JP3510626B2 - 改善された眼内レンズハプチック - Google Patents

改善された眼内レンズハプチック

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JP3510626B2
JP3510626B2 JP50344694A JP50344694A JP3510626B2 JP 3510626 B2 JP3510626 B2 JP 3510626B2 JP 50344694 A JP50344694 A JP 50344694A JP 50344694 A JP50344694 A JP 50344694A JP 3510626 B2 JP3510626 B2 JP 3510626B2
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    • A61F2002/1683Intraocular lenses having supporting structure for lens, e.g. haptics having filiform haptics
    • A61F2002/1686Securing a filiform haptic to a lens body

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は眼内レンズのための支持構造体に関する。さ
らに詳細には、本発明は、新規な拡張された定着頭部内
に配置された長円形の穴を有し、改善された引張強さ及
び安定性を示す眼内レンズハプチックに関する。
発明の背景 眼内レンズは、レンズ光学素子として知られる主要な
屈折率を有する構造体、及び眼の前部または後部室内に
レンズ光学素子を位置決定しそして心合わせするための
1以上の支持構造体を有する。「ハプチック類(haptic
s)」と慣用的に呼ばれるこれらの構造体はレンズ光学
素子と一体成形(1個構成レンズ)されるか、または別
々に製造されてレンズ光学素子に取りつけられ(数個構
成レンズ)得る。
眼内レンズ設計のための重要な目的はレンズが挿入さ
れたときの眼に対する外傷を最小化することである。こ
の目的のために、例えば移植手術の間の眼に対する切開
を小さくとどめる;生物学的に不活性な材料を眼内レン
ズの構成中に使用する;そして、レンズの物理的大きさ
が眼の内部の繊細な組織に干渉したり、組織を刺激した
り、そして損傷したりしない、などのことを確保するた
めの努力がなされている。
企図された目的を達成することを困難にしているもの
は、良好なレンズ光学素子に必要な特性がレンズハプチ
ックに望ましくなく、またその逆も同じであることであ
る。この2つは矛盾する設計の必要性を有する。
慣用の眼内レンズ光学素子は、例えば、ポリメチルメ
タクリレート(PMMA)のような生物適合性(biocompati
ble)の材料から製造されている。このむしろ固い材料
で、レンズ光学素子はその最終形態に容易にキャスティ
ングまたは機械加工される。従って、取扱の容易さ及び
製造可能性に関しては、PMMAの利点は明らかである。同
じ観点から、この材料は固いので前述の設計目的の多く
は解決される。
しかしさらに最近になって、さらに柔軟な材料がレン
ズ光学素子用に工夫されてきた。シリコーンまたはヒド
ロゲルのようなエラストマー性材料からキャスティング
される柔軟レンズ光学素子は、それらが有利にも眼の小
さな切開を通じて挿入できる、折りたたむことのできる
眼内レンズを製造するので一般に人気を得た。
一旦眼内レンズが移植されると、ハプチックは眼の光
軸と適切に整合してレンズ光学素子を保持し、そしてレ
ンズ光学素子の重量を支えなければならない。従って、
ハプチックはそれらの機能を果たすのに十分に固くなけ
ればならない。すなわち、ハプチックは繊細な眼の組織
を損傷することを避けるのに十分に柔軟であると同時に
支持構造物として働くのに十分に固くなければならな
い。
なるほど、いわゆる「小切開レンズ」の多くは数個構
成設計に限られている。一つの理由は小切開レンズが移
植中に折りたたまれる柔軟レンズのことを暗示すること
である。経験によれば光学素子に望ましい柔軟レンズ光
学素子材料は通常ハプチックの支持機能があまりにもも
ろくて加工できない。したがって、数個構成レンズ設計
の方向に展開される。
