JP3508259B2 - 光ディスク装置および制御方法 - Google Patents
光ディスク装置および制御方法Info
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Description
を記録することを可能にした光ディスク装置および制御
方法に関する。
型(WO)光ディスク(以下CD−Rと称する)が提案
されている。このCD−Rは、例えばポリカーボネイト
のディスク状基板へ有機色素を付着して情報記録面を形
成し、この情報記録面を保護層で保護する。これによ
り、光ディスク装置は、間欠的に光ビームを照射して情
報記録面の有機色素を熱変化させ、これにより情報記録
面に反射率の低い領域を形成する。
て、説明する。図13は、CD−Rの最内周部分のデー
タ構造を示す。この部分は、リードイン領域よりも内周
側で中心に向かって 00(分):00(秒):00(フレー
ム)から00:35:36までの時間で表されるアドレス決め
がなされている。ここで、1秒は光ディスク同様に75
フレームである。さらに、CD−Rは、トラッキング用
のウォブリング溝を有し、このウォブリング溝をFM変
調することにより、絶対時間(ATIP)が記録され
る。つまり、光ディスク上の絶対アドレスは、予め記録
されている。
す。このPCA101は、記録時の光ビームの光量調整
のためのテスト領域102と、テスト領域102の利用
状態を記録するためのカウント領域103に分けられ
る。テスト領域102は、(00:15:35〜00:35:35)
の範囲、すなわち1500フレームから構成され、カウント
領域103は、(00:13:55〜00:15:05)の範囲、す
なわち100 フレームから構成される。
ーションと称する)104に分割され、従って、1つの
パーテーションが、15フレームから構成される。ま
た、カウント領域103もテスト領域102と同様に10
0 の領域(パーテーションと称する)104に分割され
る。
4には、記録時の光ビームの光量を最適に調整するため
に、光ビームの最大光量から徐々に光量が低くなるテス
トデータが記録される。このとき、このテスト領域10
2のパーテーションに対応した、カウント領域103の
パーテーションへ記録済みのマークを付ける。このカウ
ント領域103のパーテーションとテスト領域102の
パーテーションは、1対1で対応しカウント領域103
のパーテーションを調べることで、このカウント領域1
03のパーテーションに対応したテスト領域102のパ
ーテーションで記録済みか否かが判断できる。図13
は、第1パーテーションから第3パーテーションまでが
使用済みの例を示している。
ムメモリ領域(PMA)を示す。このPMA105は、
ディスク識別情報と記録途中のトラックの一部のデータ
が記録され、すなわち仮の覚書の役割を果たしている。
タ構造を全体的に説明する。91は、セッションと呼ば
れる追記されるデータ単位を示す。CD−Rは、PCA
101、PMA105および複数のセッション91から
構成される。各セッションは、プログラム領域92とそ
の前後のリードイン領域93とリードアウト領域94で
構成されている。
なデータ構造を示す。リードイン領域93とリードアウ
ト領域94に挟まれたプログラム領域92は、記録され
るデータ数に応じてトラック番号TNOが与えられる。
この実施例では、1セッションが3個のデータトラック
の場合を示している。トラック番号TNOで区切られる
各トラック95は、インデックスで区別される2つの領
域から構成される。
なデータ構造を示す。インデックスが `00' の領域1
に、トラックディスクリプタが記録される。インデック
スが `01' の領域2は、ユーザデータの記録領域であ
り、パケット3を単位とするものである。この領域2に
対して所望のデータを記録する方法は、3通り用意さて
いる。すなわち、トラックアットワンス方式、固定長パ
ケット方式、可変長パケット方式であり、これらの方式
は適宜選択することが可能である。トラックディスクリ
プタには、これらの記録方式を区別する情報を有する。
図12は、この一実施例として、固定長パケット方式、
すなわち1パケットの長さ(以下、パケット長と称す
る)が32ブロックで一定のデータ構造を示している。
構造を示す。パケット3の先頭には、リンクブロック領
域5が位置する。このリンクブロック領域5は、ランイ
ン領域6と共に前のパケットとの接続部分を構成する。
この図示の例は、パケット長を32ブロックとする固定
長パケット方式である。ランイン領域6とランアウト領
