JP3514756B2 - 薬物投与の遅延活性化による浸透デバイス - Google Patents

薬物投与の遅延活性化による浸透デバイス

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JP3514756B2 JP51256493A JP51256493A JP3514756B2 JP 3514756 B2 JP3514756 B2 JP 3514756B2 JP 51256493 A JP51256493 A JP 51256493A JP 51256493 A JP51256493 A JP 51256493A JP 3514756 B2 JP3514756 B2 JP 3514756B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は有効剤の遅延投与(delated deliverty)に
関する。さらに詳しくは、本発明は初期遅延後に生物学
的使用環境に有効剤を分配するための浸透活性化デバイ
スに関する。
発明の背景 治療有効剤を投与するための浸透分配デパイスは技術
上周知である。このようなデバイスは数時間、数日間又
は数か月間の期間にわたって使用環境に有効剤を投与す
るために膨張手段を用いる。この膨張手段は液体を吸収
して、膨張し、有効剤の製剤をデバイス内部から制御さ
れた一定の方法で押し出すように作用する。浸透膨張手
段を用いて、制御可能に、通常は比較的緩慢に有効剤
(agent)を一定期間にわたって投与する。これらは流
体環境に置かれる否や直ちに活性化されるので、これら
のデバイスは有効剤の初期放出を遅延させるためには一
般に用いられていない。初期遅延を生ずるために浸透テ
クノロジーを用いる場合には、この遅延後に有効剤の全
て、又は有効剤を含む投与形の全ての使用環境への一度
の迅速放出又は実質的に同時導入が生ずる。例えば、一
定速度での長時間にわたる有効剤投与が望ましい場合の
ように、これは必ずしも常に、適当な投与方法であると
は限らない。
有効剤の初期放出の遅延は今までは主として、有効剤
又は有効剤を含む製剤を例えば溶解性又はバイオエロー
ジブル(bioerodible)被覆層(例えばゼラチン又は腸
溶性被膜)で被覆することによって行われており、この
被覆層は使用環境において溶解して又は侵食されて有効
剤を利用可能にする。初期放出の遅延は溶解性又は侵食
性(erodible)マトリックス中に有効剤を分配すること
によっても与えられている。しかし、このような系はし
ばしば信頼できず、侵食及び溶解の可変性と比較的制御
不能な性質とのために放出をあまり正確に制御すること
はできない。
ヨーロッパ特許第A0384642号の先行技術は、プラグ、
有効物質及び膨潤性物質を含有する1部分と、キャップ
として役立つ他方の部分とを有する二部分カプセルを開
示している。このカプセルはカプセルからキャップを押
し出すように移動するプラグによって開く。米国特許第
A4,976,966号には、外部カバー、ウィッキング(wickin
g)層、半透膜、中間浸透層及びフレキシブルバッグか
ら成るチューブ様形状のデバイスが開示されている。こ
のチューブは固定した不透性プラグによって閉ざされ、
プラグはそれを貫通するポート(port)を有する。米国
特許第A4,643,731号では、薬物を含有する腔を囲む半透
性壁を含むデバイスが開示されている。このデバイスは
薬物を含むスペースを閉鎖するキャップによって覆わ
れ、このキャップが加水分解されるか又は溶解すると直
ちに薬物が放出される。
それ故、信頼することができ、特定の間隔を置いた後
に有効剤を非常に正確に投与するように計画することが
できる、有効剤の遅延活性化、従って有効剤の使用環境
への初期投与の遅延を与えるための改良された方法と系
が依然として絶えず必要とされている。
発明の概要 本発明は、有効剤を流体使用環境に初期遅延投与し、
その後に長時間にわたって同環境に有効剤を連続投与す
るための流体吸収性分配デバイスに関する。本発明の投
与デバイスは、デバイスが流体環境においてその完全性
(integrity)を維持するように、相互に滑動入れ子式
に配置された、第1ハウジング及び開放端部を有する第
2ハウジングと;長時間にわたって環境に有効剤を連続
投与するための第1ハウジング内の有効剤投与室であっ
て、少なくとも1種の有効剤を含む少なくとも1種の有
効剤製剤と、有効剤製剤と使用環境との間を連絡する出
口手段と、有効剤製剤を出口手段に通して環境に分配す
るための第1膨張手段と、流体を第1膨張手段中に通過
させるための手段(“流体通過手段”)とを含む前記投
与室と;使用環境への暴露後にデバイスの第1ハウジン
グと第2ハウジングとを分離させて、初期遅延させるた
めの第2ハウジング内の膨張室であって、第2膨張手段
とプッシュプレートとを含む前記膨張室とから形成され
る。
本発明はまた、使用環境への有効剤の初期投与を遅延
させる方法であって、本発明の分配デバイスを使用環境
に置いて、分配デバイスの第2ハウジングの少なくとも
一部を通して流体を吸収させて第2膨張手段をある一定
期間にわたって膨張させて、滑動的に結合した第1ハウ
ジングと第2ハウジングとに圧力を及ぼして、デバイス
のこれら2ハウジングを押し離し、分離させて、第1ハ
ウジングの流体通過手段を環境に暴露させる工程と、流
体通過手段から流体を吸収させて、第1膨張手段を膨張
させて、投与デバイスから有効剤製剤を押し出し、それ
によって有効剤を使用環境に投与する工程とを含む前記
方法に関する。
図面の簡単な説明 図面は縮尺どおりに描かれていないが、本発明の種々
の実施態様を説明するように示される。同じ数字は同じ
構造を意味する。
図1は本発明の投与デバイスの1実施態様の横断面図
であり、デバイスは使用環境に置かれる前に閉じた又は
調製されたままの(prepared)形状である。
図2は使用環境に置かれた後の作用中の図1のデバイ
スを示し、膨張した第2膨張手段と、有効剤製剤の環境
への投与を開始させるために第1膨張手段を活性化させ
るように分離した第1ハウジングと第2ハウジングを示
す。
図3は第1膨張手段が膨張し、有効剤製剤の大部分が
環境に投与された、その有効寿命の最後に近い作用中の
図1のデバイスの第1ハウジングを示す。
