JP3511035B2 - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JP3511035B2
JP3511035B2 JP04480096A JP4480096A JP3511035B2 JP 3511035 B2 JP3511035 B2 JP 3511035B2 JP 04480096 A JP04480096 A JP 04480096A JP 4480096 A JP4480096 A JP 4480096A JP 3511035 B2 JP3511035 B2 JP 3511035B2
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公一 岐部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば宇宙空間
や原子炉内などにおいて作業するロボットを制御するロ
ボット制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、危険の伴う環境で人間に
代わり作業を行なうロボットを制御するロボット制御装
置は、外部からの無線通信等による指示にしたがって上
記作業用ロボットを駆動制御する。また、この種のロボ
ット制御装置は、ロボットの関節の角度や姿勢を検出し
て上記指示に対して正確に追従するようにフィードバッ
ク制御を行なっている。
【0003】このフィードバック制御では、関節の基準
位置を関節内部に組込んだゼロ点検出センサによって検
出することによって動作初期の関節絶対角度を把握して
おく。そして、その後は、関節角度の変位(相対的な関
節角度)を例えばインクリメンタル型センサにより検出
し、これらの検出値(関節絶対角度と関節角度の変位)
を積算していくことにより、時々刻々と動作する当該ロ
ボットの関節絶対角度を算定するようにしている。尚、
上記したインクリメンタル型のセンサとは、相対的な関
節角度をパルス数をカウントすることにより検出するも
のである。
【0004】ところで、このようなロボット制御装置に
異常が発生すると、制御計算機や駆動回路などからのフ
ィードバック制御に必要な上記関節絶対角度を示すデー
タが消失してしまうことがある。このような場合には、
ロボット制御装置にロボットの各関節の状態を認識させ
るために一度リセット動作させ初期状態に戻して復帰さ
せるようにしている。
【0005】また、ロボットが作業対象に対して把持・
挿入などの接触作業している際に上記データを消失して
しまった場合には、上記リセット動作によってロボット
の状態を認識させようとすると、ロボットが接触してい
る作業対象から離脱できなくなったり、あるいは作業対
象を損傷させてしまう虞がある。このため、このような
場合には直接人間が上記ロボットに対して復帰作業を施
して、ロボット制御装置にロボットの初期状態を再認識
させて、このような状況を脱していた。
【0006】しかし、このような直接人間の手による復
帰作業には多大な時間と労力を要するという問題があ
り、また宇宙空間や原子炉の内部などにおいて作業する
ようなロボットにおいては、当該ロボットを回収した
り、人間が近づくことが容易にできないため、このよう
な状況に陥ったロボットを復帰させることは極めて困難
であるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のロボット制御装置は、ロボットの接触作業中に関節絶
対角度を示すデータが消失しまうような故障が発生した
場合には、リセット動作による復帰では作業対象を損傷
させる虞があるため、直接人間が上記ロボットに対して
復帰作業を施してこのような状況を脱していた。しか
し、このような方法では、復帰作業には多大な時間と労
力を要するという問題があるばかりか、宇宙空間や原子
炉の内部などにおいて作業するロボットにいたっては当
該ロボットを復帰させることは極めて困難であるという
問題がある。
【0008】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、直接人間が復帰作業を施せないような場所で
作業するロボットの接触作業中に、ロボット制御装置が
関節絶対角度を示すデータを消失しても、ロボットが接
触している作業対象を損傷させることなく、安全かつ迅
速にロボット制御に復帰することが可能なロボット制御
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るロボット制御装置は、複数の関節
