JP3517684B2 - 混捏装置 - Google Patents

混捏装置

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JP3517684B2
JP3517684B2 JP2001130974A JP2001130974A JP3517684B2 JP 3517684 B2 JP3517684 B2 JP 3517684B2 JP 2001130974 A JP2001130974 A JP 2001130974A JP 2001130974 A JP2001130974 A JP 2001130974A JP 3517684 B2 JP3517684 B2 JP 3517684B2
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幸雄 細川
憲人 川井田
高志 辻内
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株式会社フジサワ・マルゼン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製パンや製菓等に
使用される混捏装置、特に、原料紛の供給通路の清掃作
業性に優れた混捏装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の混捏装置1は、図9に示すよう
に、原料粉を貯蔵するホールディングビン(ホッパ)2
と、被混捏体を混捏するミキサ3と、ホールディングビ
ン1とミキサ3とを連通するダンパケーシング(供給通
路)4と、該ダンパケーシング4に設けられたバタフラ
イ型ダンパ(調節弁)5とを具備してなる。
【0003】前記ホールディングビン2は、中央近傍か
ら下方へ向けて縮径された円管状のものであって、パン
や菓子の材料となる各種粉を混合した原料粉を、ミキサ
3で混捏する前に一時的に貯蔵するためのものである。
ホールディングビン2の上部開口にはエア抜き用のフィ
ルタ7が設けられており、一方、下部開口は、貯蔵され
た原料粉を排出するための排出口であり、ダンパケーシ
ング4と接合させるためのフランジが設けられている。
さらに、ホールディングビン2は、側壁において空気コ
ンベア6が連通され、該空気コンベア6により原料粉が
空気とともにホールディングビン2内へ運搬され、原料
粉を輸送した空気は該フィルタ7により原料粉が取り除
かれてホールディングビン2の外部へ流出し、原料粉は
ホールディングビン2の内部空間に貯蔵されるものとな
っている。
【0004】前記ミキサ3は、断面がU字状のミキシン
グボウル90と、該ミキシングボウル90の上部開口を
塞ぐ上部カバー91と、ミキシングボウル90の内部空
間に設けられて被混捏体を混捏する回転羽根92とを備
えたものであり、さらに上部カバー91には原料粉が投
入されるための供給口が設けられ、該供給口にはダンパ
ケーシング4と接合させるためのフランジが設けられて
いる。このように構成されたミキサ3は、図示しないミ
キサフレームにより、上部カバー91がホールディング
ビン2の下方に設置されるとともにミキシングボウル9
0が該上部カバー91の下方に揺動自在に設置されるこ
とにより、該ホールディングビン2から前記供給口を経
て供給された原料粉及び捏水等を、ミキシングボウル9
0内で回転羽根92の回転により混捏し、混捏終了後、
ミキシングボウル90が揺動されることにより上部開口
から被混捏体を取り出すことが可能なものとなってい
る。
【0005】前記ダンパケーシング4は円管状のもの
で、上部開口においてホールディングビン2の排出口
と、下部開口において前記上部カバー91の供給口と接
合させるためのフランジが夫々設けられており、ボルト
93によりホールディングビン2及び上部カバー91と
夫々締結されることにより、ホールディングビン2とミ
キサ3とを連通する。
【0006】また、ダンパケーシング4の管内には、バ
タフライ型ダンパ5が設けられている。該バタフライ型
ダンパ5は、ダンパケーシング4の軸方向と直交する方
向に弁棒94が設けられ、該弁棒94を回転軸として、
ダンパケーシング4の内径と略同一の直径の円板状のバ
タフライプレート95が設けられたものであり、弁棒9
4の回転をダンパケーシング4の外側から調節すること
により、バタフライ型ダンパ5の開閉を制御できるもの
となっている。バタフライ型ダンパ5は、原料粉が空気
コンベア6より空気輸送されてホールディングビン2に
貯蔵される際には、バタフライプレート95がダンパケ
ーシング4の通路を塞ぐ位置、即ちバタフライプレート
95が水平となるように弁棒94が回転、固定されて、
原料粉が前記ミキシングボール90内へ落下するのを防