図4は本発明の投与デバイスの他の実施態様の横断面
図であり、デバイスは閉じた又は調製されたままの形状
である。
図5は本発明の投与デバイスのさらに他の実施態様の
横断面図であり、デバイスは閉じた又は調製されたまま
の形状である。
発明の詳細な説明 本発明は、始動又は活性化のための初期遅延期間が所
定長さの時間である、使用流体環境への有効剤製剤の初
期遅延投与のために有効であるデバイスを提供する。分
配デバイスからの有効剤製剤の投与は、一度開始された
ならば、所定の長時間にわたって続けられる。ここで用
いる限り、“長時間(prolonged period of time)”と
は、例えば数時間から約24時間までのような長時間を意
味する。
本発明の分配デバイスは例えばヒト又は他の動物にお
いて用途を見い出す。使用環境は流体環境であり、胃、
腸管、又は例えば腹膜若しくは膣のような体腔を含むこ
とができる。単一分配デバイス又は数個の分配デバイス
を治療プログラム中の対象に投与することができる。
図1は本発明による投与デバイスの現在好ましい実施
態様を横断面図として示す。このデバイスは使用環境に
置く前の閉じた又は調製されたままの形状で示される。
分配デバイス1は第1ハウジング12と第2ハウジング14
とを含む。第1ハウジング12と第2ハウジング14は相互
に滑動的に入れ子式に配置される。第1ハウジング12は
有効剤投与室16を囲み、画定し、第1膨張手段20と有効
剤製剤22とを含み、好ましい実施態様では、第1膨張手
段20と有効剤製剤22とは、有効剤製剤22と第1膨張手段
20との別々の個性(identity)を維持するように、可動
な不透性隔壁24によって分離される。第1ハウジング12
は使用環境と有効剤投与室16の有効剤製剤22を含む部分
との間を連絡する出口手段又は通路28をも含む。有効剤
製剤22とは反対側の第1膨張手段20に隣接して、使用環
境から膨張手段20中への流体の通過を可能にする流体通
過手段26が存在する。
第2ハウジング14は膨張室18を含み、第2膨張手段30
と可動な不透性プッシュ層又はプッシュプレート32とを
含み、プッシュプレート32は第2膨張手段30と、流体通
過手段26を含む第1ハウジング12の端部との間に存在す
る。
第1ハウジング12と第2ハウジング14とはそれらの端
部においてサイズが近似しており、それらの間に摩擦嵌
め合い(friction fit)を形成する。生ずる摩擦は、第
2膨張手段の活性化前に、これらの2ハウジングを一緒
に維持するために充分であるが、一度膨張駆動力が行使
された場合に、これらの2ハウジングの滑動分離を防止
するほど大きくない。第1ハウジング12と第2ハウジン
グ14とは閉じた、連続外壁のある状態に完全に入れ子式
に嵌合することができる。第1ハウジング12の端部は第
2ハウジング14内に嵌合するのに適する。第1ハウジン
グ12の端部の底部縁はプラットフォーム又はリッジ34を
形成する。リッジ34はプッシュプレート32を介して第2
膨張手段30の駆動力を受容して、2ハウジングを分離さ
せるのに適する。
作用時に、分配デバイス1が使用流体環境に置かれる
と、第2膨張手段30は第2ハウジング14を通して環境か
ら流体を吸い込み、吸収し始める。時点taにおいて、第
1ハウジング12と第2ハウジング14とは、プッシュプレ
ート32を介しての第1ハウジングリッジ34への第2膨張
手段30の作用によって、相互から分離する。このように
して、流体膨張手段26が流体環境に暴露され、第1膨張
手段20が流体通過手段26から流体を吸収し始める。第1
膨張手段20は流体を吸收すると、膨張し、隔壁層24を押
し、手段20の膨張駆動力が隔壁層24を介して有効剤製剤
22に及ぼされる。次に、製剤22が制御された連続的な方
法で有効剤投与室16から出口ポート28を介して使用環境
中へ放出され始める。膨張手段20は長時間tbにわたって
膨張して、有効剤を投与し続ける。
図2は、流体環境への配置によってデバイスの2ハウ
ジングが分離した後の時間taにおける作用中の図1の分
配デバイスを示す。第1ハウジング12は、環境からの流
体吸収の結果として大きさが膨張した第2膨張手段30の
膨張駆動力によって、第2ハウジング14から分離されて
いる。流体通過手段26は今や環境に暴露されるので、デ
バイス1は活性化されて、有効剤を投与し始める。
図3は、有効剤の大部分が環境に投与された後の長時
間tbの最後に近い、作用中の図1の分配デバイス1の第
1ハウジング12と有効剤投与室16とを示す。第1膨張手
段20は流体通過手段26から流体を吸収した結果として大
きさが膨張して、出口ポート28から有効剤製剤22を押し
出している。
図4は本発明のデバイスの他の実施態様を説明する。
この図に説明するように、分配デバイス2は図1の分配
デバイス1と類似しており、リッジ34付き第1ハウジン
グ12と、第2ハウジング14と、第1ハウジング12によっ
て囲まれ、画定される有効剤投与室16と、第2ハウジン
グ14によって画定される膨張室18と、第1膨張手段20
と、第2膨張手段30と、プッシュプレート32と、出口手
段28とを有する。分配デバイス2では、有効剤製剤は層
又は錠剤36、38、40及び42として複数の有効剤投与形で
存在する。4投与形を図示するが、数は決定的ではな
く、任意の数の投与形が本発明に含まれる。長時間にわ
たってパルス化投与するために、有効剤投与形の間に交
互にバリヤー物質層(図示せず)を任意に配置すること
ができる。使用環境に配置する前の有効剤製剤を保護す
るために、例えば微細結晶ワックス又はゼラチンのよう
な侵食性(erodible)物質44によって、出口手段又は通
路28を任意に閉じることができる、又は投与形が使用環
境に分配されるまで投与形をデバイス内に保持するため
の例えばスクリーン又はメッシュのような保持構造体を
任意に存在させることができる。例えば図1、2及び3
のデバイス1の隔壁層24のような隔壁層(図示せず)を
デバイス2の第1膨張手段24と投与錠剤(dosage table
t)42との間に任意に含めることができる。
第1膨張手段20は外部流体を吸収することによって作
用するので、第1ハウジング12の壁は好ましくは少なく
とも、第1膨張手段20に接触するハウジング部分におい
て不透性物質から構成し、デバイスの2ハウジングを分
