JP3514720B2 - 電力増幅器および無線通信装置 - Google Patents

電力増幅器および無線通信装置

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JP3514720B2
JP3514720B2 JP2000287172A JP2000287172A JP3514720B2 JP 3514720 B2 JP3514720 B2 JP 3514720B2 JP 2000287172 A JP2000287172 A JP 2000287172A JP 2000287172 A JP2000287172 A JP 2000287172A JP 3514720 B2 JP3514720 B2 JP 3514720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線通信装置の
送信回路等に使用され、特に温度補償を必要とする電力
増幅器およびそれを用いた無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力増幅器としては、低歪み化を
実現する回路として、図9に示すものがある(特開平9
−260964号公報)。図9において、101は信号
増幅用バイポーラトランジスタ、102は入力端子、1
03は出力端子、104はベースバイアス供給端子、1
05は歪補償用のPN接合素子として使用している歪補
償用ダイオード、106は歪補償量調整用キャパシタで
ある。上記歪補償用ダイオード105,歪補償量調整用
キャパシタ106で歪補償回路を構成している。上記信
号増幅用バイポーラトランジスタ101のベース端か
ら、歪補償用ダイオード105側をみたインピーダンス
は、歪補償用ダイオード105およびキャパシタ106
の直列接続値である。上記歪補償用ダイオード105の
インピーダンスは、入力電力の増大に伴い変化、その変
化度合いはキャパシタ106により調整される。その変
化度合いを最適に調整することで歪補償が行われる。ま
た、歪補償用ダイオード105のDC抵抗値も入力電力
の増大に伴い変化する。そうして、入力電力の増大に伴
って、信号増幅用バイポーラトランジスタ101のバイ
アス点が変化し、その動作級の変化度合いを最適に調整
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電力増
幅器では、信号増幅用バイポーラトランジスタ101の
ベースエミッタ間ダイオードのDC的な等価抵抗値をR
t、歪補償用ダイオード105のDC的な等価抵抗値を
Rd1とすると、信号増幅用バイポーラトランジスタ10
1のベース電流Ibおよびベース電圧Vbeは、次の式
(1)および式(2)で表される。
【数1】
【数2】 ただし、ベースバイアス供給端子104の電圧をVbbと
した。
【0004】しかしながら、温度変化に伴って、抵抗値
Rd1およびRtは変化する。その変化率をK、すなわ
ち、抵抗値Rd1がk・Rd1となり、Rtがk・Rtとなる
場合、式(1)は、次の式(3)となる(式(2)は変化な
し)。
【数3】
【0005】したがって、温度変化に伴って、ベース電
流Ibが1/kの率で変化してしまい、バイアス点が変
化してしまう。ところが、上記歪補償回路は、入力電力
変化に伴うバイアス点変化しか想定していないので、温
度変化によるバイアス点変化により、歪補償回路が効果
的に動作しないという問題を有している。
【0006】そこで、この発明の目的は、温度変化にも
かかわらず、バイアス点を一定に保持でき、安定した高
周波特性を保つことができる電力増幅器および無線通信
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の電力増幅器は、増幅素子としてバイポー
ラトランジスタが用いられた電力増幅器において、上記
バイポーラトランジスタのベースに順方向に一端が接続
された第1のPN接合素子と、上記第1のPN接合素子
の他端に一端が接続され、他端がベースバイアス供給端
子に接続された第1の抵抗と、上記第1のPN接合素子
の他端と接地との間に順方向に接続された第2のPN接
合素子とを備え、上記第2のPN接合素子のオン電圧
が、上記バイポーラトランジスタのベースエミッタ間ダ
イオードのオン電圧と上記第1のPN接合素子のオン電
圧との和にほぼ等しいたことを特徴としている。
【0008】上記構成の電力増幅器によれば、信号増幅
用の上記バイポーラトランジスタのベース端からみた上
記第1のPN接合素子のインピーダンスは、入力電力の
変化に伴って変化し、その変化の度合いを最適に調整す
ることで歪補償が行われる。一方、温度上昇に伴って上
記バイポーラトランジスタのベース電流が増加すると