域7に挟まれてユーザデータ領域8は、32ブロックで
構成されている。このときランイン領域6とランアウト
領域7は、光ディスクのエラー訂正符号(クロスインタ
ーリーブリードソロモン符号)の構成上、データを記録
することができない、ガード領域である。
クに対して追加記録を行う場合、光ディスクの所定の記
録単位領域内は、連続的に信号を記録しなければならな
い。また、原則として、既に、信号が記録された光ディ
スクに対して追加記録を行う場合、最外周にある記録済
みの所定の記録単位領域の後へ連続して信号を記録しな
ければならない。しかしながら、記録中の電源オフや、
外乱でサーボが乱れること等によって光ディスクへの記
録動作が異常終了する場合がある。その結果、記録単位
領域の記録が完了していないため、その記録単位領域の
後へ連続して信号を記録することが不可能になる。そし
て、既に記録された領域に連続して追加記録を行うもの
とされているために、そのような光ディスクは、記録動
作の失敗を補うためのデータをも記録することが出来な
くなるばかりか、永久に使用不可能な状態になることも
ある。さらに、記録が異常終了した光ディスクは、記録
データの論理的データ構造がトラックディスクリプタに
よって指示されるフォーマットと異なるために、再生時
に不都合が生じる。
クへの記録動作が異常終了した場合、その光ディスクの
修復を行うことを可能とした光ディスク装置および制御
方法を提供することにある。
ィスクへ記録単位の異なるユーザ信号が記録可能な光デ
ィスク装置であって、光ディスクに記録されている属性
情報を含む信号からユーザ信号の所定の記録単位を検知
し、所定の記録単位を完成せずに途中でユーザ信号の記
録が終了している場合、ユーザ信号の記録終了位置を計
測し、記録終了位置から所定の記録単位までの長さを計
測する計測手段と、擬似信号をユーザ信号の記録終了位
置から所定の記録単位まで追記することにより、光ディ
スクの修復を行う修復手段とからなることを特徴とする
光ディスク装置である。また、請求項5の発明は、光デ
ィスクへ記録単位の異なるユーザ信号が記録可能な光デ
ィスク装置であって、光ディスクに記録されている属性
情報を含む信号からユーザ信号の所定の記録単位を検知
し、所定の記録単位を完成せずに途中でユーザ信号の記
録が終了している場合、ユーザ信号の記録終了位置を計
測し、記録終了位置から所定の記録単位までの長さを計
測し、擬似信号をユーザ信号の記録終了位置から所定の
記録単位まで追記することにより、光ディスクを修復す
るようにしたことを特徴とする光ディスク装置の制御方
法である。
て、記録中に記録動作が中断され正常に終了できなかっ
た場合、そのCD−Rは、以降記録不可能な状態、また
は正常な再生が不可能な状態になる可能性がある。この
ような状態のCD−Rに対して、再度追記可能な状態、
すなわち正常に終了しなかった後に連続して記録可能、
または再生可能な状態にすることができる。
図を用いて説明する。図1は、トラックアットワンス方
式のパケットのデータ構造を示す。インデックスが `0
0'の領域1、すなわちトラックディスクリプタには、こ
のパケットがトラックアットワンス方式であることを指
示する情報が記録されている。インデックスが `01' の
領域2は、ユーザデータの記録領域であり、トラックア
ットワンス方式では、ランアウト領域7まで擬似信号
(例えば、全て `0' のデータ)が記録されている。リ
ンクブロックス4は、後述するように、リンクブロック
領域5、ランイン領域6、ランアウト領域7より構成さ
れている。
データ構造を示す。インデックスが`00' の領域1、す
なわちトラックディスクリプタには、このパケットが可
変長パケット方式であることを指示する情報が記録され
ている。インデックスが `01' の領域2は、ユーザデー
タの記録領域であり、夫々のパケットは、8ブロック
(ユーザデータ領域8が1ブロック)以上の任意のブロ
ック数とされている。リンクブロックス4は、後述する
ように、リンクブロック領域5、ランイン領域6、ラン
アウト領域7より構成されている。
データ構造を示す。インデックスが`00' の領域1、す
なわちトラックディスクリプタには、このパケットが固
定長パケット方式であること、およびパケット長のブロ
ック数が記録されている。図示の例では、ブロック数が
等しいパケット長が記録されている。インデックスが`0
1' の領域2は、ユーザデータの記録領域であり、トラ
ックディスクリプタへ記録されているパケット長のブロ
ック数から構成されている。リンクブロックス4は、後
述するように、リンクブロック領域5、ランイン領域
