JP3516933B2 - 連続電気メッキの爪送り搬送装置 - Google Patents

連続電気メッキの爪送り搬送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続電気メッキの
爪送り搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板等の被メッキ品を電気メッ
キするに際し、この被メッキ品を吊り下げ状態で搬送し
つつ、その搬送途中で、前処理、メッキ処理、後処理を
この順番で施すようにする連続電気メッキが知られてい
る(例えば特開2000−54197号公報等参照)。
そして、この連続電気メッキでは、上記のメッキ工程間
にわたってそれらの上方を通過状に架設されたレール
と、このレールの上面を摺動面としつつ吊り下がるハン
ガー部を介して当該レールに沿って移動自在に設けられ
る被メッキ品保持用の治具と、この治具の適所に送り爪
を係合させた状態でこの送り爪をレールに沿って移動可
能とされた爪駆動装置とを有した爪送り搬送装置を使用
することがある(なお、治具については特公平11−3
35897号公報、特公開2000−290797号公
報等参照)。
【0003】ところで、上記爪送り搬送装置において、
レールは陰極電極を兼ねており、また治具のハンガー部
は砲金等の導電材によって形成されているので、メッキ
処理工程内に設置されるメッキ槽内では、この槽内に浸
漬された電極に対して印加される陽極電流と上記のレー
ルを介して被メッキ品に印加される陰極電流との間でメ
ッキ処理(被メッキ品に対するメッキ被膜の形成)が行
われるものである。このように、この爪送り搬送装置に
おいて、レールと治具のハンガー部との接触はそれら両
者間での導電性を必要とすることから、金属対金属の接
触状態になっている。
【0004】そこで従来は、レールに対する治具(ハン
ガー部)の摺動を円滑にするために、レール側の摺動面
(上面)に導電グリスを塗布するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の爪送り
搬送装置では、レールに対する導電グリスの塗布厚を均
一化させるように留意する必要があり、またこの作業を
定期的に行わなければならないために、面倒でありまた
困難でもあった。また、このような導電グリスでは十分
な潤滑性が得られ難いということがあり、殊に導電グリ
スが一定厚でない箇所が含まれている場合等では、移動
中の治具に小刻みなガタツキやつっかかりが発生するこ
ともあった。
【0006】このようになると、レールの摺動面と治具
のハンガー部との間で小さな隙間が発生し、スパーク等
を招来し、通電率が下がることになるので、被メッキ品
に対するメッキ処理の品質や処理時間、或いは消費電力
等に悪影響が出ることに繋がっていた。更に、導電グリ
スは、治具の通過が繰り替えされて温度が上昇すると軟
化し、場合によってはレールから滴下するようなことも
あった。このような導電グリスの滴下がメッキ槽の上方
で起こると、メッキ液に導電グリスが混入してメッキ液
を汚染することになるので、その後のメッキ処理に悪影
響を及ぼすようになることは言うまでもない。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、導電グリスを原因とする不都合を全て解消す
ることができるようにして、高品質のメッキ処理が行え
るよにした連続電気メッキの爪送り搬送装置装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係る連
続電気メッキの爪送り搬送装置では、メッキ工程間にわ
たってそれらの上方を通過状に架設された陰極電極を兼
ねるレール(構造的に連続しているか不連続であるかは
特に限定されない)と、このレールの上面を摺動面とし
つつ吊り下がるハンガー部を介してこのレールに沿って
移動自在に設けられる被メッキ品保持用の治具と、この
治具の適所に送り爪を係合させた状態でこの送り爪をレ
ールに沿って移動可能とさせた爪駆動装置とを有したも
のとなっている。
【0009】そしてレールには、少なくともメッキ処理
工程内にあって、その長手方向に沿いつつ上記摺動面に
面して開放された水路が形成されたものとしており、こ
の水路内に供給される水を介して、レールから治具乃至
被メッキ品へと陰極電流が給電されるものとしている。
このように、レールの摺動面と治具のハンガー部との間
の導電性を、従来の導電グリスではなくて水路内の水を
介して保持させているので、水の表面張力により、高接
触面積を確保できることになり、導電率を高めることが
できる。また、水本来の特性としての低電気抵抗も有益
である。
【0010】また水は、レールの摺動面と治具のハンガ
ー部との間の摩擦抵抗を減らし、且つレールや治具(ハ
ンガー部)に対して冷却の効果もある。レールの下部
に、水路から漏洩する水を受けるための樋部を設けてお
くのが好適である。この樋部を設けておくことで、殊に
メッキ槽に対して水が混入するのを防止でき、メッキ液