き、上記第1のPN接合素子の他端と接地との間に順方
向に接続された第2のPN接合素子に流れる電流が温度
上昇に伴って増加するので、温度上昇に伴う上記バイポ
ーラトランジスタのベース電流が増加する変化率が小さ
くなる。また、温度上昇に伴ってバイポーラトランジス
タのベース電圧も減少し、ベース電流の増加をさらに抑
制する一方、温度が下がる場合は、バイポーラトランジ
スタのベース電圧は増加するので、ベース電流の減少を
さらに抑制することができる。したがって、温度が変化
しても、バイアス点の変化を抑制でき、歪補償や利得な
どの性能劣化を抑制することができる。また、消費電力
の増大の抑制し、低電圧化を達成することが可能とな
る。
【0009】また、上記第1のPN接合素子のオン電圧
と上記バイポーラトランジスタのベースエミッタ間ダイ
オードのオン電圧との和にほぼ等しいオン電圧の上記第
2のPN接合素子を使用することによって、上記第2の
PN接合素子に大きな電流が流れたり、第2のPN接合
素子がオンしなくなったりすることがない。したがっ
て、温度補償効果を十分発揮でき、消費電流の増大を招
かない。
【0010】また、一実施形態の電力増幅器は、上記ベ
ースバイアス供給端子に一端が接続され、他端が上記バ
イポーラトランジスタのベースに接続された第2の抵抗
を備えたことを特徴としている。
【0011】上記実施形態の電力増幅器によれば、上記
ベースバイアス供給端子から印加された電圧が、上記第
1のPN接合素子を介さずに上記第2の抵抗を経てバイ
ポーラトランジスタのベースに直接印加されるので、ベ
ースバイアス供給端子に印加される電圧が低電圧でもバ
イポーラトランジスタをオンさせることができ、低電圧
化を図ることができる。
【0012】また、一実施形態の電力増幅器は、上記バ
イポーラトランジスタのベースと接地との間に順方向に
接続された第3のPN接合素子を備えたことを特徴とし
ている。
【0013】上記実施形態の電力増幅器によれば、例え
ば温度が上昇した場合、第1のPN接合素子からバイポ
ーラトランジスタのベースに流入する電流は増大する
が、増加した電流の一部が上記第3のPN接合素子によ
り接地に導かれ、バイポーラトランジスタのベース電流
の増大を抑制でき、さらなる温度補償効果が得られる。
【0014】また、一実施形態の電力増幅器は、上記バ
イポーラトランジスタのベースと上記第3のPN接合素
子との間または上記第3のPN接合素子と接地との間に
接続された第3の抵抗を備えたことを特徴としている。
【0015】上記実施形態の電力増幅器によれば、上記
バイポーラトランジスタのベースと上記第3のPN接合
素子のP側端子との間または上記第3のPN接合素子の
N側端子と接地との間に接続された第3の抵抗によっ
て、上記バイポーラトランジスタのベースの電位を調整
できるので、上記ベースバイアス供給端子に印加する電
圧を調整することができる。
【0016】また、一実施形態の電力増幅器は、上記第
2のPN接合素子が、順方向に直列接続された2つのP
N接合素子であることを特徴としている。
【0017】上記実施形態の電力増幅器によれば、上記
第1の抵抗と上記第1のPN接合素子との接続点からみ
て、上記第1のPN接合素子と上記バイポーラトランジ
スタのオン電圧の和と、上記第2のPN接合素子である
2つのPN接合素子のオン電圧の和とを同一にすること
が容易にでき、上記第2のPN接合素子に大きな電流が
流れたり、第2のPN接合素子がオンしなくなったりす
ることがない。したがって、コスト増大や消費電流増大
を招くことなく、温度補償を行うことができる。
【0018】また、一実施形態の電力増幅器は、上記バ
イポーラトランジスタのベースエミッタ間ダイオードの
オン電圧と、上記第1のPN接合素子のオン電圧と、上
記第2のPN接合素子である2つのPN接合素子の夫々
のオン電圧が略等しいことを特徴としている。
【0019】上記実施形態の電力増幅器によれば、上記
バイポーラトランジスタのベースエミッタ間ダイオード
のオン電圧と、上記第1のPN接合素子のオン電圧と、
上記第2のPN接合素子である2つのPN接合素子の夫
々のオン電圧が略等しくすることによって、コスト増大
や消費電流増大を招くことなく、温度補償を効果的に行
うことができる。
【0020】また、一実施形態の電力増幅器は、上記P
N接合素子として、ダイオードと、バイポーラトランジ
スタのベースエミッタ間ダイオードと、バイポーラトラ
ンジスタのベースコレクタ間ダイオードのうちの少なく
とも1つを用いたことを特徴としている。
【0021】上記実施形態の電力増幅器によれば、上記
PN接合素子としてダイオードを用いることによって、
簡単な構成で低コストにできる。また、上記バイポーラ
トランジスタのベースエミッタ間ダイオードまたはベー
