JP3510323B2 - 磁気データ読取装置 - Google Patents

磁気データ読取装置

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JP3510323B2 JP12976394A JP12976394A JP3510323B2 JP 3510323 B2 JP3510323 B2 JP 3510323B2 JP 12976394 A JP12976394 A JP 12976394A JP 12976394 A JP12976394 A JP 12976394A JP 3510323 B2 JP3510323 B2 JP 3510323B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動改札機や自
動券売機等の磁気データ処理機に組込まれる磁気データ
読取装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば自動改札機に組込まれてい
る磁気データ読取装置は、普通乗車券や定期券等の乗車
券類(以下、カードという。)に記録されている磁気
データを磁気ヘッドで読取るように構成されている。 【0003】すなわち、磁気ヘッドにカードが接して移
動すると、磁気ヘッドからはカードに記録(エンコー
ド)されている磁気データに対応した出力波形が得られ
るように構成されている。そして、その得られた出力波
形は、所定の電圧値を有するしきい値でスライスされて
パルス信号に生成されてアナログ・ディジタル(A/
D)変換された後、自動改札機の本体を統括的に制御す
るマイクロコンピュータ(以下、MPUという)に取込
まれて自動改札用の演算処理に供されるように構成され
ている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の磁気データ読取装置は、しきい値が一定であるの
で、磁気ヘッドからの出力波形が変動すると、ノイズを
拾いやすかったり、あるいは、所定のデータを読取るこ
とができないという欠点があった。 【0005】図3の磁気ヘッドの出力波形(図3では読
取出力としている。)を用いて、さらに説明すると、同
図(a)は正常な読取りが得られている状態を示してい
る。 【0006】すなわち、図3(a)の太い実線の波形は
磁気ヘッドの読取出力であり、この出力を0ボルト
(V)から±側にそれぞれ所定の電圧値を有するしきい
値(以下、+側のしきい値をしきい値th+、−側のし
きい値をしきい値th−で示す。)でスライスすると、
パルス信号(図3ではスライス出力としている。)が得
られる。 【0007】パルス信号の幅、つまりパルス信号の時間
tは、カードにエンコードされている“1”,“0”を
判定するために用いられ、その時間tは、所定の値とな
るように決められている。すなわち、その時間tが所定
の標準時間t0 となるようにしきい値th+,th−が
決められている。 【0008】ところで、カードのエンコード状態や磁気
ヘッドの性能等により、読取出力は必ずしも一定でな
い。図3(b)は、上述の所定の一定したしきい値th
+,th−でスライスしたときに得られるパルス信号の
時間tが、所定の標準時間t0よりも大きくなった場合
を示し、また、図3(c)はパルス信号の時間tが標準
時間t0 より小さくなった場合を示している。 【0009】図3(b)においては、読取出力が大きく
なり過ぎて、出力波形の裾野に当る不安定な部分(図3
(b)の矢印イ参照)がしきい値th+,th−でスラ
イスされてノイズを拾い易くなることを示している。 【0010】また、図3(c)においては、読取出力が
小さくて、しきい値th+,th−でスライスされたと
きのスライス出力(パルス信号)の時間tが小さくなり
過ぎて、データ読取不良を起こす可能性を示している。 【0011】なお、図3(b),(c)において、二点
鎖線で示されるしきい値th+,th−は、その位置ま
でしきい値を変化させると所定の標準の時間t0 を有す
るパルス信号が得られることを示している。 【0012】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、読取出力に変
動があれば、その変動に合わせてしきい値を変動させ
て、常に、所定の標準時間t0 を有するパルス信号(ス
ライス出力)が得られる磁気データ読取装置を提供する
ことにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気データ
読取装置は、上記目的を達成するために、乗車券類から
読取った磁気ヘッドの出力波形を所定の電圧値(V)を
有するしきい値(th)でスライスしてパルス信号を生
成し、磁気データを読取る磁気データ読取装置におい
て、前記乗車券類の読始め部分に設けられている読捨て
ビットのパルス信号の時間(t)を測定する測定手段
と、測定された時間(t)と予め用意された所定の標準
時間(t0 )とを比較する比較手段と、測定された時間
(t)が所定の標準時間(t0 )よりも小さいときは、
前記しきい値(th)の所定の電圧値(V)をそのしき
い値(th)の0ボルト側に、また、その測定された時
間(t)がその所定の標準時間(t0 )よりも大きいと
きは、そのしきい値(th)の所定の電圧値(V)をそ
のしきい値(th)の0ボルト側から離れるように所定
量移動させる移動手段とを有することを特徴としてい
る。 【0014】 【作用】上記構成において移動手段は、測定手段で測定
された時間(t)が所定の標準時間(t0 )よりも小さ
いときは、前記しきい値(th)の所定の電圧値(V)
をそのしきい値(th)の0ボルト側に、また、その測
定された時間(t)がその所定の標準時間(t0 )より
も大きいときは、そのしきい値(th)の所定の電圧値
(V)をそのしきい値(th)の0ボルト側から離れる
ように所定量移動させる。 【0015】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1(a)は、一実施例装置の概略構成を示すブ
ロック図である。 【0016】カードCは、図示しない搬送機構により矢
印で示される方向に移動できるように構成されていて、
その搬送機構の途中に磁気ヘッドHが設けられている。
したがって、カードCが搬送機構で移動されると磁気ヘ
ッドHに接して移動することとなる。なお、図中Pはピ
ンチローラであって、カードCを磁気ヘッドHに所定の
圧力で押圧できるように構成されている。 【0017】磁気ヘッドHの出力は、周知の増幅回路A
に入力されて増幅処理されて、図1(b)の出力波形に
示されるようなカードCのエンコードに対応した出力波
形が得られる。なお、図1(b)のは、同図(a)の
の箇所における出力波形であることを示している。ま
た、後述のも同様である。 【0018】増幅回路Aの出力信号は、周知のスライス
回路Tに入力され、ここで所定のしきい値th+,th
−を用いてスライス処理され、図1(b)に示されるパ
ルス信号のスライス出力に生成されて、次のデータ判
定,転送回路Dに出力される。 【0019】データ判定,転送回路Dは、周知のインタ
ーフェース回路からなり、磁気ヘッドHの読取ったデー
タをデータバスBを介してMPU1に取込むことができ
るように構成されている。したがって、MPU1は、取
込んだデータを用いて演算処理を行うことができる。 【0020】A/Dコンバータは、MPU1からのしき
い値変更信号をA/D変換して上記スライス回路Tに出
力するように構成されている。 【0021】次に、図2のフローチャートを用いて、し
きい値th+,th−の変更制御動作を説明する。この
しきい値変更制御動作は、通常,カードCの読初めの部
分に設けられている数ビットの読捨てビットを用いて行
われる。 【0022】先ず、磁気ヘッドHがカードCのデータを
読取ると(ステップ100。以下、ステップをSとす
る。)、その読取られた出力は、既に設定されている所
定のしきい値th+,th−でスライス処理される(S
102)。このスライス処理でパルス信号が生成される
が、このパルス信号の立上りのエッジを検出したタイミ
ングと立下りのエッジを検出したタイミングからパルス
信号の時間tがMPU1によって測定されるとともに、
MPU1のメモリ(図示せず)に予め記憶されている標
準時間t0 と比較される(S104、S106)。 【0023】この比較において、測定された時間tが標
準時間t0 にほぼ一致しているときは、つまり測定時間
tがデータ読取りを正常に行える所定の範囲にあるとき
は、A/Dコンバータ2は、スライス回路Tに対してそ
のままのしきい値th+,th−を維持するように出力
する(S106肯定、S108肯定)。 【0024】ところで、測定された時間tが所定の標準
時間t0 より大きいときは(S106否定)、つまり、
