JP3502091B1 - 注入容器 - Google Patents

注入容器

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Abstract

【要約】 【課題】 貯蔵されたバクテリア、酵母、カビ等の微生
物、キノコ類等の種菌を含む種菌培養液を無菌的に他の
容器へ移した後でも、品質検査用のサンプル液としての
種菌培養液を、確実に、かつ、容易に採取できる注入容
器を提供すること。 【解決手段】 注入容器1内の底部11cを傾斜面状に
形成すると共に吐出口14aを傾斜面の頂部11fに設
けて,吐出口14aより下位の傾斜面上に培養液Bが残
留する液溜まり部Aを形成する。そして、注入容器を傾
けて液溜まり部Aに残留した種菌培養液Bを吐出口14
aから吐出させ、サンプル液として試験に供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酵母、バクテリ
ア、カビ等の微生物およびキノコ類等の種菌培養液等の
液体を無菌的に他の容器、例えば培養タンク等に供給す
る注入容器に関し、特に該液体の品質検査を容易に行え
る注入容器に関する。
【0002】
【背景技術】近年、健康によい食品として、発酵食品、
キノコ類を原料とする食品等が注目され、また、微生物
やキノコ等由来の材料を用いた化粧品、薬品等も多く製
造されている。これら微生物類やキノコ類を利用した製
品を製造する際には、雑菌の混入を避けるための厳密な
品質管理が必要である。また、食品、化粧品、薬品等の
製造工程中における雑菌、異物等の混入事故を防ぐ点か
らもそれらの製造には厳密な品質管理が求められてい
る。
【0003】
【従来の技術】ところで、下記特許文献1に示されるよ
うに、大量の発酵物を得るために、フラスコ内で培養さ
れた種菌を含む培養液を添加缶を用いて大型の発酵槽に
注入することが行われている。また、下記特許文献2に
示されるように、キノコ類の液体培養においても、前培
養で得られた種菌培養液を接種容器から他の容器へ移し
て大量培養を行っている。このような場合、添加缶また
は接種容器等の内部に残留した僅かな種菌培養液を注入
口や吐出口から採取して、種菌培養液の品質検査を行っ
ている。因みに、種菌培養液を他の容器に移す前に接種
容器から直接種菌培養液を採取して品質検査を行わない
のは、この採取作業によって雑菌等が混入しないように
しているためである。
【0004】上記品質検査用の種菌培養液が採取される
べき添加缶あるいは接種容器等(以下、注入容器と称
す)の態様としては、注入容器上面に注入口を設けたも
のや、側面上部に注入口(投入口)を設けたもの等があ
るが、その吐出口は、フラットに設けられた底面の中央
に設けられたり(例えば、特許文献1参照)、中央に向
かって隆起した底部を備えると共に、種菌培養液を吐出
させる吐出口が底面縁部に設けた略円形筒状を呈してい
る(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】特開平10−210965号公報 (第
3頁、第3図)
【特許文献2】特開2002−051639号公報
(第5頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように従来の注入容器は、種菌培養液を全て吐出させ
るような構造になっており、種菌培養液を吐出した後
は、種菌培養液が注入容器内にほとんど残っておらず、
品質検査用のサンプル液としての種菌培養液を採取する
のが困難であった。
【0007】また、注入口から前記サンプル液を採取す
る場合は、その僅かなサンプル液を採取するのに手間取
る場合が往々にしてある。その結果、空気中に浮遊して
いる粉塵や雑菌などが容器内部に進入して、容器内部が
汚染される可能性が指摘されていた。
【0008】そこで本発明は、注入容器からその内部の
液体を他の容器に移した後でも品質検査用のサンプルと
する液を確実かつ容易に採取でき、しかも低コストな液
体の注入容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にかかる注入容器は、下記の技術的手段を講じ
た。
【0010】すなわち、請求項1の発明の要旨は、液体
が注入される注入口と該液体が吐出される吐出口とを備
えてなり、貯蔵された該液体を無菌的に他の容器に供給
