JP3501818B2 - 整形外科用包帯を貼着するためのキット - Google Patents

整形外科用包帯を貼着するためのキット

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    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/04Plaster of Paris bandages; Other stiffening bandages
    • A61F13/041Accessories for stiffening bandages, e.g. cast liners, heel-pieces

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、整形外科用のギプスを形成す
るために使用される種類の整形外科用のギプス包帯を貼
着するためのキットに関する。詳細には、本発明は、未
硬化樹脂のコーティングを表面に有する種類の整形外科
用包帯を貼着するためのキットに関するものである。
【0002】
【発明の背景】身体の部位をかなり長い間固定するため
には、焼き石膏のギプスが使用されてきた。これらの包
帯は、ガーゼのような補強スクリム材料に焼き石膏を被
着することによって形成される。焼き石膏が水に浸漬さ
れると、ギプス材料の硬化を引き起こすことになる反応
が発生する。しかしながら、焼き石膏ギプスは、幾つか
の欠点を有するものである。骨折が正しく整骨されたか
どうかを判断するためのギプスを介するX線の透過は、
極めて困難である。更に、そのギプスは、非常に重く、
ギプスを装着している患者の移動性を制限することにな
る。
【0003】焼き石膏ギプスの欠点を克服するために、
焼き石膏の代わりとなるプラスチック又はプラスチック
強化材料を開発するという数多くの試みが為されてき
た。第3,241,501 号及び第3,881,473 号の米国特許明細
書は、紫外線によって硬化されることが可能であるポリ
マーを含浸された可撓性の織物によって形成されるギプ
スを開示している。
【0004】焼き石膏ギプスに取って代わるその他の試
みは、第2353212 号及び第23579311 のドイツ公開特許
明細書、第1,578,895 号の英国特許明細書、及び第WO 8
1/00671 号のPCT出願において開示されている。これ
らの包帯は、ポリウレタン・プレポリマー即ちイソシア
ン酸塩及びポリオールの反応生成物によってコーティン
グされた荒織りの織物である。これらの包帯は、焼き石
膏と同様にして水に浸漬され、続いて患者の手足へ貼着
される。水が、当該プレポリマーを重合させて、剛性の
ポリマー構造を形成するのである。
【0005】最近では、プレポリマー樹脂のコーティン
グを有するそのような材料を取扱う際において、当該包
帯の樹脂の粘着性は包帯の取扱いを困難にして医者にと
って厄介なものと成り得ることが判明している。この問
題に対処する1つの試みにおいて、水、ソルビット、鉱
油及びシリコン流体を含んで成り、ミネソタ州セントポ
ールの3M社(3M Company, St. Paul, Minn. )によっ
てキャストクレーム(CastCreme )の商品名で販売され
てきた手袋潤滑剤は、ギプスの巻回の後ではあるがギプ
スの成形の前において、イソシアン酸塩によって機能す
るプレポリマーでコーティングされたギプスを貼着する
者の手袋に当該潤滑剤を塗布して、露出したギプス材料
がギプスを貼着する者の手袋に粘着することを回避する
ように指示している。これは、第4,667,661 号及び第4,
774,937 号の米国特許明細書の背景として開示されてい
る。
【0006】661号及び937号の特許は、樹脂それ
自身に潤滑剤を準備することによって粘着性の問題に対
処することに導かれるものである。硬化可能な樹脂でコ
ーティングされたシートは、a)樹脂に結合され、b)
樹脂に添加されるか又はコーティングされたシートの表
面に塗布され、又はc)既述の結合と表面塗布の組合せ
において準備されるように成した潤滑剤によって事前に
潤滑される。しかしながら、多くの場合、整形外科用包
帯の粘着特性は好ましいものである。例えば、利用者が
包帯の使用を終了させるために包帯の端部を包帯巻回の
表面に定着させようと試みるとき等である。樹脂への潤
滑剤の添加は、樹脂でコーティングされたシートの相対
的な滑りを許容し、正しい位置においてギプスを成形す
