JP3515104B1 - 不適当問題判定プログラム及び合否判定プログラム - Google Patents

不適当問題判定プログラム及び合否判定プログラム

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JP3515104B1
JP3515104B1 JP2003196153A JP2003196153A JP3515104B1 JP 3515104 B1 JP3515104 B1 JP 3515104B1 JP 2003196153 A JP2003196153 A JP 2003196153A JP 2003196153 A JP2003196153 A JP 2003196153A JP 3515104 B1 JP3515104 B1 JP 3515104B1
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Abstract

【要約】 【課題】 解答毎確信度記入フォームを利用して試験を
行った際に、各受験者の合否を自動的に判定できるシス
テムを提供する。 【解決手段】 受験者毎に全問題の正答率と全問題の得
点指数とを記録した解答ファイルを備えると共に、設定
された合否判定閾値を記憶し、得点指数が問題への解答
と当該解答への確信度との組み合わせによって決定され
るシステムにおいて、正答率と得点指数とを2軸とする
2次元座標を仮定した場合の正答率の最大値と得点指数
の最大値との交点座標から合否判定閾値の座標までの距
離R2を算出する。また、正答率と得点指数とを2軸と
する2次元座標を仮定した場合の正答率の最大値と得点
指数の最大値との交点座標から各受験者の正答率と得点
指数との交点座標までの距離r2を算出する。そして、
距離R2よりも距離r2が長い受験者を不合格と判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の解答フォー
ムへの記入に基づいて合否を判定する合否判定システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各出題に対して、解答と、その解
答についての確信度(自信の程度)とを一組にして解答
するフォーム(以下、解答毎確信度記入フォームとい
う)が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開平7−172081号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、従来の解
答毎確信度記入フォームを利用して試験を行った際に、
各受験者の合否を自動的に判定できるシステムを提供す
ることを目的とする。また、各出題の妥当性を反映した
合否判定を自動的に行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、以下の構成を採ってい
る。まず、前提のシステムは、問題毎に全受験者の正答
率と全受験者の得点指数とを記録した問題評価ファイル
記憶装置に備えると共に、設定された問題妥当性閾値
記憶装置に記憶し、得点指数が問題への解答と当該解
答への確信度との組み合わせによって決定されるものと
する。このシステムにおいて、コンピュータに、以下の
処理を実行させる。即ち、各問題の正答率と得点指数と
を前記記憶装置の問題評価ファイルから読み出すステッ
プと、問題妥当性閾値を前記記憶装置から読み出すステ
ップとを実行させる。また、正答率と得点指数とを2軸
とする2次元座標を仮定した場合の正答率の最大値と得
点指数の最大値との交点座標から読み出した問題妥当性
閾値の座標までの距離R1を算出するステップと、正答
率と得点指数とを2軸とする2次元座標を仮定した場合
の正答率の最大値と得点指数の最大値との交点座標から
読み出した各問題の正答率と得点指数との交点座標まで
の距離r1を算出するステップとを実行させる。そし
て、距離R1よりも距離r1が長い問題を不適当問題と
判定する。ここで、「得点指数」とは、得点の高低を表
す数値であり、得点そのものや当該得点の平均等が該当
する。また、「閾値」は、単一の数値により設定されて