6、ランアウト領域7より構成されている。
タ構造を詳細に示す。このリンクブロックス4は、リン
クブロック領域5が1ブロック、ランイン領域6が4ブ
ロック、ランアウト領域7が2ブロック、すなわち合計
7ブロックより構成されている。リンクブロックス4の
データ構造は、現パケットのリンクブロックス4がリン
クブロック領域5およびランイン領域6であり、現パケ
ットの1つ前のパケットのリンクブロックス4がランア
ウト領域7であることを図4に示す。
トワンス(図1)、可変長パケット(図2)および固定
長パケット(図3)の何れかの方式をトラック毎に選択
でき、その方式は、領域1のトラックディスクリプタへ
記述される。また、上述のリードイン領域93およびリ
ードアウト領域94は、1つのトラックとして扱われ、
これらの領域の記録方式は、トラックアットワンス(図
1)のみと限定される。
へ記述されている記録方式により、そのトラック2内の
最小記録単位、すなわち最小パケットが決定される。こ
の実施例において、最小パケットは、トラックアットワ
ンス(図1)の場合、トラックすなわち1パケットとな
り、可変長パケット(図2)の場合、ユーザデータ8が
1ブロックから構成される1パケットとなり、固定長パ
ケット(図3)の場合、領域1のトラックディスクリプ
タへ記述されている所定の長さのパケットとなる。
前後に分散されることにより誤り訂正を行う、CIRC
(クロス・インタリーブ・リードソロモン符号化)を用
いるため、所定の位置以外で記録が中断されるとデータ
の一部が欠落し、再生が不可能になるため、このパケッ
ト3内では、信号を中断することなく記録しなければな
らない。
ついて図面を参照して説明する。図5は、光ディスク装
置のブロック図の概略図を示し、光ディスク11は、例
えば有機色素で情報記録面を形成したディスク状記録媒
体であり、サーボ回路13によってスピンドルモータ1
2を回転制御することにより、光ディスク11を所定の
線速度一定(CLV)で回転駆動する。光ディスク11
に対してデータを記録し、光ディスク11からデータを
再生するために、スレッド14上に光学ブロック15が
設けられている。スレッド14は、光ディスク11の径
方向にリニアモータ等により送られるものである。
れる反射光を受光素子(例えば4分割ディテクタ)で受
光し、光学ブロック15は、この受光素子の出力信号を
増幅して信号処理部17およびサーボ回路13へ出力さ
れる。信号処理部17は、4分割ディテクタの各ディテ
クタから供給された信号を加減算処理し、再生RF信
号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号が
生成される。サーボ回路13は、供給されたフォーカス
エラー信号、トラッキングエラー信号を使用して、スレ
ッド14のディスク径方向の送りと光学ブロック15の
トラッキングおよびフォーカス制御のための制御信号が
発生される。
カス制御が行われ、これらの制御により所定の位置へ確
実にピットを形成し得るようになされ、さらに再生時、
確実にデータを再生し得るようになされている。さら
に、光ディスク11は、予めピット形成位置と対応する
グルーブをウォブリングして形成するようになされ、こ
のグルーブに基づいてトラッキングエラー信号を生成す
るようになされている。さらに、ウォブリングがFM変
調され、これを復調することによって、光ディスク11
の位置情報(ATIP)を検出するようになされてい
る。
給され、CPUブロック20は、この位置情報を基準に
して光ディスク11に対応するアクセスを制御し、これ
により光ディスク装置は、所定の領域に順次データを記
録し得るようになされている。
了後に次回の記録可能な位置を探すための処理の一例を
説明する。最初にCPUブロック20は、光ディスク1
1上の追加記録が可能な領域を探索する。次に、CPU
ブロック20は、サーボ回路13を制御することによ
り、追加記録が可能な領域の先頭、例えば最終パケット
の先頭へ光学ブロック15が移動し、記録されている信
号の再生が開始される。そして、CPUブロック20
は、信号処理部17から得られる記録済み信号(再生R
F信号)がタイマー21を用いて計測され、それと同時
にエンコード/デコード回路18でデコードされたデー
タを監視する。再生される記録済み信号が途切れたと
き、CPUブロック20は、エンコード/デコード回路
18でデコードされたデータと、タイマー21で計測さ
れた記録済み信号を使用して、記録単位が正しく終了さ
れているか否かが判定される。信号処理部17からの記
