JP3513391B2 - ガスシールドアーク上向き溶接方法 - Google Patents

ガスシールドアーク上向き溶接方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建築鉄骨に
おける柱−梁、梁−梁の現場溶接に好適な溶接方法に関
し、ガスシールドアーク溶接フラックス入りワイヤを用
い、ルートギャップが設けられ開先について、開先裏側
から上向き姿勢にて初層ビードを形成することができる
ガスシールドアーク上向き溶接方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】近
年、高層ビルでの建築鉄骨における柱−梁、梁−梁の現
場溶接(現地溶接)では、耐振や能率向上のために、裏
当て金(鋼製裏当て材)のない開先の溶接を行うことが
検討されている。以下、このことについて説明する。な
お、裏当て金は、部分溶込み溶接ではなく開先面を完全
に溶かし込む完全溶込み溶接を行うために取り付けるも
のである。
【0003】図4は建築鉄骨における梁−梁の現場溶接
用継手の一例を示す斜視図、図5は図4に示す梁−梁の
溶接における下フランジ同士の溶接での裏当て金付き開
先を示す図である。図4に示すように、柱(この例では
ボックス柱)1に固着された一方の梁2と、他方の梁3
とが溶接されるようになっている。そして、図5に示す
ように、一方の梁2の下フランジ2bと他方の梁3の下
フランジ3bとによりルートギャップ(ルート間隙)R
Gを有するレ形開先(開先角度θ)が形成され、開先裏
面には前記ルートギャップを塞ぐように開先長手方向へ
延びる裏当て金(符号SBで示す)が溶接されている。
上フランジ2a,3aによる開先についても同様であ
る。2cは一方の梁2のウェブ、3cは他方の梁3のウ
ェブである。
【0004】さて、裏当て金SBを用いずに溶接する方
法として、裏当て金SBに代えて着脱可能な耐火物製の
裏当て材を取り付け、溶接ワイヤを用いた下向き姿勢の
ガスシールドアーク溶接により、開先の表面側から裏ビ
ード(初層ビード)を形成する片面溶接があり、上フラ
ンジ同士2a,3aの溶接では、この片面溶接を採用で
きる。ところが、下フランジ同士2b,3bの片面溶接
を行う場合、図4に示すように、ウェブ2c,3cが邪
魔になり、開先長手方向中央部で一旦アークを切って再
スタートするというビード継ぎを行うので、このビード
継ぎに起因する融合不良などの溶接欠陥が発生し易いと
いう問題がある。なお、2層目からは開先幅が広くなる
ので溶接欠陥なくビード継ぎを行うことが可能である。
【0005】図6は建築鉄骨における柱−梁の現場溶接
用継手の一例を示す斜視図、図7は図6に示す柱−梁の
溶接における裏当て金付き開先を示す図である。両図に
示すように、柱1(この例ではH形柱)と梁2の下フラ
ンジ2bとで形成される開先についても、同様に、下向
き片面溶接での初層ビード継ぎによる溶接欠陥発生の問
題がある。
【0006】このようなウェブ2c,3cが邪魔になる
ために生じる、下向き片面溶接での初層ビード継ぎによ
る溶接欠陥発生の問題を解消するには、ルートギャップ
が設けられた開先について、上向き姿勢での溶接で開先
裏側から初層ビード(裏ビード)を形成できるようにす
れば、初層でのビード継ぎをしなくてすむ。しかしなが
ら、従来は適当な上向き溶接方法がなかった。
【0007】そこで本発明の目的は、ルートギャップが
設けられた開先について、開先裏側から上向き姿勢にて
安定して初層ビードを形成することができるガスシール
ドアーク上向き溶接方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、ルートギャップが設けられた
開先について、開先裏側から上向き姿勢にて初層ビード
を形成するガスシールドアーク溶接を行う方法であっ
て、フラックス中にAl又はMgの少なくとも1種を、
Al+3Mg:1〜11重量%(ワイヤ全重量に対する
重量%)を満たすように含有するガスシールドアーク溶
接フラックス入りワイヤを用い、直流正極性で溶接を行
うことを特徴とするガスシールドアーク上向き溶接方法
である。
【0009】請求項2の発明は、前記請求項1記載のガ
スシールドアーク上向き溶接方法において、溶接金属の
酸素含有量が300ppm以下であることを特徴とす
る。請求項3の発明は、前記請求項1又は2に記載のガ
スシールドアーク上向き溶接方法において、前記ガスシ
ールドアーク溶接フラックス入りワイヤがフラックス中