の汚染又は希薄を防止できる。また、このようなことに
起因して、水路から水が積極的にオーバーフローする状
況(もっとも滝のような流れではなく、しみ出す程度と
する)を設定でき、これによって摩擦抵抗の低下作用や
冷却作用などを一層促進させるようにもできる。
【0011】レールは、摺動面及び水路が形成された導
電材製の摺動面形成条材と、この摺動面形成条材をその
全長において支持する支持条材とを有したものとするこ
とができる。この場合、支持条材には、その長手方向に
沿って給水路が形成されていると共にこの給水路に対し
て給水可能な給水口部が設けられているものとする。こ
れに対し、摺動面形成条材には、その水路の底面と上記
支持条材の給水路との上下間を貫通して水路への水の供
給を可能にする連絡孔が形成されているものとする。
【0012】このようにすることで、水路に対する水の
供給が容易且つ簡潔構造で実現できることになる。しか
も、このようにすると、レールとして導電材で形成させ
るのは、少なくとも摺動面形成条材の部分だけでよいこ
とになる。従って、必要に応じて支持条材を樹脂等の低
廉材料にしたり、或いは支持条材をステンレスなどの高
耐久材料にしたりできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1乃至図4は、本発明に係る爪
送り搬送装置1の一実施形態を示している。この爪送り
搬送装置1は、図5に模式的に示すように、前処理工程
2、メッキ処理工程3、後処理工程4が一直線状又はU
ターン状に接続されて成る連続電気メッキ設備5に対し
て付設されるものである。図2から明らかなように、こ
の爪送り搬送装置1は、上記した連続電気メッキ設備5
のメッキ工程間(2〜4)にわたってそれらの上方を通
過状に架設されたレール7と、レール7に沿って移動自
在に設けられる治具8と、この治具8の適所に送り爪9
を係合させた状態でこの送り爪9をレール7に沿って移
動可能とさせた爪駆動装置10と、レール7の下部にこ
のレール7に沿って設けられた樋部11とを有してい
る。
【0014】なお、治具8は、プリント基板などの被メ
ッキ品Wを保持するためのもので、各工程2〜4ではそ
れらに設置された処理槽(メッキ処理工程3であればメ
ッキ槽ということになる)内へ被メッキ品Wと一緒に浸
漬されることになるが、このための構成として、レール
7、爪駆動装置10及び樋部11の必要部分を各工程2
〜4内の必要位置で互いに一体状態のまま昇降可能な構
成とするか、或いはレール7から治具8を全部又は一部
だけ取り外して昇降可能な構成とするかの、いずれかの
構成が採用されているものとする。
【0015】また爪送り装置10は、図示は省略するが
ベルト駆動手段などによって送り爪9を連続的又は間欠
的に駆動させるように構成されているものとする。図1
に示すように(なお図3及び図4も参照)、レール7
は、摺動面形成条材12と支持条材13とを有した上下
二段構造になっている。上部側の摺動面形成条材12
は、例えば砲金、ステンレス、チタン等の導電材によっ
て形成されている。従って、この摺動面形成条材12に
は、陰極電流を印加することができる。
【0016】この摺動面形成条材12は、その上面を治
具8の摺動を支持するための摺動面15とされており、
この摺動面15に対して、その長手方向に沿いつつ上方
へ向けて開放された水路16が形成されている。またこ
の水路16の底面には、その長手方向に所定間隔をおい
た複数箇所に、この摺動面形成条材12の下面へ貫通す
る連絡孔17が形成されている。下部側の支持条材13
は、摺動面形成条材12をその全長において支持可能と
されたもので、適宜金属材又は樹脂材等によって形成さ
れている。
【0017】この支持条材13には、その長手方向に沿
いつつ上方へ向けて開放された給水路20が形成されて
いる。また、この支持条材13の側面には、給水路20
に対して給水を可能にする給水口部21が設けられてい
る。そして、この支持条材13における給水路20を挟
んだ両側の上面と、これに対向する摺動面形成材12の
下面との間は、水密的に結合されている。このようなこ
とから、給水口部21へ水を供給することにより、支持
条材13の給水路20に水が満たされ、この水が摺動面
形成条材12の連絡孔17を介して水路16へと流入
し、この水路16内が満たされるようになっている。
【0018】本実施形態において、上記摺動面形成条材
12の上面側に形成される摺動面15は、水路16を挟
んだ一方側のみとされてあり、この他方側では、治具8
に対して非接触となる隙間23が形成されるように、一
段低く形成してある。従って水路16内へ供給される水
が、この水路16をオーバーフローする場合には、この
隙間23の形成される方から優先的且つ一方的に流れ出
すようになる。治具8は、レール7に対して吊り下げら
れるハンガー部25と、被メッキ品Wを着脱自在な状態
で取り付けるフレーム部26とを有している。
【0019】これらハンガー部25とフレーム部26と
は、互いに着脱自在な構造としても不可分一体の構造と
してもよい。図4に示すように、本実施形態ではハンガ
