JP3515797B2 - ヘリカルアンテナ - Google Patents
ヘリカルアンテナInfo
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Description
に通信回線の状態を表示する発光手段を備えたヘリカル
アンテナに関する。 【0002】 【従来の技術】最近は無線通信、特に特定小電力無線
局,構内無線局等の規格に準拠した無線モデム,ハンデ
ィターミナル,パーソナル電話等にヘリカルアンテナが
多く使用されている。これらによる無線通信は屋内で使
用されることが多く、混信を防ぐため通信可能距離が制
限されているから、小電力の通信装置が用いられてい
る。 【0003】しかしながら、屋内でも通信距離が離れて
いたり、波長の短かい電波を使用するため比較的近距離
であってもロッカ等の金属製備品による隠蔽や反射波の
混在等によって回線状態が悪化し、オペレータが気付か
ない間に通信エラーの多発による通信時間の延長やデー
タミスの発生を招いていることがある。 【0004】このような通信回線の状態をオペレータに
表示するための手段として、従来の無線通信装置では本
体の前面パネルにメータ等のインジケータを設けたもの
があった。また、例えば実開平3−101020号公報
に示されたように、筒状のヘリカルアンテナの中空軸部
に導光部材を貫通し、ヘリカルアンテナの取付基部内に
配置した光源からの光を導光して先端部を明るくする提
案もあった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インジ
ケータは回線不良の程度等の詳しい情報が得られるが、
実用上は良否が一見して分るものの方が望ましく、さら
に死角があって装置の正面に近づいて見なければならな
いという大きな欠点があった。 【0006】実開平3−101020号公報に示された
提案は死角がなく、どの方向からでも見易い点では優れ
ているが、回線状態の良否を表示させる場合に点灯か消
灯または点滅あるいは点滅速度を変化させる方法による
ため、慣れないものには分り難く、さらに導光部材を可
撓性のあるヘリカルアンテナに貫通させることにより多
少ともその可撓性や復元性を妨げるという問題があっ
た。 【0007】また、光源がヘリカルアンテナの取付基部
内にあるため放熱が困難で、実施例に示されたように白
熱灯を用いた場合に温度が上昇して周囲の回路に悪影響
を及ぼすという欠点があり、さらに光源の故障や、他の
機器の同様な表示と区別するため発光色を変えたい等、
光源の交換が必要になった場合に、ヘリカルアンテナを
取外さないと交換出来ないという保守上の大きな問題も
あった。 【0008】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、無線通信装置に備えるヘリカルアンテナに、死
角がなくていずれの方向からも見易く、発熱によって周
囲に悪影響を及ぼす恐れのない通信回線状態を表示する
発光手段を設けることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、中空コイル状のヘリカルアンテナ線を円
筒状のアンテナチューブで被覆した構造のヘリカルアン
テナにおいて、アンテナチューブの先端部に通信回線の
状態を表示するための発光手段を設け、該発光手段を発
光させるための電線をヘリカルアンテナ線の中空部を貫
通して導いてなり、上記発光手段を上記アンテナチュー
ブの先端部に着脱自在に設け、その発光手段を、上記ヘ
リカルアンテナ線の中空軸に略直交する面上で外方に向
けてそれぞれ光の放射方向を異ならせて複数配置したも
のである。 【0010】 【0011】 【0012】 【作用】上記のように構成したヘリカルアンテナは、ア
ンテナチューブの先端部に設けた発光手段が通信回線の
状態を表示し、その発光手段を発光させるための電線は
ヘリカルアンテナ線の中空部を貫通して設けてあるか
ら、発光手段には死角がなくていずれの方向からも見易
く、放熱も簡単であるから発熱の影響を他に及ぼす恐れ
がない。さらに、発光手段がアンテナチューブの先端部
に対して着脱自在であるので、発光手段の交換が容易で
保守上極めて有利である。 【0013】さらにまた、発光手段をヘリカルアンテナ
線の中空軸に略直交する面上で外方に向けてそれぞれ光
の放射方向を異ならせて複数配置しているから、例えば
