JP3517459B2 - ファンインの大きいダイナミックBiCMOS回路 - Google Patents

ファンインの大きいダイナミックBiCMOS回路

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JP3517459B2
JP3517459B2 JP25904794A JP25904794A JP3517459B2 JP 3517459 B2 JP3517459 B2 JP 3517459B2 JP 25904794 A JP25904794 A JP 25904794A JP 25904794 A JP25904794 A JP 25904794A JP 3517459 B2 JP3517459 B2 JP 3517459B2
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    • H03K19/09448Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors using MOSFET or insulated gate field-effect transistors, i.e. IGFET in combination with bipolar transistors [BIMOS]

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積論理回路の分野に関
し、特に、BiCMOS回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCMOS(相補形金属酸化物半導
体)集積回路プロセスは、バイポーラトランジスタ製造
プロセスを中心として設計した類似の回路と比べて、消
費電力が少なく且つ基板上で示すスペースも少ない回路
を製造するために使用できるであろうが、バイポーラデ
バイスには多くの利点があり、中でも、相対するMOS
(金属酸化物半導体)と比較してより高速で動作し、よ
り大きな容量性負荷を駆動し且つより速く切替わるとい
うバイポーラデバイス固有の能力は有利である。バイポ
ーラデバイスとMOSデバイス双方の利点を1つの回路
の中にとらえようとする試みの中で、BiCMOS(バ
イポーラ相補形金属酸化物半導体)プロセスが開発され
ている。
【0003】BiCMOSプロセスにおいては、得られ
る回路の一部分がバイポーラトランジスタを使用して動
作し、同じ回路の別の部分はMOSトランジスタを使用
して動作するように、バイポーラトランジスタとMOS
トランジスタの双方を単一の半導体基板の上に製造す
る。そのため、電力をごくわずかしか消費せず、ほとん
どスペースを占めず、非常に高い速度で動作し且つ大き
な容量性負荷を駆動することができるということを特に
大きな利点とするBiCMOS回路を設計し且つ実現す
ることが自在にできるのである。このような回路は、バ
ッテリを長時間もたせるために電力消費を最小限に抑え
なければならず、可搬性を向上させるためにサイズを最
小にしなければならず且つ非常に複雑な計算への適用を
処理するために処理速度を充分に速くしなければならな
い用途、たとえば、バッテリを動力とするノートブック
型コンピュータなどに広範囲に適用できるであろう。
【0004】論理ゲートは、ゲートの1つ又は複数の入
力端子に印加される論理値について論理機能を実行して
出力を発生する回路であり、コンピュータシステムの主
処理装置又はその周辺装置のいずれかの中にあると思わ
れる。論理ゲートは、たとえば、NAND,NOR,A
ND,OR,XOR,インバータなどの機能を実行する
ように構成されても良い。入力データは、たとえば、キ
ャッシュ又は別のバッファメモリの記憶場所,RAM,
ROM,ラッチ又はいずれかのレジスタから、論理回路
自体を含んでいて良い処理回路によって収集される。デ
ータが論理ゲートへ搬送された後、出力を発生するため
に入力データに論理機能を適用する。
【0005】以下に実例を示して照明するために、低電
圧は1つの特定の論理状態に最も密接に対応する電圧で
あり、高電圧は逆の論理状態に最も密接に対応する電圧
である。たとえば、5ボルトCMOSシステムにおいて
は、約2.5Vを越える電圧を論理値「1」と考え、約
2.5V未満の電圧を論理値「0」と考えても良い。言
うまでもなく、この対応関係を逆転させて、低電圧が論
理値「1」を表わし、高電圧は論理値「0」を表わすよ
うにしても良い。3V給電によって動作する別のシステ
ムでは、たとえば、約1.5Vを越える電圧を論理値
「1」と考え、約1.5V未満の電圧を論理値「0」と
考えても良い。この対応関係についても逆転が可能であ
るのは当然である。一般に、どのシステムについても、
その上のほうの電圧と低いほうの電圧との差の二分の一
を低いほうの電圧に加えたものを、実証をするための便
宜上の高電圧と低電圧との間、すなわち、交互論理状態
との間の近似境界と考えても良い。
【0006】図1の回路においては、pチャネルトラン
ジスタ10及び11のゲートは入力端子Aと、入力端子
Bとにそれぞれ結合している。nチャネルトランジスタ
13及び16のゲートも入力端子Aに結合し、nチャネ
ルトランジスタ12及び15のゲートは入力端子Bに結
合している。トランジスタ10及び11は一端で供給電
圧Vddに結合すると共に、他端ではベース線路17を
介してnpnバイポーラトランジスタ14のベースに結
合している。トランジスタ14のコレクタは供給電圧V
ddに結合し、そのエミッタは回路の出力端子に結合し
ている。回路の出力端子は直列のトランジスタ15及び
16によりVss(通常は接地電位、すなわち、0Vの
ような低電圧)から隔離されており、トランジスタ14
のベースは直列のトランジスタ12及び13によりVs
sから隔離されている。
【0007】図1は、従来のNANDゲート論理回路の
回路図を示す。この特定のNANDゲートは2つの入力
A及びBを受信し、その出力端子で、論理関数A NA
NDBの結果を生成する。各々の入力は3つのトランジ
スタの動作を制御する。トランジスタ10及び11はp
チャネルトランジスタであるので、供給電圧Vddをト
ランジスタ14のベースに印加することによって、出力
をハイに引き上げるためには、いずれかの入力A又はB
が低電圧でなければならない。これに対し、入力A及び
Bの双方が高電圧である場合には、供給電圧Vddはト
ランジスタ10及び11のうちいずれか一方を介してト