ー部25とフレーム部26とが着脱自在な構造としてあ
り、フレーム部26には断面クサビ型をした差込片27
を設け、ハンガー部25にはこの差込片27をガタツキ
なく嵌め入れ可能としたVカット状の受入れ部28を設
けてある。この治具8において、レール7に対して吊り
下げを可能としている部分は、ハンガー部25に設けら
れている。
【0020】すなわち、図1から明らかなように、この
ハンガー部25には、鉤型をしたフック30が設けられ
ており、このフック30の内側により、レール7にその
上から引っ掛けられるようになっている。そして、フッ
ク30の先端側はレール7の摺動面形成条材12に対し
てその側部(図1右側)から当接するようになっている
と共に、フック30の根本側でもレール7の支持条材1
3に対してその側部(図1左側)から当接するようにな
っている。この構造により、治具8は、レール7に対し
て横揺れなどを生じずに安定して吊り下げられ、移動で
きるようになっている。なお、このフック30の上部に
は、爪送り装置10の送り爪9との係合に用いられる受
け爪31が設けられている。
【0021】このようなフック部30において、レール
7の摺動面15と当接するようになる内側下面部分に
は、この摺動面15との摩擦抵抗を軽減する上部シュー
33が設けられている。またフック30の先端側でレー
ル7の摺動面形成条材12に当接する部分には側部シュ
ー34が設けられ、フック30の根本側でレール7の支
持条材13に当接する部分には側面シュー35が設けら
れている。これら側部シュー34や側面シュー35は、
樹脂や軟らかめの金属によって形成することができる
が、上記した上部シュー33については、導電性を有し
た素材で形成することが必要とされる。
【0022】このようなことから、水路16内に水が供
給された状態にあって、レール7に対して陰極電流を印
加した場合には、この水路16内の水から上部シュー3
3を介してハンガー部25へも陰極電流が給電されるこ
とになる。なおこの場合、水路16内へ供給する水に対
して直接に陰極電流を印加することもできる。言うまで
もなく、ハンガー部25及びフレーム部26は、治具8
の全体として導電性を有したもの(金属製)とされてい
るので、上記のようにレール7からハンガー部25へと
給電されることで、この治具8によって保持される被メ
ッキ品Wにも、陰極電流が給電されることになる。
【0023】このような水を介しての給電は、従来の導
電グリスを介して給電する場合に比べ、水の表面張力に
よって高接触面積を確保できることが要因となって、そ
れだけレール7からハンガー部25への導電率を高める
ことに繋がる。なお、この場合、摺動面15から上部シ
ュー33を介しても通電されることになるが、これより
も水路16内の水から上部シュー33への電気抵抗の方
が小さいため、レール7からハンガー部25への導電率
は、水の電気特性に支配されることになる。
【0024】具体的数値を挙げれば、従来の導電グリス
を介していた導電率に比して、本発明での水を介した導
電率は25%以上もの高効率となっている。樋部11
は、レール7の水路16から漏洩する水を受けて、それ
より下方への水の滴下を防止するためのものである。こ
の樋部11には、長手方向に沿って排水勾配が付されて
おり、この排水勾配の最も下位レベルとなる位置に排水
管36が接続されている。この樋部11を設けておくこ
とで、殊にメッキ処理工程3(図5参照)に設置される
メッキ槽(図示略)に対して水路16からの水が混入す
るのを防止でき、メッキ液の汚染又は希薄を防止できる
ことになる。
【0025】このような構成の爪送り搬送装置では、前
処理工程2、メッキ処理工程3、後処理工程4を有した
連続電気メッキ設備5にあって、被メッキ品Wを保持し
た治具8が爪駆動装置10による駆動で、これらメッキ
工程間2〜4の上方をレール7に沿って移動するように
なり、各工程2〜4ではそれらに設置された処理槽(メ
ッキ槽等)内に対して被メッキ品Wが治具8ごと浸漬さ
れることになる。そして、少なくともメッキ処理工程3
では、レール7の給水口部21から供給される水が水路
16内を満たしていると共に、レール7又は水路16内
の水に対して陰極電流が印加されていることになる。
【0026】これにより、水路16内の水からハンガー
部25を介して治具8の全体、ひいては被メッキ品Wに
陰極電流が給電されることになるので、メッキ処理工程
3に設置されるメッキ槽(図示略)内では、この槽内に
浸漬された電極に対して印加される陽極電流と、上記の
ようにして被メッキ品Wに印加される陰極電流との間で
メッキ処理(被メッキ品に対するメッキ被膜の形成)が
行われるものである。そしてこの場合に、レール7の摺
動面15と治具8のハンガー部25との間の導電性を水
による高導電率で行わせていることに起因して、高品質
のメッキ処理が行われるものとなる。
【0027】また水は、レール7と治具8との間の摩擦
抵抗を減らし、且つこれらレール7や治具8に対して冷
却の効果もある。これらにより、レール7側や治具8側