にBaF2 :1〜10重量%(ワイヤ全重量に対する重
量%)を含有するものことを特徴とする。請求項4の発
明は、前記請求項3に記載のガスシールドアーク上向き
溶接方法において、溶接金属の窒素含有量が200pp
m以下であることを特徴とする。請求項5の発明は、前
記請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスシールドア
ーク上向き溶接方法において、前記開先が、レ形又はV
形の形状で、ルートギャップが1〜15mmの範囲のも
のであるであることを特徴とする。請求項6の発明は、
請求項5に記載のガスシールドアーク上向き溶接方法に
おいて、建築鉄骨における柱−梁、梁−梁の溶接に適用
されるものであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によるガスシールドアーク
上向き溶接方法では、ルートギャップのある開先につい
て開先裏側から上向き姿勢にて安定して初層ビードを形
成できる上向き溶接を可能にするために、溶融金属の
粘性を高めること、初層ビードの開先表側部分のシー
ルド性を確保すること、について下記手段を講じてい
る。
【0011】前記に関しては、溶融金属の垂れ落ちを
阻止するために上向き溶接では下向き溶接で用いるよう
な裏当て材が使用できないので、溶接ワイヤとして、A
l又はMgの少なくとも1種をフラックス中に含有させ
たガスシールドアーク溶接フラックス入りワイヤを用
い、Al,Mgという強力な脱酸剤の効果により、溶融
金属中の酸素含有量を低減させて溶融金属の粘性を高め
るようにしている。
【0012】そして、ワイヤによる溶接金属の酸素含有
量を300ppm以下にすることにより、溶融金属の粘
性が顕著に高くなり、裏当て材がなくルートギャップが
設けられた開先について、上向き姿勢にて初層ビードを
垂れ落ちなく安定に形成することができた。
【0013】本発明で用いるフラックス入りワイヤによ
る溶接金属の酸素含有量と該ワイヤのフラックス成分と
の関係については、Al,Mgなどの強力な脱酸剤の量
に比例して酸素量が減る傾向があるほかに、酸素量を決
定するその他の要因として、これら脱酸剤とフッ化物と
のバランス、脱酸剤と酸化物とのバランス、及び、スラ
グの塩基度などがあるため、一義的には定められないも
のの、Al+3Mgの量が溶接金属の酸素含有量と最も
強い相関がある。すなわち、Al,Mgはともに、溶融
金属中の酸素量を低減させて粘性を高めるとともに、直
流正極性(ワイヤを負極、被溶接物を正極として行う直
流のアーク溶接)でのアークを安定にする効果がある。
しかし、ワイヤ全重量に対する重量%で、Al+3Mg
の量が1重量%未満ではそれらの効果が十分でなく、溶
接金属の酸素含有量が前記の300ppmを超え、ビー
ドが溶け落ちしやすく、一方、11重量%を超えると溶
融金属の粘性が高すぎビード形状が悪化する。したがっ
て、Al又はMgの少なくとも1種を、Al+3Mg:
1〜11重量%の範囲を満たすように含有させる必要が
ある。低スパッタ化の観点からは、Al及びMgの両方
とも添加することがよい。
【0014】なお、Al,Mg以外の強力な脱酸剤とし
てCa,Ti,Zr等を、脱酸剤の目的でフラックス又
は鋼製外皮に添加することが可能である。
【0015】次に前記に関しては、初層ビードの開先
表側部分にはシールドガスがあたり難いので、本発明に
よる方法では、フッ化物であるBaF2 をフラックス中
に含有させたガスシールドアーク溶接フラックス入りワ
イヤを使用し、BaF2 のスラグ剤としての効果によ
り、この初層ビード開先表側部分を大気からシールド
し、シールド不良による気孔欠陥(ブローホール,ピッ
ト)のない健全な溶接金属を得るようにしている。
【0016】そして、ワイヤによる溶接金属の窒素含有
量を200ppm以下にすることにより、初層ビードの
シールド性が確保でき、ブローホール等のない溶接金属
が得られる。
【0017】前記のフラックス中に添加するBaF
2 は、初層ビードのシールド性を確保するとともに、直
流正極性でアークを安定にしてスパッタ発生量を減らす
効果がある。すなわち、このBaF2 を含むフラックス
入りワイヤを直流正極性で使用すると、ワイヤ先端の溶
滴には陽イオンによる衝撃力に加えて、高蒸気圧を呈す
るBaF2 等の蒸発による大きな反作用力が働くため、
ワイヤ先端の溶滴がこれらの合力により衝撃を受け、小
さな溶滴粒に変化して被溶接物へとスムーズに移行し、
これにより低溶接電流域でのアークの安定化、スパッタ