LED(発光ダイオード)のように或る程度指向性をも
った発光手段を用いても、死角をなくすことが出来る。 【0014】 【0015】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら具体的に説明する。図1は、この発明の一実施例であ
るヘリカルアンテナの構成を分解して示す斜視図であ
り、同図に示したヘリカルアンテナ1は、アンテナ本体
2と発光部3と保護キャップ4とから構成されている。 【0016】アンテナ本体2は、中空コイル状のヘリカ
ルアンテナ線であるアンテナ線5と、アンテナ線5を絶
縁して被覆した同筒状のアンテナチューブであり可撓性
材質からなるチューブ6と、ねじソケット7を備えチュ
ーブ6の先端部6aに固設された接続部8とからなり、
チューブ6の末端部6bは図示しない無線通信装置に固
定的に取付けられ、ねじソケット7と無線通信装置の同
じく図示しない発光制御手段との間は電線9により接続
されている。 【0017】発光部3は発光手段であるランプ11から
なり、ランプ11の口金12によってアンテナ本体2の
接続部8のねじソケット7に着脱自在に取付けられる。
透明,半透明又は乳白色の保護キャップ4は、嵌合又は
ねじによって接続部8に着脱自在に装着され、ランプ1
1を保護している。 【0018】したがって、ランプ11は先ず保護キャッ
プ4を取外した後、容易に交換することが出来るから、
保守上極めて有利である。また、ランプ11の点灯に伴
なう若干の発熱は、発光部3がヘリカルアンテナの先端
にあるため放熱が極めて容易で温度上昇が少なく、多少
の温度上昇があっても、無線通信装置から離れているか
らその回路に悪影響を及ぼす恐れは皆無である。 【0019】さらに、一般にヘリカルアンテナ1は、無
線通信装置の上部に垂直に立てられていることが多く、
その先端に設けられたランプ11の点灯又は消灯は、周
囲のいかなる方向からも容易に視認出来るから、無線通
信装置に近づかなくても一見して通信回線の状態を知る
ことが可能である。 【0020】ランプ11の交換は、その断線時は勿論で
あるが、後述するように一対の無線通信装置の送信側と
受信側のヘリカルアンテナ、あるいは他の無線通信装置
のヘリカルアンテナとの各通信回線状態の表示を区別す
るため、互いの色を異ならせるような場合にもランプ交
換が行なわれる。このような時には、色の異なる着色ラ
ンプと交換すればよい。 【0021】図2は、発光部3の発光手段としてLED
(発光ダイオード)を用いた他の構成例を示す斜視図で
あり、同図の(A)と(B)は、それぞれ口金を備えた
場合と備えていない場合の例を示している。 【0022】図2の(A)に示した発光部3は、発光手
段であるLED13と口金12aとからなり、口金12
aの内部に図示しない抵抗をLED13と直列に設けた
ものである。既に示したランプ11の点灯電圧とLED
13の発光電流とに応じて抵抗の値を設定し、口金12
aをランプ11の口金12と同じサイズにすることによ
り、同一のねじソケット7にランプ11と交換可能に取
付けることが出来る。 【0023】図2の(B)に示した発光部3はLED1
3のみにより構成され、LED13のリード線をそのま
まコネクタプラグ13aとして、図1に示した接続部8
に設けた専用のコネクタソケット14に着脱自在に装着
する。この場合はランプ11との互換性はないが、同種
のLED13又は発光色の異なるLEDと交換可能であ
る。 【0024】一般にLED13は、ランプ11と異なっ
てどの方向にも略等しい光量を放射するものではなく、
最も強い光量を放射する方向を光軸として、光軸から傾
くほど光量が減少する指向性を有している。指向性はL
EDの品種より異なるが、その指向性を示す光量半減角
は指向性の強いものほど狭く、指向性の弱いものほど広
い。 【0025】LED13の光軸を上方に向けた場合は、
光量半減角の相当広いLEDを用いても、光量の大部分
は上方に放射され、光軸と略直交する周囲からの視認方
向には僅かな光量しか放射しない。このような場合に
は、例えばマット面からなる半透明又は乳白色の保護キ
ャップ4を使用すれば、視認方向にも相当な光量が放射
される。 【0026】LEDの発光効率はランプ(発熱灯)に比
べて遙かに大きいから発光電力は僅かで済み、発熱量も
小さいという長所はあるが、1個当りの発光量はランプ