での摩耗を軽減する効果にも繋がる。レール7(水路1
6)の下方に樋部11が設けられていることで、水の滴
下を防止できるので、水路16から水が積極的にオーバ
ーフローする状況(しみ出す程度)に設定できることに
なり、これにより、上記したような摩擦抵抗の低下作用
や冷却作用などは、一層促進させることができる。
【0028】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、細部の構成、部材形状、材質などに関しては
実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る連続電気メッキの爪送り搬送装置では、レールと
治具との間の導電性を、レールの上面(摺動面)に設け
た水路内の水を介して保持させているので、このときの
導電率は水の表面張力を要因として高められることにな
り、結果、従来において導電グリスを原因としていた不
都合は全て解消されるに至り、高品質のメッキ処理が行
われるものとなる。また水を用いることで、レールの摺
動面と治具のハンガー部との間の摩擦抵抗を減らし、且
つレールや治具(ハンガー部)に対して冷却の効果も得
られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4中の主要部(レール断面とその周辺)を拡
大して示した図である。
【図2】本発明に係る爪送り搬送装置の一実施形態を示
す要部正面図である。
【図3】図2中の一部(治具のハンガー部)を拡大して
示した図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】連続電気メッキ設備の一例を模式的に示したレ
イアウト図である。
【符号の説明】
1 爪送り搬送装置 2〜4 メッキ工程 7 レール 8 治具 9 送り爪 11 樋部 12 摺動面形成条材 13 支持条材 15 摺動面 16 水路 20 給水路 21 給水口部 25 ハンガー部 W 被メッキ品
フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−73196(JP,A) 特開2000−290797(JP,A) 特開2000−54197(JP,A) 特開 平11−335897(JP,A) 実開 平3−99774(JP,U) 特公 昭45−34242(JP,B1) 実公 昭50−10417(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 17/06 C25D 17/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ工程(2〜4)間にわたってそれ
    らの上方を通過状に架設された陰極電極を兼ねるレール
    (7)と、該レール(7)の上面を摺動面(15)とし
    つつ吊り下がるハンガー部(25)を介して当該レール
    (7)に沿って移動自在に設けられる被メッキ品(W)
    保持用の治具(8)と、該治具(8)の適所に送り爪
    (9)を係合させた状態で該送り爪(9)をレール
    (7)に沿って移動可能とさせた爪駆動装置(10)と
    を有し、上記レール(7)には、少なくともメッキ処理
    工程(3)内にあってその長手方向に沿いつつ上記摺動
    面(15)に面して開放された水路(16)が形成され
    ており、該水路(16)内に供給される水を介してレー
    ル(7)から治具(8)乃至被メッキ品(W)へと陰極
    電流が給電可能になっていることを特徴とする連続電気
    メッキの爪送り搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記レール(7)の下部に、前記水路
    (16)から漏洩する水を受ける樋部(10)が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の連続電気メッ
    キの爪送り搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記レール(7)は、摺動面(15)及
    び水路(16)が形成された導電材製の摺動面形成条材
    (12)と、該摺動面形成条材(12)をその全長にお
    いて支持する支持条材(13)とを有しており、上記支
    持条材(13)にはその長手方向に沿って給水路(2
    0)が形成されていると共に該給水路(20)に対して
    給水可能な給水口部(21)が設けられており、摺動面
    形成条材(12)には、その水路(16)の底面と上記
    支持条材(13)の給水路(20)との上下間を貫通し
    て水路(16)への水の供給を可能とする連絡孔(1
    7)が形成されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の連続電気メッキの爪送り搬送装置。
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