ランジスタ14のベースに到達することができず、nチ
ャネルトランジスタ12,13,15及び16の全てが
オンになるので、トランジスタ14のベースはローとな
り(トランジスタ14はオフする)且つ出力ノードもロ
ーとなる。
【0008】この種の論理回路にはいくつかの問題があ
る。たとえば、トランジスタ14のベースはベース線路
17を介して大型MOSトランジスタ10,11及び1
2に結合していることに注目する。この型の構成におい
ては、大型MOSトランジスタ10,11及び12の中
に寄生キャパシタンスがあるために、ベース線17の容
量性負荷は大幅に増加する。ベース線17に現れるキャ
パシタンスが多いほど、トランジスタ14のベースをハ
イにするデバイススイッチング速度は遅くなり、それに
よって、図1の回路全体で出力をハイにする最終スイッ
チング速度は遅くなる。実際、ベース線17のキャパシ
タンスが余りに多いと、回路の動作は遅くなりすぎ、実
用には適さなくなる。ベース線17にあるMOSトラン
ジスタが大型になるほど、そのMOSトランジスタがベ
ース線17に寄与するキャパシタンスは多くなる。同様
に、ベース線17に現れるMOSトランジスタの数が多
いほど、ベース線17のキャパシタンスへの寄与は大き
くなる。
【0009】図1の論理回路に関わるもう1つの問題点
は、出力ノードが直列のトランジスタ15及び16によ
りプルダウンされ且つトランジスタ14のベースノード
に結合するベース線17は直列のトランジスタ12及び
13によりプルダウンされることである。直列に接続し
たMOSトランジスタが1つのノードを充電又は放電す
るのには、長時間を要することもある。プルダウン(放
電)すべきノードとVssとの間に直列に現れるMOS
トランジスタの数が多いほど、そのノードをプルダウン
するデバイススイッチング速度は遅くなる。同様に、プ
ルアップ(充電)すべきノードとVddとの間に直列に
現れるMOSトランジスタの数が多いほど、そのノード
をプルアップするデバイススイッチング速度は遅くな
る。
【0010】図1の回路を2入力NANDゲートから、
たとえば、4入力NANDゲートに拡張しようとすれ
ば、Vddとベース線路17との間にトランジスタ10
及び11と並列に2つの追加のpチャネルトランジスタ
を設け、ベース線路17とVssとの間にはトランジス
タ12及び13と直列に2つの追加のnチャネルトラン
ジスタを設け、且つ出力ノードとVssとの間にはトラ
ンジスタ15及び16と直列に2つの追加のnチャネル
トランジスタを設けることになるであろう。従って、よ
り多くの入力を受け入れるために図1の回路を拡張する
につれて、ベース線路17に並列して現れるMOSトラ
ンジスタの数はそれに比例して多くなる。先に論じた通
り、それら追加の大型MOSトランジスタはベース線路
に容量性負荷を追加して、回路のスイッチング速度を低
下させる。また、ベース線17と出力ノードをプルダウ
ンするために直列に現れるMOSトランジスタの数は入
力が加わるにつれて比例して多くなり、それによって
も、回路のスイッチング速度は遅くなる。図1の回路に
余りに多くの入力が取り込まれすぎて、回路の速度が実
用に供するには遅すぎるようになってしまう時点があ
る。これはファンイン限界として知られており、図1に
示すような回路については典型的にはほぼ入力4つが限
界である。
【0011】図2の回路では、npnバイポーラトラン
ジスタ31のエミッタは供給電圧Vddに結合し、その
ベースは入力電圧Aを受信し、コレクタは出力線路34
に結合している。尚、バイポーラトランジスタの入力抵
抗はMOSトランジスタの入力抵抗よりはるかに低いの
で、実際には、図2のように、バイポーラトランジスタ
を回路に対する入力バッファとして採用することは一般
的にはない。ここでは、従来の技術における特定の欠陥
をさらに良く照明するためにバイポーラトランジスタを
使用している。通常、入力抵抗が高いことは回路の望ま
しい品質である。トランジスタ30,32及び33はn
チャネルトランジスタである。トランジスタ32及び3
3のゲートは入力ノードBと、入力ノードCとにそれぞ
れ結合している。トランジスタ32及び33のドレイン
はVddに結合し、トランジスタ32及び33のソース
は出力線路34に結合している。プリチャージトランジ
スタ30のゲートはプリチャージノードPRCHに結合
し、そのドレインは出力線路34に結合し、ソースはV
ssに結合している。
【0012】図2のダイナミック回路の動作を考える。
この回路をダイナミック回路として分類する理由を明確
に示すために、時間の経過に従った回路の動作を解析し
なければならない。まず、このような回路をリセット、
すなわち、プリチャージしなければならない。これを実
行するため、トランジスタ31,32及び33の制御端
子A,B及びCに低電圧をそれぞれ印加する。PRCH
ノードでは、トランジスタ30のゲートに高電圧を印加
する。これを実行する間に、出力線路34がVssとほ
ぼ等しい低電圧に到達するまで、出力線路34から電荷
を排出させる。次に、トランジスタ30のPRCHゲー
ト端子に低電圧を印加することにより、トランジスタ3
0をオフする。この時点で、回路はトリガ可能な状態に
なる。
【0013】回路は論理OR機能を実行するので、トラ
ンジスタ31,32又は33の端子A,B又はCのいず
れかにおける電圧が高電圧に切替わると、出力線路34
も高電圧に切替わる。言いかえれば、トランジスタ3
1,32又は33の端子A,B又はCの論理状態のどの
ような変化も、出力線路34の論理状態を切替えさせる
ということになる。たとえば、トランジスタ31のベー
ス端子Aがハイになるものと仮定する。これにより、バ
イポーラトランジスタ31がオンするので、出力線路3
4はハイに引き上げられる。そこで、バイポーラトラン
ジスタ31は出力線路34を駆動し、回路が先に説明し
たように再びリセットされるまで、出力線路34をハイ
のままにする。
【0014】図2の回路にはいくつかの問題がある。た
とえば、1つの問題は、図1の回路がそのベース線路1
7へのMOSキャパシタンス負荷という問題をかかえて
いるのと同様に、出力線路34へのMOSキャパシタン
ス負荷に関するものである。大型MOSトランジスタ3
0,32及び33からのキャパシタンスが出力線路にキ
ャパシタンスを与えることによって、この回路の速度を
著しく遅くする。尚、図2の回路に入力が追加されれ
ば、供給電圧Vddと出力線路34との間に追加のMO
Sトランジスタを並列に接続する必要が生じるであろ