を有するロボット本体と、ロボット本体の各関節の絶対
角度を示す絶対角度データを入力する関節絶対角度入力
手段と、ロボット本体の各関節の相対的な角度変位を角
度変位データとして検出する関節角度変位検出手段と、
当該駆動制御の初期においては予め設定された初期絶対
値データと関節角度変位検出手段で検出した角度変位デ
ータとに基づいて絶対角度データを算定し、その後は算
定した絶対角度データと関節角度変位検出手段で検出し
た角度変位データとに基づいて絶対角度データを算定す
るものであって、関節絶対角度入力手段より絶対角度デ
ータが入力される場合には、このデータと関節角度変位
検出手段で検出した角度変位データとに基づいて絶対角
度データを算定する関節絶対角度検出手段と、ロボット
本体の動作を指示する指令信号と関節絶対角度検出手段
で算定された絶対角度データが入力され、この絶対角度
データと指令信号とに基づいてロボット本体の各関節を
駆動制御する駆動制御手段とを具備して構成するように
した。
【0010】上記構成によるロボット制御装置では、例
えば当該ロボットの駆動制御中に各関節の絶対角度デー
タを消失してしまった場合に、オペレータによって関節
絶対角度入力手段から絶対角度データを入力すると、関
節絶対角度検出手段に絶対角度データが入力される。そ
して、関節絶対角度検出手段により、入力された絶対角
度データに基づいて上記ロボットの各関節の絶対角度デ
ータの算定が再開される。このため、直接人間が復帰作
業を施さなくても、接触作業中のロボットに対して安全
かつ迅速に再制御を行なうことが可能となる。
【0011】また、この発明に係るロボット制御装置
は、上記ロボット制御装置の関節絶対角度入力手段に代
わり、関節絶対角度検出手段で算定した最新の絶対角度
データを記憶し、外部からの制御信号に応じて記憶して
いる絶対角度データを関節絶対角度検出手段に出力する
関節絶対角度記憶手段を設けたことを特徴としている。
【0012】このため、関節絶対角度記憶手段には、関
節絶対角度検出手段にて算定した最新の絶対角度データ
を記憶される。そして、各関節の絶対角度データを消失
して当該ロボットが停止してしまった場合に、外部から
制御信号を入力すると、関節絶対角度検出手段に記憶さ
れている絶対角度データが関節絶対角度検出手段に入力
される。そして、関節絶対角度検出手段により、入力さ
れた絶対角度データに基づいて各関節の絶対角度データ
の算定が再開される。このため、直接人間が復帰作業を
施さなくても、接触作業中のロボットに対しても安全か
つ迅速に再制御を行なうことが可能となる。
【0013】また、上記の目的を達成するために、この
発明に係るロボット制御装置は、複数の関節を有するロ
ボット本体と、ロボット本体の各関節の絶対的な角度を
示す第1の絶対角度データを入力する関節絶対角度入力
手段と、ロボット本体の各関節の相対的な角度変位を角
度変位データとして検出する関節角度変位検出手段と、
当該駆動制御の初期においては予め設定された初期絶対
値データと関節角度変位検出手段で検出した角度変位デ
ータとに基づいて絶対角度データを算定し、その後は算
定した絶対角度データと関節角度変位検出手段で検出し
た角度変位データとに基づいて絶対角度データを算定す
るものであって、絶対角度データが入力される場合に
は、このデータと関節角度変位検出手段で検出した角度
変位データとに基づいて絶対角度データを算定する関節
絶対角度検出手段と、この関節絶対角度検出手段で算定
した最新の絶対角度データを第2の絶対角度データとし
て記憶する関節絶対角度記憶手段と、ロボット本体の動
作を指示する指令信号と関節絶対角度検出手段で算定さ
れた絶対角度データが入力され、この絶対角度データと
指令信号とに基づいてロボット本体の各関節を駆動制御
する駆動制御手段と、外部からの制御信号に応じて、第
1の絶対角度データと、第2の絶対角度データのうち、
一方の絶対角度データを選択的に関節絶対角度検出手段
に入力する切換入力手段とを具備して構成するようにし
た。
【0014】上記構成によるロボット制御装置では、外
部から制御信号を入力すると、切換えスイッチ手段によ
り、関節絶対角度入力手段から入力される第1の絶対角
度データと、関節絶対角度記憶手段に記憶されている第
2の絶対角度データのうち、一方のデータが選択的に関
節絶対角度検出手段に入力される。そして、関節絶対角
度検出手段により、入力された絶対角度データに基づい
て各関節の絶対角度データの算定が再開される。このた
め、必要に応じた絶対角度データを選択的に関節絶対角
度検出手段に入力して、直接人間が復帰作業を施さなく
