JP3510887B2 - 無線デジタルパーソナル通信システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、一般に、各々が所定の無線セルサービスエ
リアを持つ複数のインテリジェント基地局及びインテリ
ジェント携帯ハンドセット端末を有する無線デジタルパ
ーソナル通信システムに関し、特に、完全ISDNインター
フェースを備えたデジタル、無線セル、無線電話パーソ
ナル通信システム（PCS）に関し、従って、ISDNインタ
ーフェース及び公衆電話交換網、又は他の交換網、音声
／データ／画像（又はこれらの組み合わせ）を備えるパ
ーソナル通信システム、及び双方向、全二重入力及び呼
出し出力機能を、通じてPCB呼出しトラヒックの直接接
続及び交換を容易にし、インテリジェント携帯ハンドセ
ット端末、インテリジェント基地局、及びPCSサービス
コントロールデータベースを備えた公衆電話交換網（又
は如何なる交換網）に常駐しているソフトウエアで実現
される分散型論理を通じて提供されるセル間プロトコル
ハンドオフにより、選択された如何なる変調方式でも対
応可能でありかつ、完全動作する。

発明の要約 過去十年の移動及び携帯通信の利用度の増加により、
営業ユーザ及び家庭ユーザは、完全有線通信網の物理的
な制約から解放された。特に、セルラー通信システム
は、ページングその他の補完的なサービスと共に、通信
サービスに対して初めて眞の移動性をもたらした。無線
電気通信に関するデジタル伝送といった新規技術は、勿
論のこと、移動及び携帯技術に於ける大きい技術進展に
より、ユーザが利用可能となった無線スペクトルを使用
した無線通信サービスの数及び種類は、大幅に拡大し
た。これらの展望を有するサービスは、これらに限定す
るものではないが、以下のものを含む。即ち、セルラー
電話サービスの発展型、デジタルコードレス電話サービ
スの発展型、携帯ファクシミリサービス、無線CENTREX
及び他の交換センターの基本サービス、無線PBXサービ
ス、無線LANサービスがあり、これらは、既存の公衆交
換網又は（ケーブルテレビジョンシステムといった）代
替ローカル有線網を通じて使用される。デジタルパーソ
ナル通信システムはというと、現在の通信システムに存
在する間隙を埋め、その殆どがまだはっきりとその輪郭
を示していない新規の市場を創造すべく、ローカル有線
網と共に、又は独立して存在可能である。PCSの到来
は、電気通信網の柔軟性及び機能性を大幅に改善するこ
とによって、全ての電気通信網の将来の発展及び構成に
対して大きいインパクトをもたらすと思える。PCSの供
給業者は、国内レベルで、経済性と応答性をもって、既
存及び新規の市場に参入し、サービスを提供する能力を
有する。機能の広範な組み合わせを効率よく提供するた
めに、既存か、又は実現されると予想される標準インタ
ーフェース（例えば、ISDN）を通じて公衆電話交換網の
機能性を共有することが可能なデジタルPCS網を構築す
ることは、効果がある。

合衆国でのパーソナル通信要求事項は、ユーザの移動
性の増大に伴う、瞬時通信に対する需要の増大につれて
急速に変化している。PCSの効果の一つは、単一の通信
デバイスを使用して何時、何処で、誰に対しても連絡で
きることである。この手法により、ユーザとの連続した
通信を維持するという基本問題を解決するので、PCS
は、ユーザの移動性と柔軟性を容易に高める。無線PCS
によれば、ユーザが重要な呼出しを逃すということがな
く、返事を返す時間と経費を節約できる。PCSは、無線
の機能と、公衆電話交換網（PSTN）技術及びインフラス
トラクチャとを統合し、全二重機能（双方向呼出し入力
及び呼出し出力）、及び無線セル間のハンドオフ（一つ
の交換センタ内でユーザの呼出しを中断することなく、
一つの無線セルから他のセルに、ユーザが自由に移動す
ることを可能とすること）を含む。

多数の、時として互換性のないアプリケーション、即
ち無線PBX、より小さく軽量な携帯セルラー電話、携帯
ファクスマシン、多重チャネルコードレス電話、及び
（特定の局に接続するよりも）特定の個人に対する接続
を容易とすることを目的とする追加サービスに対する、
新規PCSサービス及び技術に対する要求が一貫して増加
してきたことを思い起こすことは重要である。現在の利
用可能な無線装置及び関連のサービス（即ち、コードレ
ス電話、無線ページング、及びセルラー無線）は、PCS
サービスのこれら新規種類に対する需要を十分に満足し
てはいない。例えば、コードレス電話は、家庭及び事務
所の内外で使用されていて、接続の基地局の近接地域で
の使用に限定された非常に少数（10程度）のチャンネル
でのみ使用される。無線ページングサービスは、単方向
のみであり、能力を限定している。セルラー及び特殊移
動無線サービスは、PCSに対する予想需要の全範囲を満
たすことは不可能である。時間と共に、PCSは、外部源
からの過渡的干渉に対してより強い接続の装置であっ
て、かつ自動呼び出し登録、自動呼出し転送、音声メー
ル、ファクス機能、エリア移動容易性、リモートデータ
転送、拡大化プライバシー保護／呼出し人ID/クラスサ
ービス、長寿命化電池、及び共通プロトコルを備える接
続された装置に於いて、高い信頼度をもたらすハードウ
ェアの共通モジュールを備えた装置を標準化していくと
思える。この市場の要求を最良に実行するためには、デ
ジタルPCSは、必要なものである。無線PCSにより、通信
のためにハードワイヤで結ばれた建物の必要性が無くな
る。一般に、PCSにより、通信装置は、補助機能で支援
される。デジタルPCSにより、技術通信装置、システム
及び構成の改善が容易になされる。

現在、従来技術分野では、種々のデジタルパーソナル
通信システムが知られているが、そのいずれもが、ISDN
インタフェース及び公衆電話交換網を通じての、直接接
続機能及びPCS呼出しトラヒックの完全交換機能を備え
ていない。特定の無線セルを公衆電話交換網又は他の交
換網に接続するためのISDNインタフェースを備えること
はいずれのPCSにとっても効果があり、従って、ISDNイ
ンタフェース及び公衆電話交換網又は他のいずれの交換
網を通じて、PCS呼出しトラヒックの直接接続と、交換
とを可能とする。

同様に、従来技術で知られている種々のデジタルパー
ソナル通信システムについて、そのいずれもが、ネット
ワークに対してユーザ登録、ネットワークによりユーザ
認証、音声／データ／画像情報（又はこれらの組み合わ
せのいずれでも）及び双方向、全二重入力及び呼出し出
力、及び公衆電話交換網を通じての一つの無線セルより
他の無線セルへのハンドオフ機能を、直接処理する能力
を備えていない。このようにして、これらの能力を備え
ることは、いずれのPCSにとっても効果がある。

集中型でなくて、分散型の論理をもたらすかなり単純
なシステムアーキテクチャを持つデジタルPCSが開発さ
れれば、その他の効果も得られる。例えば、携帯ハンド
セット端末、無線セル基地局、及び交換網に常駐する接
続論理を備えるデジタルPCSが開発されると、携帯ハン
ドセット端末は、必要に応じて無線セルハンドオフ処理
が可能となり、効果がある。

従って、本発明の目的は、音声／データ／画像情報又
はこれらの組み合わせのいずれに対しても、入力及び呼
出し出力能力を有する無線デジタルパーソナル通信シス
テムを提供することにある。

本発明の他の目的は、少なくとも一つの無線セルを公
衆電話交換網又は他のいずれかの交換網に接続するため
の標準ISDNインタフェースを有する無線デジタルパーソ
ナル通信システムを提供することにある。

本発明の他の目的は、ISDNインタフェース及び公衆電
話交換網又は他のいずれかの交換網を通じて、以下に限
定はしないが、PCS呼出しトラヒックの直接接続と、交
換とを容易にする無線デジタルパーソナル通信システム
を提供することにある。

本発明の他の目的は、ISDNインタフェース及び公衆電
話交換網を通じて、PCS呼出しトラヒックの直接接続と
交換とを容易にし、無線セル基地局及び公衆電話交換網
との間に配置される補助制御ユニットが不要である無線
デジタルパーソナル通信システムを提供することにあ
る。

本発明の他の目的は、更に、ISDNプロトコルを分散型
データベースに対する接続をなす第二プロトコルに変換
することが可能である無線デジタルパーソナル通信シス
テムを提供することにある。

本発明の他の目的は、更に、ゾーングルーピング手法
を使用して携帯ハンドセット端末からPSTN（又は他のい
ずれかの交換網）へ送られるシグナリング情報を制御す
ることが可能な無線デジタルPCSを提供することにあ
る。

本発明の他の目的は、更に、携帯ハンドセット端末の
確認のための認証を実行する能力を有する無線デジタル
パーソナル通信システムを提供することにある。

本発明の他の目的は、更に、携帯ハンドセット端末と
無線セル基地局との間で伝送される情報を暗号化する無
線デジタルパーソナル通信システムを提供することにあ
る。

本発明の他の目的は、更に、携帯ハンドセット端末特
性プロファイルを含み、各携帯ハンドセット端末の位置
登録データを保持する、分散型又は分割型サービス制御
ポイント（Service Control Point）データベース又はP
CSデータベースを有する無線デジタルパーソナル通信シ
ステムを提供することにある。

本発明の他の目的は、インテリジェント携帯ハンドセ
ット、インテリジェント基地局、及び公衆電話交換網
（又は他のいずれかの交換網）に常駐するソフトウェア
に於いて実現される分散型論理により得られる無線セル
プロトコルハンドオフ機能を有し、PCSサービス制御ポ
イントデータベースを備える無線デジタルパーソナル通
信システムを提供することにある。

本発明の他の目的は、更に、ハードウェア及びソフト
ウェア構成要求事項についての単純化アーキテクチャを
有する無線デジタルパーソナル通信システムを提供する
ことにあり、システムのハードウェアによって使用のた
めに選択された如何なる変調手法とも完全動作可能であ
り、対応可能である。

本発明の他の目的は、更に、高い信頼度及び柔軟性を
有し、ユーザとのパーソナル通信の増加を考慮した最新
のセルラー通信機器に対する予想需要に答える無線デジ
タルパーソナル通信システムを提供することにある。

要約すると、本発明の一実施例によれば、予め設定さ
れた有効範囲の複数の無線セルエリアを有する無線デジ
タルパーソナル通信システムを提供される。本システム
は、音声／データ／画像情報及びこれらの組み合わせの
いずれかに対して、入力及び呼出し出力能力を有する。
本システムはISDNインタフェースを備え、交換網（又は
公衆電話交換網）を通じて無線及びシグナリングのトラ
ヒックの直接接続及び交換が可能であり、少なくとも一
つの無線セルと交換網（又は公衆電話交換網）とを接続
可能である。本システムは、PCS交換センタに対して接
続するためのトランザクションアプリケーションプロト
コルを使用するサービス制御ポイントデータベースを有
する。本システムは、携帯ハンドセット端末に常駐する
分散型論理、無線セル基地局に常駐する分散型論理、及
び交換網（又は、公衆電話交換網）の所定の位置に常駐
する分散型論理を通じて、セル間ハンドオフ機能を備え
る。本システムは、複数の無線セル基地局手段と、各無
線セル基地局手段は、所定の有効範囲エリアを有し、各
無線セル基地局手段は、信号メッセージ及び複数の通信
メッセージを同時に送受信するための手段を有し、無線
セル基地局手段の各々は、ISDNインタフェースとデジタ
ル通信のための手段と、有効範囲エリア内の特定の携帯
ハンドセット端末手段に、利用可能な複数の通信チャン
ネルから一つの通信チャンネルを割り当てる手段と、割
り当てられた通信チャンネル上の呼出し入力のため、無
線セル有効範囲エリア内での携帯ハンドセット端末手段
の位置登録のための手段と、無線セル有効範囲エリア内
の各携帯ハンドセット端末手段と交換網（又は公衆電話
交換網）の間で通信を実行するための手段とを含み；複
数の携帯ハンドセット端末手段と、各携帯ハンドセット
端末手段は、前記無線セル基地局手段と動作可能に設け
られ、各携帯ハンドセット端末手段は、信号メッセージ
及び複数の通信メッセージを同時に送受信するための手
段を有し、携帯ハンドセット端末手段の各々は、交換網
（又は公衆電話交換網）に対して携帯端末手段の位置登
録のために無線セル基地局を初期選択するための手段
と、利用可能なチャンネルを走査することによって接続
無線セル基地局の音声通信チャンネルを選択し、信号の
質を比較し、最良の信号を有す通信チャンネルを選択す
るための手段と、現在の無線セル基地局手段から第二の
無線セル基地局手段へのセル間ハンドオフを求め、決定
するための手段とを含み；少なくとも、一つの交換網手
段（又は公衆電話交換網手段）と、各交換網手段（又は
公衆電話交換網手段）は、無線セル基地局手段と連結さ
れていて、交換網手段（又は公衆電話網手段）の各々
は、無線セル基地局手段の各々に対するISDNを交換網手
段へ（又は公衆電話交換網手段へ）接続するための手段
と、第一の無線セル有効範囲エリアを第二の無線セル有
効範囲エリアにセル間ハンドオフを実行するための手段
と含み;ISDNプロトコルを、サービス制御ポイントデー
タベース手段の接続のためのトランザクションアプリケ
ーションプロトコルに変換するための手段と、複数の交
換網（又は公衆電話交換網）へ又は複数の交換網（又は
公衆電話交換網）から呼出しを求め、受信するための手
段と；サービス制御ポイントデータベース手段とを含
み、前記サービス制御ポイントデータベース手段は、複
数の特定の無線セル有効範囲エリアに対して携帯ハンド
セット端末手段の位置登録のための手段を含み、従っ
て、パーソナル通信システムは、ISDNインタフェース及
び交換網（又は公衆電話網）を通じて、無線呼出しトラ
ヒックの交換及び直接接続を容易とする。

本発明の他の実施例は、リモート装置を認証するため
の認証手段を有す無線デジタルパーソナル通信システム
と；リモート装置を認証するための認証手段と、インテ
リジェント基地局とリモート装置間の信号及びメッセー
ジ内容を機密保護するための、所定の暗号化及び解読技
術を備える機密保護手段とを有する無線デジタルパーソ
ナル通信システムと；携帯ハンドセット端末のダイナミ
ックゾーングルーピングを備える無線デジタルパーソナ
ル通信システムと；未応答の呼出しの呼出し転送機能を
備える無線デジタルパーソナル通信システムとを含む。

本発明は、従来技術の以上の及び他の問題を解決する
ことに関する。本発明の他の目的、特徴及び効果は、添
付図面により示されているように、本発明の好適な実施
例の詳細説明を参照することにより明白となろう。

図面の簡単な説明 本発明の以上の、及び他の目的、特徴及び効果、更
に、組織、構成及び動作は、添付図面を参照し、本発明
の詳細説明を精査することによってよく理解できよう。
従って、本発明は、その更なる目的及び効果と共に、以
下の添付図面に関する本発明の好適な実施例の詳細説明
を参照することで、理解できよう： 図１は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムの動作を説明する部分概略図である。

図２は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムの全体システム機能を説明するシステムフローチ
ャートである。

図３は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに組み込まれたハンドヘルドインテリジェント携
帯ハンドセット端末に常駐する分散型論理の所定の機能
を説明するシステムフローチャートである。

図４は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに組み込まれたインテリジェント基地局に常駐す
る分散型論理の所定の機能を説明するシステムフローチ
ャートである。

図５は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに組み込まれた公衆電話交換網に常駐する分散型
論理の所定の機能を説明するシステムフローチャートで
ある。

図６は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムのインテリジェント携帯ハンドセット端末の登録
動作を示す概略時系列フローチャートである。

図７は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
の認証及び機密保護鍵導出を説明する概略時系列フロー
チャートである。

図８は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムのローミングモード動作に於けるインテリジェン
ト携帯ハンドセット端末の登録を説明する概略時系列フ
ローチャートである。

図９は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムローミングモード動作に於けるインテリジェント
携帯ハンドセット端末の認証及び機密保護鍵導出を説明
する概略時系列フローチャートである。

図10は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し発生を説明する概略時系列フローチャー
トである。

図11は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し入力説明する概略時系列フローチャート
である。

図12は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し入力、及び状態が“無応答”を説明する
概略時系列フローチャートである。

図13は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し入力、及び状態が“ユーザ使用中”を説
明する概略時系列フローチャートである。

図14は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し入力、及び状態が“ユーザが不在”を説
明する概略時系列フローチャートである。

図15は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し入力、及び状態が“インタフェース使用
中”を説明する概略時系列フローチャートである。

図16は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
のハンドオフを説明する概略時系列フローチャートであ
る。

好適な実施例の詳細説明 本発明のパーソナル通信システムは、統合サービスデ
ジタル網（ISDN）、改良インテリジェントネートワーク
スイッチ（AIN）、サービス制御ポイント（SCP）、デー
タベース、及びシステムの種々の要素のための無線イン
タフェースを含む。従って、本発明のパーソナル通信シ
ステムの動作については、これらに限定する訳ではない
が、ISDN、改良インテリジェントネットワーク（AIN）
スイッチ、サービス制御ポイントについての以下のベル
コア技術文献が必要となり、参考としてここに編入す
る。即ち、（ｉ）“改良インテリジェント網0.1スイッ
チングシステム一般要求事項”（TR−NWT−001284）
（“Advanced Intelligent Network 0.1 Switching Sys
tems Generic Requirements"（TR−NWT−001284））；
（ii）“改良インテリジェント網0.2スイッチングシス
テム一般要求事項”（TR−NWT−001298）（“Advanced
Intelligent Network 0.2 Switching Systems Generic
Requirements"（TA−NWT−001298））；（iii）“改良
インテリジェント網0.1スイッチサービス制御ポイント
アプリケーションプロトコルインタフェース一般要求事
項”（TR−NWT−001285）（“Advanced Intelligent Ne
twork 0.1 Switch Service Control Point Application
Protocol Interface Generic Requirements"（TR−NWT
−001285））；（iv）“改良インテリジェント網0.2ス
イッチサービスポイント付属インタフェース要求事項”
（TA−NWT−001299）（“Advanced Intelligent Networ
k 0.2 Switch Service Point Adjunct Interface Requi
rements"（TA−NWT−001299））；（ｖ）“ISDN電子鍵
電話サービス”（TR−TSY−000205）（“ISDN Electron
ic Key Telephone Service"（TR−TSY−000205））；
（vi）“ISDNアクセス呼出し制御スイッチング及びシグ
ナリング要求事項”（TR−TSY−000268）（“ISDN Acce
ss Call Control Switching and Signaling Requiremen
ts"（TR−TSY−000268））；（vii）“基本アクセスイ
ンタフェースに関するISDN端末装置の一般ガイドライ
ン”（SR−NWT−001953）（“Generic Guidelines For
ISDN Terminal Equipment On Basic Access Interface
s"（SR−NMT−001953））；（viii）“補助サービスサ
ポートのためのISDN層３プロトコル詳細”（TR−TSY−0
00861）（“ISDN Layer 3 Protocol Details For The S
upport of Supplementary Services"（TR−TSY−00086
1））；（ix）“多重独立呼出し管理のためのISDN保留
能力”（TR−TSY−00856）（“ISDN Hold Capability f
or Managing Multiple Independent Calls"（TR−TSY−
000856））；（ｘ）“多重独立呼出し管理のための追加
呼出しオファー”（TR−TSY−000857）（“Additional
Call Offering For Managing Multiple Independent Ca
lls"（TR−TSY−000857））；及び（xi）“多重独立呼
出しを管理するための柔軟呼出し”（TR−TSY−00085
8）（“Flexible Calling For Managing Multiple Inde
pent Calls"（TR−TSY−000858））。更に、デジタル欧
州コードレス電話（DECT）、ヨーロッパ電気通信標準協
会（DE/DES300 175）は、無線インタフェースに関して
参照され、ここに編入する。