より小さい。したがって、光量半減角以内から見れば十
分に明るいが、半透明又は乳白色の保護キャップを使用
すると、窓際あるいは照明の明るい室内では点灯に気付
かない恐れがある。 【0027】図3及び図4は周囲が明るい場合でも判然
と視認することが出来る複数のLEDを備えた発光部の
構成例を示し、図3は保護キャップを一体化した発光部
16と接続部8とを分離して示す外観斜視図であり、図
4は発光部16の保護キャップを取外してその内部の複
数のLEDの配置例を示す平面図である。 【0028】図3に示した発光部16は、接続部8の下
側の図示しないアンテナ線の中空軸に略直交するプリン
ト基板17と、プリント基板17上に図4に示したよう
に光軸を外側に向けて略45°の間隔で配設した8個の
LED18と、プリント基板17の中央部下側に設けた
コネクタプラグ19と、プリント基板17を固定的にカ
バーする保護キャップ20とからなっている。 【0029】発光部16は、コネクタプラグ19を接続
部8に設けたコネクタソケット21に挿入することによ
り、アンテナ本体2(図1)に着脱自在に装着され、交
換時には発光部16が一体になったまま交換される。 【0030】プリント基板17上の複数のLED18は
互いに並列にコネクタプラグ19の各端子に接続されて
おり、コネクタソケット21と電線9とを介して図示し
ない無線通信装置の発光制御手段に接続されている。 【0031】図4において、各LED18毎に破線で示
した配光曲線22は、それぞれLED18を極、光軸を
原線とし、光軸から角度を変数としてその角度に放射さ
れる光量を極座標で示したものであり、光量が光軸方向
の光量の1/2になる左右2方向のなす角が光量半減角
である。図4に示したように、互いに外側に向けた光軸
を略等角度間隔で複数個のLED18をプリント基板1
7上に配置したことにより、全周いかなる方向からも明
るく、かつ死角なしに視認することが出来る。 【0032】図3及び図4に示した例では8個のLED
を使用したが、光量半減角90°(半角45°)のLE
Dなら4個使用すれば全周から等しい明るさで視認出来
る。また、4個のLEDに光量半減角70°位のものを
使用しても視覚的には略等しい明るさを感じ、光量半減
角60°位のものを使用しても明るい部屋で全周から十
分明るく視認することが出来る。 【0033】図5は、以上説明したヘリカルアンテナを
備えた無線通信装置の一実施例である一対の無線モデム
を使用した無線通信システムの構成例を示す外観図であ
る。図5に示した無線通信システムは、互いに一対をな
す送信局である1次局の無線モデム24aと受信局であ
る2次局の無線モデム24bとにより構成され、各無線
モデム24a,24bにはそれぞれ先端に発光部25
a,25bを設けたヘリカルアンテナ26a,26bが
備えられている。 【0034】1次局の無線モデム24aはホストマシン
であるパーソナルコンピュータ(以下「コンピュータ」
という)27に、2次局の無線モデム24bはコンピュ
ータ27の周辺装置であるプリンタ28にそれぞれ接続
されている。 【0035】無線モデム24aは、コンピュータ27が
出力する文字コード等を含むコマンドをRF(無線周波
数)信号に変調し、ヘリカルアンテナ26aを介して無
線モデム24bに送信すると共に、無線モデム24bか
らのRF信号を受信し、レスポンスに復調してコンピュ
ータ27に出力する。 【0036】無線モデム24bは、無線モデム24aが
送信したRF信号をヘリカルアンテナ26bを介して受
信し、コマンドに復調してエラーの有無をチェックし、
今受信したコマンドの再送要求か次のコマンドの送信要
求かをレスポンスとしてRF信号に変調し、無線モデム
24aに送信する。受信したコマンドにエラーがなけれ
ば文字コードとしてプリンタ28に出力し、印刷させ
る。 【0037】図6及び図7は、それぞれ図5に示した1
次局及び2次局の無線モデム24a,24bの構成の一
例を示すブロック図であり、図5に示したものと同一部
分には同一符号を付している。また、無線モデム24
a,24bを構成する各部分は本質的に全く同一であ
り、その作用が若干異なるだけであるから、対応する部
分の符号にそれぞれ添字a,bを付して区別する。 【0038】1次局,2次局の無線モデム24a,24
bは、それぞれ互いにバスラインにより接続されている
MPU30a,30bとI/F(インタフェース)部3