止し、一方、貯蔵された原料粉をミキサ3に供給する際
には、バタフライプレート95が垂直となる方向に弁棒
94が回転されて、ダンパケーシング4の通路が開か
れ、原料粉が前記上部カバー91の供給口を経てミキシ
ングボウル90内に自然落下する。このようにして、ホ
ールディングビン2における原料粉の貯蔵、供給を調節
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記混捏装置1を用い
て、例えば製パン等に用いる生地を作るために、原料紛
と捏水等とを混捏する際、原料粉と捏水等が混ざり合っ
た被混捏体が、バタフライプレート95の下面、ダンパ
ケーシング4の内面、ミキサ3の上部カバー91の内面
及び供給口の内面等に飛散して付着することがある。そ
の後、混捏を終えて被混捏体をミキサ3から取り出し、
該付着物を取り除くことなく、再び原料粉の貯蔵及び供
給、さらに混捏工程を行うと、該付着物に新たな原料粉
が付着して堆積する。これを繰り返すことにより、該堆
積が進行して付着物がある程度の大きさになれば、混捏
の際の何らかの衝撃によりミキシングボウル90内へ落
下して、被混捏体に異物(堆積した付着物)として混入
することもある。また、被混捏体に異物として混入せず
とも、付着物を長期間に渡って放置しておくことによ
り、細菌が繁殖する可能性もある。
【0008】従って、混捏装置1、特にダンパケーシン
グ4の内面やバタフライ型ダンパ5、更には上部カバー
91の内面は定期的に清掃を行うべきであるが、ダンパ
ケーシング4と、ホールディングビン2及び上部カバー
91とは、各々のフランジをボルト93により締結して
いるため、例えば混捏工程毎に又は1日の終業時に、工
具を用いてボルト93を外し、ダンパケーシング4をホ
ールディングビン2及び上部カバー91から取り外して
清掃を行うことは非常に手間がかかる作業であった。
【0009】これに対して付着物を除去するための清掃
作業を容易とすべく、図10(a)、(b)に示すように、ホ
ールディングビン2又はダンパケーシング4に清掃用の
開口部6a又は6bを夫々設け、通常は蓋7a又は7b
で封止しておき、清掃時に該蓋7a又は7bを取り外し
て、開口部6a又は6bから作業者が手を入れて清掃で
きるようにしたものが考案されている。これによれば、
ダンパケーシング4を取り外すことなくダンパケーシン
グ4の内面やバタフライ型ダンパ5等を清掃できるもの
となるが、開口部6a、6bの開口寸法が十分でない、
開口部6a、6bが作業し難い位置にある、清掃状況が
確認し難い等の問題があり、また、作業者が開口部6
a、6bから手を入れて清掃を行うことにより、ダンパ
ケーシング4の内面やバタフライ型ダンパ5、及び上部
カバー91の内面に堆積された付着物を完全に除去する
には、混捏装置1の内部構造を十分に把握した上で、経
験的な勘や熟練を要するものであった。
【0010】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、供給通路の着脱を簡単に行うことができ、混
捏装置の清掃、特に供給通路及び調節弁の清掃作業が容
易な混捏装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
混捏装置は、原料紛を貯蔵するホッパと、原料紛を含有
する被混捏体を混捏するミキサと、ホッパに貯蔵された
原料紛をミキサに供給するために、ホッパとミキサとを
連通する供給通路と、該供給通路に設けられて原料紛の
供給を調節する調節弁と、を具備してなる混捏装置にお
いて、前記供給通路は、通路方向と交わる方向に可動に
支持されて、ホッパ及びミキサから着脱自在なものであ
る。
【0012】また、本発明(請求項2)は、請求項1に
記載の混捏装置において、前記供給通路は、ホッパ及び
ミキサから脱着された状態において揺動自在に支持され
たものである。
【0013】また、本発明(請求項3)は、請求項1に
記載の混捏装置において、前記供給通路とホッパ或いは
ミキサとの各接合部の、供給通路、又はホッパ或いはミ
キサのいずれか一方の接合面に、パッキン取付溝が夫々
環状に設けられ、各パッキン取付溝に環状の弾性パッキ
ンが夫々嵌入され、各パッキン取付溝の少なくとも一部
に、パッキン取付溝内圧を調整するための給排気路が夫
々設けられたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
混捏装置について図面を用いて具体的に説明する。図1
及び図2は、本発明の実施の形態に係る混捏装置100
の構成を示す正面図及び側面図であるが、図に示すよう
に、本混捏装置100は、原料紛を貯蔵するホールディ
ングビン(ホッパ)101と、原料紛を含有する被混捏
体を混捏するミキサ102と、ホールディングビン10