スコレクタ間ダイオードのいずれか1種類あるいは組み
合わせて上記PN接合素子として用いることによって、
信号増幅用のバイポーラトランジスタと能動素子(PN
接合素子)の性能がほぼ等しくなり、より効果的に温度
補償を行うことができる。
【0022】また、この発明の電力増幅器は、増幅素子
として第1のバイポーラトランジスタが用いられた電力
増幅器において、上記第1のバイポーラトランジスタの
ベースにエミッタが接続された第2のバイポーラトラン
ジスタと、上記第2のバイポーラトランジスタのコレク
タに、エミッタおよびベースが接続された第3のバイポ
ーラトランジスタと、上記第3のバイポーラトランジス
タのコレクタにエミッタおよびベースが接続され、コレ
クタが接地された第4のバイポーラトランジスタと、上
記第2のバイポーラトランジスタのコレクタに一端が接
続され、他端がベースバイアス供給端子に接続された第
1の抵抗と、上記ベースバイアス供給端子に一端が接続
され、他端が上記第1のバイポーラトランジスタのベー
スに接続された第2の抵抗と、上記第1のバイポーラト
ランジスタのベースにエミッタおよびベースが接続さ
れ、コレクタが接地に接続された第5のバイポーラトラ
ンジスタと、上記第1のバイポーラトランジスタのベー
スと上記第5のバイポーラトランジスタのエミッタとの
間または上記第3のバイポーラトランジスタのコレクタ
と接地との間に接続された第3の抵抗と、上記第2のバ
イポーラトランジスタのベースとコレクタとの間に接続
された第4の抵抗とを備え、上記第3 , 第4のバイポー
ラトランジスタのオン電圧の和が、上記第2のバイポー
ラトランジスタのベースエミッタ間のオン電圧と上記第
1のバイポーラトランジスタのベースエミッタ間ダイオ
ードのオン電圧との和にほぼ等しいたことを特徴として
いる。
【0023】上記構成の電力増幅器によれば、信号増幅
用の上記第1のバイポーラトランジスタのベース端から
みた上記第2のバイポーラトランジスタのインピーダン
スは、入力電力の変化に伴って変化し、その変化の度合
いを最適に調整することで歪補償が行われる。一方、温
度上昇に伴って上記第1のバイポーラトランジスタのベ
ース電流が増加するとき、上記第2のバイポーラトラン
ジスタのコネクタと接地との間に接続された第3,第4
のバイポーラトランジスタに流れる電流が温度上昇に伴
って増加するので、温度上昇に伴う上記第1のバイポー
ラトランジスタのベース電流が増加する変化率が小さく
なる。また、温度上昇に伴って第1のバイポーラトラン
ジスタのベース電圧も減少し、ベース電流の増加をさら
に抑制する一方、温度が下がる場合は、第1のバイポー
ラトランジスタのベース電圧は増加するので、ベース電
流の減少をさらに抑制することができる。したがって、
温度が変化しても、バイアス点の変化を抑制でき、歪補
償や利得などの性能劣化を抑制することができる。ま
た、消費電力の増大の抑制し、低電圧化を達成すること
が可能となる。
【0024】また、上記第2のバイポーラトランジスタ
のベースエミッタ間のオン電圧と信号増幅用の上記第1
のバイポーラトランジスタのベースエミッタ間ダイオー
ドのオン電圧との和にほぼ等しいオン電圧の上記第3,
第4のバイポーラトランジスタを使用することによっ
て、温度補償効果を十分発揮でき、消費電流の増大を招
かない。
【0025】また、上記ベースバイアス供給端子から印
加された電圧が、上記第2のバイポーラトランジスタを
介さずに上記第2の抵抗を経て信号増幅用の第1のバイ
ポーラトランジスタのベースに直接印加されるので、ベ
ースバイアス供給端子に印加される電圧がより低電圧で
上記第1のバイポーラトランジスタをオンさせることが
でき、低電圧化を図ることができる。
【0026】また、例えば温度が上昇した場合、上記第
2のバイポーラトランジスタから信号増幅用の上記第1
のバイポーラトランジスタのベースに流入する電流は増
大するが、増加した電流の一部が上記第5のバイポーラ
トランジスタを介して接地に導かれ、上記第1のバイポ
ーラトランジスタのベース電流の増大を抑制でき、さら
なる温度補償効果が得られる。さらに、上記第3の抵抗
によって、第1のバイポーラトランジスタのベースの電
位を調整できるので、上記ベースバイアス供給端子に印
加する電圧を調整することができる。
【0027】また、上記第4の抵抗により第2のバイポ
ーラトランジスタのベースコレクタ間にも電圧が印加さ
れ、その電圧を第4の抵抗の抵抗値を調整することによ
って、第1のバイポーラトランジスタのベース端からみ
た第2のバイポーラトランジスタのインピーダンスを調
整できる。
【0028】また、一実施形態の電力増幅器は、上記第
3のバイポーラトランジスタのベースと接地との間に接
続されたキャパシタを備えたことを特徴としている。