発生量の低減を図ることができる。しかし、BaF2
が1重量%(ワイヤ全重量に対する重量%)未満ではそ
のような効果が十分に発揮されず、シールドが不十分で
溶接金属の窒素含有量が200pmを超え、ブローホー
ルの発生が多くなり、一方、10重量%を超えるとワイ
ヤ先端の溶滴が大粒化してスムーズな移行を行わずスパ
ッタが大粒化し逆にスパッタ発生量が増加する。したが
って、BaF2 量は1〜10重量%の範囲がよい。
【0018】また、本発明で用いるフラックス入りワイ
ヤには、スラグ剤としてBaF2 以外のフッ化物(Ca
2 ,SrF2 ,NaFなど)や、例えば、MgO,A
23 ,TiO2 ,SiO2 ,ZrO2 ,鉄系酸化物
(例えばLiFeO2 ,Sr 2 Fe2 5 ,BaFe2
4 など)のような酸化物を添加することが可能であ
る。ただし、酸化物の添加は、溶接金属の酸素含有量が
300ppmを超えない範囲とすることがよい。なお、
本発明による方法で規定している溶接金属の酸素量、窒
素量については、本発明による方法で溶接を行い、JI
S Z 3184による溶着金属の化学分析試料の作製
方法に従って分析用試料をつくり、その値を測定したも
のである。
【0019】本発明による上向き溶接方法では、シール
ドガスとして、炭酸ガス、アルゴンを主体とする混合ガ
ス(Ar−CO2 混合ガス、Ar−O2 混合ガス)、及
びヘリウムを主体とする混合ガスが使用でき、シールド
ガスのコストの点などから、炭酸ガスがよい。使用する
フラックス入りワイヤの断面形状については、例えば図
3の(a)〜(d)に示す種々の形状ものが採用でき
る。なお図3中、Mは鋼製外皮を示し、Fは鋼製外皮M
に充填されたフラックスを示す。
【0020】本発明による上向き溶接方法での被溶接物
に形成する開先は、I形に比べて開先面で溶融池を支持
しやすいレ形あるいはV形の開先形状を持ち、そのルー
トギャップが1〜15mmの範囲のものがよい。開先の
ルートギャップは、1mmより小さいと開先表側にビー
ドが出にくく、一方、15mmより大きいと垂れ落ちな
くビードを形成することが難しい。3〜8mmが最適範
囲である。
【0021】図1は建築鉄骨における柱と梁とで構成さ
れたレ形開先のT継手を示す正面断面図であり、柱1と
梁の下フランジ2bとによりルートギャップRGを有す
るレ形開先が形成されている。図2は梁と梁とで構成さ
れた突合わせ継手を示す正面断面図であり、図2(a)
では一方の梁2の下フランジ2bと他方の梁3の下フラ
ンジ3bとによりルートギャップRGを有するレ形開先
が形成され、図2(b)では下フランジ2b,3bによ
りルートギャップRGを有するV形開先が形成されてい
る。本発明による上向き溶接方法は、このような建築鉄
骨における柱−梁、梁−梁の現場溶接に好適な溶接方法
である。
【0022】
【実施例】表2に示す化学成分の鋼製外皮(JIS G
3141 SPCC−SD相当)を用いて、表3に示
すガスシールドアーク溶接フラックス入りワイヤを製作
した。各ワイヤはいずれも、ワイヤ径:φ1.4mm、
フラックス充填率15%(但し、No.9の発明例のみ
20%)であり、ワイヤ断面形状は図3(b)である。
【0023】これらのフラックス入りワイヤを用い、表
1に示す溶接試験条件で、5mmのルートギャップのあ
るレ形開先について、開先裏側から上向き姿勢にて初層
ビードを形成する上向き溶接を実施した。ただし、N
o.5の比較例は逆極性で溶接し(No.5以外は正極
性)、No.11の発明例はシールドガスとしてAr−
CO2 混合ガスを使用し(No.11以外は炭酸ガ
ス)、No.12の発明例はV形開先で溶接した(N
o.12以外はレ形開先)。そして、上向き溶接性(良
好な初層ビードの得られ易さ)、及び耐ブローホール性
(初層ビードのシールド性)について評価した。評価
は、○:良好、△:普通、×:劣る、とした。表1に溶
接金属の酸素量・窒素量、及び評価を示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】No.4の比較例は、Al+3Mgの量が
不足して溶接金属の酸素含有量が300ppmを超え、
粘性が低く溶融金属の垂れ落ちが発生した。No.5の
比較例は、Al,Mg,BaF2 を含有するフラックス
入りワイヤを直流正極性でなく直流逆極性(ワイヤ:正
極、被溶接物:負極)で使用したため、アークが不安定
で溶融池が大きく荒れ、初層ビードを安定して得ること
ができなかった。No.6の比較例は、Al+3Mgの
量が過剰のために溶融金属の粘性が高すぎ、開先表側部