図１は、本発明の無線デジタルパーソナル通信システ
ム10の基本概念の動作を説明する部分概略図である。図
１を参照すると、本発明の無線デジタルPCS10は、複数
の携帯ハンドセット端末12又はそれに類似する装置（携
帯ハンドセット端末、又はハンドセット端末又は端末と
も呼称される）と、複数無線セル基地局14（インテリジ
ェント基地局、又は基地局又はIBSとも呼称される）、P
CS交換センタ16（改良インテリジェンネットワークスイ
ッチ及び関連システムを含む）、及びサービス制御ポイ
ント18を使用することにより、無線セル20を使用して音
声／データ／画像双方向呼出し能力をPCSに与え、各無
線セルは、所定の有効範囲のエリアを有し（即ち、当業
者にとっては、無線セルのサイズは、これに限定する訳
ではないが、約１マイルまでの半径を有す）、インテリ
ジェント携帯ハンドセット端末内、インテリジェント基
地局内及び公衆電話交換網22（又は他のいずれかの交換
網）内に常駐する分散型論理を通じて供給されるセル間
ハンドオフの機能を有す。携帯ハンドセット端末12は、
インテリジェント基地局と通信する送受信装置である。

簡略PCSアーキテクチャは、標準ISDNネットワークイ
ンタフェース、集中型データベース及び、フレキシブル
システムを提供するためにPCS無線携帯ハンドセット端
末内、インテリジェント基地局内、及びPCS交換センタ
内に常駐する分散型論理又はインテリジェンスを使用す
る。PCS交換センタとインテリジェント基地局の間の直
接接続により、小型PCSインテリジェント基地局を、機
能を犠牲にすることなく殆どの位置に配置できる。PCS
システムアーキテクチャの一次物理要素には、以下のも
のが含まれる：（ｉ）有効範囲ゾーン（即ち、より良好
で、高品質の信号と利用可能なチャンネルを有すインテ
リジェント基地局）に入るときインテリジェント基地局
に対して、携帯ハンドセット端末が登録することを可能
とする論理を有す、基本的には電話であり、必要ならハ
ンドオフを起動する、複数の無線セル携帯ハンドセット
端末；（ii）集中型リアルタイムコントローラが不要と
なるように、インテリジェント基地局とPSTNとの間で分
散論理を有する、公衆電話交換網（PSTN）への、対応す
るISDNインタフェースに沿って無線アクセスを提供する
複数のインテリジェント基地局（例えば、室内／室外基
地局）；（iii）パーソナル通信システムのための簡略
アーキテクチャの結果として、PSCで実行される二つの
隣接無線セル間のハンドオフを機能を有する、国家ISDN
及びAINハードウェア及びソフトウェアを備えた、基本
的には、中央オフイスである、PCS交換センタ（PSC）；
（iv）基本的に、No.7信号方式（SS7）ネットワークシ
グナリングソフトウェア及びハードウェア用のシグナリ
ングノードである、信号中継（STP）；（ｖ）呼出し入
力を経路選択するために、インテリジェント基地局によ
って、PCSユーザのサービス特性能力及び更新現在ユー
ザ位置を維持する補助ソフトウェアと、SS7及びAINとを
備えた基本的にPSTNデータベースである複数のサービス
制御ポイント；及び（vi）行政管理、給電管理及びネッ
トワーク管理、及び顧客サービス機能を実行するコンピ
ュータ及び制御システムを備えたセンタである、PCS制
御センタ（PCC）。

全体システムを通じて、PCSシステムは、統合サービ
スデジタル網（ISDN）アクセスライン及びインテリジェ
ントネットワークを使用することによって、隣接無線セ
ル間の必要なハンドオフを提供し、特定の無線セルに対
し呼出し入力を伝送し、携帯ハンドセット端末の登録を
なし、呼出し元の形態ハンドセット端末に携帯ハンドセ
ット端末番号を与える。

パーソナル通信システム用の無線セル携帯ハンドセッ
ト端末は、高品質デジタル音声通信、自動位置登録及び
セル間ハンドオフ制御を実行する。

パーソナル通信システムを通じて様々な位置にて、イ
ンテリジェント基地局は、PSTNにアドレス指定するため
に、PCS携帯ハンドセット端末に対して無線周波数（R
F）リンクを提供する。更に、インテリジェント基地局
は、ISDN対応していて、入呼出し出力、自動チャンネル
選択、及び呼出し入力警報のための無線チャンネル管理
を実行し、運用及び使用統計を収集する。携帯ハンドセ
ット端末を家庭又はオフィスで使用するために、インテ
リジェント基地局は、携帯ハンドセット端末をPSTNに接
続する。

インテリジェント基地局は、有効範囲エリア内の、建
物の内外、街灯、電柱に配置される。各インテリジェン
ト基地局は、同時進行の会話、ハンドセットアクセス機
密保護、自動チャンネル選択、請求データ及び内蔵診断
機能を備えている。ISDNラインは、インテリジェント基
地局を電話交換網に接続する。

総合コンピュータ及び専用制御システムを通じて、パ
ーソナル通信システム制御センタ（PCC）は、携帯ハン
ドセット端末とインテリジェント基地局の給電、ネット
ワーク管理、指定顧客サービス機能を実行可能であり、
パーソナル通信システム全体を通じてインテリジェント
基地局の携帯ハンドセット端末を制御し、監督するよう
に動作可能である。

PSTNは、三つの主要な要素を備えている。即ち、
（ｉ）国家ISDN−１及びインテリジェントネットワーク
ハードウェア及びソフトウェアを備えた電話中央交換局
である、ISDNを備えたPCS（PCS交換センタ）；（ii）適
当なSS7リンクを通じて信号中継点（STP）とサービス制
御ポイントとの間にて通信をなす信号中継点（STP）；
及び（iii）ユーザ特徴レコード及びユーザ位置を保持
するインテリジェントネットワークデータベースが存在
するサービス制御ポイント。更に、電話交換は、携帯ハ
ンドセット端末及びインテリジェント基地局により命令
を受けると、無線セル間で携帯ハンドオフを完了する。
標準ISDNシグナリングメッセージは、TCAPメッセージに
変換されて、PCSのSTPによりサービス制御ポイントに向
けられる。

本発明のPCSは、システム全体に関係する変数、即
ち、登録、認証、呼出し発生、呼出し入力、ハンドセッ
ト、呼出し特徴、及びローミングを作成する。

登録 一般に、呼出し入力の折りには、PSTNが、携帯ハ
ンドセット端末の位置を探索できるように、各携帯ハン
ドセット端末は登録されていなければならない。登録
は、携帯ハンドセット端末が無線セル内で電源“オン”
となるか、別のゾーンからより良好か、又は高品質の信
号を受信した場合に実行される。一つのゾーンは、複数
のインテリジェント基地局を備えている。登録は、サー
ビスのクラスによりなされる。携帯ハンドセット端末
が、双方向サービスを備えていない場合は、登録は、実
行されない。携帯ハンドセット端末が、登録を要求する
場合は、携帯ハンドセット端末は、携帯ハンドセット端
末の識別子と共に探索要求メッセージを送る。インテリ
ジェント基地局は、非呼出しメッセージを探索要求及び
携帯ハンドセット端末電話番号でフォーマット化し、PC
SプロバイダIDをPCS交換センタに送るためにフォーマッ
ト化する。PCS交換センタは、メッセージを受信し、ア
クセスラインでルックアップを実行し、そのアクセスラ
インを関連のゾーン番号に関連づける。ゾーン番号は、
全体を通じて固有のものである。PCS交換センタは、全
てのインテリジェント基地局アクセスライン番号及びそ
のゾーン番号を含むデータベース内にテーブルを備えて
いる。このことにより、特定のインテリジェント基地局
にて携帯ハンドセット端末を追尾するのではなく、特定
の携帯ハンドセット端末を探索するためにゾーン内の全
てのインテリジェント基地局に放送をする能力が与えら
れる。ある場合には、一つのゾーンは、一つの基地局か
らなる。携帯ハンドセット端末は、一つのインテリジェ
ント基地局から他のインテリジェント基地局へゾーン内
にて移動することが可能であり、登録は必要としない。
PCS交換センタは、登録メッセージを携帯ハンドセット
端末の識別子でフォーマット化する。メッセージは、登
録のためにサービス制御ポイントに送られる。サービス
制御ポイントは、そのデータベース内に携帯ハンドセッ
ト端末情報を一時記憶する。サービス制御ポイントは、
このとき、その携帯ハンドセット端末の認証を要求す
る。この機能は、携帯ハンドセット端末が、このPCSプ
ロバイダのネットワークの使用が許可されることを確認
するために実行される。

認証 登録、呼出し発生、及び呼出し入力の要求時に、
一般に、サービス制御ポイントが、携帯ハンドセット端
末の認証を要求する。サービス制御ポイントは、プロバ
イダのデータベースからユーザ認証鍵（UAK）を求め
る。UAKは、携帯ハンドセット端末及びサービス制御ポ
イントにのみ既知の秘密鍵、即ちパスワードである。認
証の目的のために種々のアルゴリズムが使用可能であ
る。

呼出し起動 一般に、携帯ハンドセット端末が、呼出し
を要求する。これが発生すると、携帯ハンドセット端末
は、携帯ハンドセット端末識別子を伴ってサービス要求
をインテリジェント基地局へ送信する。インテリジェン
ト基地局は、携帯ハンドセット端末の識別子と共にメッ
セージを受信する。インテリジェント基地局は、サービ
ス要求メッセージを、PCS交換センタに転送するため
に、フォーマット化する。PCS交換センタは、メッセー
ジを受信し、携帯ハンドセット端末がアクティブ呼出し
状態にあることを示すために、選択したアクセスライン
のアクティビティブロックを更新する。PCS交換センタ
は、サービス制御ポイントへ、携帯ハンドセット端末識
別子を伴ったサービス要求を送る。サービス制御ポイン
トは、要求を受け付け、携帯ハンドセット端末の認証プ
ロセスを開始する。同様の認証手順が、他でも以上述べ
たように実行される。

サービス制御ポイントは、RES1とXRES1を比較し、一
致が見つかれば、携帯ハンドセット端末識別子とDCKと
共にサービス肯定応答メッセージが準備され、PCS交換
センタに送られる。メッセージを受信すると、PCS交換
センタは、受信された携帯ハンドセット端末識別子を保
持する適当なアクティビティブロックにDCKを記憶す
る。PCS交換センタは、携帯ハンドセット端末識別子とD
CKにより応答メッセージを組み立て、インテリジェント
基地局アクセスラインの“B"チャンネルにダイヤルトー
ンを提供し、メッセージをインテリジェント基地局へ送
る。インテリジェント基地局は、PCS交換センタからサ
ービス応答を受信し、この呼出しに対する携帯ハンドセ
ット端末とインテリジェント基地局の間の情報を暗号化
するために携帯ハンドセット端末の識別子に対するDCK
を記憶する。インテリジェント基地局は、応答をダイヤ
ルトーンと共に携帯ハンドセット端末に送る。一旦、携
帯ハンドセット端末がダイヤルトーンを受信すると、携
帯ハンドセット端末は、呼出しの処理を進める。呼出し
は、他の如何なる呼出しとも同様に、PCS交換センタを
通じて進行する。呼出し終了時に、接続は、停止し、携
帯ハンドセット端末は、スタンバイモードに戻る。イン
テリジェント基地局と携帯ハンドセット端末との間の全
てのメッセージは、（任意であるが）暗号化される。

呼出し入力 一般に、各要素のインタラクションは、PC
Sのシステムを含む。インテリジェント基地局は、PSTN
から呼出しを受信する能力を改善するためにゾーンにグ
ループ分けされるが、一つの基地局が一つのゾーンを受
け持つ場合もある。呼出し入力の場合は、サービス制御
ポイントは、最後の登録時に受信された登録情報を使用
して、携帯ハンドセット端末の位置を保持している。一
旦、経路指定番号がPCSユーザ用に見いだされると、サ
ービス制御ポイントは、SS7メッセージをPCS交換センタ
に送る。このメッセージは、PCS交換センタが、インテ
リジェント基地局ゾーン経路指定番号を探索するのを促
進させる。PCS交換センタは、そのゾーンの全てのイン
テリジェント基地局にそのメッセージを送る。携帯ハン
ドセット端末が、見いだされると、携帯ハンドセット端
末は、インテリジェント基地局及びPCS交換センタを通
じてサービス制御ポイントへ応答する。サービス制御ポ
イントは、携帯ハンドセット端末の認証を要求する。認
証プロセスでは、サービス制御ポイントが、要求をPCS
交換センタ及びインテリジェント基地局を通じて携帯ハ
ンドセット端末への経路で伝送する。携帯ハンドセット
端末が、認証アルゴリズムを計算すると、携帯ハンドセ
ット端末は、その結果をサービス制御ポイントへ送り返
す。認証プロセスが、承認されると、サービス制御ポイ
ントは、暗号鍵をインテリジェント基地局へ送る。暗号
鍵は、携帯ハンドセット端末とインテリジェント基地局
との間のメッセージを暗号化するのに使用される。メッ
セージ（例えば、会話）は、PSTNネットワーク上では、
暗号化されない。同時に、呼出し入力は、警報プロセス
及び接続処理を通じて携帯ハンドセット端末まで伝送さ
れる。

ハンドオフ 一般に、PCSユーザが、無線セル有効範囲エリアの端
に向かって歩いているときの安定した呼出し期間では、
携帯ハンドセット端末は、より良好な、より高品質の信
号を他のインテリジェント基地局から検出可能である。
こうなった場合は、携帯ハンドセット端末は、ハンドオ
フを起動する。携帯ハンドセット端末と新インテリジェ
ント基地局（IBS2）との間で、ハンドオフが開始する。
IBS2は、ハンドオフを要求するために、PCS交換センタ
にメッセージを送る。PCS交換センタは、IBS1アクセス
ラインとIBS2アクセスラインとの間のハンドオフのため
に三ポートブリッジを割当てる。PCS交換センタは、DCK
と共に肯定応答をIBS2へ送る。DCKは、新インテリジェ
ント基地局に送られ、従って、このインテリジェント基
地局は、暗号モードで携帯ハンドセット端末に対してメ
ッセージの送受信が可能となる。PCS交換センタは、IBS
2アクセスラインに呼出しを割り当て、旧インテリジェ
ント基地局IBS1へハンドオフ要求を送る。IBS1は、メッ
セージを受信し、ハンドオフを承認する。一旦、三方向
接続が、形成されると、携帯ハンドセット端末は、IBS1
に対して切断命令を送る。呼出しは、従って、IBS2へ安
定してなされる。

呼出し特徴 一般に、呼出しを受信処理している期間中
は、PCS加入者は、呼出し伝送が、“無応答”、“使用
中”、又は“ユーザ不在”かを決定する選択を有す。音
声メールによれば、PCSユーザは、未応答の呼出し入力
を商用音声メールシステムへ転送することが可能であ
る。呼出し人は、PCSユーザからの個人アナウンスメン
トに応答してメッセージを自動的に残す。PCSユーザ
が、携帯ハンドセット端末を現在使用していると、呼出
し側は、“使用中”トーンを受信する。ユーザが見つか
らないと、呼出しは、PCSユーザのステータスを示すア
ナウンスメントに転送される。インテリジェント基地局
は、PCS交換センタに、インテリジェント基地局が呼出
しに対して見いだしたステータスを示すメッセージを送
る。

ローミング 一般に、ローミングサービスは、PCS加入
者が利用できる；これによれば、ユーザは、サービスエ
リアを抜け出て、他のサービスプロバイダからの呼出し
を受信したり、他のサービスプロバイダへ呼出しを送信
したりできる。認証に関しては、PCSユーザの正規サー
ビス制御ポイントからの情報が必要となる。機能は、自
身のサービスエリアに於ける呼出しと同様である。PSTN
は、PCSユーザが呼出しを受信するか、呼出しを送信す
る前に、メッセージを経路指定し、呼出しの有効性を確
認する。

無線インタフェース 本発明のPCSは、シグナリング制
御チャンネル及びメッセージ内容チャンネルを有す全て
の又どの無線インタフェースにも完全に対応している。
PCSは、呼出し処理及び無線セル対無線セルのハンドオ
フを容易にする。

PCSネットワーク設備 メッセージング及び会話は、標
準国家ISDN設備で送信される。基本レートISDNインタフ
ェースは、インテリジェント基地局とPCS交換センタと
の間のISDNインタフェースに信号供給するための二つの
“B"チャンネルと一つの“D"チャンネルを含む；一次レ
ートISDNインタフェースは、インテリジェント基地局と
PCS交換センタとの間のISDNインタフェースに信号供給
するための23の“B"チャンネルと一つの“D"チャンネル
を含む。PCS交換センタとサービス制御ポイント間で送
信されるメッセージは、SS7設備を使用する。

PCSの同期については一般に、隣接基地局無線周波数
干渉を防ぎ、スムーズなハンドオフを実現するために、
いくつかの無線技術は、同期を必要とする。これらの条
件は、多重同期技術を必要とする。即ち、（ｉ）スーパ
ーフレーム周波数同期、及び（ii）隣接基地局ゼロ基準
位相同期である。上述の（ｉ）に関しては、スーパー周
波数同期が、ISDNデジタル加入者ライン（DSL）スーパ
ーフレーム周波数同期（4096KHz）に対するエアインタ
フェーススーパーフレーム周波数同期の無線セルを揃え
るによって実行される。DSLスーパーフレーム周波数同
期は、PSTNスーパーフレーム周波数同期と揃っている。
DSLスーパーフレーム周波数同期は、米国国家規格協会
（ANSI）T1.601.に於ける要求事項を満足している。PST
Nスーパーフレーム周波数同期は、デジタルネットワー
クの同期インタフェース基準（ANSI T1.101−1987）の
要求事項を満足している。PSTNに接続された全ての無線
セルに対するエアインタフェースのこのスーパーフレー
ム周波数同期揃えは、スーパーフレーム周波数同期を共
通のソースに提供している。上述の（ii）に関しては、
隣接基地局ゼロ基準位相同期は、幾つかの技術（個々に
か、又は他の技術と組み合わせて）で付随するタイムベ
ース能力を使用することによって実行される。これらの
技術を使用した種々のゼロ基準同期技術の簡単なリスト
を挙げると以下のものを含む：（ｉ）セル半径の無線周
波数の重畳；（ii）商用テレビジョン放送信号；（ii
i）GPS衛星及びタイムベース受信機；及び（iv）PSTN無
線接続能力。

図２は、本発明の無線デジタルパーソナル通信システ
ム10の総合システム機能を示すシステムフローチャート
である。図２では、開始ブロック30で始まっていて、携
帯ハンドセット端末は、ブロック32の端末オンのテスト
によって、携帯ハンドセット端末が“オン”かどうかを
判別するためにテストされる。携帯ハンドセット端末
が、“オン”であれば、端末新規ゾーンのブロック34の
テストにより、携帯ハンドセット端末が新規ゾーンに存
在するかどうかを判定するためにテストされる。携帯ハ
ンドセット端末が、“オフ”であれば、PCSは、携帯ハ
ンドセット端末が、ブロック32で最終的に“オン”とな
るまで、ブロック32の端末オンでのテストを継続する。

一旦、携帯ハンドセット端末が“オン”と判明する
と、携帯ハンドセット端末は、端末新規ゾーンブロック
34でのテストにより、端末が新規ゾーンにあるかどうか
判定される。答えが、肯定なら、携帯ハンドセット端末
が新規ゾーンにあることを示し、ブロック36に於けるIB
S/PSCへの登録要求及び経路指定メッセージルーチンが
登録要求するために起動される。ブロック36に於ける登
録要求及びIBS/PSC/SCPへの経路指定メッセージルーチ
ンが終了すると、ブロック38のルーチンSCP認証要求／
認証OK/端末登録が、端末を認証するために起動され
る。ブロック38のSCP認証要求／認証OK/端末登録ルーチ
ンが、終了すると、PCSは、携帯ハンドセット端末が、
ブロック32で最終的に“オン”となるまで、ブロック32
を通じての端末オンのテストは、継続される。