ること及び滑りを防止するようにしてそれを正しい位置
において保持することを必要とすることになる。
【0007】低い摩擦係数を有する基質のコーティング
は、「低い摩擦係数の親水性コーティングを有してコー
ティングされる基質並びに同者を製造する方法(Coated
Substrate Having a Low Coefficient of Friction Hy
drophilic Coating and a Method of Making the Same
)」という標題の米国特許明細書第4,100,309 号にお
いて示された。当該引例は、ポリビニルピロリドン・ポ
リウレタンの共重合体によってコーティングされる基質
を説明している。当該方法において、ポリイソシアン酸
塩及びポリウレタンは、メチルエチルケトンのような溶
剤に溶解されて基質に対して付加され、溶剤は蒸発され
ることになる。基質がポリウレタンであるならば、ポリ
イソシアン酸塩のみが採用されなければならない。続い
て、溶剤に溶解されたポリビニルピロリドンが処理され
た基質に対して付加され、溶剤が蒸発されることにな
る。この引例において説明された物質及びコーティング
された対象は、血液及び身体の接触環境において使用さ
れる。身体内における開口部への装置の導入を潤滑にす
るためのものなのである。
【0008】
【発明の要約】本発明は、患者の下肢を固定するために
使用される整形外科用の包帯材料を供給するためのキッ
トを提供している。当該キットは、硬化可能な樹脂のコ
ーティングを表面に有して、活性化の後において貼り合
わせ可能であるように成したシートと、手の部分、開い
た袖口部分及び指の部分を有し、使用に際して前記樹脂
に対して潤滑となる実質的に乾燥したコーティングをも
表面において有するように成した少なくとも1つの手袋
とを含んで成る。使用に際して潤滑であることによっ
て、本発明は、樹脂でコーティングされたシートに適用
されるとき表面における乾燥したコーティングを欠いて
いる手袋よりも更に容易に手袋を樹脂でコーティングさ
れたシートの上において摺動させるように成したコーテ
ィングを企図している。
【0009】1つの実施例において、キットは、水への
浸漬の後において活性化され重合されるようにして形成
されることになる表面におけるプレポリマーのコーティ
ングを備えた荒織り織物のような基質を提供する。当該
実施例における手袋に関する更なる特徴は、乾燥状態に
ある場合よりも水に濡れると潤滑になることである。手
袋の表面における乾燥したコーティングにより、コーテ
ィングそれ自体が使用に先立つ或る時点において乾燥し
たものであることが本発明によって企図されている。し
かし、使用の間、コーティングは、シートの活性化浴へ
の浸漬によって濡れていることになる。
【0010】キットは、熱成形されたパッケージの中に
収容されることが可能であり、好ましくは、硬化可能な
樹脂のコーティングを表面に有するシートを収容する2
つのサブ・パッケージと、少なくとも1つの手袋である
が好ましくは1対の手袋とを包含することが可能であ
る。このようにして、少なくとも2枚のシート部分が、
患者の身体又は手足を固定するために使用者に供給され
ることになる。
【0011】従って、本発明は、内側容積を画成する熱
成形されたパッケージを包含するものであり、当該熱成
形パッケージの中には、硬化可能な樹脂のコーティング
を表面に有して当該樹脂が活性化の後においてシートに
対して貼り合わせ可能な特性を提供するようにして活性
化可能であるように成した少なくとも1枚のシートを収
容することになるサブ・パッケージが包含されるように
して企図されている。当該パッケージは、更に、それぞ
れが、手の部分、開いた袖口部分及び指の部分を有する
エラストマー材料によって形成され、濡れると樹脂に対
して潤滑になる実質的に乾燥したコーティングを表面に
おいて準備されるように成した少なくとも1対の手袋を
包含することになる。ここでもまた、当該樹脂は、水へ
の浸漬によって樹脂内における大半の材料の重合を完了
するようにして活性化可能であることが望ましい。キッ
トは、樹脂でコーティングされたシートを収容するよう
にしてそれぞれの周辺の廻りにおいてヒートシールされ
ることになる2枚のシート即ち壁部によって形成される
ように成したサブ・パッケージを包含することも可能で
ある。これらのヒートシール壁部には、開放を容易にす
るようにしてヒートシールの弱体化した部分の対向側面
における1対の開口部が準備される。既に当該装備の使