もよいし、複数の数値により設定されてもよい。例え
ば、2次元座標において、閾値を座標で特定する場合は
2つの数値により閾値が特定されるが、当該座標までの
距離により閾値を特定する場合は単一の数値により閾値
が特定される。また、「2次元座標を仮定」するとは、
コンピュータ処理において、上記距離の演算を実行でき
るようなデータの持ち方がされていれば足り、必ずし
も、2次元座標が画像メモリ上に展開されることを必要
とするものではない。以上の解釈は、以下の発明につい
ても適用される。
【0006】また、請求項2記載の発明では、以下の構
成を採っている。まず、前提のシステムは、受験者毎に
全問題の正答率と全問題の得点指数とを記録した解答フ
ァイルを記憶装置に備えると共に、設定された合否判定
閾値を記憶装置に記憶し、得点指数が前記問題への解答
と当該解答への確信度との組み合わせによって決定され
るものとする。このシステムにおいて、コンピュータ
に、以下の処理を実行させる。即ち、各受験者の正答率
と得点指数とを記憶装置の解答ファイルから読み出すス
テップと、合否判定閾値を記憶装置から読み出すステッ
プとを実行させる。また、正答率と得点指数とを2軸と
する2次元座標を仮定した場合の正答率の最大値と得点
指数の最大値との交点座標から読み出した合否判定閾値
の座標までの距離R2を算出するステップと、正答率と
得点指数とを2軸とする2次元座標を仮定した場合の正
答率の最大値と得点指数の最大値との交点座標から読み
出した各受験者の正答率と得点指数との交点座標までの
距離r2を算出するステップとを実行させる。そして、
距離R2よりも距離r2が長い受験者を不合格と判定す
る。
【0007】また、請求項3記載の発明では、請求項2
記載の合否判定プログラムにおいて、コンピュータに、
請求項1記載の不適当問題判定プログラムを実行するス
テップと、この不適当問題判定の結果、不適当問題と判
定された問題を出題から除いた残りの問題を全問題とし
て請求項2記載の合否判定プログラムを実行するステッ
プとを実行させる。
【0008】これにより、前述した目的を達成しようと
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図10に基づいて説明する。
【0010】図1は、合否判定プログラム及び不適当問
題判定プログラムを実行するコンピュータのブロック図
である。本実施形態において、このコンピュータは、パ
ーソナルコンピュータであり、キーボード、マウス及び
スキャナ等の入力装置1と、コンピュータディスプレイ
及びプリンタ等の出力装置2と、ハードディスクドライ
ブ等の記憶装置3と、CPU等の処理装置4とをバスに接
続した一般的な構成をとっている。もっとも、複数のコ
ンピュータをLAN等のコンピュータネットワークに接続
し、分散処理を行うことによって、同等の構成を成すシ
ステムであってもよい。
【0011】記憶装置3には、図2に示すデータが格納
されている。即ち、記憶装置3には、受験者に出題した
問題の数を表す問題数11と、その中から不適当問題を
除いた残りの問題の数を表す有効問題数12と、今回の
受験者数13とが格納されている。また、記憶装置3に
は、出題した問題毎に予め正解を関連付けた正解ファイ
ル14が格納されている。本実施形態において、この正
解ファイル14では、問題毎に、各問題の受験者の正答
率と、各問題の受験者の得点平均と、各問題が不適当問
題であるか否かを示す妥当性フラグも一緒に管理される
ようになっている。この正解ファイルは、請求項に記載
した「問題評価ファイル」を兼ねている。ここで、妥当
性フラグは、最初はすべてリセットされており、不適当
問題は存在しない、という状態が初期状態となってい
る。
【0012】また、符号15は、採点テーブルである。
この採点テーブルの説明をする前に、まず本願が前提と
している解答用紙の構造に言及しておく。図3は、本願
が前提とする解答用紙(マークシート用紙)の一例を示
している。その特徴は、問題毎に、解答だけでなく、そ
の解答について受験者自身が判断した確信度を記入する
点にある。例えば、ある問題の解答を記入したが、その