1に貯蔵された原料紛をミキサ102に供給するため
に、ホールディングビン101とミキサ102とを連通
する可動式ダンパケーシング(供給通路)103と、該
可動式ダンパケーシング103に設けられて原料紛の供
給を調節するバタフライ型ダンパ(調節弁)104とを
具備してなるものである。
【0015】ホールディングビン101は、図1に示す
ように、ミキサフレーム23に設けられた枠体24に支
持されて、可動式ダンパケーシング103の上方に配設
されたものであり、原料粉を排出する下部開口、即ち排
出口に設けられたフランジ10に、排出口と略同径の環
状のエアシール105が設けられている点を除いては、
前述した従来のホールディングビン2と同様であるの
で、この点を詳細に説明し、その他の説明を省略する。
よって、ホールディングビン101には前述と同様に、
フィルタ、空気コンベア等が設けられているが、図にお
いては省略している。また、図2においては、説明の便
宜上、前記枠体24を省略している。
【0016】図3は、図1に1点破線で示した接合部A
の部分拡大断面図であるが、図に示すように、前記フラ
ンジ10には、可動式ダンパケーシング103との接合
面に、環状のエアシールケーシング50がボルト94に
より固定され、該エアシールケーシング50の下面に
は、パッキン取付溝51が、ホールディングビン101
の排出口に沿って環状に凹設されており、該パッキン取
付溝51の奥部からエアシールケーシング50の側面側
へ、給排気路52が穿通されている。また、パッキン取
付溝51には、パッキン取付溝51と略同形の環状であ
り、その溝幅よりやや大きな断面径を有し、弾性変形可
能なOリング(弾性パッキン)53が、パッキン取付溝
51を封止するように嵌入されている。また、給排気路
52には、真空ポンプ等の加減圧を調整できるポンプ
(図示せず)が接続されている。これにより、Oリング
53は、該ポンプによりパッキン取付溝51の内圧を高
めた場合には、パッキン取付溝51から押し出されて可
動式ダンパケーシング103との接合面と圧接し、一
方、パッキン取付溝51の内圧を低下させた場合には、
パッキン取付溝51の溝内に納まって可動式ダンパケー
シング103の接合面から離れるものとなっている。
【0017】なお、前記給排気路52は、パッキン取付
溝51の奥部全体に設ける必要はなく、適当な間隔で数
箇所に設けられていれば十分である。また、ホールディ
ングビン101の支持は、前記枠体24に限定されるも
のではなく、例えば、本混捏装置100が設置される工
場等の天井から吊り下げて、可動式ダンパケーシング1
03の上方に配設する等、その他の構成により支持する
ことができるのは勿論である。
【0018】ミキサ102は、原料粉、捏水等を混捏す
る回転羽根(図示せず)が内部空間に設けられたミキシ
ングボウル20がミキサフレーム23に回転可能に支持
され、上部カバー21が、該ミキシングボウル20の上
部開口を塞ぐようにして、ミキサフレーム23の支持棒
23aに支持されたものであり、前記ホールディングビ
ン101の下方に配設されている。ミキサ102も、原
料粉が供給される上部カバー21の開口、即ち供給口に
設けられたフランジ25にエアシール105が設けられ
ている点を除いては、前述した従来のミキサ3と同様で
あるので、この点を詳細に説明し、その他の説明を省略
する。
【0019】図3に示すように、前記上部カバー21の
供給口に設けられたフランジ25にも前記と同様のエア
シール105が設けられている。具体的には、前記フラ
ンジ25にエアシールケーシング50がボルト94によ
り固定され、該エアシールケーシング50の上面に、パ
ッキン取付溝51が環状に凹設され、該パッキン取付溝
51の奥部からエアシールケーシング50の側面側へ給
排気路52が穿通されており、該パッキン取付溝51に
はOリング53が嵌入されて、パッキン取付溝51を封
止している。これにより、Oリング53は、真空ポンプ
等によるパッキン取付溝51の内圧の調整により、パッ
キン取付溝51から押し出されて可動式ダンパケーシン
グ103との接合面と圧接したり、溝内に納まって可動
式ダンパケーシング103の接合面から離れるものとな
っている。
【0020】なお、前記エアシール105を、前記フラ
ンジ10、25に代えて可動式ダンパケーシング103
の各フランジに夫々固定するものとしてもよいのは勿論
であるが、可動式ダンパケーシング103をスライド移
動及び揺動させる際に、真空ポンプ等との接続チューブ
が干渉しないような構成とする必要があるので、前述し
たように、ホールディングビン101及び上部カバー2
1の各フランジ10、25に設けることが好ましい。
【0021】また、本実施の形態では、各フランジ1