【0029】上記実施形態の電力増幅器によれば、上記
第3のバイポーラトランジスタのベースエミッタ間ダイ
オードのインピーダンスは、入力電力の増大に伴い変化
し、そのインピーダンスの変化度合いは上記キャパシタ
の容量値により調整される。したがって、上記キャパシ
タにより、上記第3のバイポーラトランジスタのベース
エミッタ間ダイオードのインピーダンスの変化度合いを
最適に調整することで歪補償を行うことができる。
【0030】また、この発明の無線通信装置は、上記電
力増幅器を送信アンテナヘの信号を供給する機能ブロッ
クに用いたことを特徴としている。
【0031】上記構成の無線通信装置によれば、上記電
力増幅器を使用することによって、無線通信装置の送信
時の特性を高効率かつ低歪にすることができ、小型化を
図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の電力増幅器およ
び無線通信装置を図示の実施の形態により詳細に説明す
る。
【0033】(第1実施形態) 図1はこの発明の第1実施形態の電力増幅器の構成を示
す回路図である。
【0034】図1において、101はエミッタが接地に
接続されたNPN型の信号増幅用バイポーラトランジス
タ、102は上記信号増幅用バイポーラトランジスタ1
01のベースに接続された入力端子、103は上記信号
増幅用バイポーラトランジスタ101のコレクタに接続
された出力端子、104は上記信号増幅用バイポーラト
ランジスタ101のベースにベースバイアス電圧を供給
するベースバイアス供給端子、105は上記信号増幅用
バイポーラトランジスタ101のベースにN側端子(カ
ソード)が接続された第1のPN接合素子としての歪補
償用ダイオードである。また、2は上記歪補償用ダイオ
ード105のP側端子(アノード)にP側端子(アノード)
が接続され、N側端子(カソード)が接地に接続された第
2のPN接合素子としての温度補償用ダイオード、3は
上記歪補償用ダイオード105のP側端子(アノード)と
ベースバイアス供給端子104との間に接続された第1
の抵抗である。
【0035】上記歪補償用ダイオード105,温度補償
用ダイオード2および信号増幅用バイポーラトランジス
タ101のベースエミッタ間ダイオードの等価的なDC
抵抗値を各々Rd1,Rd2およびRtとする。さらに、上記
温度補償用ダイオード2と第1の抵抗3との接続点の電
位をV2、ベース電圧供給端子104の電圧をVbb、第
1の抵抗3の抵抗値をR1とすると、信号増幅用バイポ
ーラトランジスタ101のベース電流Ib,ベース電圧V
beは、次の式(4)および式(5)で表される。
【数4】
【数5】 上記抵抗値Rd1,Rd2およびRtは、ダイオード両端の電
位差の増加または温度上昇に伴って減少していく。
【0036】そして、温度変化した場合に、変化率をk
とすると、抵抗値Rd1,Rd2およびRtは、各々k・Rd
1、k・Rd2およびk・Rtとなり、式(4)および式(5)
は、次の式(6)および式(7)となる。
【数6】
【数7】 上記抵抗値Rd1およびR1がない場合は、式(3)で示し
たように、ベース電流Ibは温度変化に伴い1/kで変
化するが、この第1実施形態の電力増幅器では、式(6)
からわかるように、次の式(8)の率で変化する。
【数8】
【0037】したがって、温度補償がない場合に比べ
て、温度変化に伴うベース電流Ibの変化率が小さくな
る。また、ベース電圧Vbeも式(7)に従って変化するの
で、温度増加の場合は、k<1なのでベース電圧Vbeは
減少し、ベース電流Ibの増加をさらに抑制することが
でき、温度減少の場合は、k>1なのでベース電圧Vbe
は増加し、ベース電流Ibの減少をさらに抑制すること
ができる。
【0038】図1に示す電力増幅器では、信号増幅用バ
イポーラトランジスタ101をオンさせるためには、信
号増幅用バイポーラトランジスタ101のベースのオン
電圧、歪補償用ダイオード105のオン電圧および第1
の抵抗3での電位降下分を加えた電圧以上の電圧をベー
スバイアス供給端子104に加える必要がある。この場
合、もし温度補償用ダイオード2のオン電圧が歪補償用
ダイオード105と同じであれば、温度補償用ダイオー
ド2には、信号増幅用バイポーラトランジスタ101の
ベースエミッタ間電圧の分だけ余分に電圧が印加され、
温度補償用ダイオード2には大きな電流が流れ、消費電
流の増大を招く。また、もし温度補償用ダイオード2の
オン電圧が大きすぎれば、温度補償用ダイオード2がオ
ンしなくなり、温度補償効果が得られなくなる。
【0039】したがって、温度補償用ダイオード2に
は、歪補償用ダイオード105のオン電圧と信号増幅用
バイポーラトランジスタ101のベースエミッタ間ダイ
オードのオン電圧を加えた値にほぼ等しいオン電圧のも
