さらにここでもスレッショルドより大きけ
れば、ターゲット(目標)として検出される。一方、レ
ーダ信号は、MTI回路403にも送られて、ここでノ
ン0(非零)ドップラ信号とされてドップラフィルタ4
04に供給され、ドップラバンク毎にS/N比が向上さ
れ、各ドップラバンク毎にCFAR回路420に送ら
れ、定誤警報率(CFAR)スレッショルドを越えるも
のについては、ターゲット判定回路406に送られる。
但し、ドップラバンク毎にS/N比が向上される際に、
クラッタマップに応じたウェイトが掛けられるので、周
波数軸のドップラサイドローブのレベルを制御すること
ができる。スレッショルド平均化セル制御回路421で
は、クラッタマップメモリ402bからの出力からクラ
ッタを判定し、クラッタと判定されたレンジビンについ
ては、もしそのレンジビンが、CFAR回路420のリ
ファレンスセルに該当するときには、そのリファレンス
セルの値をブランク値に置き換え、もしそのレンジビン
が注目セルの場合には、CFAR回路420のスレッシ
ョルドを強制的に小さくする制御を、CFAR回路42
0に対して行う。
【0004】また、図14は、例えば特開平10−19
7624号公報に示された他の従来装置(従来例2)の
機能ブロック図である。この図において、511は受信
信号記憶器、509は受信データ圧縮器、510は最大
信号検出器、514は不要信号除去器、513は推定受
信データ生成器である。
【0005】次に、この従来例2の動作について説明す
る。まず、受信信号は受信信号記憶器501に入力され
て、そこで受信信号が記憶されると共に、受信データ圧
縮器509に出力される。受信データ圧縮器509で
は、送信変調信号と、受信信号除去器511からのデー
タとによりデータ圧縮を実施し、最大信号検出器510
に出力する。最大信号検出器510では、そのときのデ
ータのなかで最大の信号を検出して、推定受信データ生
成器513へ送る。推定受信データ生成器513では、
最大信号の位置と振幅及び位相と送信変調信号から最大
信号の推定受信データを作成し、不要信号除去器514
に送る。不要信号除去器514は、最大信号の推定受信
データを、既に記憶されている受信信号を受信信号記憶
器511から引き出した受信データから減算処理をし
て、最大信号の受信データのデータ圧縮前データを除い
た信号を生成し、それを改めて、受信信号記憶器511
に記憶させる。以上のループを所要の出力電力が得られ
るまで繰り返すことにより、大信号のレンジサイドロー
ブに埋もれた小信号の検出を容易にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1の装置は
以上のように構成されているので、積分(FFT)によ
るS/N比の改善によってしか、検出率、誤警報確率を
改善することができなかった。また、クラッタに関して
は、0ドップラ付近のクラッタしか抑圧できず、そのた
めウェザー(天候)クラッタやシー(海洋)クラッタの
ような0ドップラ以外に存在するクラッタの抑圧のため
には、それ専用のクラッタマップ作成回路を備えなけれ
ばならなかった。さらに、この従来例1では、クラッタ
に応じたドップラサイドローブは選べても、制御がレン
ジビン毎なので処理負荷が重く、CFAR装置では、ク
ラッタの性質に応じたCFARを行っていなかったた
め、誤警報確率(以下、Pfaと称す)を低くするため
には、探知確率(以下、Pdと称す)も低下していた。
【0007】また、上記従来例2の装置も以上のように
構成されているので、レンジサイドローブに埋もれた小
信号を検出するまでに1つの信号に対し何度もループを
回さなければならず、処理負荷が重かった。
【0008】本発明は上述したような問題点を解消する
ためになされたもので、複数の処理の総合判断により目
標検出処理をすることにより、S/N比を改善すること
ができ、さらに様々なドップラ周波数を持つクラッタに
ついては、クラッタの性質に応じた検出処理をすること
により、探知確率(Pd)を低下させずに、誤警報確率
(Pfa)を低く抑えることができるレーダ信号処理装
置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるレーダ信号処理装置は、パワーロスが