録済み信号あるいはエンコード/デコード回路18の出
力データの一方のみを使用して判定を行っても良い。
判定された場合、その後に連続して今回の記録がなされ
る。若し、正しく以前の記録が終了していないと判定さ
れた場合、光ディスク装置自ら、または端子23を介し
て外部装置の命令により、光ディスク11の記録されて
いる信号を正しく終了するように、信号の修復が行われ
る。CPUブロック20は、領域1のトラックディスク
リプタから読み出された内容から最小記録単位、すなわ
ち最小パケットが決定される。CPUブロック20は、
サーボ回路13を制御し、記録終了位置の直前へ光学ブ
ロック15を移し、その位置から記録されている信号の
再生が開始される。
ード回路18が、その異常終了した領域に対して記録さ
れる擬似信号(例えば、全て `0' データ)を発生する
ようにこの回路18を制御する。CPUブロック20
は、予め計測された記録済み信号の情報を用いて記録終
了位置を予測し、その位置まで到達した場合、信号処理
部17に対して、信号の記録を開始するように制御す
る。所定の領域例えば最小パケットの記録が終了した
後、CPUブロック20は、全ての回路に対して、記録
の制御を終了させる。
例について説明すると、光学ブロック15と信号処理部
17から再生RF信号を生成し、後述するように再生R
F信号の信号レベルが検出され、この信号レベル検出結
果は、ディジタル信号としてCPUブロック20へ供給
される。
の間でデータの授受を行うために設けられたものであ
る。この端子23に対して、外部インターフェース回路
22が結合されている。この外部インターフェース回路
22の動作は、CPUブロック20によって制御され
る。光ディスク11からのデータは、一旦バッファメモ
リ19へ蓄えられ、所定のタイミングで外部インターフ
ェース回路22、端子23を通じてホストコンピュータ
へ転送される。
データは、外部インターフェース回路22を介してバッ
ファメモリ19へ蓄えられ、所定のタイミングで光ディ
スク11へ記録される。バッファメモリ19は、光ディ
スク装置におけるデータレートと光ディスク装置とホス
トコンピュータとの間で伝送されるデータレートの差を
吸収するために設けられている。
コード/デコード回路18へ転送された、EFM(Eigh
t to Fourteen Modulation)、エラー訂正の符号化等の
処理が施され、信号変調回路16へ供給される。信号変
調回路16は、CPUブロック20から供給される。光
ビームのオン/オフの制御信号が供給され、エンコード
/デコード回路18から供給されたエンコード化データ
に同期して規定のピットを形成し、光学ブロック15へ
信号が供給される。光学ブロック15では、供給された
ピットに基づいて光ディスク11へデータの記録が行わ
れる。
は、信号処理部17およびエンコード/デコード回路1
8を介して、バッファメモリ19へ蓄えられる。このバ
ッファメモリ19へ蓄えられたデータは、所定のタイミ
ングで外部インターフェース回路22、端子23を通じ
てホストコンピュータへ転送される。記録開始前、サー
ボ回路13を制御することにより、光ビームの各光量で
所定のテストデータを用いて光量調整を行う。
メトリ検出のための一例について図6を参照して説明す
る。このアシンメトリ検出回路は、再生RF信号を入力
端子31から微分回路32へ入力し、ここで正弦波状に
変化する再生RF信号を微分し、この再生RF信号のピ
ークレベルに立ち上がりおよびボトムレベルに立ち下が
るタイミングで信号レベルが `0' レベルを横切る微分
信号が生成される。比較回路33は、 `0' レベルを基
準にしてこの微分信号の信号レベルを検出することによ
り、この微分信号が `0' レベルを横切るタイミングで
信号レベルが切り換わる出力信号が生成され、エッジ検
出回路34は、この出力信号の立ち上がりエッジおよび
立ち下がりエッジで夫々信号レベルが立ち上がり、所定
期間経過して信号レベルが立ち下がるエッジ検出信号P
OSおよびNEGが出力される。
エッジ検出信号POSおよびNEGの信号レベルが立ち
上がるタイミングで夫々信号レベルが立ち上がる第1お
よび第2のサンプリングパルスが生成され、このサンプ
リングパルスをサンプルホールド回路(S/H)36お
よび37へ出力される。サンプルホールド回路36およ
び37は、夫々この第1および第2のサンプリングパル
スを基準にして再生RF信号がサンプルホールドされ
る。
リ検出回路は、サンプルホールド回路36において、再
生RF信号の信号レベルがピークレベルに立ち上がるタ
イミングtP1、tP2、tP3、‥‥で、順次再生R