解答が正解かどうか全く自信が無ければ、「全く自信な
し」をマークし、自分の解答にまあまあ自信がある場合
は「まあまあ自信あり」をマークし、自分の解答が確実
に正解であるという自信を持っている場合は「確実」を
マークする。これにより、各問題毎に解答とその解答に
対する確信度とが一組として記録される。
【0013】さて、このような特徴的な解答用紙を用い
た試験について、採点を行う際に、図2に示した採点テ
ーブルを用いるのである。採点は、解答が正答の場合
と、誤答の場合とで得点が異なるだけでなく、更に、そ
の解答に対する確信度によっても異なる得点が与えられ
る。まず、得点は、誤答の場合よりも正答の場合の方が
高くなる。本実施形態では、正答の場合はプラスの得点
が与えられ、一方、誤答の場合はマイナスの得点が与え
られるようになっている。更に、正答の場合は、確信度
が高いほど高い得点が与えられるようになっており、逆
に、誤答の場合は、確信度が高いほど低い得点が与えら
れるようになっている。これはつまり、自信を持って答
えて、それが正答であったときに最も高い得点が与えら
れ、逆に、自信をもって答えたのに誤答であったときに
最も低い得点が与えられることになる。これにより、単
に正答か誤答かで得点を与える従来の試験とは異なり、
受験者の理解度を反映した採点が可能となっている。
【0014】続いて、符号16は、各受験者毎に、各問
題への解答と、各問題への解答の確信度とを記録する
記記憶装置に格納された解答ファイルである。この解答
ファイル16では、各問題への解答が正答が誤答かを示
す正誤フラグと、各問題の得点と、各受験者の得点の合
計点も関連付けて管理されるようになっている。
【0015】また、符号17は、上記記憶装置に格納さ
れた問題妥当性閾値であり、後で不適当問題を判定する
際に用いられる閾値である。この閾値は、入力装置1の
操作に応じて自在に設定できるようになっている。ま
た、符号18は、上記記憶装置に格納された合否判定閾
値であり、後で合否判定をする際に用いられる閾値であ
る。この閾値も、入力装置1の操作に応じて自在に設定
できるようになっている。
【0016】本実施形態では、これらのデータを用いる
ことによって、試験における自動的な合否判定を行う。
そのためのコンピュータ処理を図4乃至図8のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。
【0017】図4は、解答の取り込みから合否判定まで
の動作全体の順序を表している。まず、入力装置1とし
てのスキャナーにより、図3に示した解答用紙をスキャ
ンし、図2の解答ファイル16に各受験者の各問題に対
する解答および確信度を取り込む(S1)。続いて、こ
の取り込んだ解答および確信度に基づく採点処理を行う
(S2)。次に、この採点結果に応じて、今回の出題の
うち出題が不適当であった問題を判定し、採点対象から
除外する(S3)。そして、不適当問題を除外した上で
再度の採点処理を行い(S4)、この最終的な採点結果
に応じて、各受験者の合否判定処理を行い(S5)、判
定結果を出力装置に出力する(S6)。これらのコンピ
ュータの動作は、処理装置4が予め準備されたプログラ
ムを逐次実行することによって実現される。
【0018】それでは、S2の採点処理から順に詳細を
説明してゆく。図5は、採点処理S2のフローチャート
である。採点処理S2の実行段になると、処理装置14
は、予め決められた規則に則って、ある受験者を選択す
る。例えば、受験者識別子の昇順に受験者を選択する
(S21)。また、処理装置4は、予め決められた規則
に則って、ある問題を選択する。例えば、問題識別子の
昇順に問題を選択する(S22)。続いて、処理装置4
は、選択中の受験者について、選択中の問題の解答を読
み出す(S23)。解答は、記憶装置3に格納された解
答ファイル16から読み出す。また、処理装置4は、選
択中の問題について正解を読み出す(S24)。正解は
正解ファイル14から読み出す。続いて、処置装置4
は、読み出した解答と正解との一致不一致に応じて、選
択中の受験者の選択中の問題について正誤フラグを設定