少ないウェイティングのパルス圧縮機能と、パルス圧縮
により生じるレンジサイドローブを抑えるために、上記
ウェイティングで決まるレンジサイドローブのパターン
に起因するプロットを抑圧する機能とを有し、さらに、
ラッタフリー領域での検出率を上げるため、検出スレ
ッショルドを所望の誤警報確率(Pfa)より下げたヒ
ット間振幅差検定系統と、通常のコヒーレント積分(C
INT)機能に続き、検出スレッショルドを所望の誤警
報確率より下げた定誤警報率(CFAR)処理を同時に
行う系統と、の2つの信号処理系統を有し、それら2系
統の出力の論理積をとることにより、所望の誤警報確率
を満たしつつ、検出性能を改善する機能と、を有する
、同一コヒーレント・パルス・インタバル(CP
I)内のデータで処理を行う代わりに、異なるCPIの
間の相関処理として、異なるCPIの検出処理系のう
ち、どちらか一方が検出されれば検出有りとする2中1
検定処理を行うことにより検出率を改善するものであ
る。また、異なるCPIの検出系のうち、両系とも検出
していれば、検出有りとし、一方の検出系のみ検出して
いれば、さらにスレッショルドを設けてそれを通過すれ
ば、検出有りとすることにより検出率を改善するもので
ある。さらに、異なるCPIの検出系の検出後の振幅を
加算処理するNCINT処理をすることにより検出率を
改善するものである。さらにまた、異なるCPIの検出
系に対し、前記2中1検定処理と前記NCINT処理と
を両方行い、さらにその結果に対して前記2中1検定処
理を行うことにより検出率を改善するものである。ま
、異なるCPIの検出系に対し、該異なるCPIの検
出系の検出後の振幅を加算処理するNCINT処理の結
果と、前記NCINT処理を施さない、そのままの検出
処理系の結果とを、仰角、方位によって切り替えること
により検出率を改善するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して説明する。
【0011】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1に係るレーダ信号処理装置の概略構成を示す機能
ブロック図である。図1において、1はパワーロスの少
ないウェイティングのパルス圧縮(以下、LOW−LO
SS PCと称す)回路、2〜7はノーマル系の検出回
路で、2はコヒーレント積分(CINT)回路、3はC
FAR(定誤警報率)回路、4はCFAR回路3におい
てリファレンスセルの平均値を利用して作成するドップ
ラ毎のクラッタマップ、5はドップラ毎のクラッタマッ
プ4から、クラッタのドップラの広がり、大きさを分析
するクラッタ分析回路、6はノーマル系における、コヒ
ーレント積分回路2及びCFAR回路3によるCINT
(コヒーレント積分)検出と、後述するヒット間振幅差
検定回路7によるヒット間振幅差検定検出との双方が検
出された場合のみ検出出力を発生するAND回路、7は
ヒット間の振幅差に注目して、ノイズから目標を分離す
るヒット間振幅差検定回路、8〜11はクラッタ領域に
対して有効なMTI系の検出処理であり、8はMTI
(移動標的指示)回路、9はDPD(デジタルパルスド
ップラ)回路、10はCFAR(定誤警報率)回路、1
1は異なるCPIの検出系の検出後の振幅を加算処理す
るNCINT回路であり、12は、クラッタ分析回路5
の分析結果によりクラッタ領域に対しては8〜11のM
TI系の処理結果を、クラッタフリーエリアにおいて
は、2〜7のノーマル系の処理結果を選択する。13
は、LOW−LOSS PC回路1によりレンジサイド
ローブが十分には抑圧されてないので、レンジサイドロ
ーブのパターンに応じて検出されるレンジサイドローブ
プロットを抑圧するレンジサイドローブプロット抑圧回
路である。
【0012】受信機から信号がLOW−LOSS PC
回路1に入力され、パルス圧縮される。図2にリニアチ
ャープ式パルス圧縮回路の例を示す。図2において、1
4は高速フーリエ変換(FFT)回路、15は逆高速フ
ーリエ変換(IFFT)回路、16はウェイティング、
17は送信時に使用したチャープ波形の共役複素のチャ
ープ波形を表す逆チャープデータである。ノーウェイト
のリニアチャープ式のパルス圧縮では、レンジサイドロ