する注入容器であって、該液体を吐出させた後に該液体
を所要量残留させる液溜まり部を該注入容器内に設けた
ことを特徴とする注入容器に存する。
【0011】請求項2の発明の要旨は、前記液溜まり部
は、前記注入容器内の底部を傾斜面状に形成すると共に
前記吐出口を該傾斜面の頂部に設けて該吐出口より下位
の傾斜面上に前記液体が残留するように構成したことを
特徴とする請求項1記載の注入容器に存する。
【0012】請求項3の発明の要旨は、前記残留した前
記液体を排出させるドレン部を、傾斜面の低部に設けた
ことを特徴とする請求項2記載の注入容器に存する。
【0013】請求項4の発明の要旨は、前記注入口と連
絡し雑菌等の流通を防止するフィルタと、雑菌等の流通
を防止するフィルタが内装され前記供給容器内とコンプ
レッサとを連絡する圧送管部とを備え、前記液体を該コ
ンプレッサから圧送された空気で吐出可能に構成したこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注入容
器に存する。
【0014】請求項5の発明の要旨は、前記液体は、種
菌培養液または滅菌された液体であることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の注入容器に存する。
【0015】この上述した種菌培養液とは、バクテリ
ア、酵母、カビ等の微生物、キノコ類等の種菌を含む培
養液を意味する。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明にかかる注入容器を、
キノコの液体培養に用いた実施形態について図面に基づ
いて説明する。図中、符号1は注入容器を示す。
【0017】本実施形態にかかる注入容器1には、前培
養にて得られたキノコ種菌培養液がクリーンエリアにて
フラスコから無菌的に移され、貯留される。この注入容
器1は、種菌培養液Bを吐出させた後にその種菌培養液
Bを所要量その内部に残留させて、品質検査用のサンプ
ル液としての種菌培養液Bを採取するのに好適なもので
ある。
【0018】注入容器1は、図1〜図3に示したよう
に、容器本体11と、注入口12aを備えた第2フラン
ジ部12と、圧送管部13と、吐出部14とを備えてな
る。
【0019】容器本体11は、注入容器1内部への連絡
口11bを設けた第1フランジ部11aが上面端部(図
1〜3において左端部)から突設されると共に容器本体
11を支持する3本の脚部11dを設けた外観形状略円
柱状の中空容器で、容器の底部11cは、第1フランジ
部11aの真下が低部11eとなるように、一方の縁部
から対向する他方の縁部へ向かって傾斜するように形成
されている。
【0020】第2フランジ部12は、図1に示すよう
に、第1フランジ部11aの鍔部と衝合する環状の鍔体
が周設されると共に種菌培養液Bの注ぎ口である注入口
12aおよび溝部12dが周設されたフランジ体121
と、その注入口12a上面近傍にフランジ体121と螺
合し中心部に連通孔12bが設けられたインナーキャッ
プ122と、そのインナーキャップ122の外側にフラ
ンジ体121と螺合し中心部に連通孔12cが設けられ
たアウターキャップ123と、第1開閉弁125を有し
雑菌等の流通を防止するフィルタ126が連接されアウ
ターキャップ123と接続された配管部124と、を備
えて構成される。前記フィルタ126は図示しないクラ
ンプバンドによりアウターキャップ123と接続されて
いる。
【0021】そして、この第2フランジ部12は、接続
手段として周知構造のクランプバンド127により第1
フランジ部11aと接続されている。この上述した注入
口12aの口径は、注入容器1内に少量の種菌培養液B
を注入する際に、雑菌などが注入容器1内へ混入する危
険性を減らすために、必要最小限の所要の径からなって
いる。
【0022】圧送管部13は、図1に示すように、注入
容器1内と連通する管部材131と,その管部材131
の中途域に図示しないクランプバンドを用いて接続され
雑菌等の流通を防止するフィルタ132とを備えて構成
され、第2フランジ部12と対向した位置より若干位相
をずらした所要の位置に突設されている。この圧送管部
13は、注入容器1内に貯留された種菌培養液Bを吐出
させる際に、注入容器1内へ空気を圧送させて吐出の助
力をするためのもので、注入容器1の使用状態時は、こ