離する所定の時点taの前に第1膨張手段が早期に活性化
されないようにする。有効剤又は有効剤投与形が使用環
境に存在する外部流体からの流体に感受性である場合に
は、第1ハウジング12がその全体において外部流体の侵
入に対して実質的に不透性であり、有効剤又は投与形を
実質的に保護する手段並びに第1膨張手段として役立
つ。
第1膨張手段20は外部流体の吸収によって作用するの
で、第1膨張手段に隣接する流体通過手段26は膨張手段
を活性化させるために、膨張手段の成分に対しては不透
性でありながら、流体を通過させなければならない。こ
れは、微孔質膜若しくはスクリーンを含む、又は半透性
である組成物から成る、又はこれらの組合せによる流体
通過手段によって達成される。“半透性”とは、流体に
対しては透過性であるが、分配デバイスに含まれる他の
成分に対しては不透性であることを意味する。
図5は、流体通過手段が半透膜と組合せてスクリーン
を含む実施態様を説明する。図5のデバイス3は第1ハ
ウジング12と、第2ハウジング14と、有効剤投与室16
と、膨張室18と、第1膨張手段20と、有効剤製剤22と、
隔壁層24と、第2膨張手段30と、プッシュプレート32
と、リッジ34とを有する。デバイス3では、流体通過手
段はスクリーン46を半透膜48と共に含む。この実施態様
におけるスクリーン46は第1ハウジング12の連続部分と
して成形されるか又は他のやり方で形成される。スクリ
ーン46は第1膨張手段20の成分が使用環境に出ることが
できるような大きさの開口又は孔を有する。従って、半
透膜48がスクリーン46と第1膨張手段20との間に配置さ
れて、環境からの流体をスクリーン46を介して手段20内
に通過させながら、第1膨張手段20の成分をデバイス3
内に維持する。デバイス3の任意の実施態様では、ハウ
ジング12のスクリーン部分46のハウジングとの連続性
が、ある一定の実施態様では、第2膨張手段30の膨張駆
動力を充分に支えるので、プッシュプレート32が存在し
ない。スクリーン46及び半透膜48とは反対側の第1ハウ
ジングの端部は、有効剤投与室16を閉鎖するために、貫
通する出口手段又は通路28を有するキャップ50によって
閉ざされる。キャップ50は有効剤製剤22の性質に依存し
て、半透性又は不透性である。或いは、出口手段28は例
えば図4に示すように大きいサイズであり、侵食性物質
によって又は、例えばスクリーン若しくはメッシュのよ
うな、保持構造体によって任意に閉鎖することができ
る。
第2膨張手段30も外部流体の吸収によって作用するの
で、少なくとも、第2膨張手段30に隣接する部分におけ
る第2ハウジング14の壁は半透性でなければならない。
ハウジング12と14の壁は例えば可塑剤(plasticize
r)のような付加的成分を任意に含むことができる。ハ
ウジング12と14に用いるために適した不透性及び半透性
組成物並びに適当な添加剤は技術上知られており、これ
らの例は米国特許第4,874,388号に開示されており、こ
の特許の全ての開示はここに参考文献として関係する。
本発明の投与デバイスは無毒性、生物学的に不活性、
非アレルギー誘発性及び身体組織に対して非刺激性であ
り、その物理的及び化学的完全性を維持する;すなわ
ち、このデバイスは分配期間中に使用環境において侵食
されないか又は分解しない。デバイスが予定の使用期間
中のみ不溶性であり、その後に使用環境において溶解す
ることができることも本発明の範囲内である。従って、
ここでは、使用の現場において環境によって溶解度に関
して(solubility−wise)影響されないディスペンサー
(dispenser)、或いは予定の使用期間中にはごく僅か
に溶解性であるが、一度その有効剤含量が取り出された
ならば、溶解するか又は侵食されるディスペンサーを考
える。第1及び第2膨張手段又は膨張可能な駆動手段20
又は30は無毒性、非アレルギー誘発性及び生物学的不活
性である。膨張手段22と30は同じでも又は異なるもので
もよい。現在好ましい1実施態様では、手段20及び/又
は30はオスモポリマー(osmopolymer)を含む。オスモ
ポリマーは水及び生物学的水性流体と相互作用して、平
衡状態に達するまで膨潤又は膨張する。オスモポリマー
は流体中で膨潤して、ポリマー構造内に吸い込み、吸収
した流体の有意な部分を保持する能力を示す。他の好ま
しい実施態様では、膨張手段20及び/又は30はオスマゲ
ント(osmagent)を含む。オスマゲントは浸透有効性溶
質(osmotically effective solute)としても知られ、
浸透有効性化合物としても知られる。本発明の目的に使
用可能であるオスマゲントには、半透性すなわち流体透
過性壁を横切って浸透圧勾配を示す無機及び有機化合物
がある。さらに他の好ましい実施態様における膨張手段
20及び/又は30はオスモポリマー内に分散したオスマゲ
ントを含む。膨張手段は錠剤又は層、又は複数の錠剤若
しくは層を含むことができ、この膨張手段をデバイス中
の位置に配置することができる、又は適当な壁区分(wa
ll section)中に押し込むことができる。オスマゲント
又はオスモポリマーは、錠剤層中及び壁区分中に押し込
まれるときに、例えば粒子、結晶、ペレット、顆粒等の
ような、任意の適当な形状であることができる。オスマ
ゲント及びオスモポリマーは技術上知られており、例え
ば米国特許第3,865,108号、第4,002,173号、第4,207,89
3号、第4,327,725号及び第4,612,008号に述べられてい
る。
現在好ましい実施態様における隔壁層24とプッシュプ
レート32は、それぞれ、流体の通過に対して実質的に不
透性である組成物を含み、膨張手段中に存在する流体が
第1又は第2ハウジングの他の区域に通過することを制
限するのに役立つ。これらは有効剤製剤22又は流体通過
手段26及び膨張手段層の統合性を本質的に維持するよう
に作用する。付加的に及び重要には、プッシュプレート
32は、第2膨張手段30によって及ぼされる膨張駆動力が
直接第1ハウジング12に確実に加えられて、第1ハウジ
ングと第2ハウジングとを分離するように作用する。従
って、プッシュプレート32は駆動力を第1ハウジングに
移すために充分な強度、厚さ及び剛性を有さなければな
らない。