材料のタイプも問題である。光学素子として慣用され
るエラストマー系材料は広フランジ形状(他のさらに流
線形の形状よりも望ましくない)である場合を除き、ハ
プチックとして十分に機能しない。結果として、柔軟眼
内レンズはもっと固いポリプロピレンのモノフィラメン
トハプチックに依存している。
シリコーンまたは他のエラストマー性レンズ光学素子
と共に使用することを意図した広範囲のハプチック形状
が、Tingらへの米国特許第4,880,426号に記述されるよ
うな、伸ばされたフィラメントの永久変形によって;ま
たはKnightらへの米国特許第4,894,062中に教示される
ような、フィラメントハプチックの端部に形成された定
着部をレンズ光学素子内に埋め込むことによって製造さ
れてきた。不幸にも、Ting及びKnightの眼内レンズは中
程度の満足性の引張強度を示すだけである。本技術分野
において公知のように、引張強度は外側への半径方向の
引張力にさらされたときにレンズ光学素子からの脱離に
抵抗するハプチックの能力の指標である。なかでもこの
ような力は移植手術中には普通である。
受容できる引張強度を得るために、ハプチックを柔軟
レンズ光学素子に確保するのを補助する拡張された定着
頭部を有するいくつかのフィラメントハプチックが提供
されている。しかし、慣用の製造技術は例えばモノフィ
ラメント材料の端部を小直径マンドレルの回りに巻くこ
と、及びフィラメントの重なった部分を超音波溶接して
ループした形に固定することを含むので、拡張された定
着頭部を一貫して成形することは通常困難である。この
技術はChristらへの米国特許第4,790,846号中に開示さ
れている。溶接は、それ無しではループがその形態を保
持できないので必要である。一旦形がつぶれると、ハプ
チックがレンズ光学素子から分離するのは容易である。
さらに、ループが溶接されて固定されても、張力下では
ループの形を保持するには柔軟過ぎるかも知れず、そし
て再びループは分解するだろう。
従来技術のループ形の定着頭部がハプチックをレンズ
光学素子に連結するのを補助し、その設計がいくつかの
商業的な成功を経験しているにもかかわらず、その設計
は欠点を有する。ループした定着頭部の作成におけるプ
ロセス工程は極端に激しい労働であり、そしてレンズを
拡大して観察しながら複雑な道具を巧みに導くために高
度に熟練した技術者を必要とする。このように、完成製
品において一貫した高い品質を維持することは困難であ
る。また、あまりに多くの労働が含まれるので、高い生
産速度は達成できない。結果として、このタイプの慣用
の眼内レンズは自動化された大量生産に容易に適合でき
ず、そして生産コストが著しい。
さらに、閉じたループを作成するためにマンドレルの
周りのフィラメントの端部を巻くこと、及びそれを溶接
することは、重なった部分にハプチック材料の2倍の厚
さを生成する。この2倍の厚さは光学素子そのものの厚
さよりも大きくてレンズ表面から突き出す原因になり得
る。代わりに、ループした定着頭部がレンズのより厚い
中心の光学帯に近く、そしてより薄いレンズ周囲から離
れて位置させ得る。不幸にも、光学帯中の定着頭部の存
在はレンズ光学素子を通じて見た像を歪めるか減じ得
る。
溶接ループ定着頭部ハプチックに固有の他の欠点はフ
ィラメントが縦応力にさらされたとき溶接が壊れる可能
性である。このことはハプチックの定着部分からの引き
離し、及び光学素子からの完全な分離を生じることが知
られている。
溶接そのものが関係している限りにおいて、移植後に
周囲環境を汚染し得る化学的分解の傾向があり得る。そ
のようなでき事は、それが視覚の問題につながり得るの
で、眼内において破滅的になる可能性がある。
上記の溶接ループとは別の、拡張された定着頭部のた
めの他の形を形成する試みがなされてきた。例えば、Ti
ng、Knight、並びにTingらへの米国特許第4,888,013号
及びVan Gentへの米国特許第4,978,354号は、三角形、
のこぎりの歯形、矢の頭形、ノブ形、有刺フック形、及
びハンマーの頭形を有する拡張された定着頭部を開示す
る。しかし、できるハプチックは種々の理由、例えば
(1)失敗するかまたは化学的に環境に達し得る結合へ
の信頼性、(2)光学素子/ハプチック材料の非接着、
(3)回転軸に沿うトルクに抵抗できない、軸的に対照
