JP3508845B2 - アンテナ制御回路 - Google Patents

アンテナ制御回路

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JP3508845B2
JP3508845B2 JP2000112625A JP2000112625A JP3508845B2 JP 3508845 B2 JP3508845 B2 JP 3508845B2 JP 2000112625 A JP2000112625 A JP 2000112625A JP 2000112625 A JP2000112625 A JP 2000112625A JP 3508845 B2 JP3508845 B2 JP 3508845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ制御回路
に係り、例えば、携帯電話機などの移動体通信端末に使
用される第1アンテナと第2アンテナとにより得られた
受信信号をダイバシティ動作により切替えて伝送品質を
向上させるアンテナ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、携帯電話機などの移動体
通信端末では、フェージングを軽減するために2つのア
ンテナ素子(以下、アンテナと称す)を所定の間隔で配
置して、空間的に入射波の強さや偏波が異なるのを利用
して出力の大きいアンテナに切替えて出力レベルの急激
な低下を抑えるダイバシティ方式(スペースダイバシテ
ィ)を採用したアンテナ制御回路がよく用いられてい
る。このような従来のアンテナ制御回路では、2つのア
ンテナ間を十分に離すとともにアンテナ間での干渉(結
合)を防止することが最も重要になる。図3は、このよ
うな従来のアンテナ制御回路の内部構造を示すブロック
図である。また、図4は、図3に示したアンテナ制御回
路を携帯電話機に採用した実施の形態を示す図である。
また、図5は、図4に示したコネクタ25を車載用の外
部アンテナ26に接続した状態を示す図である。
【0003】図3に示すように、従来のアンテナ制御回
路は、通信信号を送受信する第1アンテナ33と、この
第1アンテナ33との干渉を防止する所定間隔をもって
配置されたチップ型小型面実装による第2アンテナ34
と、第1アンテナ33と切換えられて動作する第1アン
テナ端子35と、第2アンテナ34と切換えられて動作
する第2アンテナ端子36と、第1及び第2アンテナ3
3、34と第1及び第2アンテナ端子35、36とを接
続するアンテナスイッチ31とを備えている。ここで、
アンテナスイッチ31には、第1アンテナ33と第2ア
ンテナ34とをマッチング回路33a、34aを介して
接続している。このマッチング回路33a、34aは、
インダクタンス要素やコンデンサなどの組合せにより形
成されて周波数特性の減衰の度合いを変えられるように
形成している。また、アンテナスイッチ31には、第1
アンテナ33及び第2アンテナ34と切換えて外部アン
テナ(図示せず)に接続する第1アンテナ端子35と第
2アンテナ端子36とを備えている。このアンテナスイ
ッチ31は、通信する信号を送受信する送信ライン38
及び受信ライン39を各々備えるとともに、制御信号を
受ける制御ライン37を設けて制御されている。
【0004】このような従来のアンテナ制御回路は、例
えば、図4に示すように携帯電話機に採用した場合、携
帯電話機の筐体21内に収納する回路基板22上に形成
され、携帯電話機の筐体21に伸縮自在に収納されるヘ
イリカルアンテナが第1アンテナ33に該当し、チップ
型に形成されて回路基板22上で第1アンテナ33と干
渉しない位置(図4に示した右側中央)に実装したアン
テナ(誘導体アンテナやチップ積層アンテナなど)が第
2アンテナ34に該当する。この第1アンテナ33及び
第2アンテナ34は、回路基板22上に形成したアンテ
ナスイッチ31に各々接続している。また、アンテナス
イッチ31は、筐体21の下端に露出するコネクタ25
まで延在させて配置した第1アンテナ端子35及び第2
アンテナ端子36を備えている。また、アンテナスイッ
チ31は、送信ライン38及び受信ライン39によりR
Fユニットなどを備える送受信回路22に接続されて信
号を送受信する。そして、アンテナスイッチ31は、制
御ライン37により回路基板22に実装したCPU23
に接続されて制御信号を受けて制御される。
【0005】従って、このような携帯電話機に採用した