F信号の信号レベルをサンプリングするようになされ、
これとは逆にサンプルホールド回路37において、再生
RF信号の信号レベルがボトムレベルに立ち下がるタイ
ミングtN1、tN2、tN3、‥‥、で順次再生RF
信号の信号レベルをサンプリングするようになされてい
る。
ルホールド回路36および37のサンプルホールド結果
のピーク値およびボトム値を夫々ホールドすることによ
り、パルス幅11Tのランドを再生して得られる再生RF
信号のピークレベルRFTOP、パルス幅11Tのピット
を再生して得られる再生RF信号のボトムレベルRFB
TM、パルス幅3Tのランドを再生して得られる再生R
F信号のピークレベル3TTOP、パルス幅3Tのピッ
トを再生して得られる再生RF信号のボトムレベル3T
BTMを夫々検出し、この検出結果をCPUブロック2
0へ出力端子39を介して供給される。
演算処理を実行してアシンメトリAsyを検出し得るよ
うになされている。
いて、パルス幅3Tのピットおよびランドの発生確率が
全体の1/3を占め、これによりパルス幅3Tのピーク
レベル3TTOPおよびボトムレベル3TBTMを加算
すれば、論理‘0' および‘1' の発生確率が等しくな
るスライスレベルSLの2倍のレベルを検出することが
できる。
演算処理を実行して簡易にアシンメトリAsyを検出す
ることができる。このときアシンメトリ検出において、
ピークレベルおよびボトムレベルを順次サンプリングし
た後、各サンプリング結果の最小値および最大値を検出
してパルス幅3Tのピークレベル3TTOPおよびボト
ムレベル3TBTM、パルス幅11TのピークレベルRF
TOPおよびボトムレベルRFBTMを検出することに
より、従来に比して格段に短い時間でアシンメトリAs
yを検出することができ、そのため短い光量調整領域で
記録時の光ビームの光量調整を行うことができる。
ボトムレベルを順次サンプリングした後、各サンプリン
グ結果の最小値および最大値を検出してパルス幅3Tの
ピークレベル3TTOPおよびボトムレベル3TBT
M、パルス幅11TのピークレベルRFTOPおよびボト
ムレベルRFBTMを検出し、この検出結果に基づいて
アシンメトリを検出することにより、短い時間でかつ簡
易にアシンメトリを検出することができる。
を用いて説明を行う。ステップ41から修復判定の制御
が開始され、ステップ42において、制御は以前の記録
の最終トラックの終端の位置が規定されているかどうか
を決定する。若し、一例としてディスクのディレクトリ
ー中に、以前の記録の最終トラックの先頭のアドレス
と、最終トラックの長さが書かれていれば、この位置が
規定されているものとされる。以前の記録の最終トラッ
クの終端の位置が規定されていない時は、ステップ45
へ制御が移動する。以前の記録の最終トラックの位置が
規定されている時は、ステップ43へ制御が移動する。
ステップ43では、トラックの終了位置へ光学ブロック
15が移動される。終了位置が探索されたトラックは、
ステップ44において、その終了位置が未記録か否かが
判定され、未記録の場合、ステップ45へ制御が移り、
未記録でない場合、ステップ55へ制御が移る。このス
テップ55は、修復判定の制御の終了のステップであ
り、トラックの修復が不必要な場合である。
らステップ45へ移り、ステップ45では、トラックの
先頭位置へ光学ブロック15が移動される。ステップ4
6において、若し、トラックの先頭位置が記録済みの位
置の場合、ステップ47へ制御が移り、そうでない場
合、ステップ55(修復不必要)へ制御が移り、終了す
る。ステップ47では、トラックッディスクリプタの記
録済みか否かが判定され、記録済みの場合、ステップ4
8へ制御が移り、若し、そうでなければ、トラックの修
復が必要と判定され、ステップ56へ制御が移り、後述
する修復動作の制御へ移る。ステップ48において、記
録済みのトラックディスクリプタの識別子が読み出さ
れ、このトラックは、トラックアットワンスか否かを判
定する。若し、トラックアットワンスと判定された場
合、ステップ51へ制御が移り、トラックアットワンス
ではないと判定された場合、すなわち固定長パケットま
たは可変長パケットの何れかと判定された場合、ステッ
プ49へ制御が移る。
ットから順番に最終パケットを探索し、見出された最終
パケットの先頭ブロックへ光学ブロック15が移動され
る。ステップ50において、後述する記録終了位置の検
出および計測が行われる。また、ステップ48におい
て、トラックアットワンスと判定され、制御が移動した
ステップ51でも、ステップ50と同様に後述する記録