携帯ハンドセット端末が、新規ゾーンにないと判明す
ると、携帯ハンドセット端末は、ブロック40の端末アク
ティブ呼出しテストにより、アクティブ呼出しの存在に
関して判別される。ブロック40の端末アクティブ呼出し
テストに関する回答が否定であると、携帯ハンドセット
端末は、アクティブ呼出しを持っていないことを示し、
従って、携帯ハンドセット端末は、携帯ハンドセット端
末がブロック54の端末終了呼出しテストによる呼出しを
終了したかどうかを判定するためにテストされる。

ブロック40の端末アクティブ呼出しテストの結果が、
肯定なら、携帯ハンドセット端末は、アクティブ呼出し
を有することを意味し、この場合は、携帯ハンドセット
端末は、ブロック42の端末要求ハンドオフテストによ
り、携帯ハンドセット端末が無線セルハンドオフを要求
しているかどうかを判別するためにテストされる。ブロ
ック42の端末要求ハンドオフテストの結果が、否定の場
合は、携帯ハンドセット端末は、無線セルハンドオフを
要求をしていないことを示し、PCSは、ブロック32で携
帯ハンドセット端末が最終的に“オン”となるまで、ブ
ロック32を通じての端末オンのテストを継続する。ブロ
ック42の端末要求ハンドオフテストの結果が、肯定の場
合は、携帯ハンドセット端末が無線セルハンドオフを要
求していることを示し、この場合、ブロック44のIBS2ハ
ンドオフ要求ルーチンが、ハンドオフを開始するために
起動される。ブロック44のIBS2ハンドオフ要求ルーチン
が、終了した後、ブロック46のIBS2受信要求／転送ルー
チンが、起動され、要求がPCS交換センタへ転送され
る。ブロック46のIBS2受信要求／転送ルーチンが終了し
た後、ブロック48のIBS1へのPCSセットアップ肯定応答
ルーチンが、IBS1にハンドオフを通報するために、起動
される。ブロック48のIBS1へのPCSセットアップ肯定応
答ルーチンが終了した後、ブロック50のPSCブリッジ呼
出しルーチンが、呼出しをブリッジするために起動され
る。ブロック50のPSCブリッジ呼出しルーチンが、終了
した後、ブロック52のPSC接続呼出し／ドロップIBS1ル
ーチンが、IBS1へのブリッジを停止するために起動され
る。以後、PCSは、携帯ハンドセット端末が、ブロック3
2で最終的に“オン”となるまで、ブロック32を通じて
の端末オンのテストを継続する。

ブロック40の端末アクティブ呼出しテストの結果が否
定の場合は、携帯ハンドセット端末がアクティブ呼出し
を持たないことを示し、この場合は、ブロック54の端末
終了呼出しテストによる呼出しを携帯ハンドセット端末
が終了したかどうかを判定するために、携帯ハンドセッ
ト端末がテストされる。ブロック54の端末終了呼出しテ
ストの結果が、肯定の場合は、携帯ハンドセット端末が
呼出しを受信していることを示し、この場合は、携帯ハ
ンドセット端末を探索するために、ブロック56の入力SC
P端末探索ルーチンが起動される。

ブロック54の端末終了呼出しテストの結果が、否定の
場合は、携帯ハンドセット端末が、呼出しを終了してい
ないことを示し、ブロック58の端末起動呼出しテストに
よる呼出し携帯ハンドセット端末が起動しているかどう
かを判定するために、携帯ハンドセット端末がテストさ
れる。ブロック58の端末起動呼出しテストの結果が、否
定の場合は、携帯ハンドセット端末が呼出しを起動して
いないことを示し、この場合は、PCSは、携帯ハンドセ
ット端末が、ブロック32で最終的に“オン”となるま
で、ブロック32を通じての端末オンのテストを継続す
る。ブロック58の端末起動呼出しテストの結果が、肯定
の場合は、携帯ハンドセット端末は、呼出しを起動して
いることを示し、ブロック60のIBSへの端末要求呼出し
起動ルーチンが、呼出し起動を要求するために起動され
る。ブロック60のIBSへの端末要求呼出し起動ルーチン
が、終了した後、ブロック62のIBS受信メッセージフォ
ーマット/PSCへの送信ルーチンが、起動されて、メッセ
ージがフォーマット化され、PSCへの送信される。ブロ
ック62のIBS受信メッセージフォーマット/PSCへの送信
ルーチンが、終了した後、ブロック64のPSC受信メッセ
ージフォーマット/SCPへの送信ルーチンが、起動され、
要求がフォーマット化され、サービス制御ポイントへ送
られる。ブロック64のPSC受信メッセージフォーマット/
SCPへの送信ルーチンが、終了した後、ブロック66のSCP
認証要求ルーチンが起動され、携帯ハンドセット端末が
認証される。ブロック66のSCP認証要求ルーチンが、終
了した後、ブロック68の認証OK、PSCへ経路指定情報送
信ルーチンが、起動され、PSCへ経路指定情報が、送信
される。ブロック68の認証OK、PSCへ経路指定情報送信
ルーチンが、終了した後、ブロック70のPSC経路指定呼
出しルーチンが、呼出しの経路指定するために、起動さ
れる。ブロック70のPSC経路指定呼出しルーチンが、終
了した後、ブロック72の呼出し接続ルーチンが、被呼出
し側及び呼出し側を接続するために、起動される。ブロ
ック72の呼出し接続ルーチンが、終了した後、PCSは、
携帯ハンドセット端末が、ブロック32で最終的に“オ
ン”となるまで、ブロック32の端末オンを通じてのテス
トを継続する。

ブロック56の入力SCP端末探索ルーチンが終了した
後、端末の位置は、ブロック74の端末探索テストにより
テストされる。回答が否定なら、PCSは、携帯ハンドセ
ット端末が、ブロック32で最終的に“オン”となるま
で、ブロック32を通じての端末オンのテストを継続す
る。回答が肯定なら、ブロック76のSCP端末認証要求ル
ーチンが、起動されて、携帯ハンドセット端末認証が要
求される。ブロック76のSCP端末認証要求ルーチンが終
了すると、ブロック78の認証OKルーチンが起動され、携
帯ハンドセット端末の結果と、サービス制御ポイントか
らの予想結果が比較される。ブロック78の認証OKルーチ
ンが終了すると、ブロック80のPSCルックアップ経路指
定IBS番号ルーチンが起動され、呼出し入力に対する経
路指定番号が求められる。ブロック80のPSCルックアッ
プ経路指定IBS番号ルーチンが終了すると、ブロック82
のIBSインゾーンへのPSC放送ルーチンが起動され、ゾー
ン内の全てのインテリジェント基地局に対して信号が放
送される。ブロック82のIBSインゾーンへのPSC放送ルー
チンが終了すると、ブロック84の端末へのIBS放送ルー
チンが起動され、携帯ハンドセット端末が探索される。

ブロック84の端末へのIBS放送ルーチンが終了する
と、ブロック86の端末インエリアテストにより、エリア
内に端末が存在するかどうかを判定するために、そのエ
リアがテストされる。ブロック86の端末インエリアテス
トの結果が、肯定なら、端末が特定のエリアに存在する
ことを示し、ブロック88の端末応答呼出し接続ルーチン
が起動され、携帯ハンドセット端末の位置及び接続呼出
しが示される。ブロック88の端末応答呼出し接続ルーチ
ンが終了すると、PCSは、携帯ハンドセット端末が、ブ
ロック32で最終的に“オン”となるまで、ブロック32を
通じての端末オンのテストを継続する。ブロック86の端
末インエリアテストの結果が、否定なら、その特定のエ
リア内に端末が存在しないことを示し、ブロック90の経
路指定呼出し／再生アナウンスメントルーチンが起動さ
れ、携帯ハンドセット端末が見つからないことが示され
る。ブロック90の経路指定呼出し／再生アナウンスメン
トルーチンが終了すると、PCSは、携帯ハンドセット端
末が、ブロック32で最終的に“オン”となるまで、ブロ
ック32を通じての端末オンのテストを継続する。

図３は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに組み込まれた携帯ハンドセット端末に常駐する
分散型論理の機能を説明するシステムフローチャートで
ある。図３を参照すると、ブロック30で開始し、ブロッ
ク32の端末オンのテストにより、携帯ハンドセット端末
が“オン”かどうかを判別するために、携帯ハンドセッ
ト端末がテストされる。携帯ハンドセット端末が“オ
フ”の場合は、PCSは、携帯ハンドセット端末が、ブロ
ック32で最終的に“オン”となるまで、ブロック32を通
じての端末オンのテストを継続する。携帯ハンドセット
端末が“オン”の場合は、ブロック１のより良好な信号
検出のテストにより、利用できる（又はできない）チャ
ンネルを有するインテリジェント基地局のより良好、か
つより高品質の信号を携帯ハンドセット端末が検出した
かどうかを判定するために、携帯ハンドセット端末がテ
ストされる。携帯ハンドセット端末が、より良好で、よ
り高品質の信号を検出しない場合は携帯ハンドセット端
末がブロック１でより良好で、より高品質の信号を最終
的に検出するまで、PCSは、ブロック32を通じてテスト
を継続する。

携帯ハンドセット端末が、ブロック１に於いてより良
好で、より高品質の信号を検出した場合は、ブロック３
の別のゾーンについてのテストにより、その地点で新規
ゾーンが関係しているかどうかを判別するために、携帯
ハンドセット端末がテストされる。別のゾーンが関係し
ていると、携帯ハンドセット端末が判定しない場合は、
PCSは、携帯ハンドセット端末が、最終的に別のゾーン
が関係しているとブロック３にて判定するまで、ブロッ
ク32の端末オンを通じてテストを継続する。ブロック３
の結果が肯定の場合は、携帯ハンドセット端末が、別の
ゾーンが関係していると判定したことを意味し、この場
合は、ブロック５の登録及び認証ルーチンが起動され
て、携帯ハンドセット端末の登録及び認証の要求が開始
される。ブロック５の登録及び認証ルーチンが終了する
と、ブロック７のハンドセット起動呼出しのテストによ
り、携帯ハンドセット端末が呼出しを起動しているかど
うかを判別するために、携帯ハンドセット端末がテスト
される。ブロック７の結果が、否定の場合は、携帯ハン
ドセット端末が呼出しを励動していないことを示し、こ
の場合は、ブロック11のハンドセット現行呼出しのテス
トにより、携帯ハンドセット端末が現在、現行呼出しと
なっているかどうかについて判別をするために、携帯ハ
ンドセット端末がテストされる。ブロック７の結果が、
肯定の場合は、携帯ハンドセット端末が呼出を起動して
いることを示し、この場合は、ブロック９のダイヤルト
ーン受信及び呼出し実行ルーチンが、起動され、ダイヤ
ルトーンの要求が始まり、携帯ハンドセット端末が呼出
しを実行することが可能となる。

ブロック９のダイヤルトーン受信及び呼出し実行ルー
チンが終了すると、ブロック11のハンドセット現行呼出
しのテストにより、携帯ハンドセット端末が現在、現行
呼出しとなっているかどうかについて判別をするため
に、携帯ハンドセット端末がテストされる。ブロック11
のハンドセット現行呼出しのテストの結果が、否定の場
合は、携帯ハンドセット端末が現在、現行呼出しを有し
ていないことを意味し、ブロック21の呼出し入力のテス
トにより、携帯ハンドセット端末に対して呼出し入力が
あるかどうかを判別するために、携帯ハンドセット端末
がテストされる。ブロック11のハンドセット現行呼出し
のテストの結果が、肯定の場合は、携帯ハンドセット端
末が現行の呼出しを有していることを意味し、この場合
は、ブロック13のハンドオフ要求のテストにより、携帯
ハンドセット端末に対して要求されたハンドオフがある
かどうかを判別するために、携帯ハンドセット端末がテ
ストされる。ブロック13のハンドオフ要求のテストの結
果が、肯定の場合は、携帯ハンドセット端末がハンドオ
フを要求していることを意味し、この場合は、ブロック
15の新規IBSからの強い信号受信ルーチンが起動され、
新規インテリジェント基地局からより良好で、より高品
質の信号の受信を開始する。ブロック15の新規IBSから
のより強い信号受信ルーチンが終了すると、携帯ハンド
セット端末は、ブロック17の新規IBSへのハンドオフ要
求送信ルーチンを起動することにより、新規インテリジ
ェント基地局に対してのハンドオフの送信を開始する。
ブロック17の新規IBSへのハンドオフ要求送信ルーチン
が終了すると、携帯ハンドセット端末は、ブロック19の
旧IBS切断送信、新IBS呼出しルーチンを起動することに
より、旧インテリジェント基地局の切断を開始し、新イ
ンテリジェント基地局の呼出しを開始する。旧IBS切断
送信、新IBS呼出しルーチンが終了すると、ブロック11
のハンドセット現行呼出しのテストにより、携帯ハンド
セット端末が現在、現行呼出しとなっているかどうかに
ついて判別をするために、携帯ハンドセット端末がテス
トされる。

ブロック21の呼出し入力テストの結果が否定の場合
は、携帯ハンドセット端末が呼出し入力を所有していな
いことを示し、PCSは、ブロック32のハンドセットパワ
ーオンを通じてテストを継続する。ブロック21の呼出し
入力テストの結果が肯定の場合は、携帯ハンドセット端
末が、呼出し入力を所有していることを示し、この場合
は、ブロック23の登録受信、認証要求及び実行ルーチン
が、起動され、登録及び認証の携帯ハンドセット端末に
よる受信の要求が開始される。ブロック23の登録受信、
認証要求及び実行ルーチンが終了すると、携帯ハンドセ
ット端末が、ブロック25の呼出し応答警報受信ルーチン
を起動することにより、呼出し入力に応答を促す警報の
受信が開始する。ブロック25の呼出し応答警報ルーチン
が終了すると、携帯ハンドセット端末は、ブロック11の
ハンドセット現行呼出しのテストにより、携帯ハンドセ
ット端末が現在、現行呼出しとなっているかどうかにつ
いて判別をするために、携帯ハンドセット端末が再度テ
ストされる。

携帯ハンドセット端末が、ブロック27でユーザにより
その電源が“オフ”とされた後、携帯ハンドセット端末
は、再度電源“オン”となるまでは、PCSとのインタラ
クションを停止する。

図４は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに組み込まれたインテリジェント基地局に常駐す
る分散型論理の所定の機能を説明するシステムフローチ
ャートである。図４を参照すると、開始ブロック30で始
まり、インテリジェント基地局は、ブロック31の信号メ
ッセージオーバエア送信ルーチンを起動することによ
り、携帯ハンドセット端末との通信を開始する。ブロッ
ク31の信号メッセージオーバエア送信ルーチンが終了す
ると、ブロック33の登録要求受信のテストにより、携帯
ハンドセット端末のいずれかから、インテリジェント基
地局が登録要求を受信しているかどうかを判別するため
に、インテリジェント基地局がテストされる。ブロック
33の登録要求受信のテストの結果が、否定の場合は、イ
ンテリジェント基地局が、携帯ハンドセット端末からの
登録要求を保持していないことを意味し、この場合は、
ブロック41の呼出し起動受信のテストにより、インテリ
ジェント基地局が携帯ハンドセット端末のいずれかから
呼出し起動要求を受信しているかどうかを判別するため
に、インテリジェント基地局がテストされる。

ブロック33の登録要求受信のテストの結果が、肯定の
場合は、インテリジェント基地局が、携帯ハンドセット
端末からの登録要求を保持していないことを示し、この
場合は、ブロック35のハンドセット登録メッセージ受信
ルーチンが起動され、携帯ハンドセット端末登録メッセ
ージの受信が開始する。ブロック35のハンドセット登録
メッセージ受信ルーチンが終了すると、インテリジェン
ト基地局が、ブロック37のPSCへの登録メッセージの転
送ルーチンを起動し、PSCへの登録メッセージの転送が
開始する。ブロック37のPSCへの登録メッセージの転送
ルーチンが終了すると、インテリジェント基地局は、ブ
ロック39の認証データの送受信及びDCK記憶ルーチンを
起動し、携帯ハンドセット端末認証データの送受信が開
始され、指定DCK番号が記憶される。

認証データの送受信及びDCK記憶ルーチンが終了する
と、ブロック41の呼出し起動要求受信のテストにより、
インテリジェント基地局がいずれかの携帯ハンドセット
端末から呼出し起動要求を受信しているかどうかを判別
するため、インテリジェント基地局がテストされる。41
の呼出し起動要求受信のテストの結果が肯定なら、イン
テリジェント基地局は、携帯ハンドセット端末からの呼
出し起動要求を保持していないことを示し、この場合
は、ブロック43のハンドセットからの呼出し要求メッセ
ージ受信ルーチンが起動され、携帯ハンドセット端末か
らの呼出し要求メッセージの受信が開始する。ブロック
43のハンドセットからの呼出し要求メッセージ受信ルー
チンが終了すると、インテリジェント基地局は、ブロッ
ク45のハンドセットPSC間の登録認証情報の送受信ルー
チンを起動し、従って、携帯ハンドセット端末とPSC間
で詳細登録及び認証情報の送受信が開始する。ブロック
45のハンドセットPSC間の登録認証情報の送受信ルーチ
ンが終了すると、インテリジェント基地局は、ブロック
47の接続メッセージ、暗号メッセージ警報パスルーチン
を起動し、従って接続メッセージ及び暗号メッセージ詳
細警報がパスされる。ブロック47の接続メッセージ、暗
号メッセージ警報パスルーチンが終了すると、インテリ
ジェント基地局は、開始ブロック30に再度戻る。

41の呼出し起動要求受信のテストの結果が否定の場合
は、インテリジェント基地局が携帯ハンドセット端末か
らの呼出し起動要求を保持していないことを示し、その
場合は、ブロック49のハンドオフ要求受信のテストによ
って、インテリジェント基地局がいずれかの携帯ハンド
セット端末からハンドオフ要求を受信したかどうかにつ
き判別するために、インテリジェント基地局がテストさ
れる。

ブロック49のハンドオフ要求受信のテストの結果が否
定の場合は、インテリジェント基地局が携帯ハンドセッ
ト端末からのハンドオフ要求を所有していないことを示
し、その場合は、ブロック59のPSCからの呼出し受信の
テストにより、インテリジェント基地局がPSCからの呼
出しを受信したかどうかを判別するために、インテリジ
ェント基地局がテストされる。ブロック49のハンドオフ
要求のテストの結果が肯定の場合は、インテリジェント
基地局が、携帯ハンドセット端末からハンドオフ要求を
受信したことを示し、この場合は、インテリジェント基
地局は、ブロック51のPSCへハンドオフ要求送信ルーチ
ンを起動し、PSCへのハンドオフ要求の送信が開始す
る。ブロック51のPSCへハンドオフ要求送信ルーチンが
終了すると、インテリジェント基地局は、ブロック53の
PSCからのハンドオフ情報受信ルーチンを起動し、詳細
ハンドオフ情報の受信を開始する。ブロック53のPSCか
らのハンドオフ情報受信ルーチンが終了すると、インテ
リジェント基地局は、ブロック55の新規IBS接続呼出し
及び暗号メッセージ呼出しルーチンを起動し、新規イン
テリジェェント基地局との接続が開始され、関連する暗
号メッセージ詳細が得られる。ブロック55の新規IBS接
続呼出し及び暗号メッセージ呼出しルーチンが終了する
と、インテリジェント基地局は、ブロック57の旧IBS切
断呼出しルーチンを起動し、旧インテリジェント基地局
からの切断を開始する。ブロック57の旧IBS切断呼出し
ルーチンが終了すると、インテリジェント基地局は、開
始ブロック30に再度戻る。