従来のアンテナ制御回路は、図4に示したように、CP
U23によりアンテナスイッチ31を制御して送受信回
路24に、第1アンテナ33及び第2アンテナ34、ま
たは第1アンテナ端子35及び第2アンテナ端子36、
或いは第1アンテナ端子35のみのいずれかを接続す
る。
【0006】そして、アンテナスイッチ31は、第1ア
ンテナ33と第2アンテナ34とを切換え選択するダイ
バシティ動作、または第1アンテナ端子35と第2アン
テナ端子36とを切換え選択するダイバシティ動作、或
いは第1アンテナ端子35のみの動作のいずれかを実行
して通信を行う。ここで、アンテナスイッチ31は、通
常、第1アンテナ33及び第2アンテナ34に接続して
おり、受信状態の良好な第1アンテナ33または第2ア
ンテナ34のいずれかを選択して切替えることで高速ハ
ンドオーバを実現している。
【0007】一方、アンテナスイッチ31は、第1アン
テナ端子35及び第2アンテナ端子36に接続する場
合、コネクタ25の接続状態をCPU23が感知してお
り、コネクタ25に所定の端子が接続されると自動的に
制御されて第1アンテナ端子35及び第2アンテナ端子
36への接続に切り換えられる。このコネクタ25に
は、図5に示すように、例えば、自動車のトランクの蓋
に2本並べて取り付けた外部アンテナ(トランクリッド
アンテナ)26などに接続される。この外部アンテナ2
6が接続されると、アンテナスイッチ31が2本の外部
アンテナ26のうち、受信状態の良好な方を選択して切
替えることで高速ハンドオーバを実現する。ここで、自
動車のトランクの蓋には、外部アンテナを1本のみ取り
付ける場合がある。このような場合、CPU23がコネ
クタ25から1本の外部アンテナが接続されたことを感
知してアンテナスイッチ31を制御して第1アンテナ端
子35のみが動作するように切換える。
【0008】ところで、図4に示した従来のアンテナ制
御回路は、第2アンテナ34及び第2アンテナ端子36
を回路基板22の右側中央までパターンを形成して配置
している。ここで、第2アンテナ34は、第1アンテナ
33との干渉を防止するため、回路基板22の下側に配
置している。しかし、回路基板22には、例えば、図4
に示した配置スペースBにキートップスイッチなどの部
品(図示せず)が配置されており、第2アンテナ34及
び第2アンテナ端子36を配置するパターンにより所定
の配置スペースBを確保できなくなってしまう。そこ
で、第2アンテナを回路基板の上部に配置した従来のア
ンテナ制御回路の他の実施の形態がある。図6は、この
ように第2アンテナを回路基板の上部に配置した従来の
アンテナ制御回路の他の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【0009】図6に示すように、従来のアンテナ制御回
路の他の実施の形態は、図4に示したアンテナ制御回路
と同様に携帯電話機に採用しており、筐体41内に収納
する回路基板42上に形成されている。この回路基板4
2には、アンテナスイッチ51を形成して、このアンテ
ナスイッチ51に第1アンテナ53、第2アンテナ5
4、第1アンテナ端子55、第2アンテナ端子56を各
々接続して配置している。第1アンテナ53及び第2ア
ンテナ54は、マッチング回路53a、54aを介して
アンテナスイッチ51に接続している。このマッチング
回路53a、54aは、インダクタンス要素やコンデン
サなどの組合せにより形成されて周波数特性の減衰の度
合いを変えられるように形成している。また、アンテナ
スイッチ51には、通信信号を送受信する送受信回路4
4と、制御信号を送って制御するCPU43とを接続し
ている。
【0010】ここで、第2アンテナ54は、図4に示し
た第2アンテナとは異なり、回路基板42の上側に延在
させ、送受信回路(RFユニット)44内に配置してい
る。このように、第2アンテナ54を上部の送受信回路
44に配置することで、配置スペースCを広く確保する
ことが可能になる。しかし、この第2アンテナ54は、
筐体41の小型化などにより第1アンテナ53との所定
の距離を維持できなくなり、お互いに干渉(結合)し
て、位相の不整合が生じることがあった。そこで、図6
に示したマッチング回路53a、54aのいずれか一方
には、図4に示したマッチング回路とは異なって、位相
の調整を行うことで位相の不整合を換える移相回路(図
示せず)を備えている。ここで、本出願人は、このよう
なマッチング回路に移相回路を備えることで位相の不整
合を防止する技術について、特願平11−300237