ーブは、図3に示すように、信号のピークから約13d
Bダウンであるので、大きなS/N比の目標に対しては
かなり大きなサイドローブが出ることになり、目標の真
位置の前後に、目標のゴーストのように、レンジサイド
ローブによるプロットが出てしまう。また、目標信号の
レンジサイドローブの運動によるドップラシフトのため
に、パルス圧縮処理による信号の積み上げがうまく働か
なくなることもある。これを避けるために、通常ウェイ
ティングを入れてレンジサイドローブを下げるが、この
とき信号のピーク(レンジメインローブ)も小さくな
る。この様子を図3に示す。図3において、18はノー
ウェイトの場合の信号のレンジメインローブで、19は
そのときの第1レンジサイドローブである。20はウェ
イトを入れた場合のレンジメインローブで、21はその
場合の第1レンジサイドローブである。この図のよう
に、一般にウェイティングを入れることにより、レンジ
サイドローブを抑えることが可能であるが、そのため信
号のピークも下がってしまい、S/N比を損失する。例
えば、サイドローブがピークに対して45dB低いテー
ラー・ウェイティングでは、S/N比の損失が1.5d
Bあるとされている。このS/N比損失(パワーロス)
は、サイドローブの抑圧効果を緩めれば、小さくでき
る。従って、レンジサイドローブによる誤警報を抑圧す
るために、大きなレンジサイドローブ抑圧効果のあるウ
ェイティングを使用した場合、より小さなレンジサイド
ローブ抑圧効果のウェイティングを使用することにより
パワーロスが無くなり、検出確率(以下、Pdと称す)
を上げることができる。しかしながら、一方、レンジサ
イドローブが大きくなっているので、レンジサイドロー
ブの位置も目標と誤って検出される確率も高くなるが、
レンジサイドローブの位置はメインローブの位置(目標
の真の位置)に対して決まっているので、プロットにな
った時点で、その位置のプロットはレンジサイドローブ
によるものであるとして棄却できる。これを行うのが、
レンジサイドローブプロット抑圧回路13である。
【0013】図1において、ノーマル系の検出はCIN
T回路2、CFAR回路3及びヒット間振幅差検定回路
7により行われる。この場合、CFAR回路3の定誤警
報率(CFAR)係数を所望の誤警報確率(Pfa)を
満たす値よりも低めに設定することにより、検出確率
(Pd)を上げることができる。一方、ヒット間振幅差
検定回路7では、同一レンジビンの同一コヒーレント・
パルス・インタバル(以下、CPIと略称)内の振幅
が、信号ではほぼ一定であり、ノイズではレーリー分布
状に散らばることに注目して、スレッショルドを設定す
る。この演算は、例えば各ヒットの間の振幅の分散を算
出して、その値が一定値より小さければ信号有りとして
AND回路6に出力信号を送る。このときのスレッショ
ルドは、Pfa及びPdの値が大きめになるように少し
甘めの値にしておく。AND回路6では、上記2つの回
路3,7から検出出力があった場合、すなわち両方とも
検出有りとした場合のみ検出ありとして、後段のビデオ
選択回路12に出力する。これにより、振幅が大きく且
つヒット間の振幅の分散が小さいもののみが信号として
出力されることになり、所望のPfaが達成され、かつ
Pdの値を大きくすることができる。
【0014】CINT回路2において各ドップラバンク
毎に出力された信号に対して、CFAR回路3では、通
常のCA−CFAR(Cell Averaging−
Constant False Alarm Rat
e)(セル平均−定誤警報率)処理を実施するだけでな
く、CFARのリファレンスセルの平均値を出力し、ド
ップラ毎クラッタマップ4を作成する。この様子を図4
に示す。図4において、22、23はリファレンスセ
ル、24、25はそれぞれリファランスセル22、23
の加算を行う加算器、26は注目セル、27、28はそ
の注目セルに対するガードセル、29はリファレンスセ
ルの平均をとり、且つCFAR定数のK倍を行ってスレ
ッショルドを計算するための係数K/2m乗算器、30
はスレッショルドと注目セル26の比較を行う比較器、
31はドップラ毎に存在する乗算器29の出力と、前回
スキャンまでのクラッタマップ4の値から加重平均を算
出して、スキャン平均をしてクラッタマップを作成する