う。従って、図2の回路に1つの入力が加わるたびに、
それに比例する量のMOSキャパシタンスが出力線路3
4に加わることになり、回路のスイッチング速度を遅く
して、最終的には、回路の動作は実用には適さないほど
遅くなってしまう。
【0015】図2の回路がリセットされ、その時点で、
MOSトランジスタ32のゲートのノードBはハイにな
って、出力線路34をハイに引き上げると仮定する。そ
こで、MOSトランジスタ32は、回路が再び先に説明
したようにリセットされるまで、出力線路34を駆動す
る。この場合、バイポーラトランジスタ31はベースノ
ードAで低ベース電圧を有し、出力線路34に高エミッ
タ電圧を印加させる。この状態は、バイポーラトランジ
スタ31のpnベース・エミッタ接合の負バイアス又は
逆バイアスとして知られている。そのような状態は信頼
性の問題である。ベース・エミッタ接合を逆バイアスす
ると、トランジスタにホットエレクトロンが注入され
る。その結果、ベース・エミッタ間漏れ電流が発生し、
ベース・エミッタ間逆バイアスストレス電圧と、ストレ
ス時間の関数であるトランジスタ利得は降下する。この
漏れ電流とトランジスタ利得の降下はバイポーラトラン
ジスタの性能を劣化させ、それにより、回路全体の性能
を劣化させてしまう。このように、回路が動作している
マイクロプロセッサの信頼性、実際には、そのようなマ
イクロプロセッサが常駐しているコンピュータシステム
全体の信頼性は、バイポーラトランジスタのベース・エ
ミッタ接合のそのような逆バイアスによってそこなわれ
るのである。
【0016】トランジスタ30及び33はMOSトラン
ジスタであるので、そのような信頼性の問題は起こらな
い。ところが、トランジスタ31のように、エミッタが
出力線路34に結合しているnpnバイポーラトランジ
スタは、いずれも、ベース・エミッタ接合の逆バイアス
に関わる信頼性の問題を引き起こす。これに対し、トラ
ンジスタ30,32及び33のように、出力線路34に
結合している大型MOSトランジスタはそのような信頼
性の問題を生じはしないが、出力線路34にキャパシタ
ンスを加え、それによって、回路の速度を遅くする。
【0017】従って、バイポーラトランジスタは容量性
負荷の1単位に対してMOSトランジスタよりはるかに
多くの電流を出力線路に供給することができるので、デ
バイス速度を増すためには、バイポーラトランジスタを
使用して回路の出力線路を駆動することが望ましい。回
路の出力端子に供給される電流が多いほど、回路は大き
な容量性負荷をより良く駆動することができる。MOS
トランジスタ自体は多量の電流を供給せずに出力線路に
余りに多くのキャパシタンスを与えるので、大きな容量
性負荷をMOSトランジスタによって急速に駆動するの
は実用的ではない。ところが、回路の出力線路でバイポ
ーラトランジスタを使用する場合には、出力線路のバイ
ポーラトランジスタを逆バイアスベース・エミッタ間電
圧ストレスを余りに多く受け取ること又は逆バイアスベ
ース・エミッタ間電圧が現れている時間の量を短縮する
ことから保護するための何らかの種類の方法を採用しな
ければならない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】信頼性が高く、ファン
インの大きい高速BiCMOS回路を提供することが本
発明の目的である。
【0019】
【課題を解決するための手段】論理回路の速度とファン
イン能力を改善するために、回路の出力線路における容
量性負荷を減少させ、その一方で、出力線路の信頼性と
電流駆動能力を大きく向上させる。これは、出力線路に
現れるMOSトランジスタの寄生キャパシタンスの量を
減少させることによって実行される。基本論理回路に対
する入力ごとに、回路の出力線路には1つのエミッタの
キャパシタンスが寄与されるのみである。これは回路に
高いファンイン能力を与えると共に、速度と、大きな容
量性負荷を駆動する能力とを改善する。逆バイアスベー
ス・エミッタ間電圧ストレスは、回路の信頼性を向上さ
せるために逆バイアスされたバイポーラトランジスタの
ベース電圧を上昇させる回路を設けることにより減少す
る。ダイナミック回路構成のこの論理ゲートのプリチャ
ージは、出力バイポーラトランジスタのベース及び出力
線路から電荷を排出させることによって実行される。バ
イポーラトランジスタのベースは出力線路を介して放電
されない。それは、そのような放電が起こると、バイポ
ーラトランジスタのベースはエミッタに短絡して、その
結果、大きな電力の放出を引き起こし、リセットまでに
長い時間を要するようになると考えられるからである。
【0020】
【実施例】高速で動作し且つ大きな容量性負荷を駆動す
ることが可能であり、信頼性が高く、ファンインの大き
いBiCMOS回路を説明する。以下の説明中、本発明
をさらに完全に理解させるために、デバイスの種類、電
圧レベル、回路構成などの特定の詳細な事項を数多く挙
げる。しかしながら、それらの特定の詳細を採用せずに
本発明を実施しうることは当業者には自明であろう。ま
た、場合によっては、本発明を無用にわかりにくくしな
いために、周知の回路設計技法や動作を詳細には説明し
ないことである。
【0021】本発明の現時点で好ましい実施例を表わす
線図を図3,図4及び図5に示したが、それらの図によ
る例示は本発明を限定しようとするものではない。ここ
で説明する特定の回路は単に本発明の理解を明確にする
のを助け且つ現時点で好ましい装置を形成するために本
発明をいかにして実現すれば良いかについて現時点で好
ましい実施例を例示することを意図しているのにすぎな
い。特許請求の範囲の中で明示したより広い範囲の本発
明の趣旨を速度性能及び信頼性を向上させようとするど
のような種類の回路にも適用可能であることは当業者に
は理解されるであろう。
【0022】図3は、BiCMOSダイナミックNAN
Dゲートとして実現された本発明の現時点で好ましい一
実施例を示す。現時点で好ましい実施例では、トランジ
スタ40,41,45及び46はpチャネルMOSトラ
ンジスタである。トランジスタ44,49及び50はn
pnバイポーラトランジスタであり、残りのトランジス
タはnチャネルMOSトランジスタである。トランジス
タ40,43,45,48,52及び53のゲートは、
ダイナミック回路をプリチャージするために使用される
線路57を介してPRCHノードに結合している。トラ
ンジスタ41及び42のゲートは入力ノードAに結合
し、全く同じようにトランジスタ46及び47のゲート