号により既に出願している。このように、従来のアンテ
ナ制御回路では、図4に示した第1アンテナと第2アン
テナとを離して配置する方法、または図6に示したよう
にマッチング回路に移相回路を設ける方法のいずれかの
構造により、第1アンテナと第2アンテナとの干渉を防
止して良好なダイバシティ受信を可能にしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アンテナ制御回路では、図4に示したように、第1アン
テナ33と第2アンテナ34とを離して配置する場合、
前述したように回路基板22に複数のパターンを延在さ
せて第2アンテナ34及び第2アンテナ端子36を配置
するため、このパターンにより基板面積(特に、図4に
示した配置スペースB)が減少して部品の配置が困難に
なるという不具合があった。
【0012】また、従来のアンテナ制御回路では、図6
に示したように、第1アンテナ53と第2アンテナ54
との干渉により発生する位相の不整合をマッチング回路
に移相回路を設けることで防止しているため、回路基板
42の設計が複雑になり製造コストがかかるという不具
合があった。本発明は、このような課題を解決し、ダイ
バシティの第1アンテナ及び第2アンテナを基板面積の
減少なく自由に配置でき、移相回路が不要になるアンテ
ナ制御回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、移動体通信端末の筐体に取り付けられる
第1アンテナと、筐体内に前記第1アンテナとの干渉を
防止する所定間隔をもって配置された第2アンテナと、
第1アンテナと切換えられて動作する第1アンテナ端子
と、第2アンテナと切換えられて動作する第2アンテナ
端子と、筐体内の第1アンテナとの干渉を防止する所定
位置で第2アンテナと第2アンテナ端子とに各々接続さ
れて第2アンテナと第2アンテナ端子とを切換え選択す
る第2アンテナスイッチと、第1アンテナ及び第1アン
テナ端子と第2アンテナスイッチに各々接続されて第1
アンテナまたは第1アンテナ端子と第2アンテナスイッ
チとを切換え選択する第1アンテナスイッチとを備え、
第2アンテナスイッチは第1アンテナスイッチに共有ラ
インを介して接続されて第1のアンテナと第2のアンテ
ナとを切換え選択するダイバシティ動作または第1のア
ンテナ端子と第2のアンテナ端子とを切換え選択するダ
イバシティ動作のいずれかを実行する第1アンテナスイ
ッチの切換え動作に従って第2アンテナと第2アンテナ
端子とを切換え選択する。
【0014】ここで、第1アンテナスイッチは、筐体内
でCPU及び送受信回路に接続されて、このCPUの制
御により第1アンテナ及び第2アンテナまたは第1アン
テナ端子及び第2アンテナ端子のいずれかに接続して送
受信を行うことが好ましい。また、第1アンテナ端子及
び第2アンテナ端子は、筐体の外部に露出するコネクタ
などの端子に設けられて自動車などの外部に配置した外
部アンテナと接続するとともに、この外部アンテナの接
続をCPUが感知して第1アンテナスイッチが切換えら
れて自動的に送受信可能に設定されることが好ましい。
また、第2アンテナと第2アンテナ端子とは、第2アン
テナスイッチにマッチング回路を介して接続されている
ことが好ましい。また、第2アンテナスイッチは、第1
アンテナスイッチにマッチング回路を介して接続されて
いることが好ましい。また、第1アンテナと第1アンテ
ナ端子とは、第1アンテナスイッチにマッチング回路を
介して接続されていることが好ましい。また、マッチン
グ回路は、インダクタンス要素やコンデンサなどの組合
せにより形成されて周波数特性の減衰の度合いを変える
ことが好ましい。また、移動体通信端末は、携帯電話
機、PHS電話機、携帯無線機などの移動体通信端末で
あることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
によるアンテナ制御回路の実施の形態を詳細に説明す
る。図1は、本発明によるアンテナ制御回路の実施の形
態を示すブロック図である。また、図2は、図1に示し
たアンテナ制御回路を携帯電話機に採用した実施の形態
を示す図である。
【0016】図1に示すように、本発明によるアンテナ
制御回路の実施の形態は、通信信号を送受信する第1ア
ンテナ13と、この第1アンテナ13との干渉を防止す
る所定間隔をもって配置されたチップ型小型面実装によ
る第2アンテナ14と、第1アンテナ13と切換えられ
て動作する第1アンテナ端子15と、第2アンテナ14