のを使用すれば、温度補償効果を十分発揮でき、消費電
流の増大を招かない。
【0040】(第2実施形態) 図2はこの発明の第2実施形態の電力増幅器の構成を示
す回路図である。この第2実施形態の電力増幅器は、第
2の抵抗6を除いて第1実施形態の図1に示す電力増幅
器と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号
を付して説明を省略する。
【0041】図2に示すように、一端をベースバイアス
供給端子104に接続し、他端を信号増幅用バイポーラ
トランジスタ101のベースに接続された第2の抵抗6
を接続している。
【0042】上記構成の電力増幅器では、ベースバイア
ス供給端子104から印加された電圧が、歪補償用ダイ
オード105を介さずに第2の抵抗6を経て信号増幅用
バイポーラトランジスタ101のベースに直接印加され
るので、第1実施形態に比べてベースバイアス供給端子
104に印加する電圧がより低電圧で、信号増幅用バイ
ポーラトランジスタ101をオンさせることができ、低
電圧化を図ることができる。
【0043】(第3実施形態) 図3はこの発明の第3実施形態の電力増幅器の構成を示
す回路図である。この第3実施形態の電力増幅器は、温
度補償用ダイオード7を除いて第1実施形態の図1に示
す電力増幅器と同一の構成をしており、同一構成部は同
一参照番号を付して省略する。
【0044】図3に示すように、信号増幅用バイポーラ
トランジスタ101のベースと接地との間に第3のPN
接合素子としての温度補償用ダイオード7を挿入してい
る。
【0045】上記構成の電力増幅器において、例えば温
度が上昇した場合、歪補償用ダイオード105から信号
増幅用バイポーラトランジスタ101のベースに流入す
る電流は増大するが、増加した電流の一部が温度補償用
ダイオード7により接地に導かれ、信号増幅用バイポー
ラトランジスタ101のベース電流の増大を抑制でき、
さらなる温度補償効果が得られる。
【0046】(第4実施形態) 図4はこの発明の第4実施形態の電力増幅器の構成を示
す回路図である。この第4実施形態の電力増幅器は、第
3の抵抗8,温度補償用ダイオード9を除いて第1実施
形態の図1に示す電力増幅器と同一の構成をしており、
同一構成部は同一参照番号を付して省略する。
【0047】図4に示すように、信号増幅用バイポーラ
トランジスタ101のベースに第3の抵抗8の一端を接
続すると共に、その第3の抵抗8の他端に第3のPN接
合素子としての温度補償用ダイオード9のP側端子(ア
ノード)を接続し、温度補償用ダイオード9のN側端子
(カソード)を接地に接続している。
【0048】上記構成の電力増幅器では、第3の抵抗8
の抵抗値を調整することによって、信号増幅用バイポー
ラトランジスタ101のベースの電位を調整できるの
で、ベースバイアス供給端子104に印加する電圧を調
整することができる。
【0049】(第5実施形態) 図5はこの発明の第5実施形態の電力増幅器の構成を示
す回路図である。この第5実施形態の電力増幅器は、温
度補償用の第2のPN接合素子12を除いて第1実施形
態の図1に示す電力増幅器と同一の構成をしており、同
一構成部は同一参照番号を付して省略する。
【0050】図5に示すように、PN接合素子としての
温度補償用ダイオード14および15を順方向に直列接
続したものを第2のPN接合素子12として用いる。
【0051】第1〜第4実施形態においては、消費電流
の増大を招かないためには、第2のPN接合素子12に
はオン電圧の異なるものを用いる必要があるため、製造
工程の複雑さを招き、コスト増大につながる。この第5
実施形態においては、信号増幅用バイポーラトランジス
タ101のベースエミッタ間ダイオード,歪補償用ダイ
オード105および温度補償用ダイオード14,15に
全て同一のオン電圧のものを用いている。すなわち、第
1の抵抗3と歪補償用ダイオード105との接続点をX
とすると、接続点X〜歪補償用ダイオード105〜信号
増幅用バイポーラトランジスタ101のベースエミッタ
間ダイオード〜接地のルートAに直列に挿入されている
ダイオードの数と、接続点X〜温度補償用ダイオード2
〜接地のルートBに直列に挿入されているダイオードの
数を等しくすることで、ルートAおよびBのオン電圧を
等しくすることが可能となる。
【0052】したがって、この第5実施形態の電力増幅
器によれば、コスト増大や消費電流増大を招くことな
く、温度補償を効果的に行うことができる。
【0053】上記第1〜第5実施形態においては、PN
接合素子としてダイオードを用いたが、バイポーラトラ
ンジスタのベースエミッタ間ダイオードまたはベースコ
レクタ間ダイオードのいずれか1種類あるいは組み合わ