分が凸気味となってビード形状が悪いものであった。
【0028】これに対して、本発明例(No.1〜N
o.3、No.7〜No.13)では、開先裏側から上
向き姿勢にて初層ビードを安定に形成することができ
た。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるガスシ
ールドアーク上向き溶接方法によると、ルートギャップ
が設けられた開先について、開先裏側から上向き姿勢に
て安定して初層ビードを形成することができるので、例
えば、建築鉄骨における柱−梁、梁−梁の現場溶接にお
いて、下向き姿勢での片面溶接を行おうとすると被溶接
物の構造上の制約によってビード継ぎが必要となる開先
の場合でも、溶接欠陥が発生しやすいビード継ぎが不要
な上向き姿勢による溶接を行うことができ、健全な溶接
部が得られるとともに、能率向上のために裏当て金のな
い溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による溶接方法が適用される、建築鉄骨
における柱と梁とで構成されたレ形開先のT継手を示す
正面断面図である。
【図2】本発明による溶接方法が適用される、建築鉄骨
における梁と梁とで構成された突合わせ継手を示す正面
断面図である。
【図3】本発明による溶接方法で用いるフラックス入り
ワイヤの断面形状例を模式的に示す図である。
【図4】建築鉄骨における梁−梁の現場溶接用継手の一
例を示す斜視図である。
【図5】図4に示す梁−梁の溶接における下フランジ同
士の溶接での裏当て金付き開先を示す図である。
【図6】建築鉄骨における柱−梁の現場溶接用継手の一
例を示す斜視図である。
【図7】図6に示す柱−梁の溶接における裏当て金付き
開先を示す図である。
【符号の説明】
1…柱 2,3…梁 2a,3a…上フランジ 2b,
3b…下フランジ 2c,3c…ウェブ RG…ルート
ギャップ SB…裏当て金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−55696(JP,A) 特開 平10−180487(JP,A) 特開 平9−206945(JP,A) 特開 平5−228691(JP,A) 特開 平4−294869(JP,A) 特公 昭63−57155(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 35/368 B23K 35/30 B23K 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルートギャップが設けられた開先につい
    て、開先裏側から上向き姿勢にて初層ビードを形成する
    ガスシールドアーク溶接を行う方法であって、フラック
    ス中にAl又はMgの少なくとも1種を、Al+3M
    g:1〜11重量%(ワイヤ全重量に対する重量%)を
    満たすように含有するガスシールドアーク溶接フラック
    ス入りワイヤを用い、直流正極性で溶接を行うことを特
    徴とするガスシールドアーク上向き溶接方法。
  2. 【請求項2】 溶接金属の酸素含有量が300ppm以
    下であることを特徴とする請求項1記載のガスシールド
    アーク上向き溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記ガスシールドアーク溶接フラックス
    入りワイヤがフラックス中にBaF2 :1〜10重量%
    (ワイヤ全重量に対する重量%)を含有するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガスシールド
    アーク上向き溶接方法。
  4. 【請求項4】 溶接金属の窒素含有量が200ppm以
    下であることを特徴とする請求項3に記載のガスシール
    ドアーク上向き溶接方法。
  5. 【請求項5】 前記開先が、レ形又はV形の形状で、ル
    ートギャップが1〜15mmの範囲のものであることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスシ
    ールドアーク上向き溶接方法。
  6. 【請求項6】 建築鉄骨における柱−梁、梁−梁の溶接
    に適用されるものであることを特徴とする請求項5に記
    載のガスシールドアーク上向き溶接方法。
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