な定着頭部の設計、または(4)定着頭部の形があまり
にも嵩高いことによって不適切であることを示した。
優秀な引張り強度への鍵は、定着頭部が特定の方向に
かみ合うレンズ光学素子内の表面積の量である。まさし
く、それは引張強度、並びにねじる力及び曲げる力に抵
抗するハプチック−光学素子結合の能力を決定する。
発明の概要 従って、レンズ光学素子への結合点における高い引張
強度並びにねじれ及び曲げ力抵抗を有するハプチックを
提供することが本発明の目的である。自動化された大量
生産に容易に適合できる改善されたハプチックを提供す
ることが本発明の他の目的である。生物学的に不活性で
あり、そして移植手術中またはその後に患者の眼にほと
んどまたは全く外傷を生じない改善されたハプチックを
提供することが本発明の他の目的である。かなりの量の
レンズ光学素子材料をかみ合わせるための拡張された定
着頭部を含み、そして同時に薄く突出しない改善された
ハプチックを提供することが本発明の他の目的である。
本発明は拡張された定着頭部を有する眼内レンズハプ
チックを提供する。本発明はまた、定着頭部に配置され
た長円形の孔を提供する。製造中に、レンズ光学素子は
拡張された定着頭部の周りにキャスティングされ、そし
てレンズ光学素子材料は定着頭部及び長円形の孔の周り
を流れる。一旦、キャスティングしたものが固化すれば
定着頭部はレンズ光学素子中にしっかりと埋め込まれ
る。そのように配置された定着頭部と共に、定着頭部が
かみ合うかなりの量のレンズ光学素子材料が存在する。
好ましい態様において、拡張された定着頭部は多角
形、好ましくは長方形の形態を有する。定着頭部と一体
的にそして同時に形成されるハプチックの尾状支持部は
そこから実質的に直角に延びる。この面において、2つ
の構造体の間の交点は差し延ばした肩と共に「T」を形
成する。有利にも、これらの広がった肩は、引張り力が
ハプチック支持部に沿ってかかったときにその動きを妨
げるレンズ光学素子の比較的大きな広がりによって、レ
ンズ光学素子からの定着頭部の分離を防ぐことを補助す
る。
本発明は分離を防ぐ他の強化手段を含む。上記のよう
に、好ましい態様において、レンズ光学素子はレンズ形
成中に長円形の孔内にキャスティングされる。要する
に、レンズ光学素子材料は長円形の孔にかけがねをおろ
し、そして2つの構造体を互いに結合する。一旦位置に
固着されると、分離するには定着頭部がレンズ光学素子
全体を引き裂くことを必要とするので、拡張された定着
頭部は容易には分離されない。
好ましい態様において、本発明のハプチック、すなわ
ち定着頭部と支持部の両方はシート材料から1個構成の
状態で製作される。ハプチックをキャスティングするか
またはエッチングすることは本発明の範囲内にあると意
図されるのであるが、好ましくはハプチックは材料のシ
ートから打ち抜かれる。同様に、長円形の孔は打ち抜き
によって作成される。それはシート形態から由来するの
で、ハプチックは従来技術における円形の断面の支持部
で現れ得るねじれがない。さらに結合も溶接も必要がな
いので、化学的な分解及び浸出も問題にならない。
さらに、本発明のハプチックは好ましくはシート材料
から打ち抜かれるので、ハプチックの支持部は、光学素
子の安定性及びセントレーションを確保するために受注
生産できる種々の異なった形へ容易に成形される。これ
らの形の多くは製作上の問題、厚さの問題、材料の戻
り、溶接または接着の問題によって慣用のハプチックに
よっては得られない。
さらに、本発明のハプチックは大量生産に適合でき
る。上記のように、ハプチック材料はシート形態、好ま
しくはリボンにおいて始まる。リボンはプレス領域に供
給され、そこでダイ上で整列させられ、そしてパンチが
その上に降ろされる。従って、ハプチックの輪郭のブラ
ンクはリボンの打ち抜きである。パンチの工程は何度も
繰り返される。
この方法において、大量のあらゆるサイズまたは形の
ハプチックが、熟練した人間の労働からの最小限の助力
によって製造される。結果として、関連するコストが比
較的低いままで製造品質は高いレベルに維持できる。
本発明の他の利点は、シートのハプチックによって設
計者がハプチックの顕微鏡的な列理(grain)構造のた
めの好ましい配向を選択できることである。さらに詳細
には、多くの場合にシート素材の列理パターンは均質で