せて用いれば、信号増幅用バイポーラトランジスタ10
1と能動素子の性能がほぼ等しくなり、より効果的に温
度補償を行うことができる。
【0054】(第6実施形態) 図6はこの発明の第6実施形態の電力増幅器の構成を示
す回路図である。
【0055】この電力増幅器は、図6に示すように、1
01はエミッタが接地に接続された第1のバイポーラト
ランジスタとしてのNPN型の信号増幅用バイポーラト
ランジスタ、102は上記信号増幅用バイポーラトラン
ジスタ101のベースに接続された入力端子、103は
上記信号増幅用バイポーラトランジスタ101のコレク
タに接続された出力端子である。
【0056】上記信号増幅用バイポーラトランジスタ1
01のベースに、ベースとコレクタとの間に第4の抵抗
24が接続された第2のバイポーラトランジスタとして
のヘテロバイポーラトランジスタ23のエミッタを接続
している。このヘテロバイポーラトランジスタ23のベ
ースエミッタ間ダイオードを歪補償用の第1のPN接合
素子25として用いている。上記ヘテロバイポーラトラ
ンジスタ23ののベースと接地との間に歪補償量調整用
キャパシタ106を接続している。
【0057】また、上記ヘテロバイポーラトランジスタ
23のコレクタとベースバイアス供給端子104との間
に第1の抵抗3を接続すると共に、ベースバイアス供給
端子104に第2の抵抗6の一端を接続し、その第2の
抵抗6の他端を信号増幅用バイポーラトランジスタ10
1のベースに接続している。
【0058】また、上記ヘテロバイポーラトランジスタ
23のコレクタと接地との間に、第3,第4のバイポー
ラトランジスタとしてのベースとエミッタが接続された
ヘテロバイポーラトランジスタ20,21のベースコレ
クタ間ダイオードを、順方向に2段直列接続している。
このヘテロバイポーラトランジスタ20,21のベース
コレクタ間ダイオーを温度補償用の第2のPN接合素子
22として用いている。
【0059】また、上記信号増幅用バイポーラトランジ
スタ101のベースに第3の抵抗の一端を接続し、その
抵抗の他端にベースエミッタが接続された第5のバイポ
ーラトランジスタとしてのヘテロバイポーラトランジス
タ26のエミッタを接続し、コレクタを接地に接続して
いる。このヘテロバイポーラトランジスタ26を第3の
PN接合素子27として用いている。
【0060】なお、上記ヘテロバイポーラトランジスタ
20,21,23,26はすべてNPN型である。
【0061】図7は上記信号増幅用バイポーラトランジ
スタ101のベース電流Ibおよびコレクタ電流Icの温
度依存を市販のハーモニックバランスシミュレータを使
用して解析した結果を示している。ここで、バイポーラ
トランジスタは、AlGaAs/GaAsHBT(Heterojunc
tion Bipolar Transistor:ヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタ)をEbers−Mollモデルでモデル化した
ものを使用した。
【0062】この第6実施形態の電力増幅器は、図7か
らわかるように、ベース電流Ibおよびコレクタ電流Ic
は、温度に対してほぼ一定となっている。
【0063】したがって、上記電力増幅器では、温度が
変化しても、バイアス点の変化を抑制でき、歪補償や利
得などの性能劣化を抑制することができると共に、消費
電力の増大の抑制し、低電圧化を図ることができる。。
【0064】また、上記第2のバイポーラトランジスタ
23のベースエミッタ間のオン電圧と信号増幅用バイポ
ーラトランジスタ101のベースエミッタ間ダイオード
のオン電圧との和にほぼ等しいオン電圧の第3,第4の
バイポーラトランジスタ20,21を使用することによ
って、温度補償効果を十分発揮でき、消費電流の増大を
招かない。
【0065】また、上記ベースバイアス供給端子104
から印加された電圧が、第2のバイポーラトランジスタ
23を介さずに第2の抵抗6を経て信号増幅用バイポー
ラトランジスタ101のベースに直接印加されるので、
ベースバイアス供給端子104に印加される電圧がより
低電圧で信号増幅用バイポーラトランジスタ101をオ
ンさせることができ、低電圧化を図ることができる。
【0066】また、例えば温度が上昇した場合、第2の
バイポーラトランジスタ23から信号増幅用バイポーラ
トランジスタ101のベースに流入する電流は増大する
が、増加した電流の一部が第5のバイポーラトランジス
タ26を介して接地に導かれ、信号増幅用バイポーラト
ランジスタ101のベース電流の増大を抑制でき、さら
なる温度補償効果が得られる。さらに、上記第3の抵抗
8によって、信号増幅用バイポーラトランジスタ101
のベースの電位を調整できるので、ベースバイアス供給
端子104に印加する電圧を調整することができる。