隔壁層24又はプッシュプレート32として有用な、典型
的な不透性物質は、例えば米国特許第1,874,388号にお
いて技術上知られている。
ここで用いる限り、“有効剤製剤(active agent for
mulation)”なる用語は、一般にキャリヤー物質中に他
の不活性成分と共に又は他の不活性成分なしに含まれ
る、液体、固体、半固体又は感熱性組成物としての被投
与有効剤を含む。この用語は、ディスペンサー中に内蔵
されながら、それらの物理的形状と化学的完全性とを維
持することができる有効剤含有投与形を付加的に含む。
これらには、限定せずに、密度要素(density elemen
t)を含む又は含まない錠剤;マトリックス錠剤;球
体;ペレット及び細長い錠剤;カプセル;例えば米国特
許第3,845,770号に述べられているような基本的浸透ポ
ンプ(elementary osmotic pump);例えば米国特許第
3,995,631号、第4,034,756号及び第4,111,202号に述べ
られているような小型浸透ポンプ(mini−osmotic pum
p);例えば米国特許第4,320,759号及び第4,449,983号
に述べられているような、プッシュプル(push−pull)
及びプッシュメルト(push−melt)浸透ポンプと呼ばれ
るマルチチャンバー(multichamber)浸透系があり、上
記特許の全てはここに参考文献として関係する。
ここで有用な薬剤学的に受容されるキャリヤーは、技
術上周知である、例えばバッファー、粘度調節性ビヒク
ル、界面活性剤、染料、透過促進剤、プロテイナーゼ阻
害剤、又は他の製剤成分若しくは添加剤のような、2種
以上の成分を含むことができる。キャリヤーは2種以上
の有効剤を含むことができる。有効剤製剤は侵食される
又は崩壊することができ、例えばワックス製剤(wax fo
rmulation)、固体コア又は錠剤の形状であることがで
きる。製剤は流体への暴露時に直ちに溶解することがで
きるか、又は侵食を制御するための賦形剤の存在の有無
に拘わらず徐々に侵食される。
特定の薬物投与プロフィルを形成するために、有効剤
製剤を多様な方法で設計することができる。1実施態様
は、環境の流体中に徐々に分散することができる生物学
的に受容される固体界面活性剤を含有する製剤を含む。
他の実施態様では、製剤は環境中で侵食され易いよう
に、流体不溶性ワックスと界面活性剤とを含むことがで
きる。さらに他の実施態様では、製剤は沸騰性であり、
微細分散形で薬物投与することができる。これは、使用
環境中の酸の存在下で二酸化炭素を発生することができ
る固体塩基性化合物の添加によって達成される。適当な
塩基性化合物は米国特許第4,265,874号に開示される。
他の実施態様では、製剤が環境の液体に接触すると、直
ちに溶解するように、製剤は例えば膨張手段に関して上
述したような、浸透剤(osmotic agent)又は溶質を含
むことができる。さらに他の実施態様では、有効剤と熱
反応性組成物とから有効剤製剤を構成することができ
る。この方法では、製剤は21℃とそれから数摂氏度の範
囲内の室温においては固体様の性質を示し、37℃とそれ
から数摂氏度の範囲内の哺乳動物体温に近似する融点を
有する。好ましい実施態様においてここで用いる“熱反
応性”なる用語は、31℃までの温度においては固体又は
固体様の性質を示し、通常は31℃〜45℃の範囲内の、31
℃からの温度の熱によって妨害されると、流体、半固体
又は粘稠に成る有効剤キャリアー組成物の物理−化学的
性質を意味する。有効剤キャリヤー及び賦形剤として有
用な、適当な物質は技術上知られており、例えば米国特
許第4,595,583号及び第4,874,388号に開示されている。
“有効剤(active agent)”及び“薬物(drug)”な
る用語は、ここでは、相互交換的に用いられ、何らかの
治療的な、しばしば有益な、効果を生ずる作用剤、薬
物、化合物、組成物又はこれらの混合物を意味する。こ
の用語は有害生物殺滅剤、除草剤、殺菌剤、殺生物剤、
殺藻剤、殺鼠剤、殺真菌剤、殺虫剤、酸化防止剤、植物
成長促進剤、植物成長阻害剤、防腐剤、アンチプレサー
ベイティブ(antipreservative)、消毒薬、滅菌剤、触
媒、化学反応物、発酵剤(fermentation agent)、食
物、食物補助剤(food supplement)、栄養剤、コスメ
ティック、薬物、ビタミン、避妊薬(sex sterilan
t)、受精抑制剤、受精促進剤、微生物アテニュエータ
ー(microorganism attenuator)及び使用環境のために
なる他の作用剤を含む。ここで用いる限り、この用語は
さらに、温血哺乳動物、ヒト及び霊長類;鳥類;例え
ば、ネコ、イヌ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ及びブタの
ような、家畜(domestic houshold animal)又は飼育場
動物;例えばマウス、ラット及びモルモットのような実
験動物;魚類;爬虫類;動物園及び野生の動物;等を含
む動物において局所効果又は全身効果を生ずる生理的又
は薬理的に有効な物質を含む。投与することができる有
効薬物には、限定せずに、末梢神経、アドレナリン作用
性レセプター、コリン作用性レセプター、骨格筋、心臓
血管系、平滑筋、血液循環系、シノプティック(synopt
ic)部位、ノイロエフェクター(neuroeffector)接合
部、内分泌系とホルモン系、免疫系、生殖系、骨格系、
オータコイド(autacoid)系、消化系と外分泌系、ヒス
タミン系及び中枢神経系に作用する薬物を含めた、無機
及び有機化合物を含む。適当な有効剤は、例えば、タン
パク質、酵素、ホルモン、ポリヌクレオチド、核タンパ
ク質、多糖類、糖タンパク質、M.リポタンパク質、ポリ
ペプチド、ステロイド、睡眠薬と鎮静薬、精神賦活剤、
トランキライザー、抗痙攣薬、筋肉弛緩薬、抗パーキン
ソン病薬、鎮痛薬、抗炎症薬、局部麻酔薬、筋肉収縮
薬、抗菌剤(antimicrobial)、抗マラリア薬、避妊薬
を含めたホルモン剤、交感神経様作用剤、生理的効果を
誘出することができるポリペプチドとタンパク質、利尿
薬、脂質調節剤、アンチアンドロゲニック剤(antiandr
ogenic agent)、駆虫薬、腫瘍薬、抗腫瘍薬、低血糖薬
