JP3506387B2 - Ｍｒｉ装置 - Google Patents
Ｍｒｉ装置Info
- Publication number
- JP3506387B2 JP3506387B2 JP14997293A JP14997293A JP3506387B2 JP 3506387 B2 JP3506387 B2 JP 3506387B2 JP 14997293 A JP14997293 A JP 14997293A JP 14997293 A JP14997293 A JP 14997293A JP 3506387 B2 JP3506387 B2 JP 3506387B2
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- Japan
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- unbalanced current
- mri
- coil
- unbalanced
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は被検体の断層像を非侵襲
で撮影するＭＲＩ装置に係り、特にＲＦコイルを通して
流れる不平衡電流の発生を操作者に報知する技術に関す
る。
で撮影するＭＲＩ装置に係り、特にＲＦコイルを通して
流れる不平衡電流の発生を操作者に報知する技術に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ＭＲＩ装置（磁気共鳴イメージ
ング装置）ではＭＲＩプローブを用いて被検体にＲＦパ
ルスを印加し、またこれによって発生したエコー信号を
受信している。このようなＭＲＩプローブではその性能
を保つためバランと呼ばれる平衡−不平衡変換回路を用
いてＲＦコイルに流れる不平衡電流を阻止している。
ング装置）ではＭＲＩプローブを用いて被検体にＲＦパ
ルスを印加し、またこれによって発生したエコー信号を
受信している。このようなＭＲＩプローブではその性能
を保つためバランと呼ばれる平衡−不平衡変換回路を用
いてＲＦコイルに流れる不平衡電流を阻止している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バラン
は不平衡電流を阻止するように機能するものの、不平衡
電流の大小を測定することはできない。従って、何らか
の理由により不平衡電流が増大するようなことがあった
場合でも撮影は継続して行なわれ、その結果不平衡電流
により患者がやけどする等の問題点があった。
は不平衡電流を阻止するように機能するものの、不平衡
電流の大小を測定することはできない。従って、何らか
の理由により不平衡電流が増大するようなことがあった
場合でも撮影は継続して行なわれ、その結果不平衡電流
により患者がやけどする等の問題点があった。
【０００４】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、不
平衡電流の発生を操作者に報知することのできるＭＲＩ
装置を提供することにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、不
平衡電流の発生を操作者に報知することのできるＭＲＩ
装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、所定の静磁場、傾斜磁場下に置かれた被
検体の撮影領域にＲＦコイルを用いてＲＦパルスを印加
し、発生したエコー信号からＭＲ画像を作成するＭＲＩ
装置において、前記ＲＦコイルを通して流れる不平衡電
流を検出する手段と、この検出結果が所定値を越えたと
きに所定の信号を出力する手段と、を有することが特徴
である。
め、本発明は、所定の静磁場、傾斜磁場下に置かれた被
検体の撮影領域にＲＦコイルを用いてＲＦパルスを印加
し、発生したエコー信号からＭＲ画像を作成するＭＲＩ
装置において、前記ＲＦコイルを通して流れる不平衡電
流を検出する手段と、この検出結果が所定値を越えたと
きに所定の信号を出力する手段と、を有することが特徴
である。
【０００６】
【作用】上述の如く構成された本発明によれば、ＲＦコ
イルを通して流れる不平衡電流が所定値を越えた場合に
はこれが検出され、比較的初期の段階で警報の出力や撮
影の停止をすることができる。このため、過大な不平衡
電流の発生による弊害を防止することができるようにな
る。
イルを通して流れる不平衡電流が所定値を越えた場合に
はこれが検出され、比較的初期の段階で警報の出力や撮
影の停止をすることができる。このため、過大な不平衡
電流の発生による弊害を防止することができるようにな
る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明が適用されたＭＲＩ装置に用いら
れるＲＦプローブのバラン（不平衡−平衡変換回路）及
び不平衡を検出するための回路を示す構成図である。
明する。図１は本発明が適用されたＭＲＩ装置に用いら
れるＲＦプローブのバラン（不平衡−平衡変換回路）及
び不平衡を検出するための回路を示す構成図である。
【０００８】同図に示すように、バラン１はコンデンサ
Ｃ１と同軸ケーブル２とが並列に接続された共振回路と
して構成され、不平衡電流はこの共振回路によってトラ
ップされるようになっている。従って、不平衡電流が多
く流れた場合には前記共振回路内に流れる電流も増加
し、結果としてコンデンサＣＩ両端の電圧が上昇する。
そして、バラン１に接続される回路３は、コンデンサＣ
１に発生する高周波電圧を低周波電圧に変換する検波回
路である。例えば、高周波電圧の周波数が２１［ＭＨz
］程度であればＲ２＝２２［ｋΩ］、Ｃ２＝１０００
［ｐＦ］程度とすれば良い。
Ｃ１と同軸ケーブル２とが並列に接続された共振回路と
して構成され、不平衡電流はこの共振回路によってトラ
ップされるようになっている。従って、不平衡電流が多
く流れた場合には前記共振回路内に流れる電流も増加
し、結果としてコンデンサＣＩ両端の電圧が上昇する。
そして、バラン１に接続される回路３は、コンデンサＣ
１に発生する高周波電圧を低周波電圧に変換する検波回
路である。例えば、高周波電圧の周波数が２１［ＭＨz
］程度であればＲ２＝２２［ｋΩ］、Ｃ２＝１０００
［ｐＦ］程度とすれば良い。
【０００９】そして、回路３での検波により得られた低
周波（又はＤ．Ｃ）電圧はケーブル５を介して比較器４
への入力電圧Ｖinとなり、この電圧Ｖinと予め比較器４
に設定されている参照電圧ＶRef との比較が行なわれ