終了位置の検出および計測が行われる。そして、ステッ
プ51(記録終了位置検出、計測)からステップ56
(修復必要)へ制御が移り、後述する修復動作の制御へ
移る。
からステップ52へ制御が移り、このトラックが固定長
パケットか否か、すなわち固定長パケットおよび可変長
パケットの何れかが判定され、固定長パケットの場合、
ステップ53において、最終パケットの記録開始位置か
ら記録終了位置までのパケット長(例えば、32ブロッ
ク)とトラックディスクリプタへ記録されているパケッ
ト長が一致するか否かが判定される。パケット長が一致
する場合、ステップ54へ制御が移り、一致しない場
合、ステップ56(修復必要)へ制御が移り、終了す
る。
判定されたトラックと、ステップ53において、固定長
パケットのトラックのパケット長と識別子のパケット長
が一致していると判定されたトラックがステップ54に
おいて、記録終了位置が正しいリンクブロックと異なっ
ているか否かが判定される。記録終了位置が正しいリン
クブロックと異なっている場合、ステップ56(修復必
要)へ制御が移り、後述する修復動作の制御へ移る。ま
た、ステップ54において、記録終了位置が正しいリン
クブロックと一致している場合、ステップ55(修復不
必要)へ制御が移り、終了する。
(記録終了位置検出、計測)を図9のフローチャートを
用いて詳細に説明する。ステップ61から記録終了位置
の検出および計測のフローチャートが開始する。ステッ
プ62では、このフローチャートの中心をなす記録終了
区間の検出を行う制御である。この実施例では、記録終
了区間の検出方法としては、後述する中点探索法が用い
られている。ステップ62において、記録終了区間の始
点位置Xと記録終了区間の終点位置X+δ、すなわち記
録終了区間〔X,X+δ〕が検出され、ステップ63へ
制御が移り、検出された区間の始点位置Xから記録信号
を再生することによる記録終了位置X+γの検出が行わ
れ、このフローチャートがステップ64において、終了
する。
のフローチャートを図10に示し、説明する。この実施
例で用いられる中点探索法は、δの精度を持ち、記録終
了区間を探索する。ステップ71は、このフローチャー
トの開始を表し、ステップ72において、記録終了区間
を探索するための探索区間の初期設定が行われる。記録
済み位置X0と未記録位置X1が初期区間として設定さ
れ、また、記録済み位置X0から未記録位置X1の幅D
n (n=0)がステップ72において、設定される。ス
テップ73では、ステップ72で初期設定された区間
〔X0,X1〕の中点は、記録済みか否かを判定し、若
し、記録済みの場合、ステップ74へ制御が移動し、若
し、そうでない場合、ステップ75へ制御が移動する。
ステップ74では、ステップ72の初期区間〔X0,X
1〕に含まれる区間内の中点位置X2n+2から終点位置X
2n+3の区間および中点位置から終点位置の幅Dn+1 が設
定される。
間〔X0,X1〕に含まれる区間内の始点位置X2n+2か
ら中点位置X2n+3の区間および始点位置から中点位置の
幅Dn+1 が設定される。ステップ76では、ステップ7
4または75において、設定された幅Dn+1 と精度δを
比較して、幅が精度δより小さいか否かが判断され、若
し、幅が精度δ未満の場合、ステップ77へ制御が移動
し、中点探索法は、終了する。また、ステップ76にお
いて、若し、幅が精度δ以上の場合、ステップ78へ制
御が移動し、nをインクリメントした後、すなわちもう
一度、区間を狭く設定し、ステップ73、74および7
5の手法を施し、ステップ76において、幅が精度δ未
満と判定されるまで、繰り返される。すなわち、この中
点探索法により探索される範囲は、精度δにより、決定
される。
出によって以前の記録が不完全であることと決定される
のを完了されるCPUブロック20によって実行される
完了制御について図11に示されるフローチャートを参
照して説明する。不完全な記録の検出制御のステップ5
6の実行によって完了制御が呼ばれる。完了制御は、ス
テップ81からスタートする。ステップ82において、
以前記録された最終トラックの識別子が読まれ、そのデ
ータ構造情報が検査され、最終トラックがトラックアッ
トワンスか否かが決定される。最終トラックがトラック
アットワンスでないとき、すなわち、最終トラックが可
変長パケットあるいは固定長パケットのときは、制御が
後述するステップ83に移動する。トラックアットワン
スのときは、制御がステップ84に移動する。
て、トラックアットワンスを持つものが決定された記録
の最終トラックが規定されたトラック長を持つか否かが