は入力ノードBに結合している。バイポーラトランジス
タ44のベースはノードAのトランジスタ41及び42
から構成されるインバータ部分回路の出力端子に結合
し、全く同じようにバイポーラトランジスタ49のベー
スはノードBのトランジスタ46及び47から構成され
るインバータ部分回路の出力端子に結合している。バイ
ポーラトランジスタ44のベースはトランジスタ43の
ドレインにも結合し、全く同じようにバイポーラトラン
ジスタ49のベースはトランジスタ48のドレインに結
合しており、トランジスタ43及び48のソースはドレ
イン/フィードバック線路58に結合している。
【0023】供給電圧Vddはトランジスタ40及び4
1の直列接続と、トランジスタ45及び46の直列接続
とによってバイポーラトランジスタ44及び49のベー
スノードから隔離されている。トランジスタ42及び4
7のドレインはトランジスタ44及び49のベースにそ
れぞれ結合し、トランジスタ42及び47のソースはド
レイン/フィードバック線路58に結合している。トラ
ンジスタ44及び49のコレクタはVddに結合し、そ
れらのトランジスタのエミッタは出力線路56に結合し
ており、出力線路56自体はトランジスタ50のベース
に結合している。トランジスタ50のコレクタはVdd
に結合し、そのエミッタはドレイン/フィードバック線
路58に結合している。ドレイン/フィードバック線路
58は並列の弱いトランジスタ51とトランジスタ52
によってVssから隔離されている。トランジスタ53
は出力線路56をVssから隔離する。
【0024】尚、部分回路ブロック59は同一の部分回
路ブロックが入力ノードAに作用するのと同じように入
力ノードBに作用することに注意すべきである。実際に
は、任意の数の部分回路ブロック59と同じような部分
回路ブロックをそのようにして並列にプリチャージ線路
57と、出力線路56と、ドレイン/フィードバック線
路85とに接続することができる。ダイナミックNAN
Dゲートに部分回路ブロック入力を追加する場合、単一
のバイポーラトランジスタを出力線路56に結合するだ
けであるので、この回路はファンインの大きい用途を支
援することができる。また、入力の追加が図3の回路に
直列のMOSトランジスタを追加することにはならな
い。入力Aに対してはトランジスタ41、入力Bに対し
てはトランジスタ46というように、対応するバイポー
ラトランジスタのベースをハイに引き上げるために1つ
のトランジスタをスイッチするだけで良いので、この回
路のスイッチング速度が追加の入力によって著しくそこ
なわれることはない。
【0025】事実、この回路は入力ノードの数が約25
個から35個の範囲で高いファンイン能力を実証した。
しかしながら、実例で証明するため、便宜上、図3のダ
イナミックNANDゲートは単なる2入力NANDゲー
トであるものと仮定する。ただし、部分回路ブロック5
9と同一の部分回路が1つ追加されるたびに、その回路
内の各トランジスタの動作は図3に示し且つ以下に説明
する各々のトランジスタの動作とほぼ同じであることを
理解すべきである。本発明の別の実施例においては、別
の形態のNANDゲートを実現するために、部分回路ブ
ロック、そして、おそらくは図3の回路の全般レイアウ
トを調整しても良い。本発明のさらに別の実施例では、
他の論理機能を実現することにより、特定の回路レイア
ウトを図3に示すレイアウトとは変えても良い。
【0026】対向するインバータ54及び55は、その
入力端子に現れる信号を反転させるように構成された小
型MOSトランジスタから構成されている。インバータ
54の入力端子にはトランジスタ51のゲートが結合
し、出力端子には出力線路56が結合している。それに
反して、インバータ55の入力端子には出力線路56が
結合し、出力端子にはトランジスタ51のゲートが結合
している。出力線路56がローである場合、出力線路5
6から入力を得るインバータ55は小型MOSトランジ
スタ51のゲートを駆動してハイにする。同時に、小型
トランジスタ51のゲートから入力を得るインバータ5
4は出力線路56をローにする。このように、インバー
タ54及び55は協働して、出力線路56に現れる電圧
を補強すると共にトランジスタ51の動作を制御する。
【0027】本発明の現時点で好ましい一実施例では、
入力ノードの論理状態の切替えに対する応答をトリガす
る準備を整えるために、まず、図3のダイナミック回路
をプリチャージする。PRCHノードに現れる電圧はハ
イになり、プリチャージ線路57の電圧を上昇させる。
トランジスタ40及び45はpチャネルトランジスタで
あるので、オフし、それにより、Vdd電力の供給を入
力ノードA及びBのインバータ部分回路からそれぞれ遮
断する。トランジスタ43及び48はオンして、バイポ
ーラトランジスタ44及び49のベースに現れる電荷を
それぞれ排出させる。バイポーラトランジスタ44及び
49のベースからの電荷の排出については、以下にさら
に詳細に説明する。トランジスタ52及び53はオンし
て、ドレイン/フィードバック線路58と出力線路56
に現れる電荷をそれぞれ排出させる。
【0028】本発明の好ましい一実施例では、先に説明
したようにプリチャージ線路57の電圧を上昇させるこ
とによって、図3のダイナミック回路からの電荷の排出
が完了した後、入力ノードA及びBの電圧はハイにな
り、PRCHノードは接地される。この時点で、回路は
ノードA及びBの入力電圧に応答してNAND機能を実
行するためにトリガ可能な状態になる。プリチャージ線
路57が接地すると、トランジスタ40及び45をオン
して、電圧Vddを入力ノードA及びBに結合するイン
バータ部分回路に供給させる。この時点では、入力ノー
ドA及びBはハイであり、プルダウントランジスタ42
及び47を開成する一方で、プルアップトランジスタ4
1及び46をそれぞれ閉成するので、バイポーラトラン
ジスタ44及び49のベースの電圧はローである。バイ
ポーラトランジスタ44及び49のベースの電荷を排出
させるために回路リセット中に使用されるプリチャージ
用トランジスタ43及び47は、このとき、オフ状態で
ある。
【0029】pチャネルトランジスタ41及び46と、
バイポーラトランジスタ44及び49とはオフ状態であ
るので、供給電圧Vddは低電圧の出力線路56からは
隔離されたままである。出力線路56が図2のトランジ
スタ30がオフであるときの出力線路34のように完全
に浮動しているべきであるならば、供給電圧Vddと出