0、25にエアシール105を固定するものとしたが、
各フランジ10、25に十分な厚みがある場合には、該
エアシール105と同様の構造、即ち、パッキン取付溝
51及び給排気路52を各フランジ10、25に直接形
成し、Oリング53を嵌入するようにしてもよい。
【0022】可動式ダンパケーシング103は円管状の
もので、図3で示したように、上部開口においてホール
ディングビン101の排出口と、下部開口において前記
上部カバー21の供給口と接合されるものであり、図1
及び図2に示すように、支持軸30により揺動自在に支
持されるとともに、ガイドレール31に沿って水平方向
にスライド移動可能なものとなっている。なお、ここで
いう揺動とは、可動式ダンパケーシング103が支持軸
30を軸として、例えば下部開口が水平方向を向く程度
まで等、所定範囲だけ回転することをいうが、所定範囲
という規制がない所謂回転を除くものではない。
【0023】更に詳細に説明するに、図1及び図2に示
すように、ガイドレール31は、水平方向にガイド孔3
10が形成された平板状のものであり、ミキサフレーム
23の支持棒23aに、可動式ダンパケーシング103
を挟むようにして夫々直立して固定されている。各ガイ
ドレール31には、台形状のキャリア32が、その下端
側両隅に設けられた車輪33をガイド孔310に係着す
ることによりガイド孔310に沿ってスライド移動自在
に設けられており、各キャリア32の上端側には、可動
式ダンパケーシング103の側周面に突設された支持軸
30が回転自在に連結されている。これにより、可動式
ダンパケーシング103は、ホールディングビン101
とミキサ102との間に、夫々と若干の空隙を開けて支
持されており、また、水平方向にスライド可能、且つ、
揺動自在なものとなっている。
【0024】可動式ダンパケーシング103の管内に
は、バタフライ型ダンパ104が設けられている。該バ
タフライ型ダンパ104は、前述した従来のバタフライ
型ダンパ5と同様のものであり、詳細な説明は省略する
が、図2に示すように、前記支持軸30と同軸上にバタ
フライプレート41が固定された弁軸(図示せず)が設
けられ、エアシリンダ40の進退により可動式ダンパケ
ーシング103の外側から該弁軸が回転されて、バタフ
ライ型ダンパ104が開閉されるものとなっている。な
お、本混捏装置100では、バタフライバルブタイプの
ものを調節弁として採用しているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えばチョークタイプのもの
等、その他周知且つ任意の調節弁を採用できることは勿
論である。
【0025】以下、本混捏装置100の使用方法につい
て説明する。原料粉を捏水等を混ぜ合わせて混捏する、
所謂混捏工程までの使用においては、可動式ダンパケー
シング103は、ホールディングビン101及びミキサ
102の上部カバー21と接合する位置に位置せしめて
(図2)、夫々との接合面を密封する。具体的には、真
空ポンプ等から、ホールディングビン101及び上部カ
バー21に設けられた各エアシール105の給排気路5
2を通じてパッキン取付溝51に圧縮空気を送り、溝5
1の内圧を高めて各Oリング53を可動式ダンパケーシ
ング103との接合面に夫々圧接させることにより、可
動式ダンパケーシング103とホールディングビン10
1及び上部カバー21との接合面を密封する。この状態
において、従来と同様に、空気コンベア(図示せず)か
らホールディングビン101に原料粉を輸送して一時貯
蔵し、原料粉が一定量に達したならバタフライ型ダンパ
104を開いて、原料粉をミキサ102内に自然落下さ
せる。その後、ミキサ102内で原料粉、捏水等の被混
捏体を混捏する。
【0026】混捏工程を終えて被混捏体を取り出した
後、可動式ダンパケーシング103とホールディングビ
ン101及び上部カバー21との接合面の密封を解除す
る。具体的には、真空ポンプ等によりホールディングビ
ン101及び上部カバー21に設けられた各エアシール
105の給排気路52を通じてパッキン取付溝51の溝
内圧を低下させて各Oリング53をパッキン取付溝51
側に夫々引き寄せて、可動式ダンパケーシング103と
の接合面から離す。
【0027】密封が解除されることにより、可動式ダン
パケーシング103とホールディングビン101及び上
部カバー21との間に空隙が生じて、可動式ダンパケー
シング103は、ガイドレール31のガイド孔310に
沿って容易にスライド可能となる。この状態において、
可動式ダンパケーシング103を水平方向にスライド移
動させて、ホールディングビン101及び上部カバー2
1から脱着する(図4)。なお、ホールディングビン1
01及び上部カバー21は、各々独立して前記枠体2