ブロック49のハンドオフ要求のテストの結果が否定の
場合は、ブロック59のPSCからの呼出し受信のテストに
より、インテリジェント基地局がPSCから呼出しを受信
したかどうかを判別するために、インテリジェント基地
局がテストされる。ブロック59のPSCからの呼出し受信
のテストの結果が肯定の場合は、インテリジェント基地
局が、PSCから呼出しを受信したことを示し、この場合
は、インテリジェント基地局は、ブロック61のロケーシ
ョンメッセージオーバエア放送ルーチンを励動し、従っ
て、ロケーションメッセージの空間への放送が開始され
る。ブロック61のロケーションメッセージオーバエア放
送ルーチンが終了すると、インテリジェント基地局は、
ブロック63のハンドセットからの応答受信ルーチンを起
動し、携帯ハンドセット端末へインテリジェント基地局
により先に送られたロケーションメッセージについて、
携帯ハンドセット端末からの応答の受信が開始される。
ブロック63のハンドセットからの応答受信ルーチンが終
了すると、インテリジェント基地局は、ブロック65の接
続呼出し暗号メッセージ警報ルーチンを起動し、呼出し
及び暗号メッセージの警報及び接続が開始される。ブロ
ック65の接続呼出し暗号メッセージ警報ルーチンが終了
すると、インテリジェント基地局は、開始ブロック30に
戻る。ブロック59が否定なら、開始ブロックに戻る。

図５は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに組み込まれた公衆電話交換網（又は他のいずれ
かの交換網）に常駐する分散型論理の所定の機能を説明
するシステムフローチャートである。図５によれば、ブ
ロック67の登録受信／認証要求のテストにより、公衆電
話交換網がインテリジェント基地局から登録か、認証要
求を受信したかどうかを判別するために、公衆電話交換
網がテストされて始まる。

ブロック67の登録受信／認証要求のテストの結果が否
定の場合は、公衆電話交換網は、インテリジェント基地
局から登録／認証の要求を受信していないことを示し、
この場合は、ブロック71の呼出し起動のテストにより、
公衆電話交換網が、インテリジェント基地局のいずれか
から呼出し起動要求を受信したかどうか判別するため
に、公衆電話交換網がテストされる。ブロック67の登録
受信／認証要求のテストの結果が肯定の場合は、公衆電
話交換網が、インテリジェント基地局から登録／認証の
要求を受信していることを示し、この場合は、ブロック
69のSCP認証データ送信ルーチンが起動され、サービス
制御ポイントへのデータ送信が開始される。ブロック69
のSCP認証データ送信ルーチン69が終了すると、ブロッ
ク73の有効ユーザのテストにより、PCSユーザが有効なP
CSユーザかとうかを判別するために、公衆電話交換網が
テストされる。

ブロック73の有効ユーザのテストの結果が肯定の場合
は、公衆電話交換網が有効なPCSユーザを保持している
ことを示し、この場合は、ブロック75のSCP登録ユーザ
ルーチンが起動され、従って、公衆電話交換網が、サー
ビス制御ポイントに対してユーザの登録と認証を開始す
る。ブロック75のSCP登録ユーザルーチンが終了する
と、公衆電話交換網は、ブロック77のPSCへのデータ送
信ルーチンを起動し、PSCへのデータの送信が開始され
る。ブロック77のPSCへのデータ送信ルーチンが終了す
ると、公衆電話交換網は、ブロック79のPSCのDCK記憶、
IBSへ肯定応答送信ルーチンを起動し、従ってDCK番号が
記憶され、終了時に公衆電話交換網により、インテリジ
ェント基地局へ肯定応答が送られる。ブロック79のPSC
のDCK記憶、IBSへ肯定応答送信ルーチンが終了すると、
開始ブロックに戻る。ブロック73での有効ユーザのテス
トの結果が、“ノー”であれば、PSTNは、ブロック81で
IBSへ無効ユーザの肯定応答を送り、従って公衆電話交
換網により無効ユーザの肯定応答のインテリジェント基
地局への送信が開始される。

ブロック67の登録受信／認証要求のテストの結果が否
定の場合は、公衆電話交換網が、インテリジェント基地
局からの登録／認証の要求を受信していないことを示
し、従って、ブロック71の呼出し起動のテストにより、
公衆電話交換網がインテリジェント基地局のいずれかか
ら呼出し起動要求を受信してるかどうかを判別するため
に、公衆電話交換網がテストされる。

ブロック71の呼出し起動テストの結果が否定の場合
は、公衆電話交換網が、インテリジェント基地局から呼
出し起動要求を受信していないことを示し、この場合
は、ブロック83のハンドオフ呼出しのテストにより、公
衆電話交換網がインテリジェント基地局のいずれからか
ハンドオフ呼出し要求を受信したかどうかを判別するた
めに、公衆電話交換網がテストされる。

ブロック71の呼出し起動のテストの結果が肯定の場合
は、公衆電話交換網が、インテリジェント基地局からの
呼出し起動要求を保持していることを示し、この場合
は、ブロック81のユーザ認証ルーチンが起動されて、従
って、呼出しを起動する目的でユーザの認証が開始され
る。ブロック81のユーザ認証ルーチンが終了すると、ブ
ロック85の有効ユーザのテストにより、PCSユーザが有
効PCSユーザかどうかの判別のために、公衆電話交換網
がテストされる。

ブロック85の有効ユーザのテストの結果が肯定の場合
は、公衆電話交換網は、有効ユーザを保持していること
を示し、ブロック87のダイヤル番号受諾ルーチンが起動
され、従って公衆電話交換網にユーザの呼出しのダイヤ
ル番号の受諾を開始させる。ブロック87のダイヤル番号
受諾ルーチンが終了すると、公衆電話交換網は、ブロッ
ク89の経路指定、呼出し接続／暗号メッセージ警報ルー
チンを起動し、従って経路指定が開始され、呼出しを接
続し、暗号メッセージに関してインテリジェント基地局
に警報を与える。ブロック89の経路指定、呼出し接続／
暗号メッセージ警報ルーチンが終了すると、公衆電話交
換網は、開始ブロック30に戻る。

ブロック85の有効ユーザのテストの結果が否定の場合
は、公衆電話交換網が、有効ユーザを保持していないこ
とを示し、その場合は、ブロック91のIBSへ否定応答送
信ルーチンが起動され、公衆電話交換網は、インテリジ
ェント基地局へPCSユーザの無効状態についての否定応
答の送信を開始する。ブロック91のIBSへ否定応答送信
ルーチンが終了すると、公衆電話交換網は、再度、開始
ブロック30へ戻る。

ブロック83のハンドオフ呼出しテストの結果が否定の
場合は、公衆電話交換網がインテリジェント基地局から
のハンドオフ呼出しの要求を受信していないことを示
し、この場合は、ブロック94の呼出し入力のテストによ
り、公衆電話交換網が、インテリジェント基地局のいず
れからかハンドオフ呼出し要求を受信したかどうかを判
別するために、公衆電話交換網がテストされる。

ブロック83のハンドオフ呼出しテストの結果が肯定の
場合は、公衆電話交換網が、インテリジェント基地局か
らのハンドオフ呼出し要求を保持していないことを示
し、この場合は、ブロック93のIBSからのPSCハンドオフ
要求受信が起動され、呼出しハンドオフの目的のために
PSCがハンドオフ要求の受信を開始する。ブロック93のI
BSからのPSCハンドオフ要求受信が完了すると、公衆電
話交換網は、ブロック95のコンファレンスセットアップ
ブリッジルーチンを起動し、一つのインテリジェント基
地局から別のインテリジェント基地局への実際のハンド
オフ期間中に呼出しのブリッジがなされる。ブロック95
のコンファレンスセットアップブリッジルーチンが、完
了すると、公衆電話交換網は、ブロック97の新IBS暗号
メッセージ呼出し安定化ルーチンを起動し、新インテリ
ジェント基地局での呼出しを安定化させ、メッセージの
暗号化がなされる。ブロック97の新IBS暗号メッセージ
呼出し安定化ルーチンが終了すると、公衆電話交換網
は、ブロック99の旧IBSのための切断メッセージ受信ル
ーチンを起動し、ハンドオフの旧インテリジェント基地
局からの切断メッセージの受信を開始する。ブロック99
の旧IBSのための切断メッセージ受信ルーチンが終了す
ると、公衆電話交換網は、ブロック92の旧IBSからの呼
出し切断ルーチンを起動し、ハンドオフに伴う旧インテ
リジェント基地局からの呼出し切断を開始する。ブロッ
ク92の旧IBSからの呼出し切断ルーチンが終了すると、
公衆電話交換網は、再び開始ブロック30へ戻る。

ブロック83のハンドオフ呼出しテストの結果が否定の
場合は、公衆電話交換網が、インテリジェント基地局か
らハンドオフ呼出しの要求を受信していないことを示
し、この場合は、ブロック94の呼出し入力のテストによ
り、公衆電話交換網がインテリジェント基地局からの呼
出し入力を受信したかどうかを判定するために、公衆電
話交換網がテストされる。ブロック94の呼出し入力のテ
ストの結果が否定の場合は、公衆電話交換網がインテリ
ジェント基地局からの呼出し入力を保持していないこと
を示し、公衆電話交換網は、再び、開始ブロック30へ戻
る。ブロック94の呼出し入力のテストの結果が肯定の場
合は、公衆電話交換網がインテリジェント基地局からの
呼出し入力を保持していることを示し、ブロック96のSC
PのPCSユーザ探索ルーチンが起動され、SCPがPCSユーザ
の探索を開始する。ブロック96のSCPのPCSユーザ探索ル
ーチンが終了すると、公衆電話交換網が、ブロック98の
PSCのインゾーンIBSルックアップルーチンを起動し、PC
Sユーザが見いだされたゾーンにどのインテリジェント
基地局が存在するか求めてのルックアップが始まる。ブ
ロック98のPSCのインゾーンIBSルックアップルーチンが
終了すると、公衆電話交換網は、ブロック100のインゾ
ーンIBSへの放送ルーチンを起動し、PCSユーザが見いだ
された特定のゾーンのインテリジェント基地局への放送
を開始する。ブロック100のインゾーンIBSへの放送ルー
チンが終了すると、ブロック102のPCSユーザ発見のテス
トにより、公衆電話交換網がPCSユーザを発見したかど
うかを判別するために、公衆電話交換網がテストされ
る。

ブロック102のPCSユーザ発見のテストの結果が否定の
場合は、公衆電話交換網は、PCSユーザの位置をまだ発
見していないことを示し、この場合は、公衆電話交換網
は、ブロック106の音声メール経路指定／メッセージ記
録／代替番号ルーチンを起動し、音声ルーチンの呼出し
の経路を指定し、メッセージを記録し、PCSユーザの代
替番号が利用可能かどうかを見る。ブロック106の音声
メール経路指定／メッセージ記録／代替番号ルーチンが
終了すると、公衆電話交換網は、再び開始ブロック30へ
戻る。

ブロック102のPCSユーザ発見のテストの結果が肯定の
場合は、公衆電話交換網は、PCSユーザの位置を発見し
ていることを示し、この場合は、ブロック104の呼出し
接続、メッセージ暗号化ルーチンが起動され、PCSユー
ザに対する呼出しの接続及びメッセージの暗号化が開始
される。ブロック104の呼出し接続、メッセージ暗号化
ルーチンが終了すると、公衆電話交換網は、再び開始ブ
ロック30へ戻る。

図６は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムのインテリジェント携帯ハンドセット端末の登録
動作を示す、詳細な呼出し及び信号フローの時系列フロ
ーチャートである。図６は、自身のホームサービスエリ
ア内での携帯ハンドセット端末の登録動作を示す。ホー
ムサービスエリアは、一つ以上のゾーンを含み（このゾ
ーンは、一つ以上のインテリジェント基地局を含む）。
携帯ハンドセット端末は、一つのゾーンに登録され、新
規ゾーン内のインテリジェント基地局からより良好で、
より高品質の信号を検出した場合にのみ登録が必要とな
る。登録処理の一部として、プライベート鍵に基づく認
証手順が、携帯ハンドセット端末を認証するために使用
される。

携帯ハンドセット端末がその識別子と共に登録要求を
インテリジェント基地局に送ったときに、登録処理が起
動される。インテリジェント基地局はというと、この要
求をPSCへ送信する。インテリジェント基地局は、携帯
ハンドセット端末にサービスを供給しているゾーンの適
当な基地局経路指定番号を識別し、これに対応して、PS
Cを経由して、この情報及び携帯ハンドセット端末の識
別子と共に照会をサービス制御ポイントへ送る。このサ
ービス制御ポイントは、携帯ハンドセット端末の適当な
情報を検索し、次のフローで説明するように認証を起動
する。認証が正常であれば、サービス制御ポイントは、
登録（即ち、端末にサービスを供給するインテリジェン
ト基地局経路指定番号）を記録する。サービス制御ポイ
ントは、携帯ハンドセット端末に転送された初期照会に
肯定的な応答を送信する。携帯ハンドセット端末が、対
応できない場合は、サービス制御ポイントは、異常の理
由と共に異常指示を送り返す。

図６を参照すると、時系列のイベントA1では、携帯ハ
ンドセット端末が、別のゾーンからのより良好で、高品
質の信号を検出するか、電源オンとなり、位置更新を要
求する。携帯ハンドセット端末は、インテリジェント基
地局に位置要求メッセージを準備する。単方向クラスの
サービスの携帯ハンドセット端末では自動端末登録が作
動しない。時系列イベントA2では、携帯ハンドセット端
末が、その識別子を、位置要求メッセージの一部分とし
てインテリジェント基地局へ送信する。識別子は、PCSP
ID（PCSプロバイダID）、端末番号、及び、利用可能の
場合は、ユニバーサルパーソナル電話番号（UPT）を含
む。時系列イベントA3では、インテリジェント基地局
が、携帯ハンドセット端末から位置要求メッセージを受
信し、ハンドセット端末が登録を求めている判断する。
このメッセージは、端末識別子（端末番号、パーソナル
通信サービスプロバイダID（PCSPID）及びUPT）を含
む。時系列イベントA4では、インテリジェント基地局
は、ISDN非呼出し関連登録メッセージをPSCへ送信す
る。このメッセージは、携帯ハンドセット端末識別子
（端末番号、パーソナル通信サービスプロバイダID（PC
SPID）、オペレーションコード、基地局経路指定番号及
び（オプションで）UPT）を含む。時系列イベントA5で
は、PSCは、登録メッセージを受信するか、基地局経路
指定番号が、未受信の場合は、接続基地局経路指定番号
を求める。時系列イベントA6では、PSCは、AIN登録メッ
セージをサービス制御ポイントへ送信する。このメッセ
ージは、携帯ハンドセット端末の識別子（端末番号、パ
ーソナル通信サービスプロバイダID（PCSPID）、オペレ
ーションコード、及びUPT）及び基地局経路指定番号を
含む。時系列イベントA7で、サービス制御ポイントは、
メッセージを受信し、それが登録要求であると判断し、
認証及び機密保護処理を実行する。この処理を終える
と、サービス制御ポイントは、登録を継続する。時系列
イベントA8では、サービス制御ポイントは、PSCへAIN登
録応答メッセージを送信する。このメッセージは、端末
番号、基地局経路指定番号及び登録肯定応答（又はこれ
に替えて、異常の指示及びその理由）を含む。時系列イ
ベントA8aでは、必要なら、サービス制御ポイントが、
携帯ハンドセット端末を登録解除するために、現在のビ
ジットサービス制御ポイントにAIN登録解除メッセージ
を送信する。このメッセージは、端末番号、PCSPID及び
UPT（オプション）を含む。時系列イベントA8bでは、ビ
ジットサービス制御ポイントは、登録解除メッセージを
受信し、そのローカルデータベースで携帯ハンドセット
端末を登録解除する。時系列イベントA8cでは、ビジッ
トサービス制御ポイントは、AIN登録解除肯定応答をサ
ービス制御ポイントへ送る。時系列イベントA9では、PS
Cがメッセージを受信する。時系列イベントA10では、PS
Cがインテリジェント基地局へISDN非呼出し関連登録応
答メッセージを送信する。このメッセージは、端末番
号、基地局経路指定番号及び登録肯定応答を含む。時系
列イベントA11では、インテリジェント基地局は、メッ
セージを受信する。時系列イベントA12では、インテリ
ジェント基地局は、携帯ハンドセット端末へ位置応答メ
ッセージを送る。時系列イベントA13では、携帯ハンド
セット端末は、“サービス稼働中”のインジケータを点
灯する。

携帯ハンドセット端末登録のための特定の機能メッセ
ージ要求については、ここに編入されていて、説明の一
部を構成する付録Ｉに説明されている。

付録Ｉについては、図６から16までに見いだされるメ
ッセージ要素が、必要なPCS機能を導出する目的で含ま
れている。ISDN、ISUP、AIN、TCAP及びエアインタフェ
ース（即ち、インタフェース）に関連する他の情報要素
は、示されていないが、PCSの連続性を実現するために
は、必要である。プロトコル識別子、メッセージタイプ
及びメッセージ長成分は、情報のサイズに関しては説明
されていないが、可変長である。

図７は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
の認証及び機密保護鍵導出を説明する、認証及び機密保
護鍵導出に対する詳細呼出し及び信号フローの時系列フ
ローチャートである。図７は、携帯ハンドセット端末が
ホームサービスエリアにある場合で、インテリジェント
基地局により使用されるプライベート鍵認証及び機密保
護鍵導出処理を説明している。これは、登録、呼出し起
動及び呼出し入力フロー内で使用されるサブフローであ
る。認証及び機密保護技術は、サービス制御ポイント内
で他のフローの一部として起動される質問−応答メカニ
ズムを使用している。

処理は、サービス制御ポイントが携帯ハンドセット端
末のために保持しているプライベート情報に基づいた一
連の計算を実行するサービス制御ポイントに基づいてい
る。サービス制御ポイントは、質問を携帯ハンドセット
端末に送ることにより、（サービス制御ポイントが与え
るポイントが与えた情報に基づいた）並列計算を実行
し、その回答を返す。二つの結果が一致すると、携帯ハ
ンドセット端末は、認証される。更に、この共有された
情報により、サービス制御ポイント及び携帯ハンドセッ
ト端末は、無線インタフェース（即ち、エアインタフェ
ース）を暗号化するための暗号鍵を導出するために並列
計算を実行することが可能である。

図７を参照すると、時系列イベントB1で、サービス制
御ポイントは、携帯ハンドセット端末を認証す必要性を
判断する；これは、登録要求等の結果である。サービス
制御ポイントは、（ｉ）プロバイダのデータベースから
ユーザ認証鍵（UAK）を求め；（ii）アルゴリズムB1を
利用してUAKからＫを導出し、Ｋは、認証及び暗号鍵導
出に使用され；（iii）プロバイダのデータベースよりR
Sを求め；（iv）アルゴリズムA11を利用してＫ及びRSか
らKSを導出し；（ｖ）乱数発生器を使用してRAND_Fを発
生させ；（vi）アルゴリズムA12を使用してKS及びRAND_
FからXRES1及び導出暗号機（DCK）を求める。時系列イ
ベントB2では、サービス制御ポイントは、AIN認証要求
メッセージをPSCへ送る。このメッセージは、携帯ハン
ドセット端末の識別子（端末番号、パーソナル通信サー
ビスプロバイダID（PCSID）、基地局経路指定番号、R
S、RAND_F、及びUPT（オプション）を含む。時系列イベ
ントB3では、PSCは、サービス制御ポイントからのメッ
セージを受信する。時系列イベントB4では、PSCは、ISD
N非呼出し関連認証要求メッセージをインテリジェント
基地局へ送信する。このメッセージは、携帯ハンドセッ
ト端末の識別子（端末番号、パーソナル通信サービスプ
ロバイダID（PCSPID）、基地局経路指定番号、RS、RAND
_F、及びUPT（オプション）を含む。時系列イベントB5
では、インテリジェント基地局が、認証要求メッセージ
を携帯ハンドセット端末へ送信する。このメッセージ
は、RSとRAND_Fを含む。時系列イベントB7では、携帯ハ
ンドセット端末が、インテリジェント基地局よりメッセ
ージを受信し、携帯ハンドセット端末が、（ｉ）アルゴ
リズムB1を使用してUAKからＫを導出し；（ii）アルゴ
リズムA11を使用して（サービス制御ポイントから受信
された）Ｋ及びRSからKSを導出し；（iii）アルゴリズ
ムA12を使用して、KS及びRAND_FからRES1及び導出暗号
鍵（DCK）を導出する。時系列イベントB8では、携帯ハ
ンドセット端末がインテリジェント基地局へ認証応答メ
ッセージを送信する。このメッセージは、導出RES1を含
む。時系列イベントB9では、インテリジェント基地局が
ISDN非呼出し関連認証応答をPSCへ送る。このメッセー
ジは、導出RES1、基地局経路指定番号、端末番号及びオ
ペレーションコードを含む。時系列イベントB10で、PSC
は、IBSからメッセージを受信する。時系列イベントB11
では、PSCが、AIN認証応答メッセージをサービス制御ポ
イントへ送信する。このメッセージは、導出RES1、基地
局経路指定番号、端末番号及びオペレーションコードを
含む。時系列イベントB12では、サービス制御ポイント
は、PSCよりメッセージを受信する。サービス制御ポイ
ントは、受信したRES1と先行の計算値XRES1を比較す
る。一致すると、携帯ハンドセット端末が認証される。
この点で、この認証を起動した処理（例えば、登録）が
再開される。

