JP3519574B2 - 冷却蒸気配分機構 - Google Patents

冷却蒸気配分機構

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JP3519574B2 JP19844197A JP19844197A JP3519574B2 JP 3519574 B2 JP3519574 B2 JP 3519574B2 JP 19844197 A JP19844197 A JP 19844197A JP 19844197 A JP19844197 A JP 19844197A JP 3519574 B2 JP3519574 B2 JP 3519574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービンの静翼
および分割環に冷却用蒸気を配分する冷却蒸気配分機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に基づいて従来のものを説明する。
ガスタービンにおいて、タービン静翼とガス流路壁の動
翼の外径の相対する位置に配置された分割環を蒸気で冷
却することが提案されている。
【0003】この場合冷却蒸気の流し方には、各静翼お
よび分割環それぞれを供給母管および回収母管に接続す
るいわゆる並列接続と、第1段静翼を出た蒸気を自列の
分割環に供給し、以下同様にして全段を順番に流して、
最後の段で回収する直列接続と、更にこの並列、直列の
両者を組み合わせた方法がある。
【0004】図2に示すものは前記直列接続に属するも
のであり、蒸気供給管21から導入された蒸気は分岐管
22から第1段静翼23に供給され、第1段静翼23を
出た後分岐管24、母管25を経て第1段分割環26に
供給される。
【0005】次いで前記第1段分割環26を出た冷却蒸
気は、前記第1段と同様に第2段静翼、分岐管、母管を
経て第2段分割環と流れ、蒸気回収管27に集められて
回収される。
【0006】なお、タービンの各段落における静翼一列
分の翼枚数は、性能上最適であるよう各段落で決められ
る。またこれに続く分割環も熱応力と歪みを小さくする
見地から一円周を適切な数に分割される。すなわち、静
翼の翼枚数および分割環の分割数の最適値は各段落毎に
異なるものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように各段落
における静翼一列分の翼枚数および分割環の分割数は各
段落の事情に応じて独立的に設定され、互いに異なる数
に分割されているが、供給される冷却蒸気は、同一列内
の各個に均等に配分されるような配管を行わねばならな
い。
【0008】通常の基本配管として、最初の段落の入口
側と最後の段落の出口側には円環状に母管が設けられ、
その母管から初段の各個の静翼に、また最後段落の分割
環の各個から母管にそれぞれ分岐管を設けている。
【0009】また、これと同時に各段落間にも母管を設
け、前段の回収蒸気は一旦この段落間の母管に集め、そ
の母管から次の段落の各個のものに分岐管を連通して冷
却蒸気を供給するようになっている。
【0010】また、このような配管においては、限られ
たスペース内に多数の配管を熱応力を出来るだけ小さく
抑え、かつ製作、保守等に際して組立、分解が容易に行
えるように配設しなければならないという要求がある。
【0011】本発明はこのような背景の下、前記基本配
管の思想下で、より円滑に冷却蒸気の供給、配分を行
い、ガスタービンの効率向上に寄与するようにした冷却
蒸気の配分機構を提供することを課題とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した課題
を解決すべくなされたもので、ガスタービンの静翼列と
分割環列との間を周方向に複数に分割した母管で連結し
た冷却蒸気配分機構を提供するものである。
【0013】すなわち、ガスタービンの静翼列と分割環
列との間に設けた母管は全周で単一な母管ではなく、複
数に分割した母管を採用したので、関連配管グループの
拘束が分断され、熱応力の影響を小さなものとし、設
計、製作、組立等の自由度を大きなものとするものであ
る。
【0014】また本発明は、前記母管の分割数は前後の
静翼および分割環の数の最大公約数にすると共に、母管
の複数の流出口で出力流量を均等にする最小断面積とし
た冷却蒸気配分機構を提供するものである。
【0015】すなわち、母管の分割に際しては、上流、
下流の静翼または分割環の数を配慮し、その最大公約数
を以て母管分割数とすることにより、母管に流入する入
口側と出口側の入出力バランスを良好なものとし、また
母管の断面積を一母管に連通した複数の流出口に均等な
出力流量を得られる大きさに選定することにより、この
面からも全体の流れのバランスを良好なものに保つよう
にしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1に基
づいて説明する。
【0017】図1は本実施の形態における第1段落と第
2段落の周方向半分(180°分)の機器の分割配列と
冷却蒸気の連通関係を、軸方向を横に、周方向を縦にと
って幾何学模様状にパターン化して平面に展開した模式
図である。
【0018】符号を図面の最上段のものに代表して付け
たが、各列とも同一の部材が並んでおり、1は第1段静
翼、2は第1段分割環、3は第2段静翼、4は第2段分
割環を示し、また、6は第1段静翼1と第1段分割環2
の間の母管、7は第1段分割環2と第2段静翼3の間の
母管、8は第2段静翼3と第2段分割環4の間の母管を
示している。
【0019】なお、5は第1段静翼1の上流の蒸気供給