する(S25)。正誤フラグの設定は、解答ファイル1
6に対して行う。続いて、処理装置4は、選択中の受験
者について、選択中の問題についての確信度を読み出す
(S26)。確信度は解答ファイル16から読み出す。
続いて、処理装置4は、採点テーブル15を参照し、選
択中の問題についての正誤フラグと確信度とに基づき、
選択中の問題についての得点を決定する(S27)。本
実施形態では、解答の正誤と確信度との組み合わせに応
じて、−1点以上1点以下の得点が選択中の問題につい
ての得点として与えられる。処理装置4は、決定した得
点を解答ファイル16の該当する問題の得点として記録
する。そして、処理装置4は、以上のS22からS28
までの処理をすべての問題について処理するまで繰り返
す(S28)。そして、選択中の受験者について、すべ
ての問題の処理が終了すると、選択中の受験者につい
て、すべての問題の得点を加算した合計点を算出する
(S29)。合計点は、選択中の受験者に関連付けて解
答ファイル16に格納する。こうして、選択中の受験者
についてS22からS29までの処理が終了すると、処
理装置4は、S21からS29までの処理をすべての受
験者について処理するまで繰り返す(S30)。これに
より、すべての受験者について、すべての問題の正誤フ
ラグと、すべての問題の得点と、合計点とが、解答ファ
イル16に記録される。以上で採点処理が完了する。
【0019】続いて、S3の不適当問題判定処理の詳細
を説明する。図6は、不適当問題判定処理S3のフロー
チャートである。不適当問題判定処理の実行段になる
と、処理装置4は、まず、ある問題を選択する(S3
1)。例えば、問題識別子の昇順に問題を選択する。続
いて、選択中の問題について、全受験者の得点の平均を
算出する(S32)。このため処理装置4は、選択中の
問題について、解答ファイル16から全受験者の得点を
読み出し、それらを加算するとともに、記憶装置3から
受験者数のデータを読み出し、得点の加算結果を受験者
数で割ることによって、選択中の問題についての全受験
者の得点の平均を算出する。続いて、処理装置4は、選
択中の問題について、全受験者の正答率を算出する(S
33)。このため、処理装置4は、選択中の問題につい
て、解答ファイル16から各受験者の正誤フラグを読み
出し、正答している受験者の人数を集計すると共に、記
憶装置3から受験者数のデータを読み出し、当該正答者
の人数を受験者数で割ることによって、選択中の問題に
ついての正答率を算出する。処理装置4は、上記算出し
た得点平均および正答率を正解ファイル14の該当する
問題のレコードに記録する。そして、処理装置4は、上
記S31からS33までの処理をすべての問題について
処理するまで繰り返す(S34)。すべての問題につい
て、得点平均と正答率の算出を終えると、処理装置4
は、各問題の得点平均および正答率を正解ファイル14
から読み出し、当該正答率と得点平均とを2軸とした2
次元座標に各問題をプロット表示する。表示は、出力装
置2としての表示装置に対して行う。
【0020】この表示例を図9に示す。この表示例で
は、横軸に正答率、縦軸に平均得点をとり、各問題をプ
ロットしている。続いて、処理装置4は、問題妥当性閾
値17として、正答率の閾値と、得点平均の閾値とを入
力装置1から受け付ける。本システムの利用者は、入力
装置1を操作し、正答率の閾値と得点平均の閾値とを入
力する。この入力を受けた処理装置4は、正答率の最大
値と得点平均の最大値の交点座標Aから正答率の閾値と
得点平均の閾値との交点座標Bまでの距離R1を算出す
る(S37)。ここで、正答率の最大値は100%であ
り、得点平均の最大値は、本実施形態の採点テーブル1
5より1点である。その後、処理装置4は、正答率の閾
値を表すラインと、得点平均の閾値を表すラインと、上
記交点AとBとを結ぶ線分を半径とする円弧とを先の各
問題のプロットに重ねて表示する。表示状態は図9に示
すようになる。また、処理装置4は、演算した距離R1
を半径とする円弧の外側に位置する問題を不適当問題と
判定し、表示状態を他の問題のプロットと視覚的に異な
らせる。この判定のための演算は、各問題の正答率およ