B1アルゴリズムは、DECTの参考書（DECT資料ETS300
175−7:1992年５月、セクション4.3、ページ17以降）に
解説されていて参考のためにここに編集する。同様に、
A11アルゴリズムは、DECTの参考書（DECT資料ETS300 1
75−7:1992年５月、セクション4.3、ページ17以降）に
解説されていて参考のためにここに編入する。同様に、
A12アルゴリズムは、DECTの参考書（DECT資料ETS300 1
75−7:1992年５月、セクション4.3、ページ17以降）に
解説されていて参考のためにここに編入する。

認証及び機密保護のための特定の機能メッセージ要求
については、ここに編入されていて、本説明の一部を構
成する付録Ｉに述べられている。

図８は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムのローミングモード動作（ビジットPCS）に於け
るインテリジェント携帯ハンドセット端末の登録を説明
する、ローミング（ビジットPCS）のための端末登録の
詳細呼出し及び信号フローについての時系列フローチャ
ートである。このシナリオでは、携帯ハンドセット端末
は、ホームサービスエリア外にて登録する。これは、ビ
ジットサービス制御ポイントが、情報のためにホームサ
ービス制御ポイントに対して照合する一方で、ホームサ
ービス制御ポイント関連の情報（即ち、基地局経路指定
番号）を提供している。更に、ローミングのための認証
及び機密保護で説明されるように、ホームサービス制御
ポイントは、認証及び機密保護処理を実行するために、
登録応答に於いてビジットサービス制御ポイントへ情報
を返している。ビジットサービス制御ポイントは、これ
に対して、登録の期間中の携帯ハンドセット端末に関す
る情報記録を記憶する。これは、後続の呼出し起動に必
要か、携帯ハンドセット端末に対する呼出し入力を実行
するために必要である。

図８に関して、時系列イベントC1で、携帯ハンドセッ
ト端末が別のゾーンからのより良好で、より高品質の信
号を検出するか、電源“オン”され位置更新を要求す
る。携帯ハンドセット端末は、インテリジェント基地局
に対しての位置要求メッセージを準備する。単方向クラ
スのサービスの携帯ハンドセット端末では自動端末登録
が作動しない。時系列イベントC2では、携帯ハンドセッ
ト端末が、その識別子を、位置要求メッセージの一部分
としてインテリジェント基地局へ返信する。識別子は、
PCSPID（PCSプロバイダID）、端末番号、及びUPT（オプ
ション）を含む。時系列イベントC3では、インテリジェ
ント基地局が、携帯ハンドセット端末からメッセージを
受信し、ハンドセット端末が登録を求めていると判断
し、かつ端末がネットワークを使用することを許可され
ていると判断する。このメッセージは、端末識別子（端
末番号、パーソナル通信サービスプロバイダID（PCSPI
D）及びUPT）を含む。時系列イベントC4では、インテリ
ジェント基地局は、ISDN非呼出し関連登録メッセージを
PSCへ送信する。このメッセージは、携帯ハンドセット
端末識別子（端末番号、パーソナル通信サービスプロバ
イダID（PCSPID）、オペレーションコード、基地局経路
指定番号及び（オプションで）UPT）を含む。時系列イ
ベントC5では、PSCは、インテリジェント基地局により
送信された登録メッセージを受信する。インテリジェン
ト基地局が、基地局経路指定番号を送信しない場合は、
PSCが接続の基地局経路指定番号を決定する。時系列イ
ベントC6では、PSCは、AINは登録メッセージをビジット
サービス制御ポイントへ送信する。このメッセージは、
携帯ハンドセット端末の識別子（端末番号、パーソナル
通信サービスプロバイダID（PCSPID）及びUPT（オプシ
ョン））、基地局経路指定番号及びオペレーションコー
ドを含む。時系列イベントC7で、ビジットサービス制御
ポイントは、PSCにより送信されたメッセージを受信
し、ビジットサービス制御ポイントは、サービスプロバ
イダID（PCSPID）から、PSCが携帯ハンドセット端末用
のホームデータベースを保持していないと判断する。時
系列イベントC8では、ビジットサービス制御ポイント
は、ホームサービス制御ポイントへIS41セッション鍵要
求メッセージを送信する。このメッセージは、携帯ハン
ドセット識別子（端末番号、パーソナル通信サービスプ
ロバイダ（PCSPID）、UPT、基地局経路指定番号（経路
指定番号は、暗黙にサービスを提供しているPCSプロバ
イダを示している）を含む。時系列イベントC9では、ホ
ームサービス制御ポイントが、ビジットサービス制御ポ
イントにより送信されるメッセージを受信する。ホーム
サービス制御ポイントは、携帯ハンドセット端末のKS及
びRS値を計算し、ホームサービス制御ポイントは、ま
た、基地局経路指定番号の位置に対するユーザの位置を
更新する。時系列イベントC10では、ホームサービス制
御ポイントは、ビジットサービス制御ポイントに対して
IS41セッション鍵応答メッセージを送信する。このメッ
セージは、端末／ユーザプロフィール情報と共にRS及び
KSを含む。時系列イベントC10aでは、必要なら、ホーム
サービス制御ポイントは、携帯ハンドセット端末を登録
解除するために、以前のビジットサービス制御ポイント
に対してIS41登録解除メッセージを送信する。このメッ
セージは、PCSPID、端末番号、及びUPT（オプション）
を含む。時系列イベントC10bでは、ビジットサービス制
御ポイントは、ホームサービス制御ポイントからの登録
解除メッセージを受信する。ビジットサービス制御ポイ
ントは、そのローカルデータベースで携帯ハンドセット
端末を登録解除する。時系列イベントC10cでは、以前ビ
ジットサービス制御ポイントは、ホームサービス制御ポ
イントに対してIS41登録解除肯定応答メッセージを送信
する。時系列イベントC11では、ビジットサービス制御
ポイントは、応答メッセージを受信し、携帯ハンドセッ
ト端末／ユーザの情報（例えば、RS、KS及びプロフィー
ル情報）についてそのデータベースを更新する。ビジッ
トサービス制御ポイントは、認証及び機密保護を起動
し、実行し、その終了した時点で、サービス制御ポイン
トが登録を継続する。時系列イベントC12で、サービス
制御ポイントは、PSCへAIN登録応答メッセージを送信す
る。このメッセージは、端末番号、基地局経路指定番号
及び登録肯定応答（又は、その代わりに、異常の指示及
びその理由）を含む。時系列イベントC13で、PSCは、サ
ービス制御ポイントにより送信されたメッセージを受信
する。時系列イベントC14で、PSCは、インテリジェント
基地局へ、ISDN非呼出し関連登録応答メッセージを送信
する。このメッセージは、登録肯定応答、端末番号及び
基地局経路指定番号を含む。時系列イベントC15では、
インテリジェント基地局は、PSCが送信したメッセージ
を受信する。このメッセージは、登録要求のステータス
を含む。時系列イベントC16で、インテリジェント基地
局は、携帯ハンドセット端末に対し位置応答メッセージ
を送信する。時系列イベントC17で、携帯ハンドセット
端末は、“サービス稼働中”のインジケータを点灯す
る。

ローミングモード動作（ビジットPCS）のインテリジ
ェント基地局登録の特定機能メッセージ要求に関して
は、本発明の一部を構成する添付の付録Ｉに述べられて
いる。

図９は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムローミングモード動作に於けるインテリジェント
携帯ハンドセット端末の認証及び機密保護鍵導出を説明
する、認証及び機密保護鍵導出のための詳細呼出し及び
信号フローについての時系列フローチャートである。ロ
ーミングのための認証及び機密保護処理は、ホームサー
ビスエリア内での携帯ハンドセット端末に対して使用さ
れる処理の変形である。これは、ローミングハンドセッ
ト端末の登録により駆動され、次の認証及び機密保護処
理をローカルにて実施するために、ビジットサービス制
御ポイントへ十分な情報が送られる。これは、場合に応
じてホームサービス制御ポイントへ戻るということを排
除しない。例えば、ビジットサービス制御ポイントに記
憶された情報は、設定時間経過後には有効期限が切れ、
新規情報についてホームサービス制御ポイントへの照会
が必要となる。これにより、携帯ハンドセット端末は、
呼出し起動、呼出し転送及び後続の登録によりローカル
で（ビジットサービス制御ポイントで）認証されること
が可能となる。ローミング認証及び機密保護の実際の処
理は、ビジットサービス制御ポイントによる登録の試み
に応答してホームサービス制御ポイントに於いて起動さ
れる。ホームサービス制御ポイントは、ホームサービス
エリアでのシナリオと同様な計算を実行し、その結果及
び他の限定情報を、ビジットサービス制御ポイントへ送
信し、携帯ハンドセット端末の認証を完了させる。この
限定情報は、この目的のために特に設けられたもので、
携帯ハンドセット端末及びホームサービス制御ポイント
のみが知りうる携帯ハンドセット端末のブライベート情
報のいかなるものをも公表はしない。

図９を参照すると、時系列イベントD1で、ビジットサ
ービス制御ポイントは、携帯ハンドセット端末の確証の
必要性を判断する。これは、登録要求等の結果である。
ホームサービス制御ポイントから送信されたRS及びKSの
値を使用して、ビジットサービス制御ポイントは；
（ｉ）乱数発生器を用いてRAND_Fを発生させ；（ii）ア
ルゴリズムA12を用いてKS及びRAND_FからXRES1及び導出
暗号鍵を導出する。時系列イベントD2で、ビジットサー
ビス制御ポイントは、PSCへAIN認証要求メッセージを送
信する。このメッセージは、携帯ハンドセット端末の識
別子（端末番号、パーソナル通信サービスプロバイダID
（PCSPID）及びUPT）、RS、RAND_F及び基地局経路指定
番号を含む。時系列イベントD3で、PSCは、ビジットサ
ービス制御ポイントにより送信されるメッセージを受信
する。時系列イベントD4で、PSCは、インテリジェント
基地局へISDN非呼び出し関連認証要求メッセージを送信
する。このメッセージは、携帯ハンドセット端末の識別
子（端末番号、パーソナル通信サービスプロバイダ（PC
SPID）及びUPT）、RS、RAND_F及び基地局経路指定番号
を含む。時系列イベントD5で、インテリジェント基地局
は、PSCにより送信されたメッセージを受信する。時系
列イベンドD6では、インテリジェント基地局は、携帯ハ
ンドセット端末に対して認証要求メッセージを送信す
る。このメッセージは、RS及びRAND_Fを含む。時系列イ
ベントD7で、携帯ハンドセット端末は、IBSにより送信
されメッセージを受信し、（ｉ）アルゴリズムB1を使用
して、UAKからＫを導出し；（ii）アルゴリズムA11を用
いて（サービス制御ポイントから受信された）Ｋ及びRS
からKSを導出し；（iii）アルゴリズムA12を用いて、KS
及びRAND_FからRES1及び導出暗号鍵（DCK）を導出す
る。時系列イベントD8で、携帯ハンドセット端末は、イ
ンテリジェント基地局に対して認証要求メッセージを送
信する。このメッセージは、導出RES1を含む。時系列イ
ベントD9で、インテリジェント基地局は、ISDN非呼び出
し関連認証応答メッセージをPCSへ送信する。このメッ
セージは、導出RES1、基地局経路指定番号、端末番号及
びオペレーションコードを含む。時系列イベントD10
で、PSCは、サービス制御ポイントにより送信されたメ
ッセージを受信する。時系列イベントD11で、PSCは、ビ
ジットサービス制御ポイントへAIN認証応答メッセージ
を送信する。このメッセージは、導出RES1、基地局経路
指定番号、端末番号及びオペレーションコードを含む。
時系列イベントD12で、ビジットサービス制御ポイント
は、PSCが送信したメッセージを受信する。ビジットサ
ービス制御ポイントは、受信のRES1値と以前計算したXR
ES1値とを比較し；一致すれば、携帯ハンドセット端末
は、認証される。この点で、この認証を励起した処理が
再開される。

ローミングモード動作での認証及び機密保護鍵導出の
機能メッセージ要求は、本説明の一部を構成する付録Ｉ
で述べられている。

図10は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し起動を説明する、詳細呼出し及び信号フ
ローについての時系列フローチャートである。このシナ
リオは、携帯ハンドセット端末からの呼出し出力を説明
している。携帯ハンドセット端末は、呼出し起動の意図
を示すサービス要求をインテリジェント基地局に対して
送信することにより、呼出しを起動する。インテリジェ
ント基地局は、PSCへ対応するサービス要求を送信し、P
SCは、サービス要求照会をサービス制御ポイントへ送信
する。サービス制御ポイントは、携帯ハンドセット端末
を認証し、要求を確認する。肯定的な応答が、インテリ
ジェント基地局へ送られる。インテリジェント基地局
は、（端末に応答する前に）ネットワークと“B"チャン
ネルを形成し；これによりネットワークによりダイヤル
トーンが供給され、対応してユーザによるダイヤルの重
複が許される。これは、インバンドトーンが、無線イン
タフェース（即ちエアインタフェース）を横断して送信
されることを意味しない。インテリジェント基地局は、
数字分析表を使用してダイヤルされた番号の予備分析を
実行し、これらをPSCへ送信する。PSCは、呼出し起動の
トリガーを始動し、サービス制御ポイントに対して照会
をする。このトリガー始動は、照会サービス等に対する
呼出しを除く、PCSインタフェースから起動した全ての
呼出しに対して発生する。サービス制御ポイントは、要
求を確認し、PSCに応答する。

図10を参照して、時系列イベントE1で、携帯ハンドセ
ット端末は、呼出し起動を要求する。時系列イベントE2
で、携帯ハンドセット端末は、インテリジェント基地局
へセットアップ要求メッセージをその識別子と共に送信
する。識別子は、そのPCSPID、端末番号及びUPT（オプ
ション）を含む。時系列イベントE3で、インテリジェン
ト基地局は、携帯ハンドセット端末からセットアップ要
求メッセージを受信し、端末が呼出し起動を望んでいる
と判断する。このメッセージは、携帯ハンドセット端末
の識別子（端末番号、パーソナル通信サービスプロバイ
ダID（PCSPID）及びUPT）を含む。時系列イベントE4
で、インテリジェント基地局は、ISDN非呼出し関連サー
ビス要求メッセージをPSCへ送信する。このメッセージ
は、携帯ハンドセット端末の識別子（端末番号、パーソ
ナル通信サービスプロバイダID（PCSPID）、チャンネル
識別、基地局経路指定番号、オペレーションコード及び
UPT）を含む。時系列イベントE5で、PSCは、インテリジ
ェント基地局により送信された要求メッセージを受信す
る。これに替えて、PSCは、携帯ハンドセット端末が現
在アクティブであることを示すレコードを作成する。こ
のレコードは、ユーザが“アイドル”モードになるまで
維持され、このレコードにより、PSCがアクティブユー
ザに対する次の呼出し入力を適切に処理可能としてい
る。時系列イベントE6で、PSCは、サービス制御ポイン
トへAINサービス要求メッセージを送信する。このメッ
セージは、携帯ハンドセット端末の識別子（端末番号、
パーソナル通信サービスプロバイダ（PCSPID）及びUP
T）、基地局経路指定番号及びオペレーションコードを
含む。時系列イベントE7で、サービス制御ポイントは、
PSCが送信するメッセージを受信し、それがサービス要
求であることを判断し、認証及び機密保護を実行し、そ
れが完了すると、サービス制御ポイントは、サービス要
求処理を継続する。時系列イベントE8で、サービス制御
ポイントは、PSCへAINサービス応答メッセージを送信す
る。メッセージは、端末番号、導出暗号鍵（DCK）、ユ
ーザプロフィール、サービス要求肯定応答、基地局経路
指定番号及びオペレーションコードを含む。時系列イベ
ントE9で、PSCは，サービス制御ポイントにより送信さ
れたメッセージを受信する。これに替えて、PSCがアク
ティブ呼出しのレコードを保持していれば、将来使用の
ために（例えば、ハンドオフに対応して）この点でのDC
Kを記録する。時系列イベントE10で、PSCは、ISDN非呼
出し関連サービス応答メッセージをインテリジェント基
地局へ送信する。このメッセージは、ハンドセット端末
番号、導出暗号鍵（DCK）、基地局経路指定、オペレー
ションコード及びサービス要求肯定応答を含む。時系列
イベントE11で、インテリジェント基地局は、PSCが送信
したメッセージを受信し、DCKを記憶する。時系列イベ
ントE12で、インテリジェント基地局は、携帯ハンドセ
ット端末へ暗号イネーブルメッセージを送信する。時系
列イベントE13で、インテリジェント基地局は、PSCへIS
DNセットアップメッセージを送信する。このメッセージ
は、呼出しの“B"チャンネル、PCSPID、呼出し側番号
（インテリジェント基地局に対するインタフェースのD
N）及び呼出し側サブアドレスID（UPT番号又は端末番
号）を含む。時系列イベントE14で、PSCは、ISDNセット
アップメッセージを受信し、“B"チャンネルを割り当て
る。これに替えて、PSCがアクティブ呼出しのレコード
を保持していれば、PSCは、“B"チャンネル割り当てを
記録する。この情報は、将来の使用のために（例えば、
ハンドオフに対応して）維持される。時系列イベントE1
5で、PSCは、インテリジェント基地局へISDNセットアッ
プ肯定応答を送信する。時系列イベントE16で、インテ
リジェント基地局は、ネットワークが準備完了している
ことを示すために、肯定応答を受信する。インテリジェ
ント基地局は、また、携帯ハンドセット端末へダイヤル
トーンを通じさせる。時系列イベントE17で、インテリ
ジェント基地局は、携帯ハンドセット端末へセットアッ
プ肯定応答メッセージを受信する。これは、ダイヤルト
ーンがオンであることを示す。時系列イベントE18で、
携帯ハンドセット端末は、メッセージを受信し、ユーザ
はダイヤルトーンを聞く。ユーザは、番号をダイヤルす
るか、ユーザが番号を既に入力していれば、携帯ハンド
セット端末は、ダイヤルされた番号を情報メッセージと
してインテリジェント基地局へ送信する。時系列イベン
トE19で、携帯ハンドセット端末は、ダイヤルされた番
号を含む一つ以上の情報を、インテリジェント基地局へ
送信する。時系列イベントE20で、インテリジェント基
地局は、ダイヤルされた番号を受信し、数字分析表によ
りこれらを分析し、ダイヤルされた番号を含む、一つ以
上のISDN情報メッセージをPSCへ送信する。時系列イベ
ントE21で、PSCは、（複数の）メッセージを受信し、第
一メッセージを受信した後にダイヤルトーンを停止す
る。PSCは、オフフック遅延トリガーでトリガー動作に
入る。トリガー判定基準は、このインタフェースで受信
された全ての呼出し（例外リストがある）である。時系
列イベントE22で、PSCは、サービス制御ポイントへAIN
収集情報メッセージを送信する。このメッセージは、被
呼出し側ID、インテリジェント基地局に対するインタフ
ェースのDN、UPT番号又は端末番号を含む。時系列イベ
ントE23では、サービス制御ポイントは、メッセージを
受信し、呼出し起動の試みを確認する。時系列イベント
E24で、サービス制御ポイントは、PSCへAIN経路分析メ
ッセージを送信する。このメッセージは、被呼出し側I
D、呼出し側ID（端末番号又はUPT）、課金番号及び局タ
イプ、及び一次キャリヤ（ICN）を含む。ユーザが呼出
しをすることを許可されていない場合は、サービス制御
ポイントが適当な取り扱いを指示するために、AINリソ
ースへの送信メッセージを送信する。時系列イベントE2
5で、PSCは、サービス制御ポイントが送信したメッセー
ジを受信する。時系列イベントE26で、PSCは、ISUP起動
アドレスメッセージを被呼出しオフィスに送信する。時
系列イベントE27で、PSCは、また、インテリジェント基
地局へISDN呼出し手順メッセージを送信する。時系列イ
ベントE28で、ISUPアドレス完了メッセージが遠端からP
SCへ送信される。時系列イベントE29で、PSCは、メッセ
ージを受信する。時系列イベントE30で、PSCは、インテ
リジェント基地局へISDNアラートメッセージを送信す
る。このメッセージは、終了スイッチから呼出し音が供
給されていることを示す。時系列イベントE31で、イン
テリジェント基地局は、携帯ハンドセット端末へ“B"チ
ャンネルで呼出し音を伝送し、アラートメッセージを送
信する。時系列イベントE32で、ISUPアンサメッセージ
が遠端から送られる。時系列イベントE33で、PSCは、メ
ッセージを受信する。時系列イベントE34で、PSCは、IS
DN接続メッセージをインテリジェント基地局へ送信す
る。時系列イベントE35で、インテリジェント基地局
は、メッセージを受信する。時系列イベントE36で、イ
ンテリジェント基地局は、接続メッセージを携帯ハンド
セット端末へ送信する。時系列イベントE37で、インテ
リジェント基地局は、又、ISDN接続肯定応答メッセージ
をPSCへ送信する。