力線路56との間のトランジスタを介するわずかな電流
の漏れは、時間の経過に伴って、出力線路56をVdd
に至るまでゆっくりと浮動させるであろう。これが起こ
るのを防止するためには、トランジスタを介して出力線
路56へと漏れる少量の電流を出力線路56から絶えず
排出しなければならない。インバータ54及び55はこ
の機能を果たすために設けられているのである。
【0030】インバータ54及び55は協働して、2つ
の機能を実行する。第1に、インバータは出力線路56
から絶えず電荷を排出し、それにより、リセット後及び
トリガ前に回路が待機状態にある間に出力線路の低電圧
を補強するように構成されている。第2に、インバータ
はトランジスタ51のゲートに高電圧を与え、それによ
り、ドレイン/フィードバック線路58を接地させ、そ
の結果、バイポーラトランジスタ44及び49を介する
Vddの出力線路56からの隔離を維持するために、ト
ランジスタ42及び47を介してバイポーラトランジス
タ44及び49のベースに低電圧を与えるように構成さ
れている。
【0031】インバータ54及び55は待機状態の間に
出力線路56におけるごく少量の漏れ電流を十分に排出
しうる強さを有しているだけで良い。従って、インバー
タ54及び35を構成しているトランジスタは単なる小
型で、相対的に弱いトランジスタであれば良い。それら
の弱いトランジスタは最小限の寸法であるために、寄生
キャパシタンスを認めうるほどの量で出力線路56に寄
与することはない。同様に、トランジスタ51はバイポ
ーラトランジスタ44及び49のベースノードを供給電
圧Vddから漏れて来る電荷を排出した状態に保持する
のに十分な強さを有しているだけで良い。従って、トラ
ンジスタ51も小型の弱いトランジスタであって良い。
そのため、最終的には、この回路の出力線路56に現れ
る認めうる量の唯一の寄生キャパシタンスは、回路がプ
リチャージモード、すなわち、リセットモードにある間
に出力線路56から電荷を急速に排出するために相対的
に大型でなければならないMOSトランジスタ53であ
る。入力A及びBに関わるバイポーラトランジスタ44
及び49によりそれぞれ例示した通り、この回路に入力
が追加されるたびに、出力線路56には1つのエミッタ
のキャパシタンス(エミッタキャパシタンス)が寄与す
るだけである。それらのバイポーラトランジスタは出力
線路56の容量性負荷に最小限にしか寄与しないであろ
うが、それらのバイポーラトランジスタの電流駆動能力
は大きな容量性負荷であっても、それを克服するのに十
分に大きい。
【0032】この待機状態の間は出力線路56はローの
ままであるので、出力線路56に結合しているバイポー
ラトランジスタ50のベースはローのままであり、それ
によって、供給電圧Vddをドレイン/フィードバック
線路58から隔離している。ドレイン/フィードバック
線路58と出力線路56から電荷を排出する働きをする
トランジスタ52及び53は、プリチャージ中、それぞ
れオフするのであるが、それは、それらのトランジスタ
のゲートが線路57を介してローのPRCHノードに結
合している。
【0033】入力ノードAがローになるときに図3の回
路はトリガされると仮定する。これにより、トランジス
タ42をオフし且つトランジスタ41をオンして、供給
電圧Vddをバイポーラトランジスタ44のベースに到
達させる。バイポーラトランジスタ44はオンして、出
力線路56をハイにする。出力端子がトランジスタ51
のゲートに結合しているインバータ55はトランジスタ
51のゲートに低電圧を印加して、そのトランジスタを
オフし、それにより、ドレイン/フィードバック線路5
8をVssから隔離する。ハイの出力線路56に結合し
ているバイポーラトランジスタ50のベースはトランジ
スタ50をオンし、そこで、トランジスタ50はドレイ
ン/フィードバック線路58をハイにする。フィードバ
ック線路58の高電圧はトランジスタ47を通過し、そ
れにより、部分回路ブロック59に対する入力ノードB
が依然としてハイであっても、バイポーラトランジスタ
49のベースをハイにする。
【0034】ここで起こったことは、バイポーラトラン
ジスタ44をオンすることにより出力線路をハイにした
ときにも生じる。すなわち、出力線路の電圧の一部は出
力線路56から構成されるフィードバックループを介し
て帰還してバイポーラトランジスタ50をオンし、その
結果、ドレイン/フィードバック線路58を高電圧へプ
ルアップし、その電圧はトランジスタ47を通過してバ
イポーラトランジスタ49のベースに至る。その結果、
バイポーラトランジスタ49のベースの電圧はバイポー
ラトランジスタ49のエミッタの電圧とほぼ等しくな
る。従って、バイポーラトランジスタ49のベースが依
然としてローである間に出力線路56がハイになるとき
に起こったバイポーラトランジスタ49のベース・エミ
ッタ接合に現れる逆バイアス電圧は著しく減少する。
尚、トランジスタ49のベース・エミッタ接合の逆バイ
アス電圧を著しく減少させるために、バイポーラトラン
ジスタ49のベース電圧はトランジスタ49のエミッタ
電圧に厳密に整合している必要はない。たとえば、この
実施例においては、フィードバックループ内部のバイポ
ーラトランジスタ50を介する電圧降下のために、バイ
ポーラトランジスタ49のベースの電圧は実際にはトラ
ンジスタ49のエミッタの電圧より低くなる。バイポー
ラトランジスタのベース電圧はバイポーラトランジスタ
のエミッタ電圧に近づいているだけで良い。ベース電圧
がそのようなバイポーラトランジスタのエミッタ電圧を
越えると、逆バイアス電圧は排除されると考えて良い。
ところが、ベース電圧を実際にはエミッタ電圧よりごく
わずかに低いレベルまで上昇させると、そのようなトラ
ンジスタのベース・エミッタ接合に現れる逆バイアス電
圧を依然として著しく減少させることができる。
【0035】本発明の別の実施例においては、バイポー
ラトランジスタのベースの電圧を上昇させるフィードバ
ックループ回路は、MOSトランジスタの1つ又は複数
のゲートを制御して、エミッタが出力線路に結合してい
るバイポーラトランジスタのベースへの供給電圧を制御
することを含んでいても良い。本発明の他の実施例で
は、ベースがローである間にハイになる線路にエミッタ
が結合しているバイポーラトランジスタのベースは、エ
ミッタがハイにされる前にハイにされても良く、その場
合、フィードバックループを実際にはフィードアヘッド
ループと考えても良い。本発明のさらに別の実施例にお