ても、安全かつ迅速に再制御を行なうことが可能とな
る。
【0015】また、上記の目的を達成するために、この
発明に係るロボット制御装置は、複数の関節を有するロ
ボット本体と、ロボット本体の各関節の絶対的な角度を
示す第1の絶対角度データを入力する関節絶対角度入力
手段と、ロボット本体の各関節の相対的な角度変位を角
度変位データとして検出する関節角度変位検出手段と、
当該駆動制御の初期においては予め設定された初期絶対
値データと関節角度変位検出手段で検出した角度変位デ
ータとに基づいて絶対角度データを算定し、その後は算
定した絶対角度データと関節角度変位検出手段で検出し
た角度変位データとに基づいて絶対角度データを算定す
るものであって、2つの絶対角度データが入力される場
合には、これらの絶対角度データと関節角度変位検出手
段で検出した角度変位データとに基づいて絶対角度デー
タを算定する関節絶対角度検出手段と、この関節絶対角
度検出手段で算定した最新の絶対角度データを第2の絶
対角度データとして記憶する関節絶対角度記憶手段と、
ロボット本体の動作を指示する指令信号と関節絶対角度
検出手段で算定された絶対角度データが入力され、この
絶対角度データと指令信号とに基づいてロボット本体の
各関節を駆動制御する駆動制御手段と、外部からの制御
信号に応じて、第1の絶対角度データおよび第2の絶対
角度データを関節絶対角度検出手段に入力するデータ入
力手段とを具備して構成するようにした。
【0016】上記構成によるロボット制御装置では、外
部から制御信号を入力すると、切換えスイッチ手段によ
り、関節絶対角度入力手段からオペレータによって入力
される第1の絶対角度データと、関節絶対角度記憶手段
に記憶されている第2の絶対角度データとが関節絶対角
度検出手段に入力される。そして、関節絶対角度検出手
段により、第1の絶対角度データ、第2の絶対角度デー
タおよび関節角度変位検出手段で検出した角度変位デー
タとに基づいて絶対角度データの算定が再開される。す
なわち、2つの絶対角度データに基づいて各関節の絶対
角度データが算定されるため、より高い精度で停止した
接触作業中のロボットを安全かつ迅速に再制御すること
が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照してこの発明に係るロ
ボット制御装置の一実施形態について説明する。このロ
ボット制御装置は、関節角度変位検出部1、関節絶対角
度検出部2、駆動制御部3、関節絶対角度記憶部4、教
示データ入力部5、信号入力インターフェイス回路6、
切換えスイッチ7およびスイッチ制御回路8を備えてい
る。
【0018】関節角度変位検出部1は、例えば6自由度
を有する多関節ロボット20の各関節の角度の変位(関
節角度変化量)を検出し、この検出した変化量を関節絶
対角度検出部2の第1の入力端に出力する。尚、上記関
節角度変化量の検出方法としては、例えばインクリメン
タル型のセンサにより関節角度の変化に応じて出力され
るパルス数をカウントして検出する。
【0019】関節絶対角度検出部2は、第1および第2
の入力端を備え、第1の入力端には上述したように関節
角度変位検出部1から関節角度変化量を示す信号が入力
され、第2の入力端には後述する切換えスイッチ7の出
力端に接続される。この関節絶対角度検出部2は、ロボ
ット20の各関節の絶対角度を算定するもので、動作前
のロボット20の各関節の絶対角度の初期値を予め記憶
しており、特に制御動作の初期にはこの初期値に上記関
節角度変化量を積算して現在の関節の絶対角度(関節絶
対角度データ)を算定する。そして、その後はこの関節
絶対角度データに、時々刻々と入力される上記関節角度
変化量を積算して、当該ロボットの関節絶対角度データ
を更新する。また、第2の入力端に上記関節絶対角度デ
ータが入力される場合には、このデータを予め記憶して
いる上記初期値に代わる初期値として、上記関節角度変
化量と積算して当該ロボットの関節絶対角度データを更
新する。以上のようにして算定された関節絶対角度デー
タは、駆動制御部3と関節絶対角度記憶部4に出力され
る。
【0020】駆動制御部3は、ロボット20の動作を指
示する指令信号と上記関節絶対角度データとが入力され
る。そして、関節絶対角度データの示す関節の状態が指
令信号の指示する動作に追随するようにロボット20に
関節駆動信号を出力して駆動制御する。
【0021】関節絶対角度記憶部4は、関節絶対角度検
出部2から関節絶対角度データが時々刻々と入力され、
常に最新の関節絶対角度データを記憶するものである。