び得点平均の値を用いて、各問題毎に上記交点Aからの
距離r1を出し、この距離を上記閾値までの距離R1と
比較することによって行うことができる。このとき、不
適当問題の数を表示装置に表示するようにしてもよい。
【0021】処理装置4は、本システムの利用者が閾値
の最終決定操作を行うまで、上記S36からS38まで
の処理を繰り返す(S39)。そして、閾値の最終決定
操作を受け付けた場合、処理装置4は、その時点で不適
当問題と判定されている問題について、正解ファイル1
4の妥当性フラグを「不適当問題」を表す設定に変更す
る。また、処理装置4は、正解ファイル14に設定した
妥当性フラグをカウントすることにより、全問題数から
不適当問題の数を除いた有効問題数を求め、記憶装置に
格納する。以上で不適当問題判定処理S3が完了する。
【0022】本システムの横軸である正答率は問題の難
易度を示す指標であり、正答率の低い(難易度の高い)
問題は不適当問題と判定する。縦軸の平均得点は解答者
全体としての解答に対する自信の程度を示しており、回
答者の解答行動が現れている。すなわち当該問題に対し
て多くの解答者が自信を持って正答しているか、自信を
持って誤答しているかなどを知ることが可能である。多
くの解答者が自信を持って誤答している問題では、その
問題で測定される内容が評価の目標にマッチしていない
ことを示しており、妥当性がないといえる。このことか
ら、縦軸の平均得点は当該問題の「適切さ(Relevanc
e)」をあらわしているといえ、この数値の低い問題は
不適当問題と判定すべきである。これらの不適当問題を
判定するための二つの因子を2軸に用いた前記不適当問
題判定処理はテストの質を管理する手段として重要な意
味を持つ。
【0023】続いて、S4の再採点処理の詳細を説明す
る。図7は、再採点処理S4のフローチャートである。
再採点処理の実行段になると、処理装置4は、まず、あ
る受験者を選択する(S41)。例えば、受験者識別子
の昇順に選択する。続いて、処理装置4は、選択中の受
験者4について、不適当問題となった問題の得点の合計
を算出する(S42)。この処理は、正解ファイル14
の妥当性フラグを参照することにより、不適当問題を特
定し、特定した各不適当問題の得点を選択中の受験者に
ついて解答ファイル16から読み出し、読み出した得点
を加算することにより行うことができる。続いて、処理
装置4は、先の採点処理S2で得た合計点(選択中の受
験者の合計点)から不適当問題の得点の合計(S42で
の算出値)を減算し、この演算結果を選択中の受験者の
得点の合計点として補正する(S43)。この処理は、
選択中の受験者の合計点を解答ファイル16から読み出
し、この値からS42の算出値を減算し、この演算結果
を解答ファイル16の選択中の受験者の合計点に更新す
ることによって行うことができる。処理装置4は、上記
S41からS43までの処理を、すべての受験者を処理
するまで繰り返す(S44)。これにより、再採点処理
S4が完了する。
【0024】続いて、S5の合否判定処理の詳細を説明
する。図8は、合否判定処理S5のフローチャートであ
る。合否判定処理の実行段になると、処理装置4は、ま
ず、ある受験者を選択する(S51)。例えば、受験者
識別子の昇順に受験者を選択する。続いて、選択中の受
験者について、不適当問題を除く全問題の得点の平均を
算出する(S52)。このため処理装置4は、選択中の
受験者について、解答ファイル16から合計点を読み出
すと共に、記憶装置3から有効問題数を読み出し、当該
合計点を有効問題数で割ることにより、不適当問題を除
く全問題の得点の平均を算出する。続いて、処理装置4
は、選択中の受験者について、不適当問題を除く全問題
の正答率を算出する(S53)。このため、処理装置4
は、選択中の受験者について、解答ファイル16から不
適当問題を除く各問題の正誤フラグを読み出し、正答し
ている問題の数を集計すると共に、記憶装置3から有効
問題数を読み出し、当該正答している問題数を有効問題
数で割ることによって、選択中の受験者についての正答
率を算出する。処理装置4は、上記算出した得点平均お
よび正答率を解答ファイル16の該当する受験者のシー