クラッタマップ作成回路31である。クラッタ分析回路
5では、ドップラ毎クラッタマップ4を用いて、クラッ
タの最大振幅のドップラ、及びドップラの広がりを分析
し、クラッタ領域かどうか判定する。クラッタ領域と判
定された領域はビデオ選択回路12に送られる。またク
ラッタの最大振幅値とクラッタのドップラの位置、ドッ
プラの広がりにより、MTI系のDPD回路9及びNC
INT回路11の組合せを決定する。例えば、1CPI
のヒット数が32の場合、例えば、16ヒット毎のDP
D(デジタルパルスドップラ)処理を2回実施し、それ
ぞれについてCFAR回路10を通過させた後、対応す
るドップラ毎にNCINT処理をすることによりS/N
比の改善を行う。これにより、クラッタに適したDPD
処理、NCINT処理の組合せを選択し、クラッタ抑圧
効果を改善することができる。
【0015】以上の装置構成により低いS/N比に対し
ても検出確率(Pd)を確保し、誤警報確率(Pfa)
を所望の値に保つことができる信号処理装置を構成する
ことができる。
【0016】実施の形態2.また上記の実施の形態1に
おいて、MTI系のCFAR回路10のCFARを、図
5で示すように構成することもできる。図5において、
32、33はリファレンスセル、34、35はリファレ
ンスセルの加算器、36は注目セル、37、38はガー
ドセル、39はリファレンスセルの和からリファレンス
セルの平均を算出して、この平均値にCFAR係数
(K)41を掛け算してスレッショルドを算出する乗算
器、40は乗算器39からのスレッショルドと注目セル
36の値とを比較する比較器、42はドップラ毎のクラ
ッタマップからクラッタの振幅密度分布を分析するクラ
ッタ振幅密度分析回路である。図5において、32〜4
1までは通常のCA−CFARと同等であるが、クラッ
タ振幅密度分析回路42において、ドップラ毎のクラッ
タの振幅密度分布を算出して分布の形状を検定する。こ
れは、例えばワイブル分布と仮定し、その際の形状パラ
メータを推定する等の手法が考えられる。このようにし
て分析したクラッタの振幅密度分布を分析し、その分布
に最も適したCFAR係数Kを選択し、その値をCFA
R係数41へ設定する。これらの動作により、クラッタ
を抑圧する効果を得ることができる。
【0017】実施の形態3.さらに、上記の実施の形態
1において、LOW−LOSS PCを用いる代わり
に、目標の振幅が大きくなる可能性のあるレーダ近縁
(近距離)においてはパワ−ロス(LOSS)のおおき
なウェイティングのパルス圧縮(PC)を行い、目標の
振幅が大きくなる可能性の小さい遠方では、クラッタが
殆ど無いことも考慮してLOW−LOSS PCを用い
ることにより、レンジサイドローブプロット抑圧回路を
省略するいことも可能となり、より小さな(少ない)装
置規模で遠方の小さな目標に対してもPdを改善するこ
とができる。本実施の形態3の装置構成を図6に示す。
図6において、43は遠距離のデータか近距離のデータ
かを判断して、近距離データならウェイトによるS/N
比損失が大きいLOSS PC回路44へ、遠距離デー
タならウェイトによるS/N比損失が小さいLOW−L
OSS PC回路1へ受信エコーデータを分配する距離
分離器である。なお、パルス圧縮PC回路1、44の前
のデータは重なりがあるので、中間距離の部分のデータ
はLOSS PC回路44にも、LOW−LOSS P
C回路1にも分配が必要である。
【0018】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4の概略装置構成を示す機能ブロック図である。この実
施の形態4では、図1において、CINT回路2の出力
をレンジサイドローププロット抑圧回路13へ入力する
ようにしたものである。すなわち、上記の実施の形態1
または2において、レンジサイドローブに起因するプロ
ットの抑圧機能として、位置情報、振幅情報だけでな
く、位相情報を使うにより、真の目標の位相及びドップ
ラと同じプロットで且つ位置、振幅が当該目標のレンジ
サイドローブの値に一致するものは棄却することによ
り、レンジサイドローブの抑圧効果を改善することがで
きる。これにより、LOW−LOSS PCのウェイテ