関節絶対角度記憶部4に記憶されている最新の関節絶対
角度データは、切換えスイッチ7の第2の入力端に入力
される。
【0022】切換えスイッチ7は、第1乃至第3の入力
端を備え、各入力端と前述の出力端とを選択的に接続す
るもので、スイッチ制御回路8によって切換え制御され
る。第1の入力端は、信号入力インターフェイス回路6
に接続される。第2の入力端は、上述したように関節絶
対角度記憶部4から関節絶対角度データが入力される。
なお、第3の入力端は、開放されている。また、スイッ
チ制御回路8は、例えば無線通信などにより切換制御信
号が入力され、この切換制御信号に応じて切換えスイッ
チ7の切換え制御を行なう。
【0023】教示データ入力部5は、ロボット20の関
節絶対角度データを入力して教示するためのデータ入力
部で、例えば無線通信などにより当該ロボット制御装置
から離れた場所から上記データが入力される。ここで、
入力された関節絶対角度データは、信号入力インターフ
ェイス回路6を介して切換えスイッチ7の第1の入力端
に入力される。
【0024】次に、上記構成におけるロボット制御装置
の動作について説明する。まず、通常の動作について説
明する。この場合、スイッチ制御回路8により切換えス
イッチ7が第3の入力端を選択するように設定される。
この状態に、指令信号が駆動制御部3に入力されると、
駆動制御部3により上記指令信号に応じた動作をロボッ
ト20がするような関節駆動信号が出力される。これに
より、ロボット20が駆動する。
【0025】そして、関節角度変位検出部1によりロボ
ット20の各関節の関節角度変化量が検出され、関節絶
対角度検出部2に入力される。そして、上記関節角度変
化量は、関節絶対角度検出部2にて、制御動作の初期に
は記憶している関節絶対角度の初期値と積算され現在の
関節絶対角度が算定される。また、これ以降は1サンプ
ル前に算定された関節絶対角度データと上記関節角度変
化量とが積算され、新たな関節絶対角度データに更新さ
れる。このようにして算定された関節絶対角度データ
は、関節絶対角度記憶部4に記憶されるとともに、駆動
制御部3に入力される。
【0026】これに対し、駆動制御部3は、上記更新さ
れた関節絶対角度データと上記指令信号とを比較し、ロ
ボット20が上記指令信号に追随するように関節駆動信
号を出力して、ロボット20を駆動させる。
【0027】以上のように、通常の動作時にはロボット
20は、関節角度変位検出部1、関節絶対角度検出部
2、および駆動制御部3からなるフィードバックループ
によって、指令信号の指示する動作が正確に行なわれる
ように制御される。
【0028】ところで、このような通常の制御動作時
に、例えば障害が発生して関節絶対角度検出部2におけ
る関節絶対角度データが消失してしまい正常なロボット
制御の続行が不可能となった場合には、オペレータが例
えば無線通信などにより切換制御信号を送出する。これ
により、スイッチ制御回路8は、切換制御信号に応じて
切換えスイッチ7が第1の入力端あるいは第2の入力端
を選択するように切換え制御を行なう。
【0029】ここで、第1の入力端が選択された場合に
は、教示データ入力部5より入力された関節絶対角度デ
ータが信号入力インターフェイス回路6および切換えス
イッチ7を介して関節絶対角度検出部2の第2の入力端
子に入力される。
【0030】そして、関節絶対角度検出部2は、教示デ
ータ入力部5より入力された関節絶対角度データを各関
節の絶対角度の初期値として、関節絶対角度の算定を再
開する。尚、教示データ入力部5より入力される関節絶
対角度データは、ロボット20が作業対象への接触中に
停止してしまった場合に、上記作業対象の角度データか
らロボット制御のアルゴリズムを逆算することにより一
意的に算出される。
【0031】一方、第2の入力端を選択した場合には、
関節絶対角度記憶部4に記憶されている関節絶対角度デ
ータが関節絶対角度検出部2に入力される。すなわち、
関節絶対角度検出部2は、停止直後の関節絶対角度デー
タが入力される。このため、関節絶対角度検出部2は、
このデータを各関節の絶対角度の初期値として、関節絶
対角度の算定を再開する。
【0032】したがって、上記構成のロボット制御装置
によれば、ロボット20が接触作業を行なっている際
に、ロボット20の各関節の絶対角度を消失するような
障害などが発生しても、停止中のロボットの関節絶対角
度を外部から入力するか、あるいは、内部の記憶装置か
ら停止直後の関節絶対角度データを読み出すことによ
り、再認識することができる。このため、上記いずれか