4、支持棒23aに支持されているので、可動式ダンパ
ケーシング103のスライド移動には干渉せずに、可動
式ダンパケーシング103の脱着後も同じ位置に支持さ
れる。
【0028】さらに、脱着された状態において、可動式
ダンパケーシング103を、その軸方向が水平となる程
度まで揺動して固定する(図5)。可動式ダンパケーシ
ング103の固定は、例えば前記支持軸30の回転をロ
ックする係止爪を設ける等、周知且つ任意の手段を用い
ればよい。この状態で、作業者は可動式ダンパケーシン
グ103の内面、バタフライ型ダンパ104、ホールデ
ィングビン101の排出口、及び上部カバー21の供給
口並びに内面等の清掃を行う。
【0029】清掃が完了すれば、前述と逆の手順で可動
式ダンパケーシング103を、ホールディングビン10
1及び上部カバー21と接合する位置に位置せしめ、再
び混捏工程を行う場合は、前述と同様に、真空ポンプ等
から給排気路52を経てパッキン取付溝51に圧縮空気
を送り、各Oリング53を可動式ダンパケーシング10
3との接合面に夫々圧接させて、可動式ダンパケーシン
グ103とホールディングビン101及び上部カバー2
1との接合面を密封する。
【0030】このように、本実施の形態に係る混捏装置
100によれば、可動式ダンパケーシング103を、ガ
イドレール31のガイド孔310に沿ってスライド移動
可能としたので、可動式ダンパケーシング103の着脱
のための作業が簡略化され、清掃作業が容易となる。
【0031】また、可動式ダンパケーシング103を、
ホールディングビン101及びミキサ102の上部カバ
ー21から脱着された状態において揺動自在なものとし
たので、可動式ダンパケーシング103の開口及び内面
を作業者が見やすい位置に揺動することができ、作業者
が清掃状態を目視により確認することが容易となる。
【0032】さらに、可動式ダンパケーシング103
と、ホールディングビン101及びミキサ102の上部
カバー21との接合面の密封を、エアシール105によ
り、各Oリング53を接合面に圧接させることにより行
うこととしたので、ボルト等による締結が不要となり、
可動式ダンパケーシング103とホールディングビン1
01及び上部カバー21との接合面の密封及び解除のた
めの作業が大幅に簡略化される。
【0033】なお、本実施の形態においては、可動式ダ
ンパケーシング103は水平方向にスライド移動できる
ものとしたが、本発明において、可動式ダンパケーシン
グを着脱するための可動方向は特に限定されるものでは
なく、例えば斜め下方にスライド移動するもの等、可動
式ダンパケーシング103を原料粉の通路方向と交わる
方向に移動できるものであればよい。但し、可動式ダン
パケーシングの着脱のための移動を、簡易な構成で、尚
且つ作業者への負担をできる限り少なくするには、水平
方向にスライド移動できるものとすることが好ましい。
【0034】また、可動式ダンパケーシング103の着
脱は、スライド移動に限定されるものではなく、回動
等、その他の可動方法によるものでもよい。例えば図6
及び図7に示すように、例えば、ミキサフレーム(図示
せず)や上部カバー21等のミキサ102の適当な位置
から垂直方向に突設された回転軸34に支持アーム35
の基端を回転自在に設け、該支持アーム35の先端に、
可動式ダンパケーシング103を設けることにより、可
動式ダンパケーシング103を回転軸34周りに回動さ
せて、ホールディングビン101及びミキサ102と着
脱可能とし、さらに、支持アーム35に回転機構36を
設けることにより、脱着された状態において可動式ダン
パケーシング103の開口及び内面を作業者が見やすい
位置まで揺動できるものとすれば、前記実施の形態と同
様の効果を得ることができる。なお、図7においては、
説明の便宜上ホールディングビン101、ミキサフレー
ム23等を省略している。
【0035】また、ホールディングビン101及びミキ
サ102の上部カバーと、可動式ダンパケーシング10
3との接合面の密封を、エアシール105に代えて、そ
の他の手段を用いることによっても実現することができ
る。例えば、図8に示すように、ホールディングビン1
01のフランジ10の接合面にチューブ状の弾性パッキ
ン11を設けて、該弾性パッキン11の内空に空気等を
圧送することにより弾性パッキン11を膨張させて接合
面を密封するもの(図8(a))、ホールディングビン1
01のフランジ10の接合面に弾性パッキン12を設
け、ホールディングビン101を、その全体又は排出口
を含む一部を上下動可能なものとして、ホールディング
ビン101に下方向の力を与え、接合面に弾性パッキン
12を圧接させて密封するもの(図8(b))、又は、前
記と同様に弾性パッキン12を設け、可動式ダンパケー