あり、そして1方向に整列する。このように、成形操作
中に特定の方向にシートを整列させることによって、列
理にハプチックのブランクに沿ったある道を走らせるこ
とが可能である。本技術分野において公知のように、列
理の配向は材料の強度へ影響する。好ましい態様におい
て、列理の構造はハプチックの長手に沿って並べられ
る。
図面の簡単な説明 図1は好ましい態様のハプチックを示した本発明の眼
内レンズの例示の態様の平面図である。
図2は図1の線2−2に沿って取った好ましい態様の
定着頭部の断面図である。
図3は本発明のハプチックの代替の態様を例示する。
図4は本発明のハプチックの他の代替の態様を例示す
る。
発明の詳細な説明 次に改善された眼内レンズハプチックを記述する。説
明において、特定の材料及び形状が本発明のさらに完全
な理解を与えるために説明される。しかし、本発明がそ
れらの特定の末梢的な事項なしに実施できることは本技
術分野の当業者によって明らかである。ある例におい
て、周知の要素は発明を不明瞭にしないために正確には
記述されていない。
一般に、本発明は長円形の孔を有する拡張された定着
頭部、及び一体的に形成された支持部を有する眼内レン
ズに関する。その拡張された定着頭部及び一体的に形成
された支持構造体よって本発明のハプチックは高い引張
強度を示し、そして支持構造に加わるねじれ力及び曲げ
力に抵抗する。結果として、ハプチックは高度にレンズ
光学素子からの分離に高度に抵抗性である。
図1は好ましい態様の眼内レンズ10の平面図を与え
る。眼内レンズ10はレンズ光学素子12、及び図2に示さ
れるようにレンズ光学素子の外周26に沿って一般に直径
の反対側の位置に配置された及び同一のレンズハプチッ
ク14を含む。好ましい態様において、2つのレンズハプ
チック14は同一であるが、必要なときは当然、代替の態
様において使用するために非同一のハプチックが一対と
なり得る。
また、好ましい態様では、本発明のハプチック14は材
料の薄いシートから打ち抜かれる。長円形の孔18はハプ
チック14の定着頭部16の中に与えられる。長円形の孔18
は都合によって決定される、本方法のどの工程において
も打ち抜かれる。さらに、ハプチック14及び長円形の孔
18は所望によってシート素材のエッチングされたまたは
レーザーの切り抜きである。
ハプチック14は次にレンズ光学素子12がその周りにキ
ャスティングされる取付け具中に置かれる。レンズ光学
素子材料はシリコーン、ヒドロゲル、若しくはまたはポ
リウレタン、または本技術分野において公知の同様の材
料であることができる。キャスティング工程の間、レン
ズ光学素子材料は定着頭部16の周囲を流れ、そして完全
に囲む。
支持構造体20は実質的に直角で定着頭部16に結合す
る。定着頭部16及び支持構造体20は一緒にレンズハプチ
ック14を形成する。
従来技術のハプチックと異なり、本発明のハプチック
14の定着頭部16及び支持構造体20は成形操作の間に単一
の一体構成品として製造される。定着頭部16を支持構造
体20に固定するために溶接も接着も他の締結操作も不要
である。キャスティングの後に定着頭部16がその形状を
保つためまたはレンズ光学素子12の範囲内に埋め込まれ
たままであるためにいかなるそのような締結操作も必要
とされない。
また、本発明のハプチックは好ましくは単一のシート
から打ち抜かれるので、材料の列理配向を特定の方向に
整列させることが可能である。シート素材中の列理パタ
ーンが均一である限り、種々の配向でパンチの下を通過
させて相当する方向に整列した列理構造の打ち抜きハプ
チックを得ることができる。構造体の強度に影響するの
で、本技術分野において公知のように材料の列理配向が
重要である。
図1に示すように、定着頭部16によって占められる大
きな面積に注意することは価値がある。その重要性は、
もし力が図1中の矢印Aによって示されるようにハプチ
ック14に加わったとすると、定着頭部16の広がった肩24
はキャスティング操作中にその周りに流れたレンズ光学
素子材料に出くわすことである。従って、肩24の周りの
材料はAに沿って働く外側引張力がレンズ光学素子12と
のかみ合いから定着頭部16を引き離すことを妨げる。こ
のことは従来技術のハプチックで手術中に起こる問題で
ある。
図2は図1の線2−2に沿って取ったレンズ光学素子