の方法によって再認識した関節絶対角度データを初期値
とすることにより、ロボットが接触している作業対象を
損傷させることなく、安全かつ迅速にロボット制御に復
帰することが可能である。
【0033】尚、上記実施形態では、関節絶対角度デー
タの消失すると、切換えスイッチ7にて教示データ入力
部5からの関節絶対角度データか、あるいは関節絶対角
度記憶部4からの関節絶対角度データを択一的に選ぶよ
うにしたが、これに限るものではない。
【0034】例えば、関節絶対角度検出部2、切換えス
イッチ7およびスイッチ制御回路8に代わり、図2に示
すようにそれぞれ関節絶対角度検出部9、切換えスイッ
チ10およびスイッチ制御回路11を設ける。
【0035】切換えスイッチ10は、関節絶対角度デー
タ消失時にスイッチ制御回路11の制御により教示デー
タ入力部5からの関節絶対角度データと関節絶対角度記
憶部4とからの関節絶対角度データとを関節絶対角度検
出部9に入力する。そして、関節絶対角度検出部9は、
両方の関節絶対角度データの平均値、あるいは一方の関
節絶対角度データに適切な重み付けをするなどした後に
求めた関節絶対角度データの平均値を各関節の絶対角度
の初期値として、関節絶対角度の算定を再開するように
する。
【0036】このように、2つの関節絶対角度データに
基づいて、停止しているロボットの関節絶対角度の初期
値を決定することにより、前述の実施形態に比して精度
の高い関節絶対角度の初期値を得ることができる。した
がって、より安全かつ迅速にロボット制御に復帰するこ
とが可能である。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ロボットが接触作業中に、故障などにより関節絶対角度
を示すデータを消失しても、ロボットが接触している作
業対象を損傷させることなく、安全かつ迅速にロボット
制御に復帰することが可能なロボット制御装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るロボット制御装置の一実施形態
の構成を示す図。
【図2】図1に示した切換えスイッチの他の構成を示す
図。
【符号の説明】
1…関節角度変位検出部 2,9…関節絶対角度検出部 3…駆動制御部 4…関節絶対角度記憶部 5…教示データ入力部 6…信号入力インターフェイス回路 7,10…切換えスイッチ 8,11…スイッチ制御回路 20…ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 光茂 東京都港区浜松町2丁目4番1号 宇宙 開発事業団内 (72)発明者 鳥生 英俊 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝小向工場内 (56)参考文献 特開 昭63−174889(JP,A) 特開 昭61−44560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 1/00 - 21/02 G05B 19/18 - 19/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の関節を有するロボット本体と、 前記ロボット本体の各関節の絶対角度を示す入力角度デ
    ータを入力する関節絶対角度入力手段と、 前記ロボット本体の各関節の相対的な角度変位を角度変
    位データとして検出する関節角度変位検出手段と、駆動 制御の初期においては予め設定された初期絶対値デ
    ータと前記関節角度変位検出手段で検出した角度変位デ
    ータとに基づいて前記ロボット本体の各関節の絶対角度
    を示す絶対角度データを算定し、その後は算定した前記
    絶対角度データと前記関節角度変位検出手段で検出した
    角度変位データとに基づいて前記絶対角度データを算定
    するものであって、前記関節絶対角度入力手段より前記
    入力角度データが入力される場合には、この入力角度デ
    ータと前記関節角度変位検出手段で検出した角度変位デ
    ータとに基づいて前記絶対角度データを算定する関節絶
    対角度検出手段と、 前記ロボット本体の動作を指示する指令信号と前記関節
    絶対角度検出手段で算定された絶対角度データが入力さ
    れ、この絶対角度データと前記指令信号とに基づいて前
    記ロボット本体の各関節を駆動制御する駆動制御手段と
    を具備したことを特徴とするロボット制御装置。
  2. 【請求項2】 前記関節絶対角度入力手段に代わり、前
    記関節絶対角度検出手段で算定した最新の絶対角度デー