インテリジェント基地局呼出し起動に関する機能メッ
セージ要求については、本説明を構成する付録Ｉに述べ
られている。

図11は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し入力説明する、呼出し入力の詳細呼出し
及び信号フローに関する時系列フローチャートである。
地理番号又は非地理番号に対する呼出しは、初期トリガ
ーを発生する。これは、使用される数値形式によって、
３、６又は10桁のトリガーとなる。この呼出し及び信号
フローは、情報分析トリガーで始まる。被呼出し番号の
処理トリガーにより、ダイヤル番号が発生し、そのダイ
ヤル番号は、ホームサービス制御ポイントにより、適当
な基地局経路指定番号、端末番号及びパーソナル通信サ
ービスプロバイダID（PCSPID）に翻訳される。これは、
照会を送信したPSCに戻され、又携帯ハンドセット端末
にサービスを提供するPSCに転送される呼出しを発生す
る。携帯ハンドセット端末にサービスを提供するPSC
は、基地局経路指定番号のために呼出しを受信し、必要
な処理を起動する。要求されれば、サービス制御ポイン
トは、呼出し側にアナウンスメントを返送する。PSC
は、基地局経路指定番号から携帯ハンドセット端末にサ
ービスを提供しているゾーンを判断し、そのゾーンに於
ける全てのインテリジェント基地局に対するページング
要求を放送する。インテリジェント基地局は、携帯ハン
ドセット端末に対してページング呼出しを行う。携帯ハ
ンドセット端末が、存在すれば、インテリジェント基地
局（例えば、より良好で、高品質の信号と、利用可能な
チャンネルを有すインテリジェント基地局）に応答す
る；このインテリジェント基地局は、ページング要求に
対する肯定的な応答をPSCへ送信する。他の全てのイン
テリジェント基地局は、否定的な応答を送り返す；しか
し、一旦、肯定的な応答が受信されると、PSCは、継続
中の否定的な応答を無視することが可能である。これに
替えて、PSCは、インテリジェント基地局からの応答を
待つ期間、ページングタイマーを設定する；設定期間の
終了前に、肯定的な応答が未受信の場合は、PSCは、サ
ービス制御ポイントに対してユーザがそのエリアに存在
しないという信号を送る。一旦、携帯ハンドセット端末
が見いだされると、PSCは、サービス要求によりサービ
ス制御ポイントに対して照会する。この要求により、携
帯ハンドセット端末の認証が得られ、サービス制御ポイ
ントから導出暗号鍵（DCK）が検索される。サービス制
御ポイントの応答により、インテリジェント基地局に対
して呼出しのセットアップと共に、そのインテリジェン
ト基地局に対してDCKの転送がなされる。

図11を参照すれば、時系列イベントF1で、電話番号が
呼び出され、このことにより、起動PSCが初期アドレス
メッセージ（IAM）を受信する。起動PSCは、それが、情
報分析トリガー検出点でトリガーを発生させる呼出しで
あると判断する。トリガー判定基準は、被呼出し側番号
である。時系列イベントF2で、起動PSCは、サービス制
御ポイントへAIN情報分析メッセージを送信する。この
メッセージは、被呼出し側IDとしての被呼出し信号、及
びキャリヤID（オプション）を含む。時系列イベントF3
で、サービス制御ポイントは、起動PSCにより送信され
たメッセージを受信し、被呼出し番号を、適当な端末番
号、パーソナル通信プロバイダID（PCSPID）、及び現在
携帯ハンドセット端末にサービスを提供している基地局
経路指定番号に翻訳する。時系列イベントF4で、サービ
ス制御ポイントは、AIN経路分析メッセージを起動PSCへ
送信する。このメッセージは、被呼出し側ID（基地局経
路指定番号）、被呼出し側サブアドレスID（端末番号及
びパーソナル通信サービスプロパイダID（PCSPID））、
転送側ID（被呼出し番号）及び携帯ハンドセット端末の
一次キャリヤ（IC2）を含む。時系列イベントF5で、起
動PSCは、サービス制御ポイントにより送信された経路
指定メッセージを受信する。時系列イベントF6で、起動
PSCは、ISUP初期アドレスメッセージ（IAM）を発生す
る。このメッセージは、被呼出し側番号（基地局経路指
定番号）、端末番号及びパーソナル通信サービスプロバ
イダID（PCSPID）、転送番号（被呼出し側UPT）、呼出
し側番号及び一次キャリヤ（IC）を含む。このメッセー
ジが、送信され、適当なトランクが確保される。時系列
イベントF7で、PSC2は、IAMを受信する。基地局経路指
定番号は、終了試行トリガーである。これに替えて、PS
C2は、基地局経路指定番号に基づいて適当なゾーンを決
定し、PSC2がアクティブ携帯ハンドセット端末のレコー
ドを保持していれば、PSC2は、携帯ハンドセット端末の
ステータスを判断する。携帯ハンドセット端末が、“ア
イドル”であれば、PSC2は、続ける。時系列イベントF8
で、PSCは、サービス制御ポイントへ終了試行メッセー
ジを送信する。このメッセージは、呼出し側ID、基地局
経路指定番号、端末番号、PCSPID及び被呼出し側UPTを
含む。時系列イベントF9で、サービス制御ポイントは、
メッセージを受信する。時系列イベントF10で、サービ
ス制御ポイントは、PSCへプレ−アナウンスメントメッ
セージを送信する。このメッセージは、アナウンスメン
トIDを含む。これは、呼出し音を含む如何なる利用可能
なアナウンスメントでもよい。時系列イベントF11で、
サービス制御ポイントは、PSCへページング要求メッセ
ージを送信する。このメッセージは、端末番号、ゾーン
経路指定番号、オペレーションコード、PCSPID及び（与
えられていれば）UPTを含む。時系列イベントF12で、PS
Cはメッセージを受信し、ゾーン経路指定番号のインテ
リジェント基地局を決定する。時系列イベントF13で、P
SC2は、ゾーン中の各インテリジェント基地局に対し
て、ISDN非呼出し関連ページング要求を送信する。この
メッセージは、被呼出し側UPT、端末番号及びパーソナ
ル通信サービスプロバイダID（PCSPID）を含む。時系列
イベントF14で、各インテリジェント基地局は、メッセ
ージを受信する。時系列イベントF15で、インテリジェ
ント基地局は、携帯ハンドセット端末に対して警報を与
えるためにページング要求メッセージを放送する。時系
列イベントF16で、携帯ハンドセット端末は、ページン
グ呼出しされたことを認識する。時系列イベントF17
で、携帯ハンドセット端末は、適当なインテリジェント
基地局（即ち、より良好で、高品質の信号と利用可能な
チャンネルを有すインテリジェント基地局）に対してペ
ージング応答メッセージを送信する。このメッセージ
は、端末の識別子（UPT、端末番号、パーソナル通信サ
ービスプロパイダID（PCSPID））を含む。インテリジェ
ント基地局は、応答を受信し、利用可能“B"チャンネル
を将来使用のため携帯ハンドセット端末に接続する。時
系列イベントF18で、インテリジェント基地局は、メッ
セージを受信する。時系列イベントF19で、インテリジ
ェント基地局は、PSC2へISDN非呼出し関連ページング応
答メッセージを送信する。このメッセージは、端末番
号、呼出しを転送するのに使用される“B"チャンネル、
及び携帯ハンドセット端末の“アイドル”ステータス、
基地局経路指定番号及びUPTを含む。時系列イベントF20
で、PSC2は、インテリジェント基地局により送信された
メッセージを受信する。これに替えて、PSCは、携帯ハ
ンドセット端末が現在、アクティブであることを示すレ
コードを作成する。このレコードは、ユーザが“アイド
ル”モードに戻るまで保持され、このレコードによっ
て、PSCは、アクティブユーザへの後続の呼出し入力を
適切に取り扱うことが可能となる。更に、レコードに
は、“B"チャンネル割り当ても記録される。この情報
は、将来の使用のために（例えば、ハンドオフに対応す
るために）保持される。時系列イベントF21で、PSC2
は、サービス制御ポイントへAINサービス要求メッセー
ジを送信する。このメッセージは、携帯ハンドセット端
末の識別子（UPT、端末番号、パーソナル通信サービス
プロバイダID（PCSPID））及び携帯ハンドセット端末の
ステータスを含む。これに替えて、基地局電話番号をサ
ービス制御ポイントへ送信してもよい。時系列イベント
F22で、サービス制御ポイントは、PSC2により送信され
たメッセージを受信する。これにより、認証及び機密保
持処理が起動される。時系列イベントF23で、サービス
制御ポイントは、PSC2へAINサービス応答メッセージを
送信する。このメッセージは、導出暗号鍵（DCK）、端
末番号、ユーザプロフィール及びサービスのための許可
を含む。これに替えて、PSC2が、アクティブ呼出しの基
地局経路指定番号のレコードを保持していれば、この点
でDCKを将来の使用に備えて（例えば、ハンドオフに対
応するために）記録してもよい。時系列イベントF24
で、PSCはメッセージを受信する。時系列イベントF25
で、PSCは、インテリジェント基地局へ暗号情報メッセ
ージを送信する。このメッセージは、端末番号、基地局
経路指定番号、DCK、オペレーションコード及び肯定応
答を含む。時系列イベントF26で、サービス制御ポイン
トは、PSCに対して取消しアナウンスメントメッセージ
を送信する。時系列イベントF27で、PSCは、アナウンス
メントを終了する。時系列イベントF28で、PSCは、サー
ビス制御ポイントへクリアメッセージを送信する。時系
列イベントF29で、サービス制御ポイントは、適当なイ
ンテリジェント基地局に対して経路指定するために、PS
Cに転送呼出しを送信する。このメッセージは、呼出し
側、基地局電話番号、端末番号、UPT、課金側の局のタ
イプを含む。時系列イベントF30で、PSC2は、サービス
制御ポイントにより送信されたメッセージを受信する。
時系列イベントF31で、PSC2は、インテリジェント基地
局へISDNセットアップメッセージを送信する。このメッ
セージは、“B"チャンネル、被呼出し側番号としての
“B"チャンネル（又はインテリジェント基地局）のDN、
被呼出し側サブアドレスフィールド内の被呼出し側番
号、及び呼出し側番号を含む。時系列イベントF32で、
インテリジェント基地局は、PSC2により送信されたメッ
セージを受信する。時系列イベントF33で、インテリジ
ェント基地局は、携帯ハンドセット端末へセットアップ
メッセージを送信する。時系列イベントF34で、インテ
リジェント基地局は、PSC2へISDNアラートメッセージを
送信する。時系列イベントF35で、PSC2は、インテリジ
ェント基地局により送信された警報通知を受信する。PS
C2は、呼出し側に呼出し音を提供する。時系列イベント
F36で、携帯ハンドセット端末は、ユーザからのサービ
スの要求を検出し（ユーザは、アンサ鍵を選択し）、認
証処理から暗号化を可能とする（即ち、呼出しに対して
自動的に起動する）。時系列イベントF37で、携帯ハン
ドセット端末は、接続メッセージをインテリジェント基
地局へ送信する。時系列イベントF38で、インテリジェ
ント基地局は、PSC2へISDN接続メッセージを送信する。
時系列イベントF39で、PSC2は、メッセージを受信す
る。時系列イベントF40で、PSC2は、ISUPアンサメッセ
ージを遠端に送信する。時系列イベントF41で、PSC2
は、又、インテリジェント基地局へISDN接続肯定応答メ
ッセージを送信する。時系列イベントF42で、呼出しは
接続される。

呼出し入力の機能メッセージ要求については、編入さ
れていて、本説明を構成している付録Ｉに述べられてい
る。

図12は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し入力、及び状態が“無応答”を説明す
る、呼出し入力無応答のための詳細呼出し及び信号フロ
ーについての時系列フローチャートである。呼出し入力
−無応答のシナリオは、携帯ハンドセット端末がページ
ングに対して応答するとき（即ち、ゾーン内に存在する
とき）、潜在的呼出し転送扱いが存在すると想定してい
るて、呼出しが携帯ハンドセット端末に通じたとき、ユ
ーザは応答しない。これは、呼出し音タイムアウトタイ
マーの時間切れとなった場合にPSCで検出される。この
タイマーは、呼出しの伝送の処理中に、サービス制御ポ
イントにより提供される値を用いて起動される。タイマ
ーの終了により、トリガーが発生し、照会が、更なる命
令を求めてサービス制御ポイントへ送信される。サービ
ス制御ポイントは、ユーザプロフィールに基づいて適当
な取り扱いを決定する。サービス制御ポイントは、PSC
に適切に応答する（即ち、PSCに転送DNを提供する）。

図12を参照すると、時系列イベントG1で、電話番号が
呼び出され、従って起動PSCが、初期アドレスメッセー
ジ（IAM）を受信する。起動PSCは、それが、情報分析ト
リガー検出点でトリガーを発生させる呼出しであると判
断する。トリガー判定基準は、被呼出し側番号である。
時系列イベントG2で、起動PSCは、サービス制御ポイン
トへAIN情報分析メッセージを送信する。このメッセー
ジは、被呼出し側IDとしての被呼出し番号、及びキャリ
ヤID（オプション）を含む。時系列イベントG3で、サー
ビス制御ポイントは、起動PSCにより送信されたメッセ
ージを受信し、サービス制御ポイントは、被呼出し番号
を、適当な端末番号、パーソナル通信プロバイダID（PC
SPID）、及び現在携帯ハンドセット端末にサービスを提
供している基地局経路指定番号に翻訳する。時系列イベ
ントG4で、サービス制御ポイントは、AIN経路分析メッ
セージを起動PSCへ送信する。このメッセージは、被呼
出し側ID（基地局経路指定番号）、被呼出し側サブアド
レスID（端末番号及びパーソナル通信サービスプロバイ
ダID（PCSPID））、転送側ID（被呼出し番号）及び携帯
ハンドセット端末の一次キャリヤ（IC2）を含む。時系
列イベントG5で、起動PSCは、サービス制御ポイントに
より送信された経路指定メッセージを受信する。時系列
イベントG6で、起動PSCは、ISUP初期アドレスメッセー
ジ（IAM）を発生する。このメッセージは、被呼出し側
番号（基地局経路指定番号）、端末番号及びパーソナル
通信サービスプロバイダID（PCSPID）、転送番号（被呼
出し側UPT）、呼出し側番号及びICを含む。このメッセ
ージが、送信され、適当なトランクが確保される。時系
列イベントG7で、PSC2は、IAMを受信する。基地局経路
指定番号は、終了試行トリガーである。これに替えて、
PSC2は、基地局経路指定番号に基づいて適当なゾーンを
決定する。PSC2がアクティブ携帯ハンドセット端末のレ
コードを保持していれば、PSC2は、端末のステータスを
判断する。端末が、“アイドル”であれば、PSC2は、続
ける。時系列イベントG8で、PSCは、サービス制御ポイ
ントへ終了試行メッセージを送信する。このメッセージ
は、呼出し側ID、基地局経路指定番号、端末番号、PCSP
ID及び被呼出し側UPTを含む。時系列イベントG9で、サ
ービス制御ポイントは、メッセージを受信する。時系列
イベントG10で、サービス制御ポイントは、PSCへプレー
アナウンスメントメッセージを送信する。このメッセー
ジは、アナウンスメントIDを含む。これは、呼出し音を
含む如何なる利用可能なアナウンスメントでもよい。時
系列イベントG11で、サービス制御ポイントは、ページ
ング処理を開始するために、PSCへページング要求メッ
セージを送信する。このメッセージは、端末番号、ゾー
ン経路指定番号、オペレーションコード、PCSPID及び
（与えられていれば）UPTを含む。時系列イベントG12
で、PSCは、メッセージを受信し、ゾーン経路指定番号
のインテリジェント基地局を決定する、時系列イベント
G13で、PSC2は、ゾーン中の各インテリジェント基地局
に対して、ISDN非呼出し関連ページング要求を送信す
る。このメッセージは、被呼出し側UPT、端末番号及び
パーソナル通信サービスプロバイダID（PCSPID）を含
む。時系列イベントG14で、各インテリジェント基地局
は、メッセージを受信する。時系列イベントG15で、イ
ンテリジェント基地局は、携帯ハンドセット端末に対し
て警報を与えるためにページング要求メッセージを放送
する。時系列イベントG16で、携帯ハンドセット端末
は、ページング呼出しされたことを認識する。時系列イ
ベントG17で、携帯ハンドセット端末は、適当なインテ
リジェント基地局（即ち、より良好で、高品質の信号と
利用可能なチャンネルを有するインテリジェント基地
局）に対してページング応答メッセージを送信する。こ
のメッセージは、端末番号の識別子（UPT、端末番号、
パーソナル通信サービスプロバイダID（PCSPID））を含
む。