用者に着用されている潤滑な手袋を使用することによる
パッケージの開放における支援は、当該パッケージ構造
における本質的なものであるべきことが容易に理解され
るのである。
【0012】ここで、本発明は、添付図面を参照して説
明されることになる。
【0013】
【本発明の詳細な説明】図1は、本件出願の方法に関す
る必需品が供給されることになるキット構造を描写して
いる。詳細には、密閉される内側容積を画成することに
なる剥離可能層(2)を有する外郭(1)が準備されて
いる。外郭は、キットを準備するために必要である多く
の区画を提供するようにして形成されることが可能であ
る。詳細には、図1において示されているように、整形
外科用の包帯材料を収容するために区画(3)が準備さ
れ、少なくとも1対のコーティングされた手袋を供給す
るために区画(4)も準備されるのである。
【0014】使用に際して、そのパッケージは、剥離可
能層(2)を外郭(1)から引き剥がすことによって開
放され、整形外科用包帯及び手袋のパッケージを露出さ
せることになる。引き出されたパッケージ(5)は、未
硬化のプレポリマー樹脂を表面に被着せしめた1巻きの
所定長さの整形外科用包帯材料を収容している。この包
帯は、例えば、デルタ・ライト(Delta-Lite…登録商
標)ファイバグラス・キャスティング・テープという商
品名でジョンソン・アンド・ジョンソン・オーソピーデ
ィクス社(Johnson & Johnson Orthopaedics)によって
販売されている包帯のようにポリウレタン・プレポリマ
ーを表面に有する編まれたガラス繊維の基質であること
も可能である。パッケージ(5)は、頂部シート(6)
及び底部シート(7)によって形成され、それらは、例
えばヒートシールによって周辺の廻りにおいて密閉され
て一体的パッケージを形成することになる。密閉部
(8)は、スリット(10)の対向側面において位置決
めされることになる開口部(9)を画成するための隙間
を準備するようにして、1つのコーナーにおいて拡がっ
ている。
【0015】使用に際して、パッケージは、患者の手足
への整形外科用包帯の貼着の間においても開放されるこ
とが可能である。そのような状況において、使用者は、
以下で説明されるように、使用者の手と整形外科用包帯
材料の間における潤滑な接触を準備するようにして、本
発明の手袋を既に着用していることになる。パッケージ
の開放を容易にするため、開口部(9)は、使用者が指
の挿入か又は開口部を介する把持様式における指の接触
のいずれかによって手がパッケージの外側表面で滑って
しまわないようにしてパッケージを把握することが可能
であるように成したポイントを許容するものである。ス
リット(10)は、パッケージの開放を容易にするため
の応力点ばかりでなくパッケージの開放引裂きの始点を
も提供することになる。パッケージの一部は、図3にお
いて示されるようにして引き裂かれ、廃棄部分(11)
は捨てられる。
【0016】このように開放されると、使用者は、プレ
ポリマー・コーティングを表面に有する整形外科用包帯
材料のロール(12)に対するアクセスを用意されるこ
とになる。
【0017】キットは、以下で説明されるように、包帯
の貼着の間において濡れるとき潤滑な表面を形成するこ
とになる実質的に乾燥したコーティングを表面に有する
外側表面(14)を有するように成した手袋(13)を
収容している。この手袋は、例えば、ブチルゴム、ラテ
ックス、ポリ塩化ビニル・ポリビニルアルコール、ネオ
プレン、又はその他の天然材料又は合成ポリマー材料の
ような適切な物質によって形成されることも可能であ
る。
【0018】当該コーティングは、米国特許明細書第4,
100,309 号において実質的に説明されたようにして、手
袋に対して付加される。このコーティングは、例えば、
非水ベースの溶剤担体に溶解されて以下のようにして適
用されるポリビニルピロリドンであることが可能であ
る。事前成形されたラテックスゴム製の手袋は、それら
を部分的に膨張させて手袋の外側表面を完全に露出させ
るようにして手袋が空気によって与圧されるように成し
た、ラック上における複数の締付け装置の中において装
架される。このラックは、膨張した手袋が手袋の外側表
面を完全に濡らすに足る十分な時間周期に渡って溶剤担
体溶液の容器の中へ浸漬されるようにして正しい位置に
降下される。このラックは、装着された手袋と共に、そ
の位置から浸漬浴の上へ引き出され、溶剤が蒸発するよ
うに許容されて結果として生じる手袋の表面におけるコ