(hypoglycemic)、栄養剤及び補助剤、成長補助剤、脂
肪、目薬(ophthalmic)、抗腸炎剤、電解質及び診断薬
である。
本発明を適用可能である有効剤の例は、プロクロルペ
ラジンエジシレート、硫酸第1鉄、アミノカプロン酸、
塩酸メカミラミン、塩酸プロカインアミド、硫酸アンフ
ェタミン、塩酸メタアンフェタミン、塩酸ベンズフェタ
ミン、硫酸イソプロテレノール、塩酸フェンメトラジ
ン、塩化ベタネコール、塩化メタコリン、塩酸ピロカル
ピン、硫酸アトロピン、周化スコポラミン、ヨウ化イソ
プロパミド、塩化トリジヘキセチル、塩酸フェンホルミ
ン、塩酸メチルフェニデート、テオフィリンコリネー
ト、塩酸セファレキシン、ジフェニドール、塩酸メクリ
ジン、プロクロルペラジンマレエート、フェノキシベン
ズアミン、チエチルペラジンマレエート、アニシンジオ
ン、ジフェナジオンエリスリチルテトラニトレート、ジ
ゴキシン、イソフルロフェイト、アセタゾールアミド、
メタゾールアミド、ベンドロフルメチアジド、クロルプ
ロパミド、トラザミド、クロルマジノンアセテート、フ
ェナグリコドール、アロプリノール、アルミニウムアス
ピリン、メトトレキサート、アセチルスルフイソキサゾ
ール、エリスロマイシン、ヒドロコルチゾン、ヒドロコ
ルチコステロンアセテート、コルチゾンアセテート、デ
キサメタゾンとその誘導体(例えば、ベータメタゾ
ン)、トリアムシノロン、メチルテストステロン、17−
β−エストラジオール、エチニルエストラジオール、エ
チニルエストラジオール 3−メチルエーテル、プレド
ニソロン、17−β−ヒドロキシプロゲステロンアセテー
ト、19−ノループロゲステロン、ノルゲストレル、ノル
エチンドロン、ノルエチステロン、ノルエチエデロン、
プロゲステロン、ノルゲステロン、ノルエチノドレル、
アスピリン、インドメタシン、ナプロキセン、フェノプ
ロフェン、スリンダク、インドプロフェン、ニトログリ
セリン、イソソルビドジニトレート、プロプラノロー
ル、チモロール、アテノロール、アルプレノロール、シ
メチジン、クロニジン、イミプラミン、レボドーパ、ク
ロルプロマジン、メチルドーパ、ジヒドロキシフェニル
アラニン、テオフィリン、グルコン酸カルシウム、ケト
プロフェン、イブプロフェン、セファレキシン、エリス
ロマイシン、ハロペリドール、ゾメピラク、乳酸第1
鉄、ビンカミン、ジアゼパム、フェノキシベンズアミ
ン、ジルチアゼム、ミルリノン、カプトプリル、マンド
ール、クァンベンズ、ヒドロクロロチアジド、ラニチジ
ン、フルルビプロフェン、フェンブフェン、フルプロフ
ェン、トルメチン、アルクロフェナク、メフェナミッ
ク、フルフェナミック、ジフニナール、ニモジピン、ニ
トレンジピン、ニソルジピン、ニカルジピン、フェロジ
ピン、リドフラジン、チアパミル、ガロパミル、アムロ
ジピン、ミオフラジン、リシノプリル、エナラプリル
(enalapril)、カプトプリル、ラミプリル、エナラプ
リラート(enalaprilat)、フェモチジン、ニザチジ
ン、スクラルフェート、エチンチジン、テトラトロー
ル、ミノキシジル、クロルジアゼポキシド、ジアゼパ
ム、アミトリプチリン、及びイミプラミンである。他の
例はタンパク質とペプチドであり、限定する訳ではな
く、インシュリン、コルチシン、グルカゴン、甲状腺刺
激ホルモン、上皮小体及び下垂体ホルモン、カルシトニ
ン、レニン、プロラクチン、コルチコトロフィン、甲状
腺刺激ホルモン、濾胞刺激ホルモン、絨毛性ゴナドトロ
ピン、ゴナドトロピン放出刺激ホルモン、ウシ ソマト
トロピン、ブタ ソマトトロピン、オキシトシン、バソ
プレッシン、プロラクチン、ソマトスタチン、リプレシ
ン、パンクレオジミン、黄体形成ホルモン、LHRH、イン
ターフェロン、インターロイキン、例えば、ヒト成長ホ
ルモン、ウシ成長ホルモン及びブタ成長ホルモンのよう
な成長ホルモン、例えばプロスタグランジンのような受
精抑制剤、受精促進剤、成長因子、及びヒト膵臓ホルモ
ン放出因子を含む。
本発明のデバイス中の有効剤製剤に2種以上の有効剤
を組み入れることができること及び“有効剤”又は“薬
物”なる用語の使用がこのような有効剤又は薬剤の2種
以上の使用を決して除外しないことを理解すべきであ
る。
有効剤は例えば非荷電分子、分子錯体の成分又は非刺
激性の、薬剤学的に受容される塩のような、種々の形状
を取りうる。身体のpH、酵素等によって容易に加水分解
される、有効剤の単純な誘導体(例えば、エーテル、エ
ステル、アミド等)も使用可能である。
投与デバイス中の有効剤使用量は、投与部位において
所望の結果を生ずる治療有効量を投与するために必要な
量である。実際に、この量は特定の有効剤、投与部位、
症状の重症度、及び所望の治療効果に依存して広範囲に
変化する。従って、デバイス中に組み入れる有効剤の治
療有効量に特定の範囲を画定することは実際的ではな
い。
ここで用いる限り、“治療有効な”量又は速度とは所
望の治療的(しばしば有効な)結果を生ずるために必要
な、有効剤の量又は速度を意味する。
ここで用いる限り、“出口手段”及び“出口通路”な
る用語は本発明の投与デバイスの有効剤投与室16からの
有効剤製剤の計量放出に適した手段及び方法を含む。出
口手段28は有効剤投与室16と連通するために第1ハウジ
ング12からの少なくとも1個の通路、オリフィス等を含
む。“少なくとも1個の通路”なる表現は、開口、オリ
フィス、穿孔、孔、有効剤が通過して移動することがで
きる多孔質要素、中空繊維、毛細管、多孔質オーバーレ
イ、多孔質インサート等を含む。この表現はまた、使用
流体環境中で第1ハウジングの壁から放出、侵食又は浸
出されて、投与デバイス中に少なくとも1個の通路を生
ずる物質をも含む。少なくとも1個の通路又は多数の通
路を形成するために適した代表的な物質には、壁中の侵
食可能なポリ(グリコール)酸又はポリ乳酸要素;ゼラ
チン状フィラメント(gelatinous filament);ポリ
(ビニルアルコール);例えば流体によって除去可能な
(fluid−removable)孔形成性多糖、塩又は酸化物のよ
うな浸出可能な物質;例えば天然及び合成のワックスの
ような侵食可能な又は放出可能な物質等を含む。この表
現は少量の力のみが壁の破壊を誘発して、有効剤投与室
16からデバイスの外部への壁を通る通路を生ずるよう