12及び定着頭部16の断面図である。図中に示し、そして
上記したように、レンズ光学素子12は定着頭部16の周り
にキャスティングされ、そしてレンズ光学素子材料は長
円形の孔18の内側で固化する。事実、定着頭部16はレン
ズ光学素子12内に効率的に埋め込まれる。従って、もし
外側半径方向に引っ張る方向Aに沿って働く引張り力が
定着頭部16をその周りに形成されたレンズ光学素子材料
を通って引くのに十分に強いときにのみ、分離が起こ
る。すなわち、定着頭部16上で働く引張力がその周りに
配置されたレンズ光学素子材料の破壊するのに十分に強
くなければならない。
本発明は定着頭部16中の他の強度強化の特徴を提供す
る。特に、長円形の孔18の非対照の形状は、矢印Bによ
って示される方向に沿って長円形の孔18の内側とレンズ
光学素子材料との十分な接触を確保する。従って、長円
形の孔18が例えば円の形状よりも長円形を有するときに
は、力がA方向に従って引っ張る際にさらに多くのレン
ズ光学素子材料がかみ合う。A方向の力によって生じる
応力は円形の孔に比べて長円形の孔のためにより大きい
断面積にわたって広がる。これはある一般的な高さ寸法
を仮定すると、その面積が後者よりも前者においてB方
向のより大きな寸法を有するからである。
図2に示すように、支持部20に対してCまたはC'の方
向に力が加えられたとすると、定着頭部16及びそれを囲
む構造体が曲げモーメント及びトルクを経験する。有利
にも、本発明はレンズ光学素子12の面内またはそれに対
してわずかな角度で配置されるように設計された拡張さ
れた定着頭部16を提供する。図1の有利点から、定着頭
部16は、長円形の孔18があるにもかかわらず依然として
大きな表面積を占める。結果として、定着頭部16とレン
ズ光学素子12との間で、そのような曲げまたはねじり力
に抵抗する十分な接触があり、そしてそれによって移植
中のレンズ10の構造上の結合性を維持する。
さらに、定着頭部16の面慣性モーメント(area momon
et of inertia)は、その非対照の形が典型的な回転軸
(ここでは軸A)から離れた定着頭部16の大きな領域に
位置するので、比較的大きい。支持構造体が大きなレバ
ーアームであり、そして端部30に加わる力が例えば定着
頭部16に大きな曲げモーメント及びトルクを生じること
を認識するとき、比較的大きな面の慣性モーメントの必
要性は明らかである。
さらに、非対照形の長円形の孔18は他の目的の役にた
つ。特に、もし矢印DまたはD'によって示される方向に
沿って加わると、定着頭部16はレンズ光学素子12とのか
み合いから定着頭部16をねじって離そうとするトルクを
経験するだろう。しかし、長円形の孔18の非対称形(上
記のようにレンズ光学素子12と一体的に形成された材料
を含む)はねじり力に抵抗する。たしかに、レンズ光学
素子材料の長円形及び長円形の孔18は、それらの間のど
のような回転も妨げるようにかみ合う。方向DまたはD'
に沿って加わる力は、レンズ光学素子12からの定着頭部
16の分離が起こる前にそれが長円形の孔18中に配置され
たレンズ光学素子材料を破壊するほど強くなければなら
ない。
明白に、図2に示すようにレンズハプチック14及びレ
ンズ光学素子12は比較的平面的な配置に形成される。も
ちろん、レンズハプチック14とレンズ光学素子12との間
の相対配置はもし必要なら一方が他に対して角度をつけ
るように変更できる。さらに、レンズ光学素子12は凹凸
または杯(cupped)形さえ有することができ、そして依
然本発明のハプチック14と容易に統合できる。
図2について、ハプチック14は好ましくは均一な断面
を有することが観察される。定着頭部16は支持部20と同
様に薄く、そして矢印CまたはC'によって定義される第
3次元に侵入しない。溶接のために材料の周りにフィラ
メントを巻きそして材料を2つに折ることによって定着
頭部を形成する、従来技術のフィラメントハプチックに
類似せず、本発明は全体的に滑らかである。結果とし
て、本発明のハプチックは、レンズ光学素子の外周26
(厚さはわずか0.1〜0.3mmであり得る)に取り付けるの
に十分薄い。対照的に、2つ折りの定着頭部を有する従
来技術のハプチックは、2つ折りの定着頭部の厚さを調
節するためにさらにレンズ光学素子の中心光学帯方向に
取付けなければならない。言うまでもなく、この種の嵩