決定される。一例として、トラックのトラック長がディ
スクのディレクトリーに定義される。トラックが規定ト
ラック長を持たないときは制御が後述するステップ87
へ移動する。トラックが規定トラック長を持つときは、
制御がステップ85へ移動する。
終トラックが規定トラック長を有するものと決定される
ときは、完了制御によって完了され、最終トラックは、
規定トラック長と等しい長さである必要がある。従っ
て、ステップ85において行われる制御は、完了後の記
録の終端の位置を示す変数yを最終トラックの規定トラ
ック長と対応する値へセットする。そして、制御は後述
するステップ88へ移動する。ステップ82において、
以前記録された最終トラックがトラックアットワンスで
はない、すなわち、固定長パケット、あるいは可変長パ
ケットのときは、制御がステップ83へ移動する。ステ
ップ83において、以前記録された最終トラックの識別
子に含まれるデータ構造情報が再度検査され、最終トラ
ックが固定長パケットか否かが決定される。最終トラッ
クが固定長パケットでないとき、すなわち、可変長パケ
ットのときは、後述するステップ87へ制御が移動す
る。最終トラックが固定長パケットであるとき、ステッ
プ86へ制御が移動する。
ットのときは、完了時に、最終トラックの最終パケット
が最終トラックの識別子に含まれるパケット長情報によ
って指示されるブロック数を含まねばならない。従っ
て、ステップ86において、最終トラックの識別子から
パケット長情報が抽出され、完了後の記録の終端の位置
を示す変数yが識別子から抽出されたパケット長情報に
よって指示されるブロック数からなるパケットの終端に
対応する値へセットされる。そして、後述するステップ
88へ制御が移動する。ステップ84において、最終ト
ラックがトラックアットワンスであるがトラックが規定
トラック長でないことが決定されたとき、ステップ87
が実行される。トラックがトラックアットワンスである
が、規定トラック長でないとき、または、可変長パケッ
トのとき、トラックは、任意の長さを持ち、また、記録
の終端が位置するブロックを完成させることによって
(若し、このブロックが未完成ならば)、並びに記録の
完了の通常の終了を形成する2個のリンクブロックを付
加することによって、記録は完了する。
アットワンス、あるいは可変長パケットのトラックは、
完了後の記録の終端の位置を示す変数yを記録の終端を
含むブロックの終端を越える2ブロックに対応する値に
セットされる。そして、制御はステップ88へ移動す
る。ステップ88へ移動した制御は、記録終了区間
〔X,X+δ〕の始点位置Xへ光学ブロック15を移動
し、その始点位置Xから再生が開始される。同時に記録
された擬似信号が発生される。ステップ89では、予め
検出済みの記録終了位置X+γまで再生される。すなわ
ち、光学ブロック15が位置X+γへ到達後、その位置
X+γから記録が開始される。ステップ90では、トラ
ックの記録終了位置yへ記録が到達後、擬似信号の記録
が終了され、ステップ91において、修復動作が終了す
る。
置において光ディスクへ追記中に記録動作が途中で中断
され、その光ディスクへ再び追記することが不可能な場
合でも、光ディスクを再び追記可能な状態へ修復するこ
とが可能になる。すなわち、記録の失敗を補うためのデ
ータを記録することも可能であり、そのまま光ディスク
を使用することができる。
例の略線図である。
例の略線図である。
例の略線図である。
略線図である。
である。
ある。
の一例である。
例である。
である。
構造の一例である。
造の一例の略線図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 光ディスクへ記録単位の異なるユーザ信
号が記録可能な光ディスク装置であって、 光ディスクに記録されている属性情報を含む信号から上
記ユーザ信号の所定の記録単位を検知し、上記所定の記
録単位を完成せずに途中で上記ユーザ信号の記録が終了
している場合、上記ユーザ信号の記録終了位置を計測
し、上記記録終了位置から上記所定の記録単位までの長
さを計測する計測手段と、 擬似信号を上記ユーザ信号の記録終了位置から上記所定
の記録単位まで追記することにより、光ディスクの修復
を行う修復手段とからなることを特徴とする光ディスク
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光ディスク装置におい
て、 光ディスクは、それに記録される上記所定の記録単位の
データ構造が1つの記録領域から構成されることを特徴