に、壁の正確な一点に応力を集中する構造的特徴を含
む。例えばソルビトール、ラクトース等の水溶性固体の
ような物質を壁から浸出させることによって、1個の通
路又は複数の通路を形成することができる。例えば膨張
可能な駆動手段によって生ずる圧力の結果としての、例
えばワックスのような物質の放出によって1個以上の通
路を形成することができる。出口手段又は通路は、投与
デバイスからの有効剤の計量放出を助けるために、例え
ば円形、三角形、方形、楕円形等の任意の形状を有する
ことができる。間隔を置いて離れた関係で又は投与形の
2面以上に1個以上の通路を有する投与デバイスを形成
することができる。通路と通路形成装置は米国特許第3,
845,770号;第3,916,899号;第4,063,064号及び第4,08
8,864号に述べられている。浸出によって形成される通
路は米国特許第4,200,098号及び第4,285,987号に開示さ
れている。
分配デバイスの2ハウジングの分離前の総遅延時間と
有効剤製剤の総投与時間とを幾つかの手段によって制御
して、大きな正確さで特定の時間において投与を急激に
(sharp)開始することができる。例えば、各膨張手段
への流体吸収速度、従って該手段の膨張速度を半透膜又
は微孔質スクリーンの特定の選択によって制御すること
ができる。膨張手段の膨張速度は膨張手段の組成の選択
によっても制御することができる。第1ハウジングと第
2ハウジングとの入れ子式に嵌合する部分の重複距離が
2ハウジングの分離に要する時間を決定することができ
る。このような制御手段の組合せを用いることができ
る。このような制御手段は技術上知られており、過度の
実験なしに決定することができる。
本発明の投与デバイスは標準的な製造方法によって製
造することができる。例えば、本発明のデバイスの製造
では、第1ハウジング12(容器)と第2ハウジング14
(キャップ)とを所望の形状に別々に成形又は押出成形
することができる。第2ハウジング14を製造するための
可能な半透性物質には、例えば、ハイトレル(Hytrel)
(登録商標)ポリエステルエラストマー(デュポン(Du
Pont))、セルロースエステル、ウォーターフラック
ス(water flux)強化エチレンー酢酸ビニルコポリマ
ー、硬質ポリマーに水溶性低分子量化合物をブレンドす
ることによって製造される半透膜、及び技術上知られ
た、他の半透性物質がある。第1ハウジング12を製造す
るための可能な不透性物質には、例えば、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、エチレンー酢酸ビニルコポリマー、
ハイトレル(登録商標)ポリエステルエラストマー(デ
ュポン(Du Pont))及び技術上知られた、他の不透性
物質がある。或いは、硬質ゼラチンの2部分を、その一
方は不透性物質によって、他方は例えばセルロースエス
テルベースドポリマー混合物のような半透性物質によっ
て被覆することができる。現在好ましい実施態様では、
閉じた形状の集成(assembled)デバイスはサイズ“0"
〜サイズ“00"硬質ゼラチンカプセルのほぼサイズと寸
法である。出口手段28は成形プロセス中に形成するか、
又は容器部分を製造した後に掘削することができる。
不透性隔壁層24と第1浸透層又は膨張手段20とから成
る“第1二層浸透プラグ”を容器12内に嵌合する形状に
製造する。これら2層を回転二層錠剤プレス(rotary b
ilayer tablet press)上で圧縮して錠剤を形成する。
第2浸透層又は膨張手段30と不透性プッシュプレート
32とから成る“第2二層浸透プラグ”をキャップ14内に
嵌合する形状に製造する。この浸透プラグを回転二層錠
剤プレス上で圧縮する。
容器12内の出口手段28上に可溶性シール又は硬質ゼラ
チンキャップを最初に置くことによって、デバイスを組
み立てることができる。次に、有効剤製剤22を、最初は
開放しているその端部を出口手段と向かい合わせて配置
する;製剤は例えば、液体、固体、半固体、粉末又は1
個以上の成形錠剤の形状であることができる。次に、第
1二層浸透プラグを有効剤製剤の頂部上にプラグの隔壁
層部分を有効剤充填量(fill)に隣接させて、有効剤充
填量と第1二層浸透プラグとの間に最低限の空気間隔が
存在するように注意しながら挿入する。次に、通過手段
26の最終位置が第1浸透プラグの膨張手段部分に接し、
また容器の開放端部と同じ高さになるようなやり方で流
体通過手段26を容器12中に挿入する。流体通過手段を適
所に固定する(例えば、接着剤結合、超音波溶接又は機
械的嵌合によって)。第2二層浸透プラグをキャップ14
内に入れ、プッシュプレート32が流体通過手段26に隣接
するように、キャップアセンブリを充填済み容器14の端
部上に載せて、図1に説明するようなデバイスを形成す
る。代替え組み立て方法では、上述したように、但し有
効剤製剤を添加せずに、デバイスを組み立てる。組み立
てが完了した後に、デバイスをキャップ部分が下方にな
るように配向させて、液状の又は溶融した有効剤製剤を
オリフィス28から容器部分に入れる。充填後に、必要な
場合には、開放オリフィスをシールする。
本発明のデバイスが図4の形状を有する場合には、最
初は両端部が開放した、第1ハウジング又は容器12を成
形又は押出成形することによって、デバイスを製造する
ことができる。流体通過手段26を容器円筒体の一端に同
じ高さに嵌合させ、この円筒体内に固定する(例えば、
接着剤結合、超音波溶接又は機械的嵌合によって)。次
に、第2二層浸透錠剤(上述したように製造)を含む半
透性第2ハウジング又はキャップ14を容器の通過手段含
有端部上に載せる。容器12の他方の又は薬物投与端部に
通して、第1二層浸透プラグ(上述した通り)を、最初
に膨張手段層から、挿入して、流体通過手段26と同一平
面に達せさせる。次に、容器部分の残部に、典型的には
1個以上の有効剤製剤として、有効剤を充填する。有効
剤錠剤を有効剤を含まない層若しくは錠剤によって分離
させて、使用環境への有効剤のパルス化投与を形成する
ことができる。有効剤製剤の全体を容器中に入れた後
に、必要な場合には、キャップ44、スクリーン又は他の
カバー(covering)を開放端部上に配置することができ
る。
本発明のデバイスが図5の形状を有する場合には、第