    タを記憶し、外部からの制御信号に応じて記憶している
    前記絶対角度データを前記関節絶対角度検出手段に出力
    する関節絶対角度記憶手段を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載のロボット制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の関節を有するロボット本体と、 前記ロボット本体の各関節の絶対的な角度を示す入力
    度データを入力する関節絶対角度入力手段と、 前記ロボット本体の各関節の相対的な角度変位を角度変
    位データとして検出する関節角度変位検出手段と、 動制御の初期においては予め設定された初期絶対値デ
    ータと前記関節角度変位検出手段で検出した角度変位デ
    ータとに基づいて前記ロボット本体の各関節の絶対的な
    角度を示す絶対角度データを算定し、その後は算定した
    前記絶対角度データと前記関節角度変位検出手段で検出
    した角度変位データとに基づいて前記絶対角度データを
    算定するものであって、入力データが入力される場合に
    は、この入力データと前記関節角度変位検出手段で検出
    した角度変位データとに基づいて前記絶対角度データを
    算定する関節絶対角度検出手段と、 この関節絶対角度検出手段で算定した最新の前記絶対角
    度データを記憶角度データとして記憶する関節絶対角度
    記憶手段と、 前記ロボット本体の動作を指示する指令信号と前記関節
    絶対角度検出手段で算定された絶対角度データが入力さ
    れ、この絶対角度データと前記指令信号とに基づいて前
    記ロボット本体の各関節を駆動制御する駆動制御手段
    と、 外部からの制御信号に応じて、前記入力角度データと、
    前記記憶角度データのうち、一方を前記入力データとし
    選択的に関節絶対角度検出手段に入力する切換入力手
    段とを具備したことを特徴とするロボット制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の関節を有するロボット本体と、 前記ロボット本体の各関節の絶対的な角度を示す入力
    度データを入力する関節絶対角度入力手段と、 前記ロボット本体の各関節の相対的な角度変位を角度変
    位データとして検出する関節角度変位検出手段と、 動制御の初期においては予め設定された初期絶対値デ
    ータと前記関節角度変位検出手段で検出した角度変位デ
    ータとに基づいて前記ロボット本体の各関節の絶対的な
    角度を示す絶対角度データを算定し、その後は算定した
    前記絶対角度データと前記関節角度変位検出手段で検出
    した角度変位データとに基づいて前記絶対角度データを
    算定するものであって、2つの入力データが入力される
    場合には、これらの入力データと前記関節角度変位検出
    手段で検出した角度変位データとに基づいて絶対角度デ
    ータを算定する関節絶対角度検出手段と、 この関節絶対角度検出手段で算定した最新の前記絶対角
    度データを記憶角度データとして記憶する関節絶対角度
    記憶手段と、 前記ロボット本体の動作を指示する指令信号と前記関節
    絶対角度検出手段で算定された絶対角度データが入力さ
    れ、この絶対角度データと前記指令信号とに基づいて前
    記ロボット本体の各関節を駆動制御する駆動制御手段
    と、 外部からの制御信号に応じて、前記入力角度データおよ
    び前記記憶角度データを前記関節絶対角度検出手段に
    記2つの入力データとして入力するデータ入力手段とを
    具備したことを特徴とするロボット制御装置。
  5. 【請求項5】 前記関節絶対角度検出手段は、前記2つ
    の入力データが入力される場合には、これら2つの入力
    データのうち一方の入力データに重み付けをしたのちに
    前記2つの入力データの平均値を求め、この平均値と前
    記関節角度変位検出手段で検出した角度変位データとに
    基づいて絶対角度データを算定することを特徴とする請
    求項4に記載のロボット制御装置。
JP04480096A 1996-03-01 1996-03-01 ロボット制御装置 Expired - Fee Related JP3511035B2 (ja)

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