ィングを更にロスの少ないものにできるので、より小さ
な目標のPdを改善できる。
【0019】実施の形態5.また、上記の実施の形態1
または2において、同一CPI内のデータでPdの改善
を図る代わりに、異なるCPI間の相関処理として、異
なるCPIの検出処理系のうち、どちらか一方が検出さ
れれば検出有りとする2中1検定を用いることにより、
検出確率を改善することができる。図8に本実施の形態
5を、前記実施の形態1に適用した例を示す。図8にお
いて45は2つの異なるCPIの入力を異なる処理系に
振り分けるCPI振り分け回路で、46は異なる2つの
CPIの処理系の処理結果のうち、どちか一方でも検出
ありの場合には検出ありとするOR回路である。異なる
2つのCPIが、幾何学的に隣り合う方位のデータなら
ば、双方のデータに相関があるため、基本的には両系と
も検出されるはずであるが、S/N比が小さい場合に
は、たまたまどちらか一方の系では検出できない場合が
ある。その場合でも、本構成によると信号が問題なく検
出できるので、Pdを改善することができる。また図8
においては、MTIの処理系やクラッタマップ作成につ
いては省略したが、これらも勿論複数にもできる。
【0020】実施の形態6.さらに、上記の実施の形態
5において、異なるCPI間の相関処理として、2中1
検定を行う代わりに、異なるCPIの検出処理系の出力
を両系検出の2中2と、どちらか一系のみ検出の2中1
に分類し、2中2検出の場合は無条件に検出有りとし、
2中1検出の場合は第2スレッショルドを越える場合に
のみ検出ありとすることにより、検出確率を改善するこ
とができる。図9に本実施の形態6を、前記実施の形態
1に適用した例を示す。図9において、47は2つの異
なるCPI処理系の検出出力を2中2検出か、2中1検
出かに分類、分配する2中N分類回路で、48は2中1
検出のデータに対して再度スレッショルドを課す第2ス
レッショルド回路である。本構成によると、CFAR回
路3のスレッショルドを下げることにより、Pdの改善
を図れる。一方、Pfaについては、2中1検出の場合
には、第2スレッショルドを越えないものについては最
終的なフォールス(誤検出)にならないので、Pfaは
悪化しない。また図9においては、MTIの処理系やク
ラッタマップ作成については省略したが、これらも勿論
複数にもできる。
【0021】実施の形態7.さらにまた、上記の実施の
形態5において、異なるCPI間の相関処理として、2
中1検定を行う代わりに、異なるCPIの検出処理系の
出力の振幅をNCINT処理し、その振幅値が第2スレ
ッショルドより大きい場合にのみ検出有りとすることに
より、検出確率を改善することができる。図10に本実
施の形態7を、前記実施の形態1に適用した例を示す。
図10において、49は2つの異なるCPI処理系の検
出出力振幅を加算するNCINT回路である。本構成に
よると、CFAR回路3のスレッショルドを下げること
により、Pdの改善を図ることができる。一方、Pfa
については両系とも検出され、且つその振幅和が第2ス
レッショルドを越えないものについては最終的なフォー
ルスにならないので、Pfaは悪化しない。また、図1
0においては、MTIの処理系やクラッタマップ作成に
ついては省略したが、これもら勿論複数にも出来る。
【0022】実施の形態8.また、上記の実施の形態5
において、異なるCPI間の相関処理として、2中1検
定を行う代わりに、異なるCPIを更に別々のCFAR
回路で検出処理をし、そのそれぞれの振幅をNCINT
処理して第2スレッショルドと比較する処理系と、どち
らかが検出したならば検出有りとする2中1処理系とを
作り、さらにその2つの処理系のうち、どちらかが検出
すれば検出ありとする2中1検出をすることにより、検
出確率を改善することができる。図11に本実施の形態
8を、前記実施の形態1に適用した例を示す。図11に
おいて、50〜53はスレッショルドが全て異なるCF
AR回路である。本構成によれば、CFAR回路50、
51のスレッショルドを上げることにより、Pfaを下
げつつ、2つのCPIのどちらかが検出すれば検出され
るので、Pdを確保できる。一方、CFAR回路52、
53については、スレッショルドを下げることにより、