シング103を、その開口部を含む一部37を上下動可
能なものとして、両部材のフランジを圧締して密封する
もの(図8(c))であってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る混捏
装置によれば、ホッパに貯蔵された原料紛をミキサに供
給するためにホッパとミキサとを連通する供給通路を、
通路方向と交わる方向に可動に支持し、ホッパ及びミキ
サから着脱自在なものとしたので、混捏装置の清掃、特
に供給通路及び調節弁の清掃のために供給通路を着脱す
る作業が容易となり、使い勝手が飛躍的に向上する。
【0037】また、本発明によれば、前記供給通路を、
ホッパ及びミキサから脱着された状態において揺動自在
に支持したので、供給通路の開口及び内面を作業者が見
やすい位置に揺動することができ、作業者が清掃状態を
目視により確認することが容易となる。
【0038】また、本発明によれば、前記供給通路、又
はホッパ或いはミキサのいずれか一方の接合面に、パッ
キン取付溝を夫々環状に設け、各パッキン取付溝に環状
の弾性パッキンを夫々嵌入し、各パッキン取付溝の少な
くとも一部に、パッキン取付溝内圧を調整するための給
排気路を夫々設けたので、供給通路をボルト等により締
結することが不要となり、供給通路とホッパ及びミキサ
との接合面の密封及び解除のための作業が大幅に簡略化
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る混捏装置100の構
造を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る混捏装置100の主
要部の構造を示す側面図である。
【図3】図1に示す接合部Aの拡大断面図である。
【図4】可動式ダンパケーシング103を脱着させた状
態を示す側面図である。
【図5】可動式ダンパケーシング103を揺動させた状
態を示す側面図である。
【図6】可動式ダンパケーシング103を回動させるた
めの構成を示す側面図である。
【図7】可動式ダンパケーシング103を回動させるた
めの構成を示す平面図である。
【図8】ホールディングビン101と可動式ダンパケー
シング103との接合面の密封手段を示す断面図であ
る。
【図9】従来の混捏装置1の構成を示す縦断面図であ
る。
【図10】清掃用の開口部を設けたホールディングビン
2及びダンパケーシング4を示す部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
100 混捏装置 101 ホールディングビン(ホッパ) 102 ミキサ 103 可動式ダンパケーシング(供給通路) 104 バタフライ型ダンパ(調節弁) 105 エアシール 50 エアシールケーシング 51 パッキン取付溝 52 給排気路 53 Oリング(弾性パッキン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−132037(JP,A) 特開 平8−205754(JP,A) 特開 平10−52214(JP,A) 登録実用新案3059006(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A21C 1/14 A21C 1/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料紛を貯蔵するホッパと、原料紛を含
    有する被混捏体を混捏するミキサと、ホッパに貯蔵され
    た原料紛をミキサに供給するために、ホッパとミキサと
    を連通する供給通路と、該供給通路に設けられて原料紛
    の供給を調節する調節弁と、を具備してなる混捏装置に
    おいて、 前記供給通路は、ホッパ及びミキサから脱着される方向
    に可動に支持されたものであることを特徴とする混捏装
    置。
  2. 【請求項2】 前記供給通路は、ホッパ及びミキサから
    脱着された状態において揺動自在に支持されたものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の混捏装置。
  3. 【請求項3】 前記供給通路とホッパ或いはミキサとの
    各接合部において、供給通路、又はホッパ或いはミキサ
    のいずれか一方の接合面に、パッキン取付溝が夫々環状
    に設けられ、 各パッキン取付溝に環状の弾性パッキンが夫々嵌入さ
    れ、 各パッキン取付溝の少なくとも一部に、パッキン取付溝
    内圧を調整するための給排気路が夫々設けられたことを
    特徴とする請求項1に記載の混捏装置。
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