の圧送管部13はコンプレッサ(図示せず)と配管接続
されている。
【0023】吐出部14は、第2開閉弁142を有し注
入容器1内部と連通した略L字状の管部材141が、底
部11cの頂部11fに穿設された吐出口14aに図示
しないクランプバンドで接続されて突設されてなり、注
入容器1内の種菌培養液Bが吐出されるようになってい
る。なお、この吐出部14は、注入容器1の使用状態時
に下流のタンク(図示せず)と配管接続されている。
【0024】このように本実施形態にかかる注入容器1
は、注入容器1内の種菌培養液Bを吐出させた際に、吐
出部14より下位の領域に種菌培養液Bが残留するよう
になっており、この領域が液溜まり部Aとなっている。
【0025】次に、以上のように構成された本実施形態
にかかる注入容器1を用いて、サンプル液(種菌培養液
B)採取までの一連の流れについて説明する。
【0026】まず、注入容器1内に培養液を注入する前
に、次の手順で注入容器1内部の滅菌処理を行う。注入
容器1内に精製水を適量注入し、高温高圧滅菌装置であ
るオートクレープ(図示せず)にセットする。このとき
第1開閉弁125以外の弁を閉状態にしておくと共に、
圧送管部13を閉塞しておく。
【0027】高温高圧下におかれた注入容器1内の精製
水はやがて沸騰をし始める。そして、注入容器1内で発
生した水蒸気は、第2フランジ部12のインナーキャッ
プ122とアウターキャップ123のそれぞれの連通孔
12b、12cを介して外部へ排気される。このように
して、注入口12aを含めて注入容器1内が滅菌される
と同時に、注入容器1外面も滅菌される。そして、所要
時間経過後、滅菌処理作業が終了する。
【0028】なお、注入容器1の内部温度の下降に伴っ
て内圧が下がるために、第1開閉弁125を介して空気
の流通が生じるが、配管部124内に設けられたフィル
タ126が、雑菌などが内部進入を完全に防止している
ため、滅菌状態が維持できるようになっている。
【0029】 続いて、キノコの種菌培養液の注入作業
に入る。上述した滅菌作業が完了した注入容器1は、ク
リーンエリア内におかれる。このとき、雑菌等の混入防
止のため、図4に例示したように、側面部及び底部の一
部が除かれて形成された開口部15bと上面部15aと
を有した外観形状略円筒状のカバー15を配管部124
にかぶせる。
【0030】前述のように、配管部124が接続されて
いる第2フランジ部12は、図2に示されるように、圧
送管部13と対向した位置より若干位相をずらした所要
の位置に突設されているため、前記カバー15が設置し
やすい構成となっている。その後、注入容器1のアウタ
ーキャップ123とインナーキャップ122とを取り外
して注入口12aを露出させ、フラスコ等で前培養され
た種菌培養液Bを注入する。
【0031】その際、雑菌混入防止のため、注入口12
a周りの溝部12dに入れたアルコール綿Cを燃焼させ
る。この燃焼状態のときに、フラスコ等に入った種菌培
養液Bを一気に注入容器1内に注入する(図4参照)。
注入が完了したら、速やかにアウターキャップ123と
インナーキャップ122を取り付ける。
【0032】種菌培養液Bの注入完了後、第2開閉弁1
42を開状態にすると同時に、圧送管部13と接続され
たコンプレッサ(図示せず)から空気を圧送して、注入
容器1内の種菌培養液Bを、吐出部14と接続した下流
のタンク(図示せず)に向って吐出する。
【0033】種菌培養液Bの前記タンクへの吐出が終了
したら、その注入容器1を、注入容器1接続された配管
それぞれから取り外して試験設備の整った環境に移送す
る。そして、注入容器1を傾けて液溜まり部Aに残留し
た種菌培養液Bを吐出口14aから吐出させ、サンプル
液として試験に供する。
【0034】以上、本実施形態にかかる注入容器1を説
明したが、本発明はこのものに限定されず、図1に仮想
線で示したように、傾斜した底部11cの低部11eか
ら下方に向ってドレン部16を突設してもよい。このド
レン部16は、第3開閉弁162を有し注入容器1内部
と連通した管部材161を有し、第3開閉弁162を開
くことにより、注入容器1内に残留した品質検査用のサ
ンプル液が採取できる。
【0035】また、注入容器の底部を底部中心に向かっ
て高くなるように凸状に形成し、中心の頂部に吐出部を
設けると共に周縁部にドレン部を設けて構成しても良
い。さらに、底部を所要高さの仕切り板で仕切り、底部