Pdを改善しつつ、異なるCPIの検出系の検出後の振
幅を加算処理するNCINT処理後の第2スレッショル
ドで検出されるほどの振幅があるような場合しか、Pf
aは悪化しない。これら2つの系のどちらかで検出すれ
ば検出するので、Pdの改善が望める。また、図11に
おいては、MTIの処理系やクラッタマップ作成につい
ては省略したが、これらも勿論複数にもできる。
【0023】実施の形態9.さらに、上記の実施の形態
5において、異なるCPI間の相関処理として、2中1
検定を行う代わりに、異なるCPIを更に別々のCFA
R回路で検出処理をして、そのそれぞれの振幅をNCI
NT処理して第2スレッショルドと比較する処理系と、
2つのCPIのデータを検出する2つの処理系との総計
3つの処理系を作る。最後に、それら3つの処理系のう
ち、測角結果がビームノーズ付近であれば当該の処理系
を選択し、2つのビームの谷間近辺であれば、NCIN
T系を選択することにより、検出確率を改善することが
できる。図12に本実施の形態9を、前記実施の形態1
に適用した例を示す。図12において、54は、ビーム
ノーズ方位であればCFAR回路50または51のうち
当該CPIの処理系の出力を、ビームの谷間であれば、
NCINT処理系の出力を選択する出力選択回路であ
る。本構成によれば、S/N比が比較的大きいビームノ
ーズ付近の場合には、比較的高めのスレッショルドを持
つCFAR回路50、51の処理系出力が出力されるの
で、Pdを確保しつつPfaを下げることができる。一
方、ビームの谷間あたりの場合には、低めのスレッショ
ルドを持つCFAR回路52、53で検出率を確保しつ
つ、ノイズの場合には、2つの振幅和がそれほど積み上
がらないのでPfaが改善される。これら3つの系の何
れかで検出すれば検出するので、Pdの改善が望める。
また、図12においては、MTIの処理系やクラッタマ
ップ作成については省略したが、これらも勿論複数にも
できる。
【0024】以上のように本発明によれば、クラッタの
性質をノーマル系のCFAR回路を利用してクラッタマ
ップを作成するので、信号処理の規模が大きくならず、
またパルス形状検定を行うので、ノーマル系の誤警報確
率(Pfa)、探知確率(Pd)を両方改善でき、さら
に、クラッタマップに応じたCFAR係数の制御によ
り、クラッタ抑圧能力も向上する。さらに、固定クラッ
タ用のクラッタマップを別に設け、位置とドップラで参
照、消去することにより、グランドクラッタ等のポイン
トクラッタの抑圧性能も向上できる効果がある。
【0025】
【発明の効果】本発明によるレーダ信号処理装置は、パ
ワーロスが少ないウェイティングのパルス圧縮機能と、
パルス圧縮により生じるレンジサイドローブを抑えるた
めに、上記ウェイティングで決まるレンジサイドローブ
のパターンに起因するプロットを抑圧する機能とを有す
るので、パワーロスの少ないウェイティングのパルス圧
縮で探知確率(Pd)を改善することができる。ま
ラッタフリー領域での検出率を上げるため、検出スレ
ッショルドを所望の誤警報確率(Pfa)より下げたヒ
ット間振幅差検定系統と、通常のコヒーレント積分(C
INT)機能に続き、検出スレッショルドを所望の誤警
報確率より下げた定誤警報率(CFAR)処理を同時に
行う系統と、の2つの信号処理系統を有し、それら2系
統の出力の論理積をとることにより、所望の誤警報確率
を満たしつつ、検出性能を改善する機能と、を有するの
で、ヒト間位相差振幅検定と通常のコヒーレント積分
の並列処理で探知確率(Pd)を改善することができ
る。さらにまた、同一コヒーレント・パルス・インタバ
ル(CPI)内のデータで処理を行う代わりに、異なる
CPIの間の相関処理として、異なるCPIの検出処理
系のうち、どちらか一方が検出されれば検出有りとする
2中1検定処理を行うことにより、探知確率(Pd)を
改善することができる。また、異なるCPIの検出系の
うち、両系とも検出していれば、検出有りとし、一方の
検出系のみ検出していれば、さらにスレッショルドを設
けてそれを通過すれば、検出有りとするので、異なるC
PIのデータを2中N検定することにより探知確率(P
d)を改善する。さらに、異なるCPIの検出系の検出
後の振幅を加算処理するNCINT処理をすることによ