いては、ベースが依然としてローである間にエミッタが
ハイにされるバイポーラトランジスタのベースを、ベー
ス・エミッタ接合の逆バイアスストレスの有害な影響が
著しく減少するように十分に高い任意のレベルに上げて
も良いが、ベースが論理状態を切替えたと考えられるほ
どには高くする必要はない。
【0036】トリガ後、図3の回路を再びリセットしな
ければならない。これを実行するために、PRCHノー
ドはハイになり、入力ノードA及びBのインバータ部分
回路に対するトランジスタ40及び45を介する供給電
圧Vddを遮断する。トランジスタ52及び53はオン
して、ドレイン/フィードバック線路58及び出力線路
56にある電荷をそれぞれ排出させる。トランジスタ4
3及び48はオンして、トランジスタ44及び49のベ
ースにある電荷をそれぞれドレイン/フィードバック線
路58へ排出すると共に、トランジスタ51を介してV
ssへ排出する働きをする。バイポーラトランジスタ4
4及び49のベース電荷を出力線路56へそれぞれ排出
すると共に、トランジスタ53を介してVssへ排出す
るために、MOSトランジスタ43及び48のソースを
出力線路56に直接に接続しても良いことに注意すべき
である。しかしながら、そのような接続は出力線路56
に容量性負荷を与え、それによって回路の速度を遅くす
るであろう。このような方式は他にも重大な欠点を有
し、それらを克服することになる。
【0037】実例をもって説明するために、図3に示す
ようにバイポーラトランジスタ50のベース・エミッタ
接合によりバイポーラトランジスタ44のエミッタから
隔離されているトランジスタ43のソースを考えてみ
る。閾値電圧は、それを越えるとMOSトランジスタが
「オン」になると考えられる電圧であり、MOSトラン
ジスタのゲート・ソース間電圧Vgsによって定義され
る。トランジスタ43のドレインにどのような電圧があ
っても、トランジスタ43のソースに到達する前に、ト
ランジスタ44のベース・エミッタ接合で電圧降下Vb
eを受け、トランジスタ50のベース・エミッタ接合で
もさらに電圧降下Vbeを受ける。回路のトリガ後にト
ランジスタ44のベースがほぼVddまで完全に充電し
たならば、当初、リセット時にトランジスタ44のゲー
ト電圧は約Vddであり、一方、トランジスタ43のソ
ース電圧はほぼVddからトランジスタ44Vbeと、
トランジスタ50のVbeとを減じた値である。それら
の電圧降下は、Vgsがリセット時にトランジスタ44
のベースにVddが現れるたびに常に直ちに閾値電圧に
達するような十分な大きさとなるように保証する。
【0038】その代わりにトランジスタ43のソースを
出力線路56に直接に接続した場合には、トランジスタ
44のベース・エミッタ接合の1回の電圧降下Vbeの
みで、トランジスタ43のソースはトランジスタ43の
ドレインから分離されてしまうであろう。実際には、こ
れにより、トランジスタ43がオンされたときにトラン
ジスタ44のベース・エミッタ接合44は短絡するであ
ろう。トランジスタ44のベース・エミッタ接合のこの
1回の電圧降下Vbeがトランジスタ43の閾値電圧V
gs以下であれば、リセット時に、トランジスタ44の
ベースに電圧Vddが現れた場合、トランジスタ43は
それを排出できない。そのような条件の下では、バイポ
ーラトランジスタ44のベースの電荷が排出されるま
で、トランジスタ44はオンのままである。これによ
り、大きな電流が出力線路56へ送り出されると共に、
トランジスタ53を介してVssへ送り出される。この
ように大きな電力が消費される他にも、その後に回路を
プリチャージするのに要する時間の量は許容しえないほ
ど長くなるであろう。図3のNANDゲートに対する複
数の入力ノードがローになり、それによって、いくつか
のバイポーラ出力トランジスタの各々のベースに供給電
圧Vddを印加する場合には、その影響はより一層大き
くなる。
【0039】図4は、BiCMOSダイナミックORゲ
ートとして実現された本発明の別の実施例を示す。現時
点で好ましい実施例では、トランジスタ71及び75は
pチャネルMOSトランジスタであり、トランジスタ7
3,77及び78はnpnバイポーラトランジスタであ
り、残るトランジスタはnチャネルMOSトランジスタ
である。70と74はNANDゲートを表わし、81,
82及び83はインバータを表わす。トランジスタ88
及び79のゲートはインバータ83の出力端子の出力端
子に結合し、一方、インバータ83に対する入力はPR
CHノードである。NANDゲート70及び74の一方
の入力端子は入力ノードAと、入力ノードBとにそれぞ
れ結合し、他方の入力端子はPRCHノードに結合して
いる。トランジスタ71及び72のゲートはNANDゲ
ート70の出力端子に結合し、それと全く同様に、トラ
ンジスタ75及び76のゲートはNANDゲート74の
出力端子に結合している。トランジスタ71及び72は
Vddと出力線路86との間に直列に接続し、同様に、
トランジスタ75及び76はVddと出力線路86との
間に直列に接続している。バイポーラトランジスタ73
のベースはトランジスタ72のドレインに結合し、同様
に、バイポーラトランジスタ77のベースはトランジス
タ76のドレインに結合しており、トランジスタ72及
び76のソースはドレイン/フィードバック線路85に
結合している。
【0040】トランジスタ73及び77のコレクタはV
ddに結合し、それらのトランジスタのエミッタは出力
線路86に結合し、その出力線路86自体はトランジス
タ78のベースに結合している。トランジスタ78のコ
レクタはVddに結合し、エミッタはドレイン/フィー
ドバック線路85に結合している。ドレイン/フィード
バック線路85は並列の弱いトランジスタ80とトラン
ジスタ79によってVssから分離されている。トラン
ジスタ88は出力線路56をVssから分離する。
【0041】尚、入力ノードAに全く同一の部分回路ブ
ロックが作用するのと同様に部分回路ブロック87は入
力ノードBに作用する。実際には、そのような方式によ
り、部分回路ブロック87と同じ任意の数の部分回路ブ
ロックをプリチャージ線路84と、出力線路86と、ド
レイン/フィードバック線路85とに並列に接続しても
良い。ダイナミックORゲートに部分回路ブロック入力
が加わるたびに1つのバイポーラトランジスタが出力線
路86に結合されるだけであるので、この回路はファン
インの大きい用途を支援することができる。また、入力
が追加されても、図4の回路に直列のMOSトランジス