【0067】また、上記第4の抵抗24により第2のバ
イポーラトランジスタ23のベースコレクタ間にも電圧
が印加され、その電圧を第4の抵抗24の抵抗値を調整
することによって、信号増幅用バイポーラトランジスタ
101のベース端からみた第2のバイポーラトランジス
タ23のインピーダンスを調整できる。
【0068】(第7実施形態) 図8はこの発明の第7実施形態の電力増幅器を用いた無
線通信装置の構成を示す回路ブロック図である。
【0069】この無線通信装置は、図8に示すように、
アンテナ31と、上記アンテナ31が接続されたアンテ
ナ共用器32と、上記アンテナ共用器32の出力端子に
接続された受信回路33と、上記アンテナ共用器32の
入力端子に接続された送信回路34と、上記受信回路3
3からの受信信号を受け、変復調器やベースバンド回路
を有する回路ブロック35と、上記回路ブロック35か
らの送信信号を受ける前段回路37と、上記前段回路3
7からの送信信号を増幅して、アンテナ共用器32に出
力する電力増幅器36とを有している。上記電力増幅器
36と前段回路37で機能ブロックとしての送信回路3
4を構成している。
【0070】上記構成の無線通信装置30において、上
記電力増幅器36に第1〜第6実施形態の電力増幅器を
使用することによって、無線通信装置30の送信時の特
性の温度依存を抑制し、かつ低歪にすることができ、さ
らに小型化を図ることができる。
【0071】上記第1〜第6実施形態では、NPN型の
バイポーラトランジスタを用いた電力増幅器について説
明したが、PNP型のバイポーラトランジスタを用いた
電力増幅器にこの発明を適用してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の電
力増幅器によれば、温度が変化しても、バイアス点の変
化を抑制でき、したがって、歪補償や利得などの性能劣
化を抑制することが可能であり、かつ、消費電力の増大
の抑制、低電圧化を達成することが可能となる。
【0073】また、この発明の無線通信装置によれば、
送信時の特性を高効率かつ低歪にすることができ、小型
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の電力増幅器
の構成を示す回路図である。
【図2】 図2はこの発明の第2実施形態の電力増幅器
の構成を示す回路図である。
【図3】 図3はこの発明の第3実施形態の電力増幅器
の構成を示す回路図である。
【図4】 図4はこの発明の第4実施形態の電力増幅器
の構成を示す回路図である。
【図5】 図5はこの発明の第5実施形態の電力増幅器
の構成を示す回路図である。
【図6】 図6はこの発明の第6実施形態の電力増幅器
の構成を示す回路図である。
【図7】 図7は上記電力増幅器の信号増幅用トランジ
スタのベース電流およびコレクタ電流の温度依存を示す
図である。
【図8】 図8はこの発明の第7実施形態の電力増幅器
を用いた無線通信装置の回路ブロック図である。
【図9】 図9は従来の電力増幅器の構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
2,7,9…温度補償用ダイオード、3…第1の抵抗、6
…第2の抵抗、8…第3の抵抗、12,22…第2のP
N接合素子、20,21,23,26…ヘテロバイポーラ
トランジスタ、24…第4の抵抗、25…第1のPN接
合素子、27…第3のPN接合素子、30…無線通信装
置、31…アンテナ、32…アンテナ共用器、33…受
信装置、34…送信装置、35…回路ブロック、36…
電力増幅器、37…前段回路。101…信号増幅用バイ
ポーラトランジスタ、102…入力端子、103…出力
端子、104…ベースバイアス供給端子、105…歪補
償用ダイオード、106…歪補償調整用キャパシタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−175747(JP,A) 特開 昭61−84908(JP,A) 特開 平9−260964(JP,A) 特開2001−237655(JP,A) 特開2001−94360(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/30 - 1/32 H03F 3/24

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅素子としてバイポーラトランジスタ
    が用いられた電力増幅器において、 上記バイポーラトランジスタのベースに順方向に一端が
    接続された第1のPN接合素子と、 上記第1のPN接合素子の他端に一端が接続され、他端
    がベースバイアス供給端子に接続された第1の抵抗と、 上記第1のPN接合素子の他端と接地との間に順方向に