り、探知確率(Pd)を改善することができる。さらに
また、異なるCPIの検出系に対し、前記2中1検定処
理と前記NCINT処理とを両方行い、さらにその結果
に対して前記2中1検定処理を行うことにより、探知確
率(Pd)を改善することができる。また、異なるCP
Iの検出系に対し、該異なるCPIの検出系の検出後の
振幅を加算処理するNCINT処理の結果と、前記NC
INT処理を施さない、そのままの検出処理系の結果と
を、仰角、方位によって切り替えることにより、探知確
率(Pd)を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるレーダ信号処理
装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるレーダ信号処理
装置におけるパルス圧縮回路の機能構成を示すブロック
図である。
【図3】 本発明の実施の形態1によるレーダ信号処理
装置におけるパルス圧縮後の波形におけるウェイティン
グの有無の各一例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1によるレーダ信号処理
装置におけるノーマル系のCFAR回路の機能構成を示
すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態2によるレーダ信号処理
装置におけるMTI系のCFAR回路の機能構成を示す
ブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態3によるレーダ信号処理
装置の全体の機能構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態4によるレーダ信号処理
装置の全体の機能構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態5によるレーダ信号処理
装置の全体の機能構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態6によるレーダ信号処理
装置の全体の機能構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態7によるレーダ信号処
理装置の全体の機能構成を示すブロック図である。
【図11】 本発明の実施の形態8によるレーダ信号処
理装置の全体の機能構成を示すブロック図である。
【図12】 本発明の実施の形態9によるレーダ信号処
理装置の全体の機能構成を示すブロック図である。
【図13】 従来例1のレーダ信号処理装置の機能構成
示すブロック図である。
【図14】 従来例2のレーダ信号処理装置の機能構成
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 LOW―LOSS PC、2 CINT定回路、3
CFAR回路、4ドップラ毎クラッタマップ、5 ク
ラッタ分析回路、6 AND回路、7 ヒット間位相差
検定回路、8 MTI回路、9 DPD回路、10 C
FAR回路、11 NCINT回路、12 ビデオ選択
回路、13 レンジサイドローブプロット抑圧回路、1
4 FFT回路、15 IFFT回路、16 ウェイテ
ィング回路、17 逆チャープデータ、18 ノーウェ
イト時のレンジメインローブ、19 ウェイト有りの時
のレンジメインローブ、20 ノーウェイト時のレンジ
サイドローブ、21 ウェイト有りの時のレンジサイド
ローブ、22 前側リファレンスセル、23 後側リフ
ァレンスセル、24 加算回路、25 加算回路、26
注目セル、27 前側ガードセル、28 後側ガード
セル、29 乗算回路、30 比較器、31 クラッタ
マップ作成回路、32 前側リファレンスセル、33
後側リファレンスセル、34 加算回路、35 加算回
路、36注目セル、37 前側ガードセル、38 後側
ガードセル、39 乗算回路、40 比較器、41 C
FAR係数、42 クラッタ振幅密度分析回路、43
距離分割回路、44 LOSS PC、45 CPI振
り分け回路、46 OR回路、47 2中N分配回路、
49 NCINT回路、50 CFAR回路、51CF
AR回路、52 CFAR回路、53 CFAR回路、