上述の図3(b)の場合であるときは、MPU1は、し
きい値th+,th−をOV側から所定の値だけ離れる
ように、つまりしきい値の電圧値が大きくなるようにA
/Dコンバータ2を介してスライス回路Tに出力する
(S110。図1(b)の及び図3(b)の二点鎖線
のしきい値参照。)。したがって、スライス回路Tのし
きい値th+,th−は、パルス信号の時間tが所定の
標準時間t0 となるように調整され、以後、ノイズを拾
うことが効果的に防止される。 【0025】また、測定された時間tが所定の標準時間
t0 より小さいときは(S108否定)、つまり、上述
の図3(c)の場合であるときは、MPU1は、しきい
値th+,th−をOV側に所定の値だけ近づくよう
に、つまりしきい値の電圧値が小さくなるようにA/D
コンバータ2を介してスライス回路Tに出力する(S1
12。図1(b)の及び図3(c)の二点鎖線のしき
い値参照。)。したがって、スライス回路Tのしきい値
th+,th−は、パルス信号の時間tが所定の標準時
間t0 となるように調整され、以後、読取りミスを効果
的に防止することができる。 【0026】なお、上述の実施例では、しきい値th
+,th−の変更は、カードCのデータ当初の読捨てビ
ットを利用したが、このしきい値変更は、前回のカード
のデータを用いて次に読取るカードのしきい値を調整す
るようにしてもよい。 【0027】また、調整するしきい値は+側と−側とを
共に同時に変動させたが、これをいずれか一方側ずつ調
整するようにしてもよい。 【0028】 【発明の効果】本発明に係る磁気データ読取装置は、
車券類の読始め部分に設けられている読捨てビットの
ルス信号の時間(t)を測定する測定手段と、測定され
た時間(t)と予め用意された所定の標準時間(t0 )
とを比較する比較手段と、測定された時間(t)が所定
の標準時間(t0 )よりも小さいときは、しきい値(t
h)の所定の電圧値(V)をそのしきい値(th)の0
ボルト側に、また、その測定された時間(t)がその所
定の標準時間(t0 )よりも大きいときは、そのしきい
値(th)の所定の電圧値(V)をそのしきい値(t
h)の0ボルト側から離れるように所定量移動させる移
動手段とからなるので、常時、しきい値(th)を標準
時間t0 の得られるように調整することができる。した
がって、ノイズを拾うことが少なく、また、読取りミス
の少ない乗車券類の磁気データ読取装置とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a)は本発明の一実施例装置の概略構成を示
すブロック図、(b)は(a)の〜箇所の出力状態
を示す説明図である。 【図2】しきい値の変更制御動作を示すフローチャート
である。 【図3】読取出力とスライス出力の関係を示す説明図で
ある。 【符号の説明】 1 マイクロコンピュータ(MPU) 2 A/Dコンバータ C 磁気記録媒体(カード) H 磁気ヘッド A 増幅回路 T スライス回路 D データ判定,転送回路 B データバス P ピンチローラ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/09 G06K 7/00 - 7/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 乗車券類から読取った磁気ヘッドの出力
    波形を所定の電圧値(V)を有するしきい値(th)で
    スライスしてパルス信号を生成し、磁気データを読取る
    磁気データ読取装置において、前記乗車券類の読始め部分に設けられている読捨てビッ
    トの パルス信号の時間(t)を測定する測定手段と、 測定された時間(t)と予め用意された所定の標準時間
    (t0 )とを比較する比較手段と、 測定された時間(t)が所定の標準時間(t0 )よりも
    小さいときは、前記しきい値(th)の所定の電圧値
    (V)をそのしきい値(th)の0ボルト側に、また、
    その測定された時間(t)がその所定の標準時間(t0
    )よりも大きいときは、そのしきい値(th)の所定
    の電圧値(V)をそのしきい値(th)の0ボルト側か
    ら離れるように所定量移動させる移動手段と、 を有することを特徴とする磁気データ読取装置。
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