とする光ディスク装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の光ディスク装置におい
て、 光ディスクは、それに記録される上記所定の記録単位の
データ構造が所定の長さを持つ複数の記録領域から構成
されることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の光ディスク装置におい
て、 光ディスクは、それに記録される上記所定の記録単位の
データ構造が夫々の長さを持つ複数の記録領域から構成
されることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項5】 光ディスクへ記録単位の異なるユーザ信
号が記録可能な光ディスク装置であって、 光ディスクに記録されている属性情報を含む信号から上
記ユーザ信号の所定の記録単位を検知し、上記所定の記
録単位を完成せずに途中で上記ユーザ信号の記録が終了
している場合、上記ユーザ信号の記録終了位置を計測
し、上記記録終了位置から上記所定の記録単位までの長
さを計測し、 擬似信号を上記ユーザ信号の記録終了位置から上記所定
の記録単位まで追記することにより、光ディスクを修復
するようにしたことを特徴とする光ディスク装置の制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33784294A JP3508259B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-27 | 光ディスク装置および制御方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-349649 | 1993-12-28 | ||
JP34964993 | 1993-12-28 | ||
JP33784294A JP3508259B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-27 | 光ディスク装置および制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07235133A JPH07235133A (ja) | 1995-09-05 |
JP3508259B2 true JP3508259B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=26575928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33784294A Expired - Lifetime JP3508259B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-27 | 光ディスク装置および制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3508259B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
JPH0982039A (ja) * | 1995-09-18 | 1997-03-28 | Sony Corp | 情報記録方法および追記型光ディスク記録方法 |
JPH10312650A (ja) * | 1997-05-14 | 1998-11-24 | Ricoh Co Ltd | 光ディスク記録装置 |
JP3425376B2 (ja) | 1998-09-30 | 2003-07-14 | 株式会社リコー | 光情報記録媒体、情報記録方法及びその装置 |
KR100354316B1 (ko) * | 2000-03-03 | 2002-09-28 | 주식회사 심스밸리 | 디지털 데이터 녹음/재생 장치 및 이 장치의 데이터 복구방법 |
JP2003151216A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-23 | Hitachi Ltd | 情報記録方法、及び情報記録装置 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP33784294A patent/JP3508259B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07235133A (ja) | 1995-09-05 |
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