高性は眼内レンズによって与えられる視覚の質を減じ
る。
図1は好ましい態様のハプチック14の一般形状を示す
良好な透視図を与える。上記のように、レンズハプチッ
ク14はおおむね丸い角の多角形を有する定着頭部16を有
する。もちろん、定着頭部は代替の態様においては鋭い
角を有することができる。定着頭部の全ての多角形が楕
円等のような弧状形状によって置換されることさえでき
る。
同様に、代替の態様において、長円形の孔18は種々の
形状を有するように修正できる。長円形の孔18の重要な
面は、一般に長径または長手及び短径または幅(ここで
前者は後者に対して垂直である)によって定義される非
対照のままであることである。好ましい態様において、
長円形の孔は長径の短径に対する縦横比、約3対1を有
する。
好ましい態様において、支持部20は定着頭部16から垂
直に延び、それによって2つの構造体の間の交点におい
て実質的に直角を形成する。前記のように、好ましい態
様において、定着頭部16及びハプチック14は単一のシー
ト材料から製作される。結果として、本発明のハプチッ
クは溶接、接着された接合部、及び他の破損し易い連結
が必要な従来技術のハプチックにおいて見られる多くの
問題を回避する。しかし、定着頭部16とハプチック14と
の交点はもし特別の用途のために必要であれば直角から
逸脱できる。しかし、それらの垂直な配向において、ど
のような引き離す力も方向Aに沿って延びるという点で
直角の交点が有利であり、そして結果として定着頭部16
の肩24が引き離す力に直接対立するように直角にされ
る。よって、直角の交点を有する実用性が理解される。
ハプチック14の定着頭部16と端部30との間は中間部分
である。この中間部分は、好ましい態様ではベンド22で
ある。ベンド22は好ましくは眼の内側の袋内に適切に移
植されるために支持部20の位置を決定する。ベンド22は
ハプチック14全体が打ち抜かれるときにハプチック14と
同時に形成されるので、ベンド22は例えば真っ直ぐな形
態に戻る傾向はない。対照的に、曲げて形成される慣用
のフィラメントハプチックは使用期間の後に戻りを示す
ことがある。さらに、フィラメント中の曲がりまたはク
リンプは結局は破損につながり得る応力を起こすものを
ベンド中に与える。いずれにしても、本発明のハプチッ
ク14は特定の用途によって決定される種々の角度を定義
するベンド22を有するように修正できる。
始めに述べたように、本発明の好ましい態様におい
て、ハプチック14はポリフッ化ビニリデンフィルムのシ
ートから打ち抜かれることができる。この材料は、ペン
シルバニア州LenniのWestlake Plastic Companyから入
手できるKYNAR(商標)のように本産業において一般に
公知である。この材料は化学的に不活性であり、生物適
合性であり、そしてハプチックに成形されたときレンズ
光学素子のセントレーション及び安定な位置決定を保証
するのに十分な強度を示す。ハプチックは、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート、テフロ
ン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリウレタ
ン、または他の適切な生物適合性の材料からも造られ
る。
表1は本発明の例示のハプチックによって得られる高
い引張強度を示す比較分析を与える。表1は、種々のハ
プチック形状についてレンズ光学素子からハプチックが
分離するまでにハプチックに加えた平均引張り力を表に
したものである。
この試験は、表1の最初の欄の最も左に列挙した5種
類のハプチックを使用して行った。この試験は、ハプチ
ックにレンズ光学素子からの分離を起こさせる、ハプチ
ックに半径方向の外側への引張力を加えることによって
実施した。全ての試験レンズはレンズ光学素子用の同じ
型及びシリコーン配合物を使用してつくり、そして全て
のハプチックをKynar740で成形した。分離に必要な力を
グラムで計算し、10個のレンズの平均を最も右の欄に示
した。第2及び第3の欄はそれぞれの形状についての分
離に必要な最小の力〜分離に必要な最大の力までの範囲
を列挙する。
表1に示すように、本発明のアイレット形状に成形さ
れたハプチックは、3つの従来技術の頭部形状品の引張
強度に対して、最も低い標準偏差との組合せで最も高い