54 出力選択回路、401 ローパスフィルタ、40
2a マップ更新フィルタ、402b クラッタマップ
メモリ、402c 0ドップラ信号ターゲット検出回
路、403MTI回路、404 ドップラフィルタ、4
06 ターゲット検出判定回路、420 CFAR回
路、421 スレッショルド平均化セル制御回路、50
9 受信データ圧縮器、510 最大信号検出器、51
1 受信信号記憶器、513推定受信データ生成器、5
14 不要信号除去器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 雅也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−197624(JP,A) 特開 昭58−195172(JP,A) 特開 昭58−113773(JP,A) 特開 平5−45448(JP,A) 特開 平3−248077(JP,A) 特開 平3−180792(JP,A) 特開 昭63−142280(JP,A) 特開 平9−281226(JP,A) 特開2000−230972(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーロスが少ないウェイティングのパ
    ルス圧縮機能と、 パルス圧縮により生じるレンジサイドローブを抑えるた
    めに、上記ウェイティングで決まるレンジサイドローブ
    のパターンに起因するプロットを抑圧する機能と、を有
    し、さらに、 クラッタフリー領域での検出率を上げるため、検出スレ
    ッショルドを所望の誤警報確率(Pfa)より下げたヒ
    ット間振幅差検定系統と、通常のコヒーレント積分(C
    INT)機能に続き、検出スレッショルドを所望の誤警
    報確率より下げた定誤警報率(CFAR)処理を同時に
    行う系統と、の2つの信号処理系統を有して、 それら2系統の出力の論理積をとることにより、所望の
    誤警報確率を満たしつつ、検出性能を改善する機能を
    するレーダ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項に記載のレーダ信号処理装置に
    おいて、同一コヒーレント・パルス・インタバル(CP
    I)内のデータで処理を行う代わりに、異なるCPIの
    間の相関処理として、異なるCPIの検出処理系のう
    ち、どちらか一方が検出されれば検出有りとする2中1
    検定処理を行うことにより検出率を改善するレーダ信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載のレーダ信号処理装置に
    おいて、異なるCPIの検出系のうち、両系とも検出し
    ていれば、検出有りとし、一方の検出系のみ検出してい
    れば、さらにスレッショルドを設けてそれを通過すれ
    ば、検出有りとすることにより検出率を改善するレーダ
    信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載のレーダ信号処理おい
    て、異なるCPIの検出系の検出後の振幅を加算処理す
    るNCINT処理をすることにより検出率を改善するレ
    ーダ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項に記載のレーダ信号処理装置に
    おいて、異なるCPIの検出系に対し、前記2中1検定
    処理と前記NCINT処理とを両方行い、さらにその結
    果に対して前記2中1検定処理を行うことにより検出率
    を改善するレーダ信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項に記載のレーダ信号処理装置に
    おいて、異なるCPIの検出系に対し、該異なるCPI
    の検出系の検出後の振幅を加算処理するNCINT処理
    と、前記NCINT処理を施さない、そのままの検出処
    理系の結果を、仰角、方位によって切り替えることによ
    り検出率を改善するレーダ信号処理装置。
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