ーティングが硬化を促進するようにして加熱されるよう
に成した炉の中に配置される。
【0019】このコーティングは、以下のようにして水
ベースの様式において準備されることもまた可能であ
る。ラテックスゴム手袋の連続的な生産のための機械
は、ラテックス手袋が最終的な乾燥に先立って前述した
ように手袋にコーティングを準備することになる水性ベ
ース製薬の全面浸漬を受けるようにして、ラインの末端
において位置決めされることになる追加の浸漬タンクを
装備されるのである。
【0020】ラテックス手袋生産ラインの末端における
全面浸漬として手袋に対して付加されるコーティング
は、固体(非水性)の成分が浴全体の14%を構成する
ことになる水性の浴から付加される。これらの成分は、
以下の通りである。 成分 全体に対する% 2・パイロール(2-Pyrol )(GAF 社) 78.5 デズモドゥール(Desmodur)XP7005(モーベイ社…Mobay ) 1.8 グリセリン(Glycerine )(ダイアル社…Dial) 2.3 イジュパル(Igepal)CO-630(ローヌ・ポラン社…Rhone Polenc) 3.6 ポリビニルピロリドン(Polyvinyl Pyrrollidone)K-90(GAF 社)11.5 ケルコ(Kelco )K7C233(ケルコ社…Kelco ) 1.4 インプラニル(Impranil)DLN (モーベイ社) 0.4 ネオレッツ(Neorez)R-962(ICI 社) 0.5 100.0
【0021】識別されるように着色された手袋が所望さ
れるならば、前述の全面浸漬浴又は生産ラインにおける
全面浸漬浴に先行する浴に対して顔料が添加されること
も可能である。例えば、明るい青色に着色された手袋が
所望されるならば、ラテックス基質に対して0.02%
のスタン・トーン(Stan-Tone …登録商標)40WD01ブル
ー(ハーウィック・ケミカル社…Harwick Chemical Cor
p )を添加することが可能である。これは、全面浸漬の
コーティングが達成された後、人目を引く青色で仕上げ
られた手袋を産み出すことになる。 水性方式における全面浸漬コーティングの固体組成 1. 2・パイロール(GAF 社)…2・ピロリドン 2. デズモドゥールXP7005(モーベイ社)…芳香族イ
ソシアン酸塩ブロック・プレポリマー 3. グリセリン(ダイアル社)…グリセリン 4. イジュパルCO-630(ローヌ・ポラン社)…界面活
性剤、ノニルフェノキシ・ポリ(エチレノキシ)エタノ
ール 5. PVP/K-90(GAF 社)…ポリビニルピロリドン 6. ケルコK7C233(ケルコ社)…アルギン酸ナトリウ
ム(親水コロイド) 7. インプラニルDLN (モーベイ社)…脂肪族ポリエ
ステル・ポリウレタンのアニオン水性分散 8. ネオレッツR-962 (ICI 社)…脂肪族ポリウレタ
ンの水性分散
【0022】前述したように手袋(13)を着用してパ
ッケージを開放すると、整形外科用の包帯材料に対する
アクセスが獲得される。この整形外科用包帯材料は、水
への浸漬によって活性化される得るプレポリマーが使用
されるならば、簡便に水であることも可能である浴(1
5)の中へ浸漬される。手袋(13)の表面(14)に
おけるコーティングもまた、或る意味では、浴の水によ
って活性化される。その表面は、浴によって濡れると、
濡れる前よりも大きく潤滑性が増したものとなるように
為される。樹脂を含浸された整形外科用の包帯に対する
この潤滑性は、周知の様式におけるストッキネット(1
7)に被せた包帯(16)の貼着を許容することにな
る。包帯(16)は、手袋で覆われた手による整形外科
用材料の容易に摺動可能な処理を許容するように成した
潤滑な表面を有する手袋(13)によって処理されると
同時に、その貼り合わせ可能な位置を維持するようにし
て自身に対して粘着することになる。
【0023】このようにして準備されると、キットは、
樹脂でコーティングされた包帯及びコーティングされた
1対の手袋を収容することになる。手袋は、濡れると包
帯に対して潤滑になるコーティングを有する。このよう
にして、樹脂に適合するコーティングを備えた手袋を有
するキットが準備され得るのである。
【0024】この発明の実施態様はつぎのとおりであ
る。
【0025】(1) 活性化は、前記シートを水で濡ら
すことによって引き起こされ、前記コーティングは、濡
れると潤滑になるように成した、請求項1に記載のキッ
ト。
【0026】(2) シート及び少なくとも1つの手袋