タが追加されることにはならないので、この点に関し
て、入力の追加によってこの回路のスイッチング速度は
大きくはそこなわれない。
【0042】実例によって説明するために、便宜上、図
4のダイナミックORゲートは単なる2入力ORゲート
であるものと仮定する。ただし、部分回路ブロック87
と同一の部分回路ブロックが追加されるたびに、そのブ
ロックの中の各トランジスタの動作は図4に示し且つ以
下に説明する各々のトランジスタとほぼ同じになるとい
うことを認識すべきである。本発明の別の実施例では、
別の形態のORゲートを実現するために、部分回路ブロ
ックと、おそらくは図4の回路のレイアウト全般を調整
しても良い。本発明のさらに別の実施例においては、別
の論理機能を実現して、それにより、特定の回路レイア
ウトを図4に示すレイアウトから変更しても良い。
【0043】対向するインバータ81及び82は、その
入力端子に現れる信号を反転させるように構成された小
型MOSトランジスタから構成されている。インバータ
81の入力端子にトランジスタ80のゲートが結合し、
出力端子には出力線路86が結合している。これに対
し、インバータ82の入力端子には出力線路86が結合
し、出力端子にはトランジスタ80のゲートが結合して
いる。出力線路86がローである場合、その出力線路8
6から入力を得るインバータ82は小型MOSトランジ
スタ80のゲートをハイに駆動する。同時に、小型トラ
ンジスタ80のゲートから入力を得るインバータ81は
出力線路86をローにする。このように、インバータ8
1及び82は協働して、出力線路86に現れる電圧を補
強すると共に、トランジスタ80の動作を制御する。
【0044】図4の回路おは、PRCHノードに低電圧
を印加して、プリチャージ線路84をNANDゲート7
0及び74にそれぞれ結合される入力と共にローにさせ
ることによってプリチャージされる。インバータ83
は、インバータ83の出力端子に結合しているトランジ
スタ79及び88のゲートに高電圧を出現させる。これ
により、ドレイン/フィードバック線路85及び出力線
路86から電荷を排出させる。トランジスタ72及び7
6はオンして、バイポーラトランジスタ73及び77の
ベースから電荷をそれぞれ排出させる。尚、トランジス
タ72及び76はトランジスタ73及び77のベース・
エミッタ接合を短絡しないので、起こりうる電力サージ
を防止し且つ先に説明したようにリセット時間を改善す
る。全ての電荷を排出した後、NANDゲート70及び
74に対する入力ノードA及びBはそれぞれローにな
り、一方、PRCHノードはハイである。
【0045】インバータ81及び82は出力線路86に
対して、先に説明したように図3のインバータ54及び
55が出力線路56に対して実行するのと同じ機能を実
行する。図4の回路において、トランジスタ80は先に
説明したように図3の回路に対してトランジスタ51が
実行するのと同じ機能を実行する。入力Bがハイになる
と仮定すると、それに対応するバイポーラトランジスタ
77はオンし、それにより、出力線路86をハイに駆動
する。これによって、バイポーラトランジスタ78はオ
ンして、ドレイン/フィードバック線路85をプルアッ
プする。線路85の高電圧はトランジスタ72を介して
トランジスタ73のベースへ帰還されて、トランジスタ
73のベース電圧を上昇させ、それにより、バイポーラ
トランジスタ73のベース・エミッタ接合に現れる逆バ
イアス電圧を著しく減少させる。尚、この回路では、図
4の部分回路ブロック87を何度も複製し、基本回路構
造に接続しても良い。その場合でも出力線路86にはエ
ミッタキャパシタンスが寄与するだけである。出力線路
86に現れる大型MOSトランジスタの数は最小限の1
つ、すなわち、トランジスタ88のみとなっているの
で、このORゲートの速度能力、ファンイン能力及び電
流駆動能力は大幅に改善されている。
【0046】本発明の好ましい一実施例では、ここで説
明する種類の回路をコンピュータシステムと組合わせて
プロセッサにおいて使用しても良い。図5を参照する
と、本発明の好ましい一実施例を実現できるコンピュー
タシステムが100として示されている。コンピュータ
システム100は情報を通信するためのバス又は他の通
信手段101と、バス101と結合して情報を処理する
処理手段109とを含む。システム100はランダムア
クセスメモリ(RAM)又は他の動的記憶装置104
(主メモリという)をさらに含み、この主メモリはバス
101に結合して、プロセッサ109によって実行すべ
き情報と命令を記憶する。プロセッサ109による命令
の実行中に一時変数又は他の中間情報を記憶するために
主メモリ104を使用しても良い。コンピュータシステ
ム100は、バス101に結合してプロセッサ109に
関わる静的情報と命令を記憶する読取り専用メモリ(R
OM)及び/又は他の静的記憶装置106をさらに含
む。データ記憶装置107はバス101に結合して、情
報と命令を記憶する。
【0047】磁気ディスク又は光ディスクなどのデータ
記憶装置107と、それに対応するディスクドライブと
をコンピュータシステム100に結合することができ
る。コンピュータのユーザーに対して情報を表示するた
めに、コンピュータシステム100をバス101を介し
て陰極線管(CRT)などの表示装置121に結合する
ことも可能である。選択した情報と指令をプロセッサ1
09に通信するために、典型的には、英数字キー及び他
のキーを含む英数字入力装置122をバス101に結合
する。方向情報と指令選択をプロセッサ109に通信す
ると共に、表示装置121におけるカーソルの動きを制
御するために、別の種類のユーザー入力装置はマウス、
トラックボール又はカーソル誘導キーなどのカーソル制
御装置123である。この入力装置は、典型的には、装
置に1つの平面で位置を指定させる2つの軸、すなわ
ち、第1の軸(たとえば、x)と第2の軸(たとえば、
y)に沿った2段階の自由度を有する。
【0048】バス101に結合しうる別の装置は、命
令、データ又は他の情報を紙、フィルム又はそれに類似
する種類の媒体などの媒体にプリントするために使用で
きるハードコピー装置124である。加えて、情報を記
録するためのマイクロホン又はカメラに結合するオーデ
ィオディジタイザ又はビデオディジタイザなどの録音又
は録画及び/又は再生用装置125にコンピュータシス
テム100を結合することができる。さらに、装置は、
デジタル化した音声を再生するデジタル/アナログ(D