    接続された第2のPN接合素子とを備え 上記第2のPN接合素子のオン電圧が、上記バイポーラ
    トランジスタのベースエミッタ間ダイオードのオン電圧
    と上記第1のPN接合素子のオン電圧との和にほぼ等し
    ことを特徴とする電力増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電力増幅器において、 上記ベースバイアス供給端子に一端が接続され、他端が
    上記バイポーラトランジスタのベースに接続された第2
    の抵抗を備えたことを特徴とする電力増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれか1つに記載
    の電力増幅器において、 上記バイポーラトランジスタのベースと接地との間に順
    方向に接続された第3のPN接合素子を備えたことを特
    徴とする電力増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の電力増幅器において、 上記バイポーラトランジスタのベースと上記第3のPN
    接合素子との間または上記第3のPN接合素子と接地と
    の間に接続された第3の抵抗を備えたことを特徴とする
    電力増幅器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至のいずれか1つに記載の
    電力増幅器において、 上記第2のPN接合素子が、順方向に直列接続された2
    つのPN接合素子であることを特徴とする電力増幅器。
  6. 【請求項6】 請求項に記載の電力増幅器において、 上記バイポーラトランジスタのベースエミッタ間ダイオ
    ードのオン電圧と、上記第1のPN接合素子のオン電圧
    と、上記第2のPN接合素子である2つのPN接合素子
    の夫々のオン電圧が略等しいことを特徴とする電力増幅
    器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至のいずれか1つに記載の
    電力増幅器において、 上記PN接合素子として、ダイオードと、バイポーラト
    ランジスタのベースエミッタ間ダイオードと、バイポー
    ラトランジスタのベースコレクタ間ダイオードのうちの
    少なくとも1つを用いたことを特徴とする電力増幅器。
  8. 【請求項8】 増幅素子として第1のバイポーラトラン
    ジスタが用いられた電力増幅器において、 上記第1のバイポーラトランジスタのベースにエミッタ
    が接続された第2のバイポーラトランジスタと、 上記第2のバイポーラトランジスタのコレクタに、エミ
    ッタおよびベースが接続された第3のバイポーラトラン
    ジスタと、 上記第3のバイポーラトランジスタのコレクタにエミッ
    タおよびベースが接続され、コレクタが接地された第4
    のバイポーラトランジスタと、 上記第2のバイポーラトランジスタのコレクタに一端が
    接続され、他端がベースバイアス供給端子に接続された
    第1の抵抗と、 上記ベースバイアス供給端子に一端が接続され、他端が
    上記第1のバイポーラトランジスタのベースに接続され
    た第2の抵抗と、 上記第1のバイポーラトランジスタのベースにエミッタ
    およびベースが接続され、コレクタが接地に接続された
    第5のバイポーラトランジスタと、 上記第1のバイポーラトランジスタのベースと上記第5
    のバイポーラトランジスタのエミッタとの間または上記
    第3のバイポーラトランジスタのコレクタと接地との間
    に接続された第3の抵抗と、 上記第2のバイポーラトランジスタのベースとコレクタ
    との間に接続された第4の抵抗とを備え 上記第3 , 第4のバイポーラトランジスタのオン電圧の
    和が、上記第2のバイポーラトランジスタのベースエミ
    ッタ間のオン電圧と上記第1のバイポーラトランジスタ
    のベースエミッタ間ダイオードのオン電圧との和にほぼ
    等しい ことを特徴とする電力増幅器。
  9. 【請求項9】 請求項に記載の電力増幅器において、 上記第3のバイポーラトランジスタのベースと接地との
    間に接続されたキャパシタを備えたことを特徴とする電
    力増幅器。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至のいずれか1つに記載
    の電力増幅器を送信アンテナヘの信号を供給する機能ブ
    ロックに用いたことを特徴とする無線通信装置。
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