る。そして、比較した結果Ｖin≧ＶRef となった場合に
は図示しないホストコンピュータに警報信号やインター
ロック信号を出力する。
周波（又はＤ．Ｃ）電圧はケーブル５を介して比較器４
への入力電圧Ｖinとなり、この電圧Ｖinと予め比較器４
に設定されている参照電圧ＶRef との比較が行なわれ
る。そして、比較した結果Ｖin≧ＶRef となった場合に
は図示しないホストコンピュータに警報信号やインター
ロック信号を出力する。
【００１０】このようにして本実施例では、例えば被検
体が極端に送信するコイルに近づいたときなど、予想し
ない状態により過大な不平衡電流が流れようとする場合
には、不平衡電流の値を検知し、比較的初期の段階で警
報を出力したり、撮影を強制的に停止させることができ
る。従って、不平衡電流による被検体のやけど等の不具
合を防止することができるようになる。
体が極端に送信するコイルに近づいたときなど、予想し
ない状態により過大な不平衡電流が流れようとする場合
には、不平衡電流の値を検知し、比較的初期の段階で警
報を出力したり、撮影を強制的に停止させることができ
る。従って、不平衡電流による被検体のやけど等の不具
合を防止することができるようになる。
【００１１】また、上記実施例では検出した電圧を検波
し伝送する例を示したが、検波しなくても、例えば図２
に示す如くの回路によってもしきい値（参照電圧）との
比較は可能である。
し伝送する例を示したが、検波しなくても、例えば図２
に示す如くの回路によってもしきい値（参照電圧）との
比較は可能である。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、不平
衡電流を検出し、この電流が所定値よりも大きくなった
場合には警報信号の出力又は撮影を強制的に停止するよ
う制御される。従って、不平衡電流による患者のやけど
等の不具合を防止することができるという効果が得られ
る。
衡電流を検出し、この電流が所定値よりも大きくなった
場合には警報信号の出力又は撮影を強制的に停止するよ
う制御される。従って、不平衡電流による患者のやけど
等の不具合を防止することができるという効果が得られ
る。
【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図２】変形例を示す構成図である。
１ バラン（不平衡−平衡変換回路）
２ 同軸ケーブル
４ 比較器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61B 5/055
Claims (2)
- 【請求項１】 所定の静磁場、傾斜磁場下に置かれた被
検体の撮影領域にＲＦコイルを用いてＲＦパルスを印加
し、発生したエコー信号からＭＲ画像を作成するＭＲＩ
装置において、 前記ＲＦコイルを通して流れる不平衡電流を検出する手
段と、この検出結果が所定値を越えたときに所定の信号
を出力する手段と、を有することを特徴とするＭＲＩ装
置。 - 【請求項２】 前記所定の信号が出力された際には強制
的に撮影を停止させる請求項１記載のＭＲＩ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14997293A JP3506387B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | Ｍｒｉ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14997293A JP3506387B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | Ｍｒｉ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07136145A JPH07136145A (ja) | 1995-05-30 |
| JP3506387B2 true JP3506387B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=15486655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14997293A Expired - Fee Related JP3506387B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | Ｍｒｉ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3506387B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6320385B1 (en) * | 1999-09-17 | 2001-11-20 | Picker International, Inc. | Multi-channel balun for magnetic resonance apparatus |
| US6593744B2 (en) * | 2001-11-20 | 2003-07-15 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | Multi-channel RF cable trap for magnetic resonance apparatus |
| EP1878132B1 (en) * | 2005-04-29 | 2012-03-28 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method and circuit arrangement for operating multi-channel transmit/receive antenna devices |
| JP5398237B2 (ja) * | 2008-11-27 | 2014-01-29 | 株式会社東芝 | 高周波コイルユニット |
| JP5611710B2 (ja) | 2009-08-12 | 2014-10-22 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP14997293A patent/JP3506387B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07136145A (ja) | 1995-05-30 |
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