/A)変換器に結合するスピーカを含んでいても良い。
最後に、コンピュータシステム100はコンピュータネ
ットワーク(たとえば、LAN)における端末装置であ
っても良い。
【0049】本発明の好ましい実施例では、プローブタ
グが記憶されているタグとは異なるか否かを判定するた
めに、ここで説明する種類の回路をキャッシュメモリと
組合わせてプロセッサにおいて使用しても良い。また、
データ経路中の零検出回路又は一致検出回路にも適用可
能である。最後に、何らかの論理機能を実行するための
どのような用途にも適用できるであろう。以上、大きな
ファンイン能力、大きな容量性負荷を駆動する能力、改
善された速度性能及び向上した信頼性という特性を示す
BiCMOS回路を説明した。ダイナミックNANDゲ
ート及びダイナミックORゲートへの適用に関して、そ
のような回路の特定の実現形態を説明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のNANDゲート回路の1例を示す図。
【図2】 従来のダイナミックOR回路の1例を示す
図。
【図3】 本発明に従ったダイナミックBiCMOS
NANDゲートの第1の実施例を示す図。
【図4】 本発明に従った第2の実施例を示す図。
【図5】 コンピュータシステムにおける本発明の一実
施例の実現形態を示す図。
【符号の説明】
40,41,45,46…pチャネルMOSトランジス
タ、42,43,47,48,51,52,53…nチ
ャネルMOSトランジスタ、44,49,50…npn
バイポーラトランジスタ、54,55…インバータ、5
6…出力線路、57…プリチャージ線路、58…ドレイ
ン/フィードバック線路、59…部分回路ブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローレンス・ティ・クラーク アメリカ合衆国 97006 オレゴン州・ ビーバートン・ノースウエスト 173ア ールディ アヴェニュ・ナンバー1803・ 1935 (56)参考文献 特開 平4−43713(JP,A) 特開 平6−188719(JP,A) 特開 平1−129451(JP,A) 特開 平1−226215(JP,A) 特開 昭64−81414(JP,A) 米国特許5300829(US,A) 米国特許4866304(US,A) 米国特許4950925(US,A) 米国特許5047669(US,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ベース端子に入力信号が供給される複
    数のバイポーラトランジスタ(44,49)と、 該複数のバイポーラトランジスタ(44,49)のエミ
    ッタ端子に接続される出力線路(56)と、 回路のプリチャージ時に、前記出力線路(56)に蓄積
    された電荷を放電させるMOSトランジスタ(53)
    と、 同じく回路のプリチャージ時に、前記各バイポーラトラ
    ンジスタのベースに蓄積された電荷を放電させるMOS
    トランジスタ(43,48)と、 回路のトリガ状態時において、出力線路(56)が高電
    位となった場合に、前記複数のバイポーラトランジスタ
    のうちの、ベース電位が低電位状態にあるトランジスタ
    に対し、そのベース電位を強制的に上昇させることによ
    って、該トランジスタのベース−エミッタ間に発生する
    逆バイアス電圧を低減する保護回路と、 からなるBiCMOS論理回路。
  2. 【請求項2】 情報の記憶のための主メモリ手段と; 前記情報の操作のためのプロセッサ手段と; 前記情報を前記主メモリ手段と前記プロセッサ手段との
    間で転送するバス手段とを具備し; 前記プロセッサ手段は、 各ベース端子に入力信号が供給される複数のバイポーラ
    トランジスタ(44,49)と、 該複数のバイポーラトランジスタ(44,49)のエミ
    ッタ端子に接続される出力線路(56)と、 回路のプリチャージ時に、前記出力線路(56)に蓄積
    された電荷を放電させるMOSトランジスタ(53)
    と、 同じく回路のプリチャージ時に、前記各バイポーラトラ
    ンジスタのベースに蓄積された電荷を放電させるMOS
    トランジスタ(43,48)と、 回路のトリガ状態時において、出力線路(56)が高電
    位となった場合に、前記複数のバイポーラトランジスタ
    のうちの、ベース電位が低電位状態にあるトランジスタ
    に対し、そのベース電位を強制的に上昇させることによ
    って、該トランジスタのベース−エミッタ間に発生する
    逆バイアス電圧を低減する保護回路と、 をさらに含むコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 各ベース端子に入力信号が供給される複
    数のバイポーラトランジスタ(44,49)と、該複数
    のバイポーラトランジスタ(44,49)のエミッタ端
    子に接続される出力線路(56)とを有した、複数の入
    力端子を有するBiCMOS論理回路の信頼性を改善す
    る方法において、 回路のプリチャージ時に、MOSトランジスタ(53)
    により前記出力線路(56)に蓄積された電荷を放電さ
    せ、 同じく回路のプリチャージ時に、MOSトランジスタ
    (43,48)により前記各バイポーラトランジスタの
    ベースに蓄積された電荷を放電させ、 回路のトリガ状態時において、出力線路(56)が高電
    位となった場合に、前記複数のバイポーラトランジスタ
    のうちの、ベース電位が低電位状態にあるトランジスタ
    に対し、そのベース電位を強制的に上昇させることによ
    って、該トランジスタのベース−エミッタ間に発生する
    逆バイアス電圧を低減する方法。
JP25904794A 1993-09-30 1994-09-29 ファンインの大きいダイナミックBiCMOS回路 Expired - Lifetime JP3517459B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/129,664 US5399918A (en) 1993-09-30 1993-09-30 Large fan-in, dynamic, bicmos logic gate
US129,664 1993-09-30

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