1a,31bと、RAM32a,32bとDLC(デー
タ・リンク・コントローラ)33a,33b、並びにM
PU30a,30b及びDLC33a,33bにそれぞ
れ接続されたLED駆動部34a,34b及びRF(ラ
ジオ・フリケンシィ)部35a,35bによってそれぞ
れ構成されている。 【0039】無線モデム24aについて説明すれば、発
光制御手段でもあるMPU30aは各部の制御及びデー
タ処理を行ない、I/F部31aは外部装置であるコン
ピュータ27とのデータ等の入出力を行なう。RAM3
2aはI/F部31aを介してコンピュータ27から入
力したデータ等をMPU30aの指令に応じて一時的に
格納する。 【0040】図5に示した無線通信システムのプロトコ
ルは、JISによって規格化されているHDLC手順の
正規応答モード略してNRMによって行なわれる。その
ため、DLC33aはRAM32a内のデータを規定の
フォーマットに従った情報フレームに形成して、予め定
められた同期クロックに同期してRF部35aに出力し
たり、RF部35aから入力する情報フレームを分解し
てデータを取出しRAM32aに格納する作用を行な
う。 【0041】RF部35aはDLC33aから入力する
ベースバンド信号である情報フレーム信号をRF信号に
変調し、ヘリカルアンテナ26aのアンテナ線29aを
介して送信したり、アンテナ線29aを介して受信した
RF信号を復調したベースバンド信号である情報フレー
ム信号を、予め定められた同期クロックに同期してDL
C33aに出力する。 【0042】LED駆動部34aは、発光制御手段であ
るMPU30aからの指令に応じて、発光部25aのL
EDの電源をオン/オフすることにより、LEDの点灯
/消灯を行なう。 【0043】無線モデム24bは、I/F部31bに接
続される外部装置がプリンタ28に代っただけであり、
各部の作用は無線モデム24aと全く同様であるから説
明を省略する。 【0044】図8及び図9はそれぞれ1次局及び2次局
の(無線モデム24a,24bの)MPU30a,30
bのルーチンの一例を示すフロー図であり、図10及び
図11はそれぞれ図8及び図9に示したルーチンがそれ
ぞれ使用するLED発光のための発光サブルーチンの一
例を示すフロー図である。図8乃至図11に示したフロ
ー図において「S」を付して示した数字は、それぞれの
ステップ番号である。 【0045】図示しないが、無線モデム24aはコンピ
ュータ27からの文字データ出力開始の信号を常時モニ
タし、開始信号の入力をキャッチすると直ちにプロトコ
ルに従って無線モデム24bに送信承認要求信号を送信
する。送信承認要求信号を受信すると、無線モデム24
bはプリンタ28に印刷開始を通知し、プリンタ28か
らのアクノーリッジ信号を受けると無線モデム24aに
送信承認のレスポンス信号を送信する。このような一連
の送受信が行なわれた後、1次局及び2次局(無線モデ
ム24a及び24b)のルーチンがそれぞれスタートす
る。 【0046】図8に示した1次局のルーチンがスタート
すると、ステップ1でプロトコルに従ったデータリンク
を作成し、ステップ2で例えば情報フレームの順序番号
iと再送信カウンタをそれぞれクリアして0にする等の
初期セットが行なわれる。 【0047】次にステップ3に進んで、コンピュータ2
7から入力してRAM32a上に格納されている印字デ
ータを1送信分読出し、DLC33aにより形成した情
報フレームをその順序番号iと共にRF部35a,アン
テナ線29aを介して送信した後ステップ4に進んで、
2次局からRRレスポンス(レスポンス信号)が返信さ
れるに要する予め設定した待ち時間だけ受信待機状態で
ウエイトする。 【0048】待ち時間が経過するとステップ5に進ん
で、受信した信号がRRレスポンスであるか否かを判定
して否ならばステップ11にジャンプし、RRレスポン
スであればステップ6に進んで、その内容である順序番
号が(i+1)になっているか否かを判定する。後述す
るように、2次局は受信した情報フレームにデータミス
があれば順序番号iをそのまま変えずに、データミスが
無ければ順序番号iを1つインクリメントして、それぞ
れRRレスポンスとして返信してくる。 【0049】したがって、1次局側ではステップ6で否
すなわち順序番号がiのままであれば、順序番号iの情
報フレームの再送信要求としてステップ10にジャンプ