平均引張強度を示した。特に、従来技術のT型設計品は
最高の引張強度59.11gを示したが、最も高い標準偏差2
6.716をも示した。同様に、従来技術のアイレット孔無
し設計品は最も低い標準偏差6.434を示したが、それは
また最低の引張強度31.65gも示した。同様に、従来技術
のモノフィラメントアイレット設計品は高い標準偏差1
7.264、及び中程度の引張強度46.80gを示した。
対照的に、本発明の好ましい大孔のアイレット設計品
は高い平均引張り強度59.00g及び低い標準偏差6.407を
示した。同様に、本発明の代替の態様の小孔のアイレッ
ト設計品は平均引張り強度55.70及び最低の標準偏差5.9
13を示した。
従って、上記から、本発明の種々のハプチック形状は
非常に狭い統計的ベル状曲線でのより高い引張強度を示
し、これらの高められた引張強度が一つのレンズから次
のものへ維持されることを意味する。本技術分野の当業
者が認識するように、大量生産の間の反復性のあるレン
ズの品質にとってこのことは重大な特徴である。さら
に、これらの有利な引張強度は、全体に同一の材料が使
用されているハプチック材料に対立した、相対的なハプ
チック頭部形状によって得られる。従って、これらの利
点は他のハプチック形成材料を利用して達成できる。例
えば、他の代替の態様において、ハプチックは繊維強化
シート、積層シート材料等を含む種々の材料から打ち抜
かれることができる。医師の便宜のためにハプチックは
容易に見えるように着色できる。
図3は代替の態様のハプチック32の平面図を与える。
この態様において、定着頭部44はヘアピンベンド36を介
して支持部46に取り付けられている。レンズ光学素子内
に取り付けるときに、支持部46はレンズ光学素子の周囲
を強く包む。さらに、定着頭部44及び長円形の孔48の配
向が、非対照の方向が図1に示し配向と異なるように一
様ににシフトしていることに注意されたい。すなわち、
長径または長手はほぼ90度回転している。当然、長円形
の孔の長径または長手は特定の用途に依存して支持部に
対してほぼどのような方向にも配置できる。
図4は他の代替の態様を例示し、ここで定着頭部42は
2つの頂点に位置するフック50を有するおおむね三角形
を有する。一旦定着頭部42がレンズ光学素子材料中に埋
め込まれたなら、フック50がレンズ光学素子材料上にか
けがねをおろすのを助けるために存在することは明白で
ある。
この態様の他の特徴は、ハプチック34の支持部54が2
つのベンド38及び40を特徴とすることである。上記のよ
うに、本発明の利点は打ち抜き操作によって製作し得る
ことである。従って、支持部54内の必要などの位置にで
も、及びいくつでもベンドを付けることは容易である。
本発明を好ましい態様との関連において記述してきた
が、本技術分野の当業者にとって多くの代替、修正、変
更及び用途が前記の説明に従って明らかであることは明
白である。従って、本出願の範囲は前記の態様のものに
限定されてはならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トンクス,アラン・アール アメリカ合衆国カリフォルニア州92335, フォンタナ,ドリフトウッド・ドライブ 11321 (72)発明者 リチャーズ,トーマス・ピー アメリカ合衆国カリフォルニア州90068, ロサンゼルス,パーク・オーク・ドライ ブ 2340 (56)参考文献 米国特許4790846(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 2/16 WPI(DIALOG)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズ光学素子; 眼内レンズ光学素子中に配置された定着頭部を備え、そ
    して長円形の孔を含む少なくとも1つのハプチック;並
    びに 定着頭部と一体的に成形された支持部、ここで定着頭部
    及び支持部は一般に平面的に配置される を含んで成る眼内レンズ。
  2. 【請求項2】ハプチックの支持部及び定着頭部が一体的
    に成形されて、それらの間に実質的に直角を画成し、そ
    して支持部がハプチックの長さの少なくとも一部につい
    て眼内レンズ光学素子を通るおおむね半径方向に沿って