は、熱成形されたパッケージの内部に収容されるように
成した、上記実施態様第1項に記載のキット。
【0027】(3) シート及び少なくとも1つの手袋
を収容しているパッケージを更に含んで成り、硬化可能
な樹脂のコーティングを表面に有して活性化の後におい
て貼り合わせ可能であるように成したシートを収容する
少なくとも2つのパッケージが包含されているように成
した、上記実施態様第1項に記載のキット。
【0028】(4) a)少なくとも1対の前記手袋が
存在するように成し、 b)前記コーティングは、前記コーティングを欠いた前
記手袋よりも前記手袋を前記樹脂に対して潤滑にするよ
うに成した、請求項1に記載のキット。
【0029】(5) a)前記コーティングは、親水性
であるように成した、上記実施態様第4項に記載のキッ
ト。
【0030】(6) a)前記コーティングは、ポリビ
ニルピロリドンであるように成した、実施態様第5項に
記載のキット。
【0031】(7) 硬化可能な樹脂は、水への浸漬に
よって活性化され得るように成した、請求項2に記載の
キット。
【0032】(8) a)硬化可能な樹脂のコーティン
グを表面に有するシートは、シートを収容する内側容積
を画成するためにそれぞれの周辺の廻りにおいてヒート
シールされることになる上方壁部及び下方壁部を有する
パッケージの内部において準備されるように成し、 b)前記ヒートシールの一部は、パッケージに引裂き帯
域を準備するようにして前記ヒートシールの弱体化した
部分の対向側面において1対の開口部を画成するように
成した、請求項2に記載のキット。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキットの斜視図である。
【図2】当該キットの一部である整形外科用の包帯とし
て使用される樹脂でコーティングされた基質を収容して
いるパッケージを示している。
【図3】開放される図2のパッケージを示している。
【図4】本件出願の方法において使用される本発明のキ
ットの手袋を描写している。
【図5】手袋で被覆された手による材料を活性化させる
ことになる浴への整形外科用材料の浸漬を示している。
【図6】当該材料を貼着することになる患者の手足への
材料の巻回を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・グリーン アメリカ合衆国、07039 ニュージャー ジー州、リビングストン、イースト・シ ーダー・ストリート 120 (72)発明者 ヘンリー・ホリー アメリカ合衆国、08902 ニュージャー ジー州、ノース・ブランズウィック、ダ ーマンデイ・アベニュー 720 (72)発明者 ゼイル・オーサー アメリカ合衆国、02921 ロードアイラ ンド州、クランストン、パスチャアビュ ー・レーン 87 (56)参考文献 特開 昭62−87162(JP,A) 特表 昭63−500774(JP,A) 米国特許4589873(US,A) 仏国追加特許公開2644341(FR,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/04 A61L 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)硬化可能な樹脂のコーティングを表
    面に有して、活性化の後において貼り合わせ可能である
    ように成したシートと; b)手の部分、開いた袖口部分及び指の部分を有し、使
    用に際して活性化の後の前記樹脂に対して潤滑となる実
    質的に乾燥したコーティングをも表面において有するよ
    うに成した少なくとも1つの手袋を含んで成る、 整形外科用の包帯材料を準備するためのキット。
  2. 【請求項2】 a)内側容積を画成する熱成形されたパ
    ッケージと; b)硬化可能な樹脂のコーティングを表面に有して活性
    化の後において貼り合わせ可能であるように成した少な
    くとも1枚のシートを収容しているサブ・パッケージ
    と; c)それぞれが、手の部分、開いた袖口部分及び指の部
    分を有するエラストマー材料によって形成され、使用に
    際して活性化の後の前記樹脂に対して潤滑になる実質的
    に乾燥したコーティングを表面において準備されるよう
    に成した少なくとも1対の手袋とを含んで成る、 整形外科用の包装材料を準備するためのキット。
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