一方に吐出口を設け、他方の底部にドレン部を設けて構
成しても良い。
【0036】また、本発明は上述のようなキノコの液体
培養のみならず、無菌的に注入容器内の液体を他の容器
に移した後、注入容器中のサンプル液の品質検査が必要
な場合全てに適用可能である。そのような例としては、
牛乳等の基質に乳酸菌等の種菌培養液を注入してヨーグ
ルト、チーズなどの発酵食品を作る場合、これと逆に種
菌が含まれる液に滅菌した液状の基質や添加剤を注入す
る場合、さらに無菌的に製造した液状製品を他の容器に
充填する場合等が挙げられる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから下
記の有利な効果を奏する。請求項1によれば、注入容器
内に、その内部の液体を吐出させた後に該液体を所要量
残留させる液溜まり部を設けたから、注入容器から他の
容器へ該液体を移した後でも、品質検査用のサンプル液
が汚染される虞無く安全かつ確実に採取することができ
る。
【0038】請求項2によれば、液溜まり部を、部品点
数を増加することなく構成したから、製造も容易で低コ
ストに品質検査用のサンプルとしての液体が採取可能な
注入容器を提供することができる。請求項3によれば、
残留した前記液体を排出させるドレン部を傾斜面の低部
に設けたから、簡単に品質検査用のサンプルとしての液
体を採取することができる。
【0039】請求項4によれば、コンプレッサから圧送
された空気で前記種菌培養液を吐出可能に構成したか
ら、液体の吐出時間を短縮することができる。また、注
入口と圧送管部のそれぞれに雑菌等の流通を防止するフ
ィルタを設けることで、注入容器の移動時や滅菌処理の
作業時に、注入容器内部へ雑菌が混入する虞を解消する
ことができる。本発明の液体の注入容器は、キノコの液
体培養、発酵製品の製造等、液体を注入容器内から移し
た後に、該注入容器内中の液体の品質検査が必要になる
場合に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる注入容器の縦断正面図であ
る。
【図2】同、平面図である。
【図3】同、分解斜視図である。
【図4】同、注入容器内へ種菌培養液を注入している状
態の説明図である。
【符号の説明】
1 注入容器 11c 底部 11e 低部 11f 頂部 12a 注入口 14a 吐出口 16 ドレン部 A 液溜まり部 B 種菌培養液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 1/04 102 C12M 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が注入される注入口と該液体が吐出
    される吐出口とを備えてなり、貯蔵された該液体を無菌
    的に他の容器に供給する注入容器であって、該液体を吐
    出させた後に該液体を所要量残留させる液溜まり部を該
    注入容器内に設けたことを特徴とする注入容器。
  2. 【請求項2】 前記液溜まり部は、前記注入容器内の底
    部を傾斜面状に形成すると共に前記吐出口を該傾斜面の
    頂部に設けて該吐出口より下位の傾斜面上に前記液体が
    残留するように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の注入容器。
  3. 【請求項3】 前記残留した前記液体を排出させるドレ
    ン部を、傾斜面の低部に設けたことを特徴とする請求項
    2記載の注入容器。
  4. 【請求項4】 前記注入口と連絡し雑菌等の流通を防止
    するフィルタと、雑菌等の流通を防止するフィルタが内
    装され前記供給容器内とコンプレッサとを連絡する圧送
    管部とを備え、前記液体を該コンプレッサから圧送され
    た空気で吐出可能に構成したことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の注入容器。
  5. 【請求項5】 前記液体は、種菌培養液または滅菌され
    た液体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の注入容器。
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