1ハウジング又は容器12をカップの形状に成形又は押出
成形し、カップの底部に流体の通過のために孔その他の
開口を形成することによって、デバイスを製造すること
ができる。これは流体通過手段のスクリーン部分46を形
成する。次に、半透膜48をカップ底部又はスクリーン46
に隣接するように容器12内に挿入する。次に、第2二層
浸透錠剤(上述したように製造)を含む半透性第2ハウ
ジング又はキャップ14を容器のスクリーン端部上に載せ
る。第1二層浸透プラグ(上述した通り)を、最初に膨
張手段層から、容器12の他方の又は薬物投与端部に通し
て挿入して、流体通過手段48と同一平面に達せさせる。
次に、容器部分の残部に、典型的には1個以上の有効剤
製剤として、有効剤を充填する。有効剤錠剤を有効剤を
含まない層若しくは錠剤によって分離させて、使用環境
への有効剤のパルス化投与を形成することができる。有
効剤は代替え的に流体、固体、半固体又は熱反応性物質
であることができる。有効剤製剤の全体を容器中に入れ
た後に、キャップ50を開放端部上に配置する。出口手段
28はキャップ50を成形又は他の方法で製造するときに形
成することができる、又は後に、例えば掘削によって、
出口手段28を形成することができる。或いは、有効剤製
剤の含量及び/又は形状又は予定の放出プロフィルに基
づいて、デバイスにキャップを全く設けない、又は流体
環境に配置した後に溶解する若しくは侵食されるキャッ
プを設ける、又は容器の開放端部上にスクリーン若しく
は他の透過性保持手段を置くことが望ましい。
下記実施例によって、本発明をさらに説明する。これ
らの実施例は本発明の範囲を限定するものと解釈すべき
ではない。本発明の開示、図面及び請求の範囲を考え合
わせるならば、これらの実施例の変更及び同等物が当業
者に明らかであると思われる。
実施例1 本発明による投与デバイスを下記のように製造する。
デバイスの第1浸透エンジン部分はポリマー浸透製剤
(第1膨張手段)200mgとワックスベースド(wax−base
d)隔壁層50mgとから構成される圧縮二層錠剤である。
ポリマー浸透製剤はポリエチレンオキシド(ポリオッ
クス(Polyox)(登録商標)303,ユニオン カーバイン
(Union Carbine))59.5重量%、塩化ナトリウム29重
量%、ポリアクリル酸(カルボマー(Carbomer)(登録
商標)934P,ビー.エフ.グッドリッチ(B.F.Goodlic
h))5重量%、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
E−5(アクァロン(Aqualon))5重量%及び酸化第
2鉄1重量%の組成を有する。製造中に、上記各成分を
40メッシュスクリーンに通して選別し、一定サイズの
(sized)成分を適当な割合で混合器に加える。乾燥成
分を10分間完全に混合し;次に、湿った素材(wet mas
s)が形成されるまで、混合しながらエタノールを徐々
に加える。この湿った素材を次に20メッシュスクリーン
に通して選別し、湿った顆粒を18時間風乾させる。次
に、ステアリン酸マグネシウム(0.5重量%)を顆粒に
加え、顆粒を5分間完全に混合する。
隔壁層は微細結晶ワックス(MF−2JHデュラワックス
(Durawax)(登録商標),アストール ワックス社(A
stor Wax Corp.))95重量%及びゼラチン(Aタイプ,2
50〜300ブルーム(bloom),クノックス ゼラチン(Kn
ox Gelatin))5重量%の組成を有する。製造中に、各
成分を40メッシュスクリーンに通して選別してから、正
確な重量比で混合器に加える。乾燥物質を次に10分間完
全に混合した後に、撹拌を続けながら、精製水を混合物
に徐々に加える。湿った素材が形成された後に、混合物
を20メッシュスクリーンに通して選別し、湿った顆粒を
40℃において24時間オーブン乾燥させる。顆粒が乾燥し
た後に、20メッシュスクリーンに通して再選別する。
エンジン用の浸透製剤(200mg)と隔壁層用のワック
ス製剤(50mg)とを回転プレスにおいて一緒に圧縮し
て、錠剤の浸透エンジン面と隔壁面の両方が平たい円筒
形二層錠剤を形成する。2層の間に完全に明確な界面を
形成するように、錠剤製造を実施する。
デバイスの第2浸透エンジン部分はワックスベースド
プッシュプレート50mgと、ポリマー浸透製剤(第2膨張
手段)150mgとから構成される圧縮二層錠剤である。第
2浸透製剤の組成は上記第1浸透製剤の組成と同じであ
っても、この組成とは異なるものであってもよく、プッ
シュプレートの組成は上記隔壁層の組成と同じである。
浸透製剤(150mg)とワックスプッシュプレート製剤(5
0mg)とを回転プレスにおいて圧縮して、円筒形二層錠
剤を形成する。この錠剤の浸透面は凸面であり、デバイ
スの形状に一致し、錠剤のプッシュプレート面は平らで
ある。2層の間に完全に明確な界面を形成するように、
錠剤製造を実施する。
一端が閉じ、一端が開放した、デバイスの容器部分
(第1ハウジング)をポリエチレンから構成し、バレル
温度130℃の押出機にポリエチレンを入れ、材料を容器
の型中に押し出すことによって製造する。ポリエチレン
を型中で冷却させ、その後に完成した容器を取り出す。
この容器の閉じた端部に出口オリフィスを掘削する。
デバイスのキャップ部分(第2ハウジング)を製造す
るために、酢酸セルロース320 70重量%とポリエチレ
ングリコール30重量%とを一緒に完全に混合し、混合物
をスクリュー押出機のホッパーに加える。ポリマー混合
物を押出機の加熱したバレルに通して押し出すときに、
ポリマー混合物は127℃に加熱されて、キャップの型中
に押し出される。型に注入した後にポリマー混合物を冷
却して、その後にキャップを取り出す。
流体通過手段は微細な開口を有するスクリーンとして
形成され、容器部分と同じポリマー物質から構成され
る。加熱後に、ポリエチレンをその全体に微細な開口が
存在するディスク形(その開放端部において容器の内径
に等しい外径を有する)に成形する。或いは、流体通過
手段を高密度ポリエチレン又はポリプロピレン(ポレッ
クス(Porex)(登録商標)のポリマー粒子を共に焼結
することによって製造される微孔質プラグとして形成す
る、このプラグはその開放端部において容器の内径に等