側に配置され同第1段静翼1へ冷却蒸気を供給する冷却
蒸気供給管、9は第2段分割環4の下流の蒸気回収側に
配置され、同第2段分割環4の蒸気をまとめて回収する
冷却蒸気回収管を示している。
【0020】このような配列の本実施の形態において、
いま設計条件から、第1段静翼1の翼数は32、第1段
分割環2の分割数は48、第2段静翼3の翼数は36、
そして第2段分割環4の分割数は48となっている。
【0021】従って図1ではその半周分、すなわち18
0°分を幾何学模様状に○印で表示したので、ここには
第1段静翼1に相当する○印が16個、第1段分割環2
に相当する○印が24個、第2段静翼3に相当する○印
が18個、そして第2段分割環4に相当する○印が24
個示されている。
【0022】次に静翼と分割環との間に配置された各母
管6、7、8についてみると、各母管はその上流と下流
の静翼および分割環の数の最大公約数に相当する分割数
に分割されている。
【0023】即ち母管6は上流の第1段静翼1が32
個、下流の第1段分割環2が48個であるので、その最
大公約数の16分割され(図上には半分の8個が長円状
の幾何学模様で表示した。以下他の母管7、8も同
様)、母管7は上流の第1段分割環2が48個、下流の
第2段静翼3が36個であるので、その最大公約数の1
2分割され、また母管8は上流の第2段静翼3が36
個、下流の第2段分割環4が48個であるので、その最
大公約数の12分割されている。
【0024】このように構成された本実施の形態におい
て、冷却蒸気供給管5から図示省略の分岐管によって第
1段静翼1に供給された冷却蒸気は、その翼内部を冷却
した後、図中に並列した矢印で示すように各2個の静翼
に相当する流量が母管6に流入し、同母管6から3分流
して第1段分割環2に流出する。
【0025】次に母管7では、上流の第1段分割環2の
4個に相当する冷却蒸気を受けてこれを下流の各3個の
第2段静翼3に3分流して供給し、同様に母管8では上
流の第2段静翼3の3個から3分流の冷却蒸気を供給さ
れ、下流の第2段分割環4に4分流して供給し、最後に
各第2段分割環4から図示省略の分岐管で冷却蒸気回収
管9に回収される。
【0026】このように各母管6、7、8はそれぞれそ
の上流の静翼または分割環と、下流のそれ等の分割数の
最大公約数でその分割数を決めているので、各母管6、
7、8はそれぞれの列単位でみれば各分割体の流入、流
出条件が均等であり、周方向での流れのバランスが取れ
たものとなる。
【0027】また、各母管6、7、8ともに上流と下流
の静翼または分割環の分割数が異なることから、冷却蒸
気の流入口と流出口の数が互いに異なり、母管内でクロ
スフローが生じて各流出口の出力流量がばらつく原因を
持っているが、母管の断面積を各設計条件で決まる一定
の大きさにすることによりこのばらつきの発生を抑え各
出力流量が均等になるように工夫を加えている。
【0028】この様に本実施の形態によれば、冷却蒸気
を配分し集合させる母管6、7、8を前後の機器とバラ
ンスを取って周方向で分割したので、周方向の熱応力を
小さいものにし、かつ冷却蒸気の流れも安定したものと
し、組立、分解等も容易な好適な冷却蒸気の配分構成を
得るようにしたものである。
【0029】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上本発明によれば、冷却蒸気配分機構
をガスタービンの静翼列と分割環列との間を周方向に複
数に分割した母管で連結して構成したので、このように
ガスタービンの静翼列と分割環列との間に設けた母管は
全周で単一な母管ではなく、複数に分割した母管とした
ことにより、関連配管グループの拘束が分断され、熱応
力の影響を小さなものとし、設計、製作、組立等の自由
度を大きくし、かつガスタービンの効率向上に大いに寄
与することができたものである。
【0031】また、請求項2の発明によれば、前記母管
の分割数は前後の静翼および分割環の数の最大公約数に
すると共に、母管の複数の流出口で出力流量を均等にす
る最小断面積としたことにより、母管に流入する入口側
と出口側の入出力バランスを良好なものとし、また母管
の断面積を一母管に連通した複数の流出口に均等な出力
流量を得られる大きさに選定することにより、この面か
らも全体の流れのバランスを良好なものに保ち、前記同
様ガスタービンの効率向上に大いに寄与することができ
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る冷却蒸気配分する
母管の分割構造を幾何学的形状で展開して模式的に示す
説明図。
【図2】静翼、分割環等の配列構造を示す説明図。
【符号の説明】
1 第1段静翼 2 第1段分割環 3 第2段静翼 4 第2段分割環 5 冷却蒸気供給管 6、7、8 母管 9 冷却蒸気回収管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01D 25/12 F01D 9/02 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの静翼列と分割環列との間
    を周方向に複数に分割した母管で連結したことを特徴と
    する冷却蒸気配分機構。
  2. 【請求項2】 前記母管の分割数は前後の静翼および分
    割環の数の最大公約数にすると共に、母管の複数の流出
    口で出力流量を均等にする最小断面積としたことを特徴
    とする請求項1に記載の冷却蒸気配分機構。
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