と切換えられて動作する第2アンテナ端子16と、第1
及び第2アンテナ13、14と第1及び第2アンテナ端
子15、16を各々接続する第1アンテナスイッチ11
とを備えている。ここで、第2アンテナ14と第2アン
テナ端子16とは、図3に示した従来技術とは異なり、
第2アンテナスイッチ12に接続して共有ラインL1に
より第1アンテナスイッチ11に接続している。
【0017】この第2アンテナ14と第2アンテナ端子
16とは、第2アンテナスイッチ12にマッチング回路
14a、16aを介して接続されている。また、第1ア
ンテナスイッチ11には、第1アンテナ13、第1アン
テナ端子15、共有ラインL1がマッチング回路11
a、13a、15aを介して接続している。このマッチ
ング回路11a、13a、14a、15a、16aは、
インダクタンス要素やコンデンサなどの組合せにより形
成されて周波数特性の減衰の度合いを変えられるように
形成している。また、マッチング回路は、第1及び第2
アンテナ13、14と第1及び第2アンテナ端子15、
16とが50Ωマッチングが取れるように形成されてい
る。
【0018】また、第1アンテナスイッチ11には、第
1アンテナ13と切換えて外部アンテナ(図5参照)に
接続する第1アンテナ端子15を備えているとともに、
通信信号を送受信する送信ライン18及び受信ライン1
9を各々備える。そして、第1アンテナスイッチ11
は、制御信号を受ける制御ライン17を設けて制御され
ている。この制御信号は、第2アンテナスイッチ12に
も送信されており、第1アンテナスイッチ11の動作に
従って第2アンテナスイッチ12が動作するように形成
されている。
【0019】このような本発明によるアンテナ制御回路
の実施の形態は、例えば、図2に示すように携帯電話機
に採用した場合、携帯電話機の筐体1内に収納する回路
基板2上に形成され、携帯電話機の筐体1に伸縮自在に
収納されるヘイリカルアンテナが第1アンテナ13に該
当し、チップ型に形成されて回路基板2上で第1アンテ
ナ13と干渉しない位置(図4に示した右側中央)に実
装したアンテナ(誘導体アンテナやチップ積層アンテナ
など)が第2アンテナ14に該当する。また、回路基板
2には、第1アンテナスイッチ11を形成し、この第1
アンテナスイッチ11の一端側に第1アンテナ13と第
1アンテナ端子15とをマッチング回路13a、15a
を介して接続している。
【0020】また、第2アンテナ14と第2アンテナ端
子16とは、第2アンテナスイッチ12に各々接続され
て共有ラインL1により第1アンテナスイッチ11に接
続している。従って、回路基板2上では、第2アンテナ
14と第2アンテナ端子16とを第1アンテナスイッチ
11に接続する際に共有ラインL1のパターン配線によ
り自由に配置でき、配置スペースAを広く確保すること
が可能になる。
【0021】そして、第2アンテナ14と第2アンテナ
端子16とは第2アンテナスイッチ12にマッチング回
路14a、16aを介して接続され、この第2アンテナ
スイッチ12はマッチング回路11aを介して第1アン
テナスイッチ11に接続している。ここで、第1アンテ
ナ13と第2アンテナ14とは、所定の間隔をもって配
置することで干渉を防止しているため、図6に示した従
来技術のようにマッチング回路11a、13a、14
a、16aに移相回路を備える必要がなく、回路設計が
容易になり製造コストを低減することが可能になる。
【0022】また、第1アンテナ端子15と第2アンテ
ナ端子16とは、筐体1の下端に露出するコネクタ5ま
で延在させて各々配置している。また、第1アンテナス
イッチ11は、送信ライン18及び受信ライン19によ
りRFユニットなどを備える送受信回路4に接続されて
信号を送受信する。そして、この第1アンテナスイッチ
11は、制御ライン17により回路基板2に実装したC
PU3に接続されて制御信号を受けて制御される。
【0023】このような構成からなる本発明によるアン
テナ制御回路を携帯電話機に採用した実施の形態は、図
2に示したように、CPU3が制御ライン17を介して
第1アンテナスイッチ11及び第2アンテナスイッチ1
2を同時に制御し、第1アンテナ13及び第2アンテナ
14、または第1アンテナ端子15及び第2アンテナ端
子16、或いは第1アンテナ端子15のみのいずれかを
送受信回路4に接続して通信信号を送受信する。この
際、第1アンテナスイッチ11は、第1アンテナ13と
第2アンテナ14とを切換え選択するダイバシティ動