しい外径を有する。
投与デバイスを組み立てるために、錠剤の隔壁層部分
が容器に面するように、第1浸透エンジン二層錠剤を容
器に挿入する。次に、流体通過スクリーン又はプラグを
二層錠剤と同じ平面にまで、また容器の開放端部と同じ
高さになるように、容器に挿入する。超音波溶接によっ
てスクリーン又はプラグを適所に固定する。次に、容器
をひっくり返して、所望の有効剤製剤を出口オリフィス
から手動又は自動化充填機構によって容器中に入れる。
次に、溶融ワックス中に容器の出口端部を浸漬し、それ
を約20秒間冷却させることによって、出口オリフィスを
約34℃の融点を有するワックスによってシールした後
に、過剰なワックスを拭き取る。次に、凸面浸透層がキ
ャップの閉じた端部中を指し、プッシュプレートがキャ
ップ開口に暴露されるように、第2浸透エンジン二層錠
剤を完成したキャップ中に挿入する。充填した容器の開
放端部をキャップの開放端部内に嵌合させ、キャップ
と、第2浸透二層錠剤と、容器とが一緒に堅く嵌合する
まで、2部分を一緒に圧縮する。この投与デバイスを37
℃(例えば、ヒトの体温)の環境に配置すると、出口オ
リフィスをシールするワックスが溶融して、有効剤を投
与させる。
実施例2 本発明による投与デバイスの他の実施態様を下記のよ
うに製造する。
第1浸透エンジン部分を実施例1に述べたように製造
する。
第2浸透エンジン部分を実質的に実施例1に述べたよ
うに製造するが、この場合には第2浸透部分はプッシュ
プレートを含まず、ポリマー浸透製剤150mgのみを含
み、凸面と平坦な面とを有する単層錠剤に圧縮成形され
る。
ポリエチレンから構成される、デバイスの容器部分
(第1ハウジング)を実施例1の操作に従って型中に押
し出す。生成する容器は開放した1端部と閉じた1端部
とを有し、閉じた端部は平らであり、その中に設けられ
複数の開口を有して、流体通過手段のスクリーン部分を
形成する。
流体通過手段の半透膜部分は半透膜として形成され、
下記の第1キャップ部分と同じポリマー物質から構成さ
れる。加熱後に、ポリマー混合物をシートとして押出成
形し、このシートの冷却後に、容器部分の閉じた端部の
内径と同じ直径を有する円又はディスクをシートから打
ち抜いて、半透膜ディスクを形成する。
エチレンー酢酸ビニル(酢酸ビニル含量9%)60重量
%とポリビニルピロリドン40重量%とを110℃において
一緒に溶融ブレンドし、この混合物をキャップの型中へ
射出成形する又は押出すことによって、デバイスの第1
キャップ部分(第2ハウジング)を製造する。このポリ
マー混合物を注入後に冷却させ、その後にキャップを型
から取り出す。
エチレンー酢酸ビニル(酢酸ビニル含量9%)をキャ
ップの型中に押し出して、容器部分の開放端部上に嵌合
するように第2キャップ部分を製造する。完成した第2
キャップを型から取り出した後に、このキャップに出口
オリフィスを掘削する。
投与デバイスを組み立てるために、半透膜ディスクを
容器中へその開放端部から挿入し、その閉じた端部に接
する状態にする。第1浸透エンジン二層錠剤の浸透層部
分が半透膜と接触するように、第1浸透エンジン二層錠
剤を容器中に挿入する。次に、所望の有効剤製剤を手動
の又は自動化した充填機構によって容器中に入れる。次
に、容器の開放端部上に出口オリフィス付き第2キャッ
プを配置することによって、この容器を閉鎖する。接着
剤シールによってキャップを適所に固定する。次に、第
2浸透エンジン単層錠剤を完成した第1キャップ中に、
錠剤の凸面がキャップの閉じた端部を指すように挿入す
る。容器の平らなスクリーン端部を第1キャップの開放
端部内に嵌合させ、キャップと、第2浸透層と、容器と
が一緒に堅く嵌合するまで、2部分を一緒に圧縮する。
実施例3 本発明の投与デバイスの他の実施態様を実施例2の操
作に従って製造するが、この場合には第2キャップ部分
を、流体環境に置かれると侵食されるゼラチンから構成
する。この第2キャップ部分には出口オリフィスを掘削
しない。有効剤製剤は複数の個々の錠剤から構成され、
これらの錠剤は容器部分の長軸方向に配置される。これ
らの有効剤錠剤は、隔壁層と同じ組成を有する有効剤を
含まない層によって分離される。
上記説明は理解を容易にするためのみに記載したもの
である。変更は当業者に自明であるので、上記説明から
不必要な限定を考えるべきではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 9/00 A61M 37/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デバイスが流体環境においてその形状を維
    持し、予め設定した初期投与開始の遅延後に、所定の長
    時間にわたって使用流体環境に有効剤を分配するための
    流体吸収性投与デバイスであって、 (a)第1ハウジングが流体に対して不透性であり、第
    2ハウジング内に嵌合するのに適した端部を有し、第2
    ハウジングが流体に対して半透性である、相互に可逆的
    に滑動入れ子式に配置された第1ハウジング及び第2ハ
    ウジングと; (b)下記要素: (i)少なくとも1種の有効剤製剤、 (ii)投与デバイスから有効剤を押し出すための第1流
    体活性化膨張手段、 (iii)出口手段、及び (iv)流体通過手段 を含む、第1ハウジング内の有効剤投与室と; (C)下記要素: (i)第1ハウジングと第2ハウジングとを分離させる
    ための第2流体活性化膨張手段、及び (ii)第1ハウジングの入れ子式に嵌合する端部に隣接
    するプッシュプレートを含む、第2ハウジング内の膨張
    室と を含む前記投与デバイス。
  2. 【請求項2】有効剤製剤と第1膨張手段との間に隔壁層
    をさらに含む請求項1記載の投与デバイス。
  3. 【請求項3】有効剤製剤が液体、固体、半固体、熱反応
    性組成物又は複数の投与形である請求項1記載の投与デ
    バイス。
JP51256493A 1992-01-10 1993-01-08 薬物投与の遅延活性化による浸透デバイス Expired - Fee Related JP3514756B2 (ja)

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