    延びる、請求項1に記載の眼内レンズ。
  3. 【請求項3】定着頭部及び支持部が実質的に一様な厚さ
    を有する、請求項2に記載の眼内レンズ。
  4. 【請求項4】長円形の孔が長径及び短径をさらに含んで
    成り、そして定着頭部が長径が眼内レンズ光学素子の半
    径方向に沿う方向以外に向けられるように眼内レンズ光
    学素子中に配置されている、請求項3に記載の眼内レン
    ズ。
  5. 【請求項5】長径の短径に対する縦横比が3対1のオー
    ダーである、請求項4に記載の眼内レンズ。
  6. 【請求項6】長径が0.4〜0.6mmであり、短径が0.2〜0.4
    mmである、請求項4に記載の眼内レンズ。
  7. 【請求項7】ハプチックが支持部の長さとおおむね整列
    した列理構造を有する、請求項5に記載の眼内レンズ。
  8. 【請求項8】ハプチックが積層材料からつくられる、請
    求項5に記載の眼内レンズ。
  9. 【請求項9】ハプチックが色彩を有する材料からつくら
    れる、請求項5に記載の眼内レンズ。
  10. 【請求項10】ハプチックが繊維強化シートからつくら
    れる、請求項5に記載の眼内レンズ。
  11. 【請求項11】ハプチックが、ポリフッ化ビニリデン、
    ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート、
    テフロン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、及びポ
    リウレタンより成る群から選択される材料からつくられ
    る、請求項5に記載の眼内レンズ。
  12. 【請求項12】眼内レンズ光学素子がシリコーン、ヒド
    ロゲル、及びポリウレタンより成る群から選択される材
    料からつくられる、請求項5に記載の眼内レンズ。
  13. 【請求項13】ハプチックが定着頭部と支持部との間の
    中間部分において実質的に直角のベンドを含む、請求項
    5に記載の眼内レンズ。
  14. 【請求項14】定着頭部が多角形である、請求項5に記
    載の眼内レンズ。
  15. 【請求項15】定着頭部が実質的に長方形の形状を有す
    る、請求項5に記載の眼内レンズ。
  16. 【請求項16】実質的に長円形の孔を備えた定着頭部;
    及び 定着頭部と一体的に形成され、そして定着頭部と実質的
    に平面的に配置されている支持部 を含んで成る、眼内レンズハプチック。
  17. 【請求項17】定着頭部及び支持部が一体的に形成され
    てそれらの間に実質的に直角を画成する、請求項16に記
    載の眼内レンズハプチック。
  18. 【請求項18】定着頭部及び支持部が実質的に一様な厚
    さを有する、請求項17に記載の眼内レンズ。
  19. 【請求項19】ハプチックが、ポリフッ化ビニリデン、
    ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート、
    テフロン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、及びポ
    リウレタンより成る群から選択される材料からつくられ
    る、請求項18に記載の眼内レンズ。
  20. 【請求項20】円形の眼内レンズ光学素子;並びに ポリフッ化ビニリデンのシートから成形され、次の (1)眼内レンズ光学素子の外周に配置された多角形状
    を有する定着頭部、ここで定着頭部は長円形の孔を含
    む;及び (2)定着頭部と一体的に成形されて実質的に直角を画
    成する支持部、ここで定着頭部及び支持部はおおむね平
    面的に配置され、そして支持部は眼内レンズ光学素子に
    対して半径方向に延び、そして支持部は支持部の中間部
    分に実質的に直角のベンドをさらに含む を含むハプチックを含んで成り、 これによって定着頭部の多角形状及び長円形の孔は眼内
    レンズ光学素子の前もって決定された領域とかみ合っ
    て、トルク、張力及び曲げに抵抗し、それによって定着
    頭部と支持部とのかみ合いを維持する、眼内レンズ。
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