インテリジェント基地局は、応答を受信し、利用可能
“B"チャンネルを将来使用のため携帯ハンドセット端末
に接続する。時系列イベントG18で、インテリジェント
基地局は、メッセージを受信する。時系列イベントG19
で、インテリジェント基地局は、PSC2へISDN非呼出し関
連ページング応答メッセージを送信する。このメッセー
ジは、端末番号、呼出しを転送するのに使用される“B"
チャンネル、及び携帯ハンドセット端末の“アイドル”
ステータス、基地局経路指定番号及びUPTを含む。時系
列イベントG20で、PSC2は、メッセージを受信する。こ
れに替えて、PSCは、携帯ハンドセット端末が現在、ア
クティブであることを示すレコードを作成する。このレ
コードは、ユーザが“アイドル”モードに戻るまで保持
され、このレコードによって、PSCは、アクティブユー
ザへの後続の呼出し入力を適切に取り扱うことが可能と
なる。更に、レコードには、“B"チャンネル割り当ても
記録される。この情報は、将来の使用のために（例え
ば、ハンドオフに対応するために）保持される。時系列
イベントG21で、PSC2は、サービス制御ポイントへAINサ
ービス要求メッセージを送信する。このメッセージは、
携帯ハンドセット端末の識別子（UPT、端末番号、パー
ソナル通信サービスプロバイダID（PCSPID））及び携帯
ハンドセット端末のステータスを含む。これに替えて、
基地局電話番号をサービス制御ポイントへ送信してもよ
い。時系列イベントG22で、サービス制御ポイントは、P
SC2により送信されたメッセージを受信する。これによ
り、認証及び機密保持処理が起動される。時系列イベン
トG23で、サービス制御ポイントは、PSC2へAINサービス
応答メッセージを送信する。このメッセージは、導出暗
号鍵（DCK）、端末番号、ユーザプロフィール及びサー
ビスのための許可を含む。これに替えて、PSC2が、アク
ティブ呼出しの基地局経路指定番号のレコードを保持し
ていれば、この点でDCKを将来の使用に備えて（例え
ば、ハンドオフに対応するために）記録してもよい。時
系列イベントG24で、PSCはメッセージを受信する。時系
列イベントG25で、PSCは、インテリジェント基地局へ暗
号情報メッセージを送信する。このメッセージは、端末
番号、基地局経路指定番号、DCK、オペレーションコー
ド及び肯定応答を含む。時系列イベントG26で、サービ
ス制御ポイントは、PSCに対して取消しアナウンスメン
トメッセージを送信する。時系列イベントG27で、PSC
は、アナウンスメントを終了する。時系列イベントG28
で、PSCは、サービス制御ポイントへクリアメッセージ
を送信する。時系列イベントG29で、サービス制御ポイ
ントは、適当なインテリジェント基地局に対して経路指
定するために、PSCに転送呼出しを送信する。このメッ
セージは、呼出し側番号、基地局電話番号、端末番号、
UPT、課金番号、課金側の局のタイプを含む。時系列イ
ベントG30で、PSC2は、サービス制御ポイントにより送
信されたメッセージを受信する。時系列イベントG31
で、PSC2は、インテリジェント基地局へISDNセットアッ
プメッセージを送信する。このメッセージは、“B"チャ
ンネル、被呼出し側番号としての“B"チャンネル（又は
インテリジェント基地局）のDN、被呼出し側サブアドレ
スフィールド内の被呼出し側番号、及び呼出し側番号を
含む。時系列イベントG32で、インテリジェント基地局
は、PSC2により送信されたメッセージを受信する。時系
列イベントG33で、インテリジェント基地局は、携帯ハ
ンドセット端末へセットアップメッセージを送信する。
時系列イベントG34で、インテリジェント基地局は、PSC
2へISDNアラートメッセージを送信する。時系列イベン
トG35で、PSC2は、警報通知を受信する。PSC2は、呼出
し側に呼出し音を提供し、呼出し音タイマーを始動す
る。時系列イベントG36で、PSC2が警報に対する応答を
受信しないとき、呼出し音タイマーが終了する。PSC
は、呼出し音タイムアウトトリガーを検出する。PSC2
は、呼出し側及びユーザに呼出し音を継続して提供す
る。時系列イベントG37で、PSC2は、AINタイムアウトメ
ッセージをサービス制御ポイントに提供し、それは、呼
出し側番号、被呼出し側番号（端末にサービスを提供し
ているインテリジェント基地局のDN）、被呼出し側サブ
アドレス、UPT又は端末番号を含む。時系列イベントG38
で、サービス制御ポイントは、PSC2により送信されたメ
ッセージを受信する。サービス制御ポイントは、ユーザ
が“無応答”の場合は、呼出し転送を予約しているかど
うか、又サービスがアクティブかどうかを判別する。時
系列イベントG39で、ユーザが、“無応答”の場合の呼
出し転送を予約していて、サービスがアクティブであれ
ば、サービス制御ポイントは、転送呼出しメッセージを
PSC2へ送信し、そのメッセージは、次のパラメタ、即
ち、呼出し側ID（呼出しに割り当てられたDN）、PSCが
呼出しを転送するように命令されている被呼出し側ID
（DN2）、端末番号及びUPTを含む。PSCとのトランザク
ションは、これで閉じられる。呼出し転送サービスがア
クティブでないか、PSCユーザにより予約がなされてい
ないかした場合は、サービス制御ポイントは、PSC2に連
続メッセージを送信し、PSC2とのトランザクションを閉
じる。時系列イベントG40で、PSC2は、メッセージを受
信する。時系列イベントG41で、PS2は、インテリジェン
ト基地局へISDN切断メッセージを送信する。時系列イベ
ントG42で、インテリジェント基地局は、メッセージを
受信する。時系列イベントG43で、インテリジェント基
地局は、携帯ハンドセット端末へリリースメッセージを
送信する。時系列イベント44で、携帯ハンドセット端末
は、インテリジェント基地局へリリース完了メッセージ
を送信する。時系列イベント45で、インテリジェント基
地局は、ISDNリリースメッセージをPSC2へ送信する。時
系列イベントG46で、PSC2は、インテリジェント基地局
により送信されたメッセージを受信する。時系列イベン
トG47で、PSC2は、インテリジェント基地局へISDNリリ
ース完了を送信する。時系列イベントG48で、PSC2は、
呼出しをDN2へ転送する。

呼出し入力−無応答のための機能メッセージ要求につ
いては、本説明の一部を構成し、ここの編入された付録
Ｉに述べられている。

図13は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
に対する呼出し入力、及び状態が“ユーザ使用中”を説
明する、呼出し入力−ユーザ使用中の詳細呼出し及び信
号フローに関する時系列フローチャートである。呼出し
入力−“ユーザ使用中”のシナリオは、インテリジェン
ト基地局及びPSCが、このシナリオをどのように扱うか
を示す。呼出し及び信号フローは、ゾーン内のインテリ
ジェント基地局が携帯ハンドセット端末をページング呼
出しするように命令されるまでは、通常の呼出し転送処
理に従う。この場合は、一つのインテリジェント基地局
は、携帯ハンドセット端末が既にアクティブであること
を認識している。従って、それは、“ユーザ使用中”の
状態であることを示すページング応答を直ちに送信す
る。PSCは、そのメッセージを受信し、サービス要求を
サービス制御ポイントへ送信することで、呼出しが“使
用中”の携帯ハンドセット端末に対してなされたことを
示す。サービス制御ポイントは、適当な取り扱い（例え
ば、呼出し転送）を指示する。ここでも、PSCが、携帯
ハンドセット端末にサービスを提供しているインテリジ
ェント基地局からの信号を一旦、受信すると、他のイン
テリジェント基地局からの応答を無視することが可能で
ある。

図13を参照すると、時系列イベントH1で、電話番号が
呼び出され、従って起動PSCが、処理アドレスメッセー
ジ（IAM）を受信する。起動PSCは、それが、情報分析ト
リガー検出点でトリガーを発生させる呼出しであると判
断する。トリガー判定基準は、被呼出し側番号である。
時系列イベントH2で、起動PSCは、サービス制御ポイン
トへAIN情報分析メッセージを送信する。このメッセー
ジは、被呼出し側IDとしての被呼出し番号、及びキャリ
ヤID（オプション）を含む。時系列イベントH3で、サー
ビス制御ポイントは、起動PSCにより送信されたメッセ
ージを受信し、サービス制御ポイントは、被呼出し番号
を、適当な端末番号、パーソナル通信プロバイダID（PC
SPID）、及び現在携帯ハンドセット端末にサービスを提
供している基地局経路指定番号に翻訳する。時系列イベ
ントH4で、サービス制御ポイントは、AIN経路分析メッ
セージを起動PSCへ送信する。このメッセージは、被呼
出し側ID（基地局経路指定番号）、被呼出し側サブアド
レスID（端末番号及びパーソナル通信サービスプロバイ
ダID（PCSPID））、転送側ID（被呼出し番号）及び携帯
ハンドセット端末の一次キャリヤ（IC2）を含む。時系
列イベントH5で、起動PSCは、サービス制御ポイントに
より送信された経路指定メッセージを受信する。時系列
イベントH6で、起動PSCは、ISUP初期アドレスメッセー
ジ（IAM）を発生する。このメッセージは、被呼出し側
番号（基地局経路指定番号）、端末番号及びパーソナル
通信サービスプロバイダID（PCSPID）、転送番号（被呼
出し側UPT）、呼出し側番号及びICを含む。このメッセ
ージが、送信され、適当なトランクが確保される。時系
列イベントH7で、PSC2は、IAMを受信する。基地局経路
指定番号は、終了試行トリガーである。これに替えて、
PSC2は、基地局経路指定番号に基づいて適当なゾーンを
決定する。PSC2がアクティブ携帯ハンドセット端末のレ
コードを保持していれば、PSC2は、端末のステータスを
判断する。端末が、“アイドル”であれば、PS2は、続
ける。端末が、“使用中”であれば、時系列イベントH2
1へ向かう。時系列イベントH8で、PSCは、サービス制御
ポイントへ終了試行メッセージを送信する。このメッセ
ージは、呼出しし側ID、基地局経路指定番号、端末番
号、PCSPID及び被呼出し側UPTを含む。時系列イベントH
9で、サービス制御ポイントは、PSC2からメッセージを
受信する。時系列イベントH10で、サービス制御ポイン
トは、PSC2へプレ−アナウンスメントメッセージを送信
する。このメッセージは、アナウンスメントIDを含む。
これは、呼出し音を含む如何なる利用可能なアナウンス
メントでもよい。時系列イベントH11で、サービス制御
ポイントは、ページング処理を開始するために、PSC2へ
ページング要求メッセージを送信する。このメッセージ
は、端末番号、ゾーン経路指定番号、オペレーションコ
ード、PCSPID及び（与えられていれば）UPTを含む。時
系列イベントH12で、PSCは、メッセージを受信し、ゾー
ン経路指定番号のインテリジェント基地局を決定する。
時系列イベントH13で、PSC2は、ゾーン中の各インテリ
ジェント基地局に対して、ISDN非呼出し関連ページング
要求を送信する。このメッセージは、被呼出し側UPT、
端末番号及びパーソナル通信サービスプロバイダID（PC
SPID）を含む。時系列イベントH14で、各インテリジェ
ント基地局は、PSC2により送信されたメッセージを受信
する。時系列イベントH15で、インテリジェント基地局
は、携帯ハンドセット端末に対して警報を与えるために
ページング要求メッセージを放送する。時系列イベント
H16で、携帯ハンドセット端末は、ページング呼出しさ
れたことを認識する。時系列イベントH17で、携帯ハン
ドセット端末は、適当なインテリジェント基地局（即
ち、より良好で、高品質の信号と利用可能なチャンネル
を有すインテリジェント基地局）に対してページング応
答メッセージを送信する。このメッセージは、端末の識
別子（UPT、端末番号、パーソナル通信サービスプロバ
イダID（PCSPID）を含む。インテリジェント基地局は、
応答を受信し、利用可能“B"チャンネルを将来使用のた
めに携帯ハンドセット端末に接続する。時系列イベント
H18で、インテリジェント基地局は、メッセージを受信
する。時系列イベントH19で、インテリジェント基地局
は、PSC2へISDN非呼出し関連ページング応答メッセージ
を送信する。このメッセージは、端末番号、呼出しを転
送するの使用される“B"チャンネル、及び端末の“使用
中”ステータス、基地局経路指定番号及びUPTを含む。
時系列イベントH20で、PSC2は、メッセージを受信す
る。一旦、PSC2が“ユーザ使用中”のステータスのメッ
セージを受信すると、PSCは、他の全ての“不在”のス
テータスメッセージを無視する。時系列イベントH21
で、PSC2は、サービス制御ポイントへAINサービス要求
メッセージを送信する。このメッセージは、携帯ハンド
セット端末の識別子（UPT、端末番号、パーソナル通信
サービスプロバイダID（PCSPID））及び“ユーザ使用
中”のステータスを含む。時系列イベントH22で、サー
ビス制御ポイントは、メッセージを受信する。サービス
制御ポイントは、呼出しが使用中のユーザになされたこ
とを判断し、適当な取り扱い（例えば、呼出し転送）を
起動する。時系列イベントH23で、サービス制御ポイン
トは、PSC2へ呼出し転送メッセージを送信する。このメ
ッセージは、呼出し側ID、転送先電話番号、端末番号及
びUPTを含む。時系列イベントH24で、PSC2は、メッセー
ジを受信し、呼出しを転送する。

呼出し入力−−−ユーザ使用中の機能メッセージ要求
については、ここに添付され、本説明を構成する付録Ｉ
に述べられている。

図14は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於いて、範囲に存在しないインテリジェント携
帯ハンドセット端末に対する呼出し入力を説明する、呼
出し入力−“不在”に関する詳細呼出し及び信号フロー
についての、時系列フローチャートである。呼出し入力
−“不在”のシナリオは、携帯ハンドセット端末がペー
ジングに応答しない場合に、PSCがこのシナリオをいか
に扱うかを示す。これは、携帯ハンドセット端末が、電
源“オフ”である場合か、登録解除が不能の条件とな
る、レンジから移動している場合である。呼出し及び信
号フローは、インテリジェント基地局の総てが、ページ
ングの結果として、PSCに応答するまで、通常の呼出し
転送処理に従う。この場合は、インテリジェント基地局
の総ては、携帯ハンドセット端末“不在”で応答する。
その結果、PSCは、携帯ハンドセット端末がページング
に応答していないと判断し、サービス制御ポイントにサ
ービス要求を送信することにより、呼出しが、存在して
いない携帯ハンドセット端末に対してなされたことを示
す。サービス制御ポイントは、適当な取り扱い（例え
ば、呼出し転送）を指示することが可能である。

図14を参照すると、時系列イベントI1で、電話番号が
呼び出され、従って起動PSCが、初期アドレスメッセー
ジ（IAM）を受信する。起動PSCは、それが、情報分析ト
リガー検出点でトリガーを発生させる呼出しであると判
断する。トリガー判定基準は、被呼出し側番号である。
時系列イベントI2で、起動PSCは、サービス制御ポイン
トへAIN情報分析メッセージを送信する。このメッセー
ジは、被呼出し側IDとしての被呼出し番号、及びキャリ
ヤID（オプション）を含む。時系列イベントI3で、サー
ビス制御ポイントは、起動PSCにより送信されたメッセ
ージを受信し、サービス制御ポイントは、被呼出し番号
を、適当な端末番号、パーソナル通信プロバイダID（PC
SPID）、及び現在携帯ハンドセット端末にサービスを提
供している基地局経路指定番号に翻訳する。時系列イベ
ントI4で、サービス制御ポイントは、AIN経路分析メッ
セージを起動PSCへ送信する。このメッセージは、被呼
出し側ID（基地局経路指定番号）、被呼出し側サブアド
レスID（端末番号及びパーソナル通信サービスプロバイ
ダID（PCSPID））、転送側ID（被呼出し番号）及び携帯
ハンドセット端末の一次キャリヤ（IC2）を含む。時系
列イベントI5で、起動PSCは、サービス制御ポイントに
より送信された経路指定メッセージを受信する。時系列
イベントI6で、起動PSCは、ISUP初期アドレスメッセー
ジ（IAM）を発生する。このメッセージは、被呼出し側
番号（基地局経路指定番号）、端末番号及びパーソナル
通信サービスプロバイダID（PCSPID）、転送番号（被呼
出し側UPT）、呼出し側番号及びICを含む。このメッセ
ージが、送信され、適当なトランクが確保される。時系
列イベントI7で、PSC2は、IAMを受信する。基地局経路
指定番号は、終了試行トリガーである。これに替えて、
PSC2は、基地局経路指定番号に基づいて適当なゾーンを
決定する。PSC2がアクティブ携帯ハンドセット端末のレ
コードを保持していれば、PSC2は、端末のステータスを
判断する。端末が、“アイドル”であれば、PSC2は、続
ける。時系列イベントI8で、PSC2は、サービス制御ポイ
ントへ終了試行メッセージを送信する。このメッセージ
は、呼出し側ID、基地局経路指定番号、端末番号、PCSP
ID及び被呼出し側UPTを含む。時系列イベントI9で、サ
ービス制御ポイントは、メッセージを受信する。時系列
イベントI10で、サービス制御ポイントは、PSC2へプレ
−アナウンスメントメッセージを送信する。このメッセ
ージは、アナウンスメントIDを含む。これは、呼出し音
を含む如何なる利用可能なアナウンスメントでもよい。
時系列イベントI11で、サービス制御ポイントは、ペー
ジング処理を開始するために、PSC2へページング要求メ
ッセージを送信する。このメッセージは、端末番号、ゾ
ーン経路指定番号、オペレーションコード、PCSPID及び
（与えられていれば）UPTを含む。時系列イベントI12
で、PSCは、メッセージを受信し、ゾーン経路指定番号
のインテリジェント基地局を決定する。時系列イベント
I13で、PSC2は、ゾーン中の各インテリジェント基地局
に対して、ISDN非呼出し関連ページング要求を送信す
る。このメッセージは、被呼出し側UPT、端末番号及び
パーソナル通信サービスプロバイダID（PCSPID）を含
む。時系列イベントI14で、各インテリジェント基地局
は、メッセージを受信する。時系列イベントI15で、イ
ンテリジェント基地局は、携帯ハンドセット端末に対し
て警報を与えるためにページング要求メッセージを放送
する。時系列イベントI16で、応答タイマーは、インテ
リジェント基地局で終了となる。時系列イベントI17
で、インテリジェント基地局は、PSC2へISDN非呼出し関
連ページング応答メッセージを送信する。このメッセー
ジは、端末番号、呼出しを転送するのに使用される“B"
チャンネル、及び端末の“不在”ステータス、基地局経
路指定番号及びUPTを含む。時系列イベントI18で、PSC2
は、メッセージを受信する。一旦、PSC2がゾーン内の各
インテリジェント基地局からの応答を受信すると、PSC2
は、携帯ハンドセット端末が存在しないと判断する。時
系列イベントI19で、PSC2は、サービス制御ポイントへA
INサービス要求メッセージを送信する。このメッセージ
は、携帯ハンドセット端末の識別子（UPT、端末番号、
パーソナル通信サービスプロバイダID（PCSPID））及び
“不在”のステータスを含む。時系列イベントI20で、
サービス制御ポイントは、メッセージを受信する。サー
ビス制御ポイントは、呼出しが、コンタクトできないユ
ーザになされたことを判断し、適当な取り扱い（例え
ば、呼出し転送）を起動する。時系列イベントI21で、
サービス制御ポイントは、PSC2へ呼出し転送メッセージ
を送信する。このメッセージは、呼出し側ID、転送先電
話番号、端末番号及びUPTを含む。時系列イベントI22
で、PSC2は、メッセージを受信し、呼出しを転送する。

呼出し入力−−−不在の機能メッセージ要求について
は、添付された本説明を構成する付録Ｉに述べられてい
る。

図15は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於ける全インタフェースが“使用中”のインテ
リジェント携帯ハンドセット端末を説明する概略時系列
フローチャートである。呼出し入力−“インタフェース
使用中”のシナリオは、インテリジェント基地局及びPS
Cがこの特定のシナリオを如何に扱うかを説明してい
る。インテリジェント基地局がページングに対する応答
を受信するまでは、呼出し及び信号フローは、通常の呼
出し転送処理に従う。この状況に於いて、インテリジェ
ント基地局は、PSCに対して利用可能な“B"チャンネル
を所持していない。従って、インテリジェント基地局
は、“インタフェース使用中”のページング応答を送信
する。PSCは、メッセージを受信し、サービス要求をサ
ービス制御ポイントへ送信することにより、インテリジ
ェント基地局が、呼出し入力のページングに応答した
が、インタフェース使用中の状態であることを示す。サ
ービス制御ポイントは、適当な扱い（例えば、呼出し転
送）を指示する。