し、順序番号が(i+1)であれば、次に順序番号(i
+1)の情報フレームの送信要求としてステップ7に進
み、送信データが終了したか否かを判定する。送信終了
であればステップ12にジャンプしてエンド処理を行な
い、否であればステップ8に進む。 【0050】ステップ8では順序番号iをインクリメン
トし、(i+1)とするが、順序番号iはi:0〜7の
3ビットデータであるから、i=7の時にインクリメン
トするとオーバフローしてi=0に戻る。次にステップ
9で再送数カウンタをクリアしてステップ14に進む。 【0051】ステップ14では図10又は図11に示し
た発光サブルーチンにジャンプして、発光部25aのL
EDの点灯又は消灯を実行した後、ステップ3に戻って
指定された順序番号の情報フレーム送信を行なう。 【0052】ステップ10にジャンプ(ステップ6で否
すなわち再送信要求と判定されて)すると、再送数カウ
ンタをインクリメントして(iはそのまま変えずに)、
ステップ14に進む。即ち、再送数カウンタの内容は同
一情報フレームが何回再送信要求されたかを示し、通信
回線の状態が悪くなればなるほど、その数値が大きくな
ってゆく。 【0053】ステップ11にジャンプ(ステップ5で受
信内容がRRレスポンスでないと判定されて)すると、
ハングアップであるか否かを判定し、否ならばステップ
14にジャンプし、ハングアップであればステップ12
に進んで始めにステップ1で形成したデータリンクを解
除し、ステップ13でLEDを消灯させて(既に消灯し
ていればそのままになる)、エンドへ行く。 【0054】図9に示した2次局のルーチンがスタート
すると、ステップ21,ステップ22で(殆んど同時に
スタートした1次局のルーチンの)ステップ1,ステッ
プ2と同様に、データリンク形成,初期セットを行っ
て、ステップ23に進む。 【0055】ステップ23では、アンテナ線29b,R
F部35bを介して受信し、受信内容が順序番号iの情
報フレームであるか否かを判定して、否であればステッ
プ31にジャンプし、情報フレームであればステップ2
4に進んで受信したデータのエラーの有無を判定して、
エラーがあればステップ28にジャンプし、無ければス
テップ25に進む。 【0056】ステップ25で、DLC33bにより受信
した情報フレームを分解して印字データに戻した後、そ
の印字データをRAM32bに転送して格納する。次
に、ステップ26,ステップ27で(1次局の)ステッ
プ8,ステップ9と同様に順序番号iをインクリメント
し、再送数カウンタをクリアしてステップ29に進む。 【0057】ステップ29では、順序番号iの現在の値
をRRレスポンスとして1次局に送信してステップ30
に進み、(1次局の)ステップ14と同様に発光サブル
ーチンにジャンプしてLEDの点灯又は消灯を実行した
後、ステップ23に戻る。 【0058】ステップ28にジャンプ(ステップ24で
データエラー発生と判定されて)すると、(1次局の)
ステップ10と同様に再送数カウンタをインクリメント
して(iはそのまま変えずに)、ステップ29に進む。 【0059】ステップ31にジャンプ(ステップ23で
受信内容が情報フレームでないと判定されて)すると、
受信内容がDISCコマンドであるか否かを判定し、D
ISCコマンドであればステップ23に戻り、否であれ
ば次に続くステップ32,ステップ33で、(1次局
の)ステップ12,ステップ13と同様にデータリンク
を解除し、LEDを消灯させてエンドに行く。 【0060】図10に示した発光サブルーチンは、発光
手段がそれぞれ単色のランプ又はLEDにより構成され
ている場合の発光を制御する発光サブルーチンの一例を
示したものである。 【0061】図8又は図9に示したルーチンのそれぞれ
ステップ14又はステップ30から図10に示した発光
サブルーチンにジャンプして来ると、ステップ41で再
送数カウンタの値が予め設定した閾値より大きいか否
か、即ち通信回線の状態が悪いか否かを判定し、回線状
態が悪くてデータエラーが多発していればステップ42
に進んで、(この例ではランプでなく)LEDを点灯さ
せてリターンする。 【0062】ステップ41における判定で回線状態が良
いかそれほど悪くはなくて、データエラーの発生が許容
出来る程度であればステップ43に進んで、LEDを消
灯させて(既に消灯していればそのまま)リターンす
る。 【0063】したがって、1次局及び2次局のヘリカル
アンテナ26a,26bの発光部25a,25bの各L
EDは、通信回線の状態が悪い間は共に点灯して表示
し、良い状態に復帰すれば共に消灯する。 【0064】図11に示した発光サブルーチンは、発光
手段がそれぞれ赤と緑に発光する2個のLED、又はそ
の2個のLEDを1つのケースに収めた2色LEDによ
り構成されている場合の発光を制御する発光サブルーチ
ンの一例を示したものである。 【0065】図8又は図9に示したルーチンのそれぞれ
ステップ14又はステップ30から図11に示した発光
サブルーチンにジャンプして来ると、ステップ51で
(図10に示したサブルーチンのステップ41と同様
に)再送数カウンタの値が予め設定した閾値より大きい
か否かを判定し、カウンタの値が閾値より大きければス
テップ52に進んで赤色LEDを点灯させ、ステップ5
3で緑色LEDを消灯させた後、リターンする。 【0066】ステップ51における判定が否、すなわち
再送数カウンタの値が閾値以下であれば、ステップ54
にジャンプして緑色LEDを点灯させ、ステップ55で
赤色LEDを消灯させた後、リターンする。 【0067】したがって、1次局及び2次局のヘリカル
アンテナ26a,26bの発光部25a,25bは、1
次局と2次局との間で通信が始まるとそれぞれ緑色に発
光する。通信回線の状態が悪くなるとそれぞれ赤色に発
光して回線状態悪化を表示し、良い状態に復帰すれば緑
色発光に戻って回線状態良好を表示する。1次局と2次
局との間の通信が終了すれば、発光部25a,25bの
発光が停止する。 【0068】すなわち、2色の発光を行なうことによ
り、回線状態不良の表示のみならず回線状態良好の表示
も可能になり、特に赤と緑の2色を使用すれば、交通信
号の色から不慣れなオペレータでも直感的に通信回線状
態の良,不良を間違いなく知ることが出来る。 【0069】さらに、1次局と2次局との間で通信が行
なわれているか否かも知ることが出来るから、コンピュ
ータからデータを出力してもプリンタが作動しなかった
場合に、その原因がコンピュータ側にあるのか、通信回
線の状態にあるのか、プリンタ側にあるのかを、容易に
判定することも可能になる。 【0070】図12は、以上説明した2色発光の場合の
LED発光系の一例を示す回路図である。図12に示し
たLED発光系は、発光制御手段であるMPU40と、
MPU40の指令に応じてLEDの電源をオン/オフす
るLED駆動部41と、緑色LED42と赤色LED4
3とを備えた発光部44と、LED駆動部41と発光部
44とを結ぶ電線を通すアンテナ本体45とにより構成
されている。 【0071】LED駆動部41は、2個のトランジスタ
Q1,Q2と、3個の抵抗R1,R2,R3とからな
り、そのプラスの電源Vccは抵抗R3を介して発光部
44の緑色LED42と赤色LED43の各プラス端子
に接続されている。 【0072】NPN型のトランジスタQ1,Q2のエミ
ッタは共にグランドに、ベースはそれぞれMPU40の
ポートP1,P2に、コレクタはそれぞれ抵抗R1,R
2を介して電源Vccによりプルアップされると共に、
発光部44の緑色LED42,赤色LED43のマイナ
ス端子にそれぞれ接続されている。 【0073】MPU40のポートP1,P2が共にロー
であれば、トランジスタQ1,Q2はオフであるから、
緑色LED42,赤色LED43はいずれも発光してい
ない。ポートP1だけがハイになるとトランジスタQ1
がオンになって、緑色LED42が発光する。逆に、ポ
ートP2だけがハイになるとトランジスタQ2がオンに
なって、赤色LED43が発光する。 【0074】緑赤の2色発光LEDを用いた場合も、1
つのケースの内部には緑色LEDと赤色LEDの2個の
チップが封入されているだけであるから、全く同様に発
光出来ることはいうまでもない。 【0075】また、発光部が図10に示した発光サブル
ーチンを適用するような単色発光のLEDからなる場合
は、例えば緑色LED42を単色発光のLEDに置き換
えてトランジスタQ2,抵抗R2を廃止し、ポートP1
のみを使用してLEDの点灯/消灯を制御すればよい。 【0076】 【発明の効果】以上説明したようにこの発明によるヘリ
カルアンテナは、その先端部に設けた通信回線状態を表
示する発光手段が、死角がなくていずれの方向からも見
易く、しかも発熱によって周囲に悪影響を及ぼす恐れが
ない。
構成を分解して示す斜視図である。 【図2】図1に示した発光部の発光手段としてLEDを
用いた構成例を示す斜視図である。 【図3】図1に示した発光部の複数のLEDを用いた他
の構成例を示す斜視図である。 【図4】図3に示した発光部における複数のLEDの配
置例を示す平面図である。 【図5】先端部に発光部を有するヘリカルアンテナを備
えた無線通信装置の一実施例である一対の無線モデムを
使用した無線通信システムの構成例を示す外観図であ
る。 【図6】図5に示した1次局の無線モデムの構成の一例
を示すブロック図である。 【図7】図5に示した2次局の無線モデムの構成の一例
を示すブロック図である。 【図8】図6に示した1次局の無線モデムのMPUのル
ーチンの一例を示すフロー図である。 【図9】図7に示した2次局の無線モデムのMPUのル
ーチンの一例を示すフロー図である。 【図10】図8及び図9に示したルーチンがそれぞれ使
用するLEDの発光を制御する発光サブルーチンの一例
を示すフロー図である。 【図11】図8及び図9に示したルーチンがそれぞれ使
用する2色に発光するLEDの発光を制御する発光サブ
ルーチンの一例を示すフロー図である。 【図12】2色に発光するLEDの発光系の一例を示す
回路図である。 【符号の説明】 1,26a,26b:ヘリカルアンテナ 3,16,25a,25b,44:発光部 5,29:アンテナ線(ヘリカルアンテナ線) 6:チューブ(アンテナチューブ) 6a:(チューブの)先端部 9:電線 11:ランプ(発光手段) 13,18:LED(発光手段) 24a,24b:無線モデム(無線通信装置) 30a,30b,40:MPU(発光制御手段) 42:緑色LED(発光色の異なる発光素子) 43:赤色LED(発光色の異なる発光素子)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 中空コイル状のヘリカルアンテナ線を円
筒状のアンテナチューブで被覆した構造のヘリカルアン
テナにおいて、 前記アンテナチューブの先端部に通信回線の状態を表示
するための発光手段を設け、該発光手段を発光させるた
めの電線を前記ヘリカルアンテナ線の中空部を貫通して
導いてなり、 前記発光手段を前記アンテナチューブの先端部に着脱自
在に設け、 該発光手段を、前記ヘリカルアンテナ線の中空軸に略直
交する面上で外方に向けてそれぞれ光の放射方向を異な
らせて複数配置した ことを特徴とするヘリカルアンテ
ナ。
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---|---|---|---|
JP25294693A JP3515797B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | ヘリカルアンテナ |
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JP25294693A Expired - Fee Related JP3515797B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | ヘリカルアンテナ |
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JP (1) | JP3515797B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5473158B2 (ja) * | 2011-07-29 | 2014-04-16 | 東芝テック株式会社 | 無線通信システム |
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-
1993
- 1993-10-08 JP JP25294693A patent/JP3515797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9771454B2 (en) | 2013-12-26 | 2017-09-26 | Zeon Corporation | Method of production of polyether rubber |
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