作、または第1アンテナ端子15と第2アンテナ端子1
6とを切換え選択するダイバシティ動作、或いは第1ア
ンテナ端子15のみの動作のいずれかを自動的に選択し
て通信を実行する。ここで、第1アンテナスイッチ11
及び第2アンテナスイッチ12は、通常、第1アンテナ
13及び第2アンテナ14に接続するように制御されて
おり、受信状態の良好な第1アンテナ13または第2ア
ンテナ14のいずれかを選択して切替えるダイバシティ
動作により高速ハンドオーバを実現する。
【0024】一方、第1アンテナスイッチ11及び第2
アンテナスイッチ12は、第1アンテナ端子15及び第
2アンテナ端子16に切換えて使用する場合、CPU3
がコネクタ5の接続状態を感知しており、コネクタ5に
外部アンテナ(図5参照)が接続されることで自動的に
第1アンテナ端子15及び第2アンテナ端子16への接
続に切り換えられる。これにより第1アンテナスイッチ
11は、2本の外部アンテナのうち、受信状態の良好な
方を選択して切替えることで高速ハンドオーバを実現す
る。また、自動車のトランクの蓋には、外部アンテナを
1本のみ取り付ける場合がある。このような場合、CP
U3がコネクタ5から1本の外部アンテナが接続された
ことを感知して第1アンテナスイッチ11を制御して第
1アンテナ端子15のみが接続された状態に切換える。
【0025】このように本発明によるアンテナ制御回路
の実施の形態は、アンテナスイッチ(第1アンテナスイ
ッチ11、第2アンテナスイッチ12)を複数用いるこ
とにより、図4に示した従来技術のように回路基板上に
複数形成していたパターン配線を共有化(共有ラインL
1)できるため、所定の基板面積(配置スペースA)を
確保でき、且つ良好なダイバシティ動作を実現できる。
【0026】以上、本発明によるアンテナ制御回路の実
施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述した実施の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で変更可能である。例えば、本発明によるアンテナ
制御回路を携帯電話機に採用した実施の形態を説明した
が、これに限定されるものではなく、PHS電話機、携
帯用無線機などの移動体通信端末にも適用可能である。
【0027】
【発明の効果】このように本発明によるアンテナ制御回
路によれば、第2アンテナと第2アンテナ端子とを第2
アンテナスイッチを設けて接続して第1アンテナスイッ
チに共有ラインによりパターンを共有して自由に配線す
ることができるため、回路基板上に複数のパターン配線
を長く引き延ばして設ける必要がなく、回路基板に所定
の配置スペースを広く確保でき、パターン配線を削減し
て基板面積を縮小することで軽量化を実現できる。ま
た、本発明によるアンテナ制御回路によれば、回路基板
上の配置スペースを減少させることなく第1アンテナ及
び第2アンテナを所定の間隔をもって配置できるため、
第1アンテナと第2アンテナとの干渉を防ぐことがで
き、位相を調整して位相の不整合を換える移相回路が不
要になるとともに、回路設計が容易になり製造コストを
低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンテナ制御回路の実施の形態を
示すブロック図。
【図2】図1に示したアンテナ制御回路を携帯電話機に
採用した実施の形態を示す図。
【図3】従来のアンテナ制御回路の内部構造を示すブロ
ック図。
【図4】図3に示したアンテナ制御回路を携帯電話機に
採用した実施の形態を示す図。
【図5】図4に示したコネクタを車載用の外部アンテナ
に接続した状態を示す図。
【図6】従来のアンテナ制御回路の他の実施の形態を示
すブロック図。
【符号の説明】
11 第1アンテナスイッチ 11a マッチング回路 12 第2アンテナスイッチ 13 第1アンテナ 13a マッチング回路 14 第2アンテナ 14a マッチング回路 15 第1アンテナ端子 15a マッチング回路 16 第2アンテナ端子 16a マッチング回路 17 制御ライン 18 送信ライン 19 受信ライン L1 共有ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−112379(JP,A) 特開 平11−98051(JP,A) 特開 平10−190512(JP,A) 特開2000−59120(JP,A) 特開 平5−63597(JP,A) 特開2000−59275(JP,A) 特開 平11−168418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/04 H01Q 1/24 H01Q 3/24 H04B 7/26