図15を参照すると、時系列イベントJ1で、電話番号が
呼び出され、従って起動PSCが、初期アドレスメッセー
ジ（IAM）を受信する。起動PSCは、それが、情報分析ト
リガー検出点でトリガーを発生させる呼出しであると判
断する。トリガー判定基準は、被呼出し側番号である。
時系列イベントJ2で、起動PSCは、サービス制御ポイン
トへAIN情報分析メッセージを送信する。このメッセー
ジは、被呼出し側IDとしての被呼出し番号、及びキャリ
アID（オプション）を含む。時系列イベントJ3で、サー
ビス制御ポイントは、起動PSCにより送信されたメッセ
ージを受信し、サービス制御ポイントは、被呼出し番号
を、適当な端末番号、パーソナル通信プロバイダID（PC
SPID）、及び現在携帯ハンドセット端末にサービスを提
供している基地局経路指定番号に翻訳する。時系列イベ
ントJ4で、サービス制御ポイントは、AIN経路分析メッ
セージを起動PSCへ送信する。このメッセージは、被呼
出し側ID（基地局経路指定番号）、被呼出し側サブアド
レスID（端末番号及びパーソナル通信サービスプロバイ
ダID（PCSPID）、転送側ID（被呼出し番号）及び携帯ハ
ンドセット端末の一次キャリヤ（IC2）を含む。時系列
イベントJ5で、起動PSCは、サービス制御ポイントによ
り送信された経路指定メッセージを受信する。時系列イ
ベントJ6で、起動PSCは、ISUP初期アドレスメッセージ
（IAM）を発生する。このメッセージは、被呼出し側番
号（基地局経路指定番号）、端末番号及びパーソナル通
信サービスプロバイダID（PCSPID）、転送番号（被呼出
し側UPT）、呼出し側番号及びICを含む。このメッセー
ジが、送信され、適当なトランクが確保される。時系列
イベントJ7で、PSC2は、IAMを受信する。基地局経路指
定番号は、終了試行トリガーである。これに替えて、PS
C2は、基地局経路指定番号に基づいて適当なゾーンを決
定する。PSC2がアクティブ携帯ハンドセット端末のレコ
ードを保持していれば、PSC2は、端末のステータスを判
断する。端末が、“アイドル”であれば、PSC2は、続け
る。時系列イベントJ8で、PSC2は、サービス制御ポイン
トへ終了試行メッセージを送信する。このメッセージ
は、呼出し側ID、基地局経路指定番号、端末番号、PCSP
ID及び被呼出し側UPTを含む。時系列イベントJ9で、サ
ービス制御ポイントは、メッセージを受信する。時系列
イベントJ10で、サービス制御ポイントは、PSC2へプレ
−アナウンスメントメッセージを送信する。このメッセ
ージは、アナウンスメントIDを含む。これは、呼出し音
を含む如何なる利用可能なアナウンスメントでもよい。
時系列イベントJ11で、サービス制御ポイントは、ペー
ジング処理を開始するために、PSC2へページング要求メ
ッセージを送信する。このメッセージは、端末番号、ゾ
ーン経路指定番号、オペレーションコード、PCSPID及び
（与えられていれば）UPTを含む。時系列イベントJ12
で、PSCは、メッセージを受信し、ゾーン経路指定番号
のインテリジェント基地局を決定する。時系列イベント
J13で、PSC2は、ゾーン中の各インテリジェント基地局
に対して、ISDN非呼出し関連ページング要求を送信す
る。このメッセージは、被呼出し側UPT、端末番号及び
パーソナル通信サービスプロバイダID（PCSPID）を含
む。時系列イベントJ14で、各インテリジェント基地局
は、メッセージを受信する。時系列イベントJ15で、イ
ンテリジェント基地局は、携帯ハンドセット端末に対し
て警報を与えるためにページング要求メッセージを放送
する。時系列イベントJ16で、携帯ハンドセット端末
は、ページング呼出しされたことを認識する。時系列イ
ベントJ17で、携帯ハンドセット端末は、適当なインテ
リジェント基地局（即ち、より良好で、高品質の信号と
利用可能なチャンネルを有するインテリジェント基地
局）に対してページング応答メッセージを送信する。こ
のメッセージは、端末の識別子（UPT、端末番号、パー
ソナル通信サービスプロバイダID（PCSPID））を含む。
時系列イベントJ18で、インテリジェント基地局は、メ
ッセージを受信するも、利用可能な“B"チャンネルを保
持していない。時系列イベントJ19で、インテリジェン
ト基地局は、PSC2へISDN非呼出し関連ページング応答メ
ッセージを送信する。このメッセージは、端末番号、携
帯ハンドセット端末の“インタフェース使用中”のステ
ータス、基地局経路指定番号及びUPTを含む。時系列イ
ベントJ20で、PSC2は、メッセージを受信する。一旦、P
SC2が“インタフェース使用中”のステータスのメッセ
ージを受信すると、PSC2は、他の全ての“不在”のステ
ータスメッセージを無視する。これに替えて、PSC2は、
“不在”ステータスで送信された総ての応答を受信す
る；従って、メッセージは、“B"チャンネルが利用でき
ないインテリジェント基地局に送信されずに、PSC2は、
サービス制御ポイントへ“インタフェース使用中”のサ
ービス要求を送信する。時系列イベントJ21で、PSC2
は、サービス制御ポイントへAINサービス要求メッセー
ジを送信する。このメッセージは、携帯ハンドセット端
末の識別子（UPT、端末番号、パーソナル通信サービス
プロバイダID（PCSPID））及び“ユーザ使用中”のステ
ータスを含む。時系列イベントJ22で、サービス制御ポ
イントは、メッセージを受信する。サービス制御ポイン
トは、呼出しが使用中のユーザになされたことを判断
し、適当な取り扱い（例えば、呼出し転送）を起動す
る。時系列イベントJ23で、サービス制御ポイントは、P
SC2へ呼出し転送メッセージを送信する。このメッセー
ジは、呼出し側経路指定ID、転送先電話番号、端末番号
及びUPTを含む。時系列イベントJ24で、PSC2は、メッセ
ージを受信し、呼出しを転送する。

呼出し入力−−−“インタフェース使用中”の機能メ
ッセージ要求については、添付され、本説明を構成する
付録Ｉに述べられている。

図16は、本発明による無線デジタルパーソナル通信シ
ステムに於けるインテリジェント携帯ハンドセット端末
のハンドオフを説明する時系列フローチャートである。
インテリジェント基地局のアーキテクチャは、総てのハ
ンドオフに対してPSCを使用している。ハンドオフ用に
開発されたシナリオは、ハンドオフをサポートするPSC
の機能を最大とすることを目標としている。ここで説明
のシナリオは、PSC間のハンドオフを想定している；し
かし、必要な情報を伝送するためには、ISUPに対して適
当な変更を施して、スイッチ間ハンドオフに拡張可能で
あることが予想される。この場合は、ハンドオフ処理
は、信号の質が劣っていて、他のインテリジェント基地
局からのより高品質の信号へのハンドオフが必要である
と判断する携帯ハンドセット端末により、駆動される。
携帯ハンドセット端末は、より高品質の信号で（及び利
用可能チャンネルを有す）新規のインテリジェント基地
局へ要求を送信することによってハンドオフを起動す
る。この要求は、旧インテリジェント基地局の基地局経
路指定番号、その端末番号及びパーソナル通信サービス
プロバイダID（PCSPID）を含む。新規インテリジェント
基地局は、PSCへ呼出しを起動して、ハンドオフを示
し、携帯ハンドセット端末からの情報を伝送する。PSC
が、要求を受信すると、それは、ハンドオフに対して三
ポートブリッジを割り当て、適当な情報で旧インテリジ
ェント基地局にハンドオフを示すセットアップを送信す
る。旧インテリジェント基地局（旧IBS）は、要求を確
認し、導出暗号鍵（DCK）を含む、PSCへの接続メッセー
ジで応答する。PSCは、ブリッジを接続し、指示を新旧
インテリジェント基地局へ送信すると共に、DCKを新イ
ンテリジェント基地局（新IBS）へ送信する。実際の転
送が実行され、旧呼出しは、切断される。

図16を参照すると、時系列イベントK1で、携帯ハンド
セット端末は、現在のインテリジェント基地局よりも良
好なリンクをもたらすインテリジェント基地局を検出す
る。時系列イベントK2で、携帯ハンドセット端末は、よ
り良好なインテリジェント基地局に対して、外部ハンド
オフ要求インジケータを有すセットアップを送信する。
時系列イベントK3で、新IBSは、セットアップメッセー
ジを受信し、それがハンドオフ要求であると判断する。
この要求は、旧IBSの基地局経路指定番号と携帯ハンド
セット端末識別子（UPT、端末番号及びパーソナルサー
ビスプロバイダID（PCSPID））を含む。時系列イベント
K4で、新IBSは、PSCへISDNセットアップメッセージを送
信する。このメッセージは、特徴アクティベータ＝ハン
ドオフ、インタフェースの呼出し側、被呼出し側番号
（基地局経路指定番号）、被呼出し側サブアドレスにお
ける端末番号及びパーソナル通信サービスプロバイダID
（PCSPID）を含む。時系列イベントK5で、PSCは、メッ
セージを受信し、それがハンドオフ要求であることを判
断する。PSCは、ハンドオフのために三ポートブリッジ
を割り当てる。これに替えて、PSCが、アクティブ携帯
ハンドセット端末のレコードを保持し、携帯ハンドセッ
ト端末についての“B"チャンネル及びDCKを決定する。P
SCは、DCKを含むセットアップ肯定応答メッセージを新I
BSへ送信する。更に、PSCは新“B"チャンネルを、後続
のハンドオフに供するために、記録する。時系列イベン
トK6で、PSCは、旧IBSへISDNメッセージを送信する。こ
のメッセージは、特徴アクティベータ＝ハンドオフ、被
呼出し側番号（IBSインタフェースのDN）、呼出し側番
号（新IBSのDN）、及び被呼出し側サブアドレス番号
（端末番号及びパーソナル通信サービスプロバイダID
（PCSPID））を含む。時系列イベントK7で、旧IBSは、
要求を受信し、それを確認する。時系列イベントK8で、
旧IBSは、PSCへISDN接続メッセージを返す。メッセージ
は、“B"チャンネルおよび導出暗号鍵（DCK）を含む。
時系列イベントK9で、PSCは、メッセージを受信し、PSC
は、これをハンドオフ試行に対する肯定的な応答として
認識し、ブリッジに関係している局を接続する。時系列
イベントK10で、PSCは、ISDN接続メッセージを新IBSに
接続する。これは、DCKを含む。PSCは、又、旧IBSに肯
定応答接続を送信する。時系列イベントK11で、新IBS
は、メッセージを受信し、ハンドオフが準備状態である
ことを認識する。旧IBSは、メッセージを受信する。時
系列イベントK12で、新IBSは、携帯ハンドセット端末へ
セットアップ肯定応答メッセージを送信する。時系列イ
ベントK13で、携帯ハンドセット端末は、その準備状態
を知らせるために、通知メッセージを送信する。時系列
イベントK14で、新IBSは、携帯ハンドセット端末が準備
状態となったとき、PSCへ接続肯定応答を送信する。時
系列イベントK15で、携帯ハンドセット端末は、旧IBSに
対して、切断メッセージを送信する。時系列イベントK1
6で、旧IBSは、携帯ハンドセット端末から接続指示を受
信する。時系列イベントK17で、旧IBSは、PSCへISDN切
断メッセージを送信する。時系列イベントK18で、PSC
は、メッセージを受信し、PSCは、旧IBS“B"チャンネル
を切断し、三ポートブリッジを解除する。時系列イベン
トK19で、PSCは、旧IBSへISDNリリースメッセージを送
信する。時系列イベントK20で、旧IBSが、リリースメッ
セージを受信する。時系列イベントK21で、旧IBSは、ハ
ンドオフを終了するために、ISDNリリース完了メッセー
ジをPSCへ送信する。

ハンドオフの機能メッセージ要求については、添付さ
れ、本説明を構成する付録Ｉに述べられている。

最後に、単一のユニバーサルなサービスを提供する以
上に、本発明によるPSCは、ユーザにとってPSCサービス
の別のクラスに発展するのに十分な柔軟性を有する。例
えば、第一に、標準PSC交換センタ標準ネットワークイ
ンタフェースにより、オペレータは、PSCの効果をサポ
ートするに要する機能のレベルを抽出、選択できる；第
二に、インテリジェントネットワーク機能及び既存の信
号基準を最大限に使用することによって、装備に要する
新規インフラストラクチャ及び開発を要する新規基準を
最小限にとどめる；第三に、無線セルハンドオフを提供
する能力を有する中央オフィスは、中間交換局／コント
ローラ及び経費を要するプライベートラインを必要とし
なくなる。全般に、本発明によるPSCの簡略なアーキテ
クチャは、市場でのサービスプロバイダによるPSCの展
開へ参入に対する障害を低くしているので、市場性を有
する。

簡略アーキテクチャ及び標準インタフェースを備えた
無線デジタル通信システムの新規システムの実施例を、
本発明が使用され、構成された方法を説明する目的で説
明してきた。新規であると思える本発明の特徴は、添付
の請求の範囲により以下に明示される。当業者にとって
は、本発明の種々の変形及び変更が明らかであり、本発
明は、以上説明した実施例により限定はされない。本発
明のいずれの変更及び総ての変更、変形及び均等は、開
示された基本原理及び請求の範囲の精神と範囲に含まれ
る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｑ 7/28 Ｈ０４Ｌ 13/00 ３０５Ｂ 7/38 (72)発明者 チャーネラ フランク エイ ジュニア アメリカ合衆国 イリノイ州 60473 サウス ホーランド イースト ワンハ ンドレッドアンドシックスティフォース プレイス 1211 (72)発明者 コーノリー ディヴィッド エイ アメリカ合衆国 イリノイ州 60004 アーリントン ハイツ スタントン コ ート 1933 (72)発明者 ザープリュースキー ロナルド アイ アメリカ合衆国 イリノイ州 60139 グレンデイル ハイツ ノース ブラン ドン 284 (72)発明者 ホールマン ケニス ビー アメリカ合衆国 イリノイ州 60005 アーリントン ハイツ サウス チェス ナット 516 (72)発明者 ホールト ルイス アメリカ合衆国 イリノイ州 60010 バーリントン チェロキー ドライヴ 24816 (72)発明者 ウェスターホールド モーリス ダブリ ュー アメリカ合衆国 イリノイ州 60563 ネイパーヴィル バーリー アベニュー 113 (72)発明者 ゼルナー サミュエル エヌ アメリカ合衆国 イリノイ州 60195 ホフマン エステイツ ノース パーク サイド ドライヴ 4110 (56)参考文献 特開 昭63−155923（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−64298（ＪＰ，Ａ) Ｂ．Ｊａｂｂａｒｉ，Ｉｎｔｅｌｌｉ ｇｅｎｔ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｃｅ ｐｔｓ ｉｎ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍ ｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ，ＩＥＥＥ Ｃｏ ｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｍａｇａｚ ｉｎｅ，米国，ＩＥＥＥ，1992年 ２ 月，Ｐ．64−69 Ｒ．Ｂｅｔｔｓ ｅｔ ａｌ， ＩＳ ＤＮ ａｎｄ Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｂａｓｅｄ Ｔｅｌ ｅｐｏｉｎｔ Ｓｅｒｖｉｃｅ，Ｅｌｅ ｃｔｒｉｃａｌ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔ ｉｏｎ， 米国，1990年，Ｖｏｌ．64, Ｎｏ．１，Ｐ．85−94 Ｊ．Ｈｏｍａ ａｎｄ Ｓ．Ｈａｒｒ ｉｓ，Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ Ｎｅｔ ｗｏｒｋ Ｒｅｑｕｉｒｅｍｅｎｔｓ ｆｏｒ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｍｕ ｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｓｅｒｖｉｃｅ ｓ， ＩＥＥＥ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔ ｉｏｎｓ Ｍａｇａｚｉｎｅ， 米国, ＩＥＥＥ，1992年 ２月， Ｐ．70− 76 (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (6)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】無線デジタルパーソナル通信システムであ
   って、 前記システムは： ａ） 複数の無線セル基地局であり、各無線セル基地局
   は、各々の無線セル有効範囲エリアを有し、各無線セル
   基地局は： デジタル網インタフェースプロトコルを介しての交換網
   とのデジタル通信のための手段と； 複数の利用可能な通信チャネルから、有効範囲エリア内
   の特定のハンドセット端末に対して通信チャンネルを割
   り当てるための手段と； 前記無線セル有効範囲エリア内のハンドセット端末と交
   換網の間で通信を実行するための手段と；からなる、前
   記複数の無線セル基地局、 ｂ） 前記無線セル基地局と作動的に配置された複数の
   ハンドセット端末であり、各ハンドセット端末は： 信号メッセージ及び通信メッセージを一つ以上の無線セ
   ル基地局との間で送信及び受信するための手段と； 交換網にハンドセット端末の位置登録のために無線セル
   基地局を選択するための手段と； 現在の無線セル基地局からの第二の無線セル基地局へセ
   ル間ハンドオフを求め、判断するための手段と；からな
   る、前記複数のハンドセット端末、 ｃ） 少なくとも一つの交換網であり、各交換網は、前
   記無線セル基地局と作動的に配置され、各交換網は： 各無線セル基地局を交換網に接続するための手段と； 第一の無線セル有効範囲エリアから第二無線セル有効範
   囲エリアへのセル間ハンドオフを実行するための手段
   と； 前記インタフェースプロトコルを、サービス制御ポイン
   トデータベースへの接続のために第二のプロトコルへ変
   換するための手段と； 複数の交換網へ、及び複数の交換網からの呼出しを判断
   し、受諾するための手段と；からなる、前記少なくとも
   一つの交換網、及び ｄ） 少なくとも一つの無線セル有効範囲エリアに対し
   てハンドセット端末の位置登録のための手段を含むサー
   ビス制御ポイントデータベース、とを具備し、 前記無線パーソナル通信システムは、前記複数のハンド
   セット端末の各々に常駐し、ハンドセット端末が新規な
   無線セル基地局からより良好でより高品質の信号を検出
   する時に、ハンドオフを開始し、この新規な無線セル基
   地局に対してハンドオフ要求を送り、この新規な無線セ
   ル基地局と接続し、次いでハンドオフ要求に対する肯定
   応答がこの新規な無線セル基地局から得られる時に、旧
   無線セル基地局から切断する分散論理、前記複数の無線
   セル基地局の各々に常駐し、無線セル基地局がハンドセ
   ット端末からハンドオフ要求を受信する時に、交換網の
   所定の位置にハンドオフ要求メッセージを送り、無線セ
   ル基地局が交換網の所定の位置からハンドオフ要求に対
   する肯定応答を受信する時に、ハンドオフ要求に対する
   肯定応答をハンドセット端末に送る分散型論理、及び交
   換網の複数の所定位置の各々に常駐し、無線セル基地局
   からハンドオフ要求メッセージを受信し、次いでハンド
   オフ要求メッセージに対する肯定応答を新たな無線セル
   基地局に送る分散型論理とによるセル間ハンドオフを提
   供することを特徴とする無線デジタルパーソナル通信シ
   ステム。
2. 【請求項２】前記第二のプロトコルは、トランザクショ
   ンアプリケーションプロトコルであることを特徴とする
   請求の範囲第１項に記載の無線デジタルパーソナル通信
   システム。
3. 【請求項３】前記トランザクションアプリケーションプ
   ロトコルは、改良インテリジェントネットワーク（AI
   N）プロトコルであることを特徴とする請求の範囲第２
   項に記載の無線デジタルパーソナル通信システム。
4. 【請求項４】前記ハンドセット端末の位置登録の前記手
   段は、ハンドセット端末プロフィールを記憶するための
   手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の
   無線デジタルパーソナル通信システム。
5. 【請求項５】前記ハンドセット端末の位置登録の前記手
   段は、ハンドセット端末ユーザプロフィールを記憶する
   ための手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１項に
   記載の無線デジタルパーソナル通信システム。
6. 【請求項６】前記無線セル有効範囲エリアは、1609m（5
   280フィート）未満の半径を有していることを特徴とす
   る請求の範囲第１項に記載の無線デジタルパーソナル通
   信システム。