トに記録する。そして、処理装置4は、上記S51から
S53までの処理をすべての受験者について処理するま
で繰り返す(S54)。すべての受験者について、得点
平均と正答率の算出を終えると、処理装置4は、各受験
者の得点平均および正答率を解答ファイル16から読み
出し、当該正答率と得点平均とを2軸とした2次元座標
に各受験者をプロット表示する。表示は、出力装置2と
しての表示装置に対して行う。
【0025】この表示例を図10に示す。この表示例で
は、横軸に正答率、縦軸に平均得点をとり、各受験者を
プロットしている。続いて、処理装置4は、合否判定閾
値18として、正答率の閾値と、得点平均の閾値とを入
力装置1から受け付ける。本システムの利用者は、入力
装置1を操作し、正答率の閾値と得点平均の閾値とを入
力する。この入力を受けた処理装置4は、正答率の最大
値と得点平均の最大値の交点座標Cから正答率の閾値と
得点平均の閾値との交点座標Dまでの距離R2を算出す
る(S57)。ここで、正答率の最大値は100%であ
り、得点平均の最大値は、本実施形態の採点テーブル1
5より1点である。その後、処理装置4は、正答率の閾
値を表すラインと、得点平均の閾値を表すラインと、上
記交点CとDとを結ぶ線分を半径とする円弧とを先の各
受験者のプロットに重ねて表示する。表示状態は図10
に示すようになる。また、処理装置4は、演算した距離
R2を半径とする円弧の外側に位置する問題を不合格者
と判定し、表示状態を他の受験者のプロットと視覚的に
異ならせる。この判定のための演算は、各受験者の正答
率および得点平均の値を用いて、各受験者毎に上記交点
Cからの距離r2を出し、この距離を上記閾値までの距
離R2と比較することによって行うことができる。この
とき、不合格者の数を表示装置に表示するようにしても
よい。
【0026】処理装置4は、本システムの利用者が閾値
の最終決定操作を行うまで、上記S56からS58まで
の処理を繰り返す(S59)。そして、閾値の最終決定
操作を受け付けた場合、処理装置4は、その時点で不合
格者と判定されている受験者を出力装置2に対し出力す
る。以上で合否判定処理S5が完了する。
【0027】従来の客観試験の合否判定は横軸の正答率
のみで行われてきた。しかし、この客観試験では当て推
量でも正答になることがあり、その解答に対する確信の
度合いは不明である。つまり、不確実な知識で正答して
も確実な知識をもって正答したと判定される。本システ
ムの縦軸の得点平均は、テスト問題を解答する際の解答
者の確信の度合いが全体として示されており、当該テス
トで問うべき知識の把握の度合いをより正確に表現して
いる。従って、横軸に正答率を縦軸に得点平均を用いた
2次元座標では、正答率が高くても知識把握の度合いの
低い解答者を、また、逆に正答率が低くても知識把握の
度合いの高い解答者などを識別できる。本システムでは
正答率と知識把握の度合いの2因子からより妥当性の高
い合否判定が可能となる。
【0028】ここで、本願発明は、以上に説明した実施
の形態に限られるものではない。実施上のハードウェア
構成、データベース構造及びプログラム処理の順序は、
既知の技術により種々の変更が可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、従来の解答毎確信度記入フォー
ムを利用して試験を行った際に、各受験者の合否を自動
的に判定できる。また、各出題の妥当性を反映した合否
判定を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において合否判定プログラ
ム及び不適当問題判定プログラムを実行するコンピュー
タの構成図である。
【図2】図1の記憶装置に格納されるデータの構造図で
ある。
【図3】図1の実施形態で用いられる解答毎確信度記入
フォームの構成図である。
【図4】図1の処理装置が実行する合否判定プログラム
のフローチャートである。
【図5】図4に示す採点処理のフローチャートである。
【図6】図4に示す不適当問題判定処理のフローチャー
トである。
【図7】図4に示す再採点処理のフローチャートであ
る。
【図8】図4に示す合否判定処理のフローチャートであ
る。
【図9】図6に示す不適当問題判定処理を説明するため
の説明図である。
【図10】図8に示す合否判定処理を説明するための説
明図である。
【符号の説明】
1 入力装置 2 出力装置 3 記憶装置 4 処理装置 11 問題数 12 有効問題数 13 受験者数 14 正解ファイル 15 採点テーブル 16 解答ファイル 17 問題妥当性閾値 18 合否判定閾値 21 解答毎確信度記入フォーム
フロントページの続き (56)参考文献 特開2003−216015(JP,A) 特開2001−350851(JP,A) 特開2001−188462(JP,A) 国際公開03/050782(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 19/00 G09B 5/00 - 7/12 G06F 17/60 B42D 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 問題毎に全受験者の正答率と全受験者の
    得点指数とを記録した問題評価ファイルを記憶装置に
    えると共に、設定された問題妥当性閾値を記憶装置に
    憶し、前記得点指数が前記問題への解答と当該解答への
    確信度との組み合わせによって決定されるシステムにお
    いて、 コンピュータに、 前記各問題の正答率と得点指数とを前記記憶装置の問題
    評価ファイルから読み出すステップと、 前記問題妥当性閾値を前記記憶装置から読み出すステッ
    プと、 前記正答率と得点指数とを2軸とする2次元座標を仮定
    した場合の前記正答率の最大値と前記得点指数の最大値
    との交点座標から前記読み出した問題妥当性閾値の座標
    までの距離R1を算出するステップと、 前記正答率と得点指数とを2軸とする2次元座標を仮定
    した場合の前記正答率の最大値と前記得点指数の最大値
    との交点座標から前記読み出した各問題の正答率と得点
    指数との交点座標までの距離r1を算出するステップ
    と、 前記距離R1よりも距離r1が長い問題を不適当問題と
    判定するステップと、 を実行させることを特徴とした不適当問題判定プログラ
    ム。
  2. 【請求項2】 受験者毎に全問題の正答率と全問題の得
    点指数とを記録した解答ファイルを記憶装置に備えると
    共に、設定された合否判定閾値を記憶装置に記憶し、前
    記得点指数が前記問題への解答と当該解答への確信度と
    の組み合わせによって決定されるシステムにおいて、 コンピュータに、 前記各受験者の正答率と得点指数とを前記記憶装置の
    答ファイルから読み出すステップと、 前記合否判定閾値を前記記憶装置から読み出すステップ
    と、 前記正答率と得点指数とを2軸とする2次元座標を仮定
    した場合の前記正答率の最大値と前記得点指数の最大値
    との交点座標から前記読み出した合否判定閾値の座標ま
    での距離R2を算出するステップと、 前記正答率と得点指数とを2軸とする2次元座標を仮定
    した場合の前記正答率の最大値と前記得点指数の最大値
    との交点座標から前記読み出した各受験者の正答率と得
    点指数との交点座標までの距離r2を算出するステップ
    と、 前記距離R2よりも距離r2が長い受験者を不合格と判
    定するステップと、 を実行させることを特徴とした合否判定プログラム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の合否判定プログラムにお
    いて、 前記コンピュータに、 請求項1記載の不適当問題判定プログラムを実行するス
    テップと、 この不適当問題判定の結果、不適当問題と判定された問
    題を出題から除いた残りの問題を前記全問題として請求
    項2記載の合否判定プログラムを実行するステップと、 を実行させることを特徴とした合否判定プログラム。
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