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体通信端末の筐体に取り付けられる
    第1アンテナと、 前記筐体内に前記第1アンテナとの干渉を防止する所定
    間隔をもって配置された第2アンテナと、 前記第1アンテナと切換えられて動作する第1アンテナ
    端子と、 前記第2アンテナと切換えられて動作する第2アンテナ
    端子と、前記筐体内の前記第1アンテナとの干渉を防止する所定
    位置で前記第2アンテナと第2アンテナ端子とに各々接
    続されて前記第2アンテナと第2アンテナ端子とを切換
    え選択する第2アンテナスイッチと、 前記第1アンテナ及び第1アンテナ端子と前記第2アン
    テナスイッチに各々接続されて前記第1アンテナまたは
    前記第1アンテナ端子と前記第2アンテナスイッチとを
    切換え選択する第1アンテナスイッチとを備え、 前記第2アンテナスイッチは前記第1アンテナスイッチ
    に共有ラインを介して接続されて前記第1のアンテナと
    前記第2のアンテナとを切換え選択するダイバシティ動
    作または前記第1のアンテナ端子と前記第2のアンテナ
    端子とを切換え選択するダイバシティ動作のいずれかを
    実行する前記第1アンテナスイッチの切換え動作に従っ
    て前記第2アンテナと第2アンテナ端子とを切換え選択
    することを特徴とするアンテナ制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアンテナ制御回路にお
    いて、 前記第1アンテナスイッチは、前記筐体内でCPU及び
    送受信回路に接続されて、このCPUの制御により前記
    第1アンテナ及び第2アンテナまたは前記第1アンテナ
    端子及び第2アンテナ端子のいずれかに接続して送受信
    を行うことを特徴とするアンテナ制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のアンテナ制御回路にお
    いて、 前記第1アンテナ端子及び第2アンテナ端子は、前記筐
    体の外部に露出するコネクタなどの端子に設けられて自
    動車などの外部に配置した外部アンテナと接続するとと
    もに、この外部アンテナの接続を前記CPUが感知して
    前記第1アンテナスイッチが切換えられて自動的に送受
    信可能に設定されることを特徴とするアンテナ制御回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のアンテナ制御回路にお
    いて、 前記第2アンテナと第2アンテナ端子とは、前記第2ア
    ンテナスイッチにマッチング回路を介して接続されてい
    ることを特徴とするアンテナ制御回路。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアンテナ制御回路にお
    いて、 前記第2アンテナスイッチは、前記第1アンテナスイッ
    チにマッチング回路を介して接続されていることを特徴
    とするアンテナ制御回路。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のアンテナ制御回路にお
    いて、 前記第1アンテナと第1アンテナ端子とは、前記第1ア
    ンテナスイッチにマッチング回路を介して接続されてい
    ることを特徴とするアンテナ制御回路。
  7. 【請求項7】 請求項4〜請求項6に記載のアンテナ制
    御回路において、 前記マッチング回路は、インダクタンス要素やコンデン
    サなどの組合せにより形成されて周波数特性の減衰の度
    合いを変えることを特徴とするアンテナ制御回路。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のアンテナ制御回路にお
    いて、 前記移動体通信端末は、携帯電話機、PHS電話機、携
    帯無線機などの移動体通信端末であることを特